JP5316046B2 - 振動アクチュエータの支持機構 - Google Patents

振動アクチュエータの支持機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5316046B2
JP5316046B2 JP2009027608A JP2009027608A JP5316046B2 JP 5316046 B2 JP5316046 B2 JP 5316046B2 JP 2009027608 A JP2009027608 A JP 2009027608A JP 2009027608 A JP2009027608 A JP 2009027608A JP 5316046 B2 JP5316046 B2 JP 5316046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support mechanism
vibration actuator
vibration
vibrator
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009027608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010183808A (ja
Inventor
幹士 撰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2009027608A priority Critical patent/JP5316046B2/ja
Priority to KR1020100011438A priority patent/KR101108456B1/ko
Publication of JP2010183808A publication Critical patent/JP2010183808A/ja
Priority to KR1020110061497A priority patent/KR20110092244A/ko
Priority to KR1020110061496A priority patent/KR101166006B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP5316046B2 publication Critical patent/JP5316046B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、振動アクチュエータの支持機構に関する。
超音波振動を利用して回転子を回転させる振動アクチュエータが実用化されている。振動アクチュエータは、圧電素子を含む振動子の表面に定在波又は進行波を発生させ、振動子に回転子を加圧接触させることにより、これら両者間の摩擦力を介して回転子を回転させる。
振動アクチュエータを実際の産業用途に適用する際には、振動アクチュエータに支持機構を設け、この支持機構を何かに取り付けて固定する必要がある。このとき、支持機構には、振動アクチュエータの振動及び外力に対して高い剛性を有すると共に、何かに取り付けて固定したときに振動アクチュエータの振動に及ぼす影響が小さいことが要求される。さらに、支持機構自体が小さく省スペースであることが望ましい。
例えば、特許文献1には、縦振動を発生する第1の圧電素子と、直交するたわみ振動を発生する第2及び第3の圧電素子とから構成される複合振動子を備えることにより、多自由度の駆動力を生成する円筒形状の振動アクチュエータが記載されている。この振動アクチュエータでは、第1の圧電素子によるZ軸方向の縦振動の節部と、第2及び第3の圧電素子によるX軸及びY軸方向のたわみ振動の節部とをほぼ一致させると共に、振動アクチュエータの径方向外側に延びるフランジ形状の支持機構を振動の節部付近に設けることにより、支持機構を何かに取り付けて固定した際の振動アクチュエータの振動に及ぼす影響を抑えている。
特開平11−220892号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている振動アクチュエータの支持機構では、第1の圧電素子によるZ軸方向の縦振動の節部と、第2及び第3の圧電素子によるX軸及びY軸方向のたわみ振動の節部とをほぼ一致させる必要があるため、振動アクチュエータの設計の自由度は大きく制限を受ける。また、振動アクチュエータの振動に及ぼす影響を抑えるために、フランジ形状の支持機構は薄く形成して剛性を低くしなければならない。しかしながら、支持機構の剛性が低いと、振動アクチュエータを長時間使用した際に、劣化、破損等が起きやすくなる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、振動アクチュエータの設計の自由度に制限を与えることなく、振動アクチュエータの振動及び外力に対して高い剛性を有すると共に、何かに取り付けて固定したときに振動アクチュエータの振動に及ぼす影響が小さい、振動アクチュエータの支持機構を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る振動アクチュエータの支持機構は、圧電素子を含む振動子を備える振動アクチュエータの支持機構であって、振動アクチュエータは、基部と固定子と圧電素子とを含む振動子と、固定子に接触配置される回転子と、回転子を振動子に加圧接触させる予圧手段とから構成され、支持機構は、取り付け対象物に固定される基底部材と、基底部材の一端側に配置されると共に基底部材から振動アクチュエータに向かって伸びる所定の方向に向けて開口する垂直断面を有する挟持部材とから構成される音叉型の形状であり、支持機構の基底部材と挟持部材との間には中間部材が配置され、中間部材の基底部材と接する面の寸法は、基底部材の一端側の面の寸法よりも小さく、支持機構の挟持部材は、少なくとも2本以上に分れて所定の方向に対して垂直に延び、さらに所定の方向に延び、支持機構の挟持部材の先端部分が振動アクチュエータの振動子を挟持固定し、支持機構の挟持部材の基端部分と振動アクチュエータの振動子とは離れており、それらの間に介在物が存在しないことを特徴とする。
支持機構の挟持部材は、支持機構の中心軸に対して対称な形状であってもよい。
支持機構の中間部材は、基底部材と挟持部材との間に複数配置されてもよい。
振動アクチュエータの振動子は、基部と固定子との間に複数の圧電素子が挟持されて形成される複合振動子であってもよい。
振動アクチュエータの複合振動子は、縦振動を発生させる圧電素子とたわみ振動を発生させる圧電素子とを含み、回転子に接触配置される固定子に楕円運動を発生させ、支持機構の挟持部材の振動アクチュエータとの接触面が、たわみ振動の方向と垂直になるように配置されてもよい。
支持機構の基底部材と挟持部材との間が振動アクチュエータの発生させる振動の節の位置になってもよい。
本発明に係る振動アクチュエータの支持機構によれば、支持機構は、基底部材と、その一端側に配置されると共に前記基底部材から前記振動アクチュエータに向かって伸びる所定の方向に向けて開口する垂直断面を有する挟持部材とから構成される音叉型の形状であり、挟持部材が振動アクチュエータの振動子を挟持固定することにより、振動アクチュエータを支持する。これにより、振動アクチュエータの振動及び外力に対して高い剛性を有すると共に、何かに取り付けて固定したときに振動アクチュエータの振動に影響を及ぼすことがない。また、振動アクチュエータの設計の自由度に制限を与えることもない。
本発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータ及び支持機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る振動アクチュエータの支持機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る振動アクチュエータの支持機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る振動アクチュエータの支持機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る振動アクチュエータの支持機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態6に係る振動アクチュエータ及び支持機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る振動アクチュエータの支持機構を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータの支持機構の構成について、図1を用いて説明する。
まず先に、実施の形態1に係る振動アクチュエータ10の構成を説明する。図1に示されるように、振動アクチュエータ10は、基部ブロック11と固定子12との間に振動体13が挟持されており、これらによりほぼ円柱状の外形を有する複合振動子14が形成されている。固定子12には、振動体13に接する面とは反対側に凹部15が形成されており、この凹部15内に球体状の回転子16のほぼ下半部が収容され回転可能に支持されている。
固定子12の上部には、支持部材17が配置されている。この支持部材17は、固定子12の上面の上に固定される環状部18と、環状部18から上方に延びる逆L字形のアングル部19を有し、アングル部19の先端に予圧部20が設けられている。
ここで、説明の便宜上、基部ブロック11から固定子12に向かう複合振動子14の中心軸をZ軸と規定し、Z軸に対して垂直方向にX軸が、Z軸及びX軸に対して垂直にY軸がそれぞれ延びているものとする。
予圧部20は、回転子16の+Z軸方向の最高点である頂点付近に接触している。支持部材17のアングル部19は弾性を有し、これにより予圧部20が回転子16に加圧され、回転子16に−Z軸方向の予圧を付与している。
振動体13は、固定子12に超音波の振動を発生させて回転子16をX軸回りに回転させるためのものであり、Z軸方向の縦振動を発生する第1の圧電素子13a及びY軸方向のたわみ振動を発生する第2の圧電素子13bから構成されている。
