JP4354342B2 - トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット - Google Patents

トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP4354342B2
JP4354342B2 JP2004176320A JP2004176320A JP4354342B2 JP 4354342 B2 JP4354342 B2 JP 4354342B2 JP 2004176320 A JP2004176320 A JP 2004176320A JP 2004176320 A JP2004176320 A JP 2004176320A JP 4354342 B2 JP4354342 B2 JP 4354342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
wire
ultrasonic motor
control mechanism
torque control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004176320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006005975A (ja
Inventor
洋 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2004176320A priority Critical patent/JP4354342B2/ja
Publication of JP2006005975A publication Critical patent/JP2006005975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4354342B2 publication Critical patent/JP4354342B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、超音波モータ及びロボットに関し、詳しくは、複数の圧電素子を積層しそれら複数の圧電素子への位相の異なる交流電圧の印加に伴い固有振動数の等しい複数の固有振動を励振する両端面中央を縦貫する中空孔が形成された固定子と、当該固定子に発生した固有振動に基づき当該固定子の振動端面との間で作用する摩擦力により回転駆動する回転子とを具備して、当該固定子と当該回転子とに作用させる予圧力を適宜調節可能に構成された所定自由度のトルク制御機構付超音波モータと、そのトルク制御機構付超音波モータを直接搭載したロボットに係わる。
近年、例えば、人間型ロボットの関節機構のような、高トルク、高自由度を要求されるような部位におけるアクチュエータとして、従来の一自由度回転式の電磁式サーボモータに代わり、省スペース、高トルクで静音性の高い、例えば、以下に示す非特許文献1に開示された多自由度超音波モータの適用が記載されている。
前野隆司、竹村研治郎,「縦振動と横振動の縮退に基づく多自由度超音波モータの開発」,日本ロボット学会誌,1998年,第116巻,第8号,p.1115−1122.
この多自由度超音波モータは、振動方向が異なる複数の圧電素子が積層した固定子と、この固定子の上に密着された球状の回転子からなる。多自由度超音波モータの固定子の圧電素子に、周波数が等しく位相の異なる交流電圧を印加すると、固有振動が励振されて、それらの固有振動のモードの組み合わせにより回転子が所定の方向に回転する。
このように、固定子に密着させた回転子を持つ多自由度超音波モータを駆動して高い回転トルクを得るためには、回転子が固定子から十分に強い垂直抗力を受けるような予圧機構が必要となり、ここで多自由度超音波モータに対して適切な予圧がなされれば、回転子の静止時において特別な駆動制御を行うことなく高静止トルクを得ることが可能になる。
このため、従来の多自由度超音波モータでは、以下に示す非特許文献2に開示されるように、回転子の上に穴の開いた予圧材を配置し、この予圧材により回転子に対して鉛直方向に予圧力を与える方式や、固定子に電磁石を内蔵してこの電磁石により回転子を引き付けて予圧を与える方式が知られており、さらに、非特許文献3には、回転子にシャフトを取り付けてこのシャフトに通したベアリングによって予圧力を伝達する方式が開示されており、非特許文献4には、単軸の超音波モータの予圧手段が開示されている。
ユンチョルホ、庭野慎一郎、James R. Friend、石井孝明、中村健太郎、上羽貞行,「3自由度超音波モータの球ロータ支持機構」第23回超音波エレクトロニクスの基礎と応用に関するシンポジウム講演予稿集,2002年11月. H.Kawano, T.Hirahara, "Three-DOF Angular Positioning Control using a Multi-DOF Ultrasonic Motor in the Pre-loaded Condition - Application to the Auditory Tele-Existence Robot "TeleHead" -", Proc. of 2003 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems, pp.2247-2253, October 2003. Kentaro Nakamura, Minoru Kurosawa, Sadayuki Ueha, "Characteristics of a Hybrid Transducer-Type Ultrasonic Motor", IEEE Transactions on Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control, Vol.38, No.3, May 1991.
しかしながら、超音波モータの発するトルクは、予圧力の大きさに左右されるものであり、一度予圧力の大きさを設定してしまった後には、超音波モータのトルク制御は難しいという問題があり、インピーダンス制御などを多用するロボットの制御に利用することは難しかった。
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は、次のとおりである。
即ち、本発明の第1の目的は、超音波モータの予圧力を適宜調節することが可能なトルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボットを提供せんとするものである。
本発明の第2の目的は、ワイヤの接続により回転子の回転を妨げずに所定の回転駆動をすることが可能なトルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボットを提供せんとするものである。
本発明の第3の目的は、ロボットに適用された超音波モータを多関節に駆動するよう複数連結することが可能なトルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボットを提供せんとするものである。
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に、特許請求の範囲の各請求項の記載から、自ずと明らかになろう。
まず、本発明モータにおいては、回転子に一端が接続されて当該回転子の回転中心を通り中空孔を挿通して固定子を縦貫するワイヤと、固定子中に圧電素子とともに介層されて外表面中間に一体張出し外延した懸架フランジを鍔設した中空孔の下開口端側で貫通垂下したワイヤに引張力を作用させて当該ワイヤの張力を適宜調節可能とするよう当該ワイヤ下端に固着された張力調節手段と、を具備することにより、当該張力を超音波モータに予圧力として作用させ回転子を固定子に圧着するよう構成する、という特徴的構成手段を講じる。
また、本発明ロボットにおいては、直列に複数段連結された本発明モータを搭載して、トルク制御機構付超音波モータの回転子が、それぞれ当該回転子の頭頂部に下端を連結して当該回転子の回転駆動を伝達する回転シャフトを具備するとともに、当該トルク制御機構付超音波モータの下端が、連結する他のトルク制御機構付超音波モータの当該回転シャフト上端に接続して構成する、という特徴的構成手段を講じる。
さらに、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念に亙る新規な特徴的構成手段を採用することにより、前記目的を達成するよう為される。
即ち、本発明モータの第1の特徴は、複数の圧電素子を積層しそれら複数の圧電素子への位相の異なる交流電圧の印加に伴い固有振動数の等しい複数の固有振動を励振する両端面中央を縦貫する中空孔が形成された固定子と、当該固定子に発生した固有振動に基づき当該固定子の振動端面との間で作用する摩擦力により回転駆動する回転子とを具備して、当該固定子と当該回転子とに作用させる予圧力を適宜調節可能に構成された所定自由度のトルク制御機構付超音波モータであって、前記回転子に一端が接続されて当該回転子の回転中心を通り前記中空孔を挿通して前記固定子を縦貫するワイヤと、前記固定子中に前記圧電素子とともに介層されて外表面中間に一体張出し外延した懸架フランジを鍔設した前記中空孔の下開口端側で貫通垂下した前記ワイヤに引張力を作用させて当該ワイヤの張力を適宜調節可能とするよう当該ワイヤ下端に固着された張力調節手段と、を具備することにより、当該張力を前記超音波モータに前記予圧力として作用させ前記回転子を前記固定子に圧着するよう構成されてなる、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第2の特徴は、上記本発明モータの第1の特徴における前記トルク制御機構付超音波モータが、前記回転子の回転中心を通る軸上にて前記ワイヤ上端又は下端を取着して当該ワイヤと一体に回転自在に前記回転子内上部又は前記張力調節手段に空転自在に設けるベアリング内輪と、前記回転子又は前記張力調節手段に固定され当該ベアリング内輪に転動体を介して外転自在に固定された当該回転子又は当該張力調節手段と一体に回転するベアリング外輪と、を有したワイヤ接続ベアリングを具備してなる、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第3の特徴は、上記本発明モータの第1又は第2の特徴における前記回転子が、当該回転子の前記回転中心を頂点とした円錐形状が開穿されて当該円錐形状の底面を開口端とする当該ワイヤの挿通穴が下側に形成されかつ当該開口端周辺外域を前記固定子の前記中空孔上端に拡大開口する受座口と接する球面部位を具備してなる、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第4の特徴は、上記本発明モータの第3の特徴における前記回転子が、前記ワイヤとの前記接続点直下に、当該回転子の前記挿通穴の前記回転中心近傍にてその外周面を当該挿通穴に固着する一方、その内周面にて当該ワイヤを当該挿通穴内にて当該回転中心を通るよう空転可能に案内把持するOリングを具備してなる、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第5の特徴は、上記本発明モータの第2の特徴における前記トルク制御機構付超音波モータが、前記回転子の上部ヘッド部外周上に固定されて当該回転子と一体に回転するベアリング内輪と、当該ベアリング内輪の外周にて前記懸架フランジ外周端に固定され上方に延びて前記固定子上部及び前記回転子を内に包容する筒枠体上端内側に固定されて当該ベアリング内輪と転動体を介して外転自在に固定された当該懸架フランジと一体に空転するベアリング外輪と、を有した回転子取付ベアリングを具備する単軸超音波モータである、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第6の特徴は、上記本発明モータの第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前記張力調節手段が、前記ワイヤに対して一方向に引張力を作用させる直動式アクチュエータである、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第7の特徴は、上記本発明モータの第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前記張力調節手段が、前記回転子との間に張架され前記中空孔を貫通した前記ワイヤの下端が中央に接続されて、平行する前記懸架フランジの外周端部と相対向する位置に雌螺子孔を形成されたワイヤ固定材と、当該懸架フランジと当該ワイヤ固定材の当該雌螺子孔とを所定間隔離して連結螺貫することにより、当該懸架フランジと当該ワイヤ固定材との間隔を調節可能とするボールネジと、を具備してなる、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第8の特徴は、上記本発明モータの第7の特徴における前記張力調節手段が、前記懸架フランジと前記ワイヤ固定材間の前記ボールネジに代えて、前記ワイヤの前記張力を調節可能なジャッキを介在してなる、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第9の特徴は、上記本発明モータの第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の特徴における前記ワイヤが、所定弾性定数を有した紐状弾性体である、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
本発明モータの第10の特徴は、上記本発明モータの第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の特徴における前記懸架フランジが、外周端下方に連設して延びかつ前記固定子下部を包容する有底円筒枠体の前記中空孔下端開口が臨む底部中央部位に貫口を貫設し、当該貫口から垂下した前記ワイヤ下端に接続された前記張力調節手段まで当該ワイヤを案内規制するワイヤ保護チューブを具備してなる、トルク制御機構付超音波モータの構成採用にある。
一方、本発明ロボットの第1の特徴は、直列に複数段連結された上記本発明モータの第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9又は第10の特徴におけるトルク制御機構付超音波モータを搭載したロボットであって、前記トルク制御機構付超音波モータの前記回転子が、それぞれ当該回転子の頭頂部に下端を連結して当該回転子の回転駆動を伝達する回転シャフトを具備するとともに、当該トルク制御機構付超音波モータの下端が、連結する他の前記トルク制御機構付超音波モータの当該回転シャフト上端に接続して構成されてなる、超音波モータ搭載ロボットの構成採用にある。
本発明によれば、超音波モータの固定子と回転子とに付与する予圧力を、回転子に一端が接続されるとともに固定子中央を縦貫するように挿通されたワイヤの張力により付与するようにしたことにより、超音波モータの予圧機構が超音波モータ外部の空間を占めることなく超音波モータの小型化が可能であるとともに、このワイヤの張力を調節することで超音波モータの予圧力を適宜に調節することが可能となることから、例えば、インピーダンス制御などを多用するロボットの制御に、超音波モータを容易に適用することが可能となる。
また、回転子にワイヤ一端を接続するベアリングを搭載することにより、ワイヤが回転子の回転を妨げることなく予圧力を付与することが可能となり、また、回転子の上部ヘッド部外周をベアリングを介して懸架フランジと接続することで、超音波モータが単軸超音波モータであった場合にも、回転軸を固定することが可能となる。
さらに、球面を備えた回転子を、回転子の回転中心を頂点とした円錐形状が開穿されてこの円錐形状の底面を開口端となるよう形成してワイヤが挿通するようにしたことで、回転子の傾斜範囲を大きくすることができ、また、回転子の回転中心近傍でワイヤをOリング等で案内把持することで、ワイヤと回転子との接続点を回転子の回転中心に調節することも可能である。
加えて、張力調節手段にボールネジ又はジャッキ等を用いることで少ないエネルギ供給量でワイヤの張力を調節することが可能となり、また、ワイヤを、例えば、紐状弾性体を採用した場合には、単にワイヤ長を変化させることで張力を調節できるようになる。しかも、ワイヤを所定長のチューブを挿通して張力調節手段に固定することにより、張力を適宜調節可能とする張力調節手段の設置場所が限定されず、様々なロボット等に超音波モータを搭載させることが可能となる。したがって、このような超音波モータを複数連結させてロボットに搭載したときには、少スペースで多関節を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態につき、添付の図面を参照しつつ、モータ例1〜3及びロボット例を順に挙げて説明する。
(モータ例1)
図1は、本発明モータの実施形態例であるモータ例1の超音波モータα1の要部構成を示す断面図である。
同図に示すように、本モータ例1に係る超音波モータα1は、複数の圧電素子11,12,13,14を積層しそれら複数の圧電素子11,12,13,14への位相の異なる交流電圧の印加に伴い固有振動数の等しい複数の固有振動を励振する両端面中央を縦貫する中空孔1aが形成された、例えば、円柱形状をなす固定子1と、固定子1に発生した固有振動に基づき固定子1の振動端面との間で作用する摩擦力により回転駆動し、例えば、この回転駆動を伝達する部材が接続される回転シャフト21が植立された回転子2とを具備して、固定子1と回転子2とに作用させる予圧力を適宜調節可能に構成された多自由度のトルク制御機構付超音波モータとして構成される。
また、超音波モータα1は、回転子2に一端が接続されて回転子2の回転中心Aを通り中空孔1aを挿通して固定子1を縦貫するワイヤ3と、固定子1中に圧電素子11,12,13,14とともに介層されて外表面中間に一体張出し外延した懸架フランジ15を鍔設した中空孔1aの下開口端B側で貫通垂下したワイヤ3に引張力を作用させてワイヤ3の張力を適宜調節可能とするようワイヤ3下端に固着された張力調節手段5と、を具備することにより、この張力を超音波モータα1に予圧力として作用させ回転子2を固定子1に圧着するよう構成される。
ここで、圧電素子11は、例えば、ピッチ方向のたわみ振動を発生する圧電素子であり、圧電素子12,13は、例えば、縦方向の伸縮振動を発生する圧電素子であり、圧電素子14は、例えば、ロール方向のたわみ振動を発生する圧電素子であるとする。
また、回転子2は、ワイヤ3が挿通されて回転子2の回転中心Aを頂点とした円錐形状が開穿されて、この円錐形状の底面を開口端Cとするワイヤ3の挿通穴2aが下端に形成されかつ開口端C周辺外域を固定子1の中空孔1a上端に拡大開口する受座口1bと接する球面部位を具備するようにするとよく、この球面部位が固定子1の振動端面と接触して摩擦力を作用させることで、回転駆動するよう構成される。
よって、回転子2は、固定子1の振動端面上に設けられた受座口1bおいて、例えば、回転子2との間で作用させる摩擦力を効果的に作用させるために設置された摩擦材6と接する面が球面になっており、固定子1からの回転子2への回転及び傾斜方向への直接的な拘束力はなく、一方、固定子1は、例えば、圧電素子11,12,13,14を介層して懸架フランジ15により一体にボルト締め等により嵌着されたランジュバン型振動子として構成される。
さらに、超音波モータα1は、回転子2の回転中心Aを通る軸上にてワイヤ3上端を取着してこのワイヤ3と一体に回転自在に回転子2内上部に空転自在に設けるベアリング内輪41と、回転子2に固定されてベアリング内輪41に転動体42を介して外転自在に固定された回転子2と一体に回転するベアリング外輪43と、を有したワイヤ接続ベアリング4を具備しており、ワイヤ接続ベアリング4は、例えば、そのベアリング外輪43のみを回転子2と回転子2の上部ヘッド部22とで挟装されて回転子2の回転駆動を妨げずに回転子2内に保持するようにしている。
また、回転子2は、ワイヤ3との接続点直下に、この回転子2の挿通穴2aの回転中心A近傍にてその外周面を挿通穴2aに固着する一方、その内周面にてワイヤ3を挿通穴2a内にて回転中心Aを通るよう空転可能に案内把持するOリング23を具備するようにすることで、ワイヤ3をこのOリング23の中心を挿通させてワイヤ3を接続点以外での回転子2との接触を防ぐように構成することもできる。
そのため、超音波モータα1は、回転子2の回転駆動に高いトルクを引き出すために、回転子2の固定子1と接触する球面部位と、固定子1の摩擦材6との間に作用させる摩擦力が高くなければならず、固定子1と回転子2とを強い力で圧着させる必要があり、超音波モータα1では、ワイヤ3により強い予圧力を付与するようにしている。
即ち、超音波モータα1は、張力調節手段5により、固定子1の中空孔1aから導出させたワイヤ3を回転子2と対向する方向に引張力を作用させることで、予圧力を付与している。これにより、回転子2のYaw回転はワイヤ3に伝達されず、ワイヤ3を引っ張る張力調節手段5を回転子2のYaw回転にあわせて回転させる必要はない。
また、ワイヤ3の一端が回転子2の回転中心Aを通る軸上に取り付けられているため、ワイヤ3を引っ張ることにより回転子2に与えられる回転モーメントは存在しない。
なお、回転子2の傾斜角度に関する動作範囲について、例えば、固定子1は、摩擦材6と回転子2との接触部分がなす円の半径を回転子2の半径未満で可能な限り大きくなるよう形成されて、一方、回転子2は、挿通穴2aの円錐形状の母線Dとワイヤ3とがなす角Eを45°未満で可能な限り大きくなるよう形成されることで、最大45°の傾斜角を取ることが可能となる。
ここで、母線Dとワイヤ3がなす角Eを小さくすることで、回転子2の傾斜角度の上限値を最大90°まで大きくすることが可能であるが、この場合、母線Dとワイヤ3がなす角Eよりも回転子2の傾斜角が大きくなったときに、ワイヤ3は挿通穴2aの表面に接触してしまい、傾斜方向の負荷トルクが発生してしまうため好ましくない。
一方、張力調節手段5は、例えば、ワイヤ3に対して一方向に引張力を作用させる直動式アクチュエータ51であって、ワイヤ3はその一端が接続された直動アクチュエーア51に固定されており、直動式アクチュエータ51が発生する引張力の大きさを制御することで、超音波モータα1に付与する予圧力を調節することが可能となり、超音波モータα1は、直動式アクチュエータ51が発生した引張力に応じたトルクを発するように構成されている。
この直動式アクチュエータ51は、懸架フランジ15に直接固定されるものに限定されず、例えば、懸架フランジ15に、外周端下方に連設して延びかつ固定子1下部を包容する有底円筒枠体16の中空孔1a下端開口が臨む底部中央部位に貫口15aを貫設して、固定子1を抱持するよう構成されるとよい。
このとき、懸架フランジ15は、この貫口15aから垂下した開口端Fからワイヤ3を挿通し、ワイヤ3の下端に接続された張力調節手段5の、例えば、直動式アクチュエータ51までこのワイヤ3を案内規制するワイヤ保護チューブ7を具備するようにするとよく、ワイヤ保護チューブ7は、ワイヤ3を被覆する柔軟なチューブであってよいが、ワイヤ3に沿った接線方向には伸縮しないものが好適である。
ここで、超音波モータα1は、例えば、ワイヤ3が所定弾性定数の紐状弾性体である場合に、このワイヤ3のワイヤ長を所定長さに制御することでワイヤ3の張力を制御することが可能であることから、直動式アクチュエータ51によりワイヤ3の伸張量を制御することで、ワイヤ3の張力を制御することが可能となる。
なお、ワイヤ接続ベアリング4は、回転子2内部に搭載するようにして説明したものの、ワイヤ3の上端を直接回転子2の挿通穴2a内に接続し、ワイヤ3の下端を接続するにあたり張力調節手段5との間に搭載させてもよく、この場合、ベアリング内輪41にワイヤ3下端を接続し、ベアリング外輪43を張力調節手段5に固定するようにして、回転子の回転駆動に伴うワイヤ3の軸回転を張力調節手段5にて空転するようにするとよい。
(モータ例2)
次に、図2は、本発明モータの実施形態例であるモータ例2の超音波モータα2の要部構成を示す断面図である。なお、以下の本実施形態の説明で用いる各図面には、図1に示したものと同一又は同等な構成要素につき同一の符号を当てるものとし、当該構成要素の詳細な説明については省略するものとする。
同図に示すように、本モータ例2に係る超音波モータα2は、上記モータ例1に係る超音波モータα1の張力調節手段5として、回転子2との間に張架され中空孔1aを貫通したワイヤ3の下端が中央に接続されて、平行する懸架フランジ15の外周端部と相対向する位置に雌螺子孔を形成されたワイヤ固定材52と、この懸架フランジ15とワイヤ固定材52の雌螺子孔とを所定間隔離して連結螺貫することにより、懸架フランジ15とワイヤ固定材52との間隔を調節可能とするボールネジ53,54と、を具備して構成される。
ここで、超音波モータα2は、例えば、ワイヤ3が所定弾性定数の紐状弾性体である場合に、このワイヤ3のワイヤ長を所定長さに制御することでワイヤ3の張力を制御することが可能であることから、懸架フランジ15とワイヤ固定材52との間の距離を制御することで、ワイヤ3の伸張量を変化させて張力を制御することが可能となり、ボールネジ53,54は手動により調節可能としてもよいが、ボールネジ制御モータ55,56により調節するようにするとよい。
なお、ボールネジ制御モータ55,56は、懸架フランジ15上に固定して示したものの、ワイヤ固定材52上のボールネジ53,54の対応する位置に設置しても構わず、さらに、超音波モータα2のワイヤ接続ベアリング4は回転子2内に搭載させて説明したものの、超音波モータα1と同様にして、張力調節手段5に搭載させてもよく、即ち、ワイヤ接続ベアリング4は、ワイヤ固定材52に設置するようにしても構わない。
このとき、ワイヤ3の上端は回転子2の挿通穴2a内部に直接接続されて、一方、ワイヤ3の下端はワイヤ固定材52上にてベアリング内輪41に接続されて、ベアリング外輪43のみをワイヤ固定材52に固定されるよう構成されて、回転子2とワイヤ3とが一体にYaw回転を行う一方、ワイヤ3の回転はワイヤ接続ベアリング4によりワイヤ固定材52には伝達されないようにすることもできる。
また、本モータ例2では懸架フランジ15とワイヤ固定材52との間の距離を制御する手段としてボールネジ53,54について説明したものの、これに限定されるものではなく、例えば、図示しない油圧ジャッキ等のジャッキにより懸架フランジ15とワイヤ固定材52との間の距離を制御するように構成し、ワイヤ3の伸張量を調節することでワイヤ3の張力を調整するようにしても構わない。
(モータ例3)
続いて、図3は、本発明モータの実施形態例であるモータ例3の超音波モータα3の要部構成を示す断面図である。
同図に示すように、本モータ例3に係る超音波モータα3は、上記モータ例1に係る超音波モータα1として、回転子2の上部ヘッド部22外周上に固定されてこの回転子2と一体に回転するベアリング内輪81と、ベアリング内輪81の外周にて懸架フランジ15外周端に固定された上方に伸びて固定子1上部及び回転子2を内に包容する筒枠体17上端内側に固定されてベアリング内輪81と転動体82を介して外転自在に固定された懸架フランジ15と一体に空転するベアリング外輪83と、を有した回転子取付ベアリング8を具備する、軸A1を回転軸とする単軸超音波モータとして構成される。
したがって、単軸超音波モータである超音波モータα3であっても、例えば、直動式アクチュエータ51等の張力調節手段5を具備することが可能であり、適宜ワイヤ3の張力を調節することで超音波モータα1や超音波モータα2と同様にして、固定子1と円盤形状等の回転子2とを圧着させる予圧力を適宜調節することが可能である。
なお、単軸超音波モータとして構成された超音波モータα3の固定子1は、例えば、ピッチ方向のたわみ振動を発生する圧電素子11と、ロール方向のたわみ振動を発生する圧電素子14とを積層して、回転子2が軸A1を回転軸とする回転駆動を行うよう構成するとよい。
一方、超音波モータα3の回転子2は、ワイヤ接続ベアリング4とベアリング外輪43とのみ固定されて構成されるように説明したものの、ワイヤ接続ベアリング4を回転子2内に搭載することに代えて、超音波モータα1,α2と同様にしてワイヤ3と張力調節手段5との接続点に設置するようにしても構わない。
(ロボット例)
引続き、図4は、本発明ロボットの実施形態例であるロボット例のロボットβの要部構成を示す断面図である。なお、本ロボット例では、本発明モータの超音波モータα1、超音波モータα2又は超音波モータα3と同様に構成された複数の超音波モータα4,α5,α6,…を搭載するものとして説明する。
同図に示すように、本ロボット例に係るロボットβは、直列に複数段連結された本発明モータの、例えば、超音波モータα4,α5,α6,…を搭載して構成されて、超音波モータα4,α5,α6,…の回転子2が、それぞれ回転子2の頭頂部に下端を連結して回転子2の回転駆動を伝達する回転シャフト21を具備するとともに、超音波モータα4,α5,α6のそれぞれの下端である、例えば、固定子1下部を内に位置せしめる有底円筒枠体16が、隣接して連結する他の超音波モータα4,α5,α6,…の回転シャフト21上端に接続して、例えば、多自由度の多関節を実現する蛇ロボットとして構成される。
続いて、本発明モータの実施例1につき、添付の図面を参照しつつ説明する。
図5は、本発明モータを適用したヒューマノイドロボットγ1の膝関節を示す断面図である。なお、本実施例1では超音波モータα1を搭載させた場合について説明するものの、他の本発明モータを搭載するものであっても構わない。
同図に示すように、本実施例1に係る、例えば、回転シャフト21上に上体(図示しない)に接続される上体接続部91を搭載したヒューマノイドロボットγ1の膝関節に超音波モータα1を適用した場合には、例えば、懸架フランジ15と一体に固定された有底円筒枠体16に接続された足92が地面Gに着地したときに、モータトルクが高くなるよう、ワイヤ3を伸張し、遊脚時には、モータトルクがほぼ0に近づくように、ワイヤ3の伸張量を制御する、例えば、弾性体93,94を具備することで膝屈曲時に作用する弾性体93の圧縮と弾性体94の伸張により生じる弾性力により負荷トルクを低減することができ、クラッチ等の付加機構なしに効率的な受動歩行を行うことが可能となる。
次に、本発明モータの実施例2につき、添付の図面を参照しつつ説明する。
図6は、本発明モータを適用したマニピュレータγ2を示す断面図である。なお、本実施例2では超音波モータα1を搭載させた場合について説明するものの、他の本発明モータを搭載するものであっても構わない。
同図に示すように、本実施例2に係るマニピュレータγ2に超音波モータα1を適用した場合には、例えば、回転シャフト21に接続された所定の加工工具95を具備させて、さらに、例えば、この加工工具95を所定の加工物Hに対して位置決め可能に別途所定の支持アーム(図示しない)等が懸架フランジ15と一体に固定された有底円筒枠体16に固定されて構成されるとよい。
以上、本発明の実施の形態につき、そのモータ例1〜3及びロボット例並びに実施例1〜2を順次挙げて説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段にのみ限定されるものではなく、前述した効果を有する範囲内において、適宜、変更実施することが可能なものである。
本発明モータの実施形態例であるモータ例1の超音波モータの要部構成を示す断面図である。 本発明モータの実施形態例であるモータ例2の超音波モータの要部構成を示す断面図である。 本発明モータの実施形態例であるモータ例3の超音波モータの要部構成を示す断面図である。 本発明ロボットの実施形態例であるロボット例のロボットの要部構成を示す断面図である。 本発明モータを適用させた実施例1に係るヒューマノイドロボットの膝関節を示す断面図である。 本発明モータを適用させた実施例2に係るマニピュレータを示す断面図である。
符号の説明
α1,α2,α3,α4,α5,α6…超音波モータ
β…ロボット
γ1…ヒューマノイドロボット
γ2…マニピュレータ
A…回転中心
A1…回転軸
B…下開口端
C,F…開口端
D…母線
E…角
G…地面
H…加工物
1…固定子
1a…中空孔
1b…受座口
11,12,13,14…圧電素子
15…懸架フランジ
15a…貫口
16…有底円筒枠体
17…筒枠体
2…回転子
2a…挿通穴
21…回転シャフト
22…回転子の上部ヘッド部
23…Oリング
3…ワイヤ
4…ワイヤ接続ベアリング
41,81…ベアリング内輪
42,82…転動体
43,83…ベアリング内輪
5…張力調節手段
51…直動式アクチュエータ
52…ワイヤ固定材
53,54…ボールネジ
55,56…ボールネジ制御モータ
6…摩擦材
7…ワイヤ保護チューブ
8…回転子取付ベアリング
91…上体接続部
92…足
93,94…弾性体
95…加工工具

Claims (11)

  1. 複数の圧電素子を積層しそれら複数の圧電素子への位相の異なる交流電圧の印加に伴い固有振動数の等しい複数の固有振動を励振する両端面中央を縦貫する中空孔が形成された固定子と、当該固定子に発生した固有振動に基づき当該固定子の振動端面との間で作用する摩擦力により回転駆動する回転子とを具備して、当該固定子と当該回転子とに作用させる予圧力を適宜調節可能に構成された所定自由度のトルク制御機構付超音波モータであって、
    前記回転子に一端が接続されて当該回転子の回転中心を通り前記中空孔を挿通して前記固定子を縦貫するワイヤと、
