JP4204064B2 - 起伏ゲート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水路の底部に設けた回転軸によって自在に起立または倒伏を行なうことにより、水路の流水を堰上げまたは放流する目的で使用される起伏ゲートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、起伏ゲートとしては、水圧力を受ける鋼板(止水板)に対し十分に強固な横桁や縦桁を配置した鋼製扉体の頭部にワイヤロープやチェーンを取り付けて、これを陸上の巻上機で巻き取りまたは巻き戻して起立または倒伏の操作をする形式のものや、同様の鋼製扉体を下流側水路底に設けた油圧シリンダで押し上げて起立させ、逆に油圧シリンダを縮めて倒伏させる形式のものなどが種々開発され、使用されてきた。
【0003】
また近年は、ゴム引布製の柔軟で強固な帯で水路底に繋留した鋼製扉体の下流の根本部に設置した空気袋の内部に空気を圧入して空気袋を膨張させることにより鋼製扉体を起立させ、逆に空気袋から圧力を有する空気を排出することにより、空気袋が縮んで鋼製扉体を倒伏させる形式のものも開発されて使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、起伏ゲートは、水路を流れて来た水が一旦は堰止められるけれどその鋼製扉体の先端を越流してさらに下流に流れていく構造であり、水の増減に順応しやすい経済性、安全性、操作性などに優れたゲートである。
【0005】
しかし最近では、ゲート部の景観や近隣に迷惑の及ばない起伏ゲートを求める市民の声が強くなった。すなわち、1)起伏ゲートに関しては越流していないとき、起伏ゲートを下流側から見ると、如何にも機械装置のようで武骨でなじみにくい。2)多量に越流しているときは荒々しく感じ、落下する水の音も大きくて迷惑である。3)魚や水中生物の生活環境を分断して環境に悪い影響がある。等々である。
【0006】
この発明は以上のように、「親しみやすい起伏ゲート」を求める周辺の市民の声に対応する、新しい起伏ゲートを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明では、このような最近の社会が求める環境に優しい起伏ゲートを実現するために、従来のように上部を下流側に傾けて1枚の鋼製扉体を起立または倒伏させることにより、流水の堰上げまたは放流を行う主起伏ゲートの下流側の適当に低い水路底の主起伏ゲートと干渉しない位置に、上部を上流側に傾けた主起伏ゲートの回転中心と平行の回転中心を有するもう1枚の鋼製扉体を自在に起立または倒伏させるように設置して副起伏ゲートとし、加えて主起伏ゲートの扉体の先端に回転自由に取り付けた導流板により主起伏ゲートの扉体を越流する水や流芥が、導流板や副起伏ゲートの扉体の上面を伝って下流に支障なく流下するようにする。
【0008】
このように構成すれば、主起伏ゲートの鋼製扉体は、起伏ゲート本来の流水を堰上げしたり放流したりする機能を担当し、導流板と副起伏ゲートの鋼製扉体は主起伏ゲートによって生じた水面の落差を流下する水の勢いを分散して景観の荒々しさや騒音を和らげると同時に、下流側からの起伏ゲートの景観を自然の河川の急流部に似たものとして親しみやすくする機能を担当して、全体として環境に優しい起伏ゲートとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の起伏ゲートの実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。
【0010】
図1、図2、図3、図4、図5ならびに図6はこの発明の起伏ゲートの1実施例を示すものであり、図1は起立状態の起伏ゲートの断面図であり、図2は倒伏状態の起伏ゲートの断面図であり、図3は主起伏ゲートの扉体と導流板の説明図であり、図4は副起伏ゲートの扉体の説明図であり、図5は主起伏ゲートの空気袋の説明図であり、図6は副起伏ゲートの空気袋の説明図である。
【0011】
図1ならびに図2において、断面が長方形の水路の底部1に水路を横断して1列に設置したアンカーボルト2が主押え板3によって、空気を排出したとき、平らな長方形に縮小する3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の空気袋4の開いた辺を水路底1に押え付けることによって、開いた辺を密閉しつつ空気袋4を水路底1に固定する。
【0012】
この空気袋4の開いた辺の端部には樹脂製のロッド5によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部6があり、主押え板3の上流の面7ならびに水路底1の凸部の上流の面8に掛かって、空気袋4の開いた辺が、空気袋4に作用する張力によって所定の位置から引抜かれないようにする。
【0013】
次に、主押え板3の上面に十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板9の1辺をボルト10と押え板11によって強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の寸法と起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有し、上部を下流側に傾けると同時に、下端12を主押え板3の下流側の縁に接近させつつ空気袋4の上に置いた鋼製扉体13の下部の上面にボルト14と押さえ板15によって強固に固定することによって、主押え板3に対し扉体13を起伏自在に繋留すると同時に両者間の漏水を防止する。
【0014】
さらに、水路底1の空気袋4より下流側の適当な位置に設置したアンカーボルト16と押え板17で一端を固定した、十分な強度を有するゴム引布製の帯18の他端を、鋼製扉体13の下面の空気袋4が接触するより上側の適当な位置にボルト19と押え板20で固定することにより、扉体13が所定の姿勢まで起立したときにはこの帯18に作用する張力のために扉体13が停止するようにする。
【0015】
このアンカーボルト2、主押え板3、空気袋4、繋ぎ板9、扉体13、アンカーボルト16、帯18等で構成される起伏ゲートを主起伏ゲートと定める。
【0016】
この主起伏ゲートの下流側の適当に低い水路底21を横断して1列に設置したアンカーボルト22と主押え板23とが、空気を排出したとき、平らな長方形に縮小する3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の空気袋24の開いた辺を水路底21に押え付けることによって開いた辺を密閉しつつ、空気袋24を水路底21に固定する。この空気袋24の開いた辺の端部には樹脂製のロッド25によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部26があり、主押え板23の上流の面27ならびに水路底21の凸部の上流の面28に掛かって、空気袋24の開いた辺が、空気袋24に作用する張力によって所定の位置から引抜かれないようにする。
【0017】
次に、主押え板23の上面に十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板29の1辺をボルト30と押え板31によって強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の寸法と起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有し、上部を上流側に傾けると同時に、下端32を主押え板23の上流側の縁33に支持させつつ空気袋24の上に置いた鋼製扉体34の下部の上面にボルト35と押え板36によって強固に固定することによって、主押え板23に対し扉体34を起伏自在に繋留すると同時に両者間の漏水を防止する。
【0018】
さらに、水路底21の空気袋24より上流側の適当な位置に設置したアンカーボルト37と押え板38で一端を固定した、十分な強度を有するゴム引布製の帯39の他端を、扉体34の下面の空気袋24が接触するより上流側の適当な位置にボルト40と押え板41で固定することにより、扉体34が所定の姿勢まで起立したときにはこの帯39に作用する張力のために扉体34が停止するようにする。このアンカーボルト22、主押え板23、空気袋24、繋ぎ板29、扉体34、アンカーボルト37、帯39等で構成され、主起伏ゲートと逆向きの起伏ゲートを副起伏ゲートと定める。このとき、副起伏ゲートの回転中心は、主起伏ゲートの回転中心と平行であり、同時に主起伏ゲートの回転中心より適当に低く設定する。加えて、主・副両起伏ゲートの回転中心は適当な距離を保って設定されるので、扉体13と扉体34はその起伏運動に際して相互に干渉することがない。さらに主起伏ゲートの扉体13の先端の軸受42に、その上流端の軸受43を軸44によって回転自由に取り付けられた導流板45の下面が、副起伏ゲートの扉体34の先端に、扉体34の起伏運動の回転中心と平行な軸46によって取り付けた回転自由なローラー47に支持されるよう、扉体13、扉体34、導流板45の形状と寸法が勘案してある。すなわち、主起伏ゲートの扉体13の先端を越えた水と流芥が、導流板45と副起伏ゲートの扉体34の上面を伝わって下流に流れ去るよう、主起伏ゲートの鋼製扉体13の起立高さが副起伏ゲートの鋼製扉体34の起立高さよりも高くなるようそれぞれのゴム引布製の帯18,39の長さを決定してある。
【0019】
このように構成した上で両起伏ゲートの陸上の空気操作装置から両起伏ゲートの空気袋4と空気袋24に別々の空気管を接続する。すなわち、図1および図2に示すように、主起伏ゲートの空気袋4の口金48に接続した空気管49は水路のコンクリートに埋設するなどして陸上に導き、空気操作装置の排気用開閉弁50、排気用流量調整弁51、排気放出部52、給気用開閉弁53、給気用流量調整弁54、空気圧縮機55に接続すると同時に、副起伏ゲートの空気袋24の口金56に接続した空気管57は水路のコンクリートに埋設するなどして陸上に導き、空気操作装置の排気用開閉弁58、排気用流量調整弁59、排気放出部60、給気用開閉弁61、給気用流量調整弁62、空気圧縮機55に接続する。
【0020】
その上で、空気圧縮機55から給気用流量調整弁54、給気用開閉弁53、空気管49、口金48を経由して空気袋4の内部に空気を圧入した結果、空気袋4が膨張して扉体13が起立し、同時に空気圧縮機55から給気用流量調整弁62、給気用開閉弁61、空気管57、口金56を経由して空気袋24の内部に空気を圧入した結果、空気袋24が膨張して扉体34が起立した状態を図1に示す。起立した扉体13の先端の軸受42に、その上流端の軸受43を軸44によって回転自由に取り付けられた導流板45の下流側の下面が、扉体34の先端に軸46によって取り付けられたローラー47に支持されている。そして導流板45と扉体34の上面は下流に向かって緩やかな下り勾配となっているので、扉体13の先端を越えた流水は穏やかに導流板45と扉体34の上を流れ下ることができる。
【0021】
他方、空気圧縮機55を停止し、給気用開閉弁53と給気用開閉弁61を閉じ、排気用開閉弁50を開いて空気袋4の内部の圧力を有する空気を排気用流量調整弁51によって制御しつつ排気放出部52から大気中へ放出した結果、空気袋4が平らに縮小して扉体13が倒伏し、同時に排気用開閉弁58を開いて空気袋24の内部の圧力を有する空気を排気用流量調整弁59によって制御しつつ排気放出部60から大気中へ放出した結果、空気袋24が平らに縮小して扉体34が倒伏した状態を図2に示す。倒伏した扉体13の先端の軸受42に、その上流端の軸受43を軸44によって回転自由に取り付けられた導流板45の下流側の下面が扉体34の先端に軸46によって取り付けられたローラー47に支持されている。そして扉体13、導流板45ならびに扉体34の上面は全体として下流に向かって緩やかな下り勾配となっているので、流水は穏やかに流れ下ることができる。このとき、軸受42は支持台69に支持され、ローラー47は支持台70に支持されるので、扉体13、導流板45ならびに扉体34は安定している。
【0022】
図3は扉体13と導流板45の説明図である。扉体13の下端12は主押え板3の厚さにほぼ等しい直径の丸棒鋼であり、これに沿って繋ぎ板9を固定するボルト14と合わせた雌ねじ63が1列にあり、その上方には帯18の他端を固定するボルト19と合わせた雌ねじ64が設けてある。そして、扉体13の先端の軸受42には導流板45の上流端の軸受43が軸44によって回転自由に取り付けられる。
【0023】
図4は扉体34の説明図である。扉体34の下端32は主押え板23の厚さにほぼ等しい直径の丸棒鋼であり、これに沿って繋ぎ板29を固定するボルト35と合わせた雌ねじ65が1列にあり、その上方には帯39の他端を固定するボルト40と合わせた雌ねじ66が設けてある。そして、扉体34の先端の軸受には軸46によってローラー47が回転自由に取り付けられている。
【0024】
図5は空気袋4の説明図である。空気袋4は空気を排出したとき、平らな長方形に縮小する3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の部品であり、開いた辺に沿ってアンカーボルト2が貫通する孔67が1列に設けてある。また開いた辺の端部には、樹脂製のロッド5によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部6がある。さらに、空気袋4の下面の幅の中央で開いた辺に近い位置には口金48があって空気管49を接続するようになっている。
【0025】
図6は空気袋24の説明図である。空気袋24は空気を排出したとき、平らな長方形に縮小する3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の部品であり、開いた辺に沿ってアンカーボルト22が貫通する孔68が1列に設けてある。また開いた辺の端部には、樹脂製のロッド25によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部26がある。さらに、空気袋24の下面の幅の中央で開いた辺に近い位置には口金56があって空気管57を接続するようになっている。
【0026】
図7、図8、図9ならびに図10はこの発明の起伏ゲートの他の実施例を示すものであり、図7は起立状態の起伏ゲートの断面図であり、図8は倒伏状態の起伏ゲートの断面図であり、図9は主起伏ゲートの主押え板と扉体ならびに導流板の説明図であり、図10は副起伏ゲートの主押え板と扉体の説明図である。
【0027】
図7ならびに図8において、断面が長方形の水路の底部1に水路を横断して1列に設置したアンカーボルト2が主押え板90によって、空気を排出したとき、平らな長方形に縮小する3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の空気袋4の開いた辺を水路底1に押え付けることによって、開いた辺を密閉しつつ空気袋4を水路底1に固定する。この空気袋4の開いた辺の端部には樹脂製のロッド5によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部6があり、主押え板90の上流の面7ならびに水路底1の凸部の上流の面8に掛かって、空気袋4の開いた辺が、空気袋4に作用する張力によって所定の位置から引抜かれないようにする。一方、主押え板90の下流側に突起した軸受91が扉体13の下端に突起した軸受92と軸93によって回転自由に組み合わされるから扉体13は水路底1において起伏自在である。
【0028】
また1枚のゴム板94の1辺をボルト95と押え板96によって主押え板90の上面に固定し、他の辺をボルト97と押え板98によって扉体13の下部の上面に固定することにより主押え板90と扉体13の間の漏水を防止する。さらに、水路底1の空気袋4より下流側の適当な位置に設置したアンカーボルト16と押え板17で一端を固定した、十分な強度を有するゴム引布製の帯18の他端を、鋼製扉体13の下面の空気袋4が接触するより上側の適当な位置にボルト19と押え板20で固定することにより、扉体13が所定の姿勢まで起立したときにはこの帯18に作用する張力のために扉体13が停止するようにする。このアンカーボルト2、主押え板90、空気袋4、ゴム板94、扉体13、アンカーボルト16、帯18等で構成される起伏ゲートを主起伏ゲートと定める。
【0029】
この主起伏ゲートの下流側の適当に低い水路底21を横断して1列に設置したアンカーボルト22と主押え板99とが、空気を排出したとき、平らな長方形に縮小する3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の空気袋24の開いた辺を水路底21に押え付けることによって開いた辺を密閉しつつ、空気袋24を水路底21に固定する。
【0030】
この空気袋24の開いた辺の端部には樹脂製のロッド25によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部26があり、主押え板99の上流の面27ならびに水路底21の凸部の上流の面28に掛かって、空気袋24の開いた辺が、空気袋24に作用する張力によって所定の位置から引抜かれないようにする。一方、主押え板99の上流側に突起した軸受100が扉体34の下端に突起した軸受101と軸102によって回転自由に組み合わされるから扉体34は水路底21において起伏自在である。
【0031】
また1枚のゴム板103の1辺をボルト104と押え板105によって主押え板99の上面に固定し、他の辺をボルト106と押え板107によって扉体34の下部の上面に固定することにより主押え板99と扉体34の間の漏水を防止する。さらに、水路底21の空気袋24より上流側の適当な位置に設置したアンカーボルト37と押え板38で一端を固定した、十分な強度を有するゴム引布製の帯39の他端を、鋼製扉体34の下面の空気袋24が接触するより上端の適当な位置にボルト40と押え板41で固定することにより、扉体34が所定の姿勢まで起立したときには、この帯39に作用する張力のために扉体34が停止するようにする。このアンカーボルト22、主押え板99、空気袋24、ゴム板103、扉体34、アンカーボルト37、帯39等で構成され、主起伏ゲートと逆向きの起伏ゲートを副起伏ゲートと定める。
【0032】
このとき、副起伏ゲートの回転中心は、主起伏ゲートの回転中心と平行であり、同時に主起伏ゲートの回転中心より適当に低く設定する。加えて、主・副両起伏ゲートの回転中心は適当な距離を保って設定されるので、扉体13と扉体34はその起伏運動に際して相互に干渉することがない。さらに主起伏ゲートの扉体13の先端の軸受42に、その上流端の軸受43を軸44によって回転自由に取り付けられた導流板45の下面が、副起伏ゲートの扉体34の先端に、扉体34の起伏運動の回転中心と平行な軸46によって取り付けた回転自由なローラー47に支持されるよう、扉体13、扉体34、導流板45の形状と寸法が勘案してある。
【0033】
このように構成した上で両起伏ゲートの陸上の空気操作装置から両起伏ゲートの空気袋4と空気袋24に別々の空気管を接続する。すなわち、図7および図8に示すように、主起伏ゲートの空気袋4の口金48に接続した空気管49は水路のコンクリートに埋設するなどして陸上に導き、空気操作装置の排気用開閉弁50、排気用流量調整弁51、排気放出部52、給気用開閉弁53、給気用流量調整弁54、空気圧縮機55に接続する。と同時に、副起伏ゲートの空気袋24の口金56に接続した空気管57は水路のコンクリートに埋設するなどして陸上に導き、空気操作装置の排気用開閉弁58、排気用流量調整弁59、排気放出部60、給気用開閉弁61、給気用流量調整弁62、空気圧縮機55に接続する。
【0034】
その上で、空気圧縮機55から給気用流量調整弁54、給気用開閉弁53、空気管49、口金48を経由して空気袋4の内部に空気を圧入した結果、空気袋4が膨張して扉体13が起立し、同時に空気圧縮機55から給気用流量調整弁62、給気用開閉弁61、空気管57、口金56を経由して空気袋24の内部に空気を圧入した結果、空気袋24が膨張して扉体34が起立した状態を図7に示す。起立した扉体13の先端の軸受42に、その上流端の軸受43を軸44によって回転自由に取り付けられた導流板45の下流側の下面が、扉体34の先端に軸46によって取り付けられたローラー47に支持されている。そして導流板45と扉体34の上面は下流に向かって緩やかな下り勾配となっているので、扉体13の先端を越えた流水は穏やかに導流板45と扉体34の上を流れ下ることができる。
【0035】
他方、空気圧縮機55を停止し、給気用開閉弁53と給気用開閉弁61を閉じ、排気用開閉弁50を開いて空気袋4の内部の圧力を有する空気を排気用流量調整弁51によって制御しつつ排気放出部52から大気中へ放出した結果、空気袋4が平らに縮小して扉体13が倒伏し、同時に排気用開閉弁58を開いて空気袋24の内部の圧力を有する空気を排気用流量調整弁59によって制御しつつ排気放出部60から大気中へ放出した結果、空気袋24が平らに縮小して扉体34が倒伏した状態を図8に示す。倒伏した扉体13の先端の軸受42に、その上流端の軸受43を軸44によって回転自由に取り付けられた導流板45の下流側の下面が扉体34の先端に軸46によって取り付けられたローラー47に支持されている。
【0036】
そして扉体13、導流板45ならびに扉体34の上面は全体として下流に向かって緩やかな下り勾配となっているので、流水は穏やかに流れ下ることができる。このとき、軸受42は支持台69に支持され、ローラー47は支持台70に支持されるので、扉体13、導流板45ならびに扉体34は安定している。図9は主押え板90と扉体13ならびに導流板45の説明図である。主押え板90の下流側に突起した軸受91が扉体13の下端に突起した軸受92と軸93によって回転自由に組み合わされており、同様に扉体13の先端の軸受42には導流板45の上流端の軸受43が軸44によって回転自由に組み合わされている。軸93と軸44は平行である。
【0037】
主押え板90には、アンカーボルト2に合わせた座掘付きの孔108と、ボルト95に合わせた雌ねじ109があり、扉体13にはゴム板94を固定するボルト97に合わせた雌ねじ110が下端に沿って1列にあり、上方には帯18を固定するボルト19に合わせた雌ねじ64が設けてある。図10は主押え板99と扉体34の説明図である。主押え板99の上流側に突起した軸受100が扉体34の下端に突起した軸受101と軸102によって回転自由に組み合わされている。主押え板99にはアンカーボルト22に合わせた座掘付きの孔111と、ボルト104に合わせた雌ねじ112があり、扉体34にはゴム板103を固定するボルト106に合わせた雌ねじ113が下端に沿って1列にあり、上方には帯39を固定するボルト40に合わせた雌ねじ66が設けてある。そして、扉体34の先端の軸受には軸46によってローラー47が回転自由に取り付けられている。
【0038】
上記起伏ゲートにおいて、ゲート幅の小さい起伏ゲートを、扉体の回転中心の延長方向に並べて設置することにより、幅の大きい水路の起伏ゲートとすることができる。
【0039】
また上記起伏ゲートにおいて、主・副両起伏ゲートの鋼製扉体を下から支持するよう水路底に固定した空気袋の代りに、水路底に設置したシリンダに陸上の流体操作装置から各々独立した管路を接続し、流体を圧入すればシリンダが伸びるので鋼製扉体がそれぞれ起立し、逆にシリンダから圧力を有する流体を排出すれば、シリンダが縮むので鋼製扉体がそれぞれ倒伏するように構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】
この発明の起伏ゲートによれば、上部を下流側に傾けた従来使用されてきたのと同様の起伏ゲートの下流の、起伏運動に際して相互に干渉することのないように離れた低い位置に、従来使用されてきたのと同様の起伏ゲートを逆向きとし、上部を上流側に傾けて設置した上で、上流側の起伏ゲートの扉体の先端に回転自由に取り付けた導流板が、下流側の起伏ゲートの扉体の先端のローラーに支持されて、越流水が支障なく流下するように構成したことにより、種々の効果を得ることができた。すなわち、
a)起伏ゲートの景観、特に下流からの景観が非常に穏やかとなった。さらに導流板や下流側扉体の上面に石を張るなどの種々の工夫を加えることにより、その効果を一層高めることができる。
b)起伏ゲートの騒音を少なくすることができた。
c)流木などによる倒伏障害の不安が解消された。
d)主起伏ゲートのある一定の起立状態に対し、副起伏ゲートの起立姿勢を多様に変化させることにより、起伏ゲートの越流状況を変化させれば、噴水と同様な遊び的効果を演出することもできる。
e)起伏ゲートが魚道の機能を兼ねることも可能となった。以上のように、この発明の起伏ゲートは環境との調和に優れた新しい感覚の河川工作物である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の起伏ゲートの一実施例を示し、起伏ゲートが起立した状態の断面図である。
【図2】起伏ゲートが倒伏した状態の断面図である。
【図3】主起伏ゲートの扉体と導流板の説明図である。
【図4】副起伏ゲートの扉体の説明図である。
【図5】主起伏ゲートの空気袋の説明図である。
【図6】副起伏ゲートの空気袋の説明図である。
【図7】この発明の起伏ゲートの他の実施例を示し、起伏ゲートが起立した状態の断面図である。
【図8】起伏ゲートが倒伏した状態の断面図である。
【図9】主起伏ゲートの主押え板、扉体ならびに導流板の説明図である。
【図10】副起伏ゲートの主押え板と扉体の説明図である。
【符号の説明】
1 底
2 アンカーボルト
3 主押え板
4 空気袋
5 ロッド
6 折返し部
7 面
8 面
9 繋ぎ板
10 ボルト
11 押え板
12 下端
13 扉体
14 ボルト
15 押え板
16 アンカーボルト
17 押え板
18 帯
19 ボルト
20 押え板
21 底
22 アンカーボルト
23 主押え板
24 空気袋
25 ロッド
26 折返し部
27 面
28 面
29 繋ぎ板
30 ボルト
31 押え板
32 下端
33 縁
34 扉体
35 ボルト
36 押え板
37 アンカーボルト
38 押え板
39 帯
40 ボルト
41 押え板
42 軸受
43 軸受
44 軸
45 導流板
46 軸
47 ローラー
48 口金
49 空気管
50 排気用開閉弁
51 排気用流量調整弁
52 排気放出部
53 給気用開閉弁
54 給気用流量調整弁
55 空気圧縮機
56 口金
57 空気管
58 排気用開閉弁
59 排気用流量調整弁
60 排気放出部
61 給気用開閉弁
62 給気用流量調整弁
63 雌ねじ
64 雌ねじ
65 雌ねじ
66 雌ねじ
67 孔
68 孔
69 支持台
70 支持台
90 主押え板
91 軸受
92 軸受
93 軸
94 ゴム板
95 ボルト
96 押え板
97 ボルト
98 押え板
99 主押え板
100 軸受
101 軸受
102 軸
103 ゴム板
104 ボルト
105 押え板
106 ボルト
107 押え板
108 座掘付きの孔
109 雌ねじ
110 雌ねじ
111 座掘付きの孔
112 雌ねじ
113 雌ねじ

Claims (4)

  1. 断面が長方形の水路の水路底を横断して1列に設置したアンカーボルトと主押え板とが、空気を排出したとき平らな長方形に縮む3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の空気袋の開いた辺を水路底に押え付けることによって、開いた辺を密閉しつつ、水路底に空気袋を固定する。
    上記主押え板の上面に十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板の1辺をボルトと押え板によって強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の寸法と、起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有し、上部を下流側に傾けると同時に、下端を主押え板の下流側の縁に接近させつつ空気袋の上に置いた鋼製扉体の下部の上面に、ボルトと押え板によって強固に固定することによって主押え板に鋼製扉体を起伏自在に繋留すると同時に、両者間の漏水を防止する。
    さらに、水路底の空気袋より下流側の適当な位置に設置したアンカーボルトと押え板で一端を固定した、十分な強度を有するゴム引布製の帯の他端を、鋼製扉体の下面の空気袋が接触するより上側の適当な位置にボルトと押え板で固定することにより、鋼製扉体が所定の姿勢まで起立したときに、この帯に作用する張力のために扉体が停止するようにして主起伏ゲートとする。
    この主起伏ゲートの下流側の適当に低い水路底を横断して1列に設置したアンカーボルトと主押え板とが、空気を排出したとき平らな長方形に縮む3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の空気袋の開いた辺を水路底に押え付けることによって、開いた辺を密閉しつつ、水路底に空気袋を固定する。
    主起伏ゲートの下流側に設置した主押え板の上面に十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板の1辺をボルトと押え板によって強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の寸法と、起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有し、上部を上流側に傾けると同時に、下端を主押え板の上流側の縁に支持されつつ空気袋の上に置いた鋼製扉体の下部の上面に、ボルトと押え板によって強固に固定することによって主押え板に鋼製扉体を起伏自在に組み付けると同時に、両者間の漏水を防止する。
    さらに、水路底の空気袋より上流側の適当な位置に設置したアンカーボルトと押え板で一端を固定した、十分な強度を有するゴム引布製の帯の他端を、鋼製扉体の下面の空気袋が接触するより上側の適当な位置にボルトと押え板で固定することにより、鋼製扉体が所定の姿勢まで起立したときに、この帯に作用する張力のために扉体が停止するようにして副起伏ゲートとする。
    加えて、上記主起伏ゲートの鋼製扉体の先端に、扉体の起伏運動の回転中心と平行な回転中心を有するようにして、扉体に対して回転自由に取り付けた導流板の下面が、副起伏ゲートの鋼製扉体の先端に、扉体の起伏運動の回転中心と平行な軸によって取り付けたローラーに常に支持されるようにする。
    同時に、主・副両起伏ゲートの鋼製扉体はその起伏運動に際して相互に干渉しない間隔に両起伏ゲートの回転中心を位置決めし、また主起伏ゲートの扉体の先端を越えた水と流芥が、導流板と副起伏ゲートの扉体の上面を伝わって下流に流れ去るよう、主起伏ゲートの鋼製扉体の起立高さが副起伏ゲートの鋼製扉体の起立高さよりも高くなるようそれぞれのゴム引布製の帯の長さを決定する。
    このように構成した上で、陸上の空気操作装置から両起伏ゲートの空気袋に別々の空気管を接続し、それぞれの空気袋の内に空気操作装置から圧縮空気を圧入すれば、空気袋が膨張してそれぞれの扉体を独立して起立させることが可能であり、逆に、それぞれの空気袋から圧力を有する空気を排出すれば、空気袋が縮小してそれぞれの扉体を独立して倒伏させることが可能であるようにし、空気操作装置による両空気袋の膨張と縮小の多様な組み合わせにより、主起伏ゲートの起立高と、導流板と副起伏ゲートの上を流下する水の状況を多様に変化させることが可能であるようにしたことを特徴とする起伏ゲート。
  2. 請求項1の起伏ゲートにおいて、主押え板に鋼製扉体を繋留するゴム引布製の繋ぎ板の代りに、主起伏ゲートにおいては主押え板の下流側の縁から突起した軸受と扉体の下端の軸受とを回転軸によって結合して主押え板に扉体を起伏自在に取付けすると同時に、副起伏ゲートにおいては主押え板の上流側の縁から突起した軸受と扉体の下端の軸受とを回転軸によって結合して主押え板に扉体を起伏自在に取付けし、加えて主・副両起伏ゲートにおいてそれぞれ1枚のゴム板を主押え板の上面と扉体の下端の上面とに、それぞれボルトと押え板によって取り付けて、主押え板と扉体の間の漏水を防止するようにしたことを特徴とする起伏ゲート。
  3. 請求項1または2の起伏ゲートにおいて、ゲート幅の小さい起伏ゲートを、扉体の回転中心の延長方向に並べて設置することにより幅の大きい水路の起伏ゲートとしたことを特徴とする起伏ゲート。
  4. 請求項1ないし3のいずれかの起伏ゲートにおいて、主・副両起伏ゲートの鋼製扉体を下から支持するよう水路底に固定した空気袋の代りに、水路底に設置したシリンダに陸上の流体操作装置から各々独立した管路を接続し、流体を圧入すればシリンダが伸びるので鋼製扉体がそれぞれ起立し、逆にシリンダから圧力を有する流体を排出すれば、シリンダが縮むので鋼製扉体がそれぞれ倒伏するように構成したことを特徴とする起伏ゲート。
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