JP6441619B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メイン電源に接続するメイン電源端子とバックアップ電源に接続するバックアップ電源端子の二種類の電源端子を持つ半導体装置に関し、例えば時計回路を有するマイクロコントローラに適用して有効な技術に関する。
メイン電源の他にバックアップ電源を用いることによりメイン電源の遮断若しくは喪失によってもバックアップ電源によって電子機器の継続的な動作を保証する技術がある。例えば、特許文献1には、電源切換部によりメイン電源が遮断したとき又はその出力電圧が低下したとき、バックアップ電源からの電源を揮発性メモリ及び時計回路3に供給する技術が記載される。また、特許文献2には、計時回路へ供給するクロックをバックアップ電源系の発振回路からメイン電源系の発振回路に切り替える際に、メイン電源系の発振回路の発振安定を待つために遅延回路を利用する技術が記載される。これによってバックアップ電源系の発振回路からメイン電源系の発振回路に切り替える際に計時誤差や時計回路の誤動作の発生を回避可能になる。
特開2006−195560号公報 特開2002−181971号公報
本発明者は、メイン電源が失われてバックアップ電源を用いているとき、ノイズによって一時的に電源の接続がバックアップ電源からメイン電源に切り替えられる虞について検討した。
例えば、時計回路を持つマイクロコントローラ等の半導体装置、特に、電源供給用の外部端子としてメイン電源端子だけではなくバックアップ電源端子を持つ半導体装置において、メイン電源端子にはメイン電源が接続され、バックアップ電源端子には電気二重層キャパシタ(スーパーキャパシタ)やボタン電池などの電源が接続される。メイン端子からの電源供給が途絶えていてもバックアップ電源端子から電源が供給される限り、時計回路等に一部の回路の動作を継続させることができる。しかしながら、バックアップ電源に切り替えられた後に、ノイズにより一時的に電源の接続がバックアップ電源からメイン電源に切り替えられると、電源供給が瞬断され、それによって時計回路等に誤動作を生ずる。具体的には、メイン電源の電圧が所定の電圧よりも下がったときはバックアップ電源端子を内部電源ノードに接続してから所定の切り替え遷移時間の経過後にメイン電源端子が内部電源ノードから切り離され、逆に、メイン電源の電圧が所定の電圧よりも上がってきたときはメイン電源端子を内部電源ノードに接続してから所定の切り替え遷移時間の経過後にバックアップ電源端子が内部電源ノードから切り離される。これにより、電源切り替え時に双方の電源供給が遮断されないようになる。このとき、バックアップ電源端子が内部電源ノードに接続されメイン電源端子が内部電源ノードから切り離されている状態で、ノイズによりメイン電源の電圧が所定の電圧よりも上がったものと誤判定されると、その期間が上記切り替え遷移時間よりも長ければ、メイン電源端子が内部電源ノードに接続されてからバックアップ電源端子が内部電源ノードから切り離されることにより、内部ノードへの電源供給が断たれて、時計回路に誤動作を生ずることが本発明者によって明らかにされた。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、メイン電源端子を内部電源ノードに接続してからバックアップ電源端子が内部電源ノードから切り離されるまでの第1切り替え遷移時間を、バックアップ電源端子を内部電源ノードに接続してからメイン電源端子が内部電源ノードから切り離されるまでの第2切り替え遷移時間よりも長くする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、第1切り替え時間よりも短い第2切り替え時間は、バックアップ電源からメイン電源系回路への電流の逆流によるバックアップ電源の無駄な消耗の抑制を優先する。第2切り替え時間よりも長い第1切り替え時間は、バックアップ電源による半導体装置の動作中に、ノイズによりメイン電源端子の誤った電圧復帰判定があっても、バックアップ電源端子からの電源供給が断たれないことを優先させる。
図1は電源端子を内部電源ノードに接続するためのスイッチ制御回路の具体例を示すブロック図である。 図2は一実施の形態に係る半導体装置とこれを用いたシステム構成の概略を例示するブロック図である。 図3は電源端子を内部電源ノードに接続するためのMOSスイッチの切り替え制御タイミングを例示するタイミング図である。 図4は第1切り替え遷移時間DLY1よりも短いノイズ幅NWDTのノイズが生じた場合の切り替え回路13の動作タイミングを例示するタイミング図である。 図5はスイッチ制御回路に短時間遅延回路だけを採用したと仮定した場合におけるMOSスイッチの切り替え制御タイミングを例示する比較例に係るタイミング図である。 図6は図5の比較例において切り替え遷移時間DLY2よりも長いノイズ幅NWDTのノイズが生じた場合の切り替え動作タイミングを例示する比較例に係るタイミング図である。 図7は電圧低下検出回路の一例を示す回路図である。 図8は短時間遅延回路及び長時間遅延回路に適用される遅延回路の回路構成を例示するブロック図である。 図9は図8の遅延回路の入力に対する出力波形を例示するタイミング図である。 図10は短時間遅延回路及び長時間遅延回路に適用される別の遅延回路の回路構成を例示するブロック図である。 図11は短時間遅延回路及び長時間遅延回路に適用される更に別の遅延回路の回路構成を例示するブロック図である。 図12はRTCの一例を示すブロック図である。 図13は半導体装置をマイクロコントローラとして実現した場合の構成を例示するブロック図である。 図14は耐ノイズ性を更に強化した半導体装置を例示するブロック図である。 図15はバックアップ電源にコイン型リチウム電池(ボタン電池)を接続した場合の例が示すブロック図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<バックアップ電源端子からメイン電源端子への切り替え遷移時間を大きくする>
