JPH0719549B2 - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
- Publication number
- JPH0719549B2 JPH0719549B2 JP60157795A JP15779585A JPH0719549B2 JP H0719549 B2 JPH0719549 B2 JP H0719549B2 JP 60157795 A JP60157795 A JP 60157795A JP 15779585 A JP15779585 A JP 15779585A JP H0719549 B2 JPH0719549 B2 JP H0719549B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- explosion
- metal ring
- match line
- ray tube
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、焼嵌め方式により防爆用金属環帯を嵌着した
陰極線管に関する。
陰極線管に関する。
本発明は、焼嵌め方式によりパネルのモールドマッチラ
インを含んで防爆用金属環帯を嵌着してなる陰極線管に
おいて、防爆用金属環帯の継ぎ部先端におけるモールド
マッチライン及びその近傍に当たる部分を切除するとと
もに、これにより後退した防爆用金属環帯の端部のパネ
ルに対する部分に傾斜面を形成することによって、集中
荷重を防ぎパネルガラスのクラック防止を図るようにし
たものである。
インを含んで防爆用金属環帯を嵌着してなる陰極線管に
おいて、防爆用金属環帯の継ぎ部先端におけるモールド
マッチライン及びその近傍に当たる部分を切除するとと
もに、これにより後退した防爆用金属環帯の端部のパネ
ルに対する部分に傾斜面を形成することによって、集中
荷重を防ぎパネルガラスのクラック防止を図るようにし
たものである。
陰極線管の防爆処理を行う焼嵌めでは、第５図に示すよ
うに予めガラスパネル（１）の外周より小さい金属環帯
（２）を加熱膨張せしめ、これをパネル（１）のモール
ドマッチライン（３）を含む外周に嵌合後、冷却する方
法がとられている。これにより常温に於て高い締付圧と
なり防爆強度が確保される。この場合、図示せざるもパ
ネル（１）と防爆用金属環帯（２）の間にポリエステル
テープ又はホットメルトを施したテープ（ガラスクロス
状）等が配される。
うに予めガラスパネル（１）の外周より小さい金属環帯
（２）を加熱膨張せしめ、これをパネル（１）のモール
ドマッチライン（３）を含む外周に嵌合後、冷却する方
法がとられている。これにより常温に於て高い締付圧と
なり防爆強度が確保される。この場合、図示せざるもパ
ネル（１）と防爆用金属環帯（２）の間にポリエステル
テープ又はホットメルトを施したテープ（ガラスクロス
状）等が配される。
防爆用金属環帯（２）は第６図に示すように帯状体を環
状となるように曲げ、端部を重ね合せその継ぎ部（４）
をスポット溶接（５）して構成される。
状となるように曲げ、端部を重ね合せその継ぎ部（４）
をスポット溶接（５）して構成される。
パネル（１）に防爆用金属環帯（２）を嵌着した際、第
６図及び第７図に示すように金属環帯（２）の継ぎ部
（４）の先端近傍でしばしばテープ（図示せず）が破
れ、パネル（１）のモールドマッチライン（３）の部分
ａに小さな傷、クラックが生じる。これは、防爆用金属
環帯（２）に強い張力がかかる為、（例えば30〜36kg/m
m２）、継び部（４）の先端（4a）が反り返えって突状
となっているモールドマッチラインの部分ａに点接触
し、部分ａで応力が集中してパネルガラスに加わり、そ
の結果がガラスクラックに至る。この現象は大型管にな
る程、起こり易い。
６図及び第７図に示すように金属環帯（２）の継ぎ部
（４）の先端近傍でしばしばテープ（図示せず）が破
れ、パネル（１）のモールドマッチライン（３）の部分
ａに小さな傷、クラックが生じる。これは、防爆用金属
環帯（２）に強い張力がかかる為、（例えば30〜36kg/m
m２）、継び部（４）の先端（4a）が反り返えって突状
となっているモールドマッチラインの部分ａに点接触
し、部分ａで応力が集中してパネルガラスに加わり、そ
の結果がガラスクラックに至る。この現象は大型管にな
る程、起こり易い。
この解決には継ぎ部（４）を長くして先端（4a）の反り
返り量を少くして応力集中を避ける方法がある。しか
し、この方法は確実性の点で充分でない。
返り量を少くして応力集中を避ける方法がある。しか
し、この方法は確実性の点で充分でない。
他の方法としては第８図に示すように帯状体の両端を突
