JP5337428B2 - ディスク・ブレーキ・キャリパ本体およびその本体を備えるディスク・ブレーキ・キャリパ - Google Patents

ディスク・ブレーキ・キャリパ本体およびその本体を備えるディスク・ブレーキ・キャリパ Download PDF

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Description

この発明は、自動車両用のディスク・ブレーキ・キャリパの本体に関し、および前記本体を備えるディスク・ブレーキ・キャリパに関する。
通常のディスク・ブレーキでは、ブレーキ・キャリパが、ブレーキ・ディスクの外周縁を跨いでいる。ブレーキ・キャリパは、通常2つのアームを有し、それぞれのアームがブレーキ・ディスクの両側に被さって対向するように、構成される。キャリパの各アームとブレーキ・ディスクとの間に摩擦パッドが収容され、少なくとも1つのアームが、摩擦パッドをディスクに押し付けるための1つまたは複数の油圧ピストンおよびシリンダ・アセンブリをその中に有する。
周知のキャリパには、2つの基本的なタイプ、浮動キャリパおよび固定キャリパがある。浮動型キャリパでは、アームは相互に移動可能に連結されている。1つまたは複数の油圧ピストンおよびシリンダ・アセンブリが、ディスクの一方の面のアームに配置されて、ディスクのその面に1つまたは複数の摩擦パッドを直接押し付け、ディスクの他方の面の1つまたは複数の摩擦パッドは、他方のアームの反作用運動によって押し付けられる。対称的に、固定キャリパでは、それぞれのアームは、ディスクの半径方向端部を跨ぐ橋渡し部材によって、両端で固定的に相互連結され、各アームは1つまたは複数の油圧ピストンまたはシリンダ・アセンブリを有して、そのそれぞれのディスク面に摩擦パッドを直接押し付ける。
周知のディスク・ブレーキ・キャリパは、通常、たとえばオートバイのスタブ・アクスルまたはフォークなどの、ブレーキ・ディスクに相対して固定されている車両の支持構造に固定されている。通常の構成では、1つのアームが、2つ以上の装着部を有し、そのそれぞれが、キャリパを支持構造に装着するためのボルトなどの留め具を受け入れる留め具孔を有する。
通常のブレーキ・キャリパは、アーム、および、固定キャリパの場合は、橋渡し部材を有する本体を備える。ピストンおよびシールなどの様々な構成要素が本体に装着されている。通常、本体は、アルミニウム、アルミニウム合金、または鋼などの金属から製造される。本体は、機械仕上げされる鋳造品として形成されてもよく、または、1つまたは複数の中実な金属片もしくはビレットから機械加工されてもよい。本体がビレットから機械加工される場合は、ビレットは、圧延されたものでもよく、または鍛造品でもよい。
浮動型キャリパでは、2つのアームは、別々に製造され、反作用するアームが固定アームに対して動くことができるようにピンなどの手段によって相互に連結される。
固定キャリパの場合は、本体を2つに分けて製造することができ、各部分は、通常、1つのアームを備え、それぞれの部分が橋渡し部材を備える。製造に際し、それらの部分が、ボルトまたは他の固締具を使用して一体に組み立てられて、キャリパ本体を形成する。あるいは、固定キャリパ本体をワンピースで製造することも周知である。この後者の構成は、しばしばモノブロック構造と呼ばれる。
図1は、周知の固定型ブレーキ・キャリパの本体10を示す。本体10は、モノブロック構造であり、隔置された橋渡し部材13、14によって両端で相互連結された2つのアーム11、12を備える。補強ストラット15、16が、互いに直交して、2つのアーム11、12間および2つの橋渡し部材13、14間それぞれに延在している。本体10は、周知の方式でブレーキ・ディスク(図示せず)の周縁を覆って置かれるように設計され、アームは、対向するディスクの両側面に被さる。3つのシリンダ17が、各アームに形成されて、油圧ピストン(図示せず)を受け入れる。使用に際しては、ピストンがブレーキ・ディスクに向かって内側へ動かされて、周知の方式で、ブレーキ・パッド(図示せず)を対向するディスク面に押し付ける。1つのアーム11が、1対の装着孔18を有し、それによってキャリパを固定支持部に装着することができる。
ブレーキが掛けられたとき、ディスク・パッドによってディスクに加えられる締付け力は、本体による反作用を受け、アーム11、12をディスクから離れる外方向に撓ませることになる。これにより、ピストンの行程が増加し、したがってブレーキ・ペダルの踏み込み量が増加することになり得る。キャリパ本体10は、これらの撓みが許容範囲内に保たれるような十分な構造剛性をもたなければならない。しかしまた、キャリパの重量を最小限に保つ必要もある。これは、重量への配慮が極めて重要である高性能車両にキャリパを使用しようとする場合、およびブレーキ力が特に大きい場合に特にそうである。
したがって、構造剛性を増加させた改良型ディスク・ブレーキ・キャリパ本体、または、従来のキャリパ本体の構造剛性と同等な構造剛性を実現することができるが使用する材料が少ない改良型ディスク・ブレーキ・キャリパ本体が必要とされている。
また、そのような本体を有する改良型ディスク・ブレーキ・キャリパも必要とされている。
周知のキャリパ本体では、シリンダは、図1に示す本体10のハウジング20のように、アームの一部を形成するハウジング内に配置されている。通常、ハウジングの側方外側面21はシリンダの軸に対して実質的に直角に延在し、したがって、使用に際してはディスクの摩擦面と平行に延在する。重量を削減するために、ハウジングの半径方向外側および内側面(図示の上側および下側の面)22、23は、キャリパの構造剛性を損なわずに行うことができるところで、シリンダの輪郭に対合するように機械加工されることがある。ハウジングの上側および下側の面22、23をこのように機械加工する場合に、各シリンダの側壁を囲むハウジング24の領域は、丸められる側方内側および外側の縁を除いて、シリンダの軸にほぼ平行に延在する。
周知の構成は、キャリパ本体の重量を減少させようと試みながら剛性構造を実現する。他方において、剛性の増加を実現したシリンダ・ハウジング、または材料を減らして同等なレベルの剛性を実現することができるシリンダ・ハウジングを有するキャリパ本体が必要とされている。また、そのような本体を有する改良型ディスク・ブレーキ・キャリパも必要とされている。
本発明の第1の態様によれば、装着側アームおよび非装着側アームを備え、各アームが少なくとも1つの油圧ブレーキ・シリンダを収容するキャリパ本体であって、少なくとも1つのアームの側方外側面周りに延在する周縁補強バンドを有するキャリパ本体が提供される。
少なくとも1つの周縁補強バンドが、装着側アームの側方外側面周りに延在し得る。
本体は、2つの周縁補強バンドを有し、どちらのアームの側方外側面周りにも1つのバンドを延在させることができる。
各アームが、少なくとも2つの油圧ブレーキ・シリンダを有し得、各シリンダ周りにハウジング部を形成するように外形を作られ得、1つまたは複数の補強バンドそれぞれが、そのそれぞれのアーム上のシリンダ・ハウジング部の側方外側端部領域を相互連結する。各アームは、各シリンダ周りに部分的にドーム状または先細のシリンダ・ハウジング部を形成するように外形を作られ得る。各ハウジング部は、本体の側方方向に外方に向いた側方外側端部領域を有し得、少なくとも1つの周縁補強バンドが、アームの各ハウジング部の側方端部部分に連結されている。ハウジング部が部分的にドーム形である場合、少なくとも1つの周縁補強バンドは、ハウジング部の頂点またはそれに隣接する位置で各ハウジング部に連結され得る。シリンダ・ハウジング部は先細であり得、側方端部部分が、アームの側方内側面にほぼ平行に延在する側方端部壁部分を備え得る。少なくとも1つのバンドの少なくとも一部分が、シリンダ・ハウジング部の最大直径より薄い厚さを有し得る。少なくとも1つの周縁バンドの一部分が、それぞれのアームの最大のシリンダの直径より薄い厚さを有し得る。
少なくとも1つの周縁補強バンドは、ウェブによってシリンダ・ハウジング部に結合された側方外側領域を備え得、ウェブは、バンドの側方外側領域に比較して厚さが薄くなっている。
少なくとも1つの周縁補強バンドが装着側アームに設けられ、バンドは、アームの後端部からアームの前端部に向かって幅が増加し得る。
1つまたは複数のバンドのそれぞれの半径方向内側および外側面は、アームの側方内側面に直交する本体の横方向平面に対してある角度で傾斜し得る。
少なくとも1つの周縁バンドは、そのそれぞれのアームの側方外側縁部から半径方向へ、かつ側方、外向きに延在するように傾き得る。
アームは、隔置された橋渡し部材によって固く相互に連結され、本体は、装着側アーム上の周縁補強バンドであって、アームの前端部周りに延在し、橋渡し部材のうち前縁の部材に接続されている周縁補強バンドを備え得る。
アームは、隔置された橋渡し部材によって固く相互に連結され、本体は、非装着側アーム上の周縁補強バンドであって、アームの後端部周りに延在し、橋渡し部材のうち後縁の部材に接続されている周縁補強バンドを備え得る。
少なくとも1つの周縁補強バンドは、それを貫通する少なくとも1つの開口を有し得る。少なくとも1つの開口は、それぞれのアームの隣接する2つのシリンダのほぼ交差部に配置され得る。
アームは、第1の補強ストラットによって相互に連結され得、橋渡し部材は、第2の補強ストラットによって相互に連結され得る。第2の補強ストラットは2つの部分を有し得、第1の部分が、後縁橋渡し部材と第1の補強ストラットとを相互に連結し、第2の部分が、前縁橋渡し部材と第1の補強ストラットとを相互に連結し、第2の補強ストラットの両部分の少なくとも1つの幅がその長さに沿って変化する。少なくとも1つの部分の少なくとも1つの側方面が、本体の長手方向軸に対して傾き得る。
本発明の第2の態様によれば、装着側アームおよび非装着側アームを備え、各アームが少なくとも1つの油圧ブレーキ・シリンダを収容するキャリパ本体であって、各アームは、各シリンダ周りに部分的にドーム状または先細のシリンダ・ハウジング部を形成するように外形が作られているキャリパ本体が提供される。
各ハウジング部は、本体の側方方向に外方に向いた側方外側端部領域を有し得る。
ハウジング部は部分的にドーム形であり得る。
シリンダ・ハウジング部は先細であり得、側方端部部分が、アームの側方内側面にほぼ平行に延在する側方端部壁部分を備え得る。シリンダ・ハウジング部はほぼ円錐台形であり得る。
本発明の第3の態様によれば、ブレーキ・ディスクを跨ぐのに適したディスク・ブレーキ・キャリパ用のキャリパ本体において、前記ディスクが対向する摩擦面および回転軸を有し、前記ディスクが、前記回転軸に平行な軸方向および前記回転軸に垂直な軸に平行な接線方向、ならびに前記接線方向に垂直な軸に平行で前記回転軸に交差する半径方向を有するキャリパ本体であり、ディスクの第1の摩擦面に向かい合うのに適し、接線方向両端部を有する装着側アームと、ディスクの反対側の摩擦面に向かい合うのに適し、接線方向両端部を有する非装着側アームと、ディスクを跨ぎ、前記装着側アームと前記非装着側アームとを前記接線方向両端部で連結する少なくとも2つの端部橋渡し部を備えるフレーム構造とを備えるキャリパ本体であって、前記フレーム構造が隔置されたビームを備え、前記本体が、ディスクの摩擦面の1つにパッドを押し付けるピストンを収容するのに適したシリンダ・ハウジング部を少なくとも有する少なくとも1つの前記装着側アームおよび非装着側アームをさらに備え、少なくとも外側のシリンダ・ハウジング部が、接線方向外側面がアームの接線方向端部に向かった状態で、アーム端部に近接して配置され、前記少なくとも外側のシリンダ・ハウジング部から、少なくとも2つの離隔されたビームが前記接線方向外側面を始点に延出して、前記端部橋渡し部の少なくとも1つの少なくとも一部分を、開口を囲んで形成するキャリパ本体が提供される。
本発明の第4の態様によれば、本発明の第1または第2の態様のいずれかによるキャリパ本体を備えるディスク・ブレーキ・キャリパが提供される。
本発明の第5の態様によれば、ディスク・ブレーキ・キャリパ用の本体を設計する方法であって、ブレーキ・トルクの結果として発生する曲げモーメントを受けるときの動的ブレーキ荷重状態下の本体の剛性を解析するステップと、本体が動的ブレーキ状態下で必要なレベルの剛性を有し、一方、使用される材料の量を最小限まで低減するように、他の設計および製造上の制約条件を考慮しながら、本体を設計するステップとを含む方法が提供される。
本発明の第6の態様によれば、ディスク・ブレーキ・キャリパ用の本体を製造する方法であって、ブレーキ・トルクの結果として発生する曲げモーメントを受けるときの動的ブレーキ荷重状態下の本体の剛性を解析するステップと、キャリパ本体が動的ブレーキ状態下で必要なレベルの剛性を有し、一方、使用される材料の量を最小限まで低減するように、他の設計および製造上の制約条件を考慮しながら、キャリパ本体を製造するステップとを含む方法が提供される。
次いで、本発明のいくつかの実施形態が、単なる例として、残りの図面を参照して説明される。
図2〜7を参照すると、本発明の第1の実施形態によるディスク・ブレーキ・キャリパ本体30が示されている。本体30は、固定型キャリパ用であり、橋渡し部材33、34によって両端で連結された1対のアーム31、32を備える。
本実施形態では、キャリパ本体30はモノブロック構造であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの、単一のブロックまたは素材ビレットから機械加工される。しかし、キャリパ本体30は、任意の適切な製造方法によって、任意の適切な材料を使用して形成することができる。たとえば、本体は、2つに分けて製造し一体に組み立てることができ、かつ/または、本体は、鋳造および機械仕上げを用いて形成することができる。
キャリパ本体30は、1対の装着孔35を片側の両端に有し、各装着孔は、アームの1つ31と橋渡し部材33、34それぞれとの交差部に配置されている。その孔は、トルク反作用部材として働く車両の固定支持構造にキャリパを装着するためのボルト(図示せず)などの留め具を受け入れるように配置されている。ディスクに対して支持構造と同じ側に位置するアーム31は、装着側のアームとみなすことができ、反対側のアーム32は、非装着側アームとみなすことができる。
使用状態では、キャリパ本体は、連携するブレーキ・ディスク(図示せず)の外周縁を跨ぎ、アーム31、32が通常のようにディスクの両側にくるように配置される。図示の本体30は、車両の右側のブレーキ・ディスクと共に使用するように構成され、装着側アーム31はディスクの内側に配置されている。この配置では、車両が前方方向に走行するとき、連携するブレーキ・ディスクはその軸周りに図2の矢印Aの方向に回転する。したがって、橋渡し部材33は、前縁橋渡し部材とみなすことができ、本体のその端部を前端部とみなすことができる。逆に、反対側の橋渡し部材34は、後縁橋渡し部材とみなすことができ、本体のその端部を後端部とみなすことができる。
便宜上、用語「半径方向」は、本明細書ではキャリパ本体に関し、図2に示す本体の頭部から底部へまたはその逆の方向を示すのに使用され、この方向は、キャリパが使用状態にあるとき、連携するブレーキ・ディスクの半径にほぼ対応する。したがって、図2に示されるキャリパ本体の上面36aは、連携するブレーキ・ディスクの半径に関して外向き方向に向いているので半径方向外側面と呼ぶことができる。逆に、キャリパ本体の下面36bは、半径方向内側面と呼ぶことができる。
アーム31、32のそれぞれが、長手方向に隔置された3つのシリンダ37、38、39を収容し、その結果、一方のアーム31のシリンダ37、38、39が他方のアーム32のシリンダ37、38、39に対向するようになっている。シリンダは、キャリパが使用状態にあるとき、シリンダがディスクに関して円周上に隔置されるように配置される。使用状態では、シリンダ37、38、39のそれぞれは、ディスク・ブレーキが作動させられるとき摩擦パッド(図示せず)を連携ディスクの対向摩擦面に押し付けるピストン(やはり図示せず)を収容する。パッド(図示せず)は、ディスクのそれぞれの面に単一の弧状パッドを備え得、または、ディスクのそれぞれの面に複数のパッドを備えて、それによりそれぞれのパッドをピストン/シリンダ・アセンブリ毎に連携させるようにすることができる。パッドからのブレーキ荷重は、キャリパ本体30に伝達され、留め具を介して、トルク反作用部材へ伝達される。
シリンダ37、38、39は、キャリパ本体中の流体通路(図示せず)によって流体的に連結されており、それにより、周知の方式で油圧ブレーキ流体回路を形成する。油圧ブレーキ作動流体が油圧流体回路の入口に供給され、それにより、車両のブレーキを作動させたとき、ピストンおよびシリンダ・アセンブリ内の油圧を上昇させることによって、ブレーキ・パッドをブレーキ・ディスクに摩擦的に係合させて、両側のパッド間でディスクを締め付ける。キャリパの油圧流体回路はまた、必要なら、油圧ブレーキ流体回路から空気を抜き取ることができるようにするブリード・ニップル(図示せず)のための出口接続部を備える。
各アームのシリンダ37、38、39は、寸法が異なっており、最小径のシリンダ37が前端部に配置され、最大径のシリンダ39が後端部に配置される。これは、周知の方式で、パッドの全周範囲に亘って均一なブレーキ力を実現し、パッドの不均一な磨耗を抑える助けにするためである。
各アーム31、32は、使用状態では連携するブレーキ・ディスクの半径方向摩擦面に対向する側方内側面40を有する。側方内側面40は、平面であり、連携するディスクの摩擦面に実質的に平行に延在するように構成されている。
それぞれのアーム31、32は、それぞれのシリンダ周りに個々のハウジング部42を形成するような外形に作られている。本実施形態では、ハウジング部42は、シリンダの外側端部に向かって先細になっており、全体に円錐台形状を有する。ハウジング部42の外側端部は丸められて、ほぼ平面の側方端面領域43に繋がり、側方端面領域43は本体から外方向に面し、アームの内側面40にほぼ平行に整合する。シリンダ・ハウジング部42は、隣接するハウジング部42間のウェブ44によって互いに連結されており、ウェブ44は、ほぼシリンダの中心線に配置されている。
本体は、装着側アーム31の側方外側面周りに延在する第1の周縁補強バンド45を有する。第1の補強バンド45は、シリンダ・ハウジング部42の側方外側端部領域43から側方、外向きに突出し、アーム31の前端部周りに延在して前縁橋渡し部材33に連結する部分45aを有する。第1のバンドは、ハウジング部42の側方外側端部領域43に連結するウェブ部45bを有する。ウェブ部45bは、本体の半径方向に測った厚さが、ハウジング部42の最も大きいものの最大直径より薄く、この実施形態では、アーム内のシリンダの最も大きいもの39の直径よりも薄い。第1のバンドは、その全長の一部に、ウェブ45bの側方外側端部で厚さを増やした領域45cを有する。外側領域45cは、図2に示すように、キャリパの側方から見ると全体に楕円形であり、曲線状の半径方向外側および内側縁部を有し、構造剛性を補強するように働く。本実施形態では、外側領域45cはまた、後により詳細に説明する空冷システムの一部のための装着部として働く。数個の開口47、48、49、50、51、52が、本体30の構造剛性を損なうことなく材料の重量を低減するために、バンドを貫通して形成されている。少なくとも2つの開口47、49は隣接するシリンダ間に配置されている。
第2の周縁補強バンド55が、非装着アーム32の側方外側面周りに設けられている。第2のバンド55は、非装着アームの後端部周りに延在し、後縁橋渡し部材34に連結する部分55aを有する。第2の補強バンド55は、非装着アーム32のハウジング部42の側方外側領域43に連結するウェブ領域55bを有し、ウェブ領域55bは、半径方向厚さが、シリンダの最も大きいもの39を囲むハウジング部42の最大直径より小さい。第1のバンドと同様に、第2のバンドのウェブ領域は、半径方向厚さが、アーム32内のシリンダの最も大きいもの39の直径より薄い。半径方向厚さを増加させた領域55cが、第2のバンド55の側方外側縁部に沿って延在する。厚さを増加させた領域55cは、構造剛性をもたらすが、また、空冷システム用の装着部の一部も形成する。2つの開口57、58は、隣接する対のシリンダ間の位置で、第2のバンド55のウェブ領域55bを貫通して形成される。
第1の補強ストラット60が、2つのアーム31、32間の空隙を横切って、本体の長手方向軸Xにほぼ垂直に、本体の横方向に延在する。第2の補強ストラット61が、橋渡し部材33、34を第1のストラットに相互連結するために、空隙を横切って延在する。第2のストラットは2つの部分を有し、第1の部分61aは、後縁橋渡し部材34と第1のストラット60との間に延在し、第2の部分61bは前縁橋渡し部分33と第1のストラット60との間に延在する。第2のストラットの第1の部分61aの幅が、その長さに沿って変化し、ストラットの側方縁部62が、キャリパ本体30の長手方向軸に対して傾いていることに気付くであろう。
キャリパ本体30は、両方のアームのシリンダ・ハウジング部42の上に冷却空気が吹き付けられる空冷システムと共に使用するようになされている。冷却システムは、図には示されておらず、本発明の一部を形成するものではない。とはいえ、冷却空気は、装着側アーム31上に導かれ、空気の一部はそのアームのハウジング部42上を流れ、空気の一部は、カウリング・システムによって、第1のストラット60を渡って非装着側アームのシリンダ・ハウジング部40上に導かれる。第1のストラット60の半径方向外側面63が陥凹してチャネルを形成し、それに沿って、両側の隆起縁63aに装着されたカウリングを用いて冷却空気を流すことができる。カウリングは、第2の周縁バンド55の側方外側縁部の、半径方向厚さが増加した領域55cに装着され、領域55cに連結して非装着側アーム32のシリンダ・ハウジング部42を取り囲む縁63aの延長部分によって支持される。開口64が、両アームの側方内側壁領域70で、シリンダ・ハウジング部42の間に設けられ、その開口64を通して、冷却空気を、使用に際してディスクおよびディスク・パッド上に流すことができる。
前述のように、ディスク・ブレーキが作動すると、本体30がディスクに掛かる締付け荷重に反作用するので、キャリパ本体が撓みを受ける。これに加えて、ディスクの回転中にブレーキが掛けられると、キャリパ本体30は、トルク荷重が掛かる結果、曲げモーメントを受けることになる。図2に示されるキャリパ本体の場合、車両が前方方向に走行しているときの事例として、ブレーキが掛けられ、ディスクが矢印Aの方向に回転していると、矢印Bの方向の曲げモーメントがキャリパ本体に発生する。この曲げモーメントが、キャリパ本体を捻ろうとし、ブレーキ・パッドに不均一な磨耗を起こす可能性がある。さらに、キャリパ本体30が連携するブレーキ・ディスクに力を加えるとき、ディスクをその軸周りに捩ろうとする別の望ましくない力が発生し得る。これが、たとえば、キャリパのアーム31、32にさらに撓みを起こさせる。
従来、キャリパ本体は、本体が静的ブレーキ荷重(すなわち、ブレーキ・ディスクが静止している状態)を受けるときに起きる撓みに抵抗するように設計され、したがって、曲げモーメントは考慮されていなかった。それとは対照的に、本発明によるキャリパ本体30は、動的ブレーキ荷重下のブレーキ・トルクによって発生する曲げモーメントを考慮に入れて設計されている。この点で、周縁補強バンド45、55が、ブレーキ作動中に発生する曲げモーメントに耐えるように構成されている。試験では、キャリパ本体30は、本体が静的ブレーキ荷重を受けているときよりも、動的ブレーキ荷重下の曲げモーメントを受けているときの方が、高い剛性を示すことが分かった。
補強バンドが存在することによって、キャリパ本体30の他の個所に必要とされる材料が少なく、その結果、同等の剛性を有する従来のキャリパ本体と比較すると、キャリパの全体重量が低減する。たとえば、装着側アーム31と後縁橋渡し部材34との交差部には、最小限の材料だけが要求される。同様に、非装着側アーム32の前端部と前縁橋渡し部材33とは半径方向厚さを減らしたビームによって連結されている。さらに、シリンダを取り巻くアーム31、32に使用される材料は、シリンダ・ハウジング42を従来のキャリパ本体よりもはるかにシリンダに近い外形にすることによって減少させられている。シリンダ・ハウジング部42の先細形状はまた、キャリパ本体の構造剛性および不撓性に寄与すると考えられる。
本発明によるキャリパ本体は、従来のキャリパ本体より少ない材料を使用して同等なレベルの剛性をもたらすように構成することができる一方、本発明のキャリパ本体は、従来の設計のキャリパ本体と同量の材料を使用して剛性を増加させるように構成することができることが当業者には理解されよう。
従来のキャリパ本体は、静的ブレーキ荷重に対処するように設計されているので、平面図で見ると、全体に対称的な外側輪郭を有する傾向にある。当然、従来のキャリパ本体は、装着および流体の接続を行う必要があるので、完全に対称的ではないが、一般に、それらは、平面図で見るとほぼ対称的な輪郭を有する。キャリパ本体30に周縁補強バンド45、55を使用し、他の個所の材料を減らすことによって、平面図で見たときに、明確に非対称的な外観が本体30に与えられることが指摘されよう。
本発明によるキャリパ本体130を備えるキャリパ129の第2の実施形態が、図8〜12に示されている。同じ参照番号に100だけ増やした参照番号が、第1の実施形態の構成部分と同じ、または同じ機能を果たす第2の実施形態の構成部分を示すのに使用されている。
固定型キャリパ129は、本体の長手方向両端で橋渡し部材133、134それぞれによって連結されている1対のアーム131、132を備える本体130を有する。
キャリパ本体130はモノブロック構造であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの、単一のブロックまたは素材ビレットから機械加工される。しかし、キャリパ本体130は、任意の適切な製造方法によって、任意の適切な材料を使用して形成することができる。たとえば、本体は、2つに分けて製造し一体に組み立てることができ、かつ/または、本体は、鋳造および機械仕上げを用いて形成することができる。
キャリパ本体130は、1対の装着孔135を片側に有し、各装着孔が、アームの1つ131と橋渡し部材133、134それぞれとの交差部に配置されている。その孔は、トルク反作用部材として働く車両の固定支持構造(図示せず)にキャリパを装着するためのボルト(やはり図示せず)などの留め具を受け入れるように配置されている。ディスクに対して支持構造と同じ側に位置するアーム131は、装着側のアームとみなすことができ、反対側のアーム132は、非装着側アームとみなすことができる。
図9に示されるように、使用状態では、キャリパ129は、連携するブレーキ・ディスク170の外周縁を跨ぎ、アーム131、132が通常のようにディスクの両側にくるように配置されるように構成される。図示の本体130は、車両の右側のブレーキ・ディスクと共に使用するように構成され、装着側アーム131はディスクの内側に配置されている。この配置では、車両が前方方向に走行するとき、連携するブレーキ・ディスクはその軸周りに図9の矢印Cの方向に回転する。したがって、橋渡し部材133は、前縁橋渡し部材とみなすことができ、本体のその端部を前端部とみなすことができる。逆に、反対側の橋渡し部材134は、後縁橋渡し部材とみなすことができ、本体のその端部を後端部とみなすことができる。
アーム131、132のそれぞれが、長手方向に隔置された2つのシリンダ137、138を収容し、その結果、一方のアーム131のシリンダ137、138が、他方のアーム132のシリンダ137、138に対向する。シリンダは、キャリパが使用状態にあるとき、シリンダがディスクに関して円周上に隔置されるように配置される。使用状態では、シリンダ137、138のそれぞれは、ディスク・ブレーキが作動させられるとき摩擦パッド172を連携するディスクの対向摩擦面173、174に押し付けるピストン171を収容する。パッド172は、ディスクのそれぞれの面に単一の弧状パッドを備え得、または、ディスクのそれぞれの面に複数のパッドを備えて、それによりそれぞれのパッドをピストン/シリンダ・アセンブリ毎に連携させるようにすることができる。パッド172からのブレーキ荷重は、キャリパ本体130に伝達され、留め具を介して、トルク反作用部材へ伝達される。
シリンダ137、138は、キャリパ本体中の流体通路(図示せず)によって流体的に連結されており、それにより、周知の方式で油圧ブレーキ流体回路を形成する。油圧ブレーキ作動流体が油圧流体回路の入口175に供給され、それにより、車両のブレーキを作動させたとき、油圧を上昇させることによって、ピストン171を内方へ移動させて、パッド172を押してブレーキ・ディスクに係合させ、その結果、両側のパッド間でディスクが締め付けられる。キャリパの油圧流体回路はまた、必要なら、油圧ブレーキ流体回路から空気を抜き取ることができるようにするブリード・ニップル176のための出口接続部を備える。
各アームのシリンダ137、138は、寸法が異なり、最小径のシリンダ137が前端部に配置され、最大径のシリンダ138が後端部に配置される。これは、周知の方式で、パッドの全周範囲に亘って均一なブレーキ力を実現し、パッドの不均一な磨耗を抑える助けにするためである。
各アーム131、132は、使用状態では連携するブレーキ・ディスク170の半径方向摩擦面173、174に対向する側方内側面140を有する。側方内側面140は、平面であり、連携するディスクの摩擦面に実質的に平行に延在するように構成されている。図11および14から最も良く分かるように、装着側アームの内側面140は、非装着側アームの内側面140より半径方向に深くなっている。非装着側アームでは、内側面140の下側または半径方向内側縁部140aはシリンダ・ハウジング部の輪郭を緊密になぞっている。一方、装着側アームは、より大きなほぼ長方形の内側壁部を有し、それにより、装着孔135が形成されている装着部の構造剛性を補強する。
それぞれのアーム131、132は、それぞれのシリンダ周りに個々のハウジング部142を形成するような外形に作られている。本実施形態では、ハウジング部142は、部分的に、本体130の側方方向に外方に向いた側方端面領域143を有するドーム形である。ハウジング部142の側壁領域は、ウェブ144によって相互に連結されている。
第1の周縁補強バンド145が、装着側アーム131の側方外側面周りに延在する。第1のバンド145は、大きい方のシリンダ138周りのシリンダ・ハウジング部142の側方外側面領域143に連結し、他方のシリンダ・ハウジング部142の周りに弧状に延在し、そこで前縁橋渡し部材133に連結する側方外側領域145cを有する。第1の補強バンド145は、半径方向厚さの減ったウェブ領域145bを有し、そのウェブ領域145bは、アーム131の前端部の小さい方のシリンダ137を取り囲むシリンダ・ハウジング部142の側方外側面領域143に連結している。この実施形態の第1の周縁バンド145は、ドーム形ハウジング部142の頂点またはそれに近い位置で側方外側端部領域143に連結している。図9から分かるように、第1の周縁バンドの幅(キャリパ本体の側方方向で測った)は、アーム131の後端部から前端部に向かって増加する。
ウェブ部145bは、本体の半径方向に測った厚さが、シリンダ・ハウジング部142の最も大きいものの最大直径より薄い。この実施形態のウェブ145bの半径方向厚さはまた、装着側アーム131内のシリンダの最も大きいもの138の直径よりも薄い。
図12で最も良く分かるように、第1の周縁補強バンド145は、半径方向へ、かつ側方、外向きに傾いている。したがって図12に示されたキャリパ本体では、第1の周縁バンド145は、上方へ、かつ装着側アーム131から離れる側方へ延びている。
第1の実施形態と同様に、第2の周縁補強バンド155が、非装着アーム132の側方外側面周りに設けられている。第2のバンド155は、非装着アーム132の後端部周りに延在して、後縁橋渡し部材134に連結する部分155aを有する。第2の補強バンド155は、非装着アーム132のハウジング部142の側方外側領域143に連結し、半径方向厚さが、シリンダの最も大きいもの138を囲むハウジング部142の最大直径より薄い。少なくとも、第2の周縁バンド155の一部分155aは、半径方向厚さが、アーム132内のシリンダの最も大きいもの138の直径より薄い。
第2の周縁補強バンド155もまた、半径方向へ、かつ側方、外向きに傾いている。したがって図8に示されたキャリパ本体では、第2の周縁バンド155は、上方へ、かつ非装着側アーム132から離れる側方へ延びており、バンドの上側および下側の面は、本体の長手方向に沿った垂直面に対して傾いている。
第1の補強ストラット160が、2つのアーム131、132間の空隙を横切って、本体の長手方向軸Xにほぼ垂直に、本体の横方向に延在する。第2の補強ストラット161が、橋渡し部材133、134を第1のストラットに相互連結するために、空隙を横切って延在する。第2のストラットは2つの部分を有し、第1の部分161aは、後縁橋渡し部材134と第1のストラット160との間に延在し、第2の部分161bは前縁橋渡し部分133と第1のストラット160との間に延在する。第2のストラットの両部分161a、161bの幅が、それぞれの長さに沿って変化し、第1のストラットに連結される端部が、それらそれぞれの橋渡し部材133、134に接続される端部より幅広であることに気付くであろう。図9から最も良く分かるように、第1の部分161aの非装着側縁部161c、および第2の部分161bの装着側縁部161dは、キャリパ本体の長手方向軸Xに対して傾いており、他方の側の両縁部は長手方向軸Xに平行に延在している。
第1の実施形態に関して説明したのと同様に、周縁補強バンド145、155は、特に、ディスクが前方方向に回転している状態でブレーキを掛けることによって本体が曲げモーメントを受けたときの、キャリパ本体の剛性を増加させる。周縁バンド145、155が存在することによって、キャリパ本体の他の個所、特に、従来のキャリパ本体に存在する材料の多くを減らして個々の部分的にドーム状のシリンダ・ハウジング142を形成するアームにおいて、材料を最小限まで減らすことができる。前縁橋渡し部材133と非装着側アーム132との交差部、および後縁橋渡し部材134と装着側アーム131との交差部の材料もまた、最小限まで減らされる。これらの構成の結果、平面図で見ると極めて非対称的なキャリパ形状になる。
シリンダ・ハウジング部142の部分的なドーム形もまた、第1の実施形態の先細シリンダ・ハウジング部42と同じように、キャリパ本体130の構造剛性に寄与していると考えられる。ある種の用途では、周縁補強バンドが無くても、個々の先細または部分的にドーム状のシリンダ・ハウジング部を形成するようにアームの形状を作るコンセプトを適用することが有益であり得る。
ブレーキ・トルクから生じる曲げモーメントを含む動的ブレーキ荷重を受けるときに必要なレベルの剛性を実現し、他方で、本体に使用される材料を最小限に抑えるようにキャリパ本体を設計するコンセプトは、多数のキャリパ本体の用途に適用することができ、個々に特許請求の範囲に記載され得る。同様に、キャリパがブレーキ・トルクから生じる曲げモーメントを含む動的ブレーキ荷重を受けるとき、本体が必要なレベルの剛性を有し、他方で、本体に使用される材料を最小限に抑えるようにブレーキ・キャリパ本体を製造する方法もまた、個々に特許請求の範囲に記載され得る。キャリパ本体に使用される材料を最小限に抑えることが望ましい一方で、他の設計および製造要件では、使用される材料の量が、無条件に所望の剛性をもたらすのに必要な最小限であることが要求されない場合もあることを当業者は理解するであろう。たとえば、キャリパ内の応力レベルが許容範囲内に保たれている必要がある。
本発明が、現時点で最も実際的で好ましい実施形態であると考えられるものに関して説明されてきたが、本発明は、開示された構成に限定されるのではなくて、本発明の主旨および範囲に含まれる様々な変更形態および同等な構造物を包含するものと理解されるべきである。たとえば、周縁補強バンドをそれぞれのアーム周りに設けることが好ましいが、これがそうである必要はなく、1つだけのアーム周りに唯1つの周縁バンドを有することによって著しい利点を達成することができる。さらに、本発明は、固定型ディスク・ブレーキ・キャリパに対して特に用途があるが、本原理は浮動型キャリパに対しても適用することができる。
周知の固定型ブレーキ・キャリパの本体を示す透視図である。 本発明によるブレーキ・ディスク・キャリパ本体の第1の実施形態を本体の前端部から、かつ側方に向かって見た透視図である。 キャリパ本体の他方の側から見た図2と同様な図である。 図2のキャリパ本体の上面図である。 図2のキャリパ本体の下面図である。 図2のキャリパ本体の側面図である。 図2のキャリパ本体の前端部を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるキャリパ本体を有するブレーキ・ディスク・キャリパの透視図である。 図8のキャリパの上面図である。 図8のキャリパの下面図である。 図8のキャリパの側面図である。 図8のキャリパの前端部を示す図である。 図8のキャリパの後端部を示す図である。 図8のキャリパの、図9の線X−Xに沿った断面図である。
符号の説明
10 キャリパ本体
11 アーム
12 アーム
13 橋渡し部材
14 橋渡し部材
15 補強ストラット
16 補強ストラット
17 シリンダ
18 装着孔
20 ハウジング
21 側方外側面
22 半径方向外側面
23 半径方向内側面
24 ハウジング
30 キャリパ本体
31 アーム
32 アーム
33 橋渡し部材
34 橋渡し部材
35 装着孔
36a キャリパ本体の上面
36b キャリパ本体の下面
37 シリンダ
38 シリンダ
39 シリンダ
40 側方内側面
42 ハウジング部
43 側方端面領域
44 ウェブ
45 第1の周縁補強バンド
45a 連結部分
45b ウェブ部
45c 外側領域
47 開口
48 開口
49 開口
50 開口
51 開口
52 開口
55 第2の周縁補強バンド
55a 連結部分
55b ウェブ領域
55c 厚さ増加領域
57 開口
58 開口
60 第1の補強ストラット
61 第2の補強ストラット
61a 第1の部分
61b 第2の部分
62 側方縁部
63 第1のストラットの半径方向外側面
63a 隆起縁
64 開口
70 アームの側方内側壁領域
129 キャリパ
130 キャリパ本体
131 アーム
132 アーム
133 橋渡し部材
134 橋渡し部材
135 装着孔
137 シリンダ
138 シリンダ
140 側方内側面
140a 半径方向内側縁部
142 ハウジング部
143 側方端面領域
144 ウェブ
145 第1の周縁補強バンド
145b ウェブ領域
145c 側方外側領域
155 第2の周縁補強バンド
155a 連結部
160 第1の補強ストラット
161 第2の補強ストラット
161a 第1の部分
161b 第2の部分
170 ブレーキ・ディスク
171 ピストン
172 摩擦パッド
173 摩擦面
174 摩擦面
175 入口
176 ブリード・ニップル

Claims (19)

  1. ディスク・ブレーキ・キャリパ本体であって、
    前記キャリパ本体はブレーキディスクを跨ぐ装着側アームおよび非装着側アームを備え、
    前記アームが長手方向両端でブレーキディスクの半径方向端部を跨ぐ橋渡し部材によって連結され各前記アームが対応する油圧ブレーキピストンを受け入れるのに適しており各シリンダ周りにハウジング部が形成される2つ若しくはそれ以上の油圧ブレーキ・シリンダを備えるキャリパ本体であり、
    前記キャリパ本体は2つの周縁補強バンドを有し、
    各々の前記周縁補強バンドは対応する1つの前記アームの側方外側面周りに延在し、それぞれの前記アームのシリンダのハウジング部の側方外側端部領域を相互連結し、
    半径方向に貫通する少なくとも1つの開口を有する少なくとも1つの周縁補強バンドを有するディスク・ブレーキ・キャリパ本体。
  2. 各前記アームは、各シリンダ周りに部分的にドーム状または先細のシリンダ・ハウジング部を形成するように外形が作られている、請求項1に記載のキャリパ本体。
  3. 各ハウジング部が、前記キャリパ本体の側方方向に外方に向いた側方外側端部領域を有し、それぞれの周縁補強バンドが、それぞれの前記アームの各ハウジング部の前記側方端部部分に連結されている、請求項2に記載のキャリパ本体。
  4. 前記ハウジング部が部分的にドーム形であり、それぞれの周縁補強バンドが、それぞれの前記アームの前記ハウジング部の頂点またはそれに隣接する位置で各ハウジング部に連結される、請求項2または請求項3に記載のキャリパ本体。
  5. 前記シリンダ・ハウジング部が先細になっており、前記側方端部部分が、前記アームの側方内側面にほぼ平行に延在する側方端部壁部分を備える、請求項2または請求項3に記載のキャリパ本体。
  6. 少なくとも1つの前記周縁補強バンドの少なくとも一部分が、それぞれの前記アームの前記シリンダ・ハウジング部の最大直径より薄い厚さを有する、請求項1から請求項5のいずれかに記載のキャリパ本体。
  7. 少なくとも1つの前記周縁補強バンドが、それぞれの前記アームの最大のシリンダの直径より薄い厚さを有する、請求項6に記載のキャリパ本体。
  8. 少なくともその長さの一部分に関し、少なくとも1つの前記周縁補強バンドが、ウェブによってシリンダ・ハウジング部に結合された側方外側領域を備え、前記ウェブは、前記バンドの前記側方外側領域に比較して厚さが減じている、請求項6に記載のキャリパ本体。
  9. 前記装着側アーム前記周縁補強バンドは前記アームの後端部から前記アームの前端部に向かって幅が増加する、請求項1から請求項8のいずれかに記載のキャリパ本体。
  10. 少なくとも1つの前記周縁補強バンドのそれぞれの半径方向内側および外側面が、前記アームの側方内側面に直交する前記キャリパ本体の横方向平面に対してある角度で傾斜している、請求項1から請求項9のいずれかに記載のキャリパ本体。
  11. 少なくとも1つの前記周縁補強バンドが、そのそれぞれの前記アームの側方外側縁部から半径方向へ、かつ側方、外向きに延在するように傾いている、請求項1から請求項10のいずれかに記載のキャリパ本体。
  12. 前記装着側アーム上の前記周縁補強バンドが、前記アームの前端部周りに延在し、前記橋渡し部材のうち前縁の部材に接続されている周縁補強バンドを備える、請求項1から請求項11のいずれかに記載のキャリパ本体。
  13. 前記非装着側アーム上の前記周縁補強バンドが、前記アームの後端部周りに延在し、前記橋渡し部材のうち後縁の部材に接続されている周縁補強バンドを備える、請求項1から請求項12のいずれかに記載のキャリパ本体。
  14. 前記少なくとも1つの開口が、一般的にそれぞれの前記アームの隣接すシリンダの間に配置される、請求項1から請求項13のいずれかに記載のキャリパ本体。
  15. 前記アームが、第1の補強ストラットによって相互に連結され、前記橋渡し部材が、第2の補強ストラットによって相互に連結される、請求項1から請求項14のいずれかに記載のキャリパ本体。
  16. 前記第2の補強ストラットが2つの部分を備え、第1の部分が、後縁橋渡し部材と前記第1の補強ストラットとを相互に連結し、第2の部分が、前縁橋渡し部材と前記第1の補強ストラットとを相互に連結し、前記第2の補強ストラットの前記両部分の少なくとも1つの幅がその長さに沿って変化する、請求項15に記載のキャリパ本体。
  17. 前記少なくとも1つの部分の少なくとも1つの側方面が、前記キャリパ本体の長手方向軸に対して傾いている、請求項16に記載のキャリパ本体。
  18. キャリパ本体であって、その中で前記キャリパ本体が上面から見たときに明確に非対称的な外観を持っている請求項1から請求項17のいずれかに記載のキャリパ本体。
  19. キャリパ本体であって、その中で前記周縁補強バンド及び前記アームの外形がキャリパ本体を上面から見たときに明確に非対称的にする請求項1から請求項18のいずれかに記載のキャリパ本体。
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