JP2017185694A - 記録装置及び搬送ベルトの移動量の算出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、例えば、特許文献1から4には、搬送ベルトの移動量のバラツキを抑制することを目的にした記録装置が開示されている。
最初に、本発明の一実施例に係る記録装置1の概要について説明する。
図1は本実施例の記録装置1の概略側面図である。また、図2は本実施例の記録装置1の要部である搬送機構3の概略平面図である。
ただし、搬送ベルトとしての無端ベルトは粘着性ベルトに限定されない。例えば、静電吸着式の無端ベルトを用いてもよい。
また、本実施例の粘着性ベルト10の下部であって粘着性ベルト10を介して押し付けローラー12と対向する領域には、粘着性ベルト10を支持可能な支持部19が設けられている。支持部19が粘着性ベルト10を支持することにより、粘着性ベルト10を移動させることに伴って該粘着性ベルト10が振動することなどを抑制することができる。
また、本実施例の押し付けローラー12は、被記録媒体Pの同じ場所に一定の時間接触することで接触痕が被記録媒体Pにつくことを抑制するため、搬送方向Aに沿って往復移動(スイング)可能な構成となっている。ただし、押し付けローラー12は、このような構成に限定されない。
また、本実施例の撮像部18は粘着性ベルト10の内周面20(図3参照)を撮像する構成となっているが、このような構成に限定されず、粘着性ベルト10の支持面Fや走査方向Bにおける先端(側面部)、或いは、被記録媒体Pを撮像する構成としてもよい。すなわち、移動体としての粘着性ベルト10及び被記録媒体Pの少なくとも一方のどの位置を撮像する構成であってもよい。
なお、本実施例の撮像部18についての詳細な構成については後述する。
記録の際、記録ヘッド7を備えるキャリッジ16を往復走査させて記録するが、記録走査中(キャリッジ16の移動中)は、搬送機構3は被記録媒体Pの搬送を停止させる。別の表現をすると、記録の際、キャリッジ16の往復走査と被記録媒体Pの搬送は交互に行われる。すなわち、記録の際、キャリッジ16の往復走査に対応して、搬送機構3は被記録媒体Pを間欠的に搬送(粘着性ベルト10を間欠的に移動)させている。
なお、本実施例の記録装置1は、走査方向Bに往復移動しながらインクを吐出する記録ヘッド7を備えているが、インクを吐出するノズルを被記録媒体Pの移動方向と交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える印刷装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体Pの移動方向と交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、該交差方向全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体Pを相対的に移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの該交差方向のノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体Pの該交差方向をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の記録ヘッド7は、被記録媒体Pにインクを吐出することで記録可能な記録部であるが、このような記録部に限定されず、例えば、色材を媒体に転写して記録する転写式の記録部を使用してもよい。
なお、図1においては、記録がなされる面が外側のロールR1を使用し、記録がなされた面が外側となるように巻き取っている状態を表している。このため、回転軸5と巻取軸17とを共に回転方向Cに回転させている。しかしながら、本実施例の記録装置1は、記録がなされる面が内側のロールR1を使用することができるとともに、記録がなされた面が内側となるように巻き取ることもできる。すなわち、回転軸5、巻取軸17とも、回転方向Cとは逆方向に回転させることができる。
図3は、本実施例の記録装置1の要部である撮像部18の概略側面断面図である。
図3で表されるように、本実施例の撮像部18は、ケース26の内部に、発光部22、集光レンズ23及び撮像素子24等を備えている。
ケース26は、撮像部18の外装を構成し、円錐台筒状である。ケース26の先端部(上端部)には透光ガラス21が取り付けられている。そして、透光ガラス21は、粘着性ベルト10の内周面20(支持面Fとは反対側の面)に対して隙間を介在させた状態で、該内周面20に対して対向している。
撮像素子24は、集光レンズ23で集光された該反射光を画像として撮像するものであり、該画像が結像される位置に撮像面27を有している。
ここで、図3で表されるように、本実施例の撮像部18は、集光レンズ23が保持部材25を介してケース26の中央付近に設けられ、撮像素子24がケース26の内底面に設けられているが、このような構成に限定されない。集光レンズ23及び撮像素子24の位置は、集光レンズ23で集光された該反射光が結像される位置であればよく、それらの位置に特に限定は無い。
なお、本実施例のような画像処理計測する撮像部18は、他の方式の粘着性ベルト10の移動量の測定部に比べて、粘着性ベルト10の移動量のバラツキを精度よく検出できるという特徴がある。
図4は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部31は、記録装置1の制御を行うための制御ユニットである。制御部31は、I/F(インターフェース)32、CPU33及び記憶部35等を備えている。
I/F32は、外部装置としてのPC36と吐出データなどのデータの送受信を行うためのものである。また、CPU33は、撮像部18等を含む検出器群37からの入力信号などに基づき、記録装置1全体の制御を行うための演算処理装置である。また、記憶部35は、CPU33が実行する各種制御プログラム等を格納したROM、CPU33が実行するプログラムを格納する領域や作業領域などを確保するためのRAM及びEEPROMなどを有している。
本実施例の制御部31は、このような構成により、粘着性ベルト10の間欠的な搬送(間欠搬送)における1回〜数回分の間欠搬送に伴う移動前後の撮像部18によって撮像された撮像データを比較して、粘着性ベルト10の移動量を算出することが可能になっている。
図5及び図6は、本実施例の記録装置1の要部である撮像部18の撮像範囲38周辺の粘着性ベルト10を表す概略平面図である。なお、図1〜図3で表されるように、本実施例の撮像部18は、上流側撮像部18a及び下流側撮像部18b共、粘着性ベルト10の内周面20側に設けられており、粘着性ベルト10の内周面20側を撮像可能な構成になっている。ここで、撮像範囲38のうち撮像範囲38aは上流側撮像部18aによる撮像範囲を表しており、撮像範囲38のうち撮像範囲38bは下流側撮像部18bによる撮像範囲を表している。
ここで、図5及び図6は、上流側撮像部18a及び下流側撮像部18bの間隔を、粘着性ベルト10の1回分の間欠搬送に伴う移動量と同じ長さに配置させた場合の図である。
そして、制御部31は、算出部として、上流側撮像部18aにより撮像された画像における移動体の一部の位置(特異点S:図5及び図6参照)と、該上流側撮像部18aによって撮像されてから所定時間経過後に下流側撮像部18bにより撮像された画像における該一部の位置と、に基づいて、粘着性ベルト10の該所定時間における移動量を算出する。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、粘着性ベルト10の移動速度に対応して上流側撮像部18aに対する下流側撮像部18bの位置を調整しており、該移動速度が速いことにより粘着性ベルト10の移動量の計測可能範囲(撮像範囲38)を超えてしまうということをなくしている。このため、粘着性ベルト10の移動量を正確に算出することができる。
なお、本実施例の記録装置1は、粘着性ベルト10を間欠搬送させる構成であるので、該所定時間を粘着性ベルト10の1回分又は複数回分の間欠搬送に伴う時間とすることが好ましい。また、粘着性ベルト10を連続的に移動させる構成の記録装置においては、粘着性ベルト10の移動速度などに応じて、該所定時間を任意に設定することができる。
このような搬送ベルトの移動量の算出方法を実行することで、搬送ベルト(粘着性ベルト10)の移動速度が速くても、該移動速度に対応して上流側撮像部18aに対する下流側撮像部18bの位置を調整することで、粘着性ベルト10の移動量の計測可能範囲(撮像範囲38)を超えてしまうということがなくなる。このため、搬送ベルトの移動量を正確に算出することができる。
ここで、図5は、上流側撮像部18aにより撮像された画像から特異点S1を見出した状態を表している。そして、図6は、図5の状態から粘着性ベルト10の1回分の間欠搬送をした後に、下流側撮像部18bにより撮像された画像から該特異点S1を見出すとともに、新たに、上流側撮像部18aにより撮像された画像から特異点S2を見出した状態を表している。