半導体装置(1,1A)は、メイン電源(2)に接続するメイン電源端子(10)とバックアップ電源(3)に接続するバックアップ電源端子(11)の二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノード(12)に切り替え回路(13,13A)で切り替えて接続することで動作する所定の内部回路(14)を有する。前記切り替え回路は、前記内部電源ノードの接続先を前記バックアップ電源端子から前記メイン電源端子に切り替えるときの第1切り替え遷移時間(DLY1)を、前記メイン電源端子から前記バックアップ電源端子に切り替えるときの第2切り替え遷移時間(DLY2)より長くする。
これによれば、第1切り替え時間よりも短い第2切り替え時間は、バックアップ電源からメイン電源系回路への電流の逆流によるバックアップ電源の無駄な消耗の抑制を優先する。第2切り替え時間よりも長い第1切り替え時間は、バックアップ電源による半導体装置の動作中に、ノイズによりメイン電源端子の誤った電圧復帰判定があっても、バックアップ電源端子からの電源供給が断たれないことを優先させる。したがって、バックアップ電源の無駄な消耗を抑制しつつ、バックアップ電源で動作中にノイズによる不所望な電源切り替えによる内部回路の誤動作を防止することができる。
〔2〕<切り替え回路を構成するMOSスイッチ回路>
項1において、前記切り替え回路は、前記メイン電源端子と前記内部電源ノードの間に配置された第1のMOSスイッチ回路(31)及び前記バックアップ電源端子と前記内部電源ノードの間に配置された第2のMOSスイッチ回路(32)を有する。
これによれば、電源端子と内部ノードの接続/遮断を行う回路を簡単に実現することができる。
〔3〕<MOSスイッチ回路をスイッチ制御するスイッチ制御回路>
項2において、前記切り替え回路は、前記第1のMOSスイッチ回路及び第2のMOSスイッチ回路のスイッチ制御を行うスイッチ制御回路(35)を有する。
これによれば、電源端子と内部ノードの接続/遮断をMOSスイッチ回路のスイッチ制御で行うことができる。
〔4〕<スイッチ制御回路によるスイッチ制御形態>
項3において、前記スイッチ制御回路は、前記第1のMOSスイッチ回路をオン状態からオフ状態にする応答時間をオフ状態からオン状態にする応答時間よりも長くし、前記第2のMOSスイッチ回路をオン状態からオフ状態にする応答時間をオフ状態からオン状態にする応答時間よりも長くする制御を行う。
これによれば、MOSスイッチ回路のオン状態とオフ状態の一方から他方への応答時間によって切り替え遷移時間を決定することができる。
〔5〕<内部電源ノードから動作電源を受ける選択制御回路>
項3において、前記スイッチ制御回路は、前記内部電源ノードから供給される電源を動作電源とする。
これによれば、スイッチ制御回路の誤動作防止を簡単に保証することができる。
〔6〕<レギュレータの出力を動作電源とする電圧低下検出回路及びスイッチ制御回路>
項3において、前記スイッチ制御回路は、前記メイン電源端子とバックアップ電源端子の二つの電源端子から供給される電源を降圧可能な電圧レギュレータ(160)の出力を動作電源とする。
これによれば、スイッチ制御回路は電圧レギュレータを介して動作電源が供給されるから耐ノイズ性を向上させることができる。
〔7〕<時計回路>
項1において、前記所定の内部回路は、前記内部電源ノードから供給される電源により動作電源が保証される時計回路(18)を有する。
これにより、バックアップ電源端子が内部電源ノードに接続されメイン電源端子が内部電源ノードから切り離されている状態で、電源系ノイズや誘導ノイズに起因して内部ノードへの電源供給が断たれて時計回路に誤動作を生ずる虞を未然に防ぐことができる。
〔8〕<揮発性メモリ>
項1において、前記所定の内部回路は、前記内部電源ノードから供給される電源により動作電源が保証される揮発性メモリ(16)を有する。
これにより、バックアップ電源端子が内部電源ノードに接続されメイン電源端子が内部電源ノードから切り離されている状態で、電源系ノイズや誘導ノイズに起因して内部ノードへの電源供給が断たれて揮発性メモリの記憶情報が失われる虞を未然に防ぐことができる。
〔9〕<バックアップ電源端子からメイン電源端子への切り替え遷移時間を大きくする>
半導体装置(1,1A)は、メイン電源(2)に接続するメイン電源端子(10)とバックアップ電源(3)に接続するバックアップ電源端子(11)の二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノード(12)に切り替え回路(13,13A)で切り替えて接続することで動作する所定の内部回路(14)を有する。前記切り替え回路は、前記二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノードに切り替えて接続する過程において切り離し対象にされる電源端子の切り離しを、接続対象にされる電源端子の接続よりも遅延させ、前記電源ノードの接続先をバックアップ電源端子からメイン電源端子に切り替える場合の前記遅延を、メイン電源端子からバックアップ電源端子に切り替える場合の前記遅延よりも大きくする。
これによれば、切り離し対象にされる電源端子の切り離しを、接続対象にされる電源端子の接続よりも遅延させることによって、接続対象にされる電源の供給が切り離し対象の電源端子の切り離しに間に合わなくなる事態が抑制される。そして、前記電源ノードの接続先をバックアップ電源端子からメイン電源端子に切り替える場合の前記遅延を、メイン電源端子からバックアップ電源端子に切り替える場合の前記遅延よりも大きくすることにより、バックアップ電源による半導体装置の動作中に、ノイズによりメイン電源端子の誤った電圧復帰判定があっても、バックアップ電源端子からの電源供給が断たれないようになる。更に、前記電源ノードの接続先をメイン電源端子からバックアップ電源端子に切り替える場合の前記遅延は、バックアップ電源端子からメイン電源端子に切り替える場合の前記遅延よりも小さくなるから、バックアップ電源からメイン電源系回路への電流の逆流によるバックアップ電源の無駄な消耗の抑制に資することができる。
〔10〕<遅延を形成する回路>
項9において、前記切り替え回路は、前記メイン電源端子に供給される電源の電圧と参照電圧とを比較する比較回路(36)と、前記比較回路の出力を入力して当該入力に対して第1遅延時間待った後にその出力に入力の変化を反映する第1遅延回路(40)と、前記比較回路の出力を入力して当該入力に対して前記第1遅延時間よりも長い第2遅延時間待った後にその出力に入力の変化を反映する第2遅延回路(41)と、前記比較回路の出力と前記第1遅延回路の出力を入力して前記メイン電源端子と内部電源ノードとの接続を切り替え制御する第1信号(33)を生成する第1論理ゲート回路(42)と、前記比較回路の出力と前記第2遅延回路の出力を入力して前記バックアップ電源端子と内部電源ノードとの接続を切り替え制御する第2信号(34)を生成する第2論理ゲート回路(43)を有する。
これによれば、切り替え回路を容易に実現することができる。
〔11〕<スイッチ回路>
項10において、前記切り替え回路は、前記メイン電源端子と前記内部電源ノードの間に配置され前記第1信号でスイッチ制御される第1のMOSスイッチ回路(31)と、前記バックアップ電源端子と前記内部電源ノードの間に配置され前記第2信号でスイッチ制御される第2のMOSスイッチ回路(32)を有する。
これによれば、電源端子と内部ノードの接続/遮断を行う回路を簡単に実現することができる。
〔12〕<スイッチ制御形態>
項11において、前記第1のMOSスイッチ回路はオン状態からオフ状態にされる応答時間がオフ状態からオン状態にされる応答時間よりも長くされ、前記第2のMOSスイッチ回路はオン状態からオフ状態にされる応答時間がオフ状態からオン状態にされる応答時間よりも長くされる。
これによれば、MOSスイッチ回路のオン状態とオフ状態の一方から他方への応答時間によって電源端子を切り替えるために遅延時間を決定することができる。
〔13〕<バックアップ電源端子からメイン電源端子への切り替え遷移時間を大きくする>
半導体装置(1,1A)は、メイン電源(2)に接続するメイン電源端子(10)とバックアップ電源(3)に接続するバックアップ電源端子(11)の二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノード(12)に切り替えて接続する切り替え回路(13,13A)と、前記切り換え回路で選択的に切り替え接続されたメイン電源端子又はバックアップ電源からの電源を動作電源とする時計回路(18)とを有する。前記切り替え回路は、前記二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノードに切り替えて接続する切り替え過程において切り離し対象にされる電源端子の切り離し遷移時間を、接続対象にされる電源端子の接続遷移時間よりも長くし、前記内部電源ノードの接続先を前記バックアップ電源端子から前記メイン電源端子に切り替えるときの切り替え遷移時間を、前記メイン電源端子から前記バックアップ電源端子に切り替えるときの切り替え遷移時間より長くする。
これによれば、切り離し対象にされる電源端子の切り離しを、接続対象にされる電源端子の接続よりも遅延させることによって、接続対象にされる電源の供給が切り離し対象の電源端子の切り離しに間に合わなくなる事態が抑制される。そして、前記電源ノードの接続先をバックアップ電源端子からメイン電源端子に切り替える場合の前記遅延を、メイン電源端子からバックアップ電源端子に切り替える場合の前記遅延よりも大きくすることにより、バックアップ電源による半導体装置の動作中に、ノイズによりメイン電源端子の誤った電圧復帰判定があっても、バックアップ電源端子からの電源供給が断たれないようになる。したがって、バックアップ電源端子が内部電源ノードに接続されメイン電源端子が内部電源ノードから切り離されている状態で、電源系ノイズや誘導ノイズに起因して内部ノードへの電源供給が断たれて時計回路に誤動作を生ずる虞を未然に防ぐことができる。更に、前記電源ノードの接続先をメイン電源端子からバックアップ電源端子に切り替える場合の前記遅延は、バックアップ電源端子からメイン電源端子に切り替える場合の前記遅延よりも小さくなるから、バックアップ電源からメイン電源系回路への電流の逆流によるバックアップ電源の無駄な消耗の抑制に資することができる。
〔14〕<切り替え回路を構成するMOSスイッチ回路>
項13において、前記切り替え回路は、前記メイン電源端子と前記内部電源ノードの間に配置された第1のMOSスイッチ回路(31)及び前記バックアップ電源端子と前記内部電源ノードの間に配置された第2のMOSスイッチ回路(32)を有する。
これによれば、電源端子と内部ノードの接続/遮断を行う回路を簡単に実現することができる。
〔15〕<MOSスイッチ回路をスイッチ制御するスイッチ制御回路>
項14において、前記切り替え回路は、前記第1のMOSスイッチ回路及び第2のMOSスイッチ回路のスイッチ制御を行うスイッチ制御回路(35)を有する。
これによれば、電源端子と内部ノードの接続/遮断をMOSスイッチ回路のスイッチ制御で行うことができる。
〔16〕<スイッチ制御回路によるスイッチ制御形態>
項15において、前記スイッチ制御回路は、前記第1のMOSスイッチ回路をオン状態からオフ状態にする応答時間をオフ状態からオン状態にする応答時間よりも長くし、前記第2のMOSスイッチ回路をオン状態からオフ状態にする応答時間をオフ状態からオン状態にする応答時間よりも長くする制御を行う。
これによれば、MOSスイッチ回路のオン状態とオフ状態の一方から他方への応答時間によって電源端子を切り替えるために遅延時間を決定することができる。
〔17〕<イベント入力に応答する時刻情報のキャプチャ機能>
項13において、外部からの所定のイベント入力に応答して前記時計回路が時刻情報を保持させる記憶回路(16)を有し、前記記憶回路は前記時計回路と同じ電源で動作される。
これによれば、ノイズに起因して記憶回路への電源供給が途切れる虞はないので、当該記憶回路に一旦保持された時刻情報が失われることはない。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
図2には一実施の形態に係る半導体装置とこれを用いたシステム構成の概略が例示される。1は半導体装置、2はメイン電源、3はバックアップ電源、4はLCD表示器、5は検出回路、6は振動子回路である。
半導体装置1は、特に制限されないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基板にCMOS集積回路製造技術などによって形成されている。半導体装置1は、メイン電源2に接続するメイン電源端子10とバックアップ電源3に接続するバックアップ電源端子11の二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノード12に切り替え回路13で切り替えて接続することで動作する所定の内部回路(第1回路部)14と、メイン電源端子10から供給されるメイン電源を動作電源として動作するその他の回路部(第2回路部)15を有する。メイン電源2の電源電圧をVCC、バックアップ電源3の電源電圧をVBATTと図示する。バックアップ電源3として例えば容量が数十ミリ・ファラッド(mF)の電気二重層キャパシタを用いる場合を例示する。この電気二重層キャパシタはメイン電源3からダイオードを介して充電される。
ここでは半導体装置1を例えばマイクロコントローラとして説明する。第2回路部15は、命令を実行する中央処理装置(CPU)、CPUのワーク領域などに用いられるメモリ、入出力ポートなどCPUの周辺回路が含まれる。
第1回路部14は、メイン電源端子10とバックアップ電源端子11の二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノード12に切り替えて接続する切り替え回路13と、前記切り換え回路13で選択的に切り替え接続されたメイン電源端子10又はバックアップ電源11からの電源を動作電源とする時計用タイマ(RTC)17、揮発性の記憶回路16、及び発振回路15を有する。RTC17は時、分、秒を刻むためのタイマカウンタとタイマ制御回路を有し、タイマカウンタが計数するクロック信号CLKは発振回路15から供給される。発振回路15には例えばクロック端子22,23を介して振動子回路6が接続される。
RTC17及び発振回路15は時計回路18を構成する。LCD表示器4はRTC17で形成されたとき、分、秒の時刻情報24は時刻出力端子20からLCD表示器4に出力され、LCD表示器4は入力された時刻情報24に基づいて時刻表示を行う。時刻情報は時刻表示だけでなく、時刻に基づく予約管理などに広く適用される。RTC17に対する時刻設定はCPU15などを用いて行えばよいが、一旦時刻が設定されたRTC17にはタイマ動作の継続性が要求される。時刻情報を用いる機器の信頼性を維持し、時刻再設定の負担を軽減するためである。
検出回路5は所定のイベントの発生を検出してイベント信号26を出力し、イベント入力端子21からイベント信号26を入力したRTC17は、そのときの時刻情報を記憶回路16に格納する。これは、半導体装置1が何らかの意味でセキュリティーを要するシステムに搭載する場合を想定すると、許可無く当該システムの筐体を開けたときにイベント信号26を発生させて、その痕跡を時刻情報によって残すという、耐タンパ性の実現に寄与する。
切り替え回路13は、メイン電源端子10と内部電源ノード12の間に配置された第1のMOSスイッチ回路31、バックアップ電源端子11と内部電源ノード12の間に配置された第2のMOSスイッチ回路32、スイッチ制御回路35、及び電圧低下検出回路36を有する。
ここでは夫々のMOSスイッチ回路31,32を、例えばPチャネル型のパワーMOSトランジスタで構成した場合を例示する。MOSスイッチ回路31は、ボディダイオードのアノード側がメイン電源端子に対向するように、メイン電源端子10と内部ノード12との間にパワーMOSトランジスタが接続される。MOSスイッチ回路32は、夫々のパワーMOSトランジスタのボディダイオードのアノード側が対向するように、メイン電源端子10と内部ノード12との間に2個のパワーMOSトランジスタが直列に接続される。これらMOSスイッチ回路31,32はパワーMOSトランジスタに限定されずスイッチ素子であればよく、導電型もPチャンネル型に限定されない。
スイッチ制御回路35は電圧低下検出回路36による検出信号37に基づいて第1のMOSスイッチ回路31のスイッチ制御信号23及び第2のMOSスイッチ回路32のスイッチ制御信号24を形成する。電圧低下検出回路36はメイン電源端子10から供給されるメイン電源2の電源電圧VCCが動作保証下限電圧以下になったか否かを判別し、電源電圧VCCが動作保証下限電圧以下になったとき、検出信号37を
ハイレベルに変化させ、電源電圧VCCが動作保証下限電圧よりも高くなったとき検出信号37をローレベルに変化させる。
スイッチ制御回路35は検出信号37のハイレベルへの変化に応答して第1のMOSスイッチ回路31をオフ状態に、第2のMOSスイッチ回路32をオン状態に変化させ、内部電源ノード12に供給する動作電源をメイン電源2からバックアップ電源3に切り替える。一方、スイッチ制御回路35は検出信号37のローレベルへの変化に応答して第2のMOSスイッチ回路32をオフ状態に、第1のMOSスイッチ回路31をオン状態に変化させ、内部電源ノード12に供給する動作電源をバックアップ電源3からメイン電源2に切り替える。このときの切り替え制御タイミングは図3に例示されるように、メイン電源端子10とバックアップ電源端子11の内の一方を内部電源ノード12に切り替えて接続する過程において切り離し対象にされる電源端子の切り離しを、接続対象にされる電源端子の接続よりも遅延させて、双方共に切断される状態がないようにされる。即ち、第1のMOSトランジスタ回路31がオフ状態にされる前に第2のMOSトランジスタ回路32がオン状態にされ、第2のMOSトランジスタ回路32がオフ状態にされる前に第1のMOSトランジスタ回路31がオン状態にされる。更に、内部電源ノード12の接続先をバックアップ電源端子11から前記メイン電源端子10に切り替えるときの第1切り替え遷移時間DLY1を、前記メイン電源端子10から前記バックアップ電源端子11に切り替えるときの第2切り替え遷移時間DLY2より長くなるようにする。
上記機能を実現するスイッチ制御回路35は、図1に例示されるように、短時間遅延回路40、長時間遅延回路41、アンドゲート42、及びノアゲート43を有する。短時間遅延回路40は検出信号37を入力し、例えば1ns程度の第2遅延時間を待って、その入力の変化を出力に反映する。長時間遅延回路41は検出信号37を入力し、想定するノイズ幅を超える第1遅延時間を待って、その入力の変化を出力に反映する。アンドゲート42は短時間遅延回路40の出力と検出信号37との論理積信号をスイッチ制御信号33として出力する。ノアゲート43は長時間遅延回路41の出力と検出信号37との負論理和信号をスイッチ制御信号34として出力する。図3において44は短時間遅延回路40の出力信号、45は長時間遅延回路41の出力信号である。第21遅延時間は第1切り替え遷移時間DLY1に相当し、第2遅延時間は第2切り替え遷移時間DLY2に相当する。
ここで、上記想定するノイズ幅とは、電源系ノイズや誘導ノイズによって検出信号37が不所望に反転すると考えられる最大の反転期間である。図4には第1遅延時間である第1切り替え遷移時間DLY1よりも短いノイズ幅NWDTのノイズが生じた場合の切り替え回路13の動作タイミングが例示される。この場合、DLY2<NWDT<DLY1の関係にある。内部ノード12からメイン電源端子10が切り離され、内部電源ノード12にバックアップ電源端子11が接続された状態において、ノイズ50によって検出信号37にノイズ幅NWDTの反転を生ずると(時刻t0)、その変化を受ける短時間遅延回路40はその切り替え遷移時間がノイズ幅NWDTよりも短いので、その変化に同期して出力44が反転される。しかしながら、その変化を受ける長時間遅延回路41はその切り替え遷移時間がノイズ幅NWDTよりも長いので、その変化によって出力45は反転しない。したがって、時刻t0からのノイズ幅NWDTに応ずる所定期間、メイン電源端子10に接続する第1のMOSスイッチ回路31はオン動作されてしまうが、バックアップ電源端子11に接続する第2のMOSスイッチ回路32はオン状態を維持する。したがって、メイン電源端子10からメイン電源2が供給されていない状態で、必要な動作電源がバックアップ電源3から供給されている状態において、バックアップ電源3の供給も断たれてしまう事態の発生を防止することができる。
仮に図1のアンドゲート42及びノアゲート43の双方に短時間遅延回路40の出力44を入力した場合には図5に例示されるように第1のスイッチ回路31と第2のスイッチ回路32の切り替えに伴う遷移時間は短い方の第2切り替え遷移時間DLY2だけにされる。したがって、内部ノード12からメイン電源端子10が切り離され、内部電源ノード12にバックアップ電源端子11が接続された状態において、図6に例示されるように、ノイズ50によって検出信号37にノイズ幅NWDTの反転を生ずると(時刻t0)、その変化を受ける短時間遅延回路40はその切り替え遷移時間がノイズ幅NWDTよりも短いので、その変化に同期して出力44が反転される。したがって、時刻t0からのノイズ幅NWDTに応ずる所定期間、メイン電源端子10に接続する第1のMOSスイッチ回路31はオン状態に反転され、バックアップ電源端子11に接続する第2のMOSスイッチ回路32はオフ状態に反転される。したがって、メイン電源端子10からメイン電源2が供給されていない状態で、必要な動作電源がバックアップ電源3からも供給されない状態が形成され、RTC17に誤動作を生じ、記憶回路16の記憶情報が破壊されることになる。
上述の切り替え回路13の如く、内部電源ノード12の接続先をバックアップ電源端子11からメイン電源端子10に切り替えるときの第1切り替え遷移時間DLY1を、メイン電源端子10からバックアップ電源端子11に切り替えるときの第2切り替え遷移時間DLY2より長くすることにより、以下の作用効果を奏する。
(1)第1切り替え遷移時間DLY1よりも短い第2切り替え遷移時間DLY2は、メイン電源2からバックアップ電源3への切り替え時に、バックアップ電源3からメイン電源系回路である第2回路部15への電流の逆流によるバックアップ電源3の無駄な消耗の抑制に資することができる。
(2)第2切り替え遷移時間DLY2よりも長い第1切り替え遷移時間DLY1は、バックアップ電源3による半導体装置1の動作中に、ノイズに起因して電圧低下検出回路36によるメイン電源端子10の誤った電圧復帰判定があっても、バックアップ電源端子11からの電源供給が断たれないことを保証する。これにより、バックアップ電源端子11が内部電源ノード12に接続されメイン電源端子10が内部電源ノード12から切り離されている状態で、電源系ノイズや誘導ノイズに起因して内部電源ノード12への電源供給が断たれて時計回路に誤動作を生ずる虞を未然に防ぐことができる。したがって、メイン電源端子10にメイン電源2が供給されていない状態でバックアップ電源3の無駄な消耗を抑制しつつ、バックアップ電源3で動作中にノイズによる不所望な電源切り替えによるRTC17などの誤動作を防止することができる。
(3)例えば、半導体装置1を組み込んで時計回路18の時刻情報を利用する機器の出荷前に、利用者の便に供するために、予め時計回路18に時刻を設定してバックアップ電源3で時計回路18の動作を継続させる。この状態で出荷された当該機器を利用者が据え付けたりする場合にはメイン電源2を接続しない状態で当該機器に他の機器を接続したりする作業が行われる。このときのケーブルの接続などに起因して比較的大きなノイズが発生しても、切り替え回路13の上記作用によって時計回路18の電源が一時的に失われることによる誤動作の発生を防止することができる。
(4)また、半導体装置1が何らかの意味でセキュリティーを要するシステム(例えばガスメータや電力メータ)に搭載する場合を想定すると、許可無く当該システムの筐体を開けたときにイベント信号26を発生させて、その痕跡をとしてそのときの時刻情報を記憶回路16に残すという、耐タンパ性が実現されている。このとき、バックアップ電源3で駆動されている場合においても電源系ノイズや誘導ノイズ等によって時計回路18及び記憶回路16への給電が断たれることを防止することができる。よってガスメータや電力メータなどのシステムにおける耐タンパ性の保証に資することができる。
(5)スイッチ制御回路35は、前記内部電源ノード12から供給される電源を動作電源とするから、スイッチ制御回路35の誤動作防止を簡単に保証することができる。
図7には電圧低下検出回路36の一例が示される。コンパレータ60の非反転入力端子(+)をメイン電源端子10の接続し、コンパレータ60の反転入力端子(−)に参照電圧Vrefを印加する。参照電圧Vrefには所要の動作保証下限電圧を設定すればよい。
図8には短時間遅延回路40及び長時間遅延回路41に適用される遅延回路の回路構成が例示される。遅延回路73は容量素子(容量値C)70、抵抗素子(抵抗値R)71、及び出力バッファ72によるCR遅延回路として構成される。CR遅延回路の時定数は短時間遅延回路40よりも長時間遅延回路41の方が大きくなるように設定される。例えば短時間遅延回路40のR×Cの値を1.442(10-9×Ω×F)としたとき遅延時間を1(ns)、長時間遅延回路41のR×Cの値を14420(10-9×Ω×F)としたとき遅延時間を10,000(ns)とする。この場合の配線遅延についてはR×Cの値が1(10-9×Ω×F)のとき遅延時間が0.7(ns)とされ、遅延回路40、41の遅延時間には配線遅延よりも大きな遅延時間が設定される。
図9には遅延回路73の入力に対する出力波形が例示される。INは遅延回路73の入力であり電圧低下検出信号37に相当する。OUTは遅延回路73の出力である。DLYは遅延回路70に設定された遅延時間である。入力信号INの変動幅NWDTは遅延時間DLYの幅よりも小さければ、入力の変動は出力OUTに影響を与えない。
図10には短時間遅延回路40及び長時間遅延回路41に適用される別の遅延回路の回路構成が例示される。同図に示される遅延回路83はインバータ81を介する容量80へ充放電電圧をコンパレータ82で参照出電圧Vrefと比較する動作によって所望の遅延時間を形成する。遅延時間の長短は参照電圧Vref又は容量素子80の容量値に応じて設定される。
図11には短時間遅延回路40及び長時間遅延回路41に適用される更に別の遅延回路の回路構成が例示される。同図に示される遅延回路93は入力信号INの立ち上がり変化に同期してクロック信号を発生するクロック発生回路90、そのクロック信号を計数するカウンタ91、及びフリップフロップ92から成る。クロック発生回路90は計数値の最下位ビットをフリップフロップ92のセット端子に、最上位ビットをフリップフロップ82のリセット端子に接続する。フリップフロップ92の出力端子Qの出力を遅延回路93の出力OUTとする。クロック発生回路90はカウンタ91の最上位ビットの論理値1への変化に応答して計数動作を停止する。したがって、クロック発生回路90のクロック発生動作中に入力INに不所望な変化があっても影響を受けない。遅延時間の長短はクロック発生回路の90のクロック信号周波数に応じて設定される。又は、カウンタ91のフリップフロップの段数によってもその長短を設定可能である。
図12にはRTCの一例が示される。RTC17はプリスケーラ108、時計カウンタ100、アラーム部101、割込み制御部104、及びキャプチャ制御部105を有する。プリスケーラ108は発振回路15が出力するクロック信号から128Hzの時計クロックを生成する。
時計カウンタ100は時計クロックに基づいてカウンタR64CNTで秒周期を生成し、秒周期に基づいてカウンタRSECCNTで秒を計数し、その出力を受けてカウンタRMINCNTで分を計数し、その出力を受けてカウンタRHRCNTで時を計数し、その出力を入力するカウンタRDAYCNT、RWKCNTで日、曜日を計数する。カウンタRDAYCNTの出力を受けるカウンタRMONCNTは月を計数し、その出力を受けるカウンタRYRCNTは年を計数する。
アラーム部101は時間カウンタ100で計数された時刻や時間がアラームレジスタ102に設定された時間や時刻に一致するか否かをアラーム比較部103で比較し、一致の判別結果を割り込み制御部に104に出力する。割り込み制御部104は一致の判別結果に従って割り込み信号109を出力する。時間キャプチャ制御部105はイベント入力端子21からの外部イベント26やその他所定のイベントが入力されると、イベントレジスタ106の設定に応じて、時間カウンタ100の計数時間をバスインタフェース110及び内部周辺バス11を介して記憶回路16などに格納するインプットキャプチャ動作を制御する。
図13には半導体装置1をマイクロコントローラとして実現した場合の構成が例示される。半導体装置1は、中央処理装置(CPU)、キャッシュメモリ、及びメモリ管理ユニットなどを備えたプロセッサコア(MPU)122を有し、プロセッサコア122はROM120が保有するプログラムを実行してデータ処理を行い、RAM121をデータ処理のワーク領域として用いる。プログラムを構成する命令は命令バス150を介してやり取りされ、オペランドはオペランドバス151を介してやり取りされる。
MPU122の周辺回路として、割り込みコントローラ(ICU)123、データ転送制御装置(DTC)124、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)125、バスステートコントローラ(BSC)126、コンペアマッチタイマ(CMT)130、コントロールエリアネットワークモジュール(CAN)131、シリアルペリフェラルインタフェースコントローラ(SPI)132、シリアルコミュニケーションインタフェースコントローラ(SCI)133、巡回冗長検査演算器(CRC)134、ウォッチドッグタイマ(WDT)135、プログラマブルパルスジェネレータ(PPG)136、汎用タイマ(TMR)137、リアルタイムクロック(RTC)18、デジタルアナログコンバータ(DAC)138、温度センサ139を有する。
更にBSC126及び外部バス115を介して外部にインタフェースされる入出力ポート回路140を有し、入出力ポート回路140はプログラマブルに入出力機能が設定される複数のポート(PRT)141を有する。
図14には耐ノイズ性を更に強化した例を示す。同図に示される半導体装置1Aは、動作電圧が5Vの5Vトランジスタ(5VTr)領域FLD_5vと、動作電圧が2Vの2Vトランジスタ(2VTr)領域FLD_2vに分けられる。図2の例は全て5VTr領域であった。
半導体装置1Aは、メイン電源2に接続するメイン電源端子10とバックアップ電源3に接続するバックアップ電源端子11の二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノード12に切り替え回路13Aで切り替えて接続することで動作する所定の内部回路(第1回路部)14Aと、メイン電源端子10から供給されるメイン電源を動作電源として動作するその他の回路部(第2回路部)15Aを有する。
第2回路15Aにおいて、命令を実行する中央処理装置(CPU)、CPUのワーク領域などに用いられるメモリ、入出力ポートなどCPUの周辺回路が含まれる回路171は2VTr領域FLD_2vに形成され、この領域FLD_2vはメイン電源端子10からのメイン電源を5Vから2Vに降圧するレギュレータ(RGL)170の出力を動作電源とする。
第1回路14Aにおいて前記記憶回路16、RTC17、及び発振回路15は2VTr領域FLD_2vに形成され、この領域FLD_2vは内部ノード12からの5V電源を2Vに降圧するレギュレータ(RGL)161の出力を動作電源とする。
切り替え回路13Aは電圧低下検出回路36及びスイッチ制御回路35が形成された2VTr領域FLD_2vと、その他の回路が形成された5VTr領域FLD_5vとから成る。この5VTr領域FLD_5vにはMOSスイッチ回路31,32のほかにレギュレータ160,161が形成されている。レギュレータ161は前述の通りである。レギュレータ160は、メイン電源端子10からの5Vのメイン電源を降圧し、また、バックアップ電源端子11からの5Vのバックアップ電源を降圧して、2Vの降圧電源を生成し、これを電圧低下検出回路36及びスイッチ制御回路35の動作電源として供給する。特に図示はしないが、メイン電源端子10からの5Vのメイン電源を降圧する第1レギュレータ部と、バックアップ電源端子11からの5Vのバックアップ電源を降圧する第2レギュレータ部とを有し、夫々のレギュレータ部の出力はダイオードを介して電圧低下検出回路36及びスイッチ制御回路35に共通に与えられる。
このように、電圧低下検出回路36及びスイッチ制御回路35は電圧レギュレータ160を介して動作電源が供給されるから図2の場合に比べて耐ノイズ性が向上させる。同様に記憶回路16、RTC17,発振回路15は内部電源ノード12の電圧がレギュレータ161を介して与えられるので、この点においても記憶回路16、RTC17,発振回路15の耐ノイズ性が向上される。
図15にはバックアップ電源3にコイン型リチウム電池(ボタン電池)を接続した場合の例が示される。半導体装置1は図2と全く同じでよい。電気二重層キャパシタの場合のように充電を要しないので、ダイオードを介してメイン電源端子10をバックアック電源端子11に接続しておくことを要しない。ノイズに対する影響は電気二重層キャパシタの場合に比べて小さくなるが、その影響を受けてバックアップ電源駆動時に電源遮断の虞があることに変わりはない。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、第1回路は時計回路を備える場合に限定されず、揮発性メモリであってもよく、不所望な電源遮断によって誤動作の虞のある回路であればよい。
半導体装置はマイクロコントローラに限定されず、種々の半導体装置に適用可能である。半導体装置はチップ又はペレット、単一チップをパッケージしたデバイス、更には複数チップを搭載したモジュールであってもよい。
メイン電源端子及びバックアップ電源端子は夫々複数個であってよいことは言うまでもいない。遅延回路の構成は上記に限定されず適宜変更可能である。
1、1A 半導体装置
2 メイン電源
3 はバックアップ電源
4 LCD表示器
5 検出回路
6 振動子回路
10 メイン電源端子
11 バックアップ電源端子
12 内部電源ノード
13,13A 切り替え回路
14 所定の内部回路(第1回路部)
15 その他の回路部(第2回路部)
15 発振回路
16 揮発性の記憶回路
17 時計用タイマ(RTC)
18 時計回路
20 時刻出力端子
21 イベント入力端子
24 時刻情報
26 イベント信号
31 第1のMOSスイッチ回路
32 第2のMOSスイッチ回路
35 スイッチ制御回路
36 電圧低下検出回路
DLY1 第1切り替え遷移時間
DLY2 第2切り替え遷移時間
40 短時間遅延回路
41 長時間遅延回路
42 アンドゲート
43 ノアゲート
NWDT ノイズ幅
100 時計カウンタ
101 アラーム部
104 割り込み制御部
105 キャプチャ制御部
108 プリスケーラ
120 ROM
121 RAM
122 プロセッサコア(MPU)
123 割り込みコントローラ(ICU)
124 データ転送制御装置(DTC)
125 ダイレクトメモリアクセスコントローラ
126 バスステートコントローラ(BSC)
130 コンペアマッチタイマ(CMT)
131 コントロールエリアネットワークモジュール
132 シリアルペリフェラルインタフェースコントローラ(SPI)
133 シリアルコミュニケーションインタフェースコントローラ(SCI)
134 巡回冗長検査演算器(CRC)
135 ウォッチドッグタイマ(WDT)
136 プログラマブルパルスジェネレータ(PPG)
137 汎用タイマ(TMR)
138 デジタルアナログコンバータ(DAC)
139 温度センサ
FLD_5v 動作電圧が5Vの5Vトランジスタ(5VTr)領域
FLD_2v 動作電圧が2Vの2Vトランジスタ(2VTr)領域
160,161,170 レギュレータ(RGL)

Claims (2)

  1. メイン電源に接続するメイン電源端子とバックアップ電源に接続するバックアップ電源端子の二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノードに切り替え回路で切り替えて接続することで動作する所定の内部回路を有し、
    前記切り替え回路は、前記二種類の電源端子の内の一方を内部電源ノードに切り替えて接続する過程において切り離し対象にされる電源端子の切り離しを、接続対象にされる電源端子の接続よりも遅延させ、前記内部電源ノードの接続先をバックアップ電源端子からメイン電源端子に切り替える場合の前記遅延を、メイン電源端子からバックアップ電源端子に切り替える場合の前記遅延よりも大きくし、
    前記切り替え回路は、前記メイン電源端子に供給される電源の電圧と参照電圧とを比較する比較回路と、前記比較回路の出力を入力して当該入力に対して第1遅延時間待った後にその出力に入力の変化を反映する第1遅延回路と、前記比較回路の出力を入力して当該入力に対して前記第1遅延時間よりも長い第2遅延時間待った後にその出力に入力の変化を反映する第2遅延回路と、前記比較回路の出力と前記第1遅延回路の出力を入力して前記メイン電源端子と内部電源ノードとの接続を切り替え制御する第1信号を生成する第1論理ゲート回路と、前記比較回路の出力と前記第2遅延回路の出力を入力して前記バックアップ電源端子と内部電源ノードとの接続を切り替え制御する第2信号を生成する第2論理ゲート回路を有し、
    前記切り替え回路は、前記メイン電源端子と前記内部電源ノードの間に配置され前記第1信号でスイッチ制御される第1のMOSスイッチ回路と、前記バックアップ電源端子と前記内部電源ノードの間に配置され前記第2信号でスイッチ制御される第2のMOSスイッチ回路を有し、
    前記第2のMOSスイッチ回路は、前記第1のMOSスイッチ回路よりも多い複数のMOSトランジスタを含み、
    前記第2のMOSスイッチは、前記複数のMOSトランジスタが直列に接続されて構成される、半導体装置。
  2. 請求項において、前記第1のMOSスイッチ回路はオン状態からオフ状態にされる応答時間がオフ状態からオン状態にされる応答時間よりも長くされ、前記第2のMOSスイッチ回路はオン状態からオフ状態にされる応答時間がオフ状態からオン状態にされる応答時間よりも長くされる、半導体装置。
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