JP2013154904A - 改ざん防止機能付き吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】未使用であることを容易且つ確実に判別できるうえ、優れたデザイン性を具備させること。
【解決手段】上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム10、及び該ステムの上端部に装着されると共に、内容物が吐出される吐出孔28が形成された押下ヘッド20を備える吐出器本体2と、内容物が収容された容器本体の口部に装着され、吐出器本体を容器本体に固定する装着キャップ3と、を備え、装着キャップには、押下ヘッドを径方向の外側から囲繞して該押下ヘッドを内挿させる外郭筒部40が設けられると共に、該外郭筒部には吐出孔を外郭筒部の外部に開放させる開放孔41が形成され、外郭筒部の上端開口縁には、リング体43が配置され、リング体と押下ヘッドとは破断可能な弱化部44を介して連結されている改ざん防止機能付き吐出器1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、改ざん防止機能付き吐出器に関するものである。
従来から、内容物を収容した容器の口部に装着される装着筒と、この装着筒に上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、吐出口を有し、ステムの上端に装着された押下ヘッドと、を具備した吐出器が知られている。
また、この種の吐出器の1つとして、押下ヘッドの周囲に巻回されて該押下ヘッドを被覆する帯状体を備え、該帯状体の有無により未使用であることを判別することが可能な改ざん防止機能付きの吐出器が知られている(特許文献1参照)。
上記帯状体は、周方向の両端部同士が破断可能な弱化部を介して連結されており、この弱化部を破断させることで帯状体の取り外しが可能となり、開封がなされる。
登録実用新案第2583069号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来の吐出器では、未使用状態の判別を行うことが可能であるが、これに加えさらにデザイン性を高めるという点においては十分なものではなく、改善の余地があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、未使用であることを容易且つ確実に判別できるうえ、優れたデザイン性を具備させることができる改ざん防止機能付き吐出器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る改ざん防止機能付き吐出器は、上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム、及び該ステムの上端部に装着されると共に、内容物が吐出される吐出孔が形成された押下ヘッドを備える吐出器本体と、前記内容物が収容された容器本体の口部に装着され、前記吐出器本体を容器本体に固定する装着キャップと、を備え、前記装着キャップには、前記押下ヘッドを径方向の外側から囲繞して該押下ヘッドを内挿させる外郭筒部が設けられると共に、該外郭筒部には前記吐出孔を外郭筒部の外部に開放させる開放孔が形成され、前記外郭筒部の上端開口縁には、リング体が配置され、前記リング体と前記押下ヘッドとは、破断可能な弱化部を介して連結されていることを特徴とする。
本発明に係る改ざん防止機能付き吐出器によれば、弱化部を破断させながら押下ヘッドを押し下げることで、開放孔を通じて内容物を吐出孔から吐出させることができる。特に、使用を開始するにあたって押下ヘッドを押し下げ操作する場合には、弱化部を破断させる必要がある。従って、この弱化部の破断の有無に基づいて、開封されたことがあるか否かを需要者に容易且つ正確に判別させることができる。よって、一目で改ざん等がなされておらず、未使用であることを認識させることができ、使用への安心感を確保できる。
また、弱化部を破断した後も、押下ヘッドが内挿されている外郭筒部を装着キャップに取付けたままにしておくことが可能になるので、押下ヘッドを外郭筒部で隠しながら使用することができる。この外郭筒部は、開放孔が形成されているだけのシンプルな部材であり、押下ヘッドに比べて外形形状の制約が少なく、容易にデザイン性を具備させることができる。従って、この改ざん防止機能付き吐出器に、優れたデザイン性を具備させることができる。
(2)上記本発明に係る改ざん防止機能付き吐出器において、前記押下ヘッドは、前記ステムに対して下方移動自在に装着されていることが好ましい。
この場合には、弱化部を破断する前に、例えば不意に外力が加えられたことで押下ヘッドが押し下げられたとしても、ステムが下方に移動して内容物が吐出孔から漏出してしまうことを防止することができる。しかも、押下ヘッドの上下方向の寸法精度や組立精度等を過度に高めなくても、リング体側だけで押下ヘッドの位置決めを行えるので、組み立て易い。つまり、初期状態ではステムに対して仮セット状態である押下ヘッドが、弱化部の破断と共にステムと確実に嵌合するように構成することができる。
本発明に係る改ざん防止機能付き吐出器によれば、未使用であることを容易且つ確実に判別できるうえ、優れたデザイン性を具備させることができる。
本発明に係る改ざん防止機能付き吐出器の実施形態を示す半縦断面図である。 図1に示す改ざん防止機能付き吐出器の外観斜視図である。 図1に示す押下ヘッド及びリング体の外観斜視図である。 図1に示す状態から、押下ヘッドを押し下げることで押下ヘッドとステムとを連結させた状態を示す半縦断面図である。 図4に示した状態の後、リング体を取り外した状態を示す、防止機能付き吐出器の外観斜視図である。
以下、本発明に係る改ざん防止機能付き吐出器の実施形態について、図面を参照して説明する。
(改ざん防止機能付き吐出器の構成)
本実施形態の改ざん防止機能付き吐出器1は、図1及び図2に示すように、押下ヘッド20を備える吐出器本体2と、図示しない内容物が収容された容器本体(図2参照)Aの口部(不図示)に装着され、吐出器本体2を容器本体Aに固定する装着キャップ3と、を備えている。
なお、本実施形態では、ポンプを利用して内容物を吐出させるポンプタイプの吐出器を例に挙げて説明する。また、吐出器本体2、装着キャップ3及び容器本体Aは、それぞれ共通軸線上に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、この容器軸Oに沿って装着キャップ3から吐出器本体2の押下ヘッド20に向かう方向を上方、その反対方向を下方とする。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という
また、内容物としては、例えば化粧用、毛染め用、洗顔用や洗髪用等の液状、ジェル状、泡状やクリーム状等のものである。或いは、調味料等の食品用に関する内容物でも構わない。
吐出器本体2は、上方付勢状態で押し込み可能に起立したステム10を有するポンプ部11と、このステム10の上端部に装着された押下ヘッド20と、を備えている。
ポンプ部11は、ステム10の押し込みによって内容物を送り出す送出器であり、装着キャップ3に一体的に組み付けられたシリンダ筒12と、このシリンダ筒12内に上下動可能に挿入された図示しないピストン筒と、を有しており、このピストン筒の上部に上記ステム10が連通状態で取付けられている。なお、ピストン筒及びステム10は、図示しないコイルバネによって常時、上方付勢されている。
装着キャップ3は、容器本体Aの口部に例えば螺着される有頂筒状のキャップ本体30と、このキャップ本体30の頂壁部から上方に向けて突出した規制筒31と、を備えている。
規制筒31は、キャップ本体30よりも縮径しており、その上端部には径方向の外側に向けて環状突起32が形成されている。そして、この装着キャップ3が容器本体Aの口部に装着されることで、ポンプ部11が口部内に配設され且つステム10が口部より上方に突出された状態で吐出器本体2が容器本体Aに装着される。
なお、キャップ本体30は、容器本体Aの口部に装着されていれば良く、螺着に限られず例えばアンダーカット嵌合により口部に装着されていても構わない。
上記ステム10は、装着キャップ3における規制筒31の径方向の内側に配設され、その上端部が規制筒31の上端部よりも上方に位置する外側筒部13と、この外側筒部13よりも径方向の内側に配設され、且つその上端部が外側筒部13の上端部よりも上方に位置するように、該外側筒部13に連設された内側筒部14と、を備えている。
外側筒部13は、規制筒31の内部にて該規制筒31の図示しない係合突起によって上方への抜け止めがなされており、上方付勢力によってステム10が規制筒31から上方に離間することが規制されている。また、外側筒部13と内側筒部14との間には、上方に開口した環状の嵌合凹部15が画成されている。
内側筒部14は、外径が上下方向に2段階に変化する段付き形状とされ、嵌合凹部15を画成している下段部分14aよりも、該嵌合凹部15の上方に位置する上段部分14bの方が縮径している。また、この内側筒部14の上端開口縁における内周面側には、環状の段部14cが形成されている。
押下ヘッド20は、図1〜図3に示すように、ステム10を下方に押し込み操作する有頂筒状の操作部材であり、円板状に形成された天壁部21と、この天壁部21から下方に向けてそれぞれ突設された外筒22、スライド筒23及び嵌合筒24と、を備えている。
外筒22は、その外周面を天壁部21の外周面に対して面一にした状態で設けられている。スライド筒23は、外筒22よりも径方向の内側に設けられており、下端部が装着キャップ3の規制筒31に形成された環状突起32に対してアンダーカット嵌合されている。これにより、押下ヘッド20の上方への抜け止めがなされており、該押下ヘッド20が装着キャップ3の規制筒31から上方に離間することが規制されている。また、このスライド筒23は、押下ヘッド20の押し下げ操作に伴って、規制筒31に沿って下方移動する。
嵌合筒24は、スライド筒23よりも径方向の内側に設けられており、ステム10における内側筒部14を径方向の外側から囲むように該内側筒部14に装着されている。この際、押下ヘッド20は、後述するリング体43によって、嵌合筒24の下端部と嵌合凹部15における底部との間に隙間が形成された位置で上下方向に位置決めがなされている。これにより、押下ヘッド20は、ステム10に対して下方移動自在に装着されている。
なお、このとき嵌合筒24は、ステム10における内側筒部14の上段部分14bを囲んでおり、該ステム10に対して嵌合がなされていなくても構わない。押下ヘッド20の押し込み操作によって、嵌合筒24が嵌合凹部15内に進入し、それによって内側筒部14の下段部分14aを囲んだときに両者が互いに嵌合し合うように構成されている。
また、天壁部21において嵌合筒24よりも径方向の内側に位置する部分には、円柱状の台座部25が下方に向けて突設されていると共に、さらにこの台座部25には複数の突起片25aが下方に向けて突設されている。これら突起片25aは、例えば周方向に沿って円弧状に湾曲した板片であり、互いに間隔を開けて周方向に並んで配置されている。そして、これら突起片25aは、押下ヘッド20の押し込み操作によって、嵌合筒24が嵌合凹部15内に進入したときに、ステム10における内側筒部14に形成された段部14cに接する部材とされている。
また、嵌合筒24と台座部25との間に画成される部分は、ステム10の内部に連通する連通路27として機能する。
ところで、天壁部21の一部には、下方に向けてノズル用基台部26が突設されている。このノズル用基台部26は、例えば天壁部21よりも厚肉とされた状態で、径方向に長く且つ周方向に短いブロック状に形成されており、図示の例では、径方向の外側面が外筒22の外周面と面一とされ、径方向の内側面が嵌合筒24の内周面と面一とされている。
なお、天壁部21の一部にノズル用基台部26が突設されているため、外筒22、スライド筒23及び嵌合筒24の一部は、図示のようにノズル用基台部26から下方に突設された状態とされている。
そして、上記ノズル用基台部26には、押下ヘッド20の側方側に開口する側面視円形状の凹部26aが形成されると共に、この凹部26aの外周縁部にその全周に亘って押下ヘッド20の内側に向かって延びる環状溝26bが形成されている。
そして、この環状溝26bを利用して、内容物を吐出させる吐出孔28が形成されたノズルチップ29がノズル用基台部26に装着されている。具体的には、環状溝26b内にノズルチップ29の周壁部29aが差し込まれた状態で、上記凹部26a内にノズルチップ29の前壁部29bが収納されることにより、装着がなされている。
吐出孔28は、前壁部29bの中心に形成されており、環状溝26bに連通している。また、この環状溝26bの一部は、嵌合筒24の内周面に達するまで延びており、上記した連通路27に連通している。
また、装着キャップ3には、図1及び図2に示すように、上記した押下ヘッド20を径方向の外側から囲繞して、該押下ヘッド20を内挿させる外郭筒部40が取付けられている。
この外郭筒部40は、キャップ本体30の周壁部に対して例えば接着や嵌合等によって固定されており、その下端部がキャップ本体30の周壁部よりも下方に位置し、且つその上端部が押下ヘッド20の凹部26aにおける最上方位置付近に位置することで、押下ヘッド20に加えて装着キャップ3についても囲繞して両者を内側に隠している。
また、外郭筒部40には、押下ヘッド20の吐出孔28を該外郭筒部40の外部に開放させる開放孔41が形成されている。図示の例では、側面視円形状の開放孔41が形成され、その大きさは押下ヘッド20の押し下げ操作に応じて上下移動する吐出孔28を常時外部に開放させることが可能なサイズとされている。なお、開放孔41は円形状に限られず、例えば上下方向に延びるスリット状に形成されていても構わない。
また、外郭筒部40には、容器軸Oを挟んで開放孔41とは径方向の反対側に位置する部分における上端部に、押下ヘッド20を押し下げ操作する際の切欠き部42が形成されている。
外郭筒部40の上端開口縁には、その全周に亘って環状のリング体43が配置されている。このリング体43は、図1〜図3に示すように、押下ヘッド20に対して例えば一体成形された部材であり、破断可能な複数の弱化部44を介して押下ヘッド20に連結されている。弱化部44は、例えば周方向に間隔を開けて90度毎に4つ形成されている。なお、この弱化部44は、全周に亘って設けられた薄肉部としても良い。
そして、押下ヘッド20は、図1に示すように、弱化部44を介してこのリング体43に支持されることで上下方向に位置決めがなされている。なお、上述したように、押下ヘッド20は上方への抜け止めがなされているので、リング体43は外郭筒部40の上端開口縁から外れることがない。この際、リング体43は上端開口縁に載置されているだけでも構わないし、接着等によって固定されていても構わない。
(改ざん防止機能付き吐出器の作用)
次に、このように構成された改ざん防止機能付き吐出器1を使用する場合について説明する。
この場合には、図4に示すように、押下ヘッド20の天壁部21に外力を加え、弱化部44を破断させながら押下ヘッド20を押し下げ操作する。すると、押下ヘッド20のスライド筒23が装着キャップ3の規制筒31に沿って下方移動すると共に、押下ヘッド20の嵌合筒24が嵌合凹部15内に進入して嵌合する。即ち、嵌合筒24がステム10における内側筒部14の下段部分14aに嵌合する。これにより、押下ヘッド20とステム10とが互いに連結し合った状態となる。
なお、このとき同時に、押下ヘッド20の台座部25に形成された突起片25aがステム10における内側筒部14の段部14cに対して接触する。
そして、さらなる押下ヘッド20の押し下げ操作によってステム10を押し下げることができ、ステム10から噴出された内容物を、連通路27及び環状溝26bを通じて吐出孔28から吐出させることができ、開放孔41を通じて外郭筒部40の外部に向けて吐出させることができる。
特に、本実施形態の改ざん防止機能付き吐出器1によれば、使用を開始するにあたって押下ヘッド20を押し下げ操作する際に、弱化部44が破断されるように構成されている。従って、この弱化部44の破断の有無に基づいて、開封されたことがあるか否かを需要者に容易且つ正確に判別させることができる。よって、一目で改ざん等がなされておらず、未使用であることを認識させることができ、初めて使うという、使用への安心感を確保できる。しかも、押下ヘッド20の押し込み操作によって弱化部44を破断させるという触覚を需要者自身が体感できるので、さらに安心感が高まる。
なお、リング体43が外郭筒部40の上端開口縁に対して接着等によって固定されていない場合には、弱化部44を破断した後、図5に示すように、リング体43を除去することができる。この場合、弱化部44の破断の有無だけでなく、リング体43の有無によっても開封されたか否かの判別を行わせることができる。
また、使用に関し、押下ヘッド20を押し込み操作することで弱化部44を破断させるのではなく、リング体43を毟り取ることで弱化部44を破断させ、その後に押下ヘッド20を押し込み操作しても構わない。
また、図4及び図5に示すように、弱化部44を破断した後も、押下ヘッド20が内挿されている外郭筒部40を装着キャップ3に取付けたままにしておくことが可能になるので、押下ヘッド20を外郭筒部40で隠しながら使用することができる。この外郭筒部40は、開放孔41が形成されているだけのシンプルな部材であり、押下ヘッド20に比べて外形形状の制約が少なく、容易にデザイン性を具備させることができる。従って、この改ざん防止機能付き吐出器1に、優れたデザイン性を具備させることができる。
なお、上記外郭筒部40は、装着キャップ3と一体成形されていても良い。
また、使用前状態において、図1に示すように、押下ヘッド20の嵌合筒24は嵌合凹部15内に進入しておらず、ステム10に対して下方移動自在に装着されている。従って、弱化部44を破断する前に、例えば不意に外力が加えられたことで押下ヘッド20が押し下げられたとしても、ステム10が下方に移動して内容物が吐出孔28から漏出してしまうことを防止することができる。しかも、押下ヘッド20の上下方向の寸法精度や組立精度等を過度に高めなくても、リング体43側だけで押下ヘッド20の位置決めを行えるので、組立性にも優れている。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ポンプ部11を利用して内容物を吐出させるタイプの吐出器を例に挙げて説明したが、この際のポンプ部11は、押下ヘッド20を介してステム10を押し下げることによって内容物を吸い上げ、吐出孔28から吐出させるものであれば公知のもので良く、例えば、内容物を加圧しながら吐出する加圧ポンプや、内容物を液状で吐出する液ポンプや、空気シリンダ及び空気ピストンを構成に加えて内容物を泡状に吐出するフォーマーポンプや、内容物を霧状に吐出するスプレーポンプであっても構わない。更に、ポンプタイプの吐出器ではなく、エアゾールタイプの吐出器であっても本発明は適用可能である。
また、上記実施形態において、径方向の外側に向けて延び、その先端が吐出孔とされた吐出ノズルを具備する押下ヘッドとし、開放孔を通じて吐出ノズルを外郭筒部の外部に露出させる構成しても構わない。
更に、リング体は環状に限られず、C字状等、適宜選択することができる。例えば、C字状とした場合、周方向において間欠部分を切欠き部に位置合わせすることにより、押下ヘッドの操作性をさらに高めることが可能となる。
A…容器本体
1…改ざん防止機能付き吐出器
2…吐出器本体
3…装着キャップ
10…ステム
20…押下ヘッド
28…吐出孔
40…外郭筒部
41…開放孔
43…リング体
44…弱化部

Claims (2)

  1. 上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム、及び該ステムの上端部に装着されると共に、内容物が吐出される吐出孔が形成された押下ヘッドを備える吐出器本体と、
    前記内容物が収容された容器本体の口部に装着され、前記吐出器本体を容器本体に固定する装着キャップと、を備え、
    前記装着キャップには、前記押下ヘッドを径方向の外側から囲繞して該押下ヘッドを内挿させる外郭筒部が設けられると共に、該外郭筒部には前記吐出孔を外郭筒部の外部に開放させる開放孔が形成され、
    前記外郭筒部の上端開口縁には、リング体が配置され、
    前記リング体と前記押下ヘッドとは、破断可能な弱化部を介して連結されていることを特徴とする改ざん防止機能付き吐出器。
  2. 請求項1に記載の改ざん防止機能付き吐出器において、
    前記押下ヘッドは、前記ステムに対して下方移動自在に装着されていることを特徴とする改ざん防止機能付き吐出器。
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