JP2006002698A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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【課題】 インジェクタの経時変化等によってリーク圧力が上昇すると、目標噴射量に対して実噴射量が増加し、排気悪化、エンジントルク変動等の不具合が生じる。
【解決手段】 インジェクタ3に近いリーク配管7にリーク圧力を検出する圧力センサ25を取り付ける。ECU5は、検出されたリーク圧力を平均化し、その値が閾値より大きい場合に、平均化したリーク圧力に基づいて目標噴射期間を減らす補正を実施する。これによって、リーク圧力が上昇しても、インジェクタ3から噴射される実噴射量を、現運転状態に応じた目標噴射量に一致させることができ、排気悪化、エンジントルク変動等を抑えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インジェクタに供給される高圧燃料の一部を低圧側へリークするタイプのインジェクタを搭載した燃料噴射装置に関する。
燃料噴射装置として、インジェクタに供給される高圧燃料の一部を低圧側へリークするタイプが知られている(例えば、特許文献1参照)。
インジェクタから低圧側へリークされた燃料圧力(リーク圧力:LP)は、インジェクタの作動に影響を与える。
具体的な一例を示すと、制御室の内圧を電動弁(例えば、電磁弁)で制御することで噴射制御を実施する2ウェイバルブタイプのインジェクタにおいては、電動弁のバルブの動きがリーク圧力(LP)の影響を受ける。リーク圧力(LP)が上昇すると、バルブが制御室の排出通路を閉じる際のバルブの閉弁速度が遅くなるため、実質的な開弁期間(噴射期間)が延び、インジェクタから噴射される実噴射量(Q’)が目標噴射量(Q)より増加してしまう。実噴射量(Q’)が目標噴射量(Q)より増加すると、排気ガスの悪化(スモーク等)、エンジン出力の増加等の不具合が生じてしまう。
ここで、インジェクタは、予め規定の範囲内にリーク量(所定時間内におけるリーク量:LQ)が納まるように製造されている。しかし、インジェクタは、摺動部や閉塞部の摩耗等の経時変化により、リーク量(LQ)が増加する傾向がある(図3参照)。
リーク量(LQ)が増加すると、そのリーク量(LQ)の増加に応じてリーク圧力(LP)も上昇する(図3参照)。
そして、リーク圧力(LP)が上昇すると、上述したように、目標噴射量(Q)に対して実噴射量(Q’)が増加してしまう(図3参照)。
このように、従来では、インジェクタの経時変化によるリーク量(LQ)の増加に伴うリーク圧力(LP)の上昇によって、実噴射量(Q’)が増加する不具合があった。
一方、リーク圧力(LP)の上昇を抑える手段として、インジェクタのリーク燃料を燃料タンクへ戻すリーク配管の取り回しを変更して、リーク燃料をスムーズに燃料タンクへ戻すことでリーク圧力(LP)の上昇を防ぐことが提案されている。しかし、実際問題としては、エンジンルーム内等は狭く、リーク配管の設計の自由度は小さいため、リーク配管の取り回しでリーク圧力(LP)を十分に下げることができない場合も多い。
特開昭62−258160号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インジェクタのリーク圧力(LP)を検出し、そのリーク圧力(LP)に応じてインジェクタの噴射量または噴射期間を補正することで、インジェクタから噴射される実噴射量(Q’)を目標噴射量(Q)に一致させる燃料噴射装置の提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段を採用する燃料噴射装置は、リーク圧力検出手段で検出されたリーク圧力(LP)に基づいてインジェクタから噴射される噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正するものである。
このように、リーク圧力(LP)に基づいて噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正することにより、インジェクタから噴射される噴射量を適正に保つことができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段を採用する燃料噴射装置は、平均化されたリーク圧力(LP)に基づいて噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正するものである。
このように、リーク圧力(LP)を平均化することにより、リーク圧力(LP)の変動による補正誤差を抑えることができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段を採用する燃料噴射装置は、リーク圧力(LP)が予め設定されたリーク圧力閾値(Ls)を超えた場合、リーク圧力(LP)に基づいて噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正するものである。
即ち、請求項3の手段の燃料噴射装置は、リーク圧力(LP)が実噴射量(Q’)に影響を与えない範囲(リーク圧力>リーク閾値)では補正を行わないため、制御装置の演算負荷を軽減することができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段を採用する燃料噴射装置のインジェクタは、制御室の圧力を電動弁で制御することで噴射制御を行うもので、制御室の排出通路を開閉する電動弁のバルブがリーク燃料中に配置されるものである。
このように、バルブがリーク圧力(LP)の影響を受ける場合でも、リーク圧力(LP)に基づいて噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正することにより、インジェクタから噴射される噴射量を適正に保つことができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5の手段を採用する燃料噴射装置のリーク圧力検出手段は、インジェクタから燃料タンクへリーク燃料を戻すリーク配管に取り付けられて、そのリーク配管内のリーク圧力(LP)を検出する圧力センサである。
リーク配管には、インジェクタに比較して圧力センサを容易に組付けることができる。 特に、上記請求項4の手段と組み合わされ、制御室の排出通路を開閉する電動弁のバルブがリーク燃料中に配置される場合、バルブが配置されるバルブ室のリーク圧力(LP)を直接的に検出したくても、インジェクタにはスペースの制約上、圧力センサを取り付けることが困難であるが、請求項5の手段を採用してリーク配管に圧力センサを取り付けることで、バルブ室のリーク圧力(LP)を間接的に検出することができる。
最良の形態の燃料噴射装置は、燃料を噴射するインジェクタと、運転状態に応じてインジェクタの噴射量を求め、その噴射量に基づいてインジェクタを制御する制御装置とを備え、インジェクタに供給される高圧燃料の一部を低圧側へリークするものである。
この燃料噴射装置は、インジェクタのリーク圧力(LP)を検出するリーク圧力検出手段を備える。また、制御装置は、リーク圧力検出手段で検出されたリーク圧力(LP)に基づいてインジェクタから噴射される噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正する補正手段を備える。
(実施例1の構成)
本発明をコモンレール式燃料噴射装置に適用した実施例1を図1〜図4を参照して説明する。
コモンレール式燃料噴射装置の構成を図1を参照して説明する。
コモンレール式燃料噴射装置は、例えばディーゼルエンジン(以下、エンジン)1に燃料噴射を行うシステムであり、コモンレール2、インジェクタ3、サプライポンプ4、ECU5(エンジン・コントロール・ユニットの略:制御装置に相当する)等から構成される。
エンジン1は、吸入・圧縮・爆発・排気の各工程を連続して行う気筒を複数備えたものであり、図1では一例として4気筒エンジンを示すが、他の気筒数のエンジンであっても良い。
(コモンレール2の説明)
コモンレール2は、インジェクタ3に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧容器であり、高圧に加圧されたコモンレール圧力(インジェクタ3への燃料供給圧:PC)が蓄圧されるように燃料配管(高圧燃料流路)6を介して高圧燃料を圧送するサプライポンプ4の吐出口と接続されている。
なお、インジェクタ3からのリーク燃料は、リーク配管(燃料還流路)7を経て燃料タンク8に戻される。
また、コモンレール2から燃料タンク8へのリリーフ配管(燃料還流路)9には、プレッシャリミッタ11が取り付けられている。このプレッシャリミッタ11は圧力安全弁であり、コモンレール圧力(PC)が限界設定圧を超えた際に開弁して、コモンレール圧力(PC)を限界設定圧以下に抑える。
(インジェクタ3の説明)
インジェクタ3は、エンジン1の各気筒毎に搭載されて燃料を各気筒内に噴射供給するものであり、コモンレール2より分岐する複数の高圧燃料配管10の下流端に接続されて、コモンレール2に蓄圧された高圧燃料を各気筒に噴射供給する。なお、インジェクタ3の構造および作動は後述する。
(サプライポンプ4の説明)
サプライポンプ4は、コモンレール2へ高圧燃料を圧送する燃料ポンプであり、燃料タンク8内の燃料をサプライポンプ4へ吸引するフィードポンプと、このフィードポンプによって吸い上げられた燃料を高圧に圧縮してコモンレール2へ圧送する高圧ポンプとを搭載しており、フィードポンプおよび高圧ポンプは共通のカムシャフト12によって駆動される。なお、このカムシャフト12は、図1に示されるように、エンジン1のクランク軸13等によって回転駆動されるものである。
また、サプライポンプ4には、高圧ポンプに吸引される燃料の量を調整する流入調量弁(以下、SCV)14が搭載されており、このSCV14がECU5によって調整されることにより、コモンレール圧力PCが調整されるようになっている。
(ECU5の説明)
ECU5には、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROM、スタンバイRAMまたはEEPROM、RAM等のメモリ)、入力回路、出力回路、電源回路、インジェクタ駆動回路およびポンプ駆動回路等の機能を含んで構成されている周知構造のマイクロコンピュータが設けられている。そして、ECU5に読み込まれたセンサ類の信号(エンジンパラメータ:乗員の運転状態、エンジン1の運転状態等に応じた信号)に基づいて各種の演算処理を行うようになっている。なお、インジェクタ駆動回路、ポンプ駆動回路などの駆動回路は、EDU(エレクトリック・ドライブ・ユニットの略)としてECU5とは別に配置したものであっても良い。
ECU5に接続されるセンサ類には、図1に示すように、アクセル開度(ACCP)を検出するアクセルセンサ21、エンジン回転数(NE)を検出する回転数センサ22、エンジン1の冷却水温度(THW)を検出する水温センサ23、コモンレール圧力(PC)を検出するコモンレール圧力センサ24等がある。
次に、ECU5の演算制御を説明する。
ECU5は、燃料の各噴射毎に、運転状態に基づいてインジェクタ3を制御する手段として、噴射量決定手段、噴射時期決定手段、噴射期間決定手段の機能を備える。
噴射量決定手段は、エンジン回転数(NE)とアクセル開度(ACCP)とに対応して設定された基本噴射量に、エンジン1の冷却水温度(THW)等を考慮した噴射補正量を加味して目標噴射量(Q)を算出するものである。
噴射時期決定手段は、目標噴射量(Q)とエンジン回転数(NE)とに基づいて、エンジン1の各気筒毎の目標噴射タイミング(T)を算出するものである。
噴射期間決定手段は、目標噴射量(Q)とコモンレール圧力センサ24から読み込まれたコモンレール圧力(PC)とから、インジェクタ3の通電時間(目標噴射期間:TQ)を算出するものである。
ECU5は、サプライポンプ4のSCV14を制御する手段として、燃料圧力決定手段、吐出量制御手段の機能を備える。
燃料圧力決定手段は、エンジン回転数(NE)とアクセル開度(ACCP)に基づいて目標コモンレール圧力(PFIN)を算出するものである。
吐出量制御手段は、コモンレール圧力(PC)と目標コモンレール圧力(PFIN)の偏差(ΔP)に基づいて、サプライポンプ4のSCV14に印加するSCV駆動電流値をフィードバック制御するものである。
(インジェクタ3の構造)
インジェクタ3の基本構造を図2を参照して説明する。
インジェクタ3は、コモンレール2から供給される高圧燃料をエンジン1の気筒内に噴射するものであり、コモンレール圧力PCが流入通路31(インオリフィスが配置された燃料通路)を介して与えられるとともに、排出通路32(アウトオリフィスが配置された燃料通路)を介して排圧される制御室33を具備し、排出通路32を電磁弁34(電動弁の一例)によって開閉して、制御室圧力(制御室33内の圧力)が開弁圧力に低下するとニードル35が上昇して燃料を噴射するノズル36を有する。
インジェクタ3のハウジング37(例えば、ノズルホルダ)には、コマンドピストン38を上下方向(ニードル35の開閉弁方向)に摺動自在に支持するシリンダ41、コモンレール2から供給された高圧燃料をノズル36側および流入通路31側へ導く高圧燃料通路42、および高圧燃料を低圧側へ排出する排圧燃料通路43等が形成されている。
コマンドピストン38は、シリンダ41内に挿入され、プレッシャピン44を介してニードル35に連接されている。
プレッシャピン44は、コマンドピストン38とニードル35との間に介在され、プレッシャピン44の周囲には、ニードル35を下方(閉弁方向)へ付勢するスプリング45が配置されている。
制御室33は、シリンダ41の上側(電磁弁34側)に形成され、コマンドピストン38の上下移動に応じて容積が変化する。
流入通路31は、高圧燃料通路42から供給される高圧燃料を減圧する入口側の燃料絞りであり、高圧燃料通路42と制御室33は流入通路31を介して連通する。
排出通路32は、制御室33の上側に形成され、制御室33から排圧燃料通路43(低圧側)に排出される燃料を絞る出口側の燃料絞りであり、制御室33と排圧燃料通路43は排出通路32を介して連通する。
電磁弁34は、通電(ON)されると電磁力を発生するソレノイド46と、このソレノイド46の発生する電磁力によって上方(開弁方向)へ吸引されるバルブ47と、バルブ47を下方(閉弁方向)へ付勢するリターンスプリング48とを備える。
ソレノイド46がOFFの状態では、バルブ47がリターンスプリング48の付勢力によって下方へ押し付けられ、バルブ47(例えば、バルブ47の先端に設けられた図示しないボール弁)が排出通路32を塞ぐ。ソレノイド46がONの状態では、ソレノイド46の発生する電磁力によってバルブ47はリターンスプリング48の付勢力に抗して上方に移動して排出通路32が開かれる。
このバルブ47が配置されるバルブ室47a内は、排出通路32から排出されるリーク燃料で満たされる。即ち、バルブ47は、リーク圧力(LP)の影響を受ける構造になっている。
インジェクタ3のハウジング37(例えば、ノズルボディ)には、ニードル35を上下方向(開閉方向)へ摺動自在に支持する摺動孔51と、高圧燃料通路42に連通しており、ニードル35の外周に環状に設けられたノズル室52と、ニードル35が閉弁時に着座する円錐状の弁座53と、高圧燃料を噴射するための複数の噴孔54とが形成されている。この噴孔54は、ニードル35と弁座53とが着座時に当接する着座シートより内側に穿設され、ニードル35が弁座53に着座した際に閉塞される。
ニードル35は、摺動孔51に保持される摺動軸部35aと、この摺動軸部35aの下部に形成される受圧面35bと、この受圧面35bより下方へ伸びる小径軸状のシャフト35cと、弁座53に着座および離座して噴孔54を開閉する円錐弁35dとから構成され、摺動軸部35aがノズル室52と低圧側(プレッシャピン44の周囲)との間をシールしながら軸方向へ往復動可能に設けられている。
(インジェクタ3の作動)
ECU5がインジェクタ3に噴射パルスを与えると、インジェクタ駆動回路が電磁弁34の通電を開始する。すると、ソレノイド46がバルブ47を吸引し、そのバルブ47がリフトアップを開始すると、排出通路32が開いて、流入通路31で減圧された制御室33の圧力が低下を開始する。
制御室33の圧力が開弁圧力以下に低下すると、ニードル35が上昇を開始する。ニードル35が弁座53から離座すると、ノズル室52と噴孔54とが連通し、ノズル室52に供給された高圧燃料が噴孔54から噴射する。
ニードル35の上昇に従い、噴射率が上昇する。なお、上昇噴射率が最大噴射率に到達すると、それ以上噴射率は上昇しない。
ECU5がインジェクタ3に与えていた噴射パルスを停止すると、インジェクタ駆動回路が電磁弁34の通電を停止する。すると、ソレノイド46がバルブ47の吸引を停止して、そのバルブ47がリフトダウンを開始する。そして、電磁弁34のバルブ47が排出通路32を閉じると、制御室33の圧力が上昇を開始する。制御室33の圧力が閉弁圧力以上まで上昇すると、ニードル35が下降を開始する。
ニードル35が下降して弁座53に着座すると、ノズル室52と噴孔54の連通が遮断されて、噴孔54からの燃料噴射が停止する。
(実施例1の背景)
ECU5は、上述したように、燃料の各噴射毎に、現運転状態に応じたインジェクタ3の目標噴射量(Q)と目標噴射タイミング(T)を求め、その目標噴射タイミング(T)から、目標噴射期間(TQ)に亘ってインジェクタ3から燃料が噴射するように、電磁弁34に噴射パルスを与える制御を実施する。
ここで、上述したインジェクタ3を搭載するコモンレール式燃料噴射装置は、インジェクタ3に供給された高圧燃料の一部が低圧側へリークする。
インジェクタ3におけるリーク燃料は、電磁弁34のバルブ47が排出通路32を開き、排出通路32から低圧側へリークする「動リーク燃料」と、電磁弁34のバルブ47が排出通路32を閉じた状態でインジェクタ3内の摺動部(コマンドピストン38とシリンダ41の間、ニードル35の摺動軸部35aと摺動孔51の間)や閉塞部(バルブ47が排出通路32を閉じる部分)を介して低圧側へリークする「静リーク燃料」とからなり、動リーク燃料と静リーク燃料は、インジェクタ3内で合流し、リーク配管7を通って燃料タンク8へ戻される。
インジェクタ3内で低圧側へリークしたリーク燃料の圧力(リーク圧力:LP)は、インジェクタ3の作動に影響を与える。
具体的に、上述したように、電磁弁34のバルブ47は、リーク燃料が満たされるバルブ室47a内に配置される構造であるため、バルブ47の動きがリーク圧力(LP)の影響を受ける。リーク圧力(LP)が上昇すると、燃料の粘性が高くなった場合と同様の現象が生じ、バルブ47の開弁速度と閉弁速度が遅くなる。このとき、バルブ47の開弁遅延は僅かであるが、バルブ47の閉弁遅延が大きいため、噴射停止が遅れてしまい、実質的な噴射期間が目標噴射期間(TQ)よりも長くなる。この結果、インジェクタ3から噴射される実噴射量(Q’)が目標噴射量(Q)より増加してしまう。
ここで、図3を参照して、インジェクタ3の経時変化に対するリーク圧力変化について説明する。
インジェクタ3のリーク量(LQ)は、予め規定の範囲内に納まるように製造されている。しかし、インジェクタ3は、摺動部や閉塞部の摩耗等の経時変化により、リーク量(LQ)が増加する傾向がある。
リーク量(LQ)が増加すると、そのリーク量(LQ)の増加に応じてリーク圧力(LP)も上昇する。
そして、リーク圧力(LP)が上昇すると、上述したように、実質的な噴射期間が目標噴射期間(TQ)よりも延び、インジェクタ3から噴射される実噴射量(Q’)が目標噴射量(Q)より増加してしまう。
このように、インジェクタ3の経時変化によるリーク量(LQ)の増加に伴うリーク圧力(LP)の上昇によって、実噴射量(Q’)が目標噴射量(Q)より増加する不具合が生じる。
(実施例1の特徴)
上記の不具合を解決するために、本実施例のコモンレール式燃料噴射装置には、インジェクタ3のリーク圧力(LP)を検出するリーク圧力検出手段が設けられるとともに、ECU5には検出されたリーク圧力(LP)に基づいて目標噴射期間(TQ)を補正することで、インジェクタ3から噴射される噴射量を補正する補正手段の機能(プログラム)が設けられている。
上述したように、バルブ室47aのリーク圧力(LP)の影響によって実噴射量(Q’)が変動するため、バルブ室47a内の圧力をモニターする要求がある。しかし、軽量小型化が要求されるインジェクタ3にリーク圧力(LP)を測定する圧力センサ25を搭載するのは困難である。そこで、この実施例では、各インジェクタ3から燃料タンク8へリーク燃料を戻すリーク配管7に圧力センサ25を取り付け、リーク配管7内のリーク圧力(LP)をバルブ室47aのリーク圧力(LP)の代用として用いる。なお、リーク配管7に対する圧力センサ25の取付位置は、インジェクタ3に近い側が好ましい。
補正手段は、リーク圧力平均化手段、閾値判定手段、補正期間算出手段、補正期間反映手段を備える。
リーク圧力平均化手段は、エンジンの運転中にリーク圧力(LP)を圧力センサ25から常時読み込み、一定時間における平均値のリーク圧力(LP)を算出し、リーク圧力(LP)の変動を安定化させるものである。
閾値判定手段は、リーク圧力平均化手段で平均化されたリーク圧力(LP)が、予め設定されたリーク圧力閾値(Ls)を超えたか否かを判定するものである(後述するステップS1参照)。
なお、リーク圧力閾値(Ls)は、リーク圧力(LP)の影響によって実噴射量(Q’)が増加を開始する圧力値であり、リーク配管7の取り回しの影響等、実験データ等より設定される値である。
補正期間算出手段は、リーク圧力(LP)がリーク圧力閾値(Ls)を超えたと閾値判定手段が判定した場合に、リーク圧力(LP)とリーク圧力閾値(Ls)の差(ΔL)と、ECU5に記憶されたマップ(あるいは演算式)に基づいて、リーク圧力(LP)の上昇による実噴射量(Q’)の増加分を差し引いた補正期間(ΔTQ)を算出するものである(後述するステップS2参照)。
ここで、補正期間算出手段による補正期間(ΔTQ)の算出の具体例を説明する。
補正期間算出手段は、噴射量予測手段、補正値算出手段を備える。
噴射量予測手段を、図4中の説明図Aを参照して説明する。噴射量予測手段は、リーク圧力(LP)と予測される噴射量(予測噴射量:Q”)の相関マップを用い、リーク圧力(LP)から、予測噴射量(Q”)を予測するものである。なお、図4中の符号(ΔQ)は、予測噴射量(Q”)と目標噴射量(Q)の差(変化量)である。
補正値算出手段を図4中の説明図Bを参照して説明する。補正値算出手段は、目標噴射量(Q)に応じた目標噴射期間(TQ)を求めるTQ−Q相関マップを用い、予測噴射量(Q”)に対応した予測噴射期間(TQ”)から、目標噴射量(Q)に対応した目標噴射期間(TQ)を差し引いて補正期間(ΔTQ)を求めるものである。
補正期間反映手段は、上述した噴射期間決定手段で算出した目標噴射期間(TQ)から、補正期間算出手段で算出した補正期間(ΔTQ)を差し引いて、目標噴射期間(TQ)を補正するものである(後述するステップS3参照)。具体的に、図4中の説明図Cに示すように、目標噴射期間(TQ)から補正期間(ΔTQ)を減算することで、インジェクタ3に与えられる駆動パルスの停止時期を補正期間(ΔTQ)だけ短くするものである。
次に、リーク圧力(LP)に基づいて目標噴射期間(TQ)を補正する制御例を、図4のフローチャートを参照して説明する。
リーク圧力(LP)に基づいて目標噴射期間(TQ)を補正する制御ルーチンに侵入すると(スタート)、まずステップS1において、リーク圧力平均化手段で平均化されたリーク圧力(LP)が、リーク圧力閾値(Ls)を超えているか否かの判断を行う。
このステップS1の判断結果がNOの場合は、リーク圧力(LP)が噴射量に影響を与えないと判断して、この制御ルーチンを終了する(エンド)。
ステップS1の判断結果がYESの場合は、リーク圧力(LP)が噴射量に影響を与えると判断して、ステップS2においてリーク圧力(LP)に基づく補正期間(ΔTQ)を算出する(上述した補正期間算出手段における噴射量予測手段、補正値算出手段の作動)。
次に、ステップS3において、目標噴射期間(TQ)を補正期間(ΔTQ)で補正し(TQ−ΔTQ)、インジェクタ3に与えられる駆動パルスの停止時期を補正期間(ΔTQ)だけ短くし(補正期間反映手段の作動)、この制御ルーチンを終了する(エンド)。
(実施例1の効果)
この実施例1のコモンレール式燃料噴射装置は、上述したように、各インジェクタ3の噴射毎に、平均化されたリーク圧力(LP)が噴射量に影響を与えるか否かを判断し、平均化されたリーク圧力(LP)が噴射量に影響を与えると判断した場合に、平均化されたリーク圧力(LP)に基づき、リーク圧力(LP)による噴射の変化量を相殺するように、目標噴射期間(TQ)を補正するものである。
このように、インジェクタ3の噴射毎に平均化されたリーク圧力(LP)に基づいて目標噴射期間(TQ)を補正することにより、各インジェクタ3から噴射される実噴射量(Q’)を、現運転状態に応じた目標噴射量(Q)に一致させることができる。これによって、リーク圧力(LP)の変動による排気ガスの悪化(スモークの発生やパティキュレートの増加等)を防ぐとともに、エンジン出力の増加等の不具合を防ぐことができる。
また、リーク圧力(LP)の上昇を抑える手段として、リーク配管7の取り回しを工夫して、リーク燃料をスムーズに燃料タンク8へ戻すことでリーク圧力(LP)の上昇を防ぐことが従来より提案されているが、エンジンルーム内等は狭く、リーク配管7の取り回しの自由度が少ないため、リーク配管7の取り回しでリーク圧力(LP)を十分に下げることが困難な場合も多い。
これに対し、この実施例1は、リーク圧力(LP)に基づき、リーク圧力(LP)による噴射の変化量を相殺するように、目標噴射期間(TQ)を補正するため、リーク配管7の取り回しの制約からリーク圧力(LP)が上昇する構造であっても、各インジェクタ3から噴射される実噴射量(Q’)を、現運転状態に応じた目標噴射量(Q)に一致させることができる。これによって、コモンレール式燃料噴射装置の車両の搭載性が向上する。
ここで、サプライポンプ4には、サプライポンプ4内でオーバーフローした余剰燃料(オーバーフロー燃料)を燃料タンク8へ戻すオーバーフロー配管61を設ける場合がある。この場合、オーバーフロー配管61をリーク配管7に接続し、オーバーフロー燃料を、オーバーフロー配管61→リーク配管7を介して燃料タンク8へ戻す構造がある。その場合、従来では、オーバーフロー燃料の圧力がインジェクタ3のリーク圧力(LP)に影響を与えないように、リーク配管7とオーバーフロー配管61との接続部を、インジェクタ3のリーク位置より下流側に限定している。しかし、車両の構造等により、リーク配管7とオーバーフロー配管61との接続部を、インジェクタ3のリーク位置より下流側に設けることが困難な場合もある。
これに対し、この実施例1は、リーク圧力(LP)に基づき、リーク圧力(LP)による噴射の変化量を相殺するように、目標噴射期間(TQ)を補正するため、オーバーフロー燃料の圧力がインジェクタ3のリーク圧力(LP)に影響を与える場合でも、各インジェクタ3から噴射される実噴射量(Q’)を、現運転状態に応じた目標噴射量(Q)に一致させることができる。これによって、コモンレール式燃料噴射装置の車両の搭載性が向上する。
バルブ47が配置されるバルブ室47aのリーク圧力(LP)を直接的に検出したくても、インジェクタ3の構造上の制約から、インジェクタ3に圧力センサ25を取り付けることが困難である場合が多い。しかし、リーク配管7は、インジェクタ3に比較して、圧力センサ25を容易に取り付けることができる。そして、リーク配管7に圧力センサ25を取り付けることで、バルブ室47aのリーク圧力(LP)を間接的に検出することができる。
この実施例1は、圧力センサ25で検出したリーク圧力(LP)をリーク圧力平均化手段で平均化し、平均化されたリーク圧力(LP)に基づいて目標噴射期間(TQ)を補正するため、リーク圧力(LP)の変動による補正誤差を抑えることができる。
この実施例1は、リーク圧力(LP)が予め設定されたリーク圧力閾値(Ls)を超えた場合にのみ、リーク圧力(LP)に基づいて目標噴射期間(TQ)を補正するものである。即ち、リーク圧力(LP)が実噴射量(Q’)に影響を与えない範囲(リーク圧力>リーク閾値)では補正を行わないため、ECU5の演算負荷を下げることができる。
[変形例]
上記の実施例では、リーク圧力(LP)から予測噴射量(Q”)を求め、目標噴射量(Q)に対する目標噴射期間(TQ)と、予測噴射量(Q”)に対する予測噴射期間(TQ”)とを求め、目標噴射期間(TQ)と予測噴射期間(TQ”)の差から補正期間(ΔTQ)を求める例を示した。
これに対し、リーク圧力(LP)がリーク圧力閾値(Ls)を超えた場合、リーク圧力(LP)とリーク圧力閾値(Ls)の差(ΔL)から補正期間(ΔTQ)を求めても良い。
あるいは、予測噴射量(Q”)と目標噴射量(Q)の差(ΔQ)から補正期間(ΔTQ)を求めても良い。
上記の実施例では、リーク圧力(LP)に基づいて目標噴射期間(TQ)を補正する例を示したが、リーク圧力(LP)に基づいて目標噴射量(Q)を直接的に補正しても良い。
上記の実施例では、目標噴射期間(TQ)を補正して実噴射量(Q’)を適正に保つ例を示したが、リーク圧力(LP)の上昇に伴ってインジェクタ3に噴射開始遅れが生じる場合、リーク圧力(LP)に基づいて目標噴射タイミング(T)を補正し、実際の噴射タイミングを適正に保つようにしても良い。
上記の実施例では、リーク燃料を生じるインジェクタの一例として2ウェイバルブタイプのインジェクタ3を例に示したが、3ウェイバルブなど、燃料リークが生じる全てのタイプのインジェクタを用いても良い。
コモンレール式燃料噴射装置の概略図である。 インジェクタの概略断面図である。 インジェクタの経時変化によるリーク量、リーク圧力、実噴射量の変化を示すグラフで ある。 リーク圧力に基づく噴射期間の制御補正例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 コモンレール
3 インジェクタ
5 ECU(補正手段、リーク圧力平均化手段、閾値判定手段等の機能を有する制御装置)
7 リーク配管
8 燃料タンク
25 圧力センサ(リーク圧力検出手段)
31 流入通路
32 排出通路
33 制御室
34 電磁弁(電動弁)
36 ノズル
47 バルブ

Claims (5)

  1. 燃料を噴射するインジェクタと、
    運転状態に応じて前記インジェクタの噴射量を求め、その噴射量に基づいて前記インジェクタを制御する制御装置とを備え、
    前記インジェクタに供給される高圧燃料の一部を低圧側へリークする燃料噴射装置であって、
    前記インジェクタのリーク圧力(LP)を検出するリーク圧力検出手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記リーク圧力検出手段で検出されたリーク圧力(LP)に基づいて前記インジェクタから噴射される噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正する補正手段を備える
    ことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
    前記補正手段は、前記リーク圧力検出手段で検出したリーク圧力(LP)を単位時間当たりで平均化するリーク圧力平均化手段を備え、
    平均化されたリーク圧力(LP)に基づいて噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正することを特徴とする燃料噴射装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置において、
    前記補正手段は、リーク圧力(LP)が予め設定されたリーク圧力閾値(Ls)を超えたか否かを判定する閾値判定手段を備え、
    リーク圧力(LP)が予め設定されたリーク圧力閾値(Ls)を超えたと判定された場合にリーク圧力(LP)に基づいて噴射量(Q)または噴射期間(TQ)を補正することを特徴とする燃料噴射装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燃料噴射装置において、
    前記インジェクタは、高圧燃料を蓄えるコモンレールから流入通路を介して高圧燃料が与えられる制御室、この制御室内の燃料を低圧側へリークさせる排出通路を開閉する電動弁、および制御室圧力が開弁圧力に低下すると開弁して燃料を噴射するノズルを備え、
    前記電動弁において前記排出通路を開閉するバルブは、リーク燃料中に配置されることを特徴とする燃料噴射装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の燃料噴射装置において、
    前記リーク圧力検出手段は、前記インジェクタから燃料タンクへリーク燃料を戻すリーク配管に取り付けられて、そのリーク配管内のリーク圧力(LP)を検出する圧力センサであることを特徴とする燃料噴射装置。
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