JP5329452B2 - 浮体連結式フラップゲート - Google Patents

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Description

本発明は、防潮壁の開口部に設置され、増水時、公共空間に増水した水が流れ込まないように、流れ込もうとする水の水圧と扉体の浮力を利用して扉体を起立させ、前記開口部を遮断する浮体連結式フラップゲートに関するものである。
増水時に、増水した水が公共空間に流れ込まないように、防潮壁の開口部に、開口部を遮断する浮体式フラップゲートが設置される場合がある(例えば特許文献1、2)。
この種の浮体式フラップゲートは、扉体に単数個の大きな浮体を有しており、防潮壁の開口部から流れ込もうとする水の水圧と扉体自体の浮力を利用して扉体を起立させ、開口部を遮断するものである。
しかしながら、従来の浮体式フラップゲートの扉体は、高さ方向に一体に成されている。従って、図9に示すように、水位が一定の高さに到達すると一気に扉体全体が起立するので、扉体の動揺が大きく危険性が高いという問題があった。なお、図9中のdは防潮壁の開口部、2は開口部に設置された浮体式フラップゲートの扉体、wは水である。
また、水が開口部に流れ込み始める流入初期には、扉体が水の流れ込みに追従して起立せず、水の流れ込みより遅れて起立するので、起立が遅れた間、開口部から水が侵入するという問題もある。
さらに、扉体の起立時に流体力の大きい水(急流または激流)が流れ込んだ場合、起立完了時に扉体に大きな衝撃力が発生して扉体に損傷を与えるという問題もある。
特開2001−214425号公報 特開2003−253912号公報
本発明が解決しようとする問題点は、防潮壁の開口部を遮断する従来の浮体式フラップゲートは、水位が一定の高さに到達すると一気に扉体全体が起立するので、扉体の動揺が大きく危険性が高いという点である。また、開口部に水が流れ込み始める流入初期は、水の流れ込みより遅れて扉体が起立するので、漏水が生じるという点である。さらに、起立中に流体力の大きい水が流れ込んだ場合、扉体に損傷を与えるという点である。
本発明の浮体連結式フラップゲートは、
起立時における扉体の動揺が大きくならないようにするために、
開口部の路面に設置され、開口部から水が流れ込もうとする際、流れ込もうとする水の水圧と扉体の浮力を利用して扉体を起立させ、前記開口部を遮断する浮体式フラップゲートであって、
高さ方向に分割した2個以上の扉体ブロックで扉体を構成し、
これら高さ方向に分割した扉体ブロックを、高さ方向の平面内で、前記開口部から流れ込もうとする水の方向に向けて所定角度だけ回転が可能な回転機構で連結したことを最も主要な特徴としている。
上記構成の本発明では、流入する水の水位に応じて、路面側から高さ方向上方に向けて分割した扉体ブロックが、路面側から順番に段階的に回転しながら、順次浮上するので、どのような水位であっても、扉体全体が大きく揺れることがない。
本発明において、高さ方向の先端側の扉体ブロックのみが、開口部から流れ込もうとする水の方向と反対方向にも所定角度だけ回転可能とした場合は、先端側の扉体ブロックが水の流れ込みに対して先行して起立する。従って、倒伏状態の扉体ブロックの下方側に流れ込んだ水を導き、扉体下側の斜面に水圧を作用させることにより、開口部に水が流れ込み始める流入初期の扉体ブロックの浮上動作が速くなって、開口部からの水の流れ込みを防止でき、漏水を防ぐことができる。
また、本発明において、高さ方向に分割した扉体ブロック間に設けた回転機構の回転角度範囲を、基端側の扉体ブロックと路面間に設けた回転機構の回転角度範囲より小さくした場合は、基端側の扉体ブロックの起立完了直前に上部の扉体ブロックが水面から持ち上がろうとする。従って、起立完了時に、基端側の扉体ブロックに作用する衝撃力が和らぐことになって、起立中に流体力の大きい水が流れ込んでも、扉体が損傷することがない。
本発明では、流入する水の水位に応じて、路面側から高さ方向上方に向けて分割した扉体ブロックが、路面側から順番に段階的に回転しながら、順次浮上するので、開口部から流れ込む水がどのような水位であっても、扉体が大きく揺れることがない。
起立状態にある本発明の浮体連結式フラップゲートを側面から見た図である。 倒伏状態にある本発明の浮体連結式フラップゲートを上面から見た図である。 図1のa部を説明する図で、(a)は拡大図、(b)は開口部から流れ込もうとする水の方向に所定角度だけ回転した時の図である。 図1のb部を説明する図で、(a)は連結前の状態を側面から見た拡大図、(b)は(a)の側面図、(c)は開口部から流れ込もうとする水の方向に所定角度だけ回転した時の図である。 図1のc部を説明する図で、(a)は連結前の状態を側面から見た図、(b)で倒伏状態を示した図である。 (a)〜(d)は本発明の浮体連結式フラップゲートの起立状態を、順を追って説明する図である。 先端側の扉体ブロックが水の流れ込みに対して先行して起立する状態を説明した図である。 扉体ブロック同士の連結部に設けた水密部材を示した図で、(a)は伸長時、(b)は屈曲時の図である。 (a)〜(e)は従来の浮体式フラップゲートの起立状態を、順を追って説明する図である。
本発明では、起立時における扉体の動揺が大きくならないようにするという目的を、高さ方向に分割した2個以上の扉体ブロックを、高さ方向の平面内で、開口部から流れ込もうとする水の方向に向けて所定角度だけ回転可能に連結することで実現した。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図8を用いて詳細に説明する。
図1は起立状態にある本発明の浮体連結式フラップゲートを側面から見た図、図2は倒伏状態にある本発明の浮体連結式フラップゲートを上面から見た図、図3〜図5は図1のa部〜c部の拡大図、図6は本発明の浮体連結式フラップゲートの起立状態を、順を追って説明する図、図7は先端側の扉体ブロックが水の流れ込みに対して先行して起立する状態を説明した図、図8は扉体ブロック同士の連結部に設けた水密部材を示した図である。
図1〜図8において、1は例えば防潮壁の開口部dの路面sに設置される本発明の浮体連結式フラップゲートである。この浮体連結式フラップゲート1は、前記開口部d(図1の紙面左方向)から公共空間(道路面)へ水wが流れ込もうとする際、流れ込もうとする水wの水圧と扉体2の浮力を利用して扉体2を起立させ、前記開口部dを遮断するものである。
この防潮壁の開口部dの路面sへの浮体連結式フラップゲート1の設置態様は、図1に示した埋設型と図示省略した搭載型の2つのタイプがあるが、どちらの設置態様を採用しても良い。
まず、路面埋設型は、道路面より低い位置に構築される開口部dの路面sに凹面s1(埋設ピット)を形成し、この凹面s1に浮体連結式フラップゲート1(倒伏状態)を収容するものである。この路面埋設型では、凹面s1から海洋側(河川側)へ水を排出する排水路が設けられている。
一方、路面搭載型は、道路面と同じ位置に構築される開口部の路面に浮体連結式フラップゲート1(倒伏状態)を搭載するものである。
本発明では、この浮体連結式フラップゲート1を構成する扉体2を、高さ方向に、例えば鋼製の中空構造である3個の扉体ブロック2a〜2cに分割した構成である。以下、これら3個の扉体ブロック2a〜2cを、高さ方向の上部から、先端側の扉体ブロック2a、2番目の扉体ブロック2b、基端側の扉体ブロック2cと言う。
そして、これら高さ方向に分割した扉体ブロック2a〜2c間、及び、基端側の扉体ブロック2cと路面sを、高さ方向の平面内で、前記開口部dから流れ込もうとする水wの方向に向けて、所定角度の回転が可能な回転機構で連結している。
以下、先端側の扉体ブロック2aと2番目の扉体ブロック2bを連結する回転機構を1番目の回転機構3a、2番目の扉体ブロック2bと3番目の扉体ブロック2cを連結する回転機構を2番目の回転機構3bと言う。また、基端側の扉体ブロック2cと路面sを連結する回転機構を3番目の回転機構3cと言う。
これら回転機構3a〜3cは、例えば以下の構成と成されている。
例えば1番目の回転機構3aは、2番目の扉体ブロック2bの、先端側の扉体ブロック2aとの隣接端部における異なる半径位置に、例えば2個の円弧状ガイド孔3aa,3abを設ける。一方、先端側の扉体ブロック2aの2番目の扉体ブロック2bとの隣接端部における前記円弧状ガイド孔3aa,3abと同一半径位置に、このガイド孔3aa,3abに案内されて移動するピン3ac,3adを設けるのである。
同様に、2番目の回転機構3bは、3番目の扉体ブロック2cの、2番目の扉体ブロック2bとの隣接端部における異なる半径位置に、2個の円弧状ガイド孔3ba,3bbを設ける。一方、2番目の扉体ブロック2bの3番目の扉体ブロック2cとの隣接端部における前記ガイド孔3ba,3bbと同一半径位置に、このガイド孔3ba,3bbに案内されて移動するピン3bc,3bdを設けるのである。
また、3番目の回転機構3cは、路面sの、基端側の扉体ブロック2cとの隣接端部における異なる半径位置に、2個の円弧状ガイド孔3ca,3cbを設ける。一方、基端側の扉体ブロック2cの路面sとの隣接端部における前記ガイド孔3ca,3cbと同一半径位置に、このガイド孔3ca,3cbに案内されて移動するピン3cc,3cdを設けるのである。
このような回転機構3a〜3cの場合、円弧状ガイド孔3aa,3ab、3ba,3bb、3ca,3cbの半径の中心を回転中心として各扉体ブロック2aと2b、2bと2c、及び路面sに対して扉体ブロック2cが回転する。
上記構成の本発明では、開口部dから水wが流れ込んだ場合には、流れ込む水wの水位に応じて、図6(a)〜(e)に示すように、路面s側から分割した扉体ブロック2c、2b、2aが順番に、段階的に回転しながら、順次浮上することになる。従って、どのような水位であっても、扉体2全体が大きく揺れることがない。
その際、円弧状ガイド孔3aa,3ab、3ba,3bb、3ca,3cbの円弧状の長さを最適に決定することで、各扉体ブロック2aと2b、2bと2c、及び路面sに対する扉体ブロック2cの回転可能角度が決定される。
例えば、1及び2番目の回転機構3a、3bは、前記開口部dから流れ込もうとする水wの方向に向けて、例えば70°だけ回転が可能なように円弧状ガイド孔3aa,3ab、3ba,3bbの円弧状の長さを決定するのである。また、3番目の回転機構3cは前記開口部dから流れ込もうとする水wの方向に向けて、例えば75°だけ回転が可能なように円弧状ガイド孔3ca,3cbの円弧状の長さを決定するのである。
1及び2番目の回転機構3a、3bと3番目の回転機構3cの回転角度範囲を前記のように決定した場合は、基端側の扉体ブロック2cの回転角度が70°を過ぎたところで、基端側の扉体ブロック2cが受ける流体力によって、基端側の扉体ブロック2cが2番目の扉体ブロック2bを引っ張るような形で水面から持ち上げる。
そうすると、起立完了目前に基端側の扉体ブロック2cの起立速度が低減して衝撃力が和らぐことになって、起立中に流体力の大きい水wが流れ込んでも、扉体2が損傷することがなくなる。
また、ガイド孔3aa,3ab、3ba,3bb、3ca,3cbの円弧長さを前記のように制限すると共に、路面s側から扉体ブロック2c及び扉体ブロック2bを介して扉体ブロック2aまでにワイヤーロープ6を通し、全回転機構3a〜3cの合計の折れ角度を制限することにより、浮体連結式フラップゲート1が倒伏する時に、3つに分割した各扉体ブロック2a〜2cが巻回されるのを防止することができる。
また、1番目の回転機構3aは前記開口部dから流れ込もうとする水wの方向と反対の方向にも例えば15°だけ回転が可能なように円弧状ガイド孔3aa,3abの円弧状の長さを決定するのである。
このような構成とした場合は、先端側の扉体ブロック2aが、図7に示すように、水wの流れ込みに対して先行して起立することになる。従って、流れ込んだ水wを倒伏状態の扉体ブロック2b〜2cの下方側に導くことができ、開口部dに水wが流れ込み始める流入初期の扉体ブロック2a〜2cの浮上動作が速くなり、開口部dからの水wの流れ込みを防止できて、漏水を防ぐことができる。
本発明の浮体連結式フラップゲート1は、図8に示すように、前記1〜3番目の回転機構3a〜3cの前記回転中心近傍に、水密部材4を取付けておくことが望ましい。
このような位置に水密部材4を取付けた場合は、回転機構3a〜3cでの回転時に水密部材4の伸縮を防止できるので、扉体2が起伏を繰り返した場合でも水密部材4が損傷するのを防止することができる。
なお、1〜3番目の回転機構3a〜3cの回転中心近傍に水密部材4を取付けない場合は、扉体2a〜2cの回転機構3a〜3cを、回転中心に軸を用いる単純な構造にしても良い。
図1中の5は、扉体2が起立完了角度(例えば75°)を超えて回動しないようにするために、扉体2の開口部d側に設けた2つ折りロッドであり、起立完了目前の扉体2に作用する衝撃力を緩和する役目も果たしている。
なお、図示省略したが、水漏れ防止のために、扉体ブロック2a〜2cの両側部には水密ゴムが取付けられており、開口部dの両側壁面に取付けられた摺動面と摺動して密接する様になっている。
次に、上記構成の本発明の浮体連結式フラップゲート1を、防潮壁の開口部dの路面sに設置した場合の起立動作について、図6を用いて説明する。
3つの扉体ブロック2a〜2cを連結して扉体2を形成した本発明の浮体連結式フラップゲート1は、以下に説明するように、図6(a)に示す増水していない倒伏状態から、増水時の水位に応じて図6(b)〜図6(d)のいずれかまで起立する。
図6(a)に示した状況は、洪水などの災害が発生していない状況である。この状況の場合、浮体連結式フラップゲート1は、開口部dの路面sに形成された凹面s1に収容されている。
図6(a)に示す倒伏状態において、例えば洪水により増水してくると、倒伏状態の浮体連結式フラップゲート1には増加する水wによって浮力と水圧が作用する。この浮力と水圧により、基端側の扉体ブロック2cのみが、3番目の回転機構3cの回転中心を支点として開口部dと反対方向に向けて回動上昇し、起立し始める。この状態では、図6(b)に示すように、基端側の扉体ブロック2cを除く2つの扉体ブロック2a、2bは水面に浮かんだ状態となっており、先端側の扉体ブロック2aの頂面が水の浸入を防止する壁の役目を果たす。
図6(b)からさらに増水してくると、増加する水wによって倒伏している浮体連結式フラップゲート1に作用する水圧がさらに増加し、2番目の扉体ブロック2bが2番目の回転機構3bの回転中心を支点として開口部dと反対方向に向けて回動上昇し、起立し始める。この状態では、図6(c)に示すように、1番目の回転機構3aのみが屈曲して、先端側の扉体ブロック2aは水面に浮かんだ状態となっている。
図6(c)からさらに増水してくると、増加する水wによって倒伏している浮体連結式フラップゲート1に作用する水圧がさらに増加し、先端側の扉体ブロック2aが1番目の回転機構3aの回転中心を支点として開口部dと反対方向に向けて回動上昇し、起立し始める。この状態では、図6(d)に示すように、全ての扉体ブロック2a〜2cの起立が完了する。
次に、本発明の浮体連結式フラップゲート1を、図6(d)に示す起立状態から、図6(a)に示す開口部dの路面sに倒伏させる場合の倒伏動作について説明する。
図6(d)に示した状況は、洪水などの災害が収まる前の状況である。この状況の場合、浮体連結式フラップゲート1は、全ての扉体ブロック2a〜2cが起立した状態となっている。
図6(d)に示す全ての扉体ブロック2a〜2cが起立した状態において、例えば水位が下がると、起立状態の浮体連結式フラップゲート1に作用する水圧が減少する。この水圧の減少により、先端側の扉体ブロック2aが1番目の回転機構3aの回転中心を支点として開口部dに向けて回動下降し、倒伏し始める。この状態では、図6(c)に示すように、1番目の回転機構3aのみが屈曲して、先端側の扉体ブロック2aは水面に浮かんだ状態となっている。
図6(c)からさらに水位が下がると、起立している浮体連結式フラップゲート1に作用する水圧が減少し、2番目の扉体ブロック2bが2番目の回転機構3bの回転中心を支点として開口部dに向けて回動下降し、倒伏し始める。この状態では、図6(b)に示すように、2番目の回転機構3bのみが屈曲して、先端側の扉体ブロック2aと2番目の扉体ブロック2bは水面に浮かんだ状態となっている。
図6(b)からさらに水位が下がると、起立している浮体連結式フラップゲート1に作用する水圧がさらに減少し、基端側の扉体ブロック2cが3番目の回転機構3cの回転中心を支点として開口部dに向け回動下降して倒伏し始め、図6(a)に示すように、全ての扉体ブロック2a〜2cの凹面s1への収容が完了する。
本発明は、前記の例に限るものではなく、各請求項に記載の技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
例えば回転機構3a〜3c部への異物の噛み込みや挟み込みを防止するために、回転機構3a〜3cの内面側にカバーを取り付けても良い。
また、扉体ブロック2a〜2cの合計折れ曲がり角度は、扉体ブロック2a〜2c間に通したワイヤーロープ6の長さを調整することにより制限され、水位低下時の扉体2の巻き込みを防止することができる。
更に、本発明の浮体連結式フラップゲート1は2つ折りロッド5を取り付けていないものでも良い。また、路面に埋設しない搭載型でも良い。これらの場合の浮体連結式フラップゲート1の起伏動作も、先に説明した発明例と実質的に同様である。
1 浮体連結式フラップゲート
2 扉体
2a〜2c 扉体ブロック
3a〜3c 回転機構
3aa,3ab、3ba,3bb、3ca,3cb ガイド孔
3ac,3ad、3bc,3bd、3cc,3cd ピン
4 水密部材
6 ワイヤーロープ

Claims (6)

  1. 開口部の路面に設置され、開口部から水が流れ込もうとする際、流れ込もうとする水の水圧と扉体の浮力を利用して扉体を起立させ、前記開口部を遮断する浮体式フラップゲートであって、
    高さ方向に分割した2個以上の扉体ブロックで扉体を構成し、
    これら高さ方向に分割した扉体ブロックを、高さ方向の平面内で、前記開口部から流れ込もうとする水の方向に向けて所定角度だけ回転が可能な回転機構で連結したことを特徴とする浮体連結式フラップゲート。
  2. 高さ方向の平面内で、前記開口部から流れ込もうとする水の方向に向けて所定角度だけ回転が可能なようになす前記回転機構は、
    高さ方向の上方に位置する一方の扉体ブロックと、高さ方向の下方に位置する他方の扉体ブロック或いは路面の、
    どちらか一方の隣接端部には、回転中心から所定半径位置に円弧状のガイド孔を設けると共に、
    どちらか他方の隣接端部或いは路面には、前記円弧状のガイド孔と同一半径位置にこのガイド孔に案内されて移動するピンを設けた構成であることを特徴とする請求項1に記載の浮体連結式フラップゲート。
  3. 前記両扉体ブロックの隣接端部間及び路面と基端側の扉体ブロックの端部間の、前記回転中心近傍に、水密部材が取付けられていることを特徴とする請求項2に記載の浮体連結式フラップゲート。
  4. 前記高さ方向に分割された扉体ブロックのうち、高さ方向の先端側の扉体ブロックのみが、前記開口部から流れ込もうとする水の方向と反対方向にも所定角度だけ回転が可能なように成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の浮体連結式フラップゲート。
  5. 前記高さ方向に分割された扉体ブロック間に設けられた回転機構の回転角度範囲が、基端側の扉体ブロックと路面間に設けられた回転機構の回転角度範囲より小さく成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の浮体連結式フラップゲート。
  6. 路面から、高さ方向の中間に位置する複数個の扉体ブロックを介して、高さ方向の先端側の扉体ブロックまで、ワイヤーロープが通されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の浮体連結式フラップゲート。
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