JP6788850B2 - コンパレータと、そのコンパレータを用いた発振器回路 - Google Patents

コンパレータと、そのコンパレータを用いた発振器回路 Download PDF

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Description

本発明は、コンパレータと、そのコンパレータを用いた発振器回路に関する。
半導体集積回路には、回路内部の時間設定のために、一定周期のクロック信号を出力する発振器回路が設けられる。その発振器回路の一例として、コンパレータを用いた発振器回路がある。
コンパレータは、素子の一つであり、その一例が特許文献1に記載されている。
コンパレータを用いた発振器回路には、コンパレータの一方の入力端子に抵抗及び容量を外付けし、コンパレータの出力によって、コンパレータの他方の入力端子に入力される基準電圧を切り替える方式がある。このような発振器回路の発振周波数は、外付けされる抵抗の抵抗値及び容量の容量値と基準電圧とにより定まる。
図27に、コンパレータを用いた従来の発振器回路を示す。発振器回路1は、外部から電源電圧が入力される電源端子VDDと、発振周波数を決める抵抗R0及び容量C0が外付けされる入力端子CGと、グランドレベルに接続する接地端子GNDとを有する。なお、同図において、電源電圧もVDDと記す。また、入力端子CGは、コンパレータひいては発振器回路を制御するための制御信号が外部から入力される入力端子としての機能も有する。
発振器回路1はさらに、電源端子VDDと接地端子GNDとに接続された差動部2及び利得部3を有するコンパレータと、電源端子VDDと接地端子GNDとに接続されたトランジスタ(P型MOSFET)P5とを有する。トランジスタP5のドレインには定電流ibiasを流す定電流源が接続されている。
差動部2は、トランジスタ(P型MOSFET)P2〜P4と、トランジスタ(N型MOSFET)N3及びN4とを有する。トランジスタP5のドレインは、同トランジスタのゲートとトランジスタP2のゲートとに接続される。トランジスタP5とP2のソースは、電源端子VDDに接続される。トランジスタP5とP2はカレントミラー回路を構成し、トランジスタP2は、トランジスタP5を流れる定電流ibiasを基準電流とする(定電流ibiasに比例する)バイアス電流を差動部2に供給する定電流源となる。
トランジスタP2のドレインは、差動対を構成するトランジスタP3及びP4の各ソースに接続される。トランジスタP3及びP4の各ゲートは差動部2の入力であり、トランジスタP3のゲートには入力端子CGを介して抵抗R0と容量C0との接続点の電位、もしくは制御信号が入力され、トランジスタP4のゲートには、抵抗R0と容量C0との接続点の電位又は外部回路から入力される前記制御信号と比較される基準電圧が入力される。トランジスタP3のドレインはトランジスタN3のドレインに接続される。トランジスタP4のドレインは、トランジスタN4のドレイン及びゲートと、トランジスタN3のゲートとに接続される。トランジスタN3及びN4の各ソースは、接地端子GNDに接続される。トランジスタN3とN4はカレントミラー回路を構成して、差動部2の能動負荷となっている。トランジスタP3のドレイン及びトランジスタN3のドレインが、差動部2の出力である。
利得部3は、定電流ibiasを基準電流とする(定電流ibiasに比例する)定電流が流れるトランジスタ(P型MOSFET)P1と、増幅器として用いられるトランジスタ(N型MOSFET)N2とを有する。トランジスタP1のソースは電源端子VDDに接続され、同トランジスタのゲートはトランジスタP5のドレインとトランジスタP5のゲートに接続され、トランジスタP5とP1はミラー回路を構成している。トランジスタN2のドレイン及びソースはそれぞれ、トランジスタP1のドレイン及び接地端子GNDに接続される。トランジスタN2のゲートには、差動部2の出力が入力される。トランジスタP1のドレインとトランジスタN2のドレインとの接続点が、利得部3の出力である。
発振器回路1は、電源端子VDDと接地端子GNDとの間で順に直列接続される抵抗R2〜R6からなる分圧回路と、スイッチ(N型MOSFET)N5及びN6とをさらに有する。この分圧回路により、抵抗R3と抵抗R4との接続点の電圧である第1基準電圧V1と、抵抗R4と抵抗R5との接続点の電圧であり、第1基準電圧よりも低い第2基準電圧V2とが得られる。第1基準電圧V1は、スイッチN5を介してトランジスタP4のゲートに入力される。また、第2基準電圧V2は、スイッチN5とは逆相動作するスイッチN6を介してトランジスタP4のゲートに入力される。
コンパレータは、差動部2及び利得部3に加えて、インバータINV1及びINV2を有する。利得部3の出力は、インバータINV2に入力される。このインバータINV2の出力は、インバータINV1とスイッチN5のゲートとに入力される。インバータINV1の出力は、スイッチN6のゲートに接続される。インバータINV1の出力をコンパレータ出力とする。
発振器回路1は、容量C0を放電する放電回路をさらに有する。この放電回路は、入力端子CGと接地端子GNDとの間に直列接続される抵抗R1及びトランジスタ(N型MOSFET)N1を有する。トランジスタN1のゲートには、コンパレータ出力が入力される。コンパレータ出力を、周波数が1/2、デューティ比が50%となるようにDフリップフロップ回路D−FFで分周した後の出力を、クロック出力(発振器回路1の出力)とする。
このような発振器回路1を通常動作させる際は、入力端子CGと電源端子VDDとに抵抗R0を外付けする。さらに、入力端子CGと接地端子GNDとに容量C0を外付けする。この場合、入力端子CGに入力される制御信号は、容量C0の充放電により得られる。
一例として、電源電圧は5Vであり、発振器回路1の基準電位はグランドレベルすなわち0Vである。抵抗R2〜R6の各抵抗値は等しい。すなわち、第1基準電圧V1は3Vであり、第2基準電圧V2は2Vである。インバータINV1とインバータINV2とDフリップフロップ回路D−FFとにおける論理閾値電圧は、いずれも1/2×VDDである。さらに、抵抗R1の抵抗値は、抵抗R0の抵抗値に比べ十分小さい。抵抗R0の抵抗値と容量C0の容量値は、コンパレータ出力の発振周波数が約200kHz、すなわち、クロック出力の周波数が約100kHzとなるよう設定しているとする。さらに、トランジスタN2のゲート閾値電圧は0.7Vとする。
図28に、発振器回路1を通常動作させた際の各部電圧シミュレーション波形を示す。同図において横軸は時間(μs)を示す。縦軸は、同図(a)においては入力端子CGの電圧であるCG電圧(V)を示し、同図(b)においては差動部出力電圧(V)を示し、同図(c)においては利得部出力電圧(V)を示し、同図(d)においてはコンパレータ出力電圧(V)を示し、同図(e)においてはクロック出力電圧(V)を示す。
まず、コンパレータ出力電圧がローレベル(0V)であるとき、インバータINV1の出力はローレベル、インバータINV2の出力はハイレベルである。そのため、スイッチN5がオンし、スイッチN6がオフすることから、差動部2に入力される基準電圧は第1基準電圧V1すなわち3Vである。さらにトランジスタN1がオフすることから、図27に示す充電電流Iにより容量C0が充電され、CG電圧が2Vから3Vに向かって上昇していく。このとき、差動部出力電圧はハイレベルであり、利得部3内のトランジスタN2がオンしていて、利得部出力電圧はローレベル(0V)になっている。
CG電圧が第1基準電圧V1すなわち3Vを超えると、トランジスタP4を流れる電流がトランジスタP3を流れる電流を上回り、トランジスタN3及びN4のゲート電圧が上昇する。そして、差動部出力電圧は、トランジスタN2のゲート・ドレイン間のミラー容量及び同トランジスタのゲート容量をトランジスタN3に流れる電流により放電しながら、徐々に低下する。
ここで、トランジスタN2のゲート・ドレイン間容量(寄生容量)は、同トランジスタの電圧増幅率倍(厳密にいえば、(電圧増幅率+1)倍)の大きさとなって作用する。この現象をミラー効果と呼ぶ。また、ゲート・ドレイン間容量を同トランジスタの電圧増幅率倍した値を、ゲート・ドレイン間のミラー容量と呼ぶ。
差動部出力電圧がトランジスタN2のゲート閾値電圧を下回ると、トランジスタN2がオフする。そして、利得部出力電圧は、トランジスタP1からの定電流によりトランジスタN2のゲート・ドレイン間のミラー容量を充電しながら、徐々に上昇する。
利得部出力電圧がインバータINV2の論理閾値電圧に達すると、インバータINV2の出力電圧はローレベルになり、インバータINV1の出力電圧すなわちコンパレータ出力電圧はハイレベル(5V)になる。そして、スイッチN5がオフし、スイッチN6がオンして、差動部2に入力される基準電圧は第2基準電圧V2すなわち2Vとなる。また、トランジスタN1がオンすることにより、容量C0が放電される。すなわち、図27に示すように、容量C0から入力端子CGと抵抗R1とトランジスタN1とを通って接地端子GNDへと放電電流Iが流れる。これにより、CG電圧は低下していく。
CG電圧が第2基準電圧V2すなわち2Vを下回ると、トランジスタP3を流れる電流がトランジスタP4を流れる電流を上回り、トランジスタP4を流れる電流が減少して、トランジスタN3及びN4のゲート電圧が低下する。そして、差動部出力電圧はハイレベルとなり、トランジスタN2がオンして利得部出力電圧はローレベル(0V)となる。さらに、インバータINV2の出力電圧はハイレベル、インバータINV1の出力電圧すなわちコンパレータ出力電圧はローレベル(0V)になる。さらに、スイッチN5がオン、スイッチN6がオフして、差動部2に入力される基準電圧は第1基準電圧V1すなわち3Vになる。このとき、トランジスタN1がオフするため、充電電流Iにより容量C0が充電され、CG電圧は上昇していく。
以上の動作が繰り返されることで、コンパレータ出力は、抵抗R0の抵抗値と容量C0の容量値と第1基準電圧V1及び第2基準電圧V2とにより定まる周波数の矩形波となる(図28(d))。このコンパレータ出力を、周波数が1/2、デューティ比が50%となるようにDフリップフロップ回路D−FFで分周した後の出力がクロック出力となる(図28(e))。
図29に、発振器回路1のクロック出力を動作クロックとするデジタル回路を備えた半導体集積回路の出荷試験を行う際の構成を示す。図27と同じ要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。出荷試験を行う際は、入力端子CGに対し、抵抗R0及び容量C0に代えて、抵抗R0の抵抗値と容量C0の容量値とにより定まる発振周波数よりも高い周波数の矩形波制御信号を入力端子CGに入力するための矩形波発生回路9を外付けする。このように比較的高周波の制御信号を入力する目的は、発振器回路1のクロック出力のクロックアップを図り、半導体集積回路の出荷試験に要する時間を短縮することにある。
図30に、矩形波発生回路9による矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1の各部電圧シミュレーション波形を示す。同図(a)に示すように、矩形波は0V、5V振幅の2MHzとする。すなわち周期は500nsである。
CG電圧がローレベル(0V)からハイレベル(5V)に立ち上がると、差動部出力電圧は、トランジスタN3に流れる電流によりトランジスタN2のゲート・ドレイン間のミラー容量及び同トランジスタのゲート容量を放電しながら、徐々に低下する。これを符号K51として図30(b)に示す。
差動部出力電圧がトランジスタN2のゲート閾値電圧を下回ると、トランジスタN2がオフする。そして、利得部出力電圧は、トランジスタP1からの定電流によりトランジスタN2のゲート・ドレイン間のミラー容量を充電しながら、徐々に上昇する。これを符号K52として図30(c)に示す。
このように、CG電圧が立ち上がると、差動部出力電圧が低下し、利得部出力電圧は上昇する。しかし、利得部出力電圧がインバータINV2の論理閾値電圧(2.5V)に達する前に、CG電圧が立ち下がる。CG電圧が立ち下がると、利得部出力電圧も低下し、やがてローレベルとなる。
すなわち、周期全体を通して、利得部出力電圧がインバータINV2の論理閾値電圧(2.5V)に達することはない。そのため、コンパレータ出力電圧は、周期全体を通してローレベル(0V)に固定され、発振しない。したがって、クロック出力電圧は、周期全体を通してハイレベル(5V)(図30(e)の場合)又はローレベル(0V)に固定され、発振しない。
このように、コンパレータ出力電圧は、矩形波発生回路9から入力される2MHzの矩形波制御信号に追従できず、2MHzまでクロックアップさせることができない。
特開2001−267893号公報
コンパレータの出力が外部から入力される比較的高周波の制御信号に追従できないのは、コンパレータの利得部内の増幅器として用いられるMOSFETのゲート・ドレイン間のミラー容量及び同MOSFETのゲート容量の充放電に要する時間が影響しているということを本発明の発明者は見いだした。
本発明は、コンパレータを用いた発振器回路において、コンパレータの利得部内の増幅器として用いられるMOSFETのゲート・ドレイン間のミラー容量及び同MOSFETのゲート容量の充放電を制御し、比較的高周波の制御信号が外部から入力された場合でも該制御信号にコンパレータ出力が追従できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係るコンパレータは、差動部と利得部とを有するコンパレータであって、前記差動部の出力に接続し、前記利得部の増幅器として用いられるMOSFETのゲート・ドレイン間のミラー容量及び前記MOSFETのゲート容量の充放電を制御する充放電制御部と、前記利得部の出力を制御する出力制御部とを有する。前記差動部の一方の入力に、前記コンパレータの外部端子に生じる信号が入力される。前記出力制御部は、前記外部端子に生じる信号が入力される第1インバータと、前記第1インバータの出力と前記利得部の出力とが入力される第1論理回路と、ドレインが前記利得部の出力に接続され、ソースが前記コンパレータの基準電位に接続され、ゲートが前記第1論理回路の出力に接続される第1トランジスタと、前記第1論理回路の入力及び出力に接続される第1容量とを有する。
前記第1論理回路は、前記第1インバータの出力が入力される第2インバータと、前記第2インバータの出力と前記利得部の出力とが入力される第1否定論理和回路とを有し、前記第1否定論理和回路の出力を前記第1論理回路の出力とする。
前記充放電制御部は、前記外部端子に生じる信号が入力される第3インバータと、前記差動部の出力と前記第3インバータの出力とが入力される第2論理回路と、ゲートが前記第2論路回路の出力に接続され、ソースが前記コンパレータの電源電圧に接続され、ドレインが前記MOSFETのドレインに接続される第2トランジスタと、前記第2論理回路の2つの入力に接続される第2容量とを有するものとすることができる。
前記第2論理回路は、前記差動部の出力と前記第3インバータの出力とが入力される第2否定論理和回路と、前記第2否定論理和回路の出力が入力される第4インバータとを有し、前記第4インバータの出力を前記第2論理回路の出力とする。
