JP5323572B2 - トリポード型等速自在継手およびその製造方法 - Google Patents

トリポード型等速自在継手およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば自動車、航空機、船舶や各種産業機械などの動力伝達系において使用され、例えば4WD車やFR車などで使用されるドライブシャフトやプロペラシャフト等に組み込まれて駆動側と従動側の二軸間で軸方向変位および角度変位を許容する摺動式等速自在継手の一種であるトリポード型等速自在継手およびその製造方法に関する。
例えば、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として使用される等速自在継手の一つにトリポード型等速自在継手がある。このトリポード型等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し、しかも、軸方向の相対変位をも許容することができる構造を備えている。
この種のトリポード型等速自在継手としては、トルク伝達部材であるローラが1つのシングルローラタイプと、ローラが2つで作動時の低振動化を可能としたダブルローラタイプとが知られている。図9〜図11は、ダブルローラタイプのトリポード型等速自在継手を例示する(例えば、特許文献1参照)。
このトリポード型等速自在継手は、図9および図10に示すように外側継手部材である外輪110と、内側継手部材としてのトリポード部材120と、トルク伝達部材であるローラユニット130とで主要部が構成されている。駆動側と従動側の二軸の一方が外輪110に連結され、他方がトリポード部材120に連結される。
外輪110は、一端が開口したカップ状をなし、内周面に軸方向に延びる三本の直線状トラック溝112が周方向等間隔に形成され、各トラック溝112の両側でそれぞれ軸方向に延びるローラ案内面114を有する。この外輪110の内部には、トリポード部材120とローラユニット130とが収容されている。トリポード部材120は、径方向に突出した三本の脚軸122を有し、その中心孔128にシャフト140が圧入されてスプライン嵌合している。このシャフト140は環状のスナップリング142により、トリポード部材120の中心孔128から抜け出るのが防止されている。
また、ローラユニット130は、アウタローラ132と、このアウタローラ132の内側に配置されて脚軸122に外嵌されたインナローラ134と、アウタローラ132とインナローラ134との間に介在されたニードルころ136とで主要部が構成されており、ローラユニット130は外輪110のトラック溝112に収容されている。なお、インナローラ134の内周面は凸円弧状をなす。このニードルころ136は、図9および図10に示すように、リング状のワッシャ135,137により、ローラユニット130からシャフト140側あるいは外輪110の内面側へ外れるのが防止されている。
一方、トリポード部材120の各脚軸122は、脚軸122の軸線に対する縦断面において継手の軸線と直交するストレート形状をなす。また、図11に示すように脚軸122の軸線に対する横断面において継手の軸線と直交する方向でインナローラ134と接触する略楕円形状をなし、継手の軸線方向でインナローラ134との間に隙間mが形成されている。このような形状を有する脚軸122に対してローラユニット130が回転自在に支持されている。
この等速自在継手では、トリポード部材120の脚軸122と外輪110のローラ案内面114とがローラユニット130を介して二軸の回転方向に係合することにより、駆動側から従動側へ回転トルクが等速で伝達される。また、ローラユニット130が脚軸122に対して回転しながらローラ案内面114上を転動することにより、外輪110とトリポード部材120との間の相対的な軸方向変位や角度変位が吸収される。
この際、ローラ案内面114上を転動するローラユニット130に対して脚軸122が傾動自在となっていることから、脚軸122の傾きに伴ってローラユニット130とローラ案内面114とが互いに斜交した状態となることを回避し、誘起スラストやスライド抵抗の低減を図るようにしている。
特開2000−320563号公報
ところで、前述した従来のトリポード型等速自在継手の製造においては、トリポード部材120の脚軸122を鍛造により成形した後、その脚軸122の芯出しを行うようにしている。つまり、図12に示すように脚軸122の素形材152を金型160で拘束しながら塑性流動により脚軸形状に鍛造する。
この鍛造では、素形材152の先端部全体を金型160で拘束するため、金型160の内壁角部162に素形材152を充足させることが困難である。そのため、素形材152の先端角部152aと金型160の内壁角部162との間に隙間pが形成される。このように鍛造時に素形材152の先端角部152aが金型160で拘束されない状態のまま成形されることから、脚軸122は、図13の破線で示すように先端角部122aがなだらかな曲面形状となる。
一方、この鍛造による成形後の脚軸122の芯出し工程では、脚軸122の先端角部122aに、芯出し治具に当接させて芯出しできる芯出し基準としてのエッジ部を形成する必要がある。しかしながら、鍛造時に金型160で拘束されない状態でもって形成された曲面形状の先端角部122aを有する脚軸122では、その先端角部122aに芯出し治具を当接させて芯出しを行うことが困難である。
なお、素形材152の鍛造時に、金型160の内壁角部162と素形材152の先端角部152aとの間に形成される隙間pをなくすことも考えられるが、そのためには素形材152の大きさや鍛造機械の設定条件などの鍛造条件を厳密に規制する必要があることから、鍛造加工が困難となる。
そこで、鍛造後、脚軸122の先端部(図13に示す破線部分)を旋削除去することにより、先端角部に芯出し基準となるエッジ部122bを形成するようにしている。なお、旋削加工後にエッジ部122bにバリが残る場合には、タンブラー、ショットブラストなどの適宜の手段によりそのバリを除去するようにしている。
脚軸122の芯出し工程では、図14に示すように脚軸122のエッジ部122bを、芯出し治具170の凹部176に形成されて天面172から脚軸122の軸方向に拡開して延びるテーパ面174に当接させ、その状態で芯出し治具170に図中の白抜矢印Dで示す方向から加圧力を作用させる。これにより、脚軸122の軸中心αが継手の軸線Oと径方向で直交するように矯正されるため、脚軸122の芯出しを行うことができる。
しかしながら、前述した従来のトリポード型等速自在継手の場合、鍛造による成形後、芯出し基準を形成するために脚軸122の先端部を旋削除去しなければならないことから、旋削工程を必要とし、また、素形材152はその旋削量を考慮して予め大きくしておく必要があり、これにより、素形材152の重量が大きくなるという問題がある。また、旋削加工後にエッジ部122bにバリが残る場合、このバリを除去する工程も必要となる。このように旋削工程やバリ除去工程による工数が増加し、製品のコストアップを招くことになる。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、素形材の重量を増大させることなく、製造工数の削減を可能とし、また、脚軸の鍛造加工も容易にし得るトリポード型等速自在継手およびその製造方法を提供するものである。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、内周面に軸方向に延びる三本のトラック溝が形成され、各トラック溝の両側でそれぞれ軸方向に延びるローラ案内面を有する外側継手部材と、径方向に突出した三本の脚軸を有するトリポード部材と、そのトリポード部材の脚軸に回転自在に支持されると共に外側継手部材のトラック溝に転動自在に挿入されたトルク伝達部材とを備えたトリポード型等速自在継手およびその製造方法であって、以下の点を特徴とする。
まず、本発明に係るトリポード型等速自在継手の製造方法は、脚軸の素形材を金型の成形面で脚軸形状に鍛造するに際し、金型の素形材先端側に逃げ部を設けた状態で、素形材の外周面が接する成形面に形成された絞り込み面と、成形面と絞り込み面との間に形成された凹R面とで、素形材の外周面を凸R状に成形することを特徴とする。また、本発明に係るトリポード型等速自在継手は、脚軸の外周面が、脚軸の軸線に対する縦断面において継手の軸線と直交するストレート形状をなし、脚軸の外周面に、その先端側に向けて横断面積を小さくすることにより芯出し基準としてのエッジ部となる凸R状角部を鍛造により形成したことを特徴とする。
本発明では、脚軸の素形材を金型の成形面で脚軸形状に鍛造するに際し、脚軸の先端側に設けられた逃げ部により素形材の塑性流動が円滑に行われ、金型の成形面とその先端側に形成された絞り込み面、および成形面と絞り込み面との間に形成された凹R面に素形材を確実に密着させることができる。その結果、金型の成形面、凹R面および絞り込み面に合致した形状、つまり、凸R状に素形材の外周面を成形する。これにより、脚軸の外周面に、先端側に向けて横断面積を小さくする凸R状角部を形成したトリポード部材が得られる。
このようにして、脚軸の外周面に形成された凸R状角部をそのまま鍛造後の芯出しにおける芯出し基準としてのエッジ部とすることができる。その結果、従来のような鍛造後の旋削およびバリ除去が不要となり、旋削量を考慮して素形材の重量を増大させることなく、製造工数の削減が図れる。また、鍛造工程においても、素形材の大きさや鍛造機械の設定条件などの鍛造条件を厳密に規制する必要がないので、鍛造加工も容易に行うことができる。
さらに、芯出し基準としてのエッジ部となる凸R状角部を成形する金型部分、つまり、金型の成形面と絞り込み面との間を凹R面としていることから、その成形面と絞り込み面との間をピン角とする場合に比べて、鍛造時にその部分での素形材の塑性流動により金型が早期摩耗することを抑制することができ、金型の寿命向上が図れる。
本発明に係るトリポード型等速自在継手の製造方法において、金型の成形面は脚軸の軸方向に対して平行な面であり、絞り込み面は脚軸の軸方向に対して傾斜するテーパ面であることが望ましい。また、本発明に係るトリポード型等速自在継手における脚軸の外周面は、凸R状角部よりも先端側に、脚軸の軸方向に対して傾斜するテーパ面が形成されていることが望ましい。このようにすれば、鍛造時、素形材を円滑に塑性流動させることができ、そのテーパ面に素形材が密着し易くなる。
本発明に係るトリポード型等速自在継手の製造方法において、凹R面は、金型の成形面の周方向の一箇所に設けられていればよい。また、本発明に係るトリポード型等速自在継手における凸R状角部は、脚軸の外周面の周方向の一箇所に設けられていることが望ましい。このようにすれば、脚軸の芯出し時、金型の凹R面により形成された凸R状角部を芯出し治具に当接させることにより、脚軸の外周面の周方向の一箇所のみで芯出しすることで、芯出しを簡易に行うことができる。
本発明に係るトリポード型等速自在継手の製造方法において、凹R面は、金型の成形面の周方向で対向する二箇所に設けられていることが望ましい。また、本発明に係るトリポード型等速自在継手における凸R状角部は、脚軸の外周面の周方向で対向する二箇所に設けられていることが望ましい。このようにすれば、脚軸の芯出し時、金型の凹R面により形成された凸R状角部を芯出し治具に当接させることにより、脚軸の外周面の周方向の二箇所で芯出しすることで、芯出し精度の向上が図れる。
本発明に係るトリポード型等速自在継手の製造方法において、絞り込み面と逃げ部の逃げ面との間に形成された凸R面で、素形材の凸R状角部の先端側を凹R状角部に成形することが望ましい。また、本発明に係るトリポード型等速自在継手における脚軸の外周面は、凸R状角部よりも先端側に凹R状角部が形成されていることが望ましい。このようにすれば、金型の絞り込み面と逃げ部の逃げ面との間をピン角とする場合に比べて、鍛造時にその部分での素形材の塑性流動により金型が早期摩耗することを抑制することができ、金型の寿命向上が図れる。
なお、本発明は、トルク伝達部材が、外側継手部材のトラック溝に挿入されたアウタローラと、脚軸に外嵌されてアウタローラの内周側に配置されるインナローラとで構成され、インナローラの内周面が凸円弧状をなし、脚軸が、縦断面において継手の軸線と直交するストレート形状をなし、横断面において継手の軸線と直交する方向でインナローラの内周面と接触し、かつ、継手の軸線方向でインナローラの内周面との間に隙間が形成されているトリポード型等速自在継手、つまり、ダブルローラタイプと称されるトリポード型等速自在継手に適用することが望ましい。ただし、本発明はダブルローラタイプ以外のシングルローラタイプ等の他のトリポード型等速自在継手にも適用可能である。
本発明に係るトリポード型等速自在継手の製造方法において、金型の成形面の横断面は略楕円形状をなし、凹R面は楕円長径側を含む部位に配置されていることが望ましい。また、本発明に係るトリポード型等速自在継手における脚軸の横断面は略楕円形状をなし、その脚軸の凸R状角部は楕円長径側を含む部位に配置されていることが望ましい。このようにすれば、脚軸の芯出し時、楕円長径側を含む部位に配置された凸R状角部を芯出し治具に当接させることで、芯出し治具の脚軸に対する接触状態を安定化させることができることから、芯出し精度の向上が図れる。
本発明では、脚軸の素形材を金型の成形面で脚軸形状に鍛造するに際し、脚軸の先端側に設けられた逃げ部により素形材の塑性流動が円滑に行われ、金型の成形面とその先端側に形成された絞り込み面、および成形面と絞り込み面との間に形成された凹R面に素形材が確実に密着させることができる。その結果、金型の成形面、凹R面および絞り込み面に合致した形状、つまり、凸R状に素形材の外周面を成形する。これにより、脚軸の外周面に、先端側に向けて横断面積を小さくする凸R状角部を形成したトリポード部材が得られる。
このようにして、脚軸の外周面に形成された凸R状角部をそのまま鍛造後の芯出しにおける芯出し基準としてのエッジ部とすることができる。その結果、従来のような鍛造後の旋削およびバリ除去が不要となり、旋削量を考慮して素形材の重量を増大させることなく、製造工数の削減が図れる。また、鍛造工程においても、素形材の大きさや鍛造機械の設定条件などの鍛造条件を厳密に規制する必要がないので、鍛造加工も容易に行うことができる。
また、芯出し基準としてのエッジ部となる凸R状角部を成形する金型部分、つまり、金型の成形面と絞り込み面との間を凹R面としていることから、その成形面と絞り込み面との間をピン角とする場合に比べて、鍛造時にその部分での素形材の塑性流動により金型が早期摩耗することを抑制することができ、金型の寿命向上が図れる。
本発明の実施形態における脚軸の鍛造工程を説明するためのもので、(A)は素形材を拘束した状態の金型を示す断面図、(B)は(A)のX部拡大図、(C)は(A)の金型を上方から見た断面図である。 本発明の実施形態における脚軸の芯出し工程を説明するためのもので、(A)は脚軸を当接させた状態の芯出し治具を示す断面図、(B)は(A)のY部拡大図、(C)は(A)の脚軸を上方から見た平面図である。 本発明の他の実施形態における脚軸の鍛造工程を説明するためのもので、(A)は素形材を拘束した状態の金型を示す断面図、(B)は(A)の金型を上方から見た断面図である。 本発明の他の実施形態における脚軸の芯出し鍛造工程を説明するためのもので、(A)は脚軸を当接させた状態の芯出し治具を示す断面図、(B)は(A)の脚軸を上方から見た平面図である。 本発明の実施形態で、トリポード型等速自在継手の全体構成を示す縦断面図である。 図5の横断面図である。 図5および図6に示す脚軸およびローラユニットの断面図である。 図5のトリポード型等速自在継手が作動角をとった状態を示す縦断面図である。 従来のトリポード型等速自在継手の全体構成を示す縦断面図である。 図9の横断面図である。 図10に示すローラユニットの横断面図である。 従来のトリポード型等速自在継手の製造方法における脚軸の鍛造工程を説明するためのもので、素形材を拘束した状態の金型を示す断面図である。 従来のトリポード型等速自在継手の製造方法における脚軸の旋削工程を説明するためのもので、トリポード部材の脚軸を示す部分正面図である。 従来のトリポード型等速自在継手の製造方法における脚軸の鍛造工程を説明するためのもので、脚軸を当接させた状態の芯出し治具を示す断面図である。
本発明の実施形態を以下に詳述する。なお、以下の実施形態では、作動時の低振動化を可能としたダブルローラタイプのトリポード型等速自在継手を例示する。本発明は、このダブルローラタイプ以外にシングルローラタイプ等の他のトリポード型等速自在継手にも適用可能である。
図5および図6に示す実施形態のトリポード型等速自在継手は、外側継手部材である外輪10と、内側継手部材としてのトリポード部材20と、トルク伝達部材であるローラユニット30とで主要部が構成されている。駆動側と従動側の二軸の一方が外輪10に連結され、他方がトリポード部材20に連結される。
外輪10は、一端が開口したカップ状をなし、内周面に軸方向に延びる三本の直線状トラック溝12が周方向等間隔に形成され、各トラック溝12の両側でそれぞれ軸方向に延びるローラ案内面14を有する。この外輪10の内部には、トリポード部材20とローラユニット30とが収容されている。トリポード部材20は、径方向に突出した三本の脚軸22を有し、その中心孔28にシャフト40が圧入されてスプライン嵌合している。このシャフト40は、環状のスナップリング42によりトリポード部材20に対して抜け止めされている。
また、ローラユニット30は、アウタローラ32と、このアウタローラ32の内側に配置されて脚軸22に外嵌されたインナローラ34と、アウタローラ32とインナローラ34との間に介在されたニードルころ36とで主要部が構成され、外輪10のトラック溝12に収容されている。なお、インナローラ34の内周面は凸円弧状をなす。このインナローラ34とアウタローラ32との間に、複数のニードルころ36が、保持器のない、いわゆる単列総ころ状態で配設されている。インナローラ34およびニードルころ36は、アウタローラ32の内周面に形成された環状凹溝31,33にリング状のワッシャ35,37を嵌合させ、そのワッシャ35,37によりアウタローラ32に対して抜け止めされている。
一方、トリポード部材20の脚軸22は、その脚軸22の軸線に対する縦断面において継手の軸線と直交するストレート形状をなす。また、図7に示すように脚軸22の軸線に対する横断面において継手の軸線と直交する方向でインナローラ34と接触する楕円形状をなし、継手の軸線方向でインナローラ34との間に隙間nが形成されている。このような形状を有する脚軸22に対してローラユニット30が回転自在に支持されている。
この等速自在継手では、トリポード部材20の脚軸22と外輪10のローラ案内面14とがローラユニット30を介して二軸の回転方向に係合することにより、駆動側から従動側へ回転トルクが等速で伝達される。また、ローラユニット30が脚軸22に対して回転しながらローラ案内面14上を転動することにより、外輪10とトリポード部材20との間の相対的な軸方向変位や角度変位が吸収される。
この際、継手の軸線方向で脚軸22とインナローラ34との間に隙間nが形成され、ローラ案内面14上を転動するローラユニット30に対して脚軸22が傾動自在となっていることから、継手が作動角をとっても、図8に示すようにローラユニット30がローラ案内面14に対して傾くことはない。このようにして、脚軸22の傾きに伴ってローラユニット30とローラ案内面14とが互いに斜交した状態となることを回避し、誘起スラストやスライド抵抗の低減を図るようにしている。
この実施形態の等速自在継手におけるトリポード部材20は、脚軸22を鍛造により成形した後、その脚軸22の芯出しを行うことにより製造される。つまり、図1(A)に示すようにトリポード部材20の素形材の一部である脚軸22の素形材52の外周面54を金型60で拘束しながら塑性流動により脚軸形状に鍛造する。
この脚軸22の素形材52の外周面54を拘束する金型60は、図1(A)(B)に示すように素形材52の先端側に逃げ部62が設けられ、脚軸22の軸方向に対して平行な成形面64と、その先端側に形成されて脚軸22の軸方向に対して傾斜する絞り込み面であるテーパ面66と、その先端側に形成されて脚軸22の軸方向に対して平行な逃げ部62の逃げ面68とを有し、成形面64とテーパ面66との間に凹R面61が形成されると共にテーパ面66と逃げ面68との間に凸R面63が形成されている。これら凹R面61、テーパ面66および凸R面63は、図1(C)に示すように金型60の成形面64の周方向で対向する二箇所、つまり、成形後にインナローラ34の内周面と接触することになる楕円長径側の二箇所に形成されている。
この脚軸22の鍛造時、脚軸22の先端側に設けられた逃げ部62により素形材52の塑性流動が円滑に行われ、金型60の成形面64、凹R面61、テーパ面66、凸R面63および逃げ面68に素形材52を確実に密着させることができる。その結果、金型60の成形面64、凹R面61、テーパ面66、凸R面63および逃げ面68に合致した形状に素形材52の外周面54を成形する。
素形材52の先端部を拘束しないように逃げ部62を金型60に設けたことにより、金型60は、素形材52を拘束する箇所が従来よりも少なくなる。そのため、金型60にかかる負荷を低減できて金型60の長寿命化が図れる。さらに、素形材52の鍛造時に、従来のように金型160の内壁角部162と素形材152の先端角部152aとの間に形成される隙間p(図12参照)をなくすために、素形材の大きさや鍛造機械の設定条件などの鍛造条件を厳密に規制する必要がないので、その鍛造が容易になる。
金型60の成形面64、凹R面61、テーパ面66、凸R面63および逃げ面68に合致した形状に素形材52の外周面54を成形する鍛造により、図2(A)〜(C)に示すように脚軸22の外周面24に、先端側に向けて横断面積を小さくする凸R状角部21と、その凸R状角部21の先端側に延びるテーパ状のストレート部26と、そのストレート部26の先端側に位置する凹R状角部23とが形成される。
このようにして脚軸22を鍛造により成形した後、その脚軸22の芯出しを行う。この脚軸22の芯出し工程では、図2(A)(B)に示すような芯出し治具70が使用される。この芯出し治具70は、平坦な天面72とその天面72から脚軸22の軸方向に拡開して延びるテーパ面74とで形成された凹部76を有する。脚軸22の芯出しは、同図に示すように芯出し治具70のテーパ面74に脚軸22の凸R状角部21を当接させ、芯出し治具70に図中白抜矢印で示す方向から加圧力を作用させることにより行われる。
脚軸22の凸R状角部21は、前述したように素形材52の鍛造により金型60の凹R面61に密着した状態で成形された部位であることから、この芯出し時の芯出し基準としてのエッジ部となり得る。この芯出し基準としてのエッジ部である凸R状角部21を芯出し治具70のテーパ面74に当接させることにより、芯出し治具70のテーパ面74に対して脚軸22の凸R状角部21を安定して接触させることができ、脚軸22の芯出しを確実に行うことができる。
この脚軸22の芯出し時、脚軸22の凸R状角部21を芯出し治具70に当接させるが、図2(C)に示すようにその凸R状角部21が楕円長径側の二箇所に設けられていることから、芯出し治具70の脚軸22に対する接触状態を安定化させることができ、芯出し精度の向上が図れる。
以上のようにして、先端側に逃げ部62を設けた金型60を使用して脚軸22の外周面24に凸R状角部21を形成するように脚軸22を鍛造することにより、その脚軸22の凸R状角部21をそのまま鍛造後の芯出しにおける芯出し基準としてのエッジ部とすることができる。その結果、先端部を旋削およびバリ除去して芯出し基準を形成する従来の旋削工程およびバリ除去工程が鍛造後に不要となるため、旋削量を考慮して素形材52を予め大きくしておく必要がなくなるので、素形材52の重量増大を招くことなく、製造工数の削減が図れ、製品コストの低減を容易に実現できる。
また、芯出し基準としてのエッジ部となる凸R状角部21を成形する金型部分、つまり、金型60の成形面64とテーパ面66との間を凹R面61とし、凸R状角部21の先端側に形成された凹R状角部23を成形する金型部分、つまり、テーパ面66と逃げ面68との間を凸R面63としていることから、その成形面64とテーパ面66との間およびそのテーパ面66と逃げ面68との間をピン角とする場合に比べて、鍛造時にその部分での素形材52の塑性流動により金型60が早期摩耗することを抑制することができ、金型60の寿命向上が図れる。
以上の実施形態では、鍛造時に使用する金型60の凹R面61、テーパ面66および凸R面63を、金型60の成形面64の周方向で対向する二箇所、つまり、成形後にインナローラ34の内周面と接触することになる楕円長径側の二箇所に形成している。この鍛造後、脚軸22の外周面24の周方向の二箇所で芯出しすることで芯出し精度の向上が図れる。なお、脚軸22の凸R状角部21を周方向で対向する二箇所とした場合以外、脚軸22の外周面24の全周に亘って設けてもよい。芯出し治具70による芯出しが可能であれば、この金型60の凹R面61、テーパ面66および凸R面63、換言すれば、脚軸22の凸R状角部21、テーパ面26および凹R状角部23の位置、その他の大きさや形状は特に限定されるものではない。
例えば、図3(A)(B)に示すように金型60’の成形面64の周方向で対向する二箇所、つまり、成形後にインナローラ34の内周面と接触することになる楕円長径側の二箇所のうちのいずれか一方に凹R面61、テーパ面66および凸R面63を形成してもよい。このように、凹R面61、テーパ面66および凸R面63を、金型60’の成形面64の周方向の一箇所に設けることにより、図4(B)に示すように凸R状角部21、テーパ面26および凹R状角部23を、脚軸22の外周面24の周方向の一箇所に形成する。この場合、図4(A)に示すように芯出し治具70’のテーパ面74に脚軸22の凸R状角部21を当接させ、ばねによる弾性力を図中白抜き矢印で示すように作用させることで芯出しを可能としている。このように脚軸22の外周面24の周方向の一箇所のみで芯出しすることにより、芯出しを簡易に行うことができる。
なお、以上の実施形態では、凸R状角部21と凹R状角部23との間をテーパ面26で繋いでいるが、鍛造後の脚軸22の外周面22に芯出し基準となるエッジ部として凸R状角部21を形成することができるのであれば、テーパ面26を省略して凸R状角部21と凹R状角部23とを連続的に繋ぐようにしてもよい。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
10 外側継手部材(外輪)
12 トラック溝
14 ローラ案内面
20 トリポード部材
21 凸R状角部
22 脚軸
23 凹R状角部
24 外周面
26 テーパ面
30 トルク伝達部材(ローラユニット)
32 アウタローラ
34 インナローラ
52 素形材
54 外周面
60 金型
61 凹R面
62 逃げ部
63 凸R面
64 成形面
66 絞り込み面(テーパ面)
68 逃げ面
n 隙間

Claims (14)

  1. 内周面に軸方向に延びる三本のトラック溝が形成され、各トラック溝の両側でそれぞれ軸方向に延びるローラ案内面を有する外側継手部材と、径方向に突出した三本の脚軸を有するトリポード部材と、前記トリポード部材の脚軸に回転自在に支持されると共に前記外側継手部材のトラック溝に転動自在に挿入されたトルク伝達部材とを備えたトリポード型等速自在継手の製造方法であって、
    前記脚軸の素形材を金型の成形面で脚軸形状に鍛造するに際し、前記金型の素形材先端側に逃げ部を設けた状態で、前記素形材の外周面が接する成形面に形成された絞り込み面と、前記成形面と絞り込み面との間に形成された凹R面とで、前記素形材の外周面を凸R状に成形することを特徴とするトリポード型等速自在継手の製造方法。
  2. 前記金型の成形面は脚軸の軸方向に対して平行な面であり、前記絞り込み面は脚軸の軸方向に対して傾斜するテーパ面である請求項1に記載のトリポード型等速自在継手の製造方法。
  3. 前記凹R面は、金型の成形面の周方向の一箇所に設けられている請求項1又は2に記載のトリポード型等速自在継手の製造方法。
  4. 前記凹R面は、金型の成形面の周方向で対向する二箇所に設けられている請求項1又は2に記載のトリポード型等速自在継手の製造方法。
  5. 前記絞り込み面とその先端側に設けられた前記逃げ部の逃げ面との間に形成された凸R面で、前記素形材の外周面を凹R状に成形する請求項1〜4のいずれか一項に記載のトリポード型等速自在継手の製造方法。
  6. 前記トルク伝達部材は、前記外側継手部材のトラック溝に挿入されたアウタローラと、前記脚軸に外嵌されて前記アウタローラの内周側に配置されるインナローラとで構成され、前記インナローラの内周面は凸円弧状をなし、前記脚軸は、縦断面において継手の軸線と直交するストレート形状をなし、横断面において継手の軸線と直交する方向で前記インナローラの内周面と接触し、かつ、継手の軸線方向で前記インナローラの内周面との間に隙間が形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のトリポード型等速自在継手の製造方法。
  7. 前記金型の成形面の横断面は楕円形状をなし、前記凹R面は略楕円長径側を含む部位に配置されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のトリポード型等速自在継手の製造方法。
  8. 内周面に軸方向に延びる三本のトラック溝が形成され、各トラック溝の両側でそれぞれ軸方向に延びるローラ案内面を有する外側継手部材と、径方向に突出した三本の脚軸を有するトリポード部材と、前記トリポード部材の脚軸に回転自在に支持されると共に前記外側継手部材のトラック溝に転動自在に挿入されたトルク伝達部材とを備えたトリポード型等速自在継手であって、
    前記脚軸の外周面は、脚軸の軸線に対する縦断面において継手の軸線と直交するストレート形状をなし、前記脚軸の外周面に、その先端側に向けて横断面積を小さくすることにより芯出し基準としてのエッジ部となる凸R状角部を鍛造により形成したことを特徴とするトリポード型等速自在継手。
  9. 前記脚軸の外周面は、前記凸R状角部よりも先端側に、脚軸の軸方向に対して傾斜するテーパ面が形成されている請求項8に記載のトリポード型等速自在継手。
  10. 前記凸R状角部は、脚軸の外周面の周方向の一箇所に設けられている請求項8又は9に記載のトリポード型等速自在継手。
  11. 前記凸R状角部は、脚軸の外周面の周方向で対向する二箇所に設けられている請求項8又は9に記載のトリポード型等速自在継手。
  12. 前記脚軸の外周面は、前記凸R状角部よりも先端側に凹R状角部が形成されている請求項8〜11のいずれか一項に記載のトリポード型等速自在継手。
  13. 前記トルク伝達部材は、前記外側継手部材のトラック溝に挿入されたアウタローラと、前記脚軸に外嵌されて前記アウタローラの内周側に配置されるインナローラとで構成され、前記インナローラの内周面は凸円弧状をなし、前記脚軸は、縦断面において継手の軸線と直交するストレート形状をなし、横断面において継手の軸線と直交する方向で前記インナローラの内周面と接触し、かつ、継手の軸線方向で前記インナローラの内周面との間に隙間が形成されている請求項8〜12のいずれか一項に記載のトリポード型等速自在継手。
  14. 前記脚軸の横断面は略楕円形状をなし、その脚軸の凸R状角部は楕円長径側を含む部位に配置されている請求項8〜13のいずれか一項に記載のトリポード型等速自在継手。
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