JP6689538B2 - 吐出器の封印機構 - Google Patents
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Description
しかしながら、ノズルプラグをノズルから外すのに大きな力が必要となったり、また、吐出器の構造が大きい場合には、ノズルと固定吸引部との間が大きく離れ、それに使用される封緘体の連結帯部分が長くなってしまい、連結帯に触れやすくなるとともに、美観上見苦しいという問題があった。
また、装着キャップの封印機構によって、容器本体内の溶液が取り替えられたりすることなく、溶液自体も未使用であることを容易に判断することが可能となる。
装着キャップ5は、シリンダ4上部のフランジ部8でパッキン9を添えて容器本体Aの口頸部1の上端を押さえた状態で挟持し、装着キャップ5の筒壁10の内面側の雌螺子11で、容器本体Aの雄螺子2と螺合して固定されている。
さらに、シリンダ4の上部で、補助キャップ6は嵌着固定されている。
補助キャップ6には、案内筒12があり、案内筒12は、雄螺子を有し、後で述べる押し下げヘッド17を押し下げて容器本体A側に作動噴出部Cが固定される際に、押し下げヘッド17の螺子筒20が案内筒12に螺着される。
また、補助キャップ6は周壁13の内側上部に、後で述べるノズルの封印機構D1のリング部23にアンダーカット係合するための複数の突条14が設けられ、また下部にはリブ凹部15が設けられている。
押し下げヘッド17は、頂壁18と、頂壁18の周縁部より垂設される側壁19とを有する。
また、頂壁18の下面から垂下される螺子筒20を設け、螺子筒20の螺子と上記案内筒12の螺子とで螺着可能に構成され、押し下げヘッド17の中央部には、頂壁18の下面から縦筒21が垂設され、上筒部7内に嵌着されている。
なお、本実施例では、押し下げヘッド17と案内筒12とを螺着させるものであるが、押し下げヘッド17の螺子筒20を、アンダーカット等を有する筒体に代えて、案内筒12と嵌合させる構造とすることができる。
ノズル16の下部には、凹部22が設けられ、後で述べる封印機構D1の毟り部25の先端の係合部27が係合できるようになっている。凹部22の位置は、なるべく押し下げヘッド17の側壁19の近くに設けることが望ましい。
図3で示すとおり、ノズルの封印機構D1は、リング部23と、破断可能な連結部24と連結部24を介して設けられる毟り部25からなり、連結部24は、連結基部24aと破断部24bからなり、本実施例では、破断部24bは、連結基部24a側がより細くなる2本の易破断性の連結片で構成されているが、破断部24b全体を、連結基部24a側をより薄くする破断性の薄肉としてもよい。
毟り部25の裏面には摘み26が設けられ、毟り部25の操作性をよくするとともに、毟り部25の先端はノズル16の下部の凹部22に係合するための係合部27となっている。
リング部23の内周には、係合筒28が立ち上げられており、係合筒28の外周上部には、補助キャップ6の周壁13の内側に設けられた突条14にアンダーカット係合し得る係合突条29が設けられ、また、係合筒28の外側下部には縦方向のリブ30が設けられている。
リブ30は、補助キャップ6のリブ凹部15に嵌合させて、リング部23を回転不能に固定するときに用いられる。
また、封緘部32の内側下部には係止爪部33が設けられ、容器本体Aの口頸部1のフランジ3に係合されている。
次に、本実施形態の使用態様と作用効果について図面を参照しながら説明する。
まず、ノズルの封印機構D1のリング部23と補助キャップ6とをアンダーカット係合させておく。それには図4に示すように、リング部23の係合筒28の係合突条29を、補助キャップ6の2つの突条14の間にアンダーカット係合させて、リング部23は脱落防止される。この段階では、リング部23のリブ30は、補助キャップ6のリブ凹部15に嵌合されておらず、リング部23は回転可能な状態にある。
そして、ノズル16を有する押し下げヘッド17を取り外した状態の上筒部7の上から、装着キャップの封印機構D2の付いた装着キャップ5を被せ入れて、シリンダ4のフランジ部8の上に載せ、その上にノズルの封印機構D1のリング部23がアンダーカット係合されて固定された補助キャップ6を被せ、補助キャップ6はシリンダ4と嵌着させておく。
次に、図1に示すように、摘み26を持ち、毟り部25の先端の係合部27をノズル16の下に設けられた凹部22に係合させ、リング部23を押し上げ、リング部23のリブ30を補助キャップ6のリブ凹部15に嵌合させる。リブ30が補助キャップ6のリブ凹部15に嵌合されて、リング部23は回転不能となるとともに、ノズル16を有する押し下げヘッド17も固定される。
なお、リング部23を押し上げ、リング部23のリブ30を補助キャップ6のリブ凹部15に嵌合させてから、毟り部25の先端の係合部27をノズル16の下部の凹部22に係合させてもよい。
装着キャップ5を容器本体Aに螺合する際、装着キャップの封印機構D2の封緘部32に設けられた係止爪部33は押し下げられたままであり、難なく、容器本体Aの雄螺子2やフランジ3を乗り越えることができ、螺合が終わると、フランジ3を乗り越えた係止爪部33はフランジ3に係止されて、図1に示すように、本願発明の封印機構Dのノズルの封印機構D1と装着キャップの封印機構D2の装着が完了する。
また、装着キャップの封印機構D2も、同様にむりやり装着キャップ5あるは容器本体Aを螺合から外そうとすると、破断連結部31が破断してしまうので、容器本体Aを取り外して他の溶液に内容液を取り替えようとする悪戯を防ぐことができ、装着キャップの封印機構D2の破断連結部31が破断されていない限り、新品のままと判断することができる。
その状態になれば、ノズル16とともに押し下げヘッド17全体を自由に動かすことができ、押し下げヘッド17を回転させて螺合を外すと押し下げヘッド17が立ち上がり、図2(b)のポンプ容器が使用可能な状態となる。
ここで、押し下げヘッド17を押し下げて手を離せば、ポンプ機構により内容液はシリンダ4内から作動噴出部C内に吸い上げられ、ノズル16内を通り、ノズル16の先端部から内容液を取り出すことができる。
さらに、装着キャップの封印機構を設けておけば、溶液の取り替えなどの悪戯が防止でき、内容液が新品であるかどうか、容易に判断可能となる。
本発明の封印機構は、大きな吐出器にも装着可能であり、シャンプーなど大型の吐出器の封印機構として好適である。
B 固定吸引部
C 作動噴出部
D 封印機構
D1 ノズルの封印機構
D2 装着キャップの封印機構
1 口頸部
2 雄螺子
3 フランジ
4 シリンダ
5 装着キャップ
6 補助キャップ
7 上筒部
8 フランジ部
9 パッキン
10 筒壁
11 雌螺子
12 案内筒
13 周壁
14 突条
15 リブ凹部
16 ノズル
17 押し下げヘッド
18 頂壁
19 側壁
20 螺子筒
21 縦筒
22 凹部
23 リング部
24 連結部
24a 連結基部
24b 破断部
25 毟り部
26 摘み
27 係合部
28 係合筒
29 係合突条
30 リブ
31 破断連結部
32 封緘部
33 係止爪部
Claims (4)
- 容器本体の口頸部外周に取り付けた装着キャップにより容器本体内に下端を垂下させた状態でシリンダを固定し、シリンダ上端に補助キャップを嵌着させた固定吸引部と、固定吸引部より上下動可能に突出し、ノズルを有する押し下げヘッドからなる作動噴出部とを備える吐出器の封印機構であって、
押し下げヘッドは、押し下げ状態のときに、補助キャップに嵌合可能に構成されるとともに、ノズルの下部に凹部を設け、
ノズルの封印機構として、固定吸引部の外周に脱落を防止して回転可能に設けられたリング部と、リング部に破断可能な連結部を介して延設された毟り部と、毟り部の先端に係合部とを備え、
押し下げヘッドを押し下げて補助キャップに嵌合した後、毟り部の先端の係合部をノズル下部の凹部に係合するとともに、リング部を固定吸引部に回転不能に固定することを特徴とする吐出器の封印機構。 - リング部に、係合筒を立ち上げ、上部に係合突条と、下部にリブを設け、係合突条を補助キャップに設けられた突条とで、アンダーカット係合して脱落を防止するとともに、リング部を回転可能とし、
毟り部先端の係合部をノズル下部に設けられた凹部に係合させる際に、リング部を押し上げて、リブを補助キャップに設けられたリブ凹部に嵌合させて、リング部を回転不能とすることを特徴とする請求項1記載の吐出器の封印機構。 - 毟り部の下部に摘みが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の吐出器の封印機構。
- 装着キャップの封印機構として、装着キャップの下端に、破断連結部を介して封緘部を垂設し、封緘部の内側下部に係止爪部を設け、
係止爪部は、容器本体外面に抜け出し不能に乗り越え係合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吐出器の封印機構。
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