JP5332884B2 - 搬送ベルトの送り量補正方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

搬送ベルトの送り量補正方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、搬送ベルトの送り量補正方法及びインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェットヘッドからインク滴を吐出させて記録媒体に印字を行うインクジェット記録装置として、複数のローラに張架された無端状の搬送ベルトによって記録媒体を搬送させるものが知られている。
この搬送ベルトは、一般に、帯状のベルト部材の端部同士を鋸歯状に組み合わせて熱融着接合することにより無端状に形成される。この熱融着接合ではベルト部材の端部同士を溶かしつつ押圧するため、こうして接合された接合部は、接合時の熱や圧力を受けて物性が変化し、搬送ベルトの他の部分に比べ硬さや厚さが異なったものとなる。
このような接合部を有する搬送ベルトで記録媒体を搬送すると、接合部がローラ上に掛かったときに他の部分との伸び量の違いを生じる結果、搬送ベルトの送り量が変動し、ひいては記録媒体の搬送量が変動するといった不具合が発生する。
なお、接合部の無い無端状の搬送ベルトを製造することも可能ではあるが、製造コストが高くなるため好ましくない。
上記の不具合を解決する方法としては、接合部を検知して当該接合部での記録媒体の送りや画像形成を回避する方法(例えば、特許文献1参照)や、ローラの回転から搬送ベルトの速度を検出し、これに基づいて搬送ベルト上の基準位置がインクジェットヘッド下方を通過するときの画像形成タイミングを補正することで画像形成時での搬送ベルトの速度変動を抑制する方法(例えば、特許文献2参照)の他、ローラの回転から記録媒体の搬送量を検出するとともに複数色のテストパターンの印刷によりバンディング(白スジや黒スジ)を確認して搬送ベルトの紙送り誤差を検出し、この結果に基づいて駆動モータへのエンコーダパルスを補正することで当該紙送り誤差を抑制する方法(例えば、特許文献3,4参照)等が提案されている。
特開2004−115176号公報 特開2005−305919号公報 特開2003−11345号公報 特許第3876654号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、接合部がローラ上に掛かったときの搬送ベルトの送り量の変動を抑制できていないため、このときの記録媒体への印字を行うことができなかった。また、特許文献2〜4に記載の方法では、ローラの回転の検出に基づいて搬送ベルトの速度変動又は紙送り誤差が抑制されているところ、上述した搬送ベルトの伸び量の違いによる送り量の変動はローラの回転からでは検出できない、つまり、搬送ベルトの送り量とローラの回転量とは必ずしも同値とはならないため、接合部と他の部分とに代表される搬送ベルトの硬さや厚さの分布に起因する送り量の変動は抑制できていなかった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、搬送ベルトの硬さや厚さの分布に起因する送り量の変動を抑制することのできる搬送ベルトの送り量補正方法及びインクジェット記録装置の提供を課題とする。
前記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
を備え
前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
前記インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を有し、
前記テスト印字工程では、前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
を備え、
前記補正工程では、前記搬送ベルトの送り位置において、
以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
以下の(2)〜(4)式により、測定されたn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とする。
n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
RE =L SUM mod L AVE …(2)
POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
(但し、
SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
AVE :測定した前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
請求項3に記載の発明は
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
を備え、
前記通常印字工程では、前記搬送ベルトの送りに伴って前記起点部が検知され、当該起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
を備え、
前記所定の送り量ピッチは、前記搬送ベルトの複数の送り量のうち、予め選択された代表的な送り量であり、
前記補正工程では、前記代表的な送り量で印字した前記テストドットの印字間隔の測定結果に基づいて、当該代表的な送り量以外の他の送り量についての補正送り量を予測することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
前記インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を有し、
前記テスト印字工程では、前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載の搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記補正工程では、前記搬送ベルトの送り位置において、
以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
以下の(2)〜(4)式により、測定されたn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とする。
n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
RE =L SUM mod L AVE …(2)
POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
(但し、
SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
AVE :測定した前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記通常印字工程では、前記搬送ベルトの送りに伴って前記起点部が検知され、当該起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記起点部は、前記搬送ベルトの幅方向の端部であって前記記録媒体を支持しない部分に配設された孔部であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の搬送ベルトの送り量補正方法であって、
