JP5306109B2 - 圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法並びに蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
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より具体的には、燃料の吐出流量が印加される電圧に応じて制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに燃料を圧送する高圧ポンプと、燃料を電動低圧ポンプから高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、高圧ポンプ、コモンレール及び燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を燃料タンク又は低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備えた内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置における、低圧燃料供給通路又はリターン通路に備えられた圧力センサの異常を検出するための圧力センサの異常診断装置において、電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加する印加電圧制御部と、燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量を検出する噴射流量検出部と、電動低圧ポンプに診断用電圧が印加された状態での吐出流量及び噴射流量に基づき、燃料タンクに戻される燃料の還流流量を算出する還流流量演算部と、算出された還流流量をもとに推定される、低圧燃料供給通路又はリターン通路内の圧力の推定値を、圧力センサによって検出される低圧燃料供給通路又はリターン通路内の圧力の検出値と比較することにより、圧力センサの異常の有無を判定する異常判定部と、を備えることを特徴とする圧力センサの異常診断装置が提供され、上述した問題を解決することができる。
より具体的には、燃料の吐出流量が印加される電圧に応じて制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに燃料を圧送する高圧ポンプと、燃料を電動低圧ポンプから高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、高圧ポンプ、コモンレール及び燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を燃料タンク又は低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備えた内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置における、低圧燃料供給通路又はリターン通路に備えられた圧力センサの異常を検出するための圧力センサの異常診断方法において、電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加し、診断用電圧が印加された状態での燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量と電動低圧ポンプの吐出流量とを用いて燃料タンクに還流するリターン燃料の還流流量を算出するとともに、還流流量をもとにリターン通路又は低圧燃料供給通路内の圧力の推定値を求め、圧力の推定値を圧力センサにより検出されるリターン通路又は低圧燃料供給通路内の圧力の検出値と比較することにより、圧力センサの異常の有無を判定することを特徴とする圧力センサの異常診断方法である。
より具体的には、燃料の吐出流量が印加される電圧に応じて制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに燃料を圧送する高圧ポンプと、燃料を電動低圧ポンプから高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、高圧ポンプ、コモンレール及び燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を燃料タンク又は低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備え、電動低圧ポンプが低圧燃料供給通路又はリターン通路に備えられた圧力センサのセンサ値に基づいてフィードバック制御される内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置において、電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加し、診断用電圧が印加された状態での燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量と電動低圧ポンプの吐出流量とを用いて燃料タンクに還流するリターン燃料の還流流量を算出するとともに、還流流量をもとにリターン通路又は低圧燃料供給通路内の圧力の推定値を求め、圧力の推定値を圧力センサにより検出されるリターン通路又は低圧燃料供給通路内の圧力の検出値と比較することにより、圧力センサの異常の有無を判定する異常診断装置を備えることを特徴とする内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置である。
また、このような圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法であれば、内燃機関が運転状態にあっても適時実行可能であるため、蓄圧式燃料噴射装置の制御系が完全にオフにされたときに異常診断が行われる場合と比較して、異常診断の実行頻度を増やすことが容易になる。したがって、圧力センサに生じた異常を早期に検知することができる。
1.蓄圧式燃料噴射装置
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる蓄圧式燃料噴射装置50の構成例を示している。この蓄圧式燃料噴射装置50は、車両のディーゼルエンジンの気筒内に燃料を噴射するための装置であり、燃料タンク1と、電動低圧ポンプ2と、フィルタ4と、高圧ポンプ5と、コモンレール10と、燃料噴射弁13等を主たる要素として備えている。