前記充放電制御部は、ドレインが前記MOSFETのゲートに接続され、ソースが前記コンパレータの基準電位に接続され、ゲートが前記第2否定論理和回路の出力に接続される第3トランジスタを有するものとすることができる。
前記外部端子に生じる信号は、前記利得部の出力により生成される信号又は前記コンパレータの外部から前記外部端子に入力される信号とすることができる。
本発明の一態様に係る発振器回路は、上記コンパレータを用いた発振器回路であって、前記差動部の一方の入力と前記コンパレータの基準電位との間に接続された第3容量と、前記コンパレータの電源電圧と前記差動部の一方の入力との間に接続された電流供給素子と、前記コンパレータの出力に応じて前記第3容量を放電する放電回路とを有し、前記差動部の他方の入力に基準電圧が入力される。
前記電流供給素子は抵抗又は定電流回路とすることができる。
前記基準電圧の値は、前記コンパレータの出力に応じて切り替えることができる。
本発明によれば、コンパレータとそのコンパレータを用いた発振器回路において、コンパレータの利得部内の増幅器として用いられるMOSFETのゲート・ドレイン間のミラー容量及び同MOSFETのゲート容量の充放電を制御し、比較的高周波の制御信号が外部から入力された場合でも該制御信号にコンパレータ出力が追従できるようになる。
本発明の一実施形態に係る発振器回路(2MHz制御信号入力)を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る発振器回路(2MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る発振器回路(5MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る発振器回路(CR外付け)を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る発振器回路(CR外付け)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発振器回路(2MHz制御信号入力)を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る発振器回路(2MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発振器回路(10MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発振器回路(20MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発振器回路(CR外付け)を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る発振器回路(CR外付け)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る発振器回路(10MHz制御信号入力)を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る発振器回路(10MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る発振器回路(17MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る発振器回路(CR外付け)を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る発振器回路(CR外付け)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(矩形波制御信号入力)を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(0V、5V振幅の2MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(0V、5V振幅の50MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(1.5V、3.5V振幅の50MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(0V、2.7V振幅の50MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(2.3V、5V振幅の50MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(2.3V、2.7V振幅の50MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。 矩形波制御信号の電圧と基準電圧との関係と、否定論理和回路及び利得部の出力とを示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(CR外付け)を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る発振器回路(CR外付け)の動作を示すタイミングチャートである。 従来の発振器回路(CR外付け)を示す説明図である。 従来の発振器回路(CR外付け)の動作を示すタイミングチャートである。 従来の発振器回路(2MHz制御信号入力)を示す説明図である。 従来の発振器回路(2MHz制御信号入力)の動作を示すタイミングチャートである。
以下に本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態によって限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態として、矩形波発生回路9が外付けされた発振器回路1aを示す。図29と同じ要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。発振器回路1aは、従来の構成に加えて、トランジスタN2のゲート・ドレイン間のミラー容量及び同トランジスタのゲート容量の充放電を制御する充放電制御部4を有する。充放電制御部4は、インバータINV3と、否定論理和回路NOR1と、トランジスタ(N型MOSFET)N7と、インバータINV4と、トランジスタ(P型MOSFET)P6とを有する。
インバータINV3の入力は、入力端子CGに接続される。つまり、インバータINV3には、矩形波発生回路9から矩形波制御信号が入力される。このインバータINV3の出力は、否定論理和回路NOR1の一方の入力に送られる。否定論理和回路NOR1の出力は、トランジスタN7のゲートに接続される。トランジスタN7のソースは、接地端子GNDに接続される。
差動部2の出力(トランジスタP3のドレインとトランジスタN3のドレインとの接続点)は、トランジスタN2のゲートのみならず、否定論理和回路NOR1の他方の入力と、トランジスタN7のドレインとに接続される。つまり、トランジスタN7のドレインはトランジスタN2のゲートに接続される。
否定論理和回路NOR1の出力は、インバータINV4の入力にも接続される。インバータINV4の出力は、トランジスタP6のゲートに接続される。トランジスタP6のソースは、電源端子VDDに接続され、ドレインは利得部出力(トランジスタP1のドレインとトランジスタN2のドレインとの接続点)に接続される。
一例として、電源電圧VDDは5Vであり、発振器回路1aの基準電位はグランドレベルすなわち0Vである。抵抗R2〜R6の各抵抗値は等しい。すなわち、コンパレータに入力される第1基準電圧V1は3Vであり、第2基準電圧V2は2Vである。インバータINV1〜INV4と否定論理和回路NOR1とDフリップフロップ回路D−FFとにおける論理閾値電圧はいずれも、1/2×VDDである。また、トランジスタN2のゲート閾値電圧は0.7Vとする。
図2に、矩形波発生回路9による矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1aの各部電圧シミュレーション波形を示す。同図において横軸は時間(μs)を示す。縦軸は、同図(a)においては入力端子CGの電圧であるCG電圧(V)を示し、同図(b)においては差動部出力電圧(V)を示し、同図(c)においては否定論理和回路NOR1の出力電圧(V)を示し、同図(d)においては利得部出力電圧(V)を示し、同図(e)においてはコンパレータ出力電圧(V)を示し、同図(f)においてはクロック出力電圧(V)を示す。
このときの矩形波制御信号は、同図(a)に示すように、0V、5V振幅の2MHzとする。すなわち周期は500nsである。
CG電圧がローレベル(0V)からハイレベル(5V)に変わると、否定論理和回路NOR1の一方の入力であるインバータINV3の出力がローレベルになる。続いて、差動部出力電圧は、トランジスタP3のゲート電圧がハイレベルとなったので、トランジスタN2のゲート・ドレイン間のミラー容量及び同トランジスタのゲート容量を放電しながら徐々に低下する。これを符号K11として図2(b)に示す。
差動部出力電圧が否定論理和回路NOR1の論理閾値電圧1/2×VDD(2.5V)を下回ると、否定論理和回路NOR1の両入力がローレベルとなり、否定論理和回路NOR1の出力がハイレベル(5V)になる。
これにより、トランジスタN7がオンし、差動部出力が接地端子GNDにショートする。そのため、前記ミラー容量及び前記ゲート容量の放電が高速になされ、差動部出力電圧は、2.5Vを下回るのとほぼ同時に0Vになる。これを符号K12として図2(b)に示す。その結果、トランジスタN2はオフする。
否定論理和回路NOR1の出力を受け、インバータINV4の出力はローレベルとなる。その結果、トランジスタP6がオンする。このとき、トランジスタP6を流れる電流は、トランジスタP1を流れる定電流よりもはるかに大きく、前記ミラー容量は、トランジスタP6を流れる電流によって高速に充電される。そのため、否定論理和回路NOR1の出力がハイレベルになるのとほぼ同時に、利得部出力電圧がハイレベルになる。これを符号K21として図2(d)に示す。
図30に示したように、従来の発振器回路1においてはCG電圧が立ち上がってから250ns経過してもなお利得部出力がローレベル(2.5V未満)のままであった。これに対し、本実施形態によれば、図2に示したように、CG電圧が立ち上がってから100nsも経たないうちに利得部出力がハイレベルになり、コンパレータ出力電圧もハイレベルになる。
このように、トランジスタN2のゲート・ドレイン間のミラー容量及び同トランジスタのゲート容量の放電に要する時間は、トランジスタN7により短縮される。また、前記ミラー容量の充電に要する時間は、トランジスタP6により短縮される。これにより、利得部出力電圧がインバータINV2の論理閾値電圧に達するまでの時間が短縮される。そのため、比較的高周波の制御信号が外部から入力された場合でも、該制御信号にコンパレータ出力が追従できるようになる。
また、差動部出力がトランジスタN2のゲートと否定論理和回路NOR1とに入力され、この否定論理和回路NOR1の出力が、差動部出力と接地端子GNDとに接続されるトランジスタN7のゲートに入力される。このような構成は、否定論理和回路NOR1の論理閾値電圧がトランジスタN2のゲート閾値電圧よりも高いことを利用したものである。
すなわち、従来の発振器回路1では差動部の出力電圧がトランジスタN2のゲート閾値電圧(例えば0.7V)まで下がりきらないとトランジスタN2がターンオフして利得部出力電圧が上昇を開始しなかったが、本発明の実施形態の発振器回路1aでは、差動部の出力電圧がトランジスタN2のゲート閾値電圧より高い否定論理和回路NOR1の論理閾値電圧(例えば2.5V)まで下がれば、トランジスタN2がターンオフして利得部出力電圧が上昇を開始する。さらに、トランジスタN2がターンオフするタイミングでトランジスタP6による充電が開始される。これにより、利得部出力が立ち上がるまでの時間を短縮することができる。
図3に、0V、5V振幅かつ5MHzの矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1aの各部電圧シミュレーション波形を示す。同図によれば、コンパレータ出力電圧は、入力端子CGの電圧に追従して変化していることがわかる。つまり、コンパレータ出力電圧を5MHz程度までクロックアップすることができている。
図4に、通常動作させる際の発振器回路1aを示す。入力端子CGと電源端子VDDとの間に抵抗R0が外付けされ、さらに、入力端子CGと接地端子GNDとの間に容量C0が外付けされる。そして、図5に、発振器回路1aを通常動作させた際の各部電圧シミュレーション波形を示す。図28と同様に、コンパレータ出力電圧で約200kHz、Dフリップフロップ回路D−FFの出力で約100kHzのクロック出力が得られることがわかる。
インバータINV3及びINV4をそれぞれ、充放電制御部における第1インバータ及び第2インバータと呼ぶこともできる。さらに、トランジスタN7及びP6をそれぞれ、放電スイッチ及び充電スイッチと呼ぶこともできる。
充放電制御部4の構成は適宜変更することができる。例えば、インバータINV3と否定論理和回路NOR1とを組み合わせて一つの論理回路とすることができる。このとき、インバータINV3の入力をこの論理回路の入力とし、否定論理和回路NOR1の出力をこの論理回路の出力とすることができる。
[第2実施形態]
図6に、本発明の第2実施形態として、矩形波発生回路9が外付けされた発振器回路1bを示す。図1と同じ要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。ただし、図1の充放電制御部4は、図6における第1検出ロジック部41と第1補助回路部42との組み合わせに相当する。第1検出ロジック部41は、インバータINV3と否定論理和回路NOR1とインバータINV4とを有し、まずCG電圧がハイレベルとなったことを検出する。第1補助回路部42は、トランジスタP6及びN7とを有し、利得部出力がハイレベルとなるべきときに利得部出力が速やかにハイレベルとなるように補助を行う。
発振器回路1bは、発振器回路1aの構成に加えて、第2補助回路部5を有する。第2補助回路部5は、スイッチ(N型MOSFET)N8とトランジスタ(N型MOSFET)N9〜N11とを有し、利得部出力がローレベルとなるべきときに利得部出力が速やかにローレベルとなるように補助を行う。
トランジスタN10のドレインは利得部出力に接続され、ソースはトランジスタN11のドレインに接続される。トランジスタN11のソースは接地端子GNDに接続される。インバータINV4の出力は、トランジスタP6のゲートに加えて、スイッチN8及びトランジスタN10の各ゲートに入力される。
スイッチN8は、差動部2の出力と、トランジスタN11のゲートとの間に介挿される。トランジスタN11のゲートには、トランジスタN9のドレインが接続される。差動部2の出力は、トランジスタN2のゲートに入力されるだけではなく、スイッチN8を介してトランジスタN9のドレインとトランジスタN11のゲートとにも入力される。トランジスタN9のソースは接地端子GNDに接続され、ゲートには否定論理和回路NOR1の出力が入力される。
図7に、矩形波発生回路9による矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1bの各部電圧シミュレーション波形を示す。同図において横軸は時間(μs)を示す。縦軸は、同図(a)においては入力端子CGの電圧であるCG電圧(V)を示し、同図(b)においては差動部出力電圧(V)を示し、同図(c)においては否定論理和回路NOR1の出力電圧(V)を示し、同図(d)においては利得部出力電圧(V)を示し、同図(e)においてはコンパレータ出力電圧(V)を示し、同図(f)においてはクロック出力電圧(V)を示す。
このときの矩形波制御信号は、同図(a)に示すように、0V、5V振幅の2MHzとする。すなわち周期は500nsである。
「インバータINV3の入力であるCG電圧がハイレベル(>1/2×VDD)かつ、差動部2の出力がローレベル(<1/2×VDD)」以外の場合、すなわち利得部3の出力がローレベルになる(ローレベルである)べきときに、否定論理和回路NOR1の出力はローレベルになり、インバータINV4の出力はハイレベルになる。すると、スイッチN8及びトランジスタN10がオンし、トランジスタN9はオフする。
その結果、トランジスタN2に対し、トランジスタN11が並列に接続されて、電流能力が増えることから、利得部3の出力は速やかにローレベルに低下する。これを同図(d)の符号Q1として示す。図2(d)の符号Q2と比較して明らかなように、否定論理和回路NOR1の出力がローレベルとなってから利得部出力がローレベルとなるまでの時間が短縮される。
一方、「インバータINV3の入力であるCG電圧がハイレベル(>1/2×VDD)かつ、差動部2の出力がローレベル(<1/2×VDD)」の場合、すなわち利得部3の出力がハイレベルになる(ハイレベルである)べきときに、否定論理和回路NOR1の出力はハイレベルになり、インバータINV4の出力はローレベルになる。すると、スイッチN8及びトランジスタN10がオフし、トランジスタN9はオンする。そのため、トランジスタN2および利得部出力からトランジスタN11が切り離される。
図8に、0V、5V振幅かつ10MHzの矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1bの各部電圧シミュレーション波形を示す。また、図9に、0V、5V振幅かつ20MHzの矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1bの各部電圧シミュレーション波形を示す。両図によれば、コンパレータ出力電圧は、入力端子CGの電圧に追従して変化していることがわかる。つまり、コンパレータ出力電圧を20MHz程度までクロックアップすることができている。
図10に、通常動作させる際の発振器回路1bを示す。入力端子CGと電源端子VDDとの間に抵抗R0が外付けされ、さらに、入力端子CGと接地端子GNDとの間に容量C0が外付けされる。そして、図11に、発振器回路1bを通常動作させた際の各部電圧シミュレーション波形を示す。図28と同様に、コンパレータ出力電圧で約200kHz、Dフリップフロップ回路D−FFの出力で約100kHzのクロック出力が得られることがわかる。
第2補助回路部5を、利得部の出力を制御する出力制御部と呼ぶこともできる。
[第3実施形態]
図12に、本発明の第3実施形態として、矩形波発生回路9が外付けされた発振器回路1cを示す。図6と同じ要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
発振器回路1cは、発振器回路1aの構成に加えて、第2検出ロジック部6と第2補助回路部7とを有する。第2検出ロジック部6は、インバータINV5と否定論理積回路NAND1とインバータINV6とを有し、まずCG電圧がローレベルとなったことを検出する。第2補助回路部7は、ドレインが利得部出力に接続され、ソースが接地端子GNDに接続されるトランジスタ(N型MOSFET)N8aを有し、利得部出力がローレベルとなるべきときにトランジスタN8aがオンして利得部出力が速やかにローレベルとなるように補助を行う。
インバータINV5には利得部出力が入力される。このインバータINV5の出力とインバータINV3の出力とは、否定論理積回路NAND1に入力される。否定論理積回路NAND1の出力はインバータINV6に入力され、このインバータINV6の出力はトランジスタN8aのゲートに入力される。
一例として、電源電圧VDDは5Vであり、発振器回路1cの基準電位はグランドレベルすなわち0Vである。抵抗R2〜R6の各抵抗値は等しい。すなわち、コンパレータに入力される第1基準電圧V1は3Vであり、第2基準電圧V2は2Vである。インバータINV1〜INV4及びINV6とDフリップフロップ回路D−FFとにおける論理閾値電圧はいずれも、1/2×VDDである。また、インバータINV5の論理閾値電圧は2/3×VDDとする。すなわち、インバータINV5の論理閾値電圧は、インバータINV3の論理閾値電圧よりも高い。
図13に、矩形波発生回路9による矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1cの各部電圧シミュレーション波形を示す。同図において横軸は時間(ns)を示す。縦軸は、同図(a)においては入力端子CGの電圧であるCG電圧(V)を示し、同図(b)においては差動部出力電圧(V)を示し、同図(c)においては否定論理和回路NOR1の出力電圧(V)を示し、同図(d)においては否定論理積回路NAND1の出力電圧(V)を示し、同図(e)においては利得部出力電圧(V)を示し、同図(f)においてはコンパレータ出力電圧(V)を示し、同図(g)においてはクロック出力電圧(V)を示す。
このときの矩形波制御信号は、同図(a)に示すように、0V、5V振幅の10MHzとする。すなわち周期は100nsである。
第2検出ロジック部6においては、CG電圧及び利得部出力が入力され、CG電圧がローレベル(図12では0V)かつ利得部出力がローレベル(2/3×VDD以下)になったことが検出されると、否定論理積回路NAND1の出力がローレベル(インバータINV6の出力はハイレベル)となる。この否定論理積回路NAND1のローレベルの出力(インバータINV6のハイレベルの出力)により、第2補助回路部のトランジスタN8aがオンし、利得部出力が速やかにローレベルとなる(図13(e)の符号Q3)。なお、図13(e)に示すように、利得部出力電圧は、立ち下がりの初期では変化がなだらかで低下が遅いため、利得部出力電圧の立下りを検出するインバータINV5の論理閾値電圧を他のインバータの論理閾値電圧より高くして、利得部出力電圧が立下り始めたことを速やかに検出するようにしている。
図14に、0V、5V振幅かつ17MHzの矩形波制御信号を入力端子CGに入力した場合の、発振器回路1cの各部電圧シミュレーション波形を示す。コンパレータ出力電圧は、入力端子CGの電圧に追従して変化していることがわかる。つまり、コンパレータ出力電圧を17MHz程度までクロックアップすることができている。
図15に、通常動作させる際の発振器回路1cを示す。入力端子CGと電源端子VDDとの間に抵抗R0が外付けされ、さらに、入力端子CGと接地端子GNDとの間に容量C0が外付けされる。そして、図16に、発振器回路1cを通常動作させた際の各部電圧シミュレーション波形を示す。図28と同様に、コンパレータ出力電圧で約200kHz、Dフリップフロップ回路D−FFの出力で約100kHzのクロック出力が得られることがわかる。
第2検出ロジック部6及び第2補助回路部7をまとめて、利得部の出力を制御する出力制御部と呼ぶこともできる。
第2検出ロジック部6の構成は適宜変更することができる。例えば、インバータINV5と否定論理積回路NAND1とインバータINV6とを組み合わせて一つの論理回路とすることができる。このとき、インバータINV5の入力をこの論理回路の入力とし、インバータINV6の出力をこの論理回路の出力とすることができる。
[第4実施形態]
図17に、本発明の第4実施形態として、矩形波発生回路9が外付けされた発振器回路1dを示す。図12と同じ要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。なお、符号CMPが本実施の形態に用いられるコンパレータである。
発振器回路1cの充放電制御部4が、発振器回路1dにおいては、第1検出ロジック部41dと第1補助回路部42とを備えた充放電制御部4dに置き換えられている。第1検出ロジック部41dは、第1検出ロジック部41の構成に加えて、容量(スピードアップコンデンサ)C1を備えている。容量C1は、否定論理和回路NOR1の2つの入力に接続され、両入力間の交流パスの役割を持つ。
発振器回路1cの第2検出ロジック部6は、発振器回路1dにおいては第2検出ロジック部6dに置き換えられている。第2検出ロジック部6dは、インバータINV5d及びINV6dと否定論理和回路NOR2と容量(スピードアップコンデンサ)C2とを有し、まずCG電圧がローレベルとなったことを検出する。
インバータINV5dの入力は、差動対を構成するトランジスタP3のゲートに接続されている入力端子CGに接続される。つまり、インバータINV5dには、矩形波発生回路9から矩形波制御信号が入力される。このインバータINV5dの出力はインバータINV6dに入力される。インバータINV6dの出力と、利得部3の出力とは、否定論理和回路NOR2に入力される。否定論理和回路NOR2の出力は、トランジスタN8aのゲートに入力される。また、インバータINV6dの入力と否定論理和回路NOR2の出力とに容量C2が接続される。容量C2は、インバータINV6dの入力と否定論理和回路NOR2の出力との間の交流パスの役割を持つ。
図18に、コンパレータCMPを用いた発振器回路例1dの入力端子CGに2MHzの矩形波制御信号を入力した場合の各部電圧シミュレーション波形を示す。同図において横軸は時間(μs)を示す。縦軸は、同図(a)においてはCG電圧(V)を示し、同図(b)においては、差動部出力電圧(V)を示し、同図(c)においては否定論理和回路NOR1の出力電圧(V)を示し、同図(d)においては否定論理和回路NOR2の出力電圧(V)を示し、同図(e)においては利得部出力電圧(V)を示し、同図(f)においてはコンパレータ出力電圧(V)を示し、同図(g)においてはクロック出力電圧(V)を示す。
同図(a)に示すように、矩形波制御信号は、0V、5V振幅の2MHzである。ここで、電源電圧VDDは5Vであり、発振器回路1dおよびコンパレータCMPの基準電位(GND電圧)は0Vである。また、抵抗R2〜R6の抵抗値は等しい。すなわち、コンパレータに入力される基準電圧V1は3Vであり、第2基準電圧V2は2Vである。インバータINV1〜INV4、INV5d及びINV6dとDフリップフロップ回路D−FFと否定論理和回路NOR1及びNOR2とにおける論理閾値電圧はいずれも、1/2×VDDである。
図18から、2MHzの矩形波制御信号が入力された場合に、発振器回路1dは正常に動作することがわかる。
図19に、発振器回路例1dの入力端子CGに50MHzの矩形波制御信号を入力した場合の各部電圧シミュレーション波形を示す。このときの矩形波制御信号は、同図(a)及び図24(a)に示すような0V、5V振幅の50MHzである。図19から、50MHzの矩形波制御信号が入力された場合にも発振器回路1dは正常に動作することがわかる。
この図19を参照しながら、コンパレータCMPを用いた発振器回路1dの動作を説明する。
(1)第1検出ロジック部41dの動作
否定論理和回路NOR1の一方の入力である差動部出力電圧は、該否定論路和回路の論理閾値電圧(1/2×VDD)に達することがなく、当該論理閾値より低いローレベルを保つ。そのため、否定論理和回路NOR1の出力電圧は、該否定論理和回路の他方の入力端子にインバータINV3を介して入力されるCG電圧と同相出力になる。
(2)第1補助回路部42の動作
上記(1)から、CG電圧がハイレベルのときに、ゲートが否定論理和回路NOR1の出力に接続されるトランジスタN7はオンし、CG電圧がローレベルのときに同トランジスタはオフする。また、CG電圧がハイレベルのときに、ゲートがインバータINV4を介して否定論理和回路NOR1の出力に接続されるトランジスタP6はオンし、CG電圧がローレベルのときに同トランジスタはオフする。
(3)第2検出ロジック部6dの動作
まず、差動部出力によりトランジスタN2(ゲート閾値電圧は0.7V)がオンして、利得部出力電圧はローレベルとなる。利得部出力電圧がローレベルのとき、この利得部出力電圧と、インバータINV5d及びINV6dとを介したCG電圧とが入力される否定論理和回路NOR2の出力は、CG電圧とは逆相となる。インバータINV6dの入力も、インバータINV5dによりCG電圧とは逆相である。容量C2を介して、インバータINV6dの入力と否定論理和回路NOR2の出力とは同期し、安定する。
(4)第2補助回路部7の動作
上記(3)から、CG電圧がハイレベルのときに、ゲートが否定論理和回路NOR2の出力に接続されるトランジスタN8aはオフし、CG電圧がローレベルのときに同トランジスタはオンする。
(5)利得部出力
以上から、第1補助回路部42と第2補助回路部7とにより、CG電圧がハイレベルのときに、否定論理和回路NOR1の出力はハイレベルとなり、否定論理和回路NOR2の出力はローレベルとなり、利得部出力はハイレベルとなる(図24(a)の上段参照)。また、CG電圧がローレベルのときに、否定論理和回路NOR1の出力はローレベルとなり、否定論理和回路NOR2の出力はハイレベルとなり、利得部出力はローレベルとなる。
次に、本実施形態のコンパレータのコンパレータ動作(CG電圧と基準電圧との比較動作)を説明する。
図20に、50MHz(1.5V、3.5V振幅)の矩形波制御信号が入力された場合の、各部電圧シミュレーション波形を示す。図24(b)に示すように、最大値である3.5Vは第1基準電圧である3Vを上回り、最小値である1.5Vは第2基準電圧である2Vを下回るため、矩形波制御信号と同相の利得部出力電圧が出力される(図24(b)の上段参照)。したがって、矩形波制御信号と同相のコンパレータ出力が得られる。その検出動作については、上記(1)〜(5)にて述べた通りである。
図21に、50MHz(0V、2.7V振幅)の矩形波制御信号が入力された場合の、各部電圧シミュレーション波形を示す。図24(c)に示すように、最大値である2.7Vは、第1基準電圧である3Vを下回る。そのため、利得部出力電圧がローレベルとなるため、コンパレータ出力もローレベルとなる。
その動作については、CG電圧が0Vから2.7Vに変化すると、まず差動部2において、第1基準電圧(3V)がCG電圧を上回るものの、その差がわずかなものになるため、トランジスタP3から差動部出力に流れる電流が減少する。一方、インバータINV3の出力はローレベルになるが、インバータINV3の入力電圧2.7VがインバータINV3の閾値電圧VDD/2=2.5Vに近いため、インバータINV3が出力をローレベルにする力が小さい。具体的には、出力がローレベルということはインバータINV3の出力は電流を吸い込む形となっているが、入力と閾値電圧が近いとその吸い込む電流が小さくなる。
また、CG電圧が2.7Vになる直前の状態における容量C1の両端の電圧は、インバータINV3の出力電圧側が5Vであり、差動部出力電圧が1V程度(図21(b))であり、容量C1はこの電圧差で充電されている。このため、CG電圧が0Vから2.7Vに変化してもインバータINV3の出力は瞬時にローレベルにならず、絞られたトランジスタP3とインバータINV3の電流によって容量C1の電荷が放電されるにつれインバータINV3の出力は徐々に下がっていき、それにつれて否定論理和回路NOR1の出力が徐々に増加することになる。また、インバータINV3の出力が容量C1を介して伝わるとともに、否定論理和回路NOR1の出力の上昇によりトランジスタN7がオンするので、差動部出力電圧は0Vまで減少する。
その結果、否定論理和回路NOR1の出力はCG電圧に比べてデューティ比の小さい波形となり、トランジスタP6のオン時間は短くなる。
否定論理和回路NOR2の出力については、CG電圧が0Vの場合は、インバータINV5dの閾値電圧VDD/2=2.5Vとの差が大きいため、図18(d)と同様にハイレベルとなる。一方、CG電圧が2.7Vの場合は、インバータINV5dの入力電圧2.7VがインバータINV5dの閾値電圧2.5Vに近いため、インバータINV5dが出力をローレベルにする力が小さい。具体的には、出力がローレベルということはインバータINV5dの出力は電流を吸い込む形となっているが、入力と閾値電圧が近いとその吸い込む電流が小さくなる。そのため、CG電圧の変化(0V→2.7V)を否定論理和回路NOR2の出力に伝搬するのに時間がかかり、否定論理和回路NOR2の出力が変化する前に再びCG電圧が0Vとなる、という形になっている。したがって、トランジスタN8は常にオンであり、利得部出力電圧はローレベルになる。
図22に、50MHz(2.3V、5V振幅)の矩形波制御信号が入力された場合の、各部電圧シミュレーション波形を示す。図24(d)に示すように、最小値である2.3Vは第2基準電圧(2V)を上回る。利得部出力電圧はハイレベル、したがってコンパレータ出力電圧はハイレベルとなる。
その動作については、まず差動部2において、CG電圧が第2基準電圧(2V)を上回るため、トランジスタP3がオフ、トランジスタN3がオンして、差動部出力電圧はローレベルとなる。そのため、上記(1)及び(2)が成り立ち、トランジスタP6はオン又はオフとなる。しかし、上記(3)が成り立たず、トランジスタN2はオフのままである。CG電圧が2.3Vのときは、インバータINV5dの閾値電圧2.5Vに近いため、トランジスタN8aのゲート電圧となる否定論理和回路NOR2の出力電圧が、トランジスタN8aの閾値電圧に比べてさほど高くない電圧となり(図22(d))、トランジスタN8aに流れる電流は限定される。一方、否定論理和回路NOR1の出力電圧が5Vから徐々に下がることから、トランジスタP6のゲート電圧となるインバータINV4の出力電圧が0Vから徐々に上昇するため、トランジスタP6から電流が供給される状態が暫くは継続する。従い、CG電圧が5Vから2.3Vに変化しても、利得部出力の減少は小さく、結果的にハイレベルを保つ。
図23に、50MHz(2.3V、2.7V振幅)の矩形波制御信号が入力された場合の、各部電圧シミュレーション波形を示す。図24(e)に示すように、最小値である2.3Vは第2基準電圧(2V)を上回り、最大値である2.7Vは第1基準電圧(3V)を下回る。利得部出力電圧はハイレベル、したがって、コンパレータ出力はハイレベルとなる。否定論理和回路NOR2の動作については、図21の場合と同様である。
以上のように、図20〜図23から、コンパレータは50MHzの入力信号に対して、比較動作を行っていることがわかる。
発振器回路1dにおいては、第1検出ロジック部41d及び第1補助回路部42によりCG電圧がローレベル(0V)からハイレベル(5V)に変化すると利得部出力も速やかにハイレベルとなり、第2検出ロジック部6d及び第2補助回路部7によりCG電圧がハイレベルからローレベルに変化すると利得部出力も速やかにローレベルとなる。
高周波の信号ほど容量C1を容易に通過し、矩形波の立ち上がりや立下りは高周波を多く含むので、矩形波信号の立ち上りエッジや立ち下がりエッジは容量C1を容易に通過する。そのため、高周波である矩形波制御信号の逆相であり、否定論理和回路NOR1の一方の入力となっているインバータINV3の出力が急変すると、否定論理和回路NOR1の他方の入力も同じ変化をする。これにより、否定論理和回路NOR1は疑似的にインバータ動作となり、矩形波制御信号と同相で速やかに切り替わる。
また、高周波である矩形波制御信号の逆相であるインバータINV5dの出力が急変すると、同様にその変化が容量C2を介して否定論理和回路NOR2の出力に伝達される。従い、高周波である矩形波制御信号がローレベルになると、否定論理和回路NOR2の出力は速やかにハイレベルとなり、利得部出力電圧はローレベルとなる。このことは、図13(d)の符号Q4及び同図(e)の符号Q5と、図19(d)及び(e)との比較からも確認することができる。また、矩形波制御信号がハイレベルになると、否定論理和回路NOR2の出力は速やかにローレベルとなり、利得部出力電圧はハイレベルとなる。
図25に、通常動作させる際の発振器回路1dを示す。入力端子CGと電源端子VDDとの間に電流供給素子として機能する抵抗R0が外付けされ、さらに、入力端子CGと接地端子GNDとの間に容量C0が外付けされる。そして、図26に、発振器回路1dを通常動作させた際の各部電圧シミュレーション波形を示す。図28と同様に、コンパレータ出力電圧で約200kHz、Dフリップフロップ回路D−FFの出力で約100kHzのクロック出力が得られることがわかる。
なお、電流供給素子は抵抗に限定されるものではなく、例えばカレントミラー回路を使った定電流回路などであってもよい。
第2検出ロジック部6d及び第2補助回路部7をまとめて、利得部の出力を制御する出力制御部と呼ぶこともできる。なお、容量C1を設けない態様も可能である。
インバータINV6dと否定論理和回路NOR2とを組み合わせて一つの論理回路とすることができる。このとき、インバータINV6dの入力をこの論理回路の入力とし、否定論理和回路NOR2の出力をこの論理回路の出力とすることができる。
否定論理和回路NOR1とインバータINV4とを組み合わせて一つの論理回路とすることができる。このとき、否定論理和回路NOR1の2つの入力をこの論理回路の2つの入力とし、インバータINV4の出力をこの論理回路の出力とすることができる。
本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づく種々の変更は本発明の概念に含まれる。
例えば、発振器回路の基準電位は、グランドに限られず、任意に定めることができる。また、複数のインバータを区別するために、各々を第nインバータと呼ぶことができる。ただし、nは自然数である。同様に、複数のトランジスタを区別するために、各々を第nトランジスタと呼ぶこともできる。複数の容量を区別するために各々を第n容量と呼ぶこともできる。
発振器回路の入力端子CGに生じる信号は、コンパレータCMPの外部端子を通して差動部2の一方の入力(トランジスタP3のゲート)に入力することができる。コンパレータCMPの外部端子に生じる信号は、先に述べた通り、同コンパレータの利得部の出力により生成される信号又は同コンパレータの外部から同コンパレータの外部端子に入力される信号とすることができる。
先に述べたように、発振器回路を制御するための制御信号は、利得部の出力から生成される信号又は発振器回路の外部から入力される信号とすることができる。この制御信号は、差動部の一方の入力に入力される。
CMP コンパレータ

1 発振器回路
VDD 電源端子
CG 入力端子
GND 接地端子

2 差動部
P2〜P5 トランジスタ
N3、N4 トランジスタ
N5、N6 スイッチ
R2〜R6 抵抗
V1、V2 基準電圧

3 利得部
P1 トランジスタ
N2 トランジスタ

INV2 インバータ
INV1 インバータ

R1 抵抗
N1 トランジスタ
D−FF Dフリップフロップ回路

1a 発振器回路
4 充放電制御部
INV3 インバータ
NOR1 否定論理和回路
N7 トランジスタ
INV4 インバータ
P6 トランジスタ

R0 抵抗
C0 容量
9 矩形波発生回路

1b 発振器回路
41 第1検出ロジック部
42 第1補助回路部
5 第2補助回路部
N8 スイッチ
N9〜N11 トランジスタ

1c 発振器回路
6 第2検出ロジック部
INV5、INV6 インバータ
NAND1 否定論理積回路
7 第2補助回路部
N8a トランジスタ

1d 発振器回路
4d 充放電制御部
41d 第1検出ロジック部
6d 第2検出ロジック部
INV5d、INV6d インバータ
NOR2 否定論理和回路
C1、C2 容量

Claims (7)

  1. 差動部と利得部とを有するコンパレータであって、
    前記差動部の出力に接続し、前記利得部の増幅器として用いられるMOSFETのゲート・ドレイン間のミラー容量及び前記MOSFETのゲート容量の充放電を制御する充放電制御部と、
    前記利得部の出力を制御する出力制御部と
    を有し、
    前記差動部の一方の入力に、前記コンパレータの外部端子に生じる信号が入力され、
    前記出力制御部は、
    前記外部端子に生じる信号が入力される第1インバータと、
    前記第1インバータの出力と前記利得部の出力とが入力される第1論理回路と、
    ドレインが前記利得部の出力に接続され、ソースが前記コンパレータの基準電位に接続され、ゲートが前記第1論理回路の出力に接続される第1トランジスタと、
    前記第1論理回路の入力及び出力に接続される第1容量と
    を有し、
    前記第1論理回路は、
    前記第1インバータの出力が入力される第2インバータと、
    前記第2インバータの出力と前記利得部の出力とが入力される第1否定論理和回路と
    を有し、前記第1否定論理和回路の出力を前記第1論理回路の出力とする、
    コンパレータ。
  2. 前記充放電制御部は、
    前記外部端子に生じる信号が入力される第3インバータと、
    前記差動部の出力と前記第3インバータの出力とが入力される第2論理回路と、
    ゲートが前記第2論路回路の出力に接続され、ソースが前記コンパレータの電源電圧に接続され、ドレインが前記MOSFETのドレインに接続される第2トランジスタと、
    前記第2論理回路の2つの入力に接続される第2容量と
    を有し、
    前記第2論理回路は、
    前記差動部の出力と前記第3インバータの出力とが入力される第2否定論理和回路と、
    前記第2否定論理和回路の出力が入力される第4インバータと
    を有し、前記第4インバータの出力を前記第2論理回路の出力とする、
    請求項1に記載のコンパレータ。
  3. 前記充放電制御部は、ドレインが前記MOSFETのゲートに接続され、ソースが前記コンパレータの基準電位に接続され、ゲートが前記第2否定論理和回路の出力に接続される第3トランジスタを有する、請求項に記載のコンパレータ。
  4. 前記外部端子に生じる信号は、前記利得部の出力により生成される信号又は前記コンパレータの外部から前記外部端子に入力される信号である、請求項1に記載のコンパレータ。
  5. 請求項1に記載のコンパレータを用いた発振器回路であって、
    前記差動部の一方の入力と前記コンパレータの基準電位との間に接続された第3容量と、
    前記コンパレータの電源電圧と前記差動部の一方の入力との間に接続された電流供給素子と、
    前記コンパレータの出力に応じて前記第3容量を放電する放電回路と
    を有し、前記差動部の他方の入力に基準電圧が入力される、発振器回路。
  6. 前記電流供給素子が抵抗又は定電流回路である、請求項に記載の発振器回路。
  7. 前記基準電圧の値が前記コンパレータの出力に応じて切り替えられる、請求項に記載の発振器回路。
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