図7の横軸は粘着性ベルト10の間欠搬送1回分に伴う粘着性ベルト10の移動量(搬送方向Aへの被記録媒体Pの搬送距離)を表しており、図7の縦軸は方向Eへの粘着性ベルト10の移動速度(搬送方向Aへの被記録媒体Pの搬送速度)を表している。
粘着性ベルト10の移動量が適切な場合、移動量d0から移動量d1まで加速状態で粘着性ベルト10は移動し、移動量d1から移動量d3まで定速状態で粘着性ベルト10は移動し、移動量d3から移動量d7まで減速状態で粘着性ベルト10は移動する。すなわち、移動量d0から移動量d7までの距離が粘着性ベルト10の適正な移動量である。
ここで、移動量d1から移動量d3よりも短い移動量d2までで定速状態を終えてしまい、移動量d2から粘着性ベルト10が減速状態に入ってしまった場合(図中の破線)、制御部31は、減速状態の途中(移動量d4)において減速度合いを弱め、移動量d7まで粘着性ベルト10が移動するよう制御する。
一方、移動量d1から移動量d3よりも長い移動量d5まで定速状態を維持してしまい、移動量d5から粘着性ベルト10が減速状態に入ってしまった場合(図中の一点鎖線)、制御部31は、減速状態の途中(移動量d6)において減速度合いを強め、移動量d7で粘着性ベルト10が停止するよう制御する。
なお、本実施例の制御部31は、粘着性ベルト10の1回分の間欠搬送が始まってからの下流側撮像部18bにより特異点Sが撮像され始めた時間により、粘着性ベルト10が減速状態に入ったタイミングを判断する。ただし、このような制御に限定されず、不図示のエンコーダーなどの測定結果などを利用してもよい。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、粘着性ベルト10の移動量を正確に算出しこれを補正することができ、粘着性ベルト10の移動量のバラツキに起因する記録位置のずれを抑制することができる構成になっている。
図8は、本実施例の記録ヘッド7の概略底面図である。
図8で表されるように、本実施例の記録ヘッド7は、ノズルNが搬送方向Aに沿って(走査方向Bと交差する方向に)複数並べられて構成されるノズル列N1〜N8を有している。なお、本実施例の記録装置1は、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクを吐出可能な構成であり、ノズル列N1及びN5はシアンインク、ノズル列N2及びN6はマゼンタインク、ノズル列N3及びN7はイエローインク、ノズル列N4及びN8はブラックインクに対応している。
すなわち、所謂シリアル式の記録装置1において、撮像部18は、粘着性ベルト10が被記録媒体Pを間欠的に搬送することに伴って停止する毎に粘着性ベルト10を撮像する。このため、例えば、被記録媒体Pの間欠搬送に伴う1回の粘着性ベルト10の移動毎に粘着性ベルト10の移動量を正確に算出できる。
なお、本実施例の記録装置1は、上記のように、被記録媒体Pの間欠搬送に伴う1回の粘着性ベルト10の移動毎に粘着性ベルト10の移動量を算出することができるほか、複数回の粘着性ベルト10の移動毎に粘着性ベルト10の移動量を算出することもできる。
例えば、粘着性ベルト10の1回分の間欠搬送に伴う移動量が第1移動量、第2移動量、第3移動量である3種類の記録モードを持っている場合、撮像部18を3つ設け、搬送方向Aにおける最上流側の撮像部18と2番目に上流側の撮像部18との間隔を第1移動量に対応させ、搬送方向Aにおける2番目に上流側の撮像部18と最下流側の撮像部18との間隔を第2移動量に対応させ、搬送方向Aにおける最上流側の撮像部18と最下流側の撮像部18との間隔を第3移動量に対応させることなどが挙げられる。
図9は本実施例の記録装置1を用いて実行可能な搬送ベルトの移動量の算出方法の一例のフローチャートであり、図7を用いて説明した制御部31による粘着性ベルト10の移動量の制御例に対応するフローチャートである。また、図9のフローチャートは、粘着性ベルト10の間欠搬送1回分に伴う搬送ベルトの移動量の算出方法の例である。
次に、ステップS120で、所定の移動量(粘着性ベルト10の間欠移動に伴う1回の移動分に対応する移動量)だけ移動するように粘着性ベルト10の移動(被記録媒体Pの搬送)を開始する。