なお、電動低圧ポンプ2は、サブタンク1a内に設けられたインタンク式のポンプに限られるものではなく、吸入口がサブタンク1a内に設けられていれば電動低圧ポンプ2は燃料タンク1の外部に設けられるものであってもよい。
このようなオリフィスを有しない構成の蓄圧式燃料噴射装置であっても、第1のリターン通路30a自体の径が比較的小さい場合には、第1のリターン通路30a内の圧力が電動低圧ポンプ2の吐出流量の変化に伴って感度を示すため、第1のリターン通路30a内の圧力に基づく電動低圧ポンプ2のフィードバック制御が可能となる。
(1)全体構成
図2は、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置50の制御を行う制御装置40のうち、圧力センサ11の異常診断に関する部分を機能的なブロックで表した構成例を示している。制御装置40は、蓄圧式燃料噴射装置50に設けられたあらゆるセンサ等の情報だけでなく、燃料噴射量や噴射タイミング、回転数Ne等をはじめとする、内燃機関の運転状態に関する情報が読み込み可能になっている。
診断開始判定部61は、所定の診断開始条件が成立したか否かを判定し、診断開始条件が成立したときにポンプ駆動制御部63、還流流量演算部66、圧力推定部67及び異常判定部68に対して診断開始信号Sdを出力する。診断開始条件は制限されるものではないが、本実施形態では、燃料温度Tf及び冷却水温度Twがそれぞれ所定の範囲内であること、内燃機関の回転数Neが所定値以上であることが条件とされている。
圧力検出部62は、圧力センサ11のセンサ値S1を継続的に読み込み第1のリターン通路30a内の圧力の検出値Psensorを求める。
ポンプ駆動制御部63は、本発明における印加電圧制御部としての機能を有している。ポンプ駆動制御部63は、圧力センサ11の異常診断を実行しない状態においては、圧力センサ11によって検出される圧力の検出値Psensorが所定の基準値P0となるように、電動低圧ポンプ2に印加する電圧Vekpを制御し、電動低圧ポンプ2の吐出流量Fekpを調節する。圧力の基準値P0は、第1のリターン通路30aからのリターン燃料の流出によって、サブタンク1a外の燃料をサブタンク1a内に吸引導入することが可能な程度の吸引力を発生させることができる還流流量Freturnが得られるような圧力値に設定される。
レール圧制御部64は、内燃機関の回転数Neやアクセル操作量Acc等の情報をもとに目標レール圧Ptgtを算出するとともに、圧力検出部62で検出されるレール圧Psensorが目標レール圧Ptgtとなるように圧力制御弁12及び流量制御弁8のうちの少なくとも一方の制御を行う。レール圧の制御は、流量制御弁8を全開にするとともに圧力制御弁12を開閉制御してコモンレール10からの燃料排出量を調節したり、圧力制御弁12を全閉するとともに流量制御弁8を開閉制御してコモンレール10への高圧燃料の流量を調節したり、さらには、これらの排出量制御及び供給量制御を併用したりすることによって行われる。
燃料噴射弁制御部65は、本発明の噴射流量検出部としての機能を有している。燃料噴射弁制御部65は、内燃機関の回転数Neやアクセル操作量Acc、圧力検出部62で検出されるレール圧Psensor等の情報をもとに目標噴射量Qtgtを算出するとともに燃料噴射弁13への通電量及び通電時間等を求め、燃料噴射弁13の通電制御を行う。目標噴射量Qtgtは内燃機関の回転数Neやアクセル操作量Acc等の関係においてあらかじめ定められた演算式によって算出される。
還流流量演算部66は、診断開始信号Sdを受け取ると、診断期間中に燃料噴射弁13から噴射される燃料の噴射流量Finjに関する情報を読み込み、診断用電圧Vdigに応じた吐出流量Fekp0から噴射流量Finjを減算することにより、燃料タンク1に還流する燃料の還流流量Freturnを算出する。本実施形態では、高圧ポンプ5、コモンレール10及び燃料噴射弁13から流出する燃料がすべて燃料タンク1に戻されるように構成されているため、還流流量Freturnは、吐出流量Fekp0及び噴射流量Finjのみに依存している。したがって、吐出流量Fekp0から噴射流量Finjを減算することで還流流量Freturnを算出することが可能になっている。また、噴射流量Finjは、燃料噴射弁制御部65で算出される目標噴射量Qtgtに基づき得られる。
圧力推定部67は、診断開始信号Sdを受け取ると、還流流量演算部66で算出された還流流量Freturnを読み込み、この還流流量Freturnをもとに第1のリターン通路30a内の圧力を推定する。
圧力推定部67には、図3の破線で示すような還流流量Freturnと第1のリターン通路30a内の圧力との関係を示すマップ情報map1が予め格納されている。圧力推定部67は、このマップ情報map1を参照して、算出された還流流量Freturnをもとに、圧力センサ11が備えられた第1のリターン通路30a内の圧力の推定値Pestを求める。
異常判定部68は、診断開始信号Sdを受け取ると、圧力センサ11によって検出される圧力の検出値Psensorを読み込むとともに、圧力の検出値Psensorが求められた時点における圧力推定部67で推定された圧力の推定値Pestを読み込み、これらの圧力の検出値Psensor及び圧力の推定値Pestを用いて圧力センサ11の異常の有無の診断を行う。
次に、図2に示す本実施形態の制御装置40によって実行される圧力センサ11の異常診断方法の一例について、図4及び図5のフローに基づいて具体的に説明する。
電動低圧ポンプ2は、製造時の加工精度だけでなく、吐出側の圧力によってもその吐出流量Fekpが変化する特性を有しており、同じ値の診断用電圧Vdigを印加した場合であっても、吐出側の圧力に応じて電動低圧ポンプ2の吐出流量Fekpにバラツキが生じる場合がある。このような吐出流量Fekpのバラツキまで考慮して圧力センサ11の異常診断を実施したいのであれば、電動低圧ポンプ2の吐出側の圧力である低圧燃料供給通路18a〜18c内の圧力に基づいて、還流流量Freturnの演算に用いる吐出流量Fekp0を求めるようにしてもよい。
本発明の第2の実施の形態は、蓄圧式燃料噴射装置を構成するリターン通路のうち、コモンレールに接続された第2のリターン通路が、第1のリターン通路ではなく電動低圧ポンプとフィルタとの間の低圧燃料供給通路に連通している蓄圧式燃料噴射装置における第1のリターン通路に備えられた圧力センサの異常診断を実行可能な異常診断装置及び異常診断方法並びに蓄圧式燃料噴射装置である。
以下、本実施形態の圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法並びに蓄圧式燃料噴射装置について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
図6は、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置150の構成例を示している。この蓄圧式燃料噴射装置150において、コモンレール10に接続された第2のリターン通路30b´が第1のリターン通路30aではなく低圧燃料供給通路18aに接続されている。本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置150においても、圧力センサ11は第3のリターン通路30cの接続部分よりも下流側の第1のリターン通路30aに備えられている。
本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置150においても、第1のリターン通路30a及び第3のリターン通路30cであれば圧力センサ11の配置位置は特に制限されない。
本実施形態の制御装置40は、基本的に第1の実施の形態の制御装置と同様の演算部分を備えているものの、蓄圧式燃料噴射装置150の第2のリターン通路30b´の構成の違いから、還流流量演算部において還流流量Freturnを算出する際の演算方法が第1の実施の形態の制御装置での演算方法とは異なっている。
本発明の第3の実施の形態は、基本的な構成が第1の実施の形態の蓄圧式燃料噴射装置及び第2の実施の形態の蓄圧式燃料噴射装置と同様であるが、診断対象の圧力センサ11がリターン通路ではなく低圧燃料供給通路に備えられている蓄圧式燃料噴射装置における圧力センサの異常診断を実行可能な異常診断装置及び異常診断方法並びに蓄圧式燃料噴射装置である。
以下、本実施形態の圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法並びに蓄圧式燃料噴射装置について、第1の実施の形態又は第2の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
図7及び図8は、本実施形態にかかる蓄圧式燃料噴射装置250、251の構成例を示している。図7に示す蓄圧式燃料噴射装置250の基本的な構成は、圧力センサ11の配置位置以外は第1の実施の形態の蓄圧式燃料噴射装置と同様である。また、図8に示す蓄圧式燃料噴射装置251の基本的な構成は、圧力センサ11の配置位置以外は第2の実施の形態の蓄圧式燃料噴射装置と同様である。本実施形態において、診断対象である圧力センサ11は低圧燃料供給通路18aに備えられている。ただし、圧力センサ11は低圧燃料供給通路18a〜18cのどの位置に備えられていても構わない。
図7に示す蓄圧式燃料噴射装置250に備えられた制御装置40は、基本的に第1の実施の形態の制御装置と同様の演算部分を備えている。また、図8に示す蓄圧式燃料噴射装置251に備えられた制御装置40は、基本的に第2の実施の形態の制御装置と同様の演算部分を備えている。ただし、いずれの制御装置40も、圧力センサ11の配置位置に対応して、異常判定部における圧力の推定値の演算方法が第1の実施の形態及び第2の実施の形態の制御装置40とは異なっている。
Claims (12)
- 燃料の吐出流量が印加される電圧に応じて制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、前記燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに前記燃料を圧送する高圧ポンプと、前記燃料を前記電動低圧ポンプから前記高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、前記高圧ポンプ、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を前記燃料タンク又は前記低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備えた内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置における、前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路に備えられた圧力センサの異常を検出するための圧力センサの異常診断装置において、
前記電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加する印加電圧制御部と、
前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量を検出する噴射流量検出部と、
前記電動低圧ポンプに前記診断用電圧が印加された状態での前記吐出流量及び前記噴射流量に基づき、前記燃料タンクに戻される燃料の還流流量を算出する還流流量演算部と、
算出された前記還流流量をもとに推定される、前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路内の圧力の推定値を、前記圧力センサによって検出される前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路内の圧力の検出値と比較することにより、前記圧力センサの異常の有無を判定する異常判定部と、
を備えることを特徴とする圧力センサの異常診断装置。 - 前記リターン燃料がすべて前記燃料タンクに戻される場合に、
前記還流流量演算部は、前記吐出流量から前記噴射流量を減算することにより前記還流流量を算出することを特徴とする請求項1に記載の圧力センサの異常診断装置。 - 前記圧力センサが前記燃料タンクに連通するリターン通路に備えられている場合には、
前記異常判定部は、前記還流流量をもとに推定される前記燃料タンクに連通するリターン通路内の圧力の推定値を算出し、前記圧力の推定値と前記圧力の検出値との比較を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力センサの異常診断装置。 - 前記低圧燃料供給通路には、前記低圧燃料供給通路内の圧力と前記燃料タンクに連通する前記リターン通路内の圧力との差が所定の調圧値を上回ったときに開弁する圧力調整弁が備えられており、前記圧力センサが前記低圧燃料供給通路又は前記低圧燃料供給通路に連通するリターン通路に備えられている場合に、
前記異常判定部は、前記還流流量をもとに推定される前記燃料タンクに連通するリターン通路内の圧力に前記調圧値を加算して前記圧力の推定値を算出し、前記圧力の推定値と前記圧力の検出値との比較を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力センサの異常診断装置。 - 前記異常判定部は、前記還流流量が異なる状態での前記圧力の推定値及び前記圧力の検出値を複数求め、それぞれの前記圧力の推定値及び前記圧力の検出値の差分が予め規定された閾値以上であるときに前記圧力センサのオフセットドリフト異常を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧力センサの異常診断装置。
- 前記異常判定部は、それぞれ異なる前記還流流量で検出された複数の前記圧力の検出値をもとに前記還流流量に対する前記圧力の検出値の傾きを求め、前記還流流量に対する前記圧力の推定値の傾きと前記圧力の検出値の傾きとの差が予め規定された閾値以上であるときに前記圧力センサの傾きドリフト異常を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の圧力センサの異常診断装置。
- 前記還流流量演算部は、前記診断用電圧及び前記低圧燃料供給通路内の圧力に応じて求められる前記吐出流量を用いて前記還流流量を算出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の圧力センサの異常診断装置。
- 燃料の吐出流量が制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、前記燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに前記燃料を圧送する高圧ポンプと、前記燃料を前記電動低圧ポンプから前記高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、前記高圧ポンプ、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を前記燃料タンク又は前記低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備えた内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置における、前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路に備えられた圧力センサの異常を検出するための圧力センサの異常診断装置において、
前記電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加する印加電圧制御部と、
前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量を検出する噴射流量検出部と、
前記電動低圧ポンプに前記診断用電圧が印加された状態での前記吐出流量及び前記噴射流量に基づき、前記燃料タンクに戻される燃料の還流流量を算出する還流流量演算部と、
算出された前記還流流量をもとに推定される、前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路内の圧力の推定値を、前記圧力センサによって検出される前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路内の圧力の検出値と比較することにより、前記圧力センサの異常の有無を判定する異常判定部と、
を備えるとともに、
前記リターン燃料の一部が前記低圧燃料供給通路に戻される場合に、
前記還流流量演算部は、前記低圧燃料供給通路に戻される燃料の流量を算出するとともに、前記吐出流量から前記噴射流量及び前記低圧燃料供給通路に戻される燃料の流量を減算することにより前記還流流量を算出することを特徴とする圧力センサの異常診断装置。 - 燃料の吐出流量が印加される電圧に応じて制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、前記燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに前記燃料を圧送する高圧ポンプと、前記燃料を前記電動低圧ポンプから前記高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、前記高圧ポンプ、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を前記燃料タンク又は前記低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備えた内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置における、前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路に備えられた圧力センサの異常を検出するための圧力センサの異常診断方法において、
前記電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加し、前記診断用電圧が印加された状態での前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量と前記電動低圧ポンプの前記吐出流量とを用いて前記燃料タンクに還流するリターン燃料の還流流量を算出するとともに、前記還流流量をもとに前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の推定値を求め、前記圧力の推定値を前記圧力センサにより検出される前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の検出値と比較することにより、前記圧力センサの異常の有無を判定することを特徴とする圧力センサの異常診断方法。 - 燃料の吐出流量が制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、前記燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに前記燃料を圧送する高圧ポンプと、前記燃料を前記電動低圧ポンプから前記高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、前記高圧ポンプ、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を前記燃料タンク又は前記低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備えた内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置における、前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路に備えられた圧力センサの異常を検出するための圧力センサの異常診断方法において、
前記電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加し、前記診断用電圧が印加された状態での前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量と前記電動低圧ポンプの前記吐出流量とを用いて前記燃料タンクに還流するリターン燃料の還流流量を算出するとともに、前記還流流量をもとに前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の推定値を求め、前記圧力の推定値を前記圧力センサにより検出される前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の検出値と比較することにより、前記圧力センサの異常の有無を判定するとともに、
前記リターン燃料の一部が前記低圧燃料供給通路に戻される場合に、
前記低圧燃料供給通路に戻される燃料の流量を算出するとともに、前記吐出流量から前記噴射流量及び前記低圧燃料供給通路に戻される燃料の流量を減算することにより前記還流流量を算出することを特徴とする圧力センサの異常診断方法。 - 燃料の吐出流量が印加される電圧に応じて制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、前記燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに前記燃料を圧送する高圧ポンプと、前記燃料を前記電動低圧ポンプから前記高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、前記高圧ポンプ、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を前記燃料タンク又は前記低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備え、前記電動低圧ポンプが前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路に備えられた圧力センサのセンサ値に基づいてフィードバック制御される内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置において、
前記電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加し、前記診断用電圧が印加された状態での前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量と前記電動低圧ポンプの前記吐出流量とを用いて前記燃料タンクに還流するリターン燃料の還流流量を算出するとともに、前記還流流量をもとに前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の推定値を求め、前記圧力の推定値を前記圧力センサにより検出される前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の検出値と比較することにより、前記圧力センサの異常の有無を判定する異常診断装置を備えることを特徴とする内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置。 - 燃料の吐出流量が制御可能であり燃料タンク内の燃料を圧送する電動低圧ポンプと、前記燃料を加圧するとともに複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに前記燃料を圧送する高圧ポンプと、前記燃料を前記電動低圧ポンプから前記高圧ポンプの加圧室に導く低圧燃料供給通路と、前記高圧ポンプ、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁のうちの少なくとも一つから流出するリターン燃料を前記燃料タンク又は前記低圧燃料供給通路に戻すためのリターン通路と、を備え、前記電動低圧ポンプが前記低圧燃料供給通路又は前記リターン通路に備えられた圧力センサのセンサ値に基づいてフィードバック制御される内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置において、
前記電動低圧ポンプに所定の診断用電圧を印加し、前記診断用電圧が印加された状態での前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射流量と前記電動低圧ポンプの前記吐出流量とを用いて前記燃料タンクに還流するリターン燃料の還流流量を算出するとともに、前記還流流量をもとに前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の推定値を求め、前記圧力の推定値を前記圧力センサにより検出される前記リターン通路又は前記低圧燃料供給通路内の圧力の検出値と比較することにより、前記圧力センサの異常の有無を判定するとともに、
前記リターン燃料の一部が前記低圧燃料供給通路に戻される場合に、
前記低圧燃料供給通路に戻される燃料の流量を算出するとともに、前記吐出流量から前記噴射流量及び前記低圧燃料供給通路に戻される燃料の流量を減算することにより前記還流流量を算出する異常診断装置を備えることを特徴とする内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置。
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