JP5785879B2 - 改ざん防止機能付き吐出器 - Google Patents
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Description
また、この種の吐出器の1つとして、押下ヘッドの周囲に巻回されて該押下ヘッドを被覆する帯状体を備え、該帯状体の有無により未使用であることを判別することが可能な改ざん防止機能付きの吐出器が知られている(特許文献1参照)。
上記帯状体は、周方向の両端部同士が破断可能な弱化部を介して連結されており、この弱化部を破断させることで帯状体の取り外しが可能となり、開封がなされる。
(1)本発明に係る改ざん防止機能付き吐出器は、上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム、及び該ステムの上端部に装着されると共に、内容物が吐出される吐出孔が形成された押下ヘッドを備える吐出器本体と、前記内容物が収容された容器本体の口部に装着され、前記吐出器本体を容器本体に固定する装着キャップと、を備え、前記装着キャップには、前記押下ヘッドを径方向の外側から囲繞して該押下ヘッドを内挿させる外郭筒部が設けられると共に、該外郭筒部には前記吐出孔を外郭筒部の外部に開放させる開放孔が形成され、前記外郭筒部の上端開口縁には、リング体が配置され、前記リング体と前記押下ヘッドとは、破断可能な弱化部を介して連結されていることを特徴とする。
(改ざん防止機能付き吐出器の構成)
本実施形態の改ざん防止機能付き吐出器1は、図1及び図2に示すように、押下ヘッド20を備える吐出器本体2と、図示しない内容物が収容された容器本体(図2参照)Aの口部(不図示)に装着され、吐出器本体2を容器本体Aに固定する装着キャップ3と、を備えている。
また、内容物としては、例えば化粧用、毛染め用、洗顔用や洗髪用等の液状、ジェル状、泡状やクリーム状等のものである。或いは、調味料等の食品用に関する内容物でも構わない。
ポンプ部11は、ステム10の押し込みによって内容物を送り出す送出器であり、装着キャップ3に一体的に組み付けられたシリンダ筒12と、このシリンダ筒12内に上下動可能に挿入された図示しないピストン筒と、を有しており、このピストン筒の上部に上記ステム10が連通状態で取付けられている。なお、ピストン筒及びステム10は、図示しないコイルバネによって常時、上方付勢されている。
規制筒31は、キャップ本体30よりも縮径しており、その上端部には径方向の外側に向けて環状突起32が形成されている。そして、この装着キャップ3が容器本体Aの口部に装着されることで、ポンプ部11が口部内に配設され且つステム10が口部より上方に突出された状態で吐出器本体2が容器本体Aに装着される。
なお、キャップ本体30は、容器本体Aの口部に装着されていれば良く、螺着に限られず例えばアンダーカット嵌合により口部に装着されていても構わない。
内側筒部14は、外径が上下方向に2段階に変化する段付き形状とされ、嵌合凹部15を画成している下段部分14aよりも、該嵌合凹部15の上方に位置する上段部分14bの方が縮径している。また、この内側筒部14の上端開口縁における内周面側には、環状の段部14cが形成されている。
外筒22は、その外周面を天壁部21の外周面に対して面一にした状態で設けられている。スライド筒23は、外筒22よりも径方向の内側に設けられており、下端部が装着キャップ3の規制筒31に形成された環状突起32に対してアンダーカット嵌合されている。これにより、押下ヘッド20の上方への抜け止めがなされており、該押下ヘッド20が装着キャップ3の規制筒31から上方に離間することが規制されている。また、このスライド筒23は、押下ヘッド20の押し下げ操作に伴って、規制筒31に沿って下方移動する。
また、嵌合筒24と台座部25との間に画成される部分は、ステム10の内部に連通する連通路27として機能する。
なお、天壁部21の一部にノズル用基台部26が突設されているため、外筒22、スライド筒23及び嵌合筒24の一部は、図示のようにノズル用基台部26から下方に突設された状態とされている。
そして、この環状溝26bを利用して、内容物を吐出させる吐出孔28が形成されたノズルチップ29がノズル用基台部26に装着されている。具体的には、環状溝26b内にノズルチップ29の周壁部29aが差し込まれた状態で、上記凹部26a内にノズルチップ29の前壁部29bが収納されることにより、装着がなされている。
吐出孔28は、前壁部29bの中心に形成されており、環状溝26bに連通している。また、この環状溝26bの一部は、嵌合筒24の内周面に達するまで延びており、上記した連通路27に連通している。
この外郭筒部40は、キャップ本体30の周壁部に対して例えば接着や嵌合等によって固定されており、その下端部がキャップ本体30の周壁部よりも下方に位置し、且つその上端部が押下ヘッド20の凹部26aにおける最上方位置付近に位置することで、押下ヘッド20に加えて装着キャップ3についても囲繞して両者を内側に隠している。
また、外郭筒部40には、容器軸Oを挟んで開放孔41とは径方向の反対側に位置する部分における上端部に、押下ヘッド20を押し下げ操作する際の切欠き部42が形成されている。
次に、このように構成された改ざん防止機能付き吐出器1を使用する場合について説明する。
この場合には、図4に示すように、押下ヘッド20の天壁部21に外力を加え、弱化部44を破断させながら押下ヘッド20を押し下げ操作する。すると、押下ヘッド20のスライド筒23が装着キャップ3の規制筒31に沿って下方移動すると共に、押下ヘッド20の嵌合筒24が嵌合凹部15内に進入して嵌合する。即ち、嵌合筒24がステム10における内側筒部14の下段部分14aに嵌合する。これにより、押下ヘッド20とステム10とが互いに連結し合った状態となる。
なお、このとき同時に、押下ヘッド20の台座部25に形成された突起片25aがステム10における内側筒部14の段部14cに対して接触する。
また、使用に関し、押下ヘッド20を押し込み操作することで弱化部44を破断させるのではなく、リング体43を毟り取ることで弱化部44を破断させ、その後に押下ヘッド20を押し込み操作しても構わない。
なお、上記外郭筒部40は、装着キャップ3と一体成形されていても良い。
更に、リング体は環状に限られず、C字状等、適宜選択することができる。例えば、C字状とした場合、周方向において間欠部分を切欠き部に位置合わせすることにより、押下ヘッドの操作性をさらに高めることが可能となる。
1…改ざん防止機能付き吐出器
2…吐出器本体
3…装着キャップ
10…ステム
20…押下ヘッド
28…吐出孔
40…外郭筒部
41…開放孔
43…リング体
44…弱化部
Claims (2)
- 上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム、及び該ステムの上端部に装着されると共に、内容物が吐出される吐出孔が形成された押下ヘッドを備える吐出器本体と、
前記内容物が収容された容器本体の口部に装着され、前記吐出器本体を容器本体に固定する装着キャップと、を備え、
前記装着キャップには、前記押下ヘッドを径方向の外側から囲繞して該押下ヘッドを内挿させる外郭筒部が設けられると共に、該外郭筒部には前記吐出孔を外郭筒部の外部に開放させる開放孔が形成され、
前記外郭筒部の上端開口縁には、リング体が配置され、
前記リング体と前記押下ヘッドとは、破断可能な弱化部を介して連結されていることを特徴とする改ざん防止機能付き吐出器。 - 請求項1に記載の改ざん防止機能付き吐出器において、
前記押下ヘッドは、前記ステムに対して下方移動自在に装着されていることを特徴とする改ざん防止機能付き吐出器。
Priority Applications (1)
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JP2012016525A JP5785879B2 (ja) | 2012-01-30 | 2012-01-30 | 改ざん防止機能付き吐出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012016525A JP5785879B2 (ja) | 2012-01-30 | 2012-01-30 | 改ざん防止機能付き吐出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013154904A JP2013154904A (ja) | 2013-08-15 |
JP5785879B2 true JP5785879B2 (ja) | 2015-09-30 |
Family
ID=49050515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012016525A Active JP5785879B2 (ja) | 2012-01-30 | 2012-01-30 | 改ざん防止機能付き吐出器 |
Country Status (1)
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-
2012
- 2012-01-30 JP JP2012016525A patent/JP5785879B2/ja active Active
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