前記通常印字工程では、前記起点部を基準とした前記搬送ベルトの送り位置を記憶することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
を備え、
前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
当該インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を備え、
前記制御手段は、
前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させるとともに、
前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させ、
前記補正手段は、前記搬送ベルトの送り位置において、
以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
以下の(2)〜(4)式により、前記入力手段により入力された印字間隔の測定結果のうちn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とする。
n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
RE =L SUM mod L AVE …(2)
POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
(但し、
SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
AVE :前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
請求項12に記載の発明は
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させるとともに、
前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送るときは、前記搬送ベルトの送りに伴う前記起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は
無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させ、
前記所定の送り量ピッチは、前記搬送ベルトの複数の送り量のうち、予め選択された代表的な送り量であり、
前記補正手段は、前記代表的な送り量で印字した前記テストドットの印字間隔の測定結果に基づいて、当該代表的な送り量以外の他の送り量についての補正送り量を予測することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項11〜13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置であって、
前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
当該インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を備え、
前記制御手段は、前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項12又は13に記載のインクジェット記録装置であって、
前記補正手段は、前記搬送ベルトの送り位置において、
以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
以下の(2)〜(4)式により、前記入力手段により入力された印字間隔の測定結果のうちn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とする。
n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
RE =L SUM mod L AVE …(2)
POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
(但し、
SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
AVE :前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
請求項16に記載の発明は、請求項13に記載のインクジェット記録装置であって、
前記制御手段は、前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送るときは、前記搬送ベルトの送りに伴う前記起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項10〜16のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置であって、
前記起点部は、前記搬送ベルトの幅方向の端部であって前記記録媒体を支持しない部分に配設された孔部であることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項10〜17のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置であって、
前記制御手段は、前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送るときに、前記起点部を基準とした前記搬送ベルトの送り位置を記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
請求項1〜4,10〜13に記載の発明によれば、搬送ベルト上の起点部に基づいて設定される記録媒体上の始点から所定の送り量ピッチでテストドットが記録媒体に印字され、このテストドットの印字間隔の測定結果に基づいて、搬送ベルトの送り量が当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正される。つまり、搬送ベルトの送り位置に対応付けた記録媒体の搬送量に基づいて送り量が補正されるので、搬送ベルトに固有である硬さや厚さの分布に起因する送り量の変動を抑制することができる。
請求項1,5,10,14に記載の発明によれば、搬送ベルトの接合部がローラの近傍であって当該ローラよりも送り方向の上流側にあるときに、搬送ベルトの起点部が検知されるので、起点部が検知されてから間もなく接合部がローラ上に掛かることになる。つまり、テストドットの印字を開始してから直ちに接合部がローラ上に掛かるので、最も大きな搬送精度の悪化を生じる当該接合部のローラへの進入を、誤差の蓄積が少ないテスト印字の初期に行うことができる。したがって、最も大きな搬送精度の悪化を生じる箇所での印字間隔を、より高精度に測定することができ、ひいては、より高精度な補正が可能となる。
請求項8,17に記載の発明によれば、起点部は、搬送ベルトの幅方向の端部であって記録媒体を支持しない部分に配設されているので、記録媒体への印字動作に悪影響を及ぼすことがない。また、起点部は孔部であるので、搬送ベルト表面にマーカーを貼付した場合とは異なり、インク滴の付着やマーカー自体の滑り等による誤検出の可能性が無く、低コストで形成可能である。
請求項3,7,12,16に記載の発明によれば、起点部の検知毎に搬送ベルトの送り位置をリセットするので、搬送ベルトの微小なスリップ等による送り量の累積誤差を抑制することができる。
請求項9,18に記載の発明によれば、起点部を基準とした搬送ベルトの送り位置が記憶されるので、例えば手動で搬送ベルトを送ったとき等でも送り位置が不明になることがなく、適正に送り量を制御することができる。
請求項4,13に記載の発明によれば、所定の送り量ピッチは、搬送ベルトの複数の送り量のうち、予め選択された代表的な送り量であり、この代表的な送り量を補正した補正送り量に基づいて、当該代表的な送り量以外の他の送り量についての補正送り量が予測されるので、例えば最も高頻度で使用される送り量を代表的な送り量として高精度に補正を行うことができるとともに、複数の送り量の全てについて送り量補正を行う必要なく、容易に複数の補正送り量を求めることができる。
本発明に係るインクジェット記録装置の斜視図である。 キャリッジの(a)正面図であり、(b)下面図である。 搬送部のうち搬送ベルト周辺を示す斜視図である。 検知センサの配設位置を説明するための図である。 検知センサの検知動作を説明するための図である。 インクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 搬送ベルトの送り量補正方法のフローチャートである。 搬送ベルトの送り量補正方法のフローチャートである。 搬送ベルトの送り量補正方法のフローチャートである。 (a)補正前の搬送精度を示すグラフであり、(b)補正後の搬送精度を示すグラフである。 補正値算出の概念図である。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置100の斜視図である。
この図に示すように、インクジェット記録装置100は、プリンタ本体1、制御PC4及びテストドット測定部5(図6参照)を備えている。このうち、プリンタ本体1は、主走査部2と、搬送部3と、プリンタ制御部6(図6参照)とを備えている。
まず、このうちの主走査部2及び搬送部3の構成について説明する。
主走査部2は、搬送部3を跨ぐように設けられており、その内部には、棒状のガイドレール21,21が搬送部3の上方で矢印Xの方向(以下、主走査方向Xという)へ延在するように配設されている。このガイドレール21,21には、略筐体状のキャリッジ22が主走査方向Xへ往復移動自在に支持されている。
図2(a)は、キャリッジ22の正面図であり、図2(b)は、キャリッジ22の下面図である。
キャリッジ22には、図2(a),(b)に示すように、複数の記録ヘッド220,…が搭載されており、本実施形態では、1台だけの列と矢印Yの方向(以下、副走査方向Yという)へ2台並べた列とを交互に主走査方向Xへ16列配列させるようにして合計24台(8色×3セット)搭載されている。この記録ヘッド220の下面はキャリッジ22から露出されており、当該下面には、画像記録時にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のインク滴Iを吐出する複数のノズル221,…が副走査方向Yへ配列されている。
また、キャリッジ22には、各記録ヘッド220を駆動してノズル221,…からインク滴Iを吐出させるためのヘッドドライバ222(図6参照)が搭載されている他、当該キャリッジ22を主走査方向Xへ走査させるためのキャリッジモータ23(図6参照)が接続されている。
搬送部3には、図1に示すように、図示しない記録媒体を裏面側から支持しつつ、その送りにより当該記録媒体を矢印Zの方向(以下、送り方向Zという)へ搬送する無端状の搬送ベルト31が上部に配設されている。搬送ベルト31の主走査方向Xの両端には側板311が立設されている。記録媒体としては、紙や布帛のほか、樹脂フィルムや金属類等を用いることが可能であり、特に限定されない。
図3は、搬送部3のうち搬送ベルト31周辺を示す斜視図である。なお、図3では、側板311の図示を省略している。
搬送ベルト31は、図3に示すように、駆動ローラ32と従動ローラ33とによって送り方向Zへ張架されており、駆動ローラ32の主走査方向Xの一端側には、当該駆動ローラ32を回転駆動するためのベルトモータ34が接続されている。搬送ベルト31は、このベルトモータ34が駆動ローラ32を回転駆動させることによって送り方向Zへ送られるように構成されている。ベルトモータ34には、図示しないモータ軸の回転位相を検出するロータリエンコーダ(以下、エンコーダという)341が取り付けられているとともに、当該ベルトモータ34を駆動するACサーボモータアンプ(以下、モータアンプという)35(図6参照)が接続されている。エンコーダ341は、検出したモータ軸の回転位相に相当するエンコーダパルスをモータアンプ35へ出力するようになっている。
また、搬送ベルト31の主走査方向Xの一端部であって記録媒体を支持しない部分には、送り方向Zへの搬送ベルト31の送り位置を規定するための起点孔31aが貫通されている。更に、搬送ベルト31には、当該搬送ベルト31を無端状に形成する際の接合部31bが所定の長さで主走査方向Xへ延在するように形成されており、この接合部31bでは、搬送ベルト31の他の部分に比べ硬さや厚さが異なっている。
搬送ベルト31の上架部の下方には、主走査方向Xへ延在する矩形板状のプラテン36が配設されており、プラテン36の主走査方向Xの両端には、搬送ベルト31の暴れを防止するための抑え板37が配設されている。これらプラテン36及び抑え板37は、その上方をキャリッジ22が走査するように配設されている。
搬送ベルト31の上方であって主走査方向Xの一端側には、搬送ベルト31の起点孔31aを検知するための検知センサ38が、センサ取付板39を介して側板311に固定されている(図5参照)。具体的には、検知センサ38の主走査方向Xの配設位置は、搬送ベルト31の送りに伴って起点孔31aが下方を通過する位置となっている。また、検知センサ38の副走査方向Yの配設位置は、図4に示すように、搬送ベルト31の接合部31bが駆動ローラ32の近傍であって当該駆動ローラ32よりも送り方向Zの上流側にあるとき、つまり、搬送ベルト31の送りに伴って接合部31bが駆動ローラ32へ進入しつつあるときに、起点孔31aを検知できるような位置となっている。但し、検知センサ38の副走査方向Yの配設位置は、接合部31bが駆動ローラ32でなく従動ローラ33の近傍であって当該従動ローラ33よりも送り方向Zの上流側にあるときに起点孔31aを検知できるような位置であってもよい。
また、検知センサ38は、反射型の光学センサであるとともに、検知動作時には下方へ向けて検知光を照射する。したがって、検知センサ38は、図5(a)に示すように、起点孔31a以外の搬送ベルト31部分が下方にあるときは検知光の反射を検出し、図5(b)に示すように、起点孔31aが下方にあるときは検知光の反射を検出できない。つまり、検知センサ38は、検知光の反射を検出できないときとして起点孔31aが下方にあることを検知できるようになっている。そして、検知センサ38は、起点孔31aを検知すると、後述の割込コントローラ66(図6参照)へ検知信号を出力する。
また、搬送ベルト31は、ベルト正転スイッチ71及びベルト逆転スイッチ72(図6参照)と接続されており、このベルト正転スイッチ71又はベルト逆転スイッチ72を押下することにより、ユーザが手動で搬送ベルト31を正方向(送り方向Z)又は逆方向(送り方向Zの反対方向)へ送ることができるようになっている。
