JP5331577B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
このようなカバー体として、例えば下記特許文献1に示されるように、不意に加えられた外力を受け止め、この外力がステムに伝わるのを防ぐことで内容物が吐出されることを防止する構成が知られている。
ところで近年では、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時等に、他人により意図的にあるいは不意に加えられた外力によって内容物が吐出されてしまうことを防止でき、さらに未使用であることを容易に判別させることが可能な構成が要望されている。
本発明に係る吐出器は、内容物が収容された容器体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、この装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端に装着されるとともに吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、前記押下ヘッドを押下して前記ステムを下方に移動させ前記ポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて前記吐出孔から吐出される吐出器本体を有する吐出器であって、前記吐出器本体のうち前記装着キャップの天壁部よりも上方に位置する上側部分を覆うとともに該上側部分に装着されるカバー体を備え、このカバー体は、前記押下ヘッドを上方から覆う頂部と、この頂部から下方に向けて延設され前記上側部分を径方向の外側から覆うとともに下端が前記装着キャップの天壁部上に配置された周壁部と、を備え、前記装着キャップの天壁部には、前記押下ヘッドの上下動を案内する案内筒部が立設され、前記案内筒部には、前記周壁部に設けられた被係止部が係止されることで、前記吐出器本体に対する前記カバー体の上方に向けた移動を規制する係止部が形成され、前記周壁部には、上下方向に延び下方に向けて開口する開口部が形成され、前記カバー体および吐出器本体の径方向に沿った相対的な進退移動に伴い、前記上側部分が前記開口部を径方向に通過することで前記カバー体に対して着脱され、前記カバー体には、前記押下ヘッドに係合することで、前記上側部分が前記開口部を径方向に通過することを規制する係合片が、破断可能なブリッジ部を介して連結され、前記係合片は、前記押下ヘッドと前記案内筒部との間に嵌入されることで前記押下ヘッドに係合されることを特徴とする。
また、カバー体に、前記係合片が連結されているので、この係合片を押下ヘッドに係合させることで、前記上側部分が開口部を径方向に通過するのを規制することが可能になり、前記上側部分が開口部を径方向に通過することで周壁部から離脱してカバー体が吐出器本体から外れるのを防ぐことができる。
以上より、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時等に、他人により意図的にあるいは不意に外力が加えられてもカバー体が吐出器本体から外れるのを防ぐことができる。
このように、カバー体を吐出器本体から外すためには、ブリッジ部を破断させなければならず、カバー体が吐出器本体から外されたことがあるか否かを購入者に容易に判別させることができる。
以上のように、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時、さらには購入者による内容物の使用後の保管時の別を問わず、カバー体を吐出器本体(前記上側部分)に装着した状態では、押下ヘッドが、頂部により上方から覆われるとともに、この頂部から下方に向けて延設される周壁部の下端が、装着キャップの天壁部上に配置されるので、吐出器に、この吐出器の上方から下方に向けて外力が加えられても、その力が、頂部および周壁部を介して装着キャップに伝達されて容器体により受け止められることとなり、押下ヘッドおよびステムの下方への移動を防止することができる。
したがって、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時、さらには購入者による内容物の使用後の保管時の別を問わず、カバー体が吐出器本体に装着されているときには、不意に加えられた外力によって内容物が吐出されてしまうのを防ぐことができる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る吐出器を説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態の吐出器10は、内容物が収容された容器体2の口部2aに装着される有頂筒状の装着キャップ11と、この装着キャップ11に上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム12を有するポンプ13と、ステム12の上端に装着されるとともに吐出孔が形成された押下ヘッド14と、を備える吐出器本体15、並びに吐出器本体15のうち装着キャップ11の天壁部16よりも上方に位置する上側部分17を覆うとともに該上側部分17に装着されるカバー体18を備えている。