き合せ、その上に補助板（６）を重ね、スポット溶接
（５）して防爆用金属環帯（２）を形成し、この金属環
帯（２）をパネル外周に嵌着する方法が考えられる。し
かし、この方法は作業性及び材料費の点でコスト高とな
る。又、溶接点数が２倍になり溶接部の信頼性（溶接強
度）の確保が低下する。
き合せ、その上に補助板（６）を重ね、スポット溶接
（５）して防爆用金属環帯（２）を形成し、この金属環
帯（２）をパネル外周に嵌着する方法が考えられる。し
かし、この方法は作業性及び材料費の点でコスト高とな
る。又、溶接点数が２倍になり溶接部の信頼性（溶接強
度）の確保が低下する。
本発明は、上述の点に鑑み、防爆用金属環帯による傷、
クラックの発生を防ぎ、信頼性の高い陰極線管を提供す
るものである。
クラックの発生を防ぎ、信頼性の高い陰極線管を提供す
るものである。
本発明は、帯状体の端部同志を重ね合せその継ぎ部
（４）をスポット溶接（５）してなる防爆用金属環帯
（11）を、焼嵌め方式によりモールドマッチライン
（３）上を覆うようにガラスパネル（１）の外周に嵌着
して成る陰極線管に於て、その防爆用金属環帯（11）の
継ぎ部（４）の先端（4a）であってモールドマッチライ
ン（３）及びその近傍に当接する部分を金属環帯（11）
の長手方向に沿って所定長さＤに亘って切除し切除部
（12）を設ける。この切除部（12）により継ぎ部（４）
のパネル（１）に接する側の先端（4a）ではモールドマ
ッチライン（３）を挾いで２つの部分（13a）及び（13
b）に２分される。
（４）をスポット溶接（５）してなる防爆用金属環帯
（11）を、焼嵌め方式によりモールドマッチライン
（３）上を覆うようにガラスパネル（１）の外周に嵌着
して成る陰極線管に於て、その防爆用金属環帯（11）の
継ぎ部（４）の先端（4a）であってモールドマッチライ
ン（３）及びその近傍に当接する部分を金属環帯（11）
の長手方向に沿って所定長さＤに亘って切除し切除部
（12）を設ける。この切除部（12）により継ぎ部（４）
のパネル（１）に接する側の先端（4a）ではモールドマ
ッチライン（３）を挾いで２つの部分（13a）及び（13
b）に２分される。
また継ぎ部（４）において、切除部（12）によって後退
した端部（14）は、そのパネルガラスに接する側の面が
先端に向かって漸次パネルから離れる傾斜面（15）とな
るように加工する。切除部（12）の長さＤはモールドマ
ッチラインの突出量によって決められ、突出量が大きい
程切除する長さＤを大とする。
した端部（14）は、そのパネルガラスに接する側の面が
先端に向かって漸次パネルから離れる傾斜面（15）とな
るように加工する。切除部（12）の長さＤはモールドマ
ッチラインの突出量によって決められ、突出量が大きい
程切除する長さＤを大とする。
防爆用金属環帯（11）において、その継ぎ部（４）の先
端（4a）のモールドマッチラインに対応する部分が切除
され、その２分された部分（13a）及び（13b）がパネル
（１）に線又は面接触の所謂多面積で先当りする。この
ため、金属環帯先端からの応力は分散され、モールドマ
ッチライン（３）の部分ａでの応力集中がなくなる。ま
た切除部（12）によって後退した端部（14）ではパネル
（１）に接する側が傾斜面（15）となされているので、
先端に反り返りが生じてもモールドマッチライン（３）
への先当りは避けられ又は弱くなる。この結果、防爆用
金属環帯（11）による（１）への傷、クラックの発生は
回避される。
端（4a）のモールドマッチラインに対応する部分が切除
され、その２分された部分（13a）及び（13b）がパネル
（１）に線又は面接触の所謂多面積で先当りする。この
ため、金属環帯先端からの応力は分散され、モールドマ
ッチライン（３）の部分ａでの応力集中がなくなる。ま
た切除部（12）によって後退した端部（14）ではパネル
（１）に接する側が傾斜面（15）となされているので、
先端に反り返りが生じてもモールドマッチライン（３）
への先当りは避けられ又は弱くなる。この結果、防爆用
金属環帯（11）による（１）への傷、クラックの発生は
回避される。
以下、図面を参照して本発明による陰極線管の一例を説
明する。
明する。
第１図において、（10）は陰極線管体、（11）はモール
ドマッチライン（３）の部分を覆うようにガラスパネル
（１）の外周に焼嵌め方式で嵌着した防爆用金属環帯を
示す。金属環帯（11）は帯状体の端部同士を重ね合せ、
その継ぎ部（４）を４ケ所でスポット溶接（５）して構
成される。そして、特に本発明では第２図乃至第４図に
示すように金属環帯（11）の継ぎ部（４）において、そ
のパネル（１）に接する側の継ぎ部先端（4a）で且つモ
ールドマッチライン（３）及びその近傍に対応する部分
を金属環帯（11）の長手方向に沿って所定長さＤに亘っ
て切除して切除部（12）を形成する。さらに切除部（1
2）で後退した端部（14）を、そのパネル（１）に接す
る側の面が先端に向かって漸次パネル（１）から離れる
傾斜面（15）となるように例えばプレス加工で形成す
る。なお、金属環帯（11）のパネル（１）と接する側の
面においては必要に応じてそのモールドマッチラインに
対応する部分には凹溝（16）を形成するを可とする。
ドマッチライン（３）の部分を覆うようにガラスパネル
（１）の外周に焼嵌め方式で嵌着した防爆用金属環帯を
示す。金属環帯（11）は帯状体の端部同士を重ね合せ、
その継ぎ部（４）を４ケ所でスポット溶接（５）して構
成される。そして、特に本発明では第２図乃至第４図に
示すように金属環帯（11）の継ぎ部（４）において、そ
のパネル（１）に接する側の継ぎ部先端（4a）で且つモ
ールドマッチライン（３）及びその近傍に対応する部分
を金属環帯（11）の長手方向に沿って所定長さＤに亘っ
て切除して切除部（12）を形成する。さらに切除部（1
2）で後退した端部（14）を、そのパネル（１）に接す
る側の面が先端に向かって漸次パネル（１）から離れる
傾斜面（15）となるように例えばプレス加工で形成す
る。なお、金属環帯（11）のパネル（１）と接する側の
面においては必要に応じてそのモールドマッチラインに
対応する部分には凹溝（16）を形成するを可とする。
かかる構成によれば、防爆用金属環帯（11）において、
その継ぎ部先端（4a）のモールドマッチライン（３）に
対応する部分に切除部（12）を設けたことにより、金属
環帯（11）に強い張力が掛って継ぎ部先端（4a）が反り
返ってもモールドマッチライン（３）の突出部に点接触
することがない。この場合切除部（12）で２分された両
部分（13a）及び（13b）がパネル（１）に対して線接触
又は面接触するので、パネルにかかる荷重はこの部分
（13a）（13b）にて分散され、パネル（１）に対する集
中荷重は防止される。また切除部（12）で後退した端部
（14）のパネルに対する面が傾斜面（15）とされている
ので、この先端がパネルモールドマッチラインに点接触
することはなく、又接触したとしても両部分（13a）（1
3b）の先端からは離れているために反り返り量も少なく
弱い荷重しかかからない。このように集中荷重が防止さ
れるためパネル（１）に対する傷又はクラックの発生は
回避される。
その継ぎ部先端（4a）のモールドマッチライン（３）に
対応する部分に切除部（12）を設けたことにより、金属
環帯（11）に強い張力が掛って継ぎ部先端（4a）が反り
返ってもモールドマッチライン（３）の突出部に点接触
することがない。この場合切除部（12）で２分された両
部分（13a）及び（13b）がパネル（１）に対して線接触
又は面接触するので、パネルにかかる荷重はこの部分
（13a）（13b）にて分散され、パネル（１）に対する集
中荷重は防止される。また切除部（12）で後退した端部
（14）のパネルに対する面が傾斜面（15）とされている
ので、この先端がパネルモールドマッチラインに点接触
することはなく、又接触したとしても両部分（13a）（1
3b）の先端からは離れているために反り返り量も少なく
弱い荷重しかかからない。このように集中荷重が防止さ
れるためパネル（１）に対する傷又はクラックの発生は
回避される。
本発明によれば、陰極線管のパネル外周の焼嵌め方式に
より嵌着した防爆用金属環帯において、その継ぎ部先端
のモールドマッチラインに対応する部分が切除され、こ
れにより後退した防爆用金属環帯の端部のパネルに対す
る部分に傾斜面が形成されていることから、パネルへの
集中荷重が回避され、パネルに傷又はクラックを生じさ
せることがなくなる。従って信頼性の高い陰極線管が得
られる。
より嵌着した防爆用金属環帯において、その継ぎ部先端
のモールドマッチラインに対応する部分が切除され、こ
れにより後退した防爆用金属環帯の端部のパネルに対す
る部分に傾斜面が形成されていることから、パネルへの
集中荷重が回避され、パネルに傷又はクラックを生じさ
せることがなくなる。従って信頼性の高い陰極線管が得
られる。
特に本発明ではモールドマッチラインの突出量が多くな
る大型管に適用して好適ならしめるものである。
る大型管に適用して好適ならしめるものである。
第１図は本発明による陰極線管の一例を示す平面図、第
２図はその防爆用金属環帯の要部を示す平面図、第３図
はそのパネルに嵌着された防爆用金属環帯の要部の断面
図、第４図は防爆用金属環帯の斜視図、第５図は本発明
の説明に供する陰極線管の要部の断面図、第６図は従来
の防爆用金属環帯の要部の平面図、第７図はそのパネル
に嵌着された防爆用金属環帯の要部の断面図、第８図は
従来の防爆用金属環帯の他の例を示す断面図である。 （１）はパネル、（２）（11）は防爆用金属環帯、
（３）はモールドマッチライン、（４）は継ぎ部、
（５）スポット溶接、（12）は切除部、（14）は端部、
（15）は傾斜面である。
２図はその防爆用金属環帯の要部を示す平面図、第３図
はそのパネルに嵌着された防爆用金属環帯の要部の断面
図、第４図は防爆用金属環帯の斜視図、第５図は本発明
の説明に供する陰極線管の要部の断面図、第６図は従来
の防爆用金属環帯の要部の平面図、第７図はそのパネル
に嵌着された防爆用金属環帯の要部の断面図、第８図は
従来の防爆用金属環帯の他の例を示す断面図である。 （１）はパネル、（２）（11）は防爆用金属環帯、
（３）はモールドマッチライン、（４）は継ぎ部、
（５）スポット溶接、（12）は切除部、（14）は端部、
（15）は傾斜面である。
Claims (1)
- 【請求項１】パネルのモールドマッチラインを含んで防
爆用金属環帯が嵌着された陰極線管において、 前記防爆用金属環帯の継ぎ部先端で前記モールドマッチ
ライン及びその近傍に当たる部分に切除部が形成される
とともに、この切除部によって後退した前記金属環帯の
端部の前記パネルに対する部分に傾斜面が形成されてい
ることを特徴とする陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60157795A JPH0719549B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60157795A JPH0719549B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 陰極線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6220225A JPS6220225A (ja) | 1987-01-28 |
| JPH0719549B2 true JPH0719549B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=15657450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60157795A Expired - Lifetime JPH0719549B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719549B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0747971B2 (ja) * | 1989-04-27 | 1995-05-24 | 日本精工株式会社 | トリポット型等速ジョイント |
| DE3936600C2 (de) * | 1989-11-03 | 1994-01-13 | Loehr & Bromkamp Gmbh | Tripodegelenk |
| JPH07240160A (ja) * | 1994-02-28 | 1995-09-12 | Nec Kansai Ltd | 防爆型陰極線管 |
| KR100289434B1 (ko) | 1999-04-15 | 2001-05-02 | 구자홍 | 음극선관용 보강밴드 |
| EP2128469A1 (en) | 2007-03-08 | 2009-12-02 | JTEKT Corporation | Sliding tripod constant velocity joint |
| JP5323572B2 (ja) | 2009-04-20 | 2013-10-23 | Ｎｔｎ株式会社 | トリポード型等速自在継手およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5437252Y2 (ja) * | 1975-09-05 | 1979-11-08 |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP60157795A patent/JPH0719549B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6220225A (ja) | 1987-01-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |