JP5382870B2 - 蓄圧式燃料噴射装置の制御装置及び制御方法並びに蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
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一方、リーク通路を有しない燃料噴射弁を用いた蓄圧式燃料噴射装置の場合であっても、高圧の燃料が保持される領域に備えられた種々の弁が閉じられているにも関らず、これらの弁の微細な隙間から高圧側の燃料の一部が低圧側にリークするため、レール圧が比較的短時間の間に噴射可能圧力を下回るおそれがある。
1.蓄圧式燃料噴射装置
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る蓄圧式燃料噴射装置50の全体構成を示している。この蓄圧式燃料噴射装置50は、車両に搭載された内燃機関40の気筒41内に燃料を噴射するための装置であって、燃料タンク1と、低圧ポンプ2と、高圧ポンプ5と、流量制御弁8と、コモンレール10と、圧力制御弁12と、燃料噴射弁13と、制御装置60等を主たる要素として備えている。
図2は、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置50を制御するための制御装置60のうち、アイドリングストップ制御に関連する部分を機能的なブロックで表した構成例を示している。
この制御装置60は、アイドリングストップ条件成立検出手段61と、再始動条件成立検出手段62と、目標レール圧演算手段64と、レール圧検出手段65と、燃料噴射弁制御手段68と、流量制御弁制御手段66と、圧力制御弁制御手段67等を備えている。制御装置60は、公知の構成からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各手段はマイクロコンピュータによるプログラムの実行によって実現される。
次に、上述した制御装置60によって実行される蓄圧式燃料噴射装置50の制御の一例について、図3のタイムチャートに基づいて具体的に説明する。
特に、低下させた後の電流値を、圧力制御弁を閉弁状態で維持可能な最小値とすることにより、バッテリーの消費を最小限に抑えることができる。
本発明の第2の実施の形態は、アイドリングストップ条件成立後に圧力制御弁12への通電電流値を低下させるタイミングが条件成立時から遅らされる例である。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置は、燃料噴射を停止し、圧力制御弁12を閉じている間は、レール圧が比較的維持されやすい構成となっている。
本実施形態において、アイドリングストップ条件成立後、圧力制御弁12への通電電流値を低下させるタイミングは、レール圧Prが噴射可能圧力Pr_injを下回ったときに設定されている。レール圧Prが噴射可能圧力Pr_injを下回ったときに通電電流値を低下させるようにすれば、レール圧Prが噴射可能圧力Pr_injを下回るまでの間に再始動条件が成立したときに限っては、内燃機関を速やかに再始動させることができる。
t1の時点までは、圧力制御弁12の通電電流値は目標レール圧Ptgtに応じてフィードバック制御され、t1の時点でアイドリングストップ条件が成立すると、内燃機関40への燃料噴射が停止させられる。また、このt1の時点以降、圧力制御弁12への通電電流値が、アイドリングストップ成立時の通電電流値で維持される。圧力制御弁12への通電電流値は、アイドリングストップ条件成立時の通電電流値よりも大きい値に変化させるようにしてもよい。
特に、低下させた後の電流値を、圧力制御弁を閉弁状態で維持可能な最小値とすることにより、バッテリーの消費を最小限に抑えることができる。
以上説明した蓄圧式燃料噴射装置の制御装置及び制御方法並びに蓄圧式燃料噴射装置の態様は、上述した例に限られず、種々の変形が可能である。
この場合、アイドリングストップ条件が成立してから所定時間が経過するまで、アイドリングストップ条件成立時の通電電流値以上の値の電流を通電することができる。これにより、例えば比較的レール圧を維持しやすい構成の蓄圧式燃料噴射装置では、アイドリングストップ条件成立後、所定時間の間は、再始動条件の成立によって速やかに内燃機関を再始動させることができるようになる。
Claims (6)
- 高圧ポンプによって圧送される燃料を蓄積するコモンレールと、前記コモンレール内の圧力を調節するための弁であって非通電状態で燃料通路を開放するノーマルオープン型の構造を有する圧力制御弁と、前記コモンレール内の圧力が所定の燃料噴射可能圧力以上であるときに燃料噴射が可能とされた燃料噴射弁と、を備えた蓄圧式燃料噴射装置を制御するための制御装置であって、内燃機関の自動停止及び再始動を行うアイドリングストップ制御を実行可能な蓄圧式燃料噴射装置の制御装置において、
所定のアイドリングストップ条件が成立したときに前記内燃機関を自動停止させるアイドリングストップ条件成立検出手段と、
前記内燃機関が自動停止状態にある間に所定の再始動条件が成立したときに前記内燃機関を再始動させる再始動条件成立検出手段と、
前記アイドリングストップ条件の成立後、前記圧力制御弁への通電電流値を、前記圧力制御弁を閉弁状態で維持することが可能な範囲で低下させる圧力制御弁制御手段と、
を備えることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置の制御装置。 - 前記低下させた後の通電電流値は、前記圧力制御弁を閉弁状態で維持することが可能な範囲の内の最小値であることを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置の制御装置。
- 前記圧力制御弁制御手段は、前記アイドリングストップ条件成立後、前記コモンレール内の圧力が前記噴射可能圧力未満となる時に、前記圧力制御弁への通電電流値を低下させることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄圧式燃料噴射装置の制御装置。
- 前記圧力制御弁制御手段は、前記アイドリングストップ条件成立後、前記燃料温度が所定値以上低下した時に、前記圧力制御弁への通電電流値を低下させることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄圧式燃料噴射装置の制御装置。
- 高圧ポンプによって圧送される燃料を蓄積するコモンレールと、前記コモンレール内の圧力を調節するための弁であって非通電状態で燃料通路を開放するノーマルオープン型の構造を有する圧力制御弁と、前記コモンレール内の圧力が所定の燃料噴射可能圧力以上であるときに燃料噴射が可能とされた燃料噴射弁と、を備えた蓄圧式燃料噴射装置を制御するための制御方法であって、内燃機関の自動停止及び再始動を行うアイドリングストップ制御を実行可能な蓄圧式燃料噴射装置の制御方法において、
所定のアイドリングストップ条件の成立後、前記圧力制御弁への通電電流値を、前記圧力制御弁を閉弁状態で維持することが可能な範囲で低下させることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置の制御方法。 - 高圧ポンプによって圧送される燃料を蓄積するコモンレールと、前記コモンレール内の圧力を調節するための弁であって非通電状態で燃料通路を開放するノーマルオープン型の構造を有する圧力制御弁と、前記コモンレール内の圧力が所定の燃料噴射可能圧力以上であるときに燃料噴射が可能とされた燃料噴射弁と、を備えた蓄圧式燃料噴射装置であって、内燃機関の自動停止及び再始動を行うアイドリングストップ制御を実行可能な制御装置を備えた蓄圧式燃料噴射装置において、
前記制御装置が、
所定のアイドリングストップ条件が成立したときに前記内燃機関を自動停止させるアイドリングストップ条件成立検出手段と、
前記内燃機関が自動停止状態にある間に所定の再始動条件が成立したときに前記内燃機関を再始動させる再始動条件成立検出手段と、
前記アイドリングストップ条件の成立後、前記圧力制御弁への通電電流値を、前記圧力制御弁を閉弁状態で維持することが可能な範囲で低下させる圧力制御弁制御手段と、
を備えることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
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