ここで、容器体2、装着キャップ11およびステム12それぞれの中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oといい、この中心軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿ってカバー体18の後述する頂部31側を上側、容器体2の底部(図示せず)側を下側といい、また中心軸Oに直交する方向を径方向といい、さらに中心軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
装着筒部21内には、容器体2の口部2aが嵌合されており、これにより、装着キャップ11が容器体2に装着されている。
また、案内筒部22は、小径部22bと、小径部22bよりも大径な大径部22aと、が、下側から上側に向けてこの順に連結された多段の筒状に形成されている。これらの小径部22bと大径部22aとは、段部(係止部)22cを介して周方向の全周にわたって連結されている。
ステム12の上部は、シリンダ23の上端から上方に突出し、かつ装着キャップ11の案内筒部22内に配設され、さらにその上端部は案内筒部22の上端から上方に突出している。
シリンダ23は、円筒状に形成されるとともに前記中心軸Oと同軸に配設されている。シリンダ23の上端には、全周にわたってフランジ部23aが径方向の外側に向けて突設されており、このフランジ部23aが、装着キャップ11の天壁部16の下面と、容器体2の口部2aの開口端縁上のパッキン24と、により上下方向に挟み込まれている。シリンダ23の下端部(図示せず)内には、例えばパイプ(図示せず)の上端部が嵌合されており、このパイプの下端開口部が容器体2内の底部に位置している。
囲繞筒部28において、上部28aの外周面は上方から下方に向かうに従い漸次縮径され、下部28bの外周面は上下方向における全長にわたって同等の外径となっている。囲繞筒部28の下部28bの外径は、上部28aの下端における外径と同等になっている。囲繞筒部28の下部28bにおける内径は、装着キャップ11の案内筒部22の大径部22aの外径よりも大きくなっており、押下ヘッド14の上下動に伴い、案内筒部22が囲繞筒部28内に下側から進退移動して押下ヘッド14の上下動を案内するようになっている。なお、図示の例では、案内筒部22の大径部22aの上端は、押下ヘッド14の押下時および非押下時の別を問わず常に囲繞筒部28内に位置している。
その後、押下ヘッド14の押下を解除すると、前記ピストン部材が前記付勢部材の上方付勢力によりシリンダ23の内周面に摺接しつつ上方に向けて復元移動する。これにより、シリンダ23内が減圧され、容器体2内に収容されている内容物が前記パイプを通してシリンダ23内に吸い上げられる。
頂部31は、平板状体で上面視円形状に形成され、押下ヘッド14の頂壁部26を上方から全域にわたって覆っている。また、頂部31と頂壁部26との間には、隙間が設けられている。
なお、図示の例では、周壁部32の上端部において開口部33に周方向で隣接する部分には、上下方向に延びる切り欠き部34が形成されている。切り欠き部34の上端は、上下方向において周壁部32の上端と一致し、切り欠き部34の下端は、押下ヘッド14の囲繞筒部28の下端よりも上側に位置している。
収納体35は、吐出筒29の下方に配置されるとともに吐出筒29の先端部から基端部まで径方向に延び周壁部32に連なる下壁部36を備えている。本実施形態では、下壁部36は、その径方向における中間位置よりも内側に位置する部分が、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、上側から下側に向かって湾曲している。
なお、収納体35の内面と吐出筒29の外面との間には隙間が設けられている。
係合片38は、板状体で形成された本体片部40と、本体片部40においてカバー体18の外側を向く表面に突設された摘み部41と、本体片部40に連結され押下ヘッド14に係合する第1係合部42と、を備え、カバー体18と一体に成形されている。
また、本体片部40は、平面視矩形状に形成されるとともに、上側から下側に向かうに従い漸次、径方向の外側から内側に向かい、かつ径方向の内側に向けて突出する凸形状に湾曲されている。また、本体片部40の外周縁部は、その全周にわたって窓部43の内周縁部にブリッジ部39を介して連結されている。図3に示すように、ブリッジ部39は、本体片部40の外周縁部と窓部43の内周縁部との間に互いに間隔をあけて複数配置された破断可能な連結片39aにより構成されており、これらの連結片39aが前記外周縁部と前記内周縁部とを全周にわたって間欠的に連結している。
第1係合部42は、本体片部40において表面の反対側の面である裏面の下端部に径方向の内側に向けて突設されている。第1係合部42は、基端部が径方向の内側に向けて延在するとともに先端部が上方に向けて延在するように中間部で屈曲され、全体として略L字状となっており、前記先端部が押下ヘッド14の囲繞筒部28の下端部と装着キャップ11の案内筒部22との間に嵌入されることで、囲繞筒部28の下端部に下側から回り込んで径方向の内側から係合されている。なお、図示の例では、第1係合部42の基端部の上面は、囲繞筒部28の下端縁に当接している。
なお、仮にこの規制に反して、前述のようにカバー体18および吐出器本体15を径方向に沿って相対的に離間移動させようとした場合には、ブリッジ部39が破断してカバー体18から係合片38が分離されることとなる。
はじめに、係合片38が連結されたカバー体18を吐出器本体15に装着させる際には、カバー体18の開口部33と、吐出器本体15の前記上側部分17と、を径方向で互いに対向させた状態で、カバー体18と吐出器本体15とを相対的に径方向に接近移動させることにより、吐出器本体15の前記上側部分17にカバー体18の開口部33を径方向に通過させて前記上側部分17にカバー体18を装着させる。またこの際、本実施形態では、第1係合部42の先端部と押下ヘッド14の囲繞筒部28の下端部とを径方向に互いに乗り越えさせて係合片38を押下ヘッド14に係合させる。
これにより、押下ヘッド14は、頂部31により上方から覆われるとともに周壁部32により径方向の外側から覆われ、また、周壁部32の下端は、装着キャップ11の天壁部16上に配置される。
なおこの過程において、係合片38がカバー体18から分離されなくても良く、例えば、ブリッジ部39の一部が破断され、係合片38とカバー体18とがブリッジ部39の他の一部で連結されている状態であっても良い。
また、カバー体18に、前記係合片38が連結されているので、この係合片38を押下ヘッド14に係合させることで、前記上側部分17が開口部33を径方向に通過するのを規制することが可能になり、前記上側部分17が開口部33を径方向に通過することで周壁部32から離脱してカバー体18が吐出器本体15から外れるのを防ぐことができる。
以上より、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時等に、他人により意図的にあるいは不意に外力が加えられてもカバー体18が吐出器本体15から外れるのを防ぐことができる。
したがって、カバー体18を吐出器本体15に装着することで、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時に他人により意図的に加えられた外力や、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時、さらには購入者による内容物の使用後の保管時の別を問わず、不意に加えられた外力などによって内容物が吐出されてしまうのを防ぐことができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る吐出器50では、窓部51が、カバー体52の周壁部32の下端部に、上下方向に延びるとともに下方に向けて開口する前記正面視矩形凹溝状に形成されている。
摘み部55は、平板状体に形成され、本体片部54の裏面の反対側の面である表面の下端から径方向の外側に向けて径方向に沿って延設されている。摘み部55の先端は、装着キャップ11の装着筒部21よりも径方向の外側に位置している。
次に、本発明に係る第3実施形態について図面を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態に係る吐出器60では、係合片61の本体片部62の外周縁部の一部である上端部62aのみが、窓部43の内周縁部においてこの上端部62aに対応する部分とブリッジ部63を介して連結されている。
本実施形態では、第2係合部65は、本体片部62においてカバー体64の内側を向く裏面の下端部に突設されるとともに下方に向けて延設され、窓部43の内周縁部においてこの下端部に対応する部分に径方向の内側から係合している。これにより、係合片61は、カバー体64に対して径方向の外側に向けて移動することが規制される。なお、図示の例では、第2係合部65の上端は、摘み部41の下端と上下方向に離間している。
本実施形態の吐出器60においては、係合片61が連結されたカバー体64を、係合片61がカバー体64に係合されていない状態、例えば係合片61がブリッジ部63回りに径方向の外側に回動された状態(図示2点鎖線参照)で一体に成形する。
そこで、係合片61が連結されたカバー体64を吐出器本体15に装着させる際には、まず、前述したように前記上側部分17にカバー体64を装着させ、その後、例えばブリッジ部63を折曲変形させて係合片61をブリッジ部63回りに径方向の内側に向けて回動させ、第1係合部42および第2係合部65をそれぞれ押下ヘッド14およびカバー体64に係合させる。
次に、本発明の第1参考例に係る実施形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態に係る吐出器70では、カバー体71の周壁部72内には、前記上側部分17における押下ヘッド80の下端部および案内筒部22が嵌合されている。
窓部73は、収納体35の下壁部36に、その径方向における外端から内側に向けて中間部分まで延び、このカバー体71を下から見た底面視で矩形状に形成されている。