    前記固定子中に前記圧電素子とともに介層されて外表面中間に一体張出し外延した懸架フランジを鍔設した前記中空孔の下開口端側で貫通垂下した前記ワイヤに引張力を作用させて当該ワイヤの張力を適宜調節可能とするよう当該ワイヤ下端に固着された張力調節手段と、を具備することにより、当該張力を前記超音波モータに前記予圧力として作用させ前記回転子を前記固定子に圧着するよう構成される、
    ことを特徴とするトルク制御機構付超音波モータ。
  2. 前記トルク制御機構付超音波モータは、
    前記回転子の回転中心を通る軸上にて前記ワイヤ上端又は下端を取着して当該ワイヤと一体に回転自在に前記回転子内上部又は前記張力調節手段に空転自在に設けるベアリング内輪と、
    前記回転子又は前記張力調節手段に固定され当該ベアリング内輪に転動体を介して外転自在に固定された当該回転子又は当該張力調節手段と一体に回転するベアリング外輪と、を有したワイヤ接続ベアリングを具備する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  3. 前記回転子は、
    当該回転子の前記回転中心を頂点とした円錐形状が開穿されて当該円錐形状の底面を開口端とする当該ワイヤの挿通穴が下側に形成されかつ当該開口端周辺外域を前記固定子の前記中空孔上端に拡大開口する受座口と接する球面部位を具備する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  4. 前記回転子は、
    前記ワイヤとの前記接続点直下に、当該回転子の前記挿通穴の前記回転中心近傍にてその外周面を当該挿通穴に固着する一方、その内周面にて当該ワイヤを当該挿通穴内にて当該回転中心を通るよう空転可能に案内把持するOリングを具備する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  5. 前記トルク制御機構付超音波モータは、
    前記回転子の上部ヘッド部外周上に固定されて当該回転子と一体に回転するベアリング内輪と、
    当該ベアリング内輪の外周にて前記懸架フランジ外周端に固定され上方に延びて前記固定子上部及び前記回転子を内に包容する筒枠体上端内側に固定されて当該ベアリング内輪と転動体を介して外転自在に固定された当該懸架フランジと一体に空転するベアリング外輪と、を有した回転子取付ベアリングを具備する単軸超音波モータである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  6. 前記張力調節手段は、
    前記ワイヤに対して一方向に引張力を作用させる直動式アクチュエータである、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  7. 前記張力調節手段は、
    前記回転子との間に張架され前記中空孔を貫通した前記ワイヤの下端が中央に接続されて、平行する前記懸架フランジの外周端部と相対向する位置に雌螺子孔を形成されたワイヤ固定材と、
    当該懸架フランジと当該ワイヤ固定材の当該雌螺子孔とを所定間隔離して連結螺貫することにより、当該懸架フランジと当該ワイヤ固定材との間隔を調節可能とするボールネジと、を具備する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  8. 前記張力調節手段は、
    前記懸架フランジと前記ワイヤ固定材間の前記ボールネジに代えて、
    前記ワイヤの前記張力を調節可能なジャッキを介在する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  9. 前記ワイヤは、
    所定弾性定数を有した紐状弾性体である、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  10. 前記懸架フランジは、
    外周端下方に連設して延びかつ前記固定子下部を包容する有底円筒枠体の前記中空孔下端開口が臨む底部中央部位に貫口を貫設し、
    当該貫口から垂下した前記ワイヤ下端に接続された前記張力調節手段まで当該ワイヤを案内規制するワイヤ保護チューブを具備する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載のトルク制御機構付超音波モータ。
  11. 直列に複数段連結された前記請求項1乃至10に記載のトルク制御機構付超音波モータを搭載したロボットであって、
    前記トルク制御機構付超音波モータの前記回転子は、
    それぞれ当該回転子の頭頂部に下端を連結して当該回転子の回転駆動を伝達する回転シャフトを具備するとともに、
    当該トルク制御機構付超音波モータの下端は、
    連結する他の前記トルク制御機構付超音波モータの当該回転シャフト上端に接続して構成される、
    ことを特徴とする超音波モータ搭載ロボット。
JP2004176320A 2004-06-15 2004-06-15 トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット Expired - Fee Related JP4354342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176320A JP4354342B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176320A JP4354342B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006005975A JP2006005975A (ja) 2006-01-05
JP4354342B2 true JP4354342B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=35773905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176320A Expired - Fee Related JP4354342B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4354342B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4788451B2 (ja) * 2006-04-10 2011-10-05 株式会社豊田自動織機 振動アクチュエータ
JP4780770B2 (ja) 2006-04-10 2011-09-28 株式会社豊田自動織機 振動アクチュエータ
JP4807276B2 (ja) * 2007-02-13 2011-11-02 株式会社豊田自動織機 振動アクチュエータ
JP2010089007A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sonotec Co Ltd 超音波加工装置
JP5316046B2 (ja) * 2009-02-09 2013-10-16 株式会社豊田自動織機 振動アクチュエータの支持機構
JP6041549B2 (ja) * 2012-06-15 2016-12-07 キヤノン株式会社 医療用マニピュレータおよび、該医療用マニピュレータを備えた医療用画像撮影装置
JP2014000117A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Canon Inc 医療用マニピュレータ及び、それを備えた医療用画像システム
CN107571282A (zh) * 2017-09-13 2018-01-12 深圳市卓博机器人有限公司 机器人转动机构以及无死角旋转机器人
CN113070743B (zh) * 2020-01-03 2022-06-28 上海飞机制造有限公司 一种机器人末端执行器及机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006005975A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4354342B2 (ja) トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット
JP2001161083A (ja) 電気機械式モータ
JPS5937672B2 (ja) 超音波振動を利用した回転駆動装置
CN110048636B (zh) 基于纵振夹心式换能器的压电超声驱动器及其使用方法
EP0959268A3 (en) A mechanism for driving a screw rod by supersonic vibration
JP2006325280A (ja) 多自由度超音波モータの出力剛性調整機構付予圧装置
JP4101789B2 (ja) 関節ロボット
JPH05223665A (ja) モータのトルク検出部
JP4209239B2 (ja) 多自由度超音波モータの予圧装置
JPS63191585A (ja) ダイレクト・ドライブ型多関節ロボツト
JP4327620B2 (ja) 多自由度超音波モータ及び予圧装置
JP2009257458A (ja) 送り装置及びロボット
JP2019213255A5 (ja)
JP4209256B2 (ja) 予圧装置及び多自由度超音波モータ
JPH07259376A (ja) 構造物の制震方法、制震構造物、制震装置、および制震用制御力発生装置
JP4209255B2 (ja) 回転子及び多自由度超音波モータ
JP2010166720A (ja) 超音波モータ駆動装置
EP0763405A1 (en) Rotational actuator
JPS5930912B2 (ja) 超音波振動を利用したモ−タ−装置
KR20180138259A (ko) 일체형 관절 구동 모듈
KR102602142B1 (ko) 가동범위가 조절되는 액추에이터
US11502626B2 (en) Piezoelectric motor and robot
JP2859887B2 (ja) アンテナ駆動装置
JPH0336228Y2 (ja)
JP2002310174A (ja) モータ付き軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060728

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20070628

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070813

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071109

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4354342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees