JP2804663B2 - 超音波モータの支持構造 - Google Patents

超音波モータの支持構造

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JP2804663B2 JP4003388A JP338892A JP2804663B2 JP 2804663 B2 JP2804663 B2 JP 2804663B2 JP 4003388 A JP4003388 A JP 4003388A JP 338892 A JP338892 A JP 338892A JP 2804663 B2 JP2804663 B2 JP 2804663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱効率を良好にして
長時間安定した連続運転ができるようにした超音波モー
タの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波モータは電気−機械変換効率が大
変高く、定電圧で、しかも低速であっても大きな駆動ト
ルクを発生させることのできるものである。中でも、低
速であっても安定して回転トルクを発生し、しかも制御
が容易な複合振動子型超音波モータは様々な分野での使
用が期待されている。
【0003】従来、この種の複合振動子型超音波モータ
の一構造例として、図5に示す構造の超音波モータが知
られている。図5に示す超音波モータAは、ステータボ
トム1と環状のねじり振動子2、3と中空のホルダー4
と環状の縦振動子6と中空のステータヘッド8とシート
状の摩擦材10とリング状のロータ12を備え、これら
を中心軸14により一体化して構成されている。なお、
前記構成において、ステータボトム1とねじり振動子
2、3とホルダー4と縦振動子6とステータヘッド8に
よりステータ11が構成されるようになっている。ま
た、ロータ12を貫通した中心軸14の先端軸15側に
は、ばね部材18が装着されてロータ12をステータヘ
ッド8に摩擦材10を介して押圧するとともに、ロータ
12における中心軸14の貫通部分には、ベアリング2
0が組み込まれている。
【0004】前記構成の超音波モータAにおいては、ね
じり振動子2、3がロータ12の回転駆動力を発生さ
せ、縦振動子6はステータ11とロータ12との接触制
御を行なうようになっている。即ち、ばね部材18のば
ね力によってステータヘッド8とロータ12が押圧され
ている状態でねじり振動子2、3に電圧を印加すると、
ねじり振動子2、3のねじり力によって両者がその周方
向に位置ずれを起こしてロータ12は微小角度回転す
る。この回転後に縦振動子6でロータ12のステータヘ
ッド8に対する押圧力を少なくすると、ねじり振動子
2、3の間のねじり量は相殺されて消失する。ここで再
びねじり振動子2、3に電圧を印加するとロータ12は
再び微小角度回転することになる。こうしたねじり振動
子2,3の振動と縦振動子6の振動の組合せからなる楕
円運動を繰り返し行なうことで、ロータ12を一定の方
向に回転させることができ、この構造の超音波モータ
は、低速で高トルクが容易に得られ、運転音が静かな特
徴を有している。
【0005】そして、前記ロータ12にアルミニウム製
のスポーク等を付設し、そのスポークに回転運動を要す
る対象体を装着することで、超音波モータAの回転力を
有効に取り出して使用することができる。
【0006】ここで前記超音波モータAの支持構造の一
従来例を図6に示す。図6に示す超音波モータ支持構造
は、超音波モータAの他に、ホルダ21とパイプ22と
を具備して概略構成されている。図6に示す支持構造で
は、超音波モータAのロータ12とパイプ22との間に
はスポーク23,23が設けられ、ロータ12の回転力
はこのスポーク23,23を介してパイプ22に伝えら
れるようになっている。
【0007】さらに、超音波モータAのねじりモードの
節部にはフランジ24が設けられている。このフランジ
24は、ホルダ21に取り付けられ、ホルダ21は、超
音波モータAを支持している。この超音波モータAを支
持するためのフランジ24は、ねじれモードの節部に設
けられることが必須で、このねじれ振動の節部に設ける
ことで、ねじれ振動素子2、3のねじれ振動のモードに
悪影響を与えることなく超音波モータAを支持できるよ
うになっている。また、ねじれモードの節部は、一般に
ホールドブロック4のねじれ振動素子2、3側の縁に生
じる。
【0008】上記構成の超音波モータAの支持構造にお
いては、超音波モータAのロータ12が回転すると、そ
の回転駆動力がアルミ製のスポーク23を介してパイプ
22に伝わり、パイプ22がホルダ21に対して回転す
る。従って、動力を供給する対象体をパイプ22に固着
することで超音波モータAの回転駆動力を利用すること
ができる。例えば、前記支持構造を窓枠の上端部に設
け、ブラインド巻上げ機として使用する場合には、ブラ
インドの一端をパイプ22に固着し、ホルダ21を支持
しておけば、パイプ22の正逆回転と共にブラインドの
上げ下げを行なうことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、図6に示す構成
の支持構造を採用した場合、スポーク23が金属製でパ
イプ22も金属製であると、超音波モータAの振動がパ
イプ22に伝わって振動音を発生するおそれがあるの
で、このような場合は、前記スポーク23に代えて樹脂
製のリングをステータ12とパイプ23の間に挟み込
み、前記振動音を発生させないようにして動力伝達を行
なうように構成している。ところが、ステータ12とパ
イプ22の間の間隙を樹脂製のリングで覆ってしまう
と、樹脂の熱伝導率が悪いので超音波モータAが駆動中
に発生させる熱が外部に効率的に放出されなくなり、超
音波モータAの温度が異常に上昇してその作動に悪影響
を及ぼす問題があった。例えば、ポリエチレン樹脂、ま
たは、ポリアセタール系樹脂のジュラコン(商品名)な
どの樹脂は熱伝導率が0.5×10-3cal/cm・s
ec・℃程度であって、スポークとして用いられている
アルミニウムの0.5cal/cm・sec・℃と比べ
て著しく低いので、放熱性が悪くなることになる。
【0010】なお、前記のような発熱により超音波モー
タAが異常に過熱してその温度が120℃程度以上にな
ると、回転時にロータ12に擦られている摩擦材10が
剥離するおそれを生じるとともに、ステータ11やロー
タ12の長さが熱膨張により変化して振動子の共振周波
数がずれて回転効率が低下するおそれを生じる。また、
振動子自体のポーリングがほどけて振動子が作動しなく
なるおそれも生じる。
【0011】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、超音波モータの発生させる熱を効率良く放出するこ
とができ、超音波モータを過熱させることがないととも
に、超音波モータを収納するパイプやホルダに異常振動
を伝えることがない支持構造を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の超音波モ
ータ支持構造は、ねじり振動子と縦振動子を中心軸で一
体化してなる円柱状のステータに回転自在にロータを接
続してなる超音波モータが、これを収納するパイプとこ
のパイプの端部に接合されるホルダに支持されてなる超
音波モータの支持構造において、前記ロータをパイプの
内部に収納し、ロータの外部に、前記パイプの内周面に
接続される樹脂製の取付部材を装着し、この取付部材の
熱伝導率をシリコン樹脂の熱伝導率程度もしくはそれ以
上の値に設定する一方、前記ステータをホルダの内部に
収納し、ステータの外部に、ホルダの内部に接続される
樹脂製の支持部材を装着し、この支持部材の熱伝導率を
シリコン樹脂の熱伝導率程度もしくはそれ以上の値に設
定してなるものである。
【0013】請求項2記載の超音波モータ支持構造は、
ねじり振動子と縦振動子を中心軸で一体化してなる円柱
状のステータに回転自在にロータを接続してなる超音波
モータが、これを収納するパイプとこのパイプの端部に
接合されるホルダに支持されてなる超音波モータの支持
構造において、前記ロータをパイプの内部に収納し、ロ
ータの外部に、前記パイプの内周面に接続される樹脂製
の取付部材を装着し、この取付部材の熱伝導率をシリコ
ン樹脂の熱伝導率程度もしくはそれ以上の値に設定する
一方、前記ステータをホルダの内部に収納し、前記ステ
ータの振動の節部に突設されたフランジの外部に、ホル
ダの内周面に接続される樹脂製の支持部材を装着し、こ
の支持部材の熱伝導率をシリコン樹脂の熱伝導率程度も
しくはそれ以上の値に設定してなるものである。
【0014】
【作用】シリコン樹脂以上の熱伝導率の樹脂製取付部材
をロータとパイプの間に介在させることでロータの回転
力がパイプに伝達される。この樹脂製の取付部材は一般
の樹脂よりも熱伝導率が大きいので超音波モータが発生
させる熱が効率良くパイプに伝えられて外部に発散され
る。また、ステータのフランジをシリコン樹脂よりも熱
伝導率の高い樹脂製接続部材でホルダに取り付けること
で超音波モータがホルダに支持されるとともに、超音波
モータが発生させた熱が効率良く接続部材を介して外部
に発散される。更に、ロータとフランジがいずれも樹脂
を介してパイプとホルダに支持されているので、この支
持部分で振動を吸収することができ、超音波モータの振
動によりパイプとホルダが異常な振動音を発生させるこ
ともない。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の支持構造の一実
施例を図1を参照して説明する。図1に示す支持構造に
おいて用いられる超音波モータAは、図5と図6を基に
先に説明した超音波モータAと同等の構造のものであ
る。即ち、超音波モータAは、ステータボトム1とねじ
り振動子2、3とホルダ4と縦振動子6とステータヘッ
ド8とを具備するステータ11と、摩擦材10と、ロー
タ12と、中心軸14と、ばね部材18と、ベアリング
20を備えている。ねじり振動素子2、3は、チタン酸
ジルコン酸鉛等のような圧電材料からなる積層圧電体で
あり、回転駆動力を発生する。
【0016】そして、前記縦振動子6とステータヘッド
8とロータ12とばね部材18の各部分は、パイプ30
の内部側に挿入されるとともに、ステータボトム1とね
じり振動子2、3とホルダ4の各部分は、ホルダ31の
内部に収納されている。
【0017】パイプ30は円筒状で、その内部に超音波
モータAを収納し、パイプ30自体が超音波モータ50
の回転力を受けて回転する。ホルダ31は、パイプ30
の端部に装着されるキャップ状のもので、このホルダ3
1は、ホルダ筒31aとこのホルダ筒31aに内嵌され
たホルダキャップ31bとからなるもので、ホルダ筒3
1aの内周部には支持片31cが突設されるとともに、
ホルダキャップ31bの開口部内周縁には支持片31d
が突設されている。ホルダ筒31aの支持片31cとホ
ルダキャップ31bの支持片31dは、ホルダ筒31a
とホルダキャップ31bの嵌合状態でそれらの間に後述
する支持部材33を挟持するようになっている。なお、
パイプ30とホルダ31は互いの接合部分30aで回転
できるように接合部分はオイレスメタル等から構成さ
れ、ホルダ31は超音波モータAを設置する場所の建材
等に固定されるようになっている。
【0018】超音波モータAのフランジ24の外周部に
は、リング状の支持部材33が装着され、この支持部材
33が前記支持片31cと支持片31aとにより挟持さ
れてフランジ24が支持されている。本実施例の支持部
材33は熱伝導率が3.0×10-3cal/cm・se
c・℃程度のシリコン樹脂からなるものである。なお、
支持部材33を形成する樹脂はシリコン樹脂以外の樹脂
でも、熱伝導率の高い樹脂であれば良い。
【0019】超音波モータAのロータ12の外周部に
は、前記の支持部材33を構成する樹脂と同等のシリコ
ン樹脂からなるリング状の厚肉の取付部材34が設けら
れ、この取付部材34の外周部をパイプ30の内周面に
押し付けてロータ12が支持されている。
【0020】本実施例の超音波モータAの支持構造にお
いては、超音波モータAのロータ12が回転すると、そ
の回転駆動力が取付部材34を介してパイプ30に伝わ
り、パイプ30が回転する。従って、動力を供給する対
象体をパイプ30に装着することで超音波モータAの回
転駆動力を使用することができる。例えば、この超音波
モータの支持構造を窓枠の上端に設置し、ブラインド巻
上機として使用するには、ブラインドの一端をパイプ3
0に固着しておけば、パイプ30の正逆回転と共に、ブ
ラインドの上げ下げを行なうことができる。
【0021】また、超音波モータAが長時間作動するこ
とで発生される熱は、通常の樹脂よりも熱伝導率が良好
なシリコン樹脂からなる取付部材34および支持部材3
3を伝わって図1の矢印に示す如くパイプ30あるいは
ホルダ31を介して効率良く外部に放出される。よって
超音波モータAの周囲に熱がこもることはなくなり、超
音波モータAが自身の発生させる熱で過熱することも無
くなる。更に、超音波モータAを支持する取付部材34
と支持部材33はいずれも樹脂製であり、超音波モータ
Aの振動を確実に減衰させることができるので、この振
動がパイプ30やホルダ31に伝わって異常な振動音を
発生させることもない。
【0022】(実施例2)図2は本発明の第2実施例の
支持構造を示すものである。図2に示す支持構造におい
ては、超音波モータAのロータ12の外周部にアルミニ
ウムなどの金属製の複数のスポーク40が放射状に突設
され、各スポーク40がパイプ30の内周部に接続され
るとともに、これらのスポーク40の周囲がシリコン樹
脂製のリング41に覆われている。従ってスポーク40
…とシリコン樹脂のリング41により取付部材34’が
構成されている。また、超音波モータAの金属製のフラ
ンジ24を前記第1実施例よりも大きな径に形成してこ
れをホルダ31の内周部まで到達させるとともに、フラ
ンジ24の両側をシリコン樹脂製のリング状の支持部材
33’で挟んで構成されている。
【0023】図2に示す支持構造においては、超音波モ
ータAの発生させた熱を金属製の熱伝導率の良好なスポ
ーク40とフランジ24とでパイプ30とホルダ31に
伝達させるとともに、熱伝導率の大きなシリコン樹脂製
のリング41と支持部材33’とでパイプ30とホルダ
31に伝達できるので、超音波モータAの熱を効率良く
外部に放出できる。また、スポーク40…とフランジ2
4をいずれもシリコン樹脂で覆っているので、この樹脂
で振動の減衰を行なうことができ、超音波モータAの振
動をパイプ30とホルダ31に直接伝えることがなくな
るので、振動を抑制することができ、異常な振動音を発
生させることがない。
【0024】なお、前記した第1実施例と第2実施例に
おいては、超音波モータAを支持するための取付部材と
支持部材としてシリコン樹脂からなるもの、あるいは、
金属製のスポークと樹脂とを複合したものをそれぞれ用
いたが、シリコン樹脂よりも熱伝導率の大きな樹脂とス
ポークを複合した構造を用いても良いのは勿論である。
【0025】(実施例3)図3は本発明の第3実施例の
支持構造を示すものである。図3に示す支持構造におい
ては、超音波モータAのステータボトム1の後部に小径
部35aを介して支持体35が延設され、この支持体3
5がシリコン樹脂からなる支持部材36を介してホルダ
31’に取り付けられている点に特徴がある。また、ホ
ルダ31’は、キャップ状の一体物にされている。その
他の構成は第1実施例と同等である。
【0026】この例の構造のように小径部35aを設け
ることでこの部分を振動モードの節部とすることがで
き、図3に示す支持構造においても超音波モータAの振
動モードに悪影響を及ぼすことなく超音波モータAを支
持することができる。
【0027】(試験例)ねじり振動素子および縦振動子
として、チタン酸ジルコン酸鉛の圧電材料からなる積層
圧電体を用いた図1に示す構成の超音波モータのロータ
に厚さ0.8mmのシリコン樹脂製のシートを巻き付
け、内径26mm、外径35mmのアルミニウム製のパ
イプ内に嵌め込み、超音波モータに250〜300Vp
-pの駆動電圧を印加して所定時間連続運転した。そし
て、運転時間と超音波モータの温度との関係を測定する
試験を行なった。また、前記と同等の構成の超音波モー
タを内径26mm、外径35mmのポリアセタール樹脂
(ジュラコン)製のパイプ内に嵌め込み、同様な試験を
行なった。以上の測定結果を図4に示す。
【0028】図4に示す結果から明らかなように、シリ
コン樹脂を用いた本発明に係る支持構造を採用したもの
は、ジュラコンを用いた比較例構造のものに比べて動作
時間が長くても超音波モータの温度上昇が少なく、放熱
が効率良くなされていることが明らかになった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る超音波
モータの支持構造によれば、熱伝導率の良好な樹脂を具
備する取付部材と支持部材を構成してパイプ内とホルダ
内に超音波モータを支持しているので、発生する熱を取
付部材と支持部材で効率良くパイプとホルダに伝えて外
部に放出できるので、超音波モータを長時間連続運転し
ても超音波モータを不用に過熱させることがない。よっ
て、過熱により超音波モータの共振周波数がずれて効率
が低下することがなく、摩擦材が剥がれることもなく、
ポーリングがほどけて作動に異常を来すこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例の支持構造を示す断
面図である。
【図2】図2は本発明の第2実施例の支持構造を示す断
面図である。
【図3】図3は本発明の第3実施例の支持構造を示す断
面図である。
【図4】図4は本発明に係る支持構造の試験例と従来の
支持構造の一例の温度上昇割合を示す図である。
【図5】図5は超音波モータの一構造例を示す断面図で
ある。
【図6】図6は超音波モータの従来の支持構造の一例を
示す断面図である。
【符号の説明】
A 超音波モータ 2、3 ねじれ振動子 6 縦振動子 11 ステータ 12 ロータ 14 中心軸 24 フランジ 30 パイプ 31、31’ ホルダ 33、33’、36 支持部材 34、34’ 取付部材 40 スポーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 徹 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)発明者 高橋 利男 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−174630(JP,A) 特開 昭61−46478(JP,A) 実開 昭64−12493(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02N 2/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじり振動子と縦振動子を中心軸で一体
    化してなる円柱状のステータに回転自在にロータを接続
    してなる超音波モータが、これを収納するパイプとこの
    パイプの端部に接合されるホルダに支持されてなる超音
    波モータの支持構造において、 前記ロータがパイプの内部に収納され、ロータの外部
    に、前記パイプの内周面に接続される樹脂製の取付部材
    が装着され、この取付部材の熱伝導率がシリコン樹脂の
    熱伝導率程度もしくはそれ以上の値に設定される一方、
    前記ステータがホルダの内部に収納され、ステータの外
    部に、ホルダの内部に接続される樹脂製の支持部材が装
    着され、この支持部材の熱伝導率がシリコン樹脂の熱伝
    導率程度もしくはそれ以上の値に設定されてなることを
    特徴とする超音波モータの支持構造。
  2. 【請求項2】 ねじり振動子と縦振動子を中心軸で一体
    化してなる円柱状のステータに回転自在にロータを接続
    してなる超音波モータが、これを収納するパイプとこの
    パイプの端部に接合されるホルダに支持されてなる超音
    波モータの支持構造において、 前記ロータがパイプの内部に収納され、ロータの外部
    に、前記パイプの内周面に接続される樹脂製の取付部材
    が装着され、この取付部材の熱伝導率がシリコン樹脂の
    熱伝導率程度もしくはそれ以上の値に設定される一方、
    前記ステータがホルダの内部に収納され、前記ステータ
    の振動の節部に突設されたフランジの外部に、ホルダの
    内周面に接続される樹脂製の支持部材が装着され、この
    支持部材の熱伝導率がシリコン樹脂の熱伝導率程度もし
    くはそれ以上の値に設定されてなることを特徴とする超
    音波モータの支持構造。
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