摘み部76は、平面視台形状に形成されるとともに本体片部74においてカバー体71の外側を向く表面に下方に向けて突設されている。
第2係合部77は、本体片部74の外周縁部において径方向の内側に位置する内側端部に、径方向の内側に向けて突設され、窓部73の内周縁部において前記内側端部に対応する部分に上側から係合している。これにより、係合片78は、カバー体71に対して下側に向けて移動することが規制される。
ノズル側係合部81は、吐出筒29の先端に、この吐出筒29の外側に向けて突設されたフランジ状体で構成されている。そして、第1係合部79は、本体片部74の外側端部74aの裏面に突設されており、ノズル側係合部81に径方向の内側から係合されている。
また、本体片部74の裏面には、上方に向けて突出するとともに上端が吐出筒29に当接するストッパ部82が設けられている。
本実施形態の吐出器70においては、係合片78が連結されたカバー体71を、係合片78がカバー体71に係合されていない状態、例えば係合片78がブリッジ部75回りに上下方向の下側に回動された状態(図示2点鎖線参照)で一体に成形する。
そこで、係合片78が連結されたカバー体71を吐出器本体15に装着させる際には、まず、前述したように前記上側部分17にカバー体71を装着させ、その後、例えばブリッジ部75を折曲変形させて係合片78をブリッジ部75回りに上側に向けて回動させ、第1係合部79および第2係合部77をそれぞれ押下ヘッド80およびカバー体71に係合させる。この際、ストッパ部82の上端が吐出筒29に当接するまで係合片78を回動させる。
次に、本発明の第2参考例に係る実施形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、第1参考例に係る実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7に示すように、本実施形態に係る吐出器90では、カバー体91の収納体92の下壁部93は、その全長にわたって径方向に沿って真直に延びている。
ノズル側係合部95は、吐出筒29の下面に下方に向けて突設されている。
係合片96の第1係合部97は、ノズル側係合部95に径方向の内側から係合するとともに、上端が吐出筒29に当接している。
本実施形態の吐出器90においては、係合片96が連結されたカバー体91を、係合片96がカバー体91に係合されていない状態、例えば係合片96が、ブリッジ部75回りに上下方向の下側に回動された状態(図示2点鎖線参照)で一体に成形する。
そこで、係合片96が連結されたカバー体91を吐出器本体15に装着させる際には、まず、前述したように前記上側部分17にカバー体91を装着させ、その後、例えばブリッジ部75を折曲変形させて係合片96をブリッジ部75回りに上側に向けて回動させ、第1係合部97および第2係合部77をそれぞれ押下ヘッド80およびカバー体91に係合させる。この際、第1係合部97の上端が吐出筒29に当接するまで係合片96を回動させる。
次に、本発明に係る第4実施形態について図面を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図8および図9に示すように、本実施形態に係る吐出器100では、カバー体101の周壁部102内には、前記上側部分17における押下ヘッド14の下端部および案内筒部が嵌合されている。
本体片部104は、平面視矩形状に形成されるとともに開口部33の周方向の中央部に上下方向に延びて配設され、その上端は、カバー体101の頂部31の外周縁部(カバー体101における開口部33の周縁部)と上下方向に間隔をあけて配置されており、この外周縁部とブリッジ部105を介して連結されている。また、本体片部104の下端は、押下ヘッド14の囲繞筒部28の下端よりも下方に位置しており、この下端に、基端部が径方向の内側に向けて延在するとともに先端部が上方に向けて延在するように中間部で屈曲され、全体として略L字状に形成された第1係合部42が連設されている。
摘み部106は、平面視矩形状に形成され、本体片部104の中央部に径方向の外側に向けて突設されている。
本実施形態の吐出器100においては、本体片部104が、開口部33内に配設され、かつ前記中間部分104aが、押下ヘッド14に径方向の外側から近接もしくは当接しているので、前記上側部分17が開口部33を径方向に通過するようにカバー体101および吐出器本体15を径方向に沿って相対的に離間移動させようとする力を加えると、押下ヘッド14と前記中間部分104aとが当接する。ここで、第1係合部42が、押下ヘッド14の囲繞筒部28に径方向の内側から係合しているので、この際に加えられる力を、押下ヘッド14と前記中間部分104aとの当接部分および第1係合部42で受け止めて前述の離間移動を規制することが可能になり、前記上側部分17が開口部33を径方向に通過するのを規制することができる。
次に、本発明に係る第5実施形態について図面を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第4実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図12に示すように、本実施形態に係る吐出器110では、係合片111の本体片部104と第1係合部42とが、ヒンジ部112を介して回動可能に連結されている。図示の例では、本体片部104と第1係合部42とは、ヒンジ部112によって径方向に回動可能に連結されている。なお、ヒンジ部112の破断強度は、ブリッジ部105よりも大きく、少なくともこのヒンジ部112回りに本体片部104と第1係合部42とが回動する際に破断されない程度であることが好ましい。
また、本体片部104の下端部の内周面には、下方に向けて開口する位置決め凹溝113が形成され、第1係合部42の基端部には、位置決め凹溝113において径方向の内側を向く内面に当接する位置決め凸部114が上方に向けて突設されている。
本実施形態の吐出器110においては、係合片111が連結されたカバー体101を、開口部33内に本体片部104が配置されていない状態、例えば係合片111が、ブリッジ部105回りに上下方向の上側に回動された状態(図示2点鎖線参照)で一体に成形する。さらに、本実施形態では、位置決め凸部114が位置決め凹溝113の内面と当接していない状態で一体に形成する。
そこで、図13に示すように、係合片111が連結されたカバー体101を吐出器本体15に装着させる際には、まず、前述したように前記上側部分17にカバー体101を装着させ、その後、例えばブリッジ部105を折曲変形させて係合片111をブリッジ部105回りに上下方向の下側に向けて回動させ、本体片部104を開口部33内に配設する。次いで、第1係合部42をヒンジ部112回りに径方向の外側から内側に向けて回動させることで、第1係合部42の先端部を、囲繞筒部28の下方を通過させた後、案内筒部22と囲繞筒部28との間の隙間に進入させ、押下ヘッド14と案内筒部22との間に嵌入させる。これにより、係合片111を押下ヘッド14に係合させることができる。
例えば、案内筒部22に形成された係止部である段部22cおよび周壁部32に形成された被係止部37は、被係止部37が係止部に係止されることで、吐出器本体15に対するカバー体18、52、64、71、91、101の上方に向けた移動を規制するものであれば、前記各実施形態に示したものに限られない。
また、ポンプ13は、前記実施形態に限らず例えば、空気シリンダや空気ピストン等がポンプ13に付け加えられたいわゆるフォーマポンプや、霧化用のチップを吐出孔に設けたスプレーポンプ等としてもよい。
2a 口部
10、50、60、70、90、100、110 吐出器
11 装着キャップ
12 ステム
13 ポンプ
14、80 押下ヘッド
15 吐出器本体
16 天壁部
17 上側部分
18、52、64、71、91、101 カバー体
22 案内筒部
22c 段部(係止部)
31 頂部
32、72、102 周壁部
33 開口部
37 被係止部
38、53、61、78、96、103、111 係合片
39、63、75、105 ブリッジ部
Claims (1)
- 内容物が収容された容器体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、
この装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端に装着されるとともに吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、
前記押下ヘッドを押下して前記ステムを下方に移動させ前記ポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて前記吐出孔から吐出される吐出器本体を有する吐出器であって、
前記吐出器本体のうち前記装着キャップの天壁部よりも上方に位置する上側部分を覆うとともに該上側部分に装着されるカバー体を備え、
このカバー体は、前記押下ヘッドを上方から覆う頂部と、この頂部から下方に向けて延設され前記上側部分を径方向の外側から覆うとともに下端が前記装着キャップの天壁部上に配置された周壁部と、を備え、
前記装着キャップの天壁部には、前記押下ヘッドの上下動を案内する案内筒部が立設され、
前記案内筒部には、前記周壁部に設けられた被係止部が係止されることで、前記吐出器本体に対する前記カバー体の上方に向けた移動を規制する係止部が形成され、
前記周壁部には、上下方向に延び下方に向けて開口する開口部が形成され、
前記カバー体および吐出器本体の径方向に沿った相対的な進退移動に伴い、前記上側部分が前記開口部を径方向に通過することで前記カバー体に対して着脱され、
前記カバー体には、前記押下ヘッドに係合することで、前記上側部分が前記開口部を径方向に通過することを規制する係合片が、破断可能なブリッジ部を介して連結され、
前記係合片は、前記押下ヘッドと前記案内筒部との間に嵌入されることで前記押下ヘッドに係合されることを特徴とする吐出器。
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