続いて、インクジェット記録装置100の制御構成について、図6を参照して説明する。
図6は、インクジェット記録装置100の制御構成を示すブロック図である。
この図に示すように、インクジェット記録装置100は、制御PC4と、テストドット測定部5と、プリンタ制御部6とを備えている。
このうち、制御PC4は、ユーザがインクジェット記録装置100を操作するための操作手段であり、その操作内容に基づいてプリンタ制御部6を制御する。具体的には、プリンタ制御部6に対し、制御コマンドと印字画像の画像データとを出力する。この制御コマンドとしては、後述する送り量補正指令や、搬送ベルト31の搬送精度を確認するためのテスト印字指令等がある。また、制御PC4は、後述するように、テストドットの印字間隔の測定結果がテストドット測定部5から入力され、当該測定結果をプリンタ制御部6へ出力するように構成されている。
テストドット測定部5は、制御PC4からプリンタ制御部6へテスト印字指令が出力されたときに印字される後述のテストドットについて、その送り方向Zへの印字間隔を測定し、測定結果を制御PC4へ出力する。このようなテストドット測定部5としては、スキャナや測定顕微鏡等の公知の測定機器を用いることができる。但し、スキャナを用いる場合には、例えば2400dpi(dot per inch)以上の高解像度のものを用いるのが好ましい。
プリンタ制御部6は、プリンタ本体1の各部を制御するものであり、全体制御部60と、画像データ処理部61と、キャリッジ制御部62と、搬送制御部63とを備えている。
このうち、全体制御部60は、制御PC4からの制御コマンドを受けて、画像データ処理部61,キャリッジ制御部62及び搬送制御部63を制御する。また、全体制御部60は、制御PC4から出力されたテストドットの印字間隔を測定値メモリ68へ格納する。
画像データ処理部61は、全体制御部60に制御されて、制御PC4から入力された画像データを画像メモリ69に格納するとともに、この画像データを処理してインク吐出データを生成し、キャリッジ22のヘッドドライバ222へ出力する。インク吐出データを入力されたヘッドドライバ222は、このインク吐出データに基づいて各記録ヘッド220のノズル221,…からインク滴Iを吐出させる。
キャリッジ制御部62は、全体制御部60に制御されて、キャリッジ22のキャリッジモータ23の駆動を制御する。
搬送制御部63は、全体制御部60に制御されて搬送ベルト31の送りを制御するものであり、ベルト制御部64と、パルスジェネレータ65と、割込コントローラ66と、ベルト位置メモリ67とを備えている。
ベルト制御部64は、ある送り量で搬送ベルト31を送るための駆動信号をパルスジェネレータ65へ出力するとともに、パルスジェネレータ65が計数した後述のエンコーダカウントを読み出して搬送ベルト31の送り量を検出する。また、ベルト制御部64は、割込コントローラ66からの後述の割込信号が入力されると、エンコーダカウントをリセットさせるためのリセット信号をパルスジェネレータ65へ出力する。ベルト制御部64は、割込コントローラ66からの割込信号が入力されて以降の駆動信号での送り量の総和を算出することにより、起点孔31aが検知されてからの搬送ベルト31の総送り量、つまり起点孔31aを基準とした搬送ベルト31の送り位置を算出し、ベルト位置メモリ67へ出力する。但し、搬送ベルト31がベルト正転スイッチ71又はベルト逆転スイッチ72によって手動で送られた場合には、割込信号が入力されて以降のエンコーダカウントにより、起点孔31aを基準とした搬送ベルト31の送り位置を算出する。
また、ベルト制御部64は、ベルト正転スイッチ71及びベルト逆転スイッチ72と接続されており、このベルト正転スイッチ71又はベルト逆転スイッチ72が押下されている間、予め設定された送り量の駆動信号をパルスジェネレータ65へ出力し続ける。
パルスジェネレータ65は、ベルト制御部64からの駆動信号を受けて、この駆動信号での搬送ベルト31の送り量に相当する駆動パルスを生成し、モータアンプ35へ出力するとともに、モータアンプ35を介して入力されるエンコーダ341からのエンコーダパルスをエンコーダカウントとして計数する。なお、本実施形態においては、駆動パルス及びエンコーダパルスの各1パルスが、約0.6μmの搬送ベルト31の送り量に相当する。
割込コントローラ66は、検知センサ38からの検知信号が入力されると、ベルト制御部64へ割込信号を出力する。
ベルト位置メモリ67は、ベルト制御部64から入力された起点孔31aを基準とした搬送ベルト31の送り位置を記憶する。
続いて、搬送ベルト31の送り量補正方法について、主に図7〜9を参照して説明する。
図7〜9は、搬送ベルト31の送り量補正方法のフローチャートである。
まず、図7に示すように、ユーザが制御PC4を操作して送り量補正指令をOFFにする(ステップS1)。この送り量補正指令は、後述する補正送り量LMODで搬送ベルト31を送るための制御コマンドである。
次に、搬送ベルト31の搬送精度を確認するためのテスト印字を行う(ステップS2)。このテスト印字は、ユーザが制御PC4を操作してテスト印字指令を出力させることにより、プリンタ制御部6が各部を制御して実行される。なお、ノズル221,…からのインク滴Iの吐出状態が良好でない場合には、事前に記録ヘッド220,…のクリーニングを行っておくのがよい。
このテスト印字が実行されると、図8に示すように、まず、プリンタ制御部6は、吐出性を良好にするために、ヘッドドライバ222を制御してノズル221,…のパージを行う(ステップS21)。ここでは、約150発のインク滴Iをノズル221,…から吐出させる。
次に、プリンタ制御部6は、ベルトモータ34を駆動し、後述する所定の送り量ピッチLCOMの2倍の送り量だけ搬送ベルト31を送り方向Zへ送って記録媒体を搬送する(ステップS22)。
なお、ステップS21,S22でのノズルパージ及びベルト送りは、ノズル221,…からのインク滴Iの吐出性に問題がなければ行わなくともよい。
次に、搬送ベルト31の基準点出しが行われる(ステップS23)。ここでは、プリンタ制御部6は、ベルトモータ34を駆動して起点孔31aが検知センサ38に検知されるまで搬送ベルト31を送り方向Zへ送る。そして、起点孔31aが検知されると、プリンタ制御部6は、搬送ベルト31を停止させ、パルスジェネレータ65で計数されていたエンコーダカウントをリセットする。また、プリンタ制御部6は、このときに次ステップでテストドットが印字される記録媒体上の位置を、送り方向Zへ間欠印字される当該テストドットについての送り方向Zの始点として設定する。
なお、このステップS23での搬送ベルト31の基準点出しは、ステップS21,S22でのノズルパージ及びベルト送りよりも前に行ってもよい。但し、その場合には、ステップS22で送り方向Zへ送られる所定の送り量ピッチLCOMの2倍の送り量だけ、搬送ベルト31を送り方向Zの反対方向へ予め戻しておき、設定された記録媒体上の始点が変わらないようにするのがよい。
次に、プリンタ制御部6は、キャリッジモータ23を駆動してキャリッジ22を記録位置に移動させる(ステップS24)。この記録位置は、予め搬送ベルト31上にセットされた記録媒体の上方であればよい。なお、ここで使用する記録媒体は、少なくとも搬送ベルト31の1周分の送り方向Z長さのものであれば何でもよいが、紙であるのが好ましい。
次に、プリンタ制御部6は、ヘッドドライバ222を制御してノズル221,…からインク滴Iを吐出させ、テストドットを記録媒体上に印字させる(ステップS25)。ここでは、テストドットとして15発のインク滴Iを吐出させる。
次に、プリンタ制御部6は、ベルトモータ34を駆動して搬送ベルト31を所定の送り量ピッチLCOMだけ送り方向Zへ送り、記録媒体を搬送させる(ステップS26)。ここで、所定の送り量ピッチLCOMは、搬送ベルト31の複数の送り量のうち、予め選択された代表的な送り量である。この所定の送り量ピッチLCOMは、本実施形態では54.1867mmであり、以下のように設定されている。
記録ヘッド220には、1台当たり512個のノズル221が180npi(nozzle per inch)で副走査方向Yに配列されているので、このノズル列の副走査方向Yの長さWは、25.4/180×512≒72.2489mmとなる(図2(b)参照)。また、1色当たり3台の記録ヘッド220が、各ノズル列を副走査方向Yに重ねないように設けられているので、この3台の記録ヘッド220でのノズル列の総長は、72.2489×3=216.7467mmとなる。この記録ヘッド220により、本実施形態のインクジェット記録装置100における代表的な印字モードとして、副走査方向Y(送り方向Z)へ720dpiで印字を行うためには、720/180=4回の送りが必要となる。したがって、これを搬送ベルト31の均等な送りで実現するには、216.7467/4=54.1867mmの送り量ピッチとすればよい。
次に、プリンタ制御部6は、ステップS23で設定された記録媒体上の始点からの搬送ベルト31の総送り量が、搬送ベルト31の1周分の送り方向Z長さに達したか否かを判定し(ステップS27)、達していない場合には(ステップS27;No)、ステップS25に戻ってテストドットの印字を繰り返す。
また、ステップS27において、記録媒体上の始点からの搬送ベルト31の総送り量が搬送ベルト31の1周分の送り方向Z長さに達していた場合には(ステップS27;Yes)、プリンタ制御部6は、キャリッジモータ23を駆動してキャリッジ22を所定の待機位置へ移動させ(ステップS28)、テスト印字を終了する。本実施形態では、搬送ベルト31の1周分の送り方向Z長さが約2980mmなので、送り方向Zへのテストドットの総数Nは、始点での1点を除き、2980/54.1867≒55点となる。
テスト印字が終了すると、図7に示すように、テストドット測定部5によりテストドットの印字間隔、つまり記録媒体の実際の搬送量が測定される(ステップS3)。そして、測定されたテストドットの印字間隔は、制御PC4に読み込まれてプリンタ制御部6へ出力され、測定値メモリ68に格納される。
ここで測定されたテストドットの各印字間隔と、この印字間隔の指令値である所定の送り量ピッチLCOMとの差ΔLを、記録媒体の搬送量についてグラフにすると、図10(a)のようになる。このグラフから、搬送ベルト31の接合部31bが駆動ローラ32又は従動ローラ33に掛かるときにΔLが大きくなる、つまり搬送精度が低下することが分かる。これは、接合部31bの硬さや厚さが搬送ベルト31の他の部分と異なることに起因している。
ステップS3おいてテストドットの印字間隔が測定されると、プリンタ制御部6は、送り量補正を有効にする(ステップS4)。つまり、プリンタ制御部6は、後述の補正送り量によって搬送ベルト31を送るように設定する。
次に、プリンタ制御部6は、画像印字を行う(ステップS5)。ここでは、プリンタ制御部6は、ステップS3で測定されたテストドットの測定結果に基づいて搬送ベルト31の送り量を当該搬送ベルト31の送り位置に応じた補正送り量に補正し(補正工程)、ベルトモータ34を駆動して当該補正送り量によって搬送ベルト31を送りつつ、ヘッドドライバ222を制御して記録ヘッド220のノズル221から記録媒体へインク滴Iを吐出させ、入力された画像データの印字を行う(通常印字工程)。
この画像印字では、図9に示すように、プリンタ制御部6は、まず、測定した搬送ベルト31の1周分の印字間隔の平均値LAVE、及び、始点から計算対象の搬送ベルト31の送り位置までの記録媒体の総搬送量LSUMを算出する(ステップS51)。ここで、計算対象の搬送ベルト31の送り位置とは、任意のテストドットが印字された搬送ベルト31の位置である。また、総搬送量LSUMは、所定の送り量ピッチLCOMを用いて、例えば始点からi番目のテストドットの場合には、LSUM=i×LCOM(但し、i=1〜N)として算出される。
次に、プリンタ制御部6は、以下の(1)式により、始点からの送り方向Zとは逆方向へのテストドットの印字間隔の番号nを算出する(ステップS52)。
n=int(LSUM/LAVE) …(1)
ここで、intAは、Aを超えない整数である。
次に、プリンタ制御部6は、ステップS52で算出した番号nが、テストドットの総数Nよりも小さいか否かを判定し(ステップS53)、小さかった場合には(ステップS53;Yes)、以下の(2)〜(4)式により、測定されたn番目の印字間隔Lnとn+1番目の印字間隔Ln+1とを用いて、所定の送り量ピッチLCOMを補正した補正送り量LMODを算出する(ステップS54)。
RE=LSUM mod LAVE …(2)
POS=Ln+LRE×{(Ln+1−Ln)/LAVE} …(3)
MOD=LCOM×LAVE/LPOS …(4)
ここで、AmodBは、A/Bの剰余である。
上記の(1)〜(4)式による補正送り量LMODの算出について説明する。
まず、(1)式では、始点からの任意の総搬送量LSUMについて、このLSUMが通過したテストドットのうち最も近傍のものをnとして算出する。そして、(2)式では、このLSUMがn番目のテストドットまでの搬送量を超えた長さをLREとして算出する。次いで、(3)式では、LnからLREだけ離れた位置での仮想的な送り量LPOSを、LnとLn+1とを線形補間して算出する。最後に、(4)式により、LPOSから補正送り量LMODを算出する。この計算についての概念図を図11に示す。また、算出結果の例を、以下の表1に示す。
Figure 0005332884
更に、このステップS54では、プリンタ制御部6は、所定の送り量ピッチLCOMで印字したテストドットの印字間隔の測定結果に基づいて、所定の送り量ピッチLCOM以外の他の送り量L’COMについての補正送り量L’MODを予測する。
具体的には、送り量L’COMが所定の送り量ピッチLCOM未満の値である場合には、上記(4)式においてLCOMに代えてL’COMを用いた以下の(5)式により、L’MODが算出される。
L’MOD=L’COM×LAVE/LPOS …(5)
一方、送り量L’COMが所定の送り量ピッチLCOMを超える値である場合には、始点からi番目の計算対象のテストドットについてL’SUM=i×L’COM(但し、i=1〜N×LCOM/L’COM)を算出した後、以下の(6)〜(9)式により、L’MODが算出される。
n’=int(L’SUM/LAVE) …(6)
L’RE=L’SUM mod LAVE …(7)
Figure 0005332884

L’MOD=L’COM×L’COM/L’POS …(9)
ステップS53において、ステップS52で算出された番号nがテストドットの総数Nを超える場合には(ステップS53;No)、プリンタ制御部6は、印字動作が可能か否かを判定する(ステップS55)。この場合には、ベルトモータ34,検知センサ38若しくは搬送制御部63に異常があるか、機械的な異常がある、又は搬送ベルト31がスリップしている等の恐れがある。そのため、印字動作が可能か否かを確認し、可能と判定された場合には(ステップS55;Yes)、プリンタ制御部6は、ステップS56へ移行し、搬送ベルト31の送り量を補正することなく印字動作を行う。一方、印字動作が不可能と判定された場合には(ステップS55;No)、プリンタ制御部6は、ユーザに対しエラー表示を行い、インクジェット記録装置100の動作を停止させる。
ステップS54において補正送り量LMODが算出されると、プリンタ制御部6は、所定の送り量ピッチLCOMに代えて補正送り量LMODを用いて搬送ベルト31を送りつつ、記録ヘッド220のノズル221から記録媒体へインク滴Iを吐出させて所望の印字を行う(ステップS56)。但し、所定の送り量ピッチLCOM以外の他の送り量L’COMによって搬送ベルト31を送る場合には、プリンタ制御部6は、他の送り量L’COMに代えて補正送り量L’MODを用いて搬送ベルト31を送りつつ印字を行う。
上記のステップS51〜S54における計算又は判定は、ベルト制御部64からの駆動信号として搬送ベルト31の送りが命令される毎に、その送り量に対して実行される。つまり、プリンタ制御部6は、搬送ベルト31の送り毎に補正送り量を算出しつつ、ステップS56における印字を行う。
こうして、補正送り量LMODを用いて印字を行うことにより、搬送ベルト31の送り位置に対応付けた記録媒体の搬送量に基づいて送り量が補正されるので、図10(b)に示すように、補正前の図10(a)に比べ、搬送ベルト31の接合部31bが駆動ローラ32又は従動ローラ33に掛かるときの搬送精度の低下を抑制することができる。
この補正送り量を用いた印字では、プリンタ制御部6は、起点孔31aを検知センサ38で検知させ、搬送ベルト31の送りに伴う当該起点孔31aの検知毎に、ベルト制御部64が算出する搬送ベルト31の送り位置をリセットする。そして、当該リセット後に送られた新たな搬送ベルト31の送り位置に応じた補正送り量で搬送ベルト31を送るように搬送制御部63を制御する。
また、この補正送り量を用いた印字では、ベルト制御部64が算出した搬送ベルト31の送り位置は、ベルト位置メモリ67に記憶されるので、ベルト正転スイッチ71又はベルト逆転スイッチ72により手動で搬送ベルト31が送られたときでも送り位置が不明になることがなく、適正に送り量を制御することができる。
以上のように、本実施形態における搬送ベルト31の送り量補正方法によれば、搬送ベルト31の送り位置に対応付けた記録媒体の搬送量に基づいて送り量が補正されるので、搬送ベルト31の接合部31bが駆動ローラ32又は従動ローラ33に掛かるときの搬送精度の低下を抑制できる。つまり、搬送ベルト31に固有である硬さや厚さの分布に起因する送り量の変動を抑制することができる。
また、搬送ベルト31の接合部31bが駆動ローラ32又は従動ローラ33の近傍であって当該駆動ローラ32又は従動ローラ33よりも送り方向Zの上流側にあるときに、搬送ベルト31の起点孔31aが検知されるので、起点孔31aが検知されてから間もなく接合部31bがいずれかのローラ上に掛かることになる。つまり、テストドットの印字を開始してから直ちに接合部31bがいずれかのローラ上に掛かるので、最も大きな搬送精度の悪化を生じる当該接合部31bのいずれかのローラへの進入を、誤差の蓄積が少ないテスト印字の初期に行うことができる。したがって、最も大きな搬送精度の悪化を生じる箇所での印字間隔を、より高精度に測定することができ、ひいては、より高精度な補正が可能となる。
また、起点孔31aは、搬送ベルト31の主走査方向Xの一端部であって記録媒体を支持しない部分に配設されているので、記録媒体への印字動作に悪影響を及ぼすことがない。また、起点孔31aは孔部であるので、搬送ベルト31表面にマーカーを貼付した場合とは異なり、インク滴Iの付着やマーカー自体の滑り等による誤検出の可能性が無く、低コストで形成可能である。
また、起点孔31aの検知毎に搬送ベルト31の送り位置をリセットするので、搬送ベルト31の微小なスリップ等による送り量の累積誤差を抑制することができる。
また、起点孔31aを基準とした搬送ベルト31の送り位置が記憶されるので、ベルト正転スイッチ71又はベルト逆転スイッチ72により手動で搬送ベルト31が送られたときでも送り位置が不明になることがなく、適正に送り量を制御することができる。
また、所定の送り量ピッチLCOMは、搬送ベルト31の複数の送り量のうち、予め選択された代表的な送り量であり、この代表的な送り量で印字したテストドットの印字間隔の測定結果に基づいて、当該代表的な送り量以外の他の送り量についての補正送り量が予測されるので、例えば最も高頻度で使用される送り量を代表的な送り量として高精度に補正を行うことができるとともに、複数の送り量の全てについて送り量補正を行う必要なく、容易に複数の補正送り量を求めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
例えば、上記実施形態では、搬送ベルト31の接合部31bは、主走査方向Xへ延在するよう形成されたものとして記載したが、主走査方向Xに対し斜めに形成されたものであってもよい。但し、このような斜めの接合部31bを有し、且つ所定値以上の厚さを有する搬送ベルト31であると、接合部31bがいずれかのローラ上に掛かることによる搬送精度の悪化が主走査方向Xに対し一定とならなくなり、これを制御により抑制することが困難となる恐れがあり、好ましくない。
また、搬送ベルト31の送り量は、例えばエンコーダ等の接触センサを使用することでも測定可能であるが、搬送ベルト31の表面を被測定面とした場合には、記録媒体を貼付させるための粘着剤がセンサに付着して誤作動等を生じる恐れがあり、裏面を被測定面とした場合には、上記の粘着剤が裏面まで回る恐れのほか、飛散したインク滴Iによる誤作動等の恐れがあるため、好ましくない。
また、検知センサ38は、反射型でなく透過型のものとしてもよいが、透過型のセンサの場合には、発光又は受光デバイスに汚れ等が付着して誤検知を起こす恐れがあり、好ましくない。
また、搬送ベルト31の送り量補正方法における画像印字では、搬送ベルト31の送り毎に補正送り量を算出しなくともよく、全ての印字間隔について補正送り量をまとめて算出してもよい。
4 制御PC(入力手段)
6 プリンタ制御部(制御手段、補正手段)
31 搬送ベルト
31a 起点孔(起点部)
31b 接合部
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
38 検知センサ(検知手段)
67 ベルト位置メモリ(記憶手段)
100 インクジェット記録装置
220 記録ヘッド(インクジェットヘッド)
I インク滴
Z 送り方向

Claims (18)

  1. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
    前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
    前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
    前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
    を備え
    前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
    前記インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を有し、
    前記テスト印字工程では、前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とする搬送ベルトの送り量補正方法。
  2. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
    前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
    前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
    前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
    を備え、
    前記補正工程では、前記搬送ベルトの送り位置において、
    以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
    以下の(2)〜(4)式により、測定されたn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とする搬送ベルトの送り量補正方法。
    n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
    RE =L SUM mod L AVE …(2)
    POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
    MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
    (但し、
    SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
    AVE :測定した前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
  3. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
    前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
    前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
    前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
    を備え、
    前記通常印字工程では、前記搬送ベルトの送りに伴って前記起点部が検知され、当該起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とする搬送ベルトの送り量補正方法。
  4. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置における搬送ベルトの送り量補正方法であって、
    前記搬送ベルトにより当該搬送ベルトの送り方向へ前記記録媒体を所定の送り量ピッチで搬送させつつ、前記搬送ベルトに配設された起点部が検知されることで設定される前記記録媒体上の始点から、前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるテスト印字工程と、
    前記テスト印字工程で印字された前記テストドットの印字間隔を測定する搬送量測定工程と、
    前記搬送量測定工程での測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、記録媒体への印字を行う通常印字工程と、
    を備え、
    前記所定の送り量ピッチは、前記搬送ベルトの複数の送り量のうち、予め選択された代表的な送り量であり、
    前記補正工程では、前記代表的な送り量で印字した前記テストドットの印字間隔の測定結果に基づいて、当該代表的な送り量以外の他の送り量についての補正送り量を予測することを特徴とする搬送ベルトの送り量補正方法。
  5. 前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
    前記インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を有し、
    前記テスト印字工程では、前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の搬送ベルトの送り量補正方法。
  6. 前記補正工程では、前記搬送ベルトの送り位置において、
    以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
    以下の(2)〜(4)式により、測定されたn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とする請求項3又は4に記載の搬送ベルトの送り量補正方法。
    n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
    RE =L SUM mod L AVE …(2)
    POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
    MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
    (但し、
    SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
    AVE :測定した前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
  7. 前記通常印字工程では、前記搬送ベルトの送りに伴って前記起点部が検知され、当該起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とする請求項4に記載の搬送ベルトの送り量補正方法。
  8. 前記起点部は、前記搬送ベルトの幅方向の端部であって前記記録媒体を支持しない部分に配設された孔部であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の搬送ベルトの送り量補正方法。
  9. 前記通常印字工程では、前記起点部を基準とした前記搬送ベルトの送り位置を記憶することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の搬送ベルトの送り量補正方法。
  10. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
    前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
    入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
    を備え、
    前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
    当該インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させるとともに、
    前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
    前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
    入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させ、
    前記補正手段は、前記搬送ベルトの送り位置において、
    以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
    以下の(2)〜(4)式により、前記入力手段により入力された印字間隔の測定結果のうちn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とするインクジェット記録装置。
    n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
    RE =L SUM mod L AVE …(2)
    POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
    MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
    (但し、
    SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
    AVE :前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
  12. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
    前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
    入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させるとともに、
    前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送るときは、前記搬送ベルトの送りに伴う前記起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 無端状の搬送ベルトの送りにより当該搬送ベルト上に支持された記録媒体を搬送させつつインクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出して印字を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録媒体が所定の送り量ピッチで前記搬送ベルトの送り方向へ搬送されるよう前記搬送ベルトの送りを制御するとともに、前記搬送ベルトに配設された起点部の検知に基づいて前記記録媒体上の始点を設定し、当該始点から前記搬送ベルト1周分のテストドットを前記所定の送り量ピッチで前記記録媒体に印字させるよう前記インクジェットヘッドの駆動を制御する制御手段と、
    前記テストドットの印字間隔の測定結果が入力される入力手段と、
    入力された前記印字間隔の測定結果に基づいて、前記搬送ベルトの送り量を当該搬送ベルトの送り位置に応じた補正送り量に補正する補正手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記補正手段で補正された前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送りつつ、前記インクジェットヘッドから前記記録媒体へインク滴を吐出させ、
    前記所定の送り量ピッチは、前記搬送ベルトの複数の送り量のうち、予め選択された代表的な送り量であり、
    前記補正手段は、前記代表的な送り量で印字した前記テストドットの印字間隔の測定結果に基づいて、当該代表的な送り量以外の他の送り量についての補正送り量を予測することを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. 前記搬送ベルトは、当該搬送ベルトを無端状に形成する際の接合部を有するとともに、複数のローラに張架され、
    当該インクジェット記録装置は、前記搬送ベルトの前記接合部が前記ローラの近傍であって当該ローラよりも前記送り方向の上流側にあるときに当該搬送ベルトの前記起点部を検知できるよう配設された検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記搬送ベルトの前記起点部が前記検知手段によって検知されたときに前記テストドットが印字される前記記録媒体の位置を、前記始点として設定することを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  15. 前記補正手段は、前記搬送ベルトの送り位置において、
    以下の(1)式により、前記始点からの前記送り方向とは逆方向への前記テストドットの印字間隔の番号nを算出した後、
    以下の(2)〜(4)式により、前記入力手段により入力された印字間隔の測定結果のうちn番目の印字間隔L n とn+1番目の印字間隔L n+1 とを用いて、これら印字間隔の指令値である前記所定の送り量ピッチL COM を補正した補正送り量L MOD を算出することを特徴とする請求項12又は13に記載のインクジェット記録装置。
    n=int(L SUM /L AVE ) …(1)
    RE =L SUM mod L AVE …(2)
    POS =L n +L RE ×{(L n+1 −L n )/L AVE } …(3)
    MOD =L COM ×L AVE /L POS …(4)
    (但し、
    SUM :前記始点から計算対象の搬送ベルトの送り位置までの記録媒体の搬送量
    AVE :前記搬送ベルト1周分の印字間隔の平均値)
  16. 前記制御手段は、前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送るときは、前記搬送ベルトの送りに伴う前記起点部の検知毎に前記搬送ベルトの送り位置をリセットし、当該リセット後に送られた前記搬送ベルトの送り位置に応じた前記補正送り量で前記搬送ベルトを送ることを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記録装置。
  17. 前記起点部は、前記搬送ベルトの幅方向の端部であって前記記録媒体を支持しない部分に配設された孔部であることを特徴とする請求項10〜16のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  18. 前記制御手段は、前記補正送り量によって前記搬送ベルトを送るときに、前記起点部を基準とした前記搬送ベルトの送り位置を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項10〜17のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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