JP5318502B2 - コンパレータ回路 - Google Patents

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本発明は、2個の入力電圧を比較してその比較結果を示す電圧を出力するコンパレータ回路に係り、特にラッチ型コンパレータ回路に関するものである。
ラッチ型コンパレータ回路として、図5に記載の回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このコンパレータ回路は、PMOSトランジスタMP21とNMOSトランジスタMN21からなるインバータおよびPMOSトランジスタMP22とNMOSトランジスタMN22からなるインバータを逆並列接続して構成した正帰還部21と、その正帰還部21への電源供給を行う電源用のPMOSトランジスタMP23と、出力用のインバータINV21,INV22と、制御用のインバータINV23,INV24と、入力用のNMOSトランジスタMN23,MN24と、インバータINV23,INV24で制御される制御用のNMOSトランジスタMN25,MN26と、リセット用のNMOSトランジスタMN27,MN28からなる。なお、インバータINV21〜INV24は、図5の下段に示すように、NMOSトランジスタMNとPMOSトランジスタMPから構成されている。
図6は、図5のコンパレータ回路の動作波形図である。時刻t21〜t22の期間は、クロック信号CK21が“H”(=VDD)であり、電源用のトランジスタMP23はオフ、リセット用のトランジスタMN27,MN28はオンとなる。これによって、正帰還部21のノードN21,N22は、電荷が放電されて“L”(=GND)になり、リセット状態となる。また、入力用のトランジスタMN23,MN24のドレインは“L”になる。また、インバータINV23,INV24の出力が“H”になり、制御用のトランジスタMN25,MN26はオンになる。
この後、時刻t22において、クロック信号CK21が“L”に変化すると、電源用のトランジスタMP23がオンし、リセット用のトランジスタMN27,MN28がオフし、リセット状態が解除される。これにより、正帰還部21に電源が供給される。この後、インバータINV23,INV24の出力が“H”から“L”に変化するが、そのインバータINV23,INV24で生じる遅延時間の間、制御用のトランジスタMN25,MN26はオンとなっている。よって、VDD→トランジスタMP23→MP21→MN23→MN25→GNDの経路と、VDD→トランジスタMP23→MP22→MN24→MN26→GNDの経路を電流が流れる。このとき、入力電圧VIN+,VIN−の違いに応じて、入力用のトランジスタMN23,MN24はそのオン抵抗の値が異なる。このときの入力電圧が、VIN+=VDD、VIN−=VDD/2であれば、トランジスタMN24のオン抵抗が大きく、トランジスタMN23のオン抵抗が小さくなるので、ノードN21の電圧が高く、ノードN22の電圧が低くなる。
このノードN21,N22の電圧の違いは、正帰還部21によって増幅され、この結果、時刻t23経過の頃から、ノードN21が“H”、ノードN22が“L”になり、出力電圧VOUT+=VDD、VOUT−=GNDとなる。この状態は、クロック信号CK21=“H”に変化する時刻t24まで、正帰還部21で保持される。以上により、1回のサンプリングによる比較動作が完了する。
特許第3519650号公報
ところが、このコンパレータ回路では、ノードN21,N22の電圧が、リセット状態では“L”となっている。したがって、リセット解除時には、入力用のトランジスタMN23,MN24のドレイン・ソース間電圧が小さいため、その入力用のトランジスタMN23,MN24は線形領域から動作を開始する。そのため、ノードN21,N22の電圧差が、正帰還部21の正帰還動作を開始する電圧に達するまでの時間が長くかかり、コンパレータ回路としての判定時間が長くなり、クロック信号CK21の高速化が難しくなる。また、線形領域ではトランジスタのgmが小さくなるため感度も低くなり、入力電圧VIN+,VIN−の電圧差が微小な場合には、正常な判定が困難となる。
本発明の目的は、短い判定時間を実現して高速化を図り、また高感度化も同時に実現したコンパレータ回路を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明のコンパレータ回路は、第1および第2のノード間に2個のインバータを逆並列接続した正帰還部と、該正帰還部を正電源端子に接続する電源用トランジスタと、前記正帰還部を接地端子に接続する接地用トランジスタと、前記第1および第2のノードを前記正電源端子に個々に接続する第1および第2のリセット用トランジスタと、入力電圧に比例して内部抵抗を減少させる第1および第2の入力用トランジスタと、該第1および第2の入力用トランジスタを前記第1および第2のノードと前記接地との間に個々に接続する第1および第2の判定用トランジスタと、前記第1および第2のノードに入力側がそれぞれ接続された第1および第2のインバータとを備え、リセット期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオフさせるとともに、前記第1および第2のリセット用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードを前記正電源端子の正電源電圧に充電し、前記リセット期間に続く判定期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタ並びに前記第1および第2のリセット用トランジスタをオフさせるとともに前記第1および第2の判定用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードと前記接地間の経路に個々に前記第1および第2の入力用トランジスタを接続し、前記判定期間に続く保持期間は、前記第1および第2のリセット用トランジスタ並びに前記第1および第2の判定用トランジスタをオフさせ、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオンして前記正帰還部に電源を供給し、前記第1および第2のインバータから、前記第1および第2の入力用トランジスタに入力した2個の電圧の比較結果を示す電圧を出力することを特徴とする。
請求項2にかかる発明のコンパレータ回路は、第1および第2のノード間に2個のインバータを逆並列接続した正帰還部と、該正帰還部を正電源端子に接続する電源用トランジスタと、前記正帰還部を接地端子に接続する接地用トランジスタと、前記第1および第2のノードを前記接地端子に個々に接続する第1および第2のリセット用トランジスタと、入力電圧に逆比例して内部抵抗を減少させる第1および第2の入力用トランジスタと、該第1および第2の入力用トランジスタを前記第1および第2のノードと前記正電源端子との間に個々に接続する第1および第2の判定用トランジスタと、前記第1および第2のノードに入力側がそれぞれ接続された第1および第2のインバータとを備え、リセット期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオフさせるとともに、前記第1および第2のリセット用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードの電荷を前記接地端子から接地に放電し、前記リセット期間に続く判定期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタ並びに前記第1および第2のリセット用トランジスタをオフさせるとともに前記第1および第2の判定用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードと前記正電源端子間の経路に個々に前記第1および第2の入力用トランジスタを接続し、前記判定期間に続く保持期間は、前記第1および第2のリセット用トランジスタ並びに前記第1および第2の判定用トランジスタをオフさせ、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオンして前記正帰還部に電源を供給し、前記第1および第2のインバータから、前記第1および第2の入力用トランジスタに入力した2個の電圧の比較結果を示す電圧を出力することを特徴とする。
本発明によれば、リセット状態の解除直後は、入力用トランジスタのドレイン・ソース間に十分な電圧が印加しているので、入力用のトランジスタが動作開始してから正帰還部が動作を開始するために必要な電位差を第1および第2のノードに生じさせるまでの時間を短縮でき、判定時間を短縮でき、高速動作が実現できる。また、同じ理由から、それらのトランジスタのgmが大きくなり、高感度化を実現できる。さらに、判定用トランジスタを判定期間のみオンさせることで、入力用トランジスタは判定期間のみ動作し、消費電力削減を図ることができる。
また、請求項1にかかる発明では、リセット期間であっても第1および第2のノードに正電源電圧が印加しているが、このとき正帰還部と接地端子との間はオフしている接地用トランジスタによって遮断されているので、第1および第2のノードから正帰還部を経由して接地端子にリーク電流が生じることはない。
また、請求項2にかかる発明では、リセット期間であっても第1および第2のノードが接地電位になっているのが、このとき正帰還部と正電源端子との間はオフしている電源用トランジスタによって遮断されているので、正電源端子から正帰還部を経由して第1および第2のノードにリークする電流が生じることはない。
<第1の実施例>
図1は本発明の1つの実施例のコンパレータ回路の構成を示す回路図である。このコンパレータ回路は、PMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1からなるインバータおよびPMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2からなるインバータを逆並列接続して構成した正帰還部1と、その正帰還部1への電源供給を制御する電源用のPMOSトランジスタMP3およびNMOSトランジスタMN3と、リセット用のPMOSトランジスタMP4,MP5と、出力用のインバータINV1,INV2と、判定用のNMOSトランジスタMN4,MN5と、入力用のNMOSトランジスタMN6,MN7とからなる。なお、インバータINV1,INV2は、図1の中段に示すように、NMOSトランジスタMNとPMOSトランジスタMPから構成されている。2は論理回路であり、クロック信号CKを入力して、クロック信号CK1〜CK4を生成する。
図2は、図1のコンパレータ回路の動作波形図である。時刻t1〜t2は、クロック信号CK1が“L”であり、リセット用のトランジスタMP4,MP5はオンである。また、クロック信号CK2も“L”となって、判定用のトランジスタMN4,MN5がオフである。さらに、クロック信号CK3=“L”、クロック信号CK4=“H”となって、電源用のトランジスタMP3,MN3がオフとなり、正帰還部1への電源供給が遮断されている。よって、正帰還部1のノードN1,N2(インバータINV1,INV2の入力容量)がいずれもVDDに充電されて“H”になり、リセット状態となる。
時刻t2において、クロック信号CK1が“H”に変化すると、リセット用のトランジスタMP4,MP5がオフとなってリセットが解除される。また、同時にクロック信号CK2が“H”に変化するので、判定用のトランジスタMN4,MN5がオンとなり、ノードN1→トランジスタMN4→MN6→GNDの経路と、ノードN2→トランジスタMN5→MN7→GNDの経路が形成される。よって、ノードN1,N2の電位は、VDDから低下を開始する。このとき、入力電圧VIN+,VIN−の違いに応じて、入力用のトランジスタMN6,MN7はそのオン抵抗の値が異なり、VIN+=VDD、VIN−=VDD/2であれば、トランジスタMN6のオン抵抗が大きく、トランジスタMN7のオン抵抗が小さくなるので、ノードN1の電圧低下が遅く(高電位)、ノードN2の電圧低下が速く(低電位)なる。
時刻t3になると、クロック信号CK2が“L”に変化すると同時に、クロック信号CK3=“H”、CK4=“L”に変化する。このため、判定用のトランジスタMN4,MN5がオフして判定期間が終了する。また、電源用のトランジスタMP3,MN3がオンし、正帰還部1に電源が供給されて正帰還動作を開始し、ノードN1,N2の電圧の違いを増幅する。この結果、ノードN1が“H”、ノードN2が“L”になり、出力電圧VOUT+=VDD、VOUT−=GNDとなる。この状態は、時刻t4までの保持期間中、正帰還部1で保持される。以上により、1回のサンプリングによる比較動作が完了する。
以上のように本実施例は、リセット状態において、正帰還部1のノードN1,N2をリセット用のトランジスタMP4,MP5によって“H”(=VDD)の状態にしておくものである。このため、リセット解除後の判定期間初期では、判定用のトランジスタMN4,MN5のオンによって、入力用のトランジスタMN6,MN7のドレインには、ノードN1,N2に充電されたVDDが印加する。よって、その入力用のトランジスタMN6,MN7はドレイン・ソース間電圧が十分な電圧で判定動作を開始するので、ドレイン・ソース間電圧がGNDから上昇して判定動作を開始する図5で説明した回路と比べると、入力用のトランジスタMN6,MN7が動作を開始してから正帰還部1が動作を開始するために必要な電位差をノードN1,N2に生じさせるまでの時間を短縮でき、動作が高速化される。また、入力用のトランジスタMN6,MN7は、gmの大きな飽和状態あるいはそれに近い状態から動作を開始するので、入力電圧VIN+,VIN−の電圧差が微小のときであっても、正帰還部1によってこの差を迅速に検知して増幅することができ、高感度化を実現できる。
また、判定用のトランジスタMN4,MN5は判定期間のみオンするので、入力用のトランジスタMN6,MN7は判定期間のみ動作し、消費電流が削減できる。
さらに、本実施例では、電源用のトランジスタMN3のオフによって、ノードN1,N2がVDDに充電されているリセット期間および判定期間は、正帰還部1のGND側の経路を完全に遮断しているので、正帰還部1を経由するリーク電流による消費電流増大を防止できる。特に本実施例ではリセット状態でノードN1,N2をVDDに充電するので、リーク防止は有用である。
なお、本実施例では、トランジスタMN4とMN6の接続順、トランジスタMN5とMN7の接続順は、それぞれ逆にしてもよい。また、インバータINV1,INV2以外では、PMOSトランジスタはNPNトランジスタに置き換え、NMOSトランジスタはPNPトランジスタに置き換えることができる。このとき、ゲートはベースに、ドレインはコレクタに、ソースはエミッタになる。
<第2の実施例>
図3は本発明の第2の実施例のコンパレータ回路の構成を示す回路図である。このコンパレータ回路は、PMOSトランジスタMP11とNMOSトランジスタMN11からなるインバータおよびPMOSトランジスタMP12とNMOSトランジスタMN12からなるインバータを逆並列接続して構成した正帰還部11と、その正帰還部11への電源供給を制御する電源用のPMOSトランジスタMP13およびNMOSトランジスタMN13と、リセット用のNMOSトランジスタMN14,MN15と、出力用のインバータINV11,INV12と、判定用のPMOSトランジスタMP14,MP15と、入力用のPMOSトランジスタMPN16,MP17とからなる。なお、インバータINV11,INV12は、図3の中段に示すように、NMOSトランジスタMNとPMOSトランジスタMPから構成されている。12は論理回路であり、クロック信号CKを入力して、クロック信号CK11〜CK14を生成する。
図4は、図3のコンパレータ回路の動作波形図である。時刻t11〜t12は、クロック信号CK11が“H”であり、リセット用のトランジスタMN14,MN15はオンである。また、クロック信号CK12も“H”となって、判定用のトランジスタMP14,MP15がオフである。さらに、クロック信号CK13=“L”、クロック信号CK14=“H”となって、電源用のトランジスタMP13,MN13がオフし、正帰還部11への電源供給が遮断されている。よって、正帰還部11のノードN11,N12がいずれもGNDに放電されて“L”になり、リセット状態となる。
時刻t12において、クロック信号CK11が“L”に変化すると、リセット用のトランジスタMN14,MN15がオフとなってリセットが解除される。また、同時にクロック信号CK12が“L”に変化するので、判定用のトランジスタMP14,MP15がオンとなり、VDD→トランジスタMP16→MP14→ノードN11→インバータINV11の入力容量→GNDの経路と、VDD→トランジスタMP17→MP15→ノードN12→インバータINV12の入力容量→GNDの経路が形成される。このとき、入力電圧VIN+,VIN−の違いに応じて、入力用のトランジスタMP16,MP17はそのオン抵抗の値が異なり、VIN+=VDD、VIN−=VDD/2であれば、トランジスタMP16のオン抵抗が小さく、トランジスタMP17のオン抵抗が大きくなるので、ノードN11の電圧が高く、ノードN12の電圧が低くなる。
時刻t13になると、クロック信号CK12が“H”に変化すると同時に、クロック信号CK13=“H”、CK14=“L”に変化する。このため、判定用のトランジスタMP14,MP15がオフして判定期間が終了する。また、トランジスタMP13,MN13がオンし、正帰還部11に電源が供給されて正帰還動作を開始し、ノードN11,N12の電圧の違いを増幅する。この結果、ノードN11が“H”、ノードN12が“L”になり、出力電圧VOUT+=VDD、VOUT−=GNDとなる。この状態は、時刻t14までの保持期間中、正帰還部11で保持される。以上により、1回のサンプリングによる比較動作が完了する。
以上のように本実施例は、リセット状態において、正帰還部11のノードN11,N12をリセット用のトランジスタMN14,MN15によって“L”(=GND)の状態にしておくものである。このため、リセット解除後の判定期間初期では、判定用のトランジスタMP14,MP15のオンによって、入力用のトランジスタMP16,MP17のドレイン電圧がGNDとなる。よって、その入力用のトランジスタMP16,MP17はドレイン・ソース間電圧が十分な電圧で判定動作を開始するので、ドレイン・ソース間電圧がGNDから上昇して判定動作を開始する図5で説明した回路と比べると、入力用のトランジスタMP16,MP17が動作を開始してから正帰還部1が動作を開始するために必要な電位差をノードN1,N2に生じさせるまでの時間を短縮でき、動作が高速化される。また、入力用のトランジスタMP16,MP17は、gmの大きな飽和状態あるいはそれに近い状態から動作を開始するので、入力電圧VIN+,VIN−の電圧差が微小のときであっても、正帰還部11によってこの差を迅速に検知して増幅することができ、高感度化を実現できる。
また、判定用のトランジスタMP14,MP15は判定期間のみオンするので、入力用のトランジスタMP16,MP17は判定期間のみ動作し、消費電流が削減できる。
なお、本実施例では、トランジスタMP14とMP16の接続順、トランジスタMP15とMP17の接続順は、それぞれ逆にしてもよい。また、インバータINV11,INV12以外では、PMOSトランジスタはNPNトランジスタに置き換え、NMOSトランジスタはPNPトランジスタに置き換えることができる。このとき、ゲートはベースに、ドレインはコレクタに、ソースはエミッタになる。
本発明の第1の実施例のコンパレータ回路の回路図である。 図1のコンパレータ回路の動作波形図である。 本発明の第2の実施例のコンパレータ回路の回路図である。 図3のコンパレータ回路の動作波形図である。 従来のコンパレータ回路の回路図である。 図5のコンパレータ回路の動作波形図である。
符号の説明
1,11,21:正帰還部
2,12:論理回路

Claims (2)

  1. 第1および第2のノード間に2個のインバータを逆並列接続した正帰還部と、該正帰還部を正電源端子に接続する電源用トランジスタと、前記正帰還部を接地端子に接続する接地用トランジスタと、前記第1および第2のノードを前記正電源端子に個々に接続する第1および第2のリセット用トランジスタと、入力電圧に比例して内部抵抗を減少させる第1および第2の入力用トランジスタと、該第1および第2の入力用トランジスタを前記第1および第2のノードと前記接地との間に個々に接続する第1および第2の判定用トランジスタと、前記第1および第2のノードに入力側がそれぞれ接続された第1および第2のインバータとを備え、
    リセット期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオフさせるとともに、前記第1および第2のリセット用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードを前記正電源端子の正電源電圧に充電し、
    前記リセット期間に続く判定期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタ並びに前記第1および第2のリセット用トランジスタをオフさせるとともに前記第1および第2の判定用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードと前記接地間の経路に個々に前記第1および第2の入力用トランジスタを接続し、
    前記判定期間に続く保持期間は、前記第1および第2のリセット用トランジスタ並びに前記第1および第2の判定用トランジスタをオフさせ、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオンして前記正帰還部に電源を供給し、
    前記第1および第2のインバータから、前記第1および第2の入力用トランジスタに入力した2個の電圧の比較結果を示す電圧を出力することを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 第1および第2のノード間に2個のインバータを逆並列接続した正帰還部と、該正帰還部を正電源端子に接続する電源用トランジスタと、前記正帰還部を接地端子に接続する接地用トランジスタと、前記第1および第2のノードを前記接地端子に個々に接続する第1および第2のリセット用トランジスタと、入力電圧に逆比例して内部抵抗を減少させる第1および第2の入力用トランジスタと、該第1および第2の入力用トランジスタを前記第1および第2のノードと前記正電源端子との間に個々に接続する第1および第2の判定用トランジスタと、前記第1および第2のノードに入力側がそれぞれ接続された第1および第2のインバータとを備え、
    リセット期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオフさせるとともに、前記第1および第2のリセット用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードの電荷を前記接地端子から接地に放電し、
    前記リセット期間に続く判定期間は、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタ並びに前記第1および第2のリセット用トランジスタをオフさせるとともに前記第1および第2の判定用トランジスタをオンさせて、前記第1および第2のノードと前記正電源端子間の経路に個々に前記第1および第2の入力用トランジスタを接続し、
    前記判定期間に続く保持期間は、前記第1および第2のリセット用トランジスタ並びに前記第1および第2の判定用トランジスタをオフさせ、前記電源用トランジスタおよび前記接地用トランジスタをオンして前記正帰還部に電源を供給し、
    前記第1および第2のインバータから、前記第1および第2の入力用トランジスタに入力した2個の電圧の比較結果を示す電圧を出力することを特徴とするコンパレータ回路。
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