JP5324057B2 - アルカリ洗浄剤用消泡剤 - Google Patents
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Description
このような高濃度アルカリ洗浄剤は汚れ(油脂、鉱物油、蛋白質等)由来の発泡を抑制するために活性剤等を併用して均一に消泡剤を配合することが提案されている(特許文献1〜3)。
すなわち、本発明は、下記一般化学式(1)で表される化合物(A)、及び下記一般化学式(2)で表されかつHLB(混合物にあってはそれらの加重平均値)が10.0〜16.0である化合物(B)からなり、化合物(B)/化合物(A)の重量比が0.5〜4.0であることを特徴とするアルカリ洗浄剤用消泡剤である。
本発明の化合物(A)は、炭素数8〜20の脂肪族モノアミン化合物にエチレンオキサイドをそれぞれ平均lモルとmモル付加することにより得られる。
その原料となる脂肪族アミン化合物(A’)の具体例としては、オクチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、オレイルアミンや、これらの混合物であるココナッツアミン、パーム油アミン、牛脂アミン、硬化牛脂アミン、大豆アミン等の炭素数8〜20のモノアミン類が挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせても良い。
これらの脂肪族モノアミン化合物のうち、好ましいのは炭素数10〜18の脂肪族モノアミンであり、さらに好ましいのは炭素数12〜18の脂肪族モノアミンである。炭素数が20を超えると本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下し、炭素数が8未満では消泡性が悪くなる。
l+mは通常1〜3であり、2.0〜2.4が好ましく、さらに好ましくは2.0である。l+mが1未満であると水溶性が不十分であり、l+mが3を超えると、消泡効果が低下し、また、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下するため好ましくない。
これらのエチレンオキサイド付加物のうち、本発明の化合物(A)ではハンドリング性や臭気の観点から、1級および2級アミン化合物を含有しないもの、すなわち脂肪族モノアミンEO2〜3モル付加物が好ましく、消泡性および本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点からさらに好ましくは炭素数12〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を有する脂肪族モノアミンのEO2モル付加物である。
なお、化合物(A)としては、これらの2種以上を併用しても差し支えない。
前述したように、一般式(2)で示される化合物(B)を2種以上の成分として併用する場合は、それらの重量比に基づき、個々のHLBの加重平均値がこの範囲を満足すればよく、必ずしも使用する化合物(B)単独のHLBがこの範囲に限定されるわけではない。
本発明の化合物(B)はp個の活性水素を有するアミンまたはアンモニアにエチレンオキサイドを(n×p)モル付加することにより得られる。
その原料となるp個、すなわち、1〜5個の活性水素を有するアミン(B’)の具体例としては、アンモニア;メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−アミノプロパノール、4−アミノブタノール、3−メトキシプロピルアミンなどの炭素数1〜6のモノアミン類;エチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N−シクロヘキシル−1,3−プロパンジアミン、ジメチルアミノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、メチルアミノプロミルアミン、1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタン等の脂肪族ジアミン;ビス(3−アミノプロピル)アミン、ジエチレントリアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、メチルイミノビスプロピルアミン等の脂肪族ポリアミン;ジシクロヘキシルメタンジアミン、イソホルンジアミン等脂環式ジアミン;フェニレンジアミン、トリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、ジフェニルエーテルジアミン等の芳香族ジアミンが挙げら、2種以上を組み合わせても良い。
これらのうち好ましいのは、炭素数1〜6のモノアミン類、脂肪族および芳香族ジアミン類である。
B値は、通常10.0〜12.0、好ましくは10.5〜12.0である。
本発明の化合物(C1)である脂肪族アミン類の具体例としては、オクチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、オレイルアミンや、これらの混合物であるココナッツアミン、パーム油アミン、牛脂アミン、大豆アミン等の1級アミン類;ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジオクチルアミン、ジドデシルアミン、ジココアルキルアミン等の2級アミン類;ジメチルブチルアミン、ジメチルヘキシルアミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルラルリルアミン、ジメチルココナッツアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチルオレイルアミン、ジオクチルモノメチルアミン、ジデシルモノメチルアミン、ジドデシルモノメチルアミン、ジオレイルモノメチルアミン等の3級アミン類が挙げられる。
これらの脂肪族アミン類のうち、本発明の化合物(C1)では取り扱いの観点から3級アミン類が好ましく、消泡性の観点からさらに好ましくは炭素数8〜20のアルキル基を2個有する3級アミン類である。
なお、化合物(C1)としては、これらの2種以上を併用しても差し支えない。
本発明の化合物(C2)は、炭素数8〜22のアルキル基からなる2級脂肪族アミン類にエチレンオキサイドを平均qモル付加することにより得られる。
その原料となる2級脂肪族アミン類(C2’)の具体例としては、ジオクチルアミン、ジ(2−エチルヘキシル)アミン、ジデシルアミン、ジウンデシルアミン、ジドデシルアミン、ジトリデシルアミン、ジテトラデシルアミン、ジペンタデシルアミン、ジヘキサデシルアミン、ジヘプタデシルアミン、ジオクタデシルアミン、ジノナデシルアミン、ジオレイルアミン、ジココアルキルアミン、ジ牛脂アルキルアミン等の炭素数8〜22の2級脂肪族アミン類が挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせても良い。
これらの2級脂肪族アミン類のうち、好ましいのは炭素数8〜18のアルキル基を有する2級脂肪族アミン類であり、さらに好ましいのは炭素数12〜18のアルキル基を有する2級脂肪族アミンである。
炭素数が22を超えると本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下し、炭素数が8未満では消泡性が悪くなる。
これらのエチレンオキサイド付加物のうち、本発明の化合物(C2)では、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、2級脂肪族アミン類のEO1〜2モル付加物が好ましく、さらに好ましくはハンドリング性(凝固点)の観点から、ココアルキル基、オレイル基、分岐アルキル基を有する2級脂肪族アミン類のEO1〜2モル付加物である。
本発明の化合物(C3)は、炭素数8〜34の1価の脂肪族アルコールそのもの、または炭素数8〜34の1価の脂肪族アルコールにエチレンオキサイドを平均rモル付加することにより得られる付加物である。
これらの1価の脂肪族アルコールのうち、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、好ましいのは炭素数12〜28の1価の脂肪族アルコールであり、消泡性の観点から、さらに好ましいのは炭素数12〜28の分岐鎖を有する1価の脂肪族アルコールである。
これらの1価の脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物のうち、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、好ましいのは炭素数12〜28の1価の脂肪族アルコールEO付加物であり、消泡性の観点から、さらに好ましいのはEOの平均付加モル数rが3以下である炭素数12〜28の分岐鎖を有する1価の脂肪族アルコールEO付加物である。
1重量%未満であると、消泡効果を高める効果が発現されず、また、15重量%を超えると、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下するするため好ましくない。
なお、この際の化合物(B)/化合物(A)の重量比も、通常、0.5〜4.0である。
本発明の消泡剤のアルカリ洗浄剤に対する配合量は、0.1〜20重量%であり、発泡状態に応じて適宜設定すればよいが、好ましくは0.5〜15重量%、より好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは1〜5重量%である。0.1重量%未満では消泡性能が不十分であり、20重量%を超えると洗浄性が低下する。
これらの触媒は、消泡剤中に残しておいてもよいし、吸着剤を用いて吸着・ろ過し、除去する方法、中和して触媒を不活性化する方法により、触媒を処理してもよい。
これらの触媒は、消泡剤中に残しておいてもよいし、吸着剤を用いて吸着・ろ過し、除去する方法、中和して触媒を不活性化する方法により、触媒を処理してもよい。
これらの触媒は、消泡剤中に残しておいてもよいし、吸着剤を用いて吸着・ろ過し、除去する方法、中和して触媒を不活性化する方法により、触媒を処理してもよい。
FX/F0≦0.5
FXは、上記の水溶液に本発明の消泡剤0.05gをさらに配合したもの50mlで同様の操作をしたときの泡立ち量(ml)を表す。
FX/F0は通常0.5以下、好ましくは0.3以下である。
その溶解性は、30重量%または20重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加した水溶液が20℃にて透明な液状であるかどうかを、目視で判定する。
撹拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、ラウリルアミン(商品名:ファーミン20D、花王社製)185部(1モル)を入れ、窒素置換した後、エチレンオキサイド88部(2モル)を撹拌しながら温度140℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ(A−1)を得た。(A−1)のl+mは2であった。
撹拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、ヘキサメチレンジアミン 116部(1モル)を入れ、窒素置換した後、EO176部(4モル)を撹拌しながら温度120℃で3時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ、(B−1)を得た。(B−1)のHLBは12.1、nは1.0であった。
得られた(A−1)を40部、得られた(B−1)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X1)を得た。(X1)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、テトラデシルアミン(商品名:アーミン14D、ライオン社製)213部(1モル部)を入れ、窒素置換した後、EO88部(2モル部)を撹拌しながら温度140℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ、(A−2)を得た。(A−2)のl+mは2.0であった。
製造例1と同様のオートクレーブに、ジアミノトルエン(商品名:TDA−80、日本ポリウレタン工業社製)122部(1モル部)を入れ、窒素置換した後、EO176部(4モル部)を撹拌しながら温度120℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ(B−2)を得た。(B−2)のHLBは11.8、nは1.0であった。
得られた(A−2)を45部、得られた(B−2)を55部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X2)を得た。(X2)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.22であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、オレイルアミン(商品名:アミン OB、日本油脂社製)270部(1モル)を入れ、窒素置換した後、EO88部(2モル)を撹拌しながら温度140℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ、(A−3)を得た。(A−3)のl+mは2.0であった。
製造例1と同様のオートクレーブに、t−ブチルアミン73部(1モル)を入れ、窒素置換した後、EO88部(2モル)を撹拌しながら温度120℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ(B−3)を得た。(B−3)のHLBは10.9、nは1.0であった。
得られた(A−3)を40部、得られたB3を60部ビーカーに入れて混合し、本発明の消泡剤(X3)を得た。(X3)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
製造例1と同様のオートクレーブに、ココナッツアミン(商品名:ファーミンCS、花王社製)193部(1モル)、水酸化カリウム0.5部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いで、EO97部(2.2モル)を撹拌しながら温度140℃で3時間かけて逐次導入した。さらに160℃で2時間かけて反応を完結させ(A−4)を得た。(A−4)のl+mは2.2であった。
得られた(A−4)を40部、上記(B−1)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X4)を得た。(X4)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、ココナッツアミン(商品名:ファーミンCS、花王社製)193部(1モル)を入れ、窒素置換した後、EO70部(1.6モル)を撹拌しながら温度140℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ、(A−5)を得た。(A−5)のl+mは2.0であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、ヘキサメチレンジアミン116部(1モル)水酸化カリウム0.5部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いで、EO194部(4.4モル)を撹拌しながら温度120℃で3時間かけて逐次導入した。さらに160℃で3時間かけて反応を完結させ、(B−4)を得た。(B−4)のHLBは12.5、nは1.1であった。
得られた(A−5)を40部、得られた(B−4)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X5)を得た。(X5)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
上記(A−3)を40部、上記(B−1)を40部、さらに併用する(B)成分としてN−メチルジエタノールアミンを20部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X6)を得た。HLBが12.1である上記(B−1)と14.8であるN−メチルジエタノールアミンのHLBの加重平均値は13.0、nは1.0であった。(X6)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
上記(A−3)を25部、上記(B−1)を30部、さらに併用する(B)成分としてトリエタノールアミンを45部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X7)を得た。HLBが12.1である上記(B−1)と17.7であるトリエタノールアミンのHLBの加重平均値は15.5、nは1.0であった。(X7)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.00であった。
上記(A−1)を60部、上記(B−2)を40部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X8)を得た。(X8)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は0.67であった。
上記(A−1)を26.7部、上記(B−2)66.6部、ジメチルドデシルアミン(商品名:アーミンDM12D、ライオンアクゾ社製)6.7部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X9)を得た。(X9)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は2.50、化合物(C)の含有量は6.7%であった。
上記(A−1)を48部、上記(B−2)44部、ジデシルメチルアミン(商品名:アーミンM210D、ライオンアクゾ社製)8部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X10)を得た。(X10)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は0.92、化合物(C)の含有量は8.0%であった。
上記(A−3)を25.0部、上記(B−2)72.5部、ココナッツアミン(商品名:ファーミンCS、花王社製)2.5部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X11)を得た。(X11)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は2.90、化合物(C)の含有量は2.5%であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、ジココアルキルアミン(商品名:アーミン2C、ライオンアクゾ社製)375部(1モル)、p−トルエンスルホン酸一水和物4部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、100℃にて1時間脱水を行った。ついでEO66部(1.5モル)を撹拌しながら温度100℃で8時間かけて逐次導入した。さらに100℃で5時間かけて反応を完結させ、(C2−1)を得た。(C2−1)のqは1.5であった。
上記(A−1)を28.6部、上記(B−2)64.3部、得られた(C2−1)7.1部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X12)を得た。(X12)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は2.25、化合物(C)の含有量は7.1%であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、ジココアルキルアミン(商品名:アーミン2C、ライオンアクゾ社製)375部(1モル)、p−トルエンスルホン酸一水和物4部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、100℃にて1時間脱水を行った。ついでEO88部(2.0モル)を撹拌しながら温度100℃で10時間かけて逐次導入した。さらに100℃で5時間かけて反応を完結させ、(C2−2)を得た。(C2−2)のqは2.0であった。
上記(A−1)を23.3部、上記(B−2)70.0部、得られた(C2−2)6.7部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X13)を得た。(X13)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.00、化合物(C)の含有量は6.7%であった。
上記(A−1)を38.0部、上記(B−2)58.0部、C12−13分岐アルコール(商品名:Neodol23、シェル社製)4.0部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X14)を得た。(X14)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.53、化合物(C)の含有量は4.0%であった。
上記(A−1)を38.0部、上記(B−2)58.0部、2−デシルテトラデカノール(商品名:Isofol24、サソール社製)4.0部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X15)を得た。(X15)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.53、化合物(C)の含有量は4.0%であった。
上記(A−1)を35.3部、上記(B−2)58.8部、2−ヘキシルドデカノール(商品名:Isofol18T、サソール社製)5.9部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X16)を得た。(X16)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.67、化合物(C)の含有量は5.9%であった。
上記(A−1)を20.2部、上記(B−2)65.2部、(C)成分としてrが3であるC13セカンダリーアルコールEO3モル付加物(商品名:ソフタノール30、花王社製)14.6部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X17)を得た。(X17)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.22、化合物(C)の含有量は14.6%であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、C14−15分岐アルコール(商品名:Neodol45、シェル社製)220部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.06部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO88部(2.0モル)を撹拌しながら温度95℃で18時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を3部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(C3−1)を得た。(C3−1)のrは2.0であった。
上記(A−1)を20.5部、上記(B−2)65.9部、得られた(C3−1)13.6部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X18)を得た。(X18)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.22、化合物(C)の含有量は13.6%であった。
製造例1と同様のオートクレーブに、ラウリルアミン(商品名:ファーミン20D、花王社製)185部(1モル)、水酸化カリウム0.5部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、95℃にて1時間脱水を行った。次いで、EO352部(8モル)を撹拌しながら温度140℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ、(A−6)を得た。(A−6)のl+mは8.0であった。
得られた(A−6)を40部、上記(B−1)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Y1)を得た。(Y1)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
上記(A−1)を95部、(B−1)を5部ビーカーに入れ、60℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Y2)を得た。(Y2)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は0.05であった。
上記(A−1)を15部、(B−1)を85部ビーカーに入れ、60℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Y3)を得た。(Y3)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は5.70であった。
上記(A−1)を40部、トリエタノールアミンを60部ビーカーに入れ、40℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Y4)を得た。(Y4)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
[消泡性試験]
消泡剤0.05g、水酸化ナトリウム1.5g、エチレンジアミン四酢酸−4ナトリウム塩0.15g及びオレイン酸ナトリウム0.015gを配合して50ml試料水溶液とし、100mlの共栓付きメスシリンダーに入れて、80℃に温調後、3秒間に10回、10cm幅で垂直方向に振り、1分間静置した後の泡立ち量(ml)を測定する。前記試料水溶液において、消泡剤を含まないものをブランクとする。
泡立ち量FxとFX/F0の結果を表2に示す。
[アルカリ可溶性試験]
消泡剤を20または30重量%の水酸化ナトリウム水溶液に5重量%添加し、20℃での液状について目視により観察し、以下の基準で判定した。
○:全体が透明
×:一部に沈殿または分離が認められる
アルカリ可溶性の評価結果を表2に示す。
Claims (6)
- 下記一般化学式(1)で表される化合物(A)、及び下記一般化学式(2)で表されかつHLBが10.0〜16.0である化合物(B)からなり、化合物(B)/化合物(A)の重量比が0.5〜4.0であることを特徴とするアルカリ洗浄剤用消泡剤。
- さらに、下記一般化学式(3)で表される化合物(C1)、下記一般化学式(4)で表される化合物(C2)および下記一般化学式(5)で表される化合物(C3)からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物(C)を含有する請求項1記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
- 該化合物(C)の含有量が1〜15重量%である請求項2に記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
- 下記関係式を満たす消泡性を示す請求項1〜3いずれか記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
FX/F0≦0.5
[式中、F0は、水酸化ナトリウム1.5g、エチレンジアミン四酢酸−4ナトリウム塩0.15g及びオレイン酸ナトリウム0.015gを配合して50ml水溶液とし、100mlの共栓付きメスシリンダーに入れて、80℃に温調後、3秒間に10回、10cm幅で垂直方向に振り、1分間静置した後の泡立ち量(ml)を表す。FXは、該消泡剤0.05g、水酸化ナトリウム1.5g、エチレンジアミン四酢酸−4ナトリウム塩0.15g及びオレイン酸ナトリウム0.015gを配合した50ml水溶液で同様の操作をしたときの泡立ち量(ml)を表す。] - 該化合物(B)が、30重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保ち、そのHLB(混合物にあってはそれらの加重平均値)が11.0〜16.0である化合物(B1)であり、かつ30重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保つ請求項1〜4いずれか記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
- 該化合物(B)が、20重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保ち、そのHLB(混合物にあってはそれらの加重平均値)が10.0〜12.0である化合物(B2)であり、かつ20重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保つ請求項1〜4いずれか記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
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