JP2002310174A - モータ付き軸受 - Google Patents

モータ付き軸受

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JP2002310174A
JP2002310174A JP2001119244A JP2001119244A JP2002310174A JP 2002310174 A JP2002310174 A JP 2002310174A JP 2001119244 A JP2001119244 A JP 2001119244A JP 2001119244 A JP2001119244 A JP 2001119244A JP 2002310174 A JP2002310174 A JP 2002310174A
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Japan
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bearing
rotor
ball bearing
ultrasonic motor
motor
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JP2001119244A
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English (en)
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Hiromasa Fukuyama
寛正 福山
Yoshio Shoda
義雄 正田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転駆動装置の回転駆動軸を超音波モータに
より効率よく駆動できるようにする。 【解決手段】 回転駆動軸12を駆動する超音波モータ
13のロータ13cと回転駆動軸12を支持する玉軸受
11の内輪11bとをロータ連結体16により連結し、
超音波モータ13の回転力が内輪11bを介して回転駆
動軸12にダイレクトに伝わるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉軸受、円筒ころ
軸受、クロスローラ軸受等の転がり軸受に関し、さらに
詳しくは、一般機械あるいは産業用ロボットの関節部等
に組み込まれて使用されるモータ付きの軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用ロボットの関節部等に組み
込まれる回転駆動装置は、例えば電動モータのモータ軸
と回転駆動軸とをカップリングにより連結し、このカッ
プリングを介して電動モータの回転を回転駆動軸に伝え
る構成となっている。このため、上記のような回転駆動
装置では回転駆動軸を支持する軸受やカップリングなど
を必要とし、これらの構成要素を設けるためのスペース
が装置の小型化を阻害する要因となっていた。
【0003】そこで、回転駆動軸を駆動するモータとし
て超音波モータを使用し、この超音波モータにより回転
駆動軸をダイレクトに駆動するようにしたダイレクトド
ライブ方式の回転駆動装置が特開平1−144369号
公報に開示されている。このような回転駆動装置では前
述したカップリング等が不要となり、カップリングを設
けるためのスペースを確保しなくてもよいので、装置の
小型化を図ることができるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された回転駆動装置では、回転駆動軸を支持す
る軸受の内輪に超音波モータの振動体を接触させて回転
駆動軸を駆動する構成となっているため、軸受の内輪と
振動体との間ですべりが生じることがあった。このた
め、上述した回転駆動装置では、装置の小型化を図れる
ものの回転駆動軸の駆動効率が低いという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上述した問題点に着目してなさ
れたものであり、回転駆動軸などを超音波モータにより
効率よく駆動することのできるモータ付き軸受を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るモータ付き軸受は、外輪と内
輪との間に複数の転動体を有する軸受と、前記外輪の一
端に該外輪と同軸に接合されたモータハウジングと、こ
のモータハウジングの内周面に外周面を固定された超音
波モータステータと、この超音波モータステータに対し
て回転可能に設けられ且つ前記内輪にロータ連結体を介
して連結された超音波モータロータとを具備してなるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2の発明に係るモータ付き軸受は、
外輪と内輪との間に複数の転動体を有する軸受と、前記
内輪の一端に該内輪と同軸に接合されたモータハウジン
グと、このモータハウジングの外周面に内周面を固定さ
れた超音波モータステータと、この超音波モータステー
タに対して回転可能に設けられ且つ前記外輪にロータ連
結体を介して連結された超音波モータロータとを具備し
てなることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明に係るモータ付き軸受は、
請求項1または2記載のモータ付き軸受において、前記
軸受をクロスローラ軸受としたことを特徴とする。請求
項1乃至3の発明に係るモータ付き軸受では、超音波モ
ータの回転力が軸受の外輪または内輪を介して駆動軸等
の被駆動体にダイレクトに伝わるので、回転駆動軸等の
被駆動体を超音波モータにより効率よく駆動することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明に係るモータ付き軸受の第
1の実施形態を図1に示す。同図において、符号10は
ダイレクトドライブ方式の回転駆動装置を示し、この回
転駆動装置10は、玉軸受11に支持された回転駆動軸
12と、この回転駆動軸12を駆動する超音波モータ1
3とから構成されている。
【0010】超音波モータ13は円筒状に形成されたモ
ータハウジング13aと、このモータハウジング13a
の内周面に外周面を固定された環状のステータ13b
と、このステータ13bに対して回転可能に設けられた
環状のロータ13cとからなり、モータハウジング13
aの一端には玉軸受11の外輪11aがモータハウジン
グ13aと同軸に接合されている。
【0011】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端は玉軸受
11の内輪11bに同軸に接合されており、これにより
玉軸受11の内輪11bはロータ13cと一体に回転す
るようになっている。なお、玉軸受11は外輪11aお
よび内輪11bの他に、転動体11c、保持器11dお
よびシール11eを備えて構成されている。
【0012】このような構成において、超音波モータ1
3の作動原理について図2を参照して説明する。超音波
モータ13の圧電セラミック14に高周波電圧が印加さ
れると、圧電セラミック14が電歪効果によって超音波
振動を発生する。このとき、圧電セラミック14で発生
した超音波振動は、図2に示すように、ステータ13b
の環状体15を撓ませながら進行波としてステータ13
bの円周方向に連続的に進行し、これによってロータ1
3cが進行波の進行方向と逆方向に回転する。このよう
にして超音波モータ13のロータ13cが回転すると、
これと一体に玉軸受11の内輪11bが回転すると共に
玉軸受11に支持された回転駆動軸12が内輪11bと
一体に回転する。
【0013】上述した第1の実施形態では、回転駆動軸
12を駆動する超音波モータ13のロータ13cと回転
駆動軸12を支持する玉軸受11の内輪11bとをロー
タ連結体16により連結したことにより、超音波モータ
13の回転力が内輪11bを介して回転駆動軸12にダ
イレクトに伝わるので、回転駆動軸12を超音波モータ
13により効率よく駆動することができる。
【0014】次に、本発明に係るモータ付き軸受の第2
の実施形態を図3に示す。同図において、符号17はダ
イレクトドライブ方式の回転駆動装置を示し、この回転
駆動装置17は、玉軸受11を支持する固定軸12K
と、玉軸受11の外輪11aを駆動する超音波モータ1
3とから構成されている。超音波モータ13は円筒状に
形成されたモータハウジング13aと、このモータハウ
ジング13aの外周面に内周面を固定された環状のステ
ータ13bと、このステータ13bに対して回転可能に
設けられた環状のロータ13cとからなり、モータハウ
ジング13aは玉軸受11の内輪11bと一体に形成さ
れている。
【0015】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端は玉軸受
11の外輪11aに同軸に接合されており、これにより
玉軸受11の外輪11aはロータ13cと一体に回転す
るようになっている。なお、玉軸受11は外輪11aお
よび内輪11bの他に、転動体11c、保持器11dお
よびシール11eを備えて構成されている。
【0016】このような構成において、超音波モータ1
3のロータ13cが回転すると、これと一体に玉軸受1
1の外輪11aが回転する。ここで、内輪11bを固定
輪とすると、玉軸受11の外輪11aが回転する。した
がって、超音波モータ13のロータ13cと玉軸受11
の外輪11aとをロータ連結体16により連結したこと
により、超音波モータ13の回転力が外輪11aにダイ
レクトに伝わるので、外輪11aを超音波モータ13に
より効率よく駆動することができる。
【0017】上述した第1及び第2の実施形態では回転
駆動軸を支持する軸受として単列深溝玉軸受を用いた
が、図4に示す第3の実施形態や図5に示す第4の実施
形態のように、回転駆動軸を支持する軸受として2つの
アンギュラ玉軸受からなる組合わせ軸受18を用いても
よい。次に、本発明に係るモータ付き軸受の第5の実施
形態を図6に示す。図6において、符号20はダイレク
トドライブ方式の回転駆動装置を示し、この回転駆動装
置20は、クロスボール軸受21に支持された回転駆動
軸12と、この回転駆動軸12を駆動する超音波モータ
13とから構成されている。
【0018】超音波モータ13は円筒状に形成されたモ
ータハウジング13aと、このモータハウジング13a
の内周面に外周面を固定された環状のステータ13b
と、このステータ13bに対して回転可能に設けられた
環状のロータ13cとからなり、モータハウジング13
aの一端にはクロスボール軸受21の外輪21aがモー
タハウジング13aと同軸に接合されている。
【0019】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端はクロス
ボール軸受21の内輪21bの一端に接合されており、
これによりクロスボール軸受21の内輪21bはロータ
13cと一体に回転するようになっている。なお、クロ
スボール軸受21は外輪21aおよび内輪21bの他
に、複数の転動体21cを備えてなり、転動体21cは
隣接する転動体に対し約90度に交差させて外輪21a
と内輪21bとの間に配列されている。
【0020】このような構成において、超音波モータ1
3のロータ13cが回転すると、これと一体にクロスボ
ール軸受21の内輪21bが回転すると共にクロスボー
ル軸受21に支持された回転駆動軸12が内輪21bと
一体に回転する。したがって、超音波モータ13のロー
タ13cとクロスボール軸受21の内輪21bとをロー
タ連結体16により連結したことにより、超音波モータ
13の回転力が内輪21bを介して回転駆動軸12にダ
イレクトに伝わるので、回転駆動軸12を超音波モータ
13により効率よく駆動することができる。
【0021】次に、本発明に係るモータ付き軸受の第6
の実施形態を図7に示す。同図において、符号22はダ
イレクトドライブ方式の回転駆動装置を示し、この回転
駆動装置22は、クロスボール軸受21に支持された固
定軸12Kと、クロスボール軸受21の外輪21aを駆
動する超音波モータ13とから構成されている。超音波
モータ13は円筒状に形成されたモータハウジング13
aと、このモータハウジング13aの外周面に内周面を
固定された環状のステータ13bと、このステータ13
bに対して回転可能に設けられた環状のロータ13cと
からなり、モータハウジング13aの一端にはクロスボ
ール軸受21の内輪21bが一体に形成されている。
【0022】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端はクロス
ボール軸受21の外輪21aの一端に接合されており、
これによりクロスボール軸受21の外輪21aはロータ
13cと一体に回転するようになっている。なお、クロ
スボール軸受21は外輪21aおよび内輪21bの他
に、複数の転動体21cを備えてなり、転動体21cは
隣接する転動体に対し約90度に交差させて外輪21a
と内輪21bとの間に配列されている。
【0023】このような構成において、超音波モータ1
3のロータ13cが回転すると、これと一体にクロスボ
ール軸受21の外輪21aが回転する。ここで、内輪2
1bを固定輪とすると、クロスボール軸受21の外輪2
1aが回転する。したがって、超音波モータ13のロー
タ13cとクロスボール軸受21の外輪21aとをロー
タ連結体16により連結したことにより、超音波モータ
13の回転力は内輪21bが固定軸12Kに固定されて
いるときに外輪21aにダイレクトに伝わるので、回転
駆動軸12を超音波モータ13により効率よく駆動する
ことができる。
【0024】上述した第5及び第6の実施形態では回転
駆動軸12を支持する軸受としてクロスボール軸受21
を用いたが、図8に示す第7の実施形態や図9に示す第
8の実施形態のように、回転駆動軸12を支持する軸受
としてクロスローラ軸受23を用いてもよい。次に、本
発明に係るモータ付き軸受の第9の実施形態を図10に
示す。同図において、符号24は螺子式往復動装置を示
し、この螺子式往復動装置24は、ねじ軸25を軸方向
に往復動させるためのナット26と、このナット26を
回転駆動する超音波モータ13とを備えている。また、
螺子式往復動装置25はナット26を支持する玉軸受1
1を備えており、この玉軸受11の内輪11bはナット
26と一体に形成されている。
【0025】超音波モータ13は円筒状に形成されたモ
ータハウジング13aと、このモータハウジング13a
の内周面に外周面を固定された環状のステータ13b
と、このステータ13bに対して回転可能に設けられた
環状のロータ13cとからなり、モータハウジング13
aの一端には玉軸受11の外輪11aが同軸に接合され
ている。
【0026】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端は玉軸受
11の内輪11bに同軸に接合されており、これにより
玉軸受11の内輪11aはロータ13cと一体に回転す
るようになっている。なお、玉軸受11は外輪11aお
よび内輪11bの他に、転動体11c、保持器11d、
シール11eを備えて構成されている。また、玉軸受1
1の外輪11aとモータハウジング13aはベース27
に固定されている。
【0027】このような構成において、超音波モータ1
3の圧電セラミック14に高周波電圧を印加すると、圧
電セラミック14が電歪効果によって超音波振動を発生
する。このとき、圧電セラミック14で発生した超音波
振動は、ステータ13bを撓ませながら進行波としてス
テータ13bの円周方向に連続的に進行し、これによっ
てロータ13cが進行波の進行方向と逆方向に回転す
る。このようにして超音波モータ13のロータ13cが
回転すると、これと一体に玉軸受11の内輪11bが回
転すると共に内輪11bと一体に形成されたナット26
が回転する。これと螺合するねじ軸25のフランジ25
aに設けられた回り止め案内25bに挿通する回り止め
案内棒11Kによってねじ軸25の回転が阻止され、軸
方向に往復動する。
【0028】上述した第9の実施形態では、ナット26
を駆動する超音波モータ13のロータ13cとナット2
6を支持する玉軸受11の内輪11bとをロータ連結体
16により連結したことにより、超音波モータ13の回
転力が玉軸受11の内輪11bを介してナット26にダ
イレクトに伝わるので、ナット26を超音波モータ13
により効率よく駆動でき、ねじ軸25を効率よく前後動
させることができる。
【0029】なお、上述した第9の実施形態ではナット
26を支持する軸受として単列深溝玉軸受を用いたが、
図11に示す第10の実施形態のように、ナット26を
支持する軸受として2つのアンギュラ玉軸受からなる組
合わせ軸受18を用いてもよい。次に、本発明に係るモ
ータ付き軸受の第11の実施形態を図12に示す。同図
において、符号28は螺子式往復動装置を示し、この螺
子式往復動装置28は、中空のねじ軸31を軸方向に往
復動させるためのナット32と、このナット32を回転
駆動する超音波モータ13とを備えている。また、螺子
式往復動装置28はねじ軸31を支持する玉軸受11を
備えており、この玉軸受11の外輪11aはナット32
と一体に形成され、玉軸受11の内輪11bとモータハ
ウジング13aは固定体12Kによって固定されてい
る。また、中空ねじ軸31はその回り止め案内部31b
に回り止め案内棒11Kを挿通案内されることによって
回り止めされている。
【0030】超音波モータ13は円筒状に形成されたモ
ータハウジング13aと、このモータハウジング13a
の外周面に内周面を固定された環状のステータ13b
と、このステータ13bに対して回転可能に設けられた
環状のロータ13cとからなり、モータハウジング13
aは玉軸受11の内輪11bと一体に形成されている。
さらに、モータハウジング13aの内周面は固定体12
Kに嵌合固定されている。
【0031】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端は玉軸受
11の外輪11aに同軸に接合されており、これにより
玉軸受11の外輪11aはロータ13cと一体に回転す
るようになっている。なお、玉軸受11は外輪11aお
よび内輪11bの他に、転動体11c、保持器11d、
シール11eを備えて構成されている。
【0032】このような構成において、超音波モータ1
3のロータ13cが回転すると、これと一体に玉軸受1
1の外輪11aが回転すると共に外輪11aと一体に形
成されたナット32が回転し、このナット32の回転と
回り止め案内部31bと回り止め案内棒11Kとにより
中空ねじ軸31が軸方向に往復動する。上述した第11
の実施形態では、ねじ軸31を駆動する超音波モータ1
3のロータ13cとねじ軸31を支持する玉軸受11の
外輪11aとをロータ連結体16により連結したことに
より、超音波モータ13の回転力が玉軸受11の外輪1
1aとナット32を介してねじ軸31にダイレクトに伝
わるので、ねじ軸31を超音波モータ13により効率よ
く駆動することができる。
【0033】なお、上述した第11の実施形態ではねじ
軸31を支持する軸受として単列深溝玉軸受を用いた
が、図13に示す第12の実施形態のように、ねじ軸3
1を支持する軸受として2つのアンギュラ玉軸受11か
らなる組合わせ軸受18を用いてもよい。次に、本発明
に係るモータ付き軸受の第13の実施形態を図14に示
す。同図において、符号29は螺子式往復動装置を示
し、この螺子式往復動装置29は、ねじ軸25を軸方向
に往復動させるためのナット26と、このナット26を
回転駆動する超音波モータ13とを備えている。また、
螺子式往復動装置29はナット26を支持するクロスボ
ール軸受21を備えており、このクロスボール軸受21
の内輪21bはナット26と一体に形成されている。
【0034】超音波モータ13は円筒状に形成されたモ
ータハウジング13aと、このモータハウジング13a
の内周面に外周面を固定された環状のステータ13b
と、このステータ13bに対して回転可能に設けられた
環状のロータ13cとからなり、モータハウジング13
aの一端はクロスボール軸受21の内輪21bに同軸に
接合されている。
【0035】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端はクロス
ボール軸受21の内輪21bに同軸に接合されており、
これによりクロスボール軸受21の内輪21bはロータ
13cと一体に回転するようになっている。なお、クロ
スボール軸受21は外輪21aおよび内輪21bの他
に、複数の転動体21cを備えてなり、転動体21cは
隣接する転動体に対し約90度に交差させて外輪21a
と内輪21bとの間に配列されている。
【0036】このような構成において、超音波モータ1
3のロータ13cが回転すると、これと一体にクロスボ
ール軸受21の内輪21bが回転すると共に内輪21b
と一体に形成されたナット26が回転し、このナット2
6の回転と回り止め案内部25bと回り止め案内棒11
Kによりねじ軸25が軸方向に往復動する。上述した第
13の実施形態では、ナット26を駆動する超音波モー
タ13のロータ13cとナット26を支持するクロスボ
ール軸受21の内輪21bとをロータ連結体16により
連結したことにより、超音波モータ13の回転力がクロ
スボール軸受21の内輪21bを介してナット26にダ
イレクトに伝わるので、ナット26を超音波モータ13
により効率よく駆動することができる。
【0037】なお、上述した第13の実施形態ではナッ
ト26を支持する軸受としてクロスボール軸受21を用
いたが、図15に示す第14の実施形態のように、クロ
スボール軸受21の代わりにクロスローラ軸受23を用
いてもよい。次に、本発明に係るモータ付き軸受の第1
5の実施形態を図16に示す。同図において、符号30
は螺子式往復動装置を示し、この螺子式往復動装置30
は、中空のねじ軸31を軸方向に往復動させるためのナ
ット32と、このナット32を回転駆動する超音波モー
タ13とを備えている。また、螺子式往復動装置30は
ナット32を介してねじ軸31を支持するクロスボール
軸受21を備えており、このクロスボール軸受21の外
輪21aはナット32と一体に形成されている。
【0038】超音波モータ13は円筒状に形成されたモ
ータハウジング13aと、このモータハウジング13a
の外周面に内周面を固定された環状のステータ13b
と、このステータ13bに対して回転可能に設けられた
環状のロータ13cとからなり、モータハウジング13
aの一端はクロスボール軸受21の内輪21bと一体に
形成されている。
【0039】ステータ13bは圧電セラミック14の表
面に金属等からなる環状体15を貼り合わせて構成され
ており、ロータ13cと接する側の環状体15の表面に
は多数の溝(図示せず)が環状体15の径方向に沿って
櫛歯状に形成されている。超音波モータ13のロータ1
3cには円筒状に形成されたロータ連結体16の一端が
接合されている。このロータ連結体16の他端はクロス
ボール軸受21の外輪21aに同軸に接合されており、
これによりクロスボール軸受21の外輪21aはロータ
13cと一体に回転するようになっている。なお、クロ
スボール軸受21は外輪21aおよび内輪21bの他
に、複数の転動体21cを備えてなり、転動体21cは
隣接する転動体に対し約90度に交差させて外輪21a
と内輪21bとの間に配列されている。
【0040】このような構成において、超音波モータ1
3のロータ13cが回転すると、これと一体にクロスボ
ール軸受21の外輪21aが回転すると共に外輪21a
と一体に形成されたナット32が回転し、このナット3
2の回転によりねじ軸31が軸方向に往復動する。上述
した第16の実施形態では、ねじ軸31を駆動する超音
波モータ13のロータ13cとねじ軸31を支持するク
ロスボール軸受21の外輪21aとをロータ連結体16
により連結したことにより、超音波モータ13の回転力
がクロスボール軸受21の外輪21aとナット32を介
してねじ軸31にダイレクトに伝わるので、ねじ軸31
を超音波モータ13により効率よく駆動することができ
る。
【0041】なお、上述した第16の実施形態ではねじ
軸31を支持する軸受としてクロスボール軸受21を用
いたが、図17に示す第17の実施形態のように、クロ
スボール軸受21の代わりにクロスローラ軸受23を用
いてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るモー
タ付き軸受によれば、超音波モータの回転力が軸受の外
輪または内輪を介して回転駆動軸等にダイレクトに伝わ
るので、回転駆動軸等の被駆動体を超音波モータにより
効率よく駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ付き軸受の第1の実施形態
を示す断面図である。
【図2】超音波モータの作動原理を示す説明図である。
【図3】本発明に係るモータ付き軸受の第2の実施形態
を示す断面図である。
【図4】本発明に係るモータ付き軸受の第3の実施形態
を示す断面図である。
【図5】本発明に係るモータ付き軸受の第4の実施形態
を示す断面図である。
【図6】本発明に係るモータ付き軸受の第5の実施形態
を示す断面図である。
【図7】本発明に係るモータ付き軸受の第6の実施形態
を示す断面図である。
【図8】本発明に係るモータ付き軸受の第7の実施形態
を示す断面図である。
【図9】本発明に係るモータ付き軸受の第8の実施形態
を示す断面図である。
【図10】本発明に係るモータ付き軸受の第9の実施形
態を示す断面図である。
【図11】本発明に係るモータ付き軸受の第10の実施
形態を示す断面図である。
【図12】本発明に係るモータ付き軸受の第11の実施
形態を示す断面図である。
【図13】本発明に係るモータ付き軸受の第12の実施
形態を示す断面図である。
【図14】本発明に係るモータ付き軸受の第13の実施
形態を示す断面図である。
【図15】本発明に係るモータ付き軸受の第14の実施
形態を示す断面図である。
【図16】本発明に係るモータ付き軸受の第15の実施
形態を示す断面図である。
【図17】本発明に係るモータ付き軸受の第16の実施
形態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 玉軸受 11a 外輪 11b 内輪 11c 転動体 11d 保持器 11e シール 12 回転駆動軸 13 超音波モータ 13a モータハウジング 13b ステータ 13c ロータ 14 圧電セラミック 15 環状体 16 ロータ連結体 18 組合せ軸受 21 クロスボール軸受 23 クロスローラ軸受 25,31 ねじ軸 26,32 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J017 AA02 CA00 DA01 DB01 DB03 DB07 HA02 3J101 AA02 AA26 AA32 AA42 AA43 AA54 AA62 BA53 BA54 BA64 BA66 FA41 FA44 FA53 GA32 5H680 AA06 BB03 BB12 BB16 CC02 CC07 DD01 DD15 DD23 DD35 DD53 DD65 DD87 DD92 EE02 EE03 EE07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪と内輪との間に複数の転動体を有す
    る軸受と、前記外輪の一端に該外輪と同軸に接合された
    モータハウジングと、このモータハウジングの内周面に
    外周面を固定された超音波モータステータと、この超音
    波モータステータに対して回転可能に設けられ且つ前記
    内輪にロータ連結体を介して連結された超音波モータロ
    ータとを具備してなることを特徴とするモータ付き軸
    受。
  2. 【請求項2】 外輪と内輪との間に複数の転動体を有す
    る軸受と、前記内輪の一端に該内輪と同軸に接合された
    モータハウジングと、このモータハウジングの外周面に
    内周面を固定された超音波モータステータと、この超音
    波モータステータに対して回転可能に設けられ且つ前記
    外輪にロータ連結体を介して連結された超音波モータロ
    ータとを具備してなることを特徴とするモータ付き軸
    受。
  3. 【請求項3】 前記軸受をクロスローラ軸受としたこと
    を特徴とする請求項1または2記載のモータ付き軸受。
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