次に、支持機構30の構成について説明する。支持機構30は、音叉型の形状を有する。ここで、音叉型の形状とは、基底部材と、その一端側に配置されると共に基底部材31から振動アクチュエータ10に向かって伸びる所定の方向に向けて開口する垂直断面を有する挟持部材とから構成される形状である。すなわち、図1に示されるように、支持機構30は、四角柱状の外形を有する基底部材31と、基底部材31の一端である上端側に配置され、2本に分れて基底部材31から振動アクチュエータ10に向かって伸びる所定の方向である+Z軸方向に対して垂直に延び、さらに+Z軸方向に延びるコの字型の挟持部材32とから構成されている。ここで、挟持部材32をYZ平面で切断した垂直断面は、+Z軸方向に向けて開口している。また、挟持部材32は、支持機構30の中心軸Oに対して対称な形状(中心軸Oの回りに180度回転させたときに元の挟持部材32に重なる2回対称な形状)である。さらに、基底部材31と挟持部材32との間には、四角柱状の中間部材33が配置されている。中間部材33の基底部材31と接する面の寸法は、基底部材31の上端側の面の寸法よりも小さく、これにより支持機構30に括れ部分が形成されている。そして、振動アクチュエータ10の複合振動子14は、挟持部材32の先端部分32aにより挟持固定され、挟持部材32の基端部分32bと、振動アクチュエータ10の複合振動子14とは離れている。尚、第2の圧電素子13bによるY軸方向のたわみ振動に対応するために、挟持部材32と振動アクチュエータ10との接触面40が、Y軸と垂直になるように配置されることが好ましい。また、中心軸Oの方向は、Z軸方向と平行の関係となるのが好ましい。
続いて、本発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータの支持機構の作用について説明する。
いま、振動アクチュエータ10の複合振動子14における第1の圧電素子13aと第2の圧電素子13bとに、位相差90度の交流電圧をそれぞれ印加すると、第1の圧電素子13aによるZ軸方向の縦振動と第2の圧電素子13bによるY軸方向のたわみ振動とが組み合わされて回転子16と接触する固定子12にYZ面内の楕円運動が発生し、回転子16がX軸回りに回転する。このとき、支持機構30の基底部材31と挟持部材32との間が振動の節の位置となり、この部分で振動アクチュエータ10の振動が絶縁されるため、基底部材31はほとんど振動しない。
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータの支持機構によれば、振動アクチュエータ10が振動する際に、基底部材31と挟持部材32との間で振動が絶縁され、基底部材31はほとんど振動しない。そのため、基底部材31を何かに取り付けて固定したとしても、振動アクチュエータ10の振動に影響を及ぼすことはない。
また、挟持部材32と振動アクチュエータ10との接触面40の面積を十分に確保することができるため、振動アクチュエータ10の振動及び外力に対して高い剛性を持つ。
また、第1の圧電素子13aによるZ軸方向の縦振動の節部と、第2の圧電素子13bによるY軸方向のたわみ振動の節部とを一致させる必要はないため、振動アクチュエータ10の設計の自由度が制限を受けることはない。
さらに、振動アクチュエータ10の径方向(+Z軸に対して垂直な方向、すなわちXY平面内)に延出する部分をほとんど持たないため、小さく省スペースとなる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る振動アクチュエータの支持機構について、図2を用いて説明する。尚、以降の実施の形態の説明において、図1の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
実施の形態2に係る支持機構230は、実施の形態1におけるコの字型の挟持部材32の代わりに、2本に分れて+Z軸方向に対して鋭角を成して延び、さらに+Z軸方向に延びるV字型の挟持部材232を用いて構成したものである。ここで、V字型の挟持部材232をYZ平面で切断した垂直断面は、+Z軸方向に向けて開口している。また、挟持部材232は、支持機構230の中心軸Oに対して対称な形状(2回対称)である。そして、振動アクチュエータの複合振動子は、挟持部材232の先端部分232aにより挟持固定される。
このようなV字型の挟持部材232を用いて支持機構230を構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
尚、挟持部材232は、先端部分232aと基端部分232bとの継ぎ目部分、及び中間部材33と接する部分に、合計3つの角部を有するが、さらに多くの角部を有するように挟持部材232を形成してもよい。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る振動アクチュエータの支持機構について、図3を用いて説明する。
実施の形態3に係る支持機構330は、実施の形態1におけるコの字型の挟持部材32の代わりに、2本に分れて円弧状に湾曲しながら+Z軸方向に延びるU字型の挟持部材332を用いて構成したものである。ここで、U字型の挟持部材332をYZ平面で切断した垂直断面は、+Z軸方向に向けて開口している。また、挟持部材332は、支持機構330の中心軸Oに対して対称な形状(2回対称)である。そして、振動アクチュエータの複合振動子は、挟持部材332の先端部分332aにより挟持固定される。
このようなU字型の挟持部材332を用いて支持機構330を構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4に係る振動アクチュエータの支持機構について、図4を用いて説明する。
実施の形態1における中間部材33は、単一の柱状部材により構成されていた。これに対して、実施の形態4に係る支持機構430では、中間部材433は、2本の柱状部材により構成されている。
このような2本の柱状部材から構成される中間部材433を用いて支持機構430を構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
尚、中間部材433を構成する柱状部材の数は3本以上でもよい。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5に係る振動アクチュエータの支持機構について、図5を用いて説明する。
実施の形態1における基底部材31は、単一の柱状部材により構成されていた。これに対して、実施の形態5に係る支持機構530では、基底部材531は、2本の柱状部材により構成されている。
このような2本の柱状部材から構成される基底部材531を用いて支持機構530を構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
尚、基底部材531を構成する柱状部材の数は3本以上でもよい。
実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6に係る振動アクチュエータの支持機構の構成について、図6を用いて説明する。
まず先に、実施の形態6における振動アクチュエータ610の構成について説明する。振動アクチュエータ610の複合振動子614は、Z軸方向の縦振動を発生する第1の圧電素子13a及びY軸方向のたわみ振動を発生する第2の圧電素子13bに加えて、X軸方向のたわみ振動を発生する第3の圧電素子613cを備えている。これにより、振動アクチュエータ610の第1〜第3の圧電素子のうちのいずれか2つかを選択して位相差90度の交流電圧をそれぞれ印加すると、複合振動子614が振動して回転子16がX、Y、Z軸のいずれかの回りに回転する。
上記のようなZ軸方向の縦振動及びY軸方向のたわみ振動に加えてX軸方向のたわみ振動も発生する振動アクチュエータ610に対応するために、実施の形態6に係る支持機構630は、実施の形態1におけるコの字型の挟持部材32の代わりに、4本に分れて+Z軸方向に対して垂直に延び、さらに+Z軸方向に延びる挟持部材632を用いて構成したものである。ここで、挟持部材632をYZ平面で切断した垂直断面及びZX平面で切断した垂直断面は、それぞれ+Z軸方向に向けて開口している。また、挟持部材632は、支持機構630の中心軸Oに対して対称な形状(中心軸Oの回りに90度回転させたときに元の挟持部材632に重なる4回対称な形状)である。そして、振動アクチュエータ610の複合振動子614は、挟持部材632の先端部分632aにより挟持固定され、挟持部材632の基端部分632bと、振動アクチュエータ610の複合振動子614とは離れている。尚、第2の圧電素子13bによるY軸方向のたわみ振動に対応するために、挟持部材632と振動アクチュエータ610との接触面640aがY軸と垂直になるように配置されると共に、第3の圧電素子613cによるX軸方向のたわみ振動に対応するために、接触面640bがX軸と垂直になるように配置されることが好ましい。
このような4本に分れた挟持部材632を用いて支持機構630を構成することにより、Z軸方向の縦振動、Y軸方向のたわみ振動、及びX軸方向のたわみ振動を発生する振動アクチュエータ610の場合にも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態7.
次に、本発明の実施の形態7に係る振動アクチュエータの支持機構について、図7を用いて説明する。尚、以下の説明において、図6の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
実施の形態7に係る支持機構730は、実施の形態6における4本に分れた挟持部材632の代わりに、有底円筒形状の挟持部材732を用いて構成したものである。ここで、挟持部材732をZ軸を含む任意の平面で切断した垂直断面は、+Z軸方向に向けて開口している。そして、振動アクチュエータの複合振動子は、挟持部材732の先端部分732aにより挟持固定される。
このような有底円筒形状の挟持部材732を用いて支持機構730を構成しても、実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
尚、挟持部材732は有底筒形状であればよく、有底四角筒等の有底多角筒形状でもよい。
その他の実施の形態.
実施の形態1〜7において、振動アクチュエータ10,610は、複数の圧電素子13a,13b,613cを含む複合振動子14,614を備えていたが、一つの圧電素子のみを含む振動子を備える振動アクチュエータに対して、本発明の実施の形態1〜7に係る支持機構を用いてもよい。
実施の形態1〜7において、基底部材31,531は、四角柱状部材により構成されていたが、円柱状部材、三角柱等の多角柱状部材、円錐状部材、多角錐状部材、或いは球状部材により構成されてもよい。また、取り付け先の部材の形状に合わせて、さらに複雑な形状の部材により構成されてもよい。
実施の形態1〜5において、挟持部材32,232,332は2本に分れ、実施の形態6において、挟持部材632は4本に分れていたが、これらは3本、5本、或いは8本等に分れていてもよい。
実施の形態1〜7において、挟持部材32,232,332,632,732は中心軸Oに対して対称な形状であったが、振動アクチュエータへの取り付け位置を調整することにより、これらを中心軸Oに対して非対称な形状にしてもよい。また、中心軸Oの方向は、Z軸方向と非平行の関係であってもよい。
実施の形態1〜7において、挟持部材32,232,332,632,732の厚さ、長さ、断面形状は図1〜図7に示されるように一定であったが、これらに変化をもたせてもよい。
実施の形態1〜7において、中間部材33,433は、四角柱状部材により構成されていたが、円柱状部材、或いは三角柱等の多角柱状部材により構成されてもよい。
実施の形態1〜7において、基底部材31,531に孔を開けてもよい。
実施の形態1〜7において、基底部材31,531、挟持部材32,232,332,632,732、及び中間部材33,433は、それぞれ別部材としてもよいし、一体に形成してもよい。
実施の形態1〜7において、振動アクチュエータと支持機構との接触面を固定する手段としては、ボルト及びナット、接着、溶接等の様々な手段を用いることができる。
実施の形態1〜7において、支持機構の上述した効果は、支持機構の材質にはあまり依存せず、主にその形状に起因するものである。そのため、支持機構の材質としては、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等の様々な材質を用いることができる。また、振動アクチュエータの複合振動子の基部ブロックと同一の材質としてもよい。さらに、振動アクチュエータの複合振動子の基部ブロックと支持機構とを一体に形成してもよい。
実施の形態1〜7及び上述したその他の実施の形態を、組み合わせてもよい。
10,610 振動アクチュエータ、13,613 圧電素子、14,614 複合振動子(振動子)、30,230,330,430,530,630,730 支持機構、31,531 基底部材、32,232,332,632,732 挟持部材、32a,232a,332a,632a,732a 挟持部材の先端部分、32b,232b,332b,632b,732b 挟持部材の基端部分、33,433 中間部材。

Claims (6)

  1. 圧電素子を含む振動子を備える振動アクチュエータの支持機構であって、
    前記振動アクチュエータは、基部と固定子と圧電素子とを含む振動子と、前記固定子に接触配置される回転子と、前記回転子を前記振動子に加圧接触させる予圧手段とから構成され、
    前記支持機構は、取り付け対象物に固定される基底部材と、基底部材の一端側に配置されると共に前記基底部材から前記振動アクチュエータに向かって伸びる所定の方向に向けて開口する垂直断面を有する挟持部材とから構成される音叉型の形状であり、
    前記支持機構の前記基底部材と前記挟持部材との間には中間部材が配置され、該中間部材の前記基底部材と接する面の寸法は、前記基底部材の前記一端側の面の寸法よりも小さく、
    前記支持機構の前記挟持部材は、少なくとも2本以上に分れて前記所定の方向に対して垂直に延び、さらに前記所定の方向に延び、
    前記支持機構の前記挟持部材の先端部分が前記振動アクチュエータの前記振動子を挟持固定し、
    前記支持機構の前記挟持部材の基端部分と前記振動アクチュエータの前記振動子とは離れており、それらの間に介在物が存在しないことを特徴とする、振動アクチュエータの支持機構。
  2. 前記支持機構の前記挟持部材は、前記支持機構の中心軸に対して対称な形状であることを特徴とする、請求項に記載の振動アクチュエータの支持機構。
  3. 前記支持機構の前記中間部材は、前記基底部材と前記挟持部材との間に複数配置される、請求項1または2に記載の振動アクチュエータの支持機構。
  4. 前記振動アクチュエータの前記振動子は、前記基部と前記固定子との間に複数の圧電素子が挟持されて形成される複合振動子であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動アクチュエータの支持機構。
  5. 前記振動アクチュエータの前記複合振動子は、縦振動を発生させる圧電素子とたわみ振動を発生させる圧電素子とを含み、前記回転子に接触配置される前記固定子に楕円運動を発生させ、前記支持機構の前記挟持部材の前記振動アクチュエータとの接触面が、前記たわみ振動の方向と垂直になるように配置される、請求項4に記載の振動アクチュエータの支持機構。
  6. 前記支持機構の前記基底部材と前記挟持部材との間が前記振動アクチュエータの発生させる振動の節の位置になる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の振動アクチュエータの支持機構。
JP2009027608A 2009-02-09 2009-02-09 振動アクチュエータの支持機構 Expired - Fee Related JP5316046B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009027608A JP5316046B2 (ja) 2009-02-09 2009-02-09 振動アクチュエータの支持機構
KR1020100011438A KR101108456B1 (ko) 2009-02-09 2010-02-08 진동 액츄에이터의 지지 기구 및 체결 구조
KR1020110061497A KR20110092244A (ko) 2009-02-09 2011-06-24 진동 액츄에이터의 지지 기구 및 체결 구조
KR1020110061496A KR101166006B1 (ko) 2009-02-09 2011-06-24 진동 액츄에이터의 지지 기구 및 체결 구조

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009027608A JP5316046B2 (ja) 2009-02-09 2009-02-09 振動アクチュエータの支持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010183808A JP2010183808A (ja) 2010-08-19
JP5316046B2 true JP5316046B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=42764873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009027608A Expired - Fee Related JP5316046B2 (ja) 2009-02-09 2009-02-09 振動アクチュエータの支持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5316046B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051579A (ja) * 1983-08-31 1985-03-23 日立マクセル株式会社 強力圧電音叉
JP2804663B2 (ja) * 1992-01-10 1998-09-30 アルプス電気株式会社 超音波モータの支持構造
JP2616683B2 (ja) * 1993-12-28 1997-06-04 日本電気株式会社 変位拡大機構付圧電アクチュエータ
AU9642698A (en) * 1998-10-26 2000-05-15 Nanomotion Ltd. Multidirectional motors
JP4376342B2 (ja) * 1999-03-02 2009-12-02 セイコーインスツル株式会社 電子時計
JP2002101678A (ja) * 2000-07-21 2002-04-05 Asmo Co Ltd 超音波モータ
JP2004260922A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Usc Corp 圧電発電方法及びその装置
JP4354342B2 (ja) * 2004-06-15 2009-10-28 日本電信電話株式会社 トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010183808A (ja) 2010-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4035157B2 (ja) 超音波アクチュエータ
JP6073991B2 (ja) 振動機構を備えたワイヤボンディング装置
JP5683470B2 (ja) ボンディング装置、超音波トランスデューサおよびボンディング方法
JP2017200260A5 (ja)
JP2009050146A5 (ja)
JP5500263B2 (ja) 超音波モータ
JP5316046B2 (ja) 振動アクチュエータの支持機構
JP5051074B2 (ja) 光走査装置
JP2010081758A (ja) 静電型アクチュエータ
JP6269223B2 (ja) 圧電モーター
JPWO2021005922A5 (ja)
JP2007306799A (ja) 超音波アクチュエータ
KR101108456B1 (ko) 진동 액츄에이터의 지지 기구 및 체결 구조
JP2005312208A (ja) 無反動型変位拡大位置決め装置
JP5583528B2 (ja) 超音波振動ユニットと超音波圧入装置と超音波圧入方法
JP6792008B2 (ja) 半径方向のプリロードがある自己回転式圧電モーター
JP5316045B2 (ja) 振動アクチュエータの支持機構
JP4626292B2 (ja) 超音波ホーンとこれを用いたボンディング装置
JP5724452B2 (ja) 圧電発電装置
JP2004333350A (ja) 走査型プローブ顕微鏡の走査機構
JP5316075B2 (ja) 振動アクチュエータの締結構造
JP4568831B2 (ja) 工具ホーン
JP4714618B2 (ja) ディザースプリング及びリングレーザジャイロ
JP4624750B2 (ja) 超音波複合振動装置
JP4654884B2 (ja) 多自由度超音波モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130624

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees