JP4900687B2 - 浮遊性塵芥流入防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流水路に臨む取水口に設けられ、浮遊性塵芥の流入を防ぐ浮遊性塵芥流入防止装置に関するものである。
上述した浮遊性塵芥流入防止装置として、図9(a)(b)に示すものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この装置は、立設した軸部材100が内側の空洞部を通るように設けたフロート101に塵芥流入防止具102の一端側102aが取付けられ、流水路の水位に応じてフロート101及び塵芥流入防止具102が上下動し、その塵芥流入防止具102により水面に浮遊する塵芥の流入を防ぐように構成され、更に以下に述べるように塵芥流入防止具102が軸部材100の周方向に揺動するように構成されている。
その揺動機構は、軸部材100が内挿されたパイプ103に設けた突起104と、軸部材100からパイプ103の切欠きを介して外側に突出する別の突起100aとの間に設けた断面コの字状をした板ばね105を有する。そして、上記塵芥流入防止具102は、洪水などで流水路が高水位(速い流れ)となると、図9(b)に示すように流水から受ける力が板ばね105の弾性力よりも大きくなって板ばね105を撓ませて、塵芥流入防止具102の他端側102bを取水口の受け面106に接近させ、一方、通常の水位(遅い流れ)になると、図9(a)に示すように流水から受ける力が弱くなることで、板ばね105が元の断面形状に戻って塵芥流入防止具102の他端側102bが取水口の受け面106から離れるように揺動する。
特開2004−211430号公報
しかしながら、上記板ばねを組み込んだ揺動機構による場合には、フロート及び塵芥流入防止具が上下動する方向と板ばねが歪み変形する方向とが直交していて、流水路の流れの速さに対応する水位により塵芥流入防止具が上下するとともに、流水路の流れの速さに応じた板ばねの変形により塵芥流入防止具が揺動するため、板ばねの弾性力が塵芥流入防止具の上下動に影響を及ぼし、塵芥流入防止具がスムーズに上下動できなくなるという不都合があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、塵芥流入防止具の上下動を水位に応じてスムーズに行い得る浮遊性塵芥流入防止装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、流水路に臨む取水口の入側に設けられ、浮遊性塵芥の流入を防ぐ浮遊性塵芥流入防止装置において、上記取水口の入側の上流側に立設された軸部材と、該軸部材に上下動可能かつ周方向への揺動可能に上流方向の一端側が支持され、浮力により流水路の水位に応じて上下動して流水路の水面を上下方向に横切ることで、上記浮遊性塵芥の取水口への流入を防ぐ塵芥流入防止具と、上記塵芥流入防止具の上下動に伴って、該塵芥流入防止具の下流方向の他端側を上記取水口に対して接離するように上記塵芥流入防止具を揺動させるもので、ガイド溝及びそのガイド溝で案内されるガイドピンを有する揺動手段とを具備し、上記ガイド溝及びガイドピンの一方が上記塵芥流入防止具の一端側に固設され、他方がその塵芥流入防止具一端側の近傍の上記取水口の側面に固設されていることを特徴とする。
請求項2の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項1に記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記ガイド溝は、上記流水路の水位が所定の第1位置よりも低いときに前記塵芥流入防止具の下流方向の他端側を取水口から離し、流水路の水位が上記第1位置よりも高いときに上記他端側を取水口に徐々に接近させるように形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項1又は2に記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記塵芥流入防止具は、前記軸部材に支持される支持部と前記浮遊性塵芥の取水口への流入を防ぐ塵芥流入防止具本体とを有し、上記支持部が第1フロートとして機能するように形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記ガイドピンが前記塵芥流入防止具の一端側に固設され、前記ガイド溝が上記塵芥流入防止具一端側の近傍の上記取水口の側面に固設されていることを特徴とする。
請求項5の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記ガイドピンに、回動自在なローラが前記ガイド溝に入った状態で設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記塵芥流入防止具本体の他端側に第2フロートが設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記塵芥流入防止具本体は、それ自身が第2フロートとして機能する中空状に形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項3、4、5または7に記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記塵芥流入防止具本体の下側に、塵芥流入防止板が上記塵芥流入防止具本体よりも下方に突出して取付けられていることを特徴とする。
請求項9の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項1乃至8のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記塵芥流入防止具本体の他端側に、浮遊性塵芥が塵芥流入防止具本体の裏側へ回り込み難くするための整流板が設けられていることを特徴とする。
請求項10の発明に係る浮遊性塵芥流入防止装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、前記軸部材の前記塵芥流入防止具を支持する部分が、前記流水路から外側へ向けて窪んだ凹部に設けられていて、その凹部の流水路側に、凹部への浮遊性塵芥の流入を防止するカバーが設けられていることを特徴とする。
本発明による場合には、流水路の水位に応じて軸部材に沿って上下動する塵芥流入防止具が、軸部材回りに回動可能に設けられていて、ガイド溝によりガイドピンが案内される揺動手段を用いて塵芥流入防止具が自らの上下動に伴って揺動するので、塵芥流入防止具の上下動を水位に応じてスムーズに行い得る。
請求項3の発明による場合には、塵芥流入防止具本体を強固な重たいもので形成しても、第1フロートにより浮力を生じさせることができる。
請求項4の発明による場合には、塵芥流入防止具の一端側に、ガイド溝を有する部材よりも軽量なガイドピンを設けるので、塵芥流入防止具側を軽量にでき、塵芥流入防止具の上下動のスムーズ化が図れる。
請求項5の発明による場合には、ローラがガイドピンとガイド溝との摩擦抵抗を軽減して、塵芥流入防止具の上下動をよりスムーズにすることができる。
請求項6の発明による場合には、塵芥流入防止具本体を強固な重たいもので形成しても、2つのフロートにより塵芥流入防止具の両端に浮力を付与でき、塵芥流入防止具の上下動を更にスムーズにすることができる。
請求項7の発明による場合には、塵芥流入防止具本体が中空状に形成されていて第2フロートとして機能するので、塵芥流入防止具の全域において浮力を付与でき、塵芥流入防止具の上下動を更にスムーズにすることができる。
請求項8の発明による場合には、塵芥流入防止具本体よりも下方に突出した塵芥流入防止板が、塵芥流入防止具本体よりも下側を通って裏側へ流入しようとする浮遊性塵芥の流入を防止する。このとき、上記塵芥流入防止板は塵芥流入防止具本体に取付けられるので、塵芥流入防止具本体とは異なり比較的軽量な構造のものでもよく、塵芥流入防止具本体の軽量化と浮遊性塵芥の流入防止とを両立させ得る。
請求項9の発明による場合には、塵芥流入防止具本体の裏側へ回り込もうとする浮遊性塵芥を整流板が邪魔し、浮遊性塵芥の塵芥流入防止具本体裏側への回り込みを抑制する。
請求項10の発明による場合には、カバーが凹部への浮遊性塵芥の流入を防止するので、凹部に設けられる揺動手段のガイド溝への浮遊性塵芥の詰まりを防ぐことができる。
以下に、本発明を具体的に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る浮遊性塵芥流入防止装置を示す正面図、図2はその平面図である。
この浮遊性塵芥流入防止装置1は、流水路2に臨む取水口3に設けられ、流水路2の水面に浮遊する浮遊性塵芥Dが取水口3へ流入するのを防ぐものであり、取水口3の入側の上流側に設けられた軸部材10と、軸部材10に上流方向の一端側11aが支持され、浮遊性塵芥Dを流水路2側へ押しやる塵芥流入防止具11と、塵芥流入防止具11を揺動させる揺動手段12とを備える。
軸部材10は、例えばパイプを逆J字状に折り曲げたもので、一端側10aが取水口3の近傍の地上13に固定され、他端側10bが取水口3の底部14に固定されている。
塵芥流入防止具11は、本実施形態では前記一端側11aに設けられ軸部材10に支持された支持部15と、その支持部15に接続された塵芥流入防止具本体16とで構成されている。支持部15は第1フロートとして機能するように中空状に形成されていて、内側の円筒15aと外側の円筒15bとで構成される二重管の上下がリング状の上蓋15cと下蓋15dとで覆われた構成であり、内側の円筒15aの内側に軸部材10の直線部c(図1参照)の途中が挿入されている。
塵芥流入防止具本体16は、本実施形態では中実の板状のもので形成され、流水路2の上流方向の一端側16aが支持部15に連結されている。この塵芥流入防止具本体16は、第1フロートとして機能する支持部15が流水路2の水位に応じて軸部材10に沿って上下動するとともに、軸部材10の周方向に揺動可能である。また、塵芥流入防止具本体16は、支持部15が受ける浮力により流水路2の水面2aを上下に横切る幅を有し、その幅寸法のほぼ中央部に水面2aが位置する状態で流水路2の水位に応じて上下動するようになっている。
揺動手段12は、図3に示すようにガイド溝17を有するガイド板18と、そのガイド溝17で案内されるガイドピン19とを有し、本実施形態ではガイド板18は取水口3の上流側に設けた凹部3aの側面3bに固定状態で取付けられ、ガイドピン19は支持部15の外表面に径方向に突出するように設けられている。なお、ガイド板18を支持部15の外表面に設け、ガイドピン19を凹部3aの側面3bに設けるようにしてもよいが、本実施形態のようにガイドピン19を支持部15の外表面に設けるのが、塵芥流入防止具11を軽量化できる点で好ましい。つまり、ガイド板18はガイドピン19よりも重量が重いためである。
上記ガイドピン19には、ガイド溝17の溝内に入った部分に、ローラ20が回動自在に設けられている。このローラ20は、ガイド溝17との間での摩擦抵抗を軽減して塵芥流入防止具11の上下動をスムーズに行わせるために設けられている。なお、凹部3aの流水路2側には、浮遊性塵芥Dの凹部3aへの侵入を防止するカバー4が設けられている。このカバー4により、ガイド溝17に浮遊性塵芥Dが詰まるのを防ぐことができる。
ガイド溝17は、流水路2の水位が所定の第1位置H1(図1参照)よりも低いときに塵芥流入防止具本体16の下流方向の他端側16b(この他端側16bは塵芥流入防止具11の他端側でもある。)を取水口3から離し、流水路2の水位が上記第1位置H1よりも高いときに他端側16bを取水口3に徐々に接近させるように形成されている。より具体的には、第1位置H1よりも水位が低いときは、その水位に拘わらず、取水口3の下流側に設けた凹部3cの受け面3dから塵芥流入防止具本体16の他端側16bが一定距離だけ離れるように上下方向の直線状に形成された溝部17aと、流水路2の水位が前記第1位置H1よりも高いときに他端側16bが受け面3dに接近するように傾斜状に形成された溝部17bとを有する(図3参照)。
よって、塵芥流入防止具11は、流水路2の水位が上記第1位置H1よりも低い状態では図4及び図5に示すように下側の溝部17aでガイドピン19が案内されることにより他端側16bが受け面3dから一定距離だけ離れた状態(角度αとしては図4に示すように軸部材10の軸心Oを中心として約30゜)で上下動する。また、流水路2の水位が上記第1位置H1よりも高くなっていくと、上側の溝部17bでガイドピン19が案内されることにより他端側16bが受け面3dに接近していき、上記第1位置H1よりも一定高さだけ高い第2位置H2(図1参照)に水位が達すると、他端側16bが受け面3dに当接することになる。逆に、流水路2の水位が第2位置H2よりも低くなると、他端側16bが受け面3dから離れていき、第1位置H1に達すると他端側16bが受け面3dから一定距離だけ離れた状態となり、その状態が第1位置H1よりも水位が低くなる状態でも維持される。なお、第1位置H1は通常の水位またはそれよりも少し高い位置に設定され、第2位置H2は大雨等で増水した水位(洪水のときの水位を含む)等を考慮して設定される。
したがって、流水路2の水位が第1位置又はそれよりも低い通常水位のときは、塵芥流入防止具11は、塵芥流入防止具本体16の他端側16bが受け面3dから離れた状態に維持され、そして流水路2の水位が大雨等で増水して第2位置に近づくと、塵芥流入防止具本体16の他端側16bが受け面3dに接近していく。この間において、塵芥流入防止具11が流水路2の水位に応じて上下動するため、浮遊性塵芥Dを流水路2側に押しやって取水口3への流入を防ぐ。そして、流水路2の水位が第2位置に達すると、他端側16bが受け面3dに当接する状態となって、流水路2からの水圧を受けても支障がないように塵芥流入防止具11は取水口3側に引っ込む。なお、流水路2の水位が第2位置H2以上になっても塵芥流入防止具11がそれ以上に上昇しないようにすべく、例えば上側の溝部17bの上側にストッパ(図示せず)を設けるか、軸部材10に塵芥流入防止具11の上端が当接するストッパ(図示せず)を設けることが好ましい。
しかる後、流水路2の水位が第2位置から低くなっていくと、上記とは逆動作で塵芥流入防止具11が降下していく。
なお、上述した実施形態では、塵芥流入防止具11を、中実の塵芥流入防止具本体16の上下動を支持部15の第1フロートとして機能する部分で行うように構成しているが、本発明はこれに限らない。例えば、図1及び図2に二点鎖線で示すように塵芥流入防止具本体16の他端側16b側に第2フロート21を設けた構成とすることができる。この第2フロート21は、塵芥流入防止具本体16を中実のもので構成した場合に、塵芥流入防止具本体16の重量が重くなって塵芥流入防止具11における重量バランスが悪くなるのを防止し、塵芥流入防止具11の両側が大きな浮力を受けるようにして、塵芥流入防止具11の上下動をスムーズに行わせるために用いられる。但し、第2フロート21の上流側は傾斜面21aとし、浮遊性塵芥Dの引っ掛かりを防止してスムーズに流水路2の下流側へ流れるようにするのがよい。
図6は本発明の他の実施形態に係る浮遊性塵芥流入防止装置を示す正面図であり、図7は図6のVII−VII線による断面図である。
この図示例の浮遊性塵芥流入防止装置1Aにおける塵芥流入防止具11Aは、支持部15だけでなく塵芥流入防止具本体16Aも中空状に形成し、つまり塵芥流入防止具11Aの全体を中空状に形成した構成となっている。この構成による場合には、塵芥流入防止具本体16Aが中空状に形成されていて第2フロートとして機能するので、塵芥流入防止具11Aの全域において浮力を付与でき、塵芥流入防止具11Aの上下動を更にスムーズにすることができる。なお、図7中の16cは、中空部分である。
また、この浮遊性塵芥流入防止装置1Aにおいては、塵芥流入防止具本体16Aの下側に、塵芥流入防止板22が塵芥流入防止具本体16Aよりも下方に突出して取付けられている。この塵芥流入防止板22は、塵芥流入防止板22が無いときに塵芥流入防止具本体16Aよりも下側を通って裏側へ流入しようとする浮遊性塵芥Dの流入を防止する役目を果たす。このとき、塵芥流入防止板22は、塵芥流入防止具本体16Aに取付けられるので、塵芥流入防止具本体16Aとは異なり比較的軽量な構造のものでもよく、塵芥流入防止具本体16Aの軽量化と、浮遊性塵芥Dの流入防止とを両立させ得る。
更に、上述した実施形態に係る浮遊性塵芥流入防止装置1、1Aは、取水口近傍に迂回路が設けられていない流水路の取水口に配置する場合に有効であるが、図8に示すように取水口3の下流側が堰24にて堰き止められ、かつ取水口3の下流近くに迂回路、例えば魚を通す魚道25が設けられた流水路2Aの取水口3に配置する場合は不適な場合がある。つまり、この図8の使用環境においては、一点鎖線で示すように水が魚道25側へ迂回するように流れるため、塵芥流入防止具本体16、16Aの裏側に浮遊性塵芥Dが回り込み易いからである。そこで、このような使用環境においては、塵芥流入防止具本体16、16Aの他端側(下流側)に整流板26を設けることが好ましい。この整流板26により、塵芥流入防止具本体16、16Aの裏側に浮遊性塵芥Dが回り込もうとするのを防ぐことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る浮遊性塵芥流入防止装置を示す正面図である。 図1の平面図である。 ガイド板を示す正面図である。 揺動手段を示す平面図である。 揺動手段を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る浮遊性塵芥流入防止装置を示す正面図である。 図6のVII−VII線による断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る浮遊性塵芥流入防止装置を示す平面図である。 (a)及び(b)は特許文献1の揺動動作の説明図である。
符号の説明
1 浮遊性塵芥流入防止装置
2、2A 流水路
2a 水面
3 取水口
10 軸部材
11、11A 塵芥流入防止具
11a 一端側
12 揺動手段
15 支持部
16、16A 塵芥流入防止具本体
17 ガイド溝
19 ガイドピン
20 ローラ
21 第2フロート
26 整流板
D 浮遊性塵芥
H1 第1位置
H2 第2位置

Claims (10)

  1. 流水路に臨む取水口の入側に設けられ、浮遊性塵芥の流入を防ぐ浮遊性塵芥流入防止装置において、
    上記取水口の入側の上流側に立設された軸部材と、
    該軸部材に上下動可能かつ周方向への揺動可能に上流方向の一端側が支持され、浮力により流水路の水位に応じて上下動して流水路の水面を上下方向に横切ることで、上記浮遊性塵芥の取水口への流入を防ぐ塵芥流入防止具と、
    上記塵芥流入防止具の上下動に伴って、該塵芥流入防止具の下流方向の他端側を上記取水口に対して接離するように上記塵芥流入防止具を揺動させるもので、ガイド溝及びそのガイド溝で案内されるガイドピンを有する揺動手段とを具備し、
    上記ガイド溝及びガイドピンの一方が上記塵芥流入防止具の一端側に固設され、他方がその塵芥流入防止具一端側の近傍の上記取水口の側面に固設されていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  2. 請求項1に記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記ガイド溝は、上記流水路の水位が所定の第1位置よりも低いときに前記塵芥流入防止具の下流方向の他端側を取水口から離し、流水路の水位が上記第1位置よりも高いときに上記他端側を取水口に徐々に接近させるように形成されていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  3. 請求項1又は2に記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記塵芥流入防止具は、前記軸部材に支持される支持部と前記浮遊性塵芥の取水口への流入を防ぐ塵芥流入防止具本体とを有し、上記支持部が第1フロートとして機能するように形成されていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記ガイドピンが前記塵芥流入防止具の一端側に固設され、前記ガイド溝が上記塵芥流入防止具一端側の近傍の上記取水口の側面に固設されていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記ガイドピンに、回動自在なローラが前記ガイド溝に入った状態で設けられていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記塵芥流入防止具本体の他端側に第2フロートが設けられていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  7. 請求項3乃至5のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記塵芥流入防止具本体は、それ自身が第2フロートとして機能する中空状に形成されていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  8. 請求項3、4、5または7に記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記塵芥流入防止具本体の下側に、塵芥流入防止板が上記塵芥流入防止具本体よりも下方に突出して取付けられていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記塵芥流入防止具本体の他端側に、浮遊性塵芥が塵芥流入防止具本体の裏側へ回り込み難くするための整流板が設けられていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の浮遊性塵芥流入防止装置において、
    前記軸部材の前記塵芥流入防止具を支持する部分が、前記流水路から外側へ向けて窪んだ凹部に設けられていて、その凹部の流水路側に、凹部への浮遊性塵芥の流入を防止するカバーが設けられていることを特徴とする浮遊性塵芥流入防止装置。
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