JP5338387B2 - 電源切換え装置 - Google Patents

電源切換え装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5338387B2
JP5338387B2 JP2009051704A JP2009051704A JP5338387B2 JP 5338387 B2 JP5338387 B2 JP 5338387B2 JP 2009051704 A JP2009051704 A JP 2009051704A JP 2009051704 A JP2009051704 A JP 2009051704A JP 5338387 B2 JP5338387 B2 JP 5338387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mos transistor
voltage
input terminal
turned
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009051704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010207008A (ja
Inventor
大祐 花輪
治 川越
富幸 永井
仁之 田淵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2009051704A priority Critical patent/JP5338387B2/ja
Priority to KR1020090127656A priority patent/KR20100100577A/ko
Priority to EP20100155109 priority patent/EP2226939A2/en
Priority to CN201010128665.2A priority patent/CN101826794B/zh
Priority to US12/717,557 priority patent/US8183715B2/en
Publication of JP2010207008A publication Critical patent/JP2010207008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5338387B2 publication Critical patent/JP5338387B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/30Modifications for providing a predetermined threshold before switching
    • H03K17/302Modifications for providing a predetermined threshold before switching in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0018Special modifications or use of the back gate voltage of a FET

Description

本発明は、直流電圧を伝達するトランジスタの逆流防止技術さらには複数の直流電源のいずれか1つからの直流電圧を選択して負荷へ供給する電源切換え装置における逆流防止技術に関し、例えば電池またはACアダプタからの直流電圧を選択する電源切換え用IC(半導体集積回路)に利用して有効な技術に関する。
ゲーム機や携帯音楽プレーヤ等の携帯用電子機器の電源には、電池が広く使用されている。かかる携帯用電子機器においては、電池残量が減少すると動作が停止される。そこで、ユーザは電池を交換せずにACアダプタを接続して操作を継続することがあるが、このような場合、内部回路にとっては、電池からの電源電圧の代わりにACアダプタからの直流電圧を使用して動作するのが、安定性という観点からは望ましい。
そこで、従来より、複数の直流電源のいずれか1つの直流電圧を選択して負荷へ供給する機能を有する電源切換え装置が提供されている。かかる電源切換え装置における切換えスイッチには、MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ;以下MOSトランジスタと称する)のようなトランジスタが使用される。
MOSFETにはPチャネル形とNチャネル形とがあるが、電源切換え装置において、NチャネルMOSFETを直流電圧の伝達/遮断用のスイッチ素子として使用すると、スイッチMOSFETは、オン状態でソースおよびドレインの電位が電源電圧に近い状態でチャネルが導通されるため、ゲート電圧を電源電圧よりも高くしないとオン抵抗が大きくなって損失が多くなることからチャージポンプを設ける必要があり、その分回路規模が大きくなるという課題がある。
一方、PチャネルMOSFETを直流電圧の伝達/遮断用のスイッチ素子として使用した場合には、接地電位をゲート端子に印加することでチャネルを導通させることができるためチャージポンプが不要になるが、PチャネルMOSFETはホールをキャリアとするため、同一サイズの場合には電子をキャリアとするNチャネルMOSFETよりもオン抵抗が大きくなる。そのため、サイズの大きな素子を使用しなければならず、スイッチ素子の占有面積が大きくなり、それによるチップサイズの増加量はチャージポンプを省くことによるチップサイズの減少量よりも大きいので、トータルで考えた場合にもチップサイズが増大するという課題がある。
また、Pチャネル形とNチャネル形のいずれのMOSFETをスイッチ素子として使用する場合にも、オフ状態の間にソース・ドレイン領域と基体との間に存在する寄生ダイオードを通して逆流が流れるのを防止するための工夫が必要になる。従来、伝達/遮断用のスイッチ素子としてPチャネルMOSFETを使用した電源装置(レギュレータ)において、基体(ウェル領域)に入力電圧または出力電圧のうち高い方の電圧を基板バイアス電圧として印加することで、逆方向電流を防止するようにした発明が提案されている(特許文献1,特許文献2)。
特開昭63−307510号公報 特開2004−280704号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の発明における逆流防止技術は、いずれもPチャネルMOSFETを使用する場合のものであり、入力電圧または出力電圧のうち高い方の電圧を基板バイアス電圧として印加することで逆流を有効に防止することができる。本発明者らは、電圧伝達/遮断用のスイッチ素子としてNチャネルMOSFETを使用する場合の逆流防止について検討した。
NチャネルMOSFETは基体がPチャネルであるため、ソースと基体(バックゲート)とを接続してオフ状態のときに寄生ダイオードを通して入力端子から出力端子へ電流が流れないようにしておくと、出力電圧が入力電圧よりも高くなった時にオフ状態でも、図5(A)のように、寄生ダイオードを通して逆流が流れしまう。そこで、入力電圧または出力電圧のうち低い方の電圧を基板バイアス電圧として印加することも考えられる。
しかし、低い方の電圧を基体に印加するには入力電圧または出力電圧のいずれが低いか検出する回路が必要であり、電源切換え装置ではスイッチMOSFETが少なくとも2つあるので、複数の電圧検出回路を設けなくてはならず、回路規模が増大してしまう。そこで、図5(B)のように、NチャネルMOSFETの基体に、回路の中で最も電位の低い接地電位を常時印加しておくことを考えた。
このように、MOSFETの基体に接地電位を印加しておけば、ソース側またはドレイン側のいずれの電位が高くなっても逆流は流れないので、切り替え回路も不要になる。しかしながら、NチャネルMOSFETの基体に常時接地電位を印加するようにした場合には、FETをオンにしたときに、基板バイアス効果によってしきい値電圧が高くなり、オン抵抗が増加して損失が増大してしまうとともにオフしにくくなる(完全オフ状態になるのが遅れる)という課題があることが分かった。
この発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、入力端子と出力端子との間に設けられた電圧伝達/遮断用のスイッチ素子としてNチャネルMOSFETを使用する電源切換え装置において、入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったとしても逆流が流れないとともに、基板バイアス効果によってスイッチ素子のしきい値電圧が高くなりオン抵抗が増加して損失が増大するのを回避できるようにすることにある。
この発明の他の目的は、入力端子と出力端子との間に設けられた電圧伝達/遮断用のスイッチ素子としてNチャネルMOSFETを使用する電源切換え装置において、回路規模をそれほど増大させることなく入力電圧よりも出力電圧の方が高くなった場合の逆流を防止できるようにすることにある。
上記目的を達成するため、この発明は、電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形のスイッチMOSトランジスタの逆流防止回路において、前記スイッチMOSトランジスタの基体と接地点との間に接続された第1のMOSトランジスタと、前記スイッチMOSトランジスタの基体と接地点よりも高い所定の定電位点との間に接続された第2のMOSトランジスタと、を備え、前記スイッチMOSトランジスタがオン状態にされる間、該スイッチMOSトランジスタの基体に接地点よりも高い所定の定電位が印加され、前記スイッチMOSトランジスタがオフ状態にされる間、該スイッチMOSトランジスタの基体に接地電位が印加されるように構成したものである。
より具体的には、電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形のスイッチMOSトランジスタの逆流防止回路において、前記スイッチMOSトランジスタの基体と接地点との間に接続された第1のMOSトランジスタと、前記スイッチMOSトランジスタの基体と前記出力端子または前記電圧入力端子との間に接続された第2のMOSトランジスタと、を備え、前記スイッチMOSトランジスタがオン状態にされる間、前記第1のMOSトランジスタがオフ状態にされ、前記第2のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記スイッチMOSトランジスタがオフ状態にされる間、前記第1のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記第2のMOSトランジスタがオフ状態にされるように構成した。
上記した手段によれば、入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったとしても逆流が流れないとともに、基板バイアス効果によってスイッチMOSトランジスタのしきい値電圧が高くなってオン抵抗が増加し損失が増大するのを回避することができる。
ここで、望ましくは、前記第1のMOSトランジスタはNチャネル形MOSトランジスタであり、前記第2のMOSトランジスタはPチャネル形MOSトランジスタであり、前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲート端子には、前記スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される制御信号と逆相の信号が印加されるように構成する。これにより、スイッチMOSトランジスタの基体に印加する電位を選択的に供給するMOSトランジスタを制御する信号が簡単に得られ、回路規模の増大を抑制できる。
また、本出願の他の発明は、第1の直流電圧が入力される第1の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第1の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第1スイッチMOSトランジスタと、第2の直流電圧が入力される第2の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第2の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第2スイッチMOSトランジスタと、前記第1スイッチMOSトランジスタに対応して設けられた第1の逆流防止回路と、前記第1の電圧入力端子の電圧および前記第2の電圧入力端子の電圧に応じて前記第1及び第2スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される制御信号を生成する制御回路と、を備え、前記第1の電圧入力端子または前記第2の電圧入力端子のいずれかの電圧を選択して前記出力端子へ供給する電源切換え装置において、前記第1の逆流防止回路は、前記第1スイッチMOSトランジスタの基体と接地点との間に接続された第1のMOSトランジスタと、前記第1スイッチMOSトランジスタの基体と前記出力端子または前記電圧入力端子との間に接続された第2のMOSトランジスタと、を備え、前記第1スイッチMOSトランジスタがオン状態にされる間、前記第1のMOSトランジスタがオフ状態にされ、前記第2のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記第1スイッチMOSトランジスタがオフ状態にされる間、前記第1のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記第2のMOSトランジスタがオフ状態にされるように構成したものである。
上記した手段によれば、入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったとしても逆流が流れないとともに、基板バイアス効果によってスイッチMOSトランジスタのしきい値電圧が高くなってオン抵抗が増加し損失が増大するのを回避することができる。
ここで、望ましくは、前記第2スイッチMOSトランジスタに対応して設けられた第2の逆流防止回路をさらに備え、前記第2の逆流防止回路は、前記第2スイッチMOSトランジスタの基体と接地点との間に接続された第3のMOSトランジスタと、前記第2スイッチMOSトランジスタの基体と前記出力端子または前記電圧入力端子との間に接続された第4のMOSトランジスタと、を備え、前記第2スイッチMOSトランジスタがオン状態にされる間、前記第3のMOSトランジスタがオフ状態にされ、前記第4のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記第2スイッチMOSトランジスタがオフ状態にされる間、前記第3のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記第4のMOSトランジスタがオフ状態にされるように構成する。これにより、電圧入力端子と出力端子との間に接続された2つのスイッチMOSトランジスタを備えた電源切換え装置において、両方のスイッチMOSトランジスタの逆流を防止することができる。
また、望ましくは、前記第1のMOSトランジスタおよび前記第3のMOSトランジスタはNチャネル形MOSトランジスタであり、前記第2のMOSトランジスタおよび前記第4のMOSトランジスタはPチャネル形MOSトランジスタであり、前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲート端子には、前記第1スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される第1制御信号と逆相の信号が印加され、前記第3及び第4のMOSトランジスタのゲート端子には、前記第2スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される第2制御信号と逆相の信号が印加されるように構成する。これにより、スイッチMOSトランジスタの基体に印加する電位を選択的に供給するMOSトランジスタを制御する信号が簡単に得られ、回路規模の増大を抑制できる。
さらに、望ましくは、前記第1の電圧入力端子または前記第2の電圧入力端子に入力された直流電圧を昇圧する昇圧回路を備え、前記第1制御信号およびその逆相の信号と第2制御信号およびその逆相の信号は、ハイレベルが前記昇圧回路で昇圧された電圧の電位であるように構成する。これにより、スイッチMOSトランジスタがオンされたときの抵抗を減らすことができる。
本発明によると、入力端子と出力端子との間に設けられた電圧伝達/遮断用のスイッチ素子としてNチャネルMOSFETを使用する電源切換え装置において、入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったとしても逆流が流れないとともに、基板バイアス効果によってスイッチ素子のしきい値電圧が高くなりオン抵抗が増加して損失が増大するのを回避できる。また、回路規模をそれほど増大させることなく入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったと場合の逆流を防止できるようになるという効果がある。
本発明を適用して好適な電源切換え装置の一実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る電源切換え装置における基体電位切換え回路の一実施例を示す回路図である。 (A)は図2の基体電位切換え回路におけるスイッチMOSトランジスタがオン状態の基板電位伝達ルートを示す回路説明図、(B)は図2の基体電位切換え回路におけるスイッチMOSトランジスタがオフ状態の基板電位伝達ルートを示す回路説明図である。 図2の基体電位切換え回路の変形例を示す回路図である。 (A),(B)は本発明に先立って検討したNチャネル形MOSFETにおける逆流防止対策の例を示す回路説明図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した電源切換え装置の一実施形態の概略構成を示す。この実施形態では、特に限定されるものではないが、電源切換え装置を構成する各素子は1つの半導体チップ上に形成されて半導体集積回路(電源切換え用IC)として構成されている。
図1に示されているように、この実施形態の電源切換え用IC10は、ACアダプタのような外部直流電源21からの直流電圧が入力される第1電圧入力端子VIN1と、アルカリ電池のような一次電池22が接続される第2電圧入力端子VIN2と、負荷が接続される出力端子OUTと、前記第1電圧入力端子VIN1と出力端子OUTとの間に設けられたNチャネルMOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ;以下MOSトランジスタと称する)からなる第1スイッチMOSトランジスタQ1と、前記第2電圧入力端子VIN2と出力端子OUTとの間に設けられたNチャネルMOSFETからなる第2スイッチMOSトランジスタQ2とを備えている。
また、電源切換え用IC10は、入力端子VIN1とVIN2の電圧を監視して前記スイッチMOSトランジスタQ1,Q2をオン、オフ制御する制御信号S1,S2を生成する制御回路11と、該制御回路11から出力される制御信号S1,S2のハイレベルを入力電圧以上に持ち上げてオン抵抗を小さくするためのチャージポンプ12と、スイッチMOSトランジスタQ1およびQ2の基体電位をQ1,Q2のオン、オフ状態に応じて切り換える基体電位切換え回路13a,13bとを備えている。
上記基体電位切換え回路13aは制御信号S1をインバータINV1で反転した信号によって、また基体電位切換え回路13bは制御信号S2をインバータINV2で反転した信号によって制御される。これらのインバータINV1,INV2にも上記チャージポンプ12で昇圧された電圧が、電源電圧として供給されるように構成されている。
この実施形態では、上記制御回路11は、入力端子VIN1にのみ直流電圧が入力されている場合には、スイッチMOSトランジスタQ1をオンさせ、Q2をオフさせる制御信号S1,S2を出力し、入力端子VIN2にのみ直流電圧が入力されている場合には、スイッチMOSトランジスタQ1をオフさせ、Q2をオンさせる制御信号S1,S2を出力する。
さらに、制御回路11は、入力端子VIN1とVIN2に同時に直流電圧が入力されている場合には、スイッチMOSトランジスタQ1をオンさせ、Q2をオフさせる制御信号S1,S2を出力することによって、外部直流電源としてのADアダプタ21の直流電圧を優先して出力端子OUTへ伝達するように構成されている。かかる制御を可能にするため、制御回路11には、入力端子VIN1とVIN2に、ADアダプタ21からの電圧または電池22からの電圧が印加されているか否かを検出する検出回路が設けられている。
図2には、上記基体電位切換え回路13aと13bの具体的な回路例が示されている。
同図に示されているように、基体電位切換え回路13a(13b)は、出力端子OUTと接地点との間に直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタM1およびNチャネルMOSトランジスタM2とからなり、M1,M2のゲート端子に、制御信号S1(S2)を反転するインバータINV1(INV2)の出力が印加されている。また、トランジスタM1,M2の共通ドレインにスイッチMOSトランジスタQ1(Q2)の基体(バックゲート)が接続されている。
これにより、スイッチMOSトランジスタQ1(Q2)が制御信号S1(S2)によってオン状態にされるときは、基体電位切換え回路13a(13b)のPチャネルMOSトランジスタM1がオン状態にされて、図3(A)に太線で示すように、出力端子OUT側の電圧がQ1(Q2)の基体に印加される。その結果、基板バイアス効果によるしきい値電圧の変化が無く、オン抵抗の増加を防止することができる。
一方、スイッチMOSトランジスタQ1(Q2)が制御信号S1(S2)によってオフ状態にされるときは、基体電位切換え回路13a(13b)のNチャネルMOSトランジスタM2がオン状態にされて、図3(B)に太線で示すように、接地電位がQ1(Q2)の基体に印加される。その結果、仮に出力端子OUT側の電圧が入力端子VIN側の電圧よりも高くなったとしても、基体とソース、ドレイン領域との間に存在する寄生ダイオードを通して逆流が流れるのを防止することができる。
図4は、前記実施形態における基体電位切換え回路13a(13b)の変形例を示す。この変形例は、PチャネルMOSトランジスタM1のソース端子を、出力端子OUTではなく入力端子VINに接続し、スイッチMOSトランジスタQ1(Q2)がオン状態にされるときに、入力端子VIN側の電圧がQ1(Q2)の基体に印加されるように構成したものである。このように構成しても図2の実施例の基体電位切換え回路と同様、基板バイアス効果によるしきい値電圧の変化を無くし、オン抵抗の増加を防止することができるという利点がある。
ただし、図4のように、PチャネルMOSトランジスタM1のソース端子を入力端子VINに接続しておくと、例えばスイッチMOSトランジスタQ1(Q2)がオフ状態にされているときに、インバータINV1(INV2)の出力にノイズが乗って誤ってM1がオンされて入力端子から寄生ダイオードを通して出力端子OUT側へ電流が流れるようなことも考えられるので、図2の実施例のように、PチャネルMOSトランジスタM1のソース端子を、出力端子OUTに接続しておく方が望ましい。
以上本発明の一実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、図1の実施形態の電源切換え装置では、2つの直流入力端子を設けたものを説明したが、3つ以上の直流入力端子を設けた電源切換え装置に適用することも可能である。
また、前記実施形態の電源切換え装置においては、スイッチMOSトランジスタQ1,Q2の基体電位切換え回路13a,13bの制御信号を生成するインバータINV1,INV2を設けているが、Q1,Q2が同時にオン状態になることはないので、Q1のゲート制御信号S1をM2のゲート端子に印加し、Q2のゲート制御信号S2をM1のゲート端子に印加することで、インバータINV1,INV2を省略することも可能である。
さらに、図1の実施形態において、入力端子VIN1またはVIN2に電圧のうちいずれか一方が、他方の電圧よりも常に高いような場合には、基体電位切換え回路13aと13bのうち、入力電圧の低い方に接続されているスイッチMOSトランジスタに対応した基体電位切換え回路のみ設け、他方の基体電位切換え回路は省略するように構成することも可能である。
また、以上の説明では、本発明を電源切換え装置に適用した例を説明したが、本発明にそれに限定されるものではなく、シリーズレギュレータのような直流電源回路にも利用することができる。
10 電源切換え装置(電源切換え用IC)
11 制御回路
12 チャージポンプ
13a,13b 基体電位切換え回路
21 外部直流電源(ACアダプタ)
22 一次電池
Q1,Q2 NチャネルMOSFETからなるスイッチMOSトランジスタ
M1,M2 基体電位切換え回路を構成するMOSトランジスタ

Claims (4)

  1. 第1の直流電圧が入力される第1の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第1の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第1スイッチMOSトランジスタと、
    第2の直流電圧が入力される第2の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第2の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第2スイッチMOSトランジスタと、
    前記第1スイッチMOSトランジスタに対応して設けられた第1の逆流防止回路と、
    前記第1の電圧入力端子の電圧および前記第2の電圧入力端子の電圧に応じて前記第1及び第2スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される制御信号を生成する制御回路と、を備え、前記第1の電圧入力端子または前記第2の電圧入力端子のいずれかの電圧を選択して前記出力端子へ供給する電源切換え装置であって、
    前記第1の逆流防止回路は、前記第1スイッチMOSトランジスタの基体と接地点との間に接続された第1のMOSトランジスタと、
    前記第1スイッチMOSトランジスタの基体と前記出力端子または前記電圧入力端子との間に接続された第2のMOSトランジスタと、を備え、
    前記第1のMOSトランジスタはNチャネル形MOSトランジスタであり、前記第2のMOSトランジスタはPチャネル形MOSトランジスタであり、
    前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲート端子には、前記第1スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される第1制御信号と逆相の信号が印加され、
    前記第1スイッチMOSトランジスタがオン状態にされる間、前記第1のMOSトランジスタがオフ状態にされ、前記第2のMOSトランジスタがオン状態にされ、
    前記第1スイッチMOSトランジスタがオフ状態にされる間、前記第1のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記第2のMOSトランジスタがオフ状態にされるように構成されていることを特徴とする電源切換え装置。
  2. 前記第2スイッチMOSトランジスタに対応して設けられた第2の逆流防止回路をさらに備え、
    前記第2の逆流防止回路は、前記第2スイッチMOSトランジスタの基体と接地点との間に接続された第3のMOSトランジスタと、
    前記第2スイッチMOSトランジスタの基体と前記出力端子または前記電圧入力端子との間に接続された第4のMOSトランジスタと、を備え、
    前記第3のMOSトランジスタはNチャネル形MOSトランジスタであり、前記第4のMOSトランジスタはPチャネル形MOSトランジスタであり、
    前記第3及び第4のMOSトランジスタのゲート端子には、前記第2スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される第2制御信号と逆相の信号が印加され
    前記第2スイッチMOSトランジスタがオン状態にされる間、前記第3のMOSトランジスタがオフ状態にされ、前記第4のMOSトランジスタがオン状態にされ、
    前記第2スイッチMOSトランジスタがオフ状態にされる間、前記第3のMOSトランジスタがオン状態にされ、前記第4のMOSトランジスタがオフ状態にされるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の電源切換え装置。
  3. 前記第1の電圧入力端子または前記第2の電圧入力端子に入力された直流電圧を昇圧する昇圧回路を備え、前記第1制御信号およびその逆相の信号は、ハイレベルが前記昇圧回路で昇圧された電圧の電位であることを特徴とする請求項1に記載の電源切換え装置。
  4. 前記第1の電圧入力端子または前記第2の電圧入力端子に入力された直流電圧を昇圧する昇圧回路を備え、前記第1制御信号およびその逆相の信号と第2制御信号およびその逆相の信号は、ハイレベルが前記昇圧回路で昇圧された電圧の電位であることを特徴とする請求項に記載の電源切換え装置。
JP2009051704A 2009-03-05 2009-03-05 電源切換え装置 Expired - Fee Related JP5338387B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051704A JP5338387B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 電源切換え装置
KR1020090127656A KR20100100577A (ko) 2009-03-05 2009-12-21 역류방지 회로 및 전원 전환 장치
EP20100155109 EP2226939A2 (en) 2009-03-05 2010-03-02 Reverse current preventing circuit and power source switching apparatus
CN201010128665.2A CN101826794B (zh) 2009-03-05 2010-03-04 逆流防止电路以及电源切换装置
US12/717,557 US8183715B2 (en) 2009-03-05 2010-03-04 Reverse current preventing circuit and power source switching apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051704A JP5338387B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 電源切換え装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010207008A JP2010207008A (ja) 2010-09-16
JP5338387B2 true JP5338387B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=42340765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009051704A Expired - Fee Related JP5338387B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 電源切換え装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8183715B2 (ja)
EP (1) EP2226939A2 (ja)
JP (1) JP5338387B2 (ja)
KR (1) KR20100100577A (ja)
CN (1) CN101826794B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2487773A1 (en) 2011-02-10 2012-08-15 ST-Ericsson SA Method and electrical interface circuit enabling multiplexing
JP5792552B2 (ja) * 2011-08-03 2015-10-14 ラピスセミコンダクタ株式会社 電源供給制御システム及び半導体集積回路
CN103023470B (zh) * 2011-09-28 2016-02-10 上海岭芯微电子有限公司 三电极单向导通场效应管
JP5885589B2 (ja) * 2012-05-28 2016-03-15 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路およびその動作方法
US9283864B2 (en) * 2014-02-21 2016-03-15 Infineon Technologies Ag Circuit, electric power train and method for charging a battery
JP6441619B2 (ja) * 2014-09-03 2018-12-19 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP6407071B2 (ja) * 2015-03-16 2018-10-17 株式会社東芝 電圧切替回路および電源装置
CN104883057B (zh) * 2015-06-18 2017-03-22 深圳市华芯邦科技有限公司 升压与线性充电共用功率器件的移动电源转换器及其方法
CN105700610B (zh) * 2016-01-29 2017-06-06 上海华虹宏力半导体制造有限公司 Ldo电路
JP6790071B2 (ja) * 2016-03-25 2020-11-25 シャープ株式会社 発電システム、パワーコンディショナ、電力制御装置、電力制御方法及び電力制御プログラム
JP6610439B2 (ja) * 2016-05-31 2019-11-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 電源装置
KR20180020787A (ko) * 2016-08-19 2018-02-28 삼성전자주식회사 전자 장치와 이의 동작 방법
JP6993243B2 (ja) * 2018-01-15 2022-01-13 エイブリック株式会社 逆流防止回路及び電源回路
US10879691B2 (en) 2018-03-27 2020-12-29 Veoneer Us Inc. Unlockable switch inhibitor
TWI664785B (zh) * 2018-05-02 2019-07-01 晨星半導體股份有限公司 用於電子裝置的保護電路及相關的保護方法
JP7043139B2 (ja) * 2018-06-25 2022-03-29 エイブリック株式会社 逆流防止回路及び電源回路
CN109346123B (zh) * 2018-10-24 2021-08-20 上海华力微电子有限公司 一种测试端口外部高压切换电路
CN213717633U (zh) * 2019-12-30 2021-07-16 华为技术有限公司 一种充电保护电路、充电电路以及电子设备
CN111682869B (zh) * 2020-07-03 2024-02-09 上海艾为电子技术股份有限公司 一种防倒灌电流的负载开关及电子设备
CN111756234A (zh) * 2020-07-06 2020-10-09 深圳天邦达科技有限公司 基于直流转换器的电路控制方法、装置以及电子设备
CN112968518B (zh) * 2021-03-11 2022-10-14 湖南国科微电子股份有限公司 一种包括后备电源的供电系统
CN114498572B (zh) * 2022-02-17 2022-10-04 甘肃省科学院传感技术研究所 一种cmos工艺兼容的接口芯片掉电保护电路及方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63307510A (ja) 1987-06-09 1988-12-15 Seiko Instr & Electronics Ltd シリ−ズボルテ−ジレギュレ−タ逆流防止回路
JPH03243119A (ja) * 1990-02-19 1991-10-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> オア回路
JPH0769749B2 (ja) * 1990-10-25 1995-07-31 関西日本電気株式会社 直流電源回路
US5422583A (en) * 1994-03-08 1995-06-06 Analog Devices Inc. Back gate switched sample and hold circuit
US5644266A (en) * 1995-11-13 1997-07-01 Chen; Ming-Jer Dynamic threshold voltage scheme for low voltage CMOS inverter
JP3814385B2 (ja) * 1997-10-14 2006-08-30 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置
JPH11355123A (ja) * 1998-06-11 1999-12-24 Mitsubishi Electric Corp 動的しきい値mosトランジスタを用いたバッファ
JP4439031B2 (ja) * 1999-04-15 2010-03-24 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置
JP3696470B2 (ja) * 2000-02-22 2005-09-21 富士通株式会社 Dc−dc変換回路、電源選択回路、および機器装置
JP3977144B2 (ja) * 2002-05-27 2007-09-19 ローム株式会社 電源回路およびこの電源回路を有する携帯用電子機器
JP4285036B2 (ja) 2003-03-18 2009-06-24 セイコーエプソン株式会社 電源装置の逆流防止回路
JP2007005492A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Sanyo Electric Co Ltd 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法
US7233179B2 (en) * 2005-10-28 2007-06-19 Analog Devices, Inc. Output stage interface circuit for outputting digital data onto a data bus
JP5047653B2 (ja) * 2007-03-13 2012-10-10 三菱電機株式会社 半導体装置
JP2009017749A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Fujitsu Ten Ltd 電源回路、電源制御装置、及び、電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101826794A (zh) 2010-09-08
EP2226939A2 (en) 2010-09-08
JP2010207008A (ja) 2010-09-16
US20100225169A1 (en) 2010-09-09
CN101826794B (zh) 2015-04-08
KR20100100577A (ko) 2010-09-15
US8183715B2 (en) 2012-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5338387B2 (ja) 電源切換え装置
US7034573B1 (en) Level shifter without DC current flow
TWI431898B (zh) Power switching circuit
US7233191B2 (en) JFET driver circuit and JFET driving method
US8054106B2 (en) Load driving device
US20090122585A1 (en) Step-up/down switching regulator
JP6693225B2 (ja) 回路装置、スイッチングレギュレーター、及び、電子機器
US6661260B2 (en) Output circuit of semiconductor circuit with power consumption reduced
US20110057633A1 (en) Load driving circuit
US7432754B2 (en) Voltage control circuit having a power switch
USRE41982E1 (en) Circuitry to provide a low power input buffer
JP2005312218A (ja) 電源切換回路及び携帯型電子機器
JP2004280704A (ja) 電源装置の逆流防止回路
JP2008109349A (ja) 逆流電流防止回路
US7692479B2 (en) Semiconductor integrated circuit device including charge pump circuit capable of suppressing noise
US6426857B1 (en) Protective circuit for a power field-effect transistor
US20070120577A1 (en) Semiconductor integrated apparatus using two or more types of power supplies
JP2004072829A5 (ja)
JP5382702B2 (ja) ドライバ回路
TW419888B (en) Input circuit
JP2006042402A (ja) 電源制御回路
JP2013025695A (ja) Dc−dcコンバータ
US20210203319A1 (en) Driving device of semiconductor switch
JP4149151B2 (ja) 入出力バッファ回路
JP2005295629A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees