JP5336824B2 - 撥水・撥油性皮膜形成用樹脂組成物、及び塗装品 - Google Patents
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Description
フッ素樹脂は、主鎖の構成成分としてフロロオレフィン基(フルオロオレフィン基ともいう)などのフッ素基が導入された樹脂である。分子内に導入するフロロオレフィン基は、次の一般式(2)で表されるような構造のモノマーをラジカル重合することにより導入が可能になる。
(R2は、炭素数1〜6のアルキル基、pは1〜250の整数を示す)
(R3は、炭素数1〜6のアルキル基、qは1〜250の整数を示す)
(R4は、−OOC(CH3)C=CH2又は−OOCH=CH2、rは1〜250の整数を示す)
(R5は、炭素数1〜6のアルキル基又は−CH=CH2、sは1〜250の整数を示す)
イソシアネート樹脂は硬化剤として用いられるものである。イソシアネート樹脂の材料となるイソシアネート化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば、リジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,4(又は2,6)−ジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,3−(イソシアナトメチル)シクロヘキサンなどの環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート類;リジントリイソシアネートなどの3価以上のポリイソシアネートなどの有機ポリイソシアネート;前記有機ポリイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂又は水などの付加物;前記有機ジイソシアネート同士の環化重合体(例えばイソシアヌレート)、ビウレット型付加物などが挙げられる。これらは、1種単独で、又は2重以上を併用して使用することができる。このうち、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートが好適に用いられる。
オルガノシランは、アルコシキド基や炭化水素基などの有機基がケイ素原子と結合したシラン化合物又はその加水分解重合物である。オルガノシランのモノマーとしては、基本構造として次のようなシラン化合物が知られている。
3官能シラン … X−Si−(OR)3
2官能シラン … X2−Si−(OR)2
1官能シラン … X3−Si−OR
(式中、X、Rは、1価の炭化水素基であり、同じでも異なっていてもよい)
塩基性有機シラン化合物は、オルガノシランのシラノール基の縮合に用いられる触媒である。オルガノシランのシラノール基の縮合には、一般的に、酸性触媒、塩基性触媒、ジブチル錫ジラウリレートなどの有機金属化合物が用いられるが、本発明においては、塩基性の有機シラン化合物を用いる。塩基性有機シラン化合物を用いることにより、オルガノシランのシラノール基を縮合し架橋させて接着性の高い皮膜を形成することができる。
撥水・撥油性皮膜形成用樹脂組成物は、好ましくは溶剤により希釈されるものである。溶剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、親水性溶剤として、メタノール、エタノール、イソプロパノール(IPA)、n−ブタノール、イソブタノールなどの低級脂肪酸アルコール類;エチレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテルなどのエチレングリコール誘導体;ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどのジエチレングリコール誘導体;ジアセトンアルコールなどを挙げることができ、これらの溶剤を1種単独で、又は、2種以上を組み合わせて使用することができる。このうち、アルコール系溶剤の使用は、オルガノシランや塩基性有機シラン化合物との親和性が高いので好ましい。
本発明の塗装品は、上記の樹脂組成物により基材の表面に塗膜を形成し、硬化させることにより得ることができる。得られた塗装品は、上記樹脂組成物により、親水性の汚れが付着しにくく、また親水性の汚れが付着したとしても除去しやすい皮膜が形成されているので、親水性の汚れに強いものとなっている。また、撥水性の皮膜が形成されており、油や親油性の汚れが付着しても容易に除去することができるものである。さらに、基材への接着性に優れた皮膜が形成されているので、撥水性及び撥油性の機能を長期間維持することができ、長期間、親水性及び親油性の汚れに強い塗装品となっている。
図1は、上記の樹脂組成物が塗装されて形成された皮膜(塗膜)の構造の一例を説明する模式図である。この皮膜は、ジメチルシリコン基と水酸基とを有するフッ素樹脂及びイソシアネート樹脂により硬化された樹脂マトリックスが、主成分として含んでいる構成となっている。しかしながら、フッ素樹脂とイソシアネート樹脂だけでは基材に対して高い接着力を得ることができない。そこで、さらにオルガノシランと塩基性有機シラン化合物とを添加する。それにより、接着性の高い皮膜を形成することができる。
樹脂組成物の成分として次のものを使用した。
・イソシアネート樹脂:ブロックイソシアネート(旭化成ケミカル株式会社製TPA−B80X);ブロック剤としてメチルケトオキシムを用いたヘキサメチレンジイソシアネート主体のブロックイソシアネート
・オルガノシラン:エチルシリケート40:4官能シリケート(多摩化学工業株式会社製);テトラエトキシシランの加水分解物、重合度5
塩基性有機シラン化合物:γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン株式会社製TSL−8331)
溶剤:キシレン、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール
樹脂組成物の成分として実施例1と同じものを使用し、表1に記載する配合量で実施例1と同様の方法にて混合することにより、比較例1〜3の樹脂組成物を得た。
触媒として、塩基性有機シラン化合物ではなく、ジブチル錫ジラウリレートを使用した。その他は、表1に示す配合量にて実施例1と同じ材料及び方法により、比較例4の樹脂組成物を得た。
一般的なフッ素樹脂塗料を調製した。樹脂組成物材料として下記のものを用いた。その他は、表1に示す配合量にて実施例1と同じ方法により、比較例5の樹脂組成物を得た。
イソシアネート樹脂:日本ポリウレタン株式会社製コロネートHK;(ヘキサメチレンジイソシアネート主体のイソシアネート樹脂 NCO含有量:21.5%)
一般的な撥水性シリコーン樹脂塗料を調製した。樹脂組成物材料として下記のものを用いた。その他は、表1に示す配合量にて、比較例6の樹脂組成物を得た。
(皮膜の形成)
実施例及び比較例の樹脂組成物を、エアスプレーを用いて、基材に平均膜厚5μmになるように塗装し、180℃、30分で加熱硬化することにより皮膜を作成した。なお、基材は次のものを用いた。
(1)汚染除去性(初期)
上記の各皮膜に、地下水(蒸発残分中のシリカ濃度60重量%、大阪府門真市近郊にて採取)を数滴滴下し、60℃の乾燥機中で水分を蒸発させることにより、皮膜の表面に水垢を付着させた。この地下水の滴下及び乾燥の作業を繰り返して計8回行った。その後、付着した水垢を布で拭き取り、拭き取りやすさを次の基準にて判定し、水垢による汚染の除去性を評価した。
○ … ほぼ完全に拭き取れる
△ … 約半分程度拭き取れる
× … ほとんど除去することができない
上記の各皮膜を、磨耗試験装置(大同理科株式会社製 ウォッシャビリティ磨耗試験装置 )により、水を含ませたスポンジにて5000回往復して擦った。その後、上記(1)と同様の汚染除去試験を行い、次の基準にて判定し、磨耗後の汚染除去性を評価した。
○ … ほぼ完全に拭き取れる
△ … 約半分程度拭き取れる
× … ほとんど除去することができない
上記の各皮膜が形成された塗装品を、90℃の熱水に60時間浸漬した後、JISK−5400の方法に準拠してクロスカッターを用いて試験を行い、皮膜の密着性を次の基準にて判定し、評価した。
○ … 80〜100/100 (100升目中80%以上皮膜が残存)
△ … 50〜80/100 (100升目中50%以上皮膜が残存)
× … 50/100未満 (100升目中皮膜の残存が50%未満)
上記の各皮膜が形成された塗装品を、水道水中に1ヶ月間浸漬した後、JISK−5400の方法に準拠してクロスカッターを用いて試験を行い、皮膜の密着性を次の基準にて判定し、評価した。
○ … 80〜100/100 (100升目中80%以上皮膜が残存)
△ … 50〜80/100 (100升目中50%以上皮膜が残存)
× … 50/100未満 (100升目中皮膜の残存が50%未満)
1cm□に切断したキッチンペーパーを皮膜上に置きこのキッチンペーパー上に5重量%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、時計皿を被せて水溶液が蒸発しないように静置した。翌日、キッチンペーパーを除去すると共に、前記同様に薬品を新たに滴下したキッチンペーパーを皮膜上に置き、時計皿を被せて静置した。この操作を7日間繰り返し、7日後の皮膜の外観を次の基準にて判定し、耐薬品性を評価した。
○ … 滴下していた部分にわずかに変化の跡がある
△ … 滴下していた部分に枠状になって跡がある
× … 皮膜が剥離する
表1のように、実施例1〜7の樹脂組成物で得た皮膜は、良好な撥水性・撥水維持性、接着性を示している。すなわち、接着が難しいとされているステンレスに対しても優れた接着性を示すことが確認された。これに対して、比較例1〜4の樹脂組成物で得た皮膜は、特に接着性が低下していることが確認された。また、比較例5及び6が示すように、一般的なフッ素樹脂や撥水性シリコーン樹脂で得られた皮膜では、耐汚染性や接着性を満足させることができないことが確認された。
Claims (5)
- オルガノシランの含有量が、樹脂組成物中の固形分全量に対して1〜40重量%であることを特徴とする請求項1に記載の撥水・撥油性皮膜形成用樹脂組成物。
- 塩基性有機シラン化合物の含有量が、樹脂組成物中の固形分全量に対して0.1〜30重量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撥水・撥油性皮膜形成用樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の撥水・撥油性皮膜形成用樹脂組成物により基材の表面に皮膜を形成してなる塗装品。
- 基材が、金属、ガラス、セラミックのいずれかである請求項4に記載の塗装品。
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