次に、ステップS140で、制御部31により、粘着性ベルト10の移動量が適正な移動量となりそうか否かを判断する。適正な移動量ではないと判断した場合は、ステップS150で、図7を用いて説明した上記の制御部31による粘着性ベルト10の移動量の制御例のように、粘着性ベルト10の移動量を調整し、ステップS130に戻る。適正な移動量であると判断した場合は、ステップS160に進む。
ステップS160では、粘着性ベルト10の停止の有無を確認し、粘着性ベルト10が停止するまでステップS130からステップS160までを繰り返し、粘着性ベルト10が停止することで、本例の搬送ベルトの移動量の算出方法を終了し、吐出データに基づく記録を開始する。なお、ここでの記録開始とは、1走査分(1パス分)の吐出動作(走査方向Bのうちの往方向又は復方向の1回の移動に伴う記録ヘッド7による記録動作)の実行を意味する。
本例の搬送ベルトの移動量の算出方法は、ステップS120で粘着性ベルト10の移動を開始してからステップS160で粘着性ベルト10の移動を停止するまでの間に、粘着性ベルト10の移動量を算出するので、効率的に粘着性ベルト10の移動量を調整できる。
図10は、本実施例の記録装置1を用いて実行可能な搬送ベルトの移動量の算出方法の一例のフローチャートである。なお、本例の搬送ベルトの移動量の算出方法のフローチャートは、図9の搬送ベルトの移動量の算出方法のフローチャートに対して、ステップS130からステップS150が省略され、代わりに、ステップS170からステップS200が追加されたものである。このため、共通する、ステップS110からステップS120、ステップS160についての詳細な説明は省略し、ステップS170以降について説明する。
一方、図10で表される本例の搬送ベルトの移動量の算出方法においては、ステップS120で粘着性ベルト10の移動を開始してからステップS160で粘着性ベルト10の移動を停止した後に、粘着性ベルト10の移動量を算出し移動量を調整する。
そして、ステップS180で、制御部31により、特異点Sの位置に基づいて、粘着性ベルト10の移動量のずれ量を演算する。
そして、ステップS190で、制御部31により、ステップS180で演算したずれ量に基づき、粘着性ベルト10の移動量が適切な移動量であったか否かを判断する。適正な移動量ではないと判断した場合は、ステップS200で、該ずれ量に対応して粘着性ベルト10を移動させ(粘着性ベルト10の移動量を調整し)、ステップS170に戻り、適正な移動量となるまでステップS170からステップS200を繰り返す。適正な移動量であると判断した場合は、本例の搬送ベルトの移動量の算出方法を終了する。
なお、ステップS200の粘着性ベルト10の移動は、粘着性ベルト10を搬送方向Aに移動させる場合だけでなく、粘着性ベルト10を搬送方向Aとは逆方向に移動させる場合もある。
本例の搬送ベルトの移動量の算出方法は、ステップS120で粘着性ベルト10の移動を開始してからステップS160で粘着性ベルト10の移動を停止した後に、粘着性ベルト10の移動量を算出するので、正確に粘着性ベルト10の移動量を調整できる。
図11は、本実施例の記録装置1を用いて実行可能な搬送ベルトの移動量の算出方法の一例のフローチャートである。なお、本例の搬送ベルトの移動量の算出方法のフローチャートは、図9の搬送ベルトの移動量の算出方法のフローチャートに対して、図10の搬送ベルトの移動量の算出方法のフローチャートのステップS170からステップS200が追加されたものである。このため、ステップS110からステップS200の各ステップは共通するので、ステップS110からステップS200の各ステップについての詳細な説明は省略する。
図9で表される搬送ベルトの移動量の算出方法においては、ステップS120で粘着性ベルト10の移動を開始してからステップS160で粘着性ベルト10の移動を停止するまでの間に、粘着性ベルト10の移動量を算出し移動量を調整した。また、図10で表される搬送ベルトの移動量の算出方法においては、ステップS120で粘着性ベルト10の移動を開始してからステップS160で粘着性ベルト10の移動を停止した後に、粘着性ベルト10の移動量を算出し移動量を調整した。
一方、図11で表される本例の搬送ベルトの移動量の算出方法においては、ステップS120で粘着性ベルト10の移動を開始してからステップS160で粘着性ベルト10の移動を停止するまでの間と、その後と、の両方において、粘着性ベルト10の移動量を算出し移動量を調整する。このため、本例の搬送ベルトの移動量の算出方法は、効率的かつ正確に粘着性ベルト10の移動量を調整できる。
例えば、ラインヘッドと、間欠的ではなく連続的に媒体を搬送可能な搬送ベルトと、を備えた記録装置を用い、所定時間経過毎に上流側撮像部と上流側撮像部とで画像を撮像し、該所定時間経過毎に搬送ベルトの移動量を算出させてもよい。
6…従動ローラー、7…記録ヘッド(記録部)、8…駆動ローラー、
9…従動ローラー、10…粘着性ベルト(搬送ベルト、移動体)、11…従動ローラー、
12…押し付けローラー、13…洗浄ブラシ、14…トレイ、15…洗浄機構、
16…キャリッジ、17…巻取軸、18…撮像部、18a…上流側撮像部、
18b…下流側撮像部、19…支持部、20…粘着性ベルト10の内周面、
21…透光ガラス、22…発光部、23…集光レンズ、24…撮像素子、
25…保持部材、26…ケース、27…撮像面、28…巻取機構、
29…キャリッジ移動部、30…従動ローラー、31…制御部(算出部、補正部)、
32…I/F(インターフェース)、33…CPU、34…制御回路、35…記憶部、
36…PC、37…検出器群、38…撮像範囲、
38a…上流側撮像部18aの撮像範囲、38b…下流側撮像部18bの撮像範囲、
F…支持面、M…モーター、N…ノズル、N1〜N8…ノズル列、
P…被記録媒体(媒体、移動体)、R1…被記録媒体Pのロール、
R2…被記録媒体Pのロール、S、S1、S2…特異点(移動体の一部の位置)
Claims (7)
- 媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに支持された前記媒体に記録する記録部と、
前記媒体の搬送方向の上流側と下流側とに複数設けられ、前記搬送ベルト及び前記媒体の少なくとも一方である移動体を撮像する撮像部と、
前記撮像部のうちの前記上流側の上流側撮像部により撮像された画像における前記移動体の一部の位置と、該上流側撮像部によって撮像されてから所定時間経過後に前記撮像部のうちの前記下流側の下流側撮像部により撮像された画像における前記一部の位置と、に基づいて、前記搬送ベルトの前記所定時間における移動量を算出する算出部と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記算出部の算出結果に基づいて、前記搬送ベルトの移動量を補正する補正部を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1又は2に記載の記録装置において、
前記搬送ベルトは、前記媒体を間欠的に搬送し、
前記記録部は、前記搬送ベルトに支持された前記媒体に対して、前記搬送ベルトの停止時に該媒体の搬送方向と交差する走査方向に移動して、該走査方向と交差するノズル並び方向に複数のノズルが並べられて形成されたノズル列から吐出データに基づいて液体を吐出し、
前記撮像部は、前記搬送ベルトが前記媒体を間欠的に搬送することに伴って停止する毎に、前記移動体を撮像することを特徴とする記録装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、
複数設けられる前記撮像部のうちの少なくとも1つは、前記上流側及び前記下流側の少なくとも一方に移動可能であることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記撮像部は、3つ以上設けられることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記移動体は、前記搬送ベルトであることを特徴とする記録装置。 - 媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに支持された前記媒体に記録する記録部と、
前記媒体の搬送方向の上流側と下流側とに複数設けられ、前記搬送ベルト及び前記媒体の少なくとも一方である移動体を撮像する撮像部と、を備える記録装置における前記搬送ベルトの移動量の算出方法であって、
前記撮像部のうちの前記上流側の上流側撮像部により撮像された画像における前記移動体の一部の位置と、該上流側撮像部によって撮像されてから所定時間経過後に前記撮像部のうちの前記下流側の下流側撮像部により撮像された画像における前記一部の位置と、に基づいて、前記搬送ベルトの前記所定時間における移動量を算出する、
ことを特徴とする搬送ベルトの移動量の算出方法。
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