JP5305978B2 - 画像形成装置、画像形成システム及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置、このような画像形成装置と複数台のシート処理装置とを備える画像形成システム、及びこのようなシステムの制御方法に関する。
近年、画像形成装置(プリンタや複写機等)から排出された画像形成済の複数枚のシートをグループに分け、グループ毎にシート(またはシート束)の積載位置を幅方向にずらして積載トレイに仕分け積載するシート処理装置が実用化されている。この場合、幅方向とはシート面内で搬送方向に直交する方向である。
上記の仕分け機能を備えた従来のシート処理装置は、積載トレイの前段に処理トレイを備え、処理トレイ上でシートを幅方向に移動した後、シートを昇降式の積載トレイに移動させて積載する。しかし、処理トレイの配置場所は積載トレイの直前の位置に限られるため、シートの搬送経路が複数に分岐している場合は処理トレイを分岐先毎に配置する必要がある。
上記のことから、シートの搬送経路上に配置したローラ対をシートを挟み込んだ状態で幅方向へ移動させて、シートの幅方向の搬送位置をずらす機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載のシート処理装置は、画像形成装置に内蔵されており、排出ローラ対が軸方向へ移動することで、シートを積載トレイに排出して仕分け積載する。画像形成工程及び定着工程を経て積載トレイへ排出されるシートは、排出ローラ対により挟み込まれた状態で軸方向へ二段階に移動されることにより、積載トレイ上における幅方向の積載位置をずらして仕分け積載される。
また、高生産性を達成するためのシート処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2記載のシート処理装置は、シート積載手段のシート搬送方向の上流側に設けられたシフト搬送機構により、シートを幅方向の所定の位置までシフトさせながら搬送する。更に、シート処理装置は、シートをシフトさせた状態で処理トレイに積載し、処理トレイ上におけるシートの幅方向の整合を行う一対の整合手段を予めシートの所定の位置に応じた位置に移動させる。
さらに、引用文献2では、シフト搬送機構に異常(エラー)が発生した場合、シフト搬送機構のシフト機能を無効にし、一対の整合板の間隔を広げる様に制御している。整合板の間隔を広げることによりシートが幅方向にずれて整合板まで搬送されてきても、シートが整合板にぶつかることがない。
特開昭61−33459号公報 特開2007−76800号公報
しかし、整合板の間隔を広げると、整合動作後に待機位置へ戻る時間が長くなるため、シートの給送間隔を広げる必要がある。その結果、単位時間当たりの処理枚数が減ってしまう。
POD(Print On Demand)システムでは、シフト搬送機能を有するシート処理装置が複数接続されることもありうる。
しかし、シート処理装置で上述したようにシフト搬送機構に異常が発生した場合、一律に多くの機能の使用が制限され、システムとしての能力が低下してしまう。
また、シフト搬送機能を有するシート処理装置が複数接続されても、指定されていないシート処理装置のシフト搬送機能は使用されない。よって、シフト搬送機能の有効活用が望まれる。
本発明の目的は、シートの幅方向の位置を移動するシフト搬送機能に異常が発生した場合でもシステムの能力を低下させず、シフト搬送機能を有効活用することができる画像形成装置、画像形成システム及びその制御方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る画像形成システムの制御方法は、シートに像形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により像形成されたシートを受け取り、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第1の移動手段と、前記第1の移動手段により幅方向に移動されたシートを積載する積載手段とを有する第1のシート処理装置と、シート搬送方向で前記第1のシート処理装置よりも上流側に配置され、前記幅方向におけるシートの位置を移動する第2の移動手段を有する第2のシート処理装置とを含む画像形成システムの制御方法において、前記第1の移動ユニットの異常の有無を検出する検出ステップと、前記画像形成装置から排出されたシートを前記積載手段へ積載する場合に、前記検出ステップで異常が検出されていれば、前記第2の移動手段によりシートを移動させるよう制御する制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成システムは、画像形成装置から排出されたシートを複数のシート処理装置の間で受け渡し可能な画像形成システムにおいて、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第1の移動手段と、前記第1の移動手段による処理が行われたシートが積載される積載手段と、前記第1の移動手段の異常の有無を検出する検出手段とを有する第1のシート処理装置と、シート搬送方向で前記第1のシート処理装置の上流側に接続され、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第2の移動手段を有する第2のシート処理装置と、前記画像形成装置から排出されたシートを前記積載手段に積載する場合に、前記検出手段により前記第1の移動手段の異常が検出されていれば、前記第2の移動手段により前記幅方向にシートを移動させるよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項9に係る画像形成装置は、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第1の移動手段と第2の移動手段による処理が行われたシートが積載される積載手段とを有する第1のシート処理装置と、前記第1のシート処理装置よりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記幅方向におけるシートの位置を移動する第2の移動手段を有する第2のシート処理装置とが接続される画像形成装置において、シートに像形成する像形成手段と、前記第1の移動手段の異常の有無を検出する検出手段と、前記第1のシート処理装置にシートを搬送し前記第1の移動手段により前記幅方向におけるシートの位置を変更して前記積載手段へ積載する場合に、前記検出手段により異常が検出されていれば、前記第2のシート処理装置に対して前記第2の移動手段により前記幅方向におけるシートの移動を行わせるように前記第2のシート処理装置へ指示する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第2のシート処理装置の下流側に接続された第1のシート処理装置のシフト搬送機能に異常が発生した場合、第2のシート処理装置のシフト搬送機能により幅方向におけるシートの位置を変更する。これにより、システムの能力を維持し、シフト搬送機能を有効活用することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムの機械的な全体構成を示す構成図である。 図1における画像形成装置のコントローラ部を中心とした電気的な構成を示すブロック図である。 図1における画像形成装置の操作表示部のレイアウトを示す図である。 図1におけるスタッカの機械的な構成を示す構成図である。 図1におけるフィニッシャの機械的な構成を示す構成図である。 図2におけるスタッカ制御部の電気的な構成を示すブロック図である。 (a)は、図4のスタッカ内の横レジストレーション補正ユニットの機械的な構成を示す図、(b)は、図5のフィニッシャの横レジストレーション補正ユニットの機械的な構成を示す図である。 図7(a)のスタッカにおけるシート搬送の様子を示す図である。 図7(a)のスタッカにおけるシート搬送の様子を示す図である。 図7(a)のスタッカにおけるシート搬送の様子を示す図である。 図7(a)のスタッカの横レジストレーションシフトユニットをセンター位置に戻した状態を示す図である。 図2におけるフィニッシャ制御部の電気的な構成を示すブロック図である。 図4のスタッカのスタックトレイにシート束を積載した状態を示す図である。 図5のフィニッシャのスタックトレイにシート束を積載した状態を示す図である。 図5のフィニッシャのステイプルソートモードにおけるシートの流れを示す図である。 図5のフィニッシャのステイプルソートモードにおけるシートの流れを示す図である。 図5のフィニッシャのステイプルソートモードにおけるシートの流れを示す図である。 図1の画像形成システムにおける横レジストレーションずれ補正代替モード/機能制限モードへ移行する処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における図1の画像形成システムにおける横レジストレーションずれ補正代替モードが設定されている場合の処理と設定されていない場合の処理とを示すフローチャートである。 第2の実施形態における図1の画像形成システムにおける横レジストレーションずれ補正代替モードが設定されている場合の処理と設定されていない場合の処理とを示すフローチャートである。 図5のフィニッシャの横レジストレーションずれ補正代替モードのステイプルソート処理を説明する図である。 図5のフィニッシャの横レジストレーションずれ補正代替モードのステイプルソート処理を説明する図である。 図5のフィニッシャの横レジストレーションずれ補正代替モードのステイプルソート処理を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
〔画像形成システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの機械的な全体構成を示す構成図である。
図1において、画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置(像形成部)10に対して、原稿を給送する原稿給送装置100を付設すると共に、複数台のシート処理装置800、500を連結して構成されている。本実施の形態では、シート搬送方向における上流側のシート処理装置(第2のシート処理装置)としてスタッカ800、下流側のシート処理装置(第1のシート処理装置)としてフィニッシャ500を連結している。画像形成装置10は、原稿の画像を読み取るイメージリーダ部200、シートに画像を形成するプリンタ部300から構成されている。
原稿給送装置100は、画像形成装置10のイメージリーダ部200の上部に搭載されており、原稿トレイに上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ図1の左方向へ給紙する。更に、原稿給送装置100は、原稿を湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を図1の左から流し読取位置を経て右へ搬送した後、排紙トレイ112に向けて排出する。操作表示部400は、画像形成装置10のイメージリーダ部200の上部に設置されている。
画像形成装置10のイメージリーダ部200は、原稿がプラテンガラス102上の流し読取位置を左から右へ向けて通過するときに、流し読取位置に対応する位置に移動させたスキャナユニット104により読み取る(原稿流し読み)。具体的には、原稿が流し読取位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。レンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像される。
原稿の流し読みにおいて、原稿が流し読取位置を通過する際にイメージセンサ109で主走査方向(原稿の搬送方向に直交する方向)に原稿画像を1ライン毎に読み取りながら、原稿を副走査方向(搬送方向)に搬送して原稿画像全体を読み取る。イメージセンサ109により光学的に読み取られた原稿画像は、画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、後述する画像信号制御部202により規定の処理が施された後、ビデオ信号としてプリンタ部300の露光制御部110に出力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を図の左から右へ走査させることで原稿を読み取ることも可能である(原稿固定読み)。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取る場合は、まず、ユーザが原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置した後、スキャナユニット104を図1の左から右へ走査させることにより原稿を読み取る。即ち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取る場合は原稿固定読みとなる。
画像形成装置10のプリンタ部300の露光制御部110は、イメージリーダ部200から入力されたビデオ信号に基づいて変調されたレーザ光を出力する。レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には、走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。なお、露光制御部110は、原稿固定読みを行う時には正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を変調する。
感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤により現像剤像として可視化される。他方、レーザ光の照射開始に同期したタイミングで、各カセット114、115、手差給紙部125、両面搬送パス124の何れかからシート(用紙)が給紙され、感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は、転写部116によりシートに転写される。
現像剤像が転写されたシートは、定着部117に搬送される。定着部117は、シートを加熱及び加圧することにより現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過したシートは、フラッパ121及び排出ローラ118を介してプリンタ部300から画像形成装置外部(スタッカ800、フィニッシャ500)に向けて排出される。
ここで、シートをその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出する場合の処理は、以下の通りである。定着部117を通過したシートは、フラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導かれ、シートの後端がフラッパ121を通過した後にスイッチバックされ、排出ローラ118により排出される。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。反転排紙は、原稿給送装置100を使用して原稿から読み取った画像を形成する場合、またはコンピュータから送信された画像を形成する場合等のように、先頭頁から順に画像を形成する場合に行われ、排紙後のシート順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHPシート等の硬いシートが給紙され、このシートに画像を形成する場合の処理は、以下の通りである。シートは、反転パス122に導かれることなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出される。
更に、シートの両面に画像を形成する両面記録が設定されている場合の処理は、以下の通りである。シートは、フラッパ121の切換動作により反転パス122に導かれた後に両面搬送パス124へ搬送され、上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙される。これにより、片面に画像が形成されたシートの他の面にも、画像が形成される。
画像形成装置10のプリンタ部300から排出されたシートは、スタッカ800、フィニッシャ500へと送られる。スタッカ800では、オフセット積載処理を行う。フィニッシャ500では、オフセット積載処理や綴じ処理等を行う。オフセット積載処理については後述する。
〔画像形成装置のコントローラ部の構成〕
図2は、画像形成装置10のコントローラ部を中心とした電気的な構成を示すブロック図である。
図2において、コントローラ部は、画像形成システム全体の制御を司るものであり、CPU回路部150(制御ユニット)を備える。CPU回路部150は、CPU151、ROM152、RAM153を備える。CPU回路部150は、制御プログラムに基づき、原稿給送装置制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、外部インタフェース(I/F)209、プリンタ制御部301、操作表示部制御部401と通信し、これらを統括的に制御する。
また、CPU回路部150は、ネットワーク160を介してフィニッシャ500のフィニッシャ制御部501と、スタッカ800のスタッカ制御部801を制御する。ROM152は、CPU回路部150により実行される制御プログラムを格納している。RAM153は、制御データを一時的に保持する記憶領域として、及び、CPU回路部150の制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部101は、原稿給送装置100をCPU回路部150からの指示に基づき駆動/制御する。イメージリーダ制御部201は、スキャナユニット104、イメージセンサ109等を駆動/制御し、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送する。
画像信号制御部202は、アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換した後に各処理を施し、処理後のデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。また、画像信号制御部202は、コンピュータ210から外部I/F209を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、処理後のデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。
プリンタ制御部301は、画像信号制御部202から入力されたビデオ信号に基づき露光制御部110を駆動する。
操作表示部制御部401は、操作表示部400(図3参照)とCPU回路部150との間で情報をやり取りする。操作表示部制御部401は、操作表示部400の各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力すると共に、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
スタッカ制御部801は、スタッカ800に搭載されており、CPU回路部150と情報をやり取りすることでスタッカ全体を駆動/制御する。この制御内容については後述する。フィニッシャ制御部501は、フィニッシャ500に搭載されており、CPU回路部150と情報をやり取りすることでフィニッシャ全体を駆動/制御する。この制御内容についても後述する。
〔画像形成装置の操作表示部の構成〕
図3は、画像形成装置10の操作表示部400のレイアウトを示す図である。
図3において、操作表示部400は、タッチパネルを有し画面上にソフトキーを作成可能な液晶表示部420と、各種キー402〜416から構成される。スタートキー402は、画像形成動作を開始する際に押下する。ストップキー403は、画像形成動作を中断する際に押下する。テンキー404〜412及び414は、数値設定等を行う際に押下する。IDキー413は、IDを設定する際に押下する。クリアキー415は、設定を消去する際に押下する。リセットキー416は、初期状態に戻す際に押下する。
画像形成装置10は、後処理モードとしてノンソートモード、ソートモード、シフトソートモード、ステイプルソートモード(綴じモード)、製本モード、シート排出先切り替え(スタッカ800/フィニッシャ500)等を有する。ユーザが後処理モードを設定する場合は、液晶表示部420の初期画面でソフトキー「ソータ」を選択してメニュー選択画面を表示させ、このメニュー選択画面を用いて後処理モードを設定する。
〔スタッカの構成〕
図4は、スタッカ800の機械的な構成を示す構成図である。
図4において、スタッカ800は、搬送パス812〜814、スタックトレイ821(第2の積載ユニット)、シート規制部材822、823、横レジストレーション補正ユニット850等を備える。スタックトレイ821は、不図示のモータにより昇降駆動され、画像形成装置10から排出され規定の処理が行われたシートSが順次積載されるトレイであり、多数枚のシートSの積載が可能である。なお、図面では、「横レジストレーション」を「横レジ」と省略して記載する。
シート規制部材822及び823は、スタックトレイ821上におけるシートの積載性を向上させるために設置されている。シート規制部材(第2の整合ユニット)822は、不図示のモータにより駆動され、シートの幅方向(シートの搬送方向に直交する幅方向であり、図4では紙面の手前奥方向)の位置を規制する。シート規制部材823は、不図示のモータにより駆動され、シートの搬送方向(スタックトレイ821へのシートの排出方向であり、図4では左右方向)の位置を規制する。
画像形成装置10から排出されたシートは、スタッカ800のシート入口部811を介してスタッカ内部へ引き込まれる。引き込まれたシートは、搬送パス812を通して搬送され、搬送パス813によりスタックトレイ821へ搬送され、または搬送パス814によりフィニッシャ500へ搬送される。搬送パス812の途中には、横レジストレーション補正ユニット850が設けられている。また、搬送パス812〜814の搬送経路に沿って、複数の搬送ローラが設けられている。
横レジストレーション補正ユニット850(第2の移動ユニット)は、スタックトレイ821へシートを幅方向(シートの搬送方向に対して直交する方向)にシフト(オフセット)して排紙するシフトソートモードの際に、排紙対象のシートの全てに対して次の動作を行う。即ち、横レジ補正ユニット850は、シートの横レジストレーションずれ量(シートが幅方向の搬送中心からずれる量)を補正すると共に、シートを幅方向の所定の位置にシフトさせながら搬送する。横レジストレーション補正ユニット850は、搬送ローラ851、852等を備えており、詳細は図7(a)により後述する。
搬送パス813は、画像形成装置10から排出されたシートをスタックトレイ821に積載する場合に用いるシートスタック用の搬送パスである。搬送パス814は、画像形成装置10から排出されたシートをスタックトレイ821には積載せず、下流側のシート処理装置であるフィニッシャ500へ排出する場合に用いる下流側装置排出用の搬送パスである。
切換フラッパ815は、シートの搬送経路を搬送パス813または搬送パス814の何れか一方に切り替える。紙面検知センサ816は、スタックトレイ821に積載されたシート束の上面を検知するものであり、スタックトレイ821にシートを順次積載する際に、スタックトレイ821を不図示のモータによりシート受取位置に保つために用いられる。スタックトレイ下限検知センサ817は、後述するようにスタックトレイ821をシート取り出し位置に下降させる際に用いられる。シート有無検知センサ818は、スタックトレイ821にシートが積載されているか否かを検知する。
画像形成装置10からシートが排出される場合、画像形成装置10のコントローラ部のCPU回路部150は、スタッカ800に排出されるシートのシート幅を示すシート幅情報をスタッカ制御部801に送信する。スタッカ制御部801は、シート幅情報に従い、シート規制部材822、シート規制部材823をシート幅に合わせるよう制御する。これにより、スタックトレイ821にシートを整列した状態で順次積載することが可能となる。
スタックトレイ821に積載されたシートを取り出す場合は、スタックトレイ821は不図示のモータによりシート取り出し位置に移動される。スタックトレイ821はキャスタ824を備えている。スタックトレイ821を取り出す際には、スタックトレイ821を下降させ、スタックトレイ下限検知センサ817がスタックトレイ821の下限位置を検知するとスタックトレイ821の下降を停止させる。これにより、スタックトレイ821を取り出すことが可能となる。
〔フィニッシャの構成〕
図5は、フィニッシャ500の機械的な構成を示す構成図である。
図5において、フィニッシャ500は、バッファローラ505、搬送パス521、522、横レジストレーション補正ユニット550、処理トレイ630、スタックトレイ700、スタックトレイ701(第1の積載ユニット)等を備える。フィニッシャ500は、画像形成装置10から排出されスタッカ800を経由して搬送されてきたシートを順に取り込み、ノンソート処理、シフトソート処理、束ね処理、ステイプルソート処理等の各処理を行う。
ノンソート処理は、シートをソートせずに排紙する処理である。シフトソート処理は、シートを幅方向にシフトして排紙する処理である。束ね処理は、取り込んだ複数のシートを整合して1つのシート束に束ねる処理である。ステイプルソート処理は、束ねたシート束の後端をステイプルで綴じる処理である。
フィニッシャ500は、画像形成装置10からスタッカ800を経由して排出されたシートを入口ローラ対502により内部に取り込む。入口ローラ対502により内部に取り込まれたシートは、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向けて送られる。入口ローラ対502と搬送ローラ対503との間の搬送経路途中には、シートを検知する入口センサ531が設けられている。更に、搬送ローラ対503とバッファローラ505との間の搬送経路途中には、横レジストレーション補正ユニット550が設けられている。
横レジストレーション補正ユニット550(第1の移動ユニット)は、スタックトレイ700、701の何れかにシートをオフセットして排紙するシフトソートモードの際に、フィニッシャ500に取り込まれたシートの全てに対して次の動作を行う。即ち、横レジ補正ユニット550は、シートの横レジストレーションを補正すると共に、シートを幅方向の所定の位置にシフトさせながら搬送する。横レジストレーション補正ユニット550は、搬送ローラ551、552等を備えており、詳細は図7(b)により後述する。
横レジストレーション補正ユニット550の下流側には、搬送ローラ対503及び横レジストレーション補正ユニット550を介して搬送されたシートを所定枚数巻き付けることが可能なバッファローラ505が設けられている。シートは、バッファローラ505の回転中に押下コロ512、513、514によりバッファローラ505に巻き付けられ、バッファローラ505が回転する方向へ搬送される。押下コロ513と押下コロ514の間には、切換フラッパ511が配置され、押下コロ514の下流側には、切換フラッパ510が配置されている。
切換フラッパ511は、バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離して搬送パス521または搬送パス522に導く。切換フラッパ510は、バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離して搬送パス522に導くか、またはバッファローラ505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態でバッファパス523に導く。
バッファローラ505に巻き付けられたシートを搬送パス521に導く場合は、切換フラッパ511が動作してバッファローラ505から巻き付けられたシートが剥離され、搬送パス521に導かれる。搬送パス521に導かれたシートは、排出ローラ対509を介して上段側のスタックトレイ701に排紙される。搬送パス521の搬送経路途中には、シートを検知する排紙センサ533が設けられている。
バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファパス523に導く場合は、切換フラッパ510及び切換フラッパ511は共に動作せず、シートはバッファローラ505に巻き付けられた状態でバッファパス523に送られる。バッファパス523の搬送経路途中には、シートを検知するバッファパスセンサ532が設けられている。
バッファローラ505に巻き付けられたシートを搬送パス522に導く場合は、切換フラッパ511は動作せずに切換フラッパ510が動作してバッファローラ505から巻き付けられたシートが剥離され、搬送パス522に導かれる。
搬送パス522に導かれたシートは、搬送ローラ対506及び507を介して処理トレイ630に積載される。処理トレイ630の幅方向両側(図5の紙面の手前側と奥側)には、第1の整合ユニット641が設けられている。処理トレイ630に積載された複数枚のシートからなるシート束は、必要に応じて第1の整合ユニット641による整合処理や、ステイプラ601によるステイプル処理が行われる。
第1の整合ユニット641は、一対の整合部材641a、641b(図15参照)から構成されており、処理トレイ630上の幅方向におけるシートの両端を整合する。ステイプラ601は、処理トレイ630の外周に沿って移動可能に構成されている。ステイプラ601は、処理トレイ630に積載されたシート束を、シート搬送方向(図5の左方向)に対してシート束の最後尾位置(後端)で綴じることが可能である。なお、処理トレイ630に装備されているパドル660は、シートの移動を助勢する助勢部材である。
処理トレイ630上で規定の処理が施されたシートは、排出ローラ680a、680bにより下段側のスタックトレイ700に排出される。排出ローラ680bは、揺動ガイド650に支持される。揺動ガイド650は、不図示の揺動モータにより排出ローラ680bを処理トレイ630の最上部のシートに当接させるように揺動する。排出ローラ680bが処理トレイ630の最上部のシートに当接された状態にある場合は、排出ローラ680bは排出ローラ680aと協働して処理トレイ630上のシート束をスタックトレイ700に向けて排出することが可能である。
〔スタッカ制御部の構成〕
図6は、スタッカ制御部801の電気的な構成を示すブロック図である。
図6において、スタッカ制御部801は、CPU回路部860、スタックトレイ制御部871、横レジストレーションシフト制御部872(検出ユニット)、シート規制制御部873、シート搬送制御部874を備える。CPU回路部860は、CPU861、ROM862、RAM863を備える。
CPU回路部860は、不図示の通信ICとネットワーク160を介して画像形成装置10のCPU回路部150、フィニッシャ500のCPU回路部560と通信してデータを交換する。更に、CPU回路部860は、CPU回路部150からの指示に基づきROM862に格納されている各種プログラムを実行することでスタッカ800を駆動/制御する。
スタックトレイ制御部871は、スタックトレイ821の昇降を制御する。横レジストレーションシフト制御部872は、後述するように横レジストレーション補正ユニット850を制御する。シート規制制御部873は、シート規制部材822、823を制御する。シート搬送制御部874は、スタッカ内部のシートの搬送を制御する。
図7(a)は、スタッカ800内の横レジストレーション補正ユニット850の機械的な構成を示す図である。
図7(a)において、横レジストレーション補正ユニット850は、搬送ローラ851、852を有する横レジストレーションシフトユニット853、横レジストレーションセンサ855、横レジストレーションシフトホームポジション(HP)センサ856、横レジストレーションセンサホームポジション(HP)センサ857を備える。
図6の横レジストレーションシフト制御部872は、横レジストレーションシフトユニット853と横レジストレーションセンサ855とを制御する。搬送ローラ851、852は、横レジストレーションシフトユニット853に組み込まれている。横レジストレーションシフトユニット853は、搬送ローラ851、852がシートを挟持した状態で、不図示のモータによりシートの搬送方向に対して直交する方向へ移動することでシートを幅方向にシフトさせる。
横レジストレーションセンサ855は、搬送されてくるシートを検知する。横レジストレーションシフトHPセンサ856は、横レジストレーションシフトユニット853のホームポジションを検知する。横レジストレーションセンサHPセンサ857は、横レジストレーションセンサ855のホームポジションを検知する。
横レジストレーションシフトユニット853は、不図示のモータの駆動力によりシートの搬送方向に直交する幅方向(図7(a)の左右方向)へ移動可能である。横レジストレーションシフトユニット853は、横レジストレーションシフトHPセンサ856により検知された位置がホームポジションであり、シートが搬送されてくる際には搬送中心位置で待機している(図8参照)。
横レジストレーションセンサ855は、不図示のモータの駆動力によりシートの搬送方向に直交する幅方向へ移動可能である。横レジストレーションセンサHPセンサ857がONとなる位置が、横レジストレーションセンサ855のホームポジションである。横レジストレーションセンサ855は、シートが搬送されてくる際には、ホームポジションから搬送中心に対してシート幅の半分だけ外側(図7(a)の右方向)の位置へ移動して待機する。
図8〜図11を参照しながら、シートの横レジストレーションずれ補正制御についてシートを奥シフト位置に補正する場合を例に挙げて説明する。
図8に示すように、シートSが搬送され横レジストレーションセンサ855の検知範囲に到達すると、横レジストレーションシフト制御部872は、横レジストレーションセンサ855を外側(図8の搬送方向に直交し搬送中心から遠ざかる方向:右方向)へ移動させる。また、横レジストレーションセンサ855でシートを検知していなければ、横レジストレーションセンサ855を内側(図8の搬送方向に直交し搬送中心に近づく方向:左方向)へ移動させる。
横レジストレーションシフト制御部872は、横レジストレーションセンサ855からの検知信号入力が変化するまでの横レジストレーションセンサ855の移動量から、シートSが搬送中心から横レジストレーションずれした位置までの横レジストレーションずれ量を算出する。
横レジストレーションシフト制御部872は、搬送ローラ851、852がシートSを挟持した状態で、横レジストレーションシフトユニット853のシフト予定量(束シフト量)に算出した横レジストレーションずれ量を加味した距離分(実シフト量)だけ、横レジストレーションシフトユニット853をシフトさせる。図8の横レジストレーションずれ量は、搬送中心とシートのセンター位置が合致しない時の搬送中心からのシートのずれ量(シートの検出位置と基準位置との差分)である。束シフト量は、スタックトレイ821に複数のシート束を幅方向に交互にシフトして積載する際のシート束のシフト量である。実シフト量は、束シフト量に横レジストレーションずれ量を加えた量である。
図9〜図10に示すように、シフトソートモードが設定されている場合、横レジストレーションシフト制御部872は、シートSのセンター位置が奥シフト位置(搬送方向に向かって右側(奥側)にシフトした位置)に合致するまで、横レジストレーションシフトユニット853をシフトさせ、停止させる。そして、図11に示すように、横レジストレーションシフト制御部872は、シートSが横レジストレーションシフトユニット853を通過した後、横レジストレーションシフトユニット853を搬送中心位置へ戻す。なお、シフトソートモードが設定されていない場合、横レジストレーション補正ユニット850によるシートのシフトは行われない。スタックトレイ821にシートを積載せず、フィニッシャ500へシートを搬送する場合も同様である。
〔フィニッシャ制御部の構成〕
図12は、フィニッシャ制御部501の電気的な構成を示すブロック図である。
図12において、フィニッシャ制御部501は、CPU回路部560、シート搬送制御部571、横レジストレーションシフト制御部572、処理トレイ制御部573、スタックトレイ制御部574を備える。CPU回路部560は、CPU561、ROM562、RAM563を備える。
CPU回路部560は、不図示の通信ICとネットワーク160を介して画像形成装置10のCPU回路部150、スタッカ800のCPU回路部860と通信してデータを交換する。更に、CPU回路部560は、CPU回路部150からの指示に基づきROM562に格納されている各種プログラムを実行することでフィニッシャ500の駆動制御を行う。
シート搬送制御部571は、フィニッシャ内部のシートの搬送を制御する。横レジストレーションシフト制御部572は、横レジストレーション補正ユニット550を制御する。処理トレイ制御部573は、処理トレイ630における整合処理、ステイプル処理等を制御する。スタックトレイ制御部574は、スタックトレイ700、701の昇降を制御する。
図7(b)は、フィニッシャ500の横レジストレーション補正ユニット550の機械的な構成を示す図である。
図7(b)において、横レジストレーション補正ユニット550は、搬送ローラ551、552を有する横レジストレーションシフトユニット553、横レジストレーションセンサ555、横レジストレーションシフトHPセンサ556、横レジストレーションセンサHPセンサ557を備える。横レジストレーション補正ユニット550の制御は、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850の制御と同じであるため説明を省略する。
次に、上記構成を有する本実施の形態の画像形成システムのスタッカ800、フィニッシャ500における各モードの動作について図1〜図22を参照しながら説明する。本実施の形態では、スタッカ・シフトソートモード、フィニッシャ・シフトソートモード、フィニッシャ・ステイプルソートモード、横レジストレーションずれ補正代替モードの各モードについて説明する。
〔スタッカ・シフトソートモード〕
まず、スタッカ800のスタックトレイ821にシート束を積載するスタッカ・シフトソートモードのシートの搬送制御について図4と図13を参照しながら説明する。
ユーザが画像形成装置10の操作表示部400から、排出先を「スタッカ」、排紙モードを「シフトソート」に設定した場合、スタッカ制御部801は次のシート積載制御を行う。図13に示すように、スタッカ800のスタックトレイ821上にシート束を1セット(シート束の1単位)毎にシフトして積載する。
画像形成装置10から排出されたシートは、スタッカ800のシート入口部811を経由してスタッカ内部へ引き込まれ、搬送パス812から横レジストレーション補正ユニット850へ導かれる。横レジストレーション補正ユニット850は、上述したようにシートを搬送方向に直交する幅方向へシフトさせる。スタッカ制御部801は、シートを1セット毎に、搬送方向に向かって左側(図4の紙面手前側)へのシフトと、搬送方向に向かって右側(図4の紙面奥側)へのシフトとを交互に切り替える。
横レジストレーション補正ユニット850によりシフトされ横レジストレーション補正ユニット850から排出されたシートは、搬送パス812から切換フラッパ815により搬送パス813へ導かれ、スタックトレイ821に排出される。シート束は、図13に示すように1セット毎にシフトされた状態でスタックトレイ821に積載される。
〔フィニッシャ・シフトソートモード〕
次に、フィニッシャ500の上段側のスタックトレイ701にシート束を積載するフィニッシャ・シフトソートモードのシートの搬送制御について図5と図14を参照しながら説明する。
ユーザが画像形成装置10の操作表示部400から、排出先を「フィニッシャ」、排紙モードを「シフトソートモード」に指定した場合、フィニッシャ制御部501は次のシート積載制御を行う。図14に示すように、フィニッシャ500のスタックトレイ701上にシート束を1セット毎にシフトして積載する。
画像形成装置10から排出されたシートは、スタッカ800のシート入口部811を経由してスタッカ内部へ引き込まれる。シートは、搬送パス812から横レジストレーション補正ユニット850へ導かれるが、横レジストレーション補正ユニット850ではシートに対するシフト処理は行われず、そのまま通過する。その後、シートは、切換フラッパ815により搬送パス814へ導かれ、フィニッシャ500の入口ローラ対502によりフィニッシャ内部へ搬送される。
フィニッシャ内部へ搬送されたシートは、横レジストレーション補正ユニット550へ導かれる。横レジストレーション補正ユニット550は、上述したようにシートを搬送方向に直交する幅方向へシフトさせる。フィニッシャ制御部501は、シートを1セット毎に、搬送方向に向かって左側(図5の紙面手前側)へのシフトと、搬送方向に向かって右側(図5の紙面奥側)へのシフトとを交互に切り替える。
横レジストレーション補正ユニット550によりシフトされ横レジストレーション補正ユニット550から排出されたシートは、切換フラッパ511により搬送パス521に導かれる。排紙センサ533がシートの後端を検知すると、排出ローラ対509はスタックトレイ701へのシート積載に適した速度で回転し、スタックトレイ701にシートを排出する。シート束は、図14に示すように1セット毎にシフトされた状態でスタックトレイ701に積載される。
〔フィニッシャ・ステイプルソートモード〕
次に、シート束にステイプル処理を行った後、フィニッシャ500のスタックトレイ700にシート束を積載するフィニッシャ・ステイプルソートモードのシートの搬送制御について図5と図15〜図17を参照しながら説明する。
ユーザが画像形成装置10の操作表示部400から、排紙モードを「ステイプルソートモード」に指定した場合、フィニッシャ制御部501は次のシート積載制御を行う。フィニッシャ500によりシート束に対して1セット毎にステイプル処理を行ってからスタックトレイ700上に積載していく。
画像形成装置10から排出されたシートは、スタッカ800のシート入口部811を経由してスタッカ内部へ引き込まれる。シートは、搬送パス812から横レジストレーション補正ユニット850へ導かれるが、横レジストレーション補正ユニット850ではシートに対するシフト処理は行われず、そのまま通過する。その後、シートは、切換フラッパ815により搬送パス814へ導かれ、フィニッシャ500の入口ローラ対502によりフィニッシャ内部へ搬送される。
フィニッシャ内部へ搬送されたシートは、横レジストレーション補正ユニット550へ導かれる。横レジストレーション補正ユニット550は、上述したようにシートを搬送方向に直交する幅方向へシフトさせる。フィニッシャ制御部501は、シートを1セット毎に、搬送方向に向かって左側(図5の紙面手前側)へのシフトと、搬送方向に向かって右側(図5の紙面奥側)へのシフトとを交互に切り替える。ここでは、図15に示すようにシフト量X分を奥側へシフトした場合について説明する。
各切換フラッパ510、511は図5に示す位置に停止しており、シートは搬送パス522側に導かれる。搬送パス522に導かれたシートは、搬送ローラ対507により処理トレイ630に排出される。この排出時に、上方に突出した出没トレイ(不図示)により、搬送ローラ対507で排出されたシートの垂れ下がり/戻り不良などが防止されると共に、処理トレイ630上のシートの整列性が向上される。
処理トレイ630に排出されたシートは、横レジストレーション補正ユニット550で予め横レジストレーションずれ量が補正された上で、図15に示すように奥シフト排出位置(搬送中心からシフト量Xだけ搬送方向に向かって右側(図5の紙面奥側)の位置)に移動されている。これに伴い、第1の整合ユニット641は次のように待機する。処理トレイ630上のシートをシフトして積載する位置に対して、搬送方向に向かって左側(図5の紙面手前側)の整合部材641a、搬送方向に向かって右側(図5の紙面奥側)の整合部材641bともに、退避量Yだけ退避して待機する。
ここで、横レジストレーション補正ユニット550から処理トレイ630までのシート搬送距離が短いので、シフト後に発生するシートの横レジストレーションずれ量は非常に小さいため、整合部材641a及び641bはシート幅より若干広い間隔を維持したまま待機する。これにより、整合部材641a及び641bの整合動作時の移動量を少なくし、整合に要する時間を短縮し、高生産性(単位時間当たりの処理枚数の向上)を実現することが可能となる。
処理トレイ630上に排出されたシートは、図15〜図16に示すように自重により処理トレイ630上をストッパ631へ向けて移動し始める。処理トレイ630上のシートの移動はパドル660(図5)や戻しベルト(不図示)等の助勢部材で助勢されるように構成されている。シートの後端がストッパ631に当接してシートが停止すると、図17に示すように整合部材641a、整合部材641bが矢印方向へ移動することでシートを整合する。
その後、図5に示すように排紙ローラ680a及び680bによりシート束を挟持して束排出動作を行うことで、シート束をスタックトレイ700に排出する。整合部材641a及び641bにより処理トレイ630上で各シート束を交互にオフセットした状態で積載し排出する。これにより、各シート束は画像形成面を下向きにした先頭ページを最下部としてページ順に上方に積まれた束となり、順次、スタックトレイ700上に積載される。
〔横レジストレーションずれ補正代替モード/機能制限モード〕
次に、フィニッシャ500の横レジストレーションずれ補正代替モード/機能制限モードへの移行について図18を参照しながら説明する。
図18は、横レジストレーションずれ補正代替モード/機能制限モードへ移行する処理を示すフローチャートである。なお、横レジストレーションずれ補正代替モード(以後、補正代替モードと称す)とは、フィニッシャ500内で横レジストレーション補正をできない場合に、他の装置に設けられた横レジストレーション補正ユニットで横レジストレーションを補正するよう動作するモードである。機能制限モードとは、第1の整合ユニット641の待機位置を通常よりも広げると共に、画像形成装置からのシートの排紙間隔を通常よりも広げるよう動作するモードである。
図18において、フィニッシャ制御部501の横レジストレーションシフト制御部572は、本処理を開始すると、横レジストレーション補正ユニット550において次の(1),(2)の場合は横レジストレーションシフトエラーとして検出する(ステップS1002、検出ステップ)。
(1)横レジストレーションシフトユニット553がホームポジションへ戻る時に、横レジストレーションシフトHPセンサ556が所定時間経過してもONしない場合。
(2)横レジストレーションシフトユニット553がホームポジションから搬送中心位置へ移動する時に、横レジストレーションシフトHPセンサ556が所定時間経過してもOFFしない場合。
同様に、横レジストレーションシフト制御部572は、横レジストレーション補正ユニット550において次の(3),(4)の場合は横レジストレーションセンサエラーとして検出する(ステップS1003)。
(3)横レジストレーションセンサ555がホームポジションへ戻る時に、横レジストレーションセンサHPセンサ557が所定時間経過してもONしない場合。
(4)横レジストレーションセンサ555がホームポジションから待機位置へ移動する時に、横レジストレーションセンサHPセンサ557が所定時間経過してもOFFしない場合。
横レジストレーションシフトユニット553、横レジストレーションセンサ555の何れかでエラーが検出されると、フィニッシャ制御部501のCPU561は、画像形成装置10のCPU回路部150へエラーが生じたことを通知する。そして、CPU561は、横レジストレーション補正ユニット550による横レジストレーションずれ補正を禁止する指示を横レジストレーションシフト制御部572に送信する。これに伴い、横レジストレーションシフト制御部572は、横レジストレーション補正ユニット550の横レジストレーションすれ補正に係わる部分の電源をシャットダウンする(ステップS1004)。即ち、搬送ローラ551,552がシートを下流側に搬送する機能は有効のままである。
次に、横レジストレーションシフト制御部572は、上流側のシート処理装置(スタッカ800)にフィニッシャ500と同様の横レジストレーションずれ補正機能が備わっているか否かを判定する(ステップS1005)。このステップは、第1のシート処理装置であるフィニッシャ500よりも上流側に、幅方向におけるシートの位置を移動する第2の移動ユニットを有する第2のシート処理装置(この例ではスタッカ800)が接続されているか否かを判断する判断ステップに相当する。なお、この判定はシステムの電源がオンされたときに通信により判定しても良い。上流側のシート処理装置に同様の横レジストレーションずれ補正機能が備わっている場合は、横レジストレーションシフト制御部572は、補正代替モードを設定する(ステップS1006)。即ち、横レジストレーションシフト制御部572は、フィニッシャ500へのシートの排出を行う場合でも、横レジストレーション補正ユニット550で行っていたシートの横レジストレーションずれ補正を、上流側のシート処理装置(スタッカ800)の横レジストレーション補正ユニット850を使用して行う。
上流側のシート処理装置に同様の横レジストレーションずれ補正機能が備わっていない場合は、横レジストレーションシフト制御部572は、フィニッシャ500の機能を制限する機能制限モードを設定する(ステップS1007)。横レジストレーションシフト制御部572は、第1の整合ユニット641の待機位置を通常よりも広げると共に、画像形成装置に対してシートの排紙間隔を通常よりも広げるよう指示する。この場合の第1の整合ユニット641の待機位置は図21に示す退避量Wだけ退避した位置となる。従って、シートが第1の整合ユニット641へ搬送されてくるまでの横レジストレーションずれ量が横レジストレーション補正ユニット550の正常時よりも大きくなっても、シートが第1の整合ユニット641に衝突する事がない。ステップS1007は、第1の整合ユニット641へのシートの到達を待機している状態での整合部材641a,641bの間隔を第1の間隔に変更する第1の整合部材制御ステップに相当する。
ステップS1006での設定またはステップS1007での設定が終了すると本処理を終了する(ステップS1008)。
次に、補正代替モードが設定されている場合の処理と設定されていない場合の処理について図19を参照しながら説明する。
図19は、補正代替モードが設定されている場合の処理と設定されていない場合の処理とを示すフローチャートである。
図19において、画像形成装置10のCPU回路部150は、本処理を開始するとフィニッシャ制御部501との通信により、補正代替モードが設定されているか否かを判定する(ステップS2002)。補正代替モードが設定されていないと判定した場合、CPU回路部150は、ユーザによるジョブの設定後に指定されたシート排出先が「スタッカ」であるか「フィニッシャ」であるかを判定する(ステップS2003)。ステップS2003は、シートの積載先を決定する決定ステップに相当する。
指定されたシート排出先が「スタッカ」と判定された場合、CPU回路部150は、スタッカ制御部801に次の処理を実行させるよう指示する(ステップS2004)。シフトを伴う後処理が設定されている場合に、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850にてシートの横レジストレーションずれ補正及びシフトを行う(シート移動ステップ)。この指示によりスタッカ800は横レジストレーションずれ補正及びシフトを行い、その後、切換フラッパ815によりシートを搬送パス813に導きスタックトレイ821にシートを積載する。
指定されたシート排出先が「フィニッシャ」と判定された場合、CPU回路部150は、フィニッシャ制御部501に次の処理を実行させるよう指示する(ステップS2005)。すなわち、CPU回路部150は、シフトを伴う後処理が設定されている場合に、フィニッシャ500の横レジストレーション補正ユニット550にてシートの横レジストレーションずれ補正及びシフトを行うよう指示する。この場合、CPU回路部150は、スタッカ制御部801に対して、横レジストレーション補正ユニット850による幅方向へのシートの移動を指示しない。
他方、補正代替モードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、次の処理を実行させるよう指示する(ステップS2004)。すなわち、CPU回路部150は、シフトを伴う後処理が設定されている場合に、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850によりシートの横レジストレーションずれ補正をおこなうよう指示する。
これにより、フィニッシャ500の横レジストレーション補正ユニット550に異常が生じていても、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850を代替してシートの横レジストレーションずれ補正を行うことができる。従って、画像形成システムの能力が著しく低下するのを防止できる。
(第2の実施形態)
ところで、フィニッシャ500の横レジストレーション補正ユニット550に代わりにスタッカ800においてシートのシフトを行うと、シートの横レジストレーションずれを補正した位置から処理トレイ630までの搬送距離が長くなる。更に、横レジストレーションずれを補正した後にスタッカ800とフィニッシャ500との間でシートの受け渡しを行うことになる。そのため、単独のシート処理装置(スタッカ800またはフィニッシャ500の何れか一方)内でシートのシフトを行う場合よりも横レジストレーションずれ補正後のずれ量が増大する可能性がある。
第2の実施形態では、スタッカ800においてシートのシフトを行う場合に問題となる、シートの横レジストレーションずれを補正した後のシートの横レジストレーションずれに対応したものである。
以下、第2の実施形態におけるCPU回路部150の制御フローチャートを図20に示す。
図20において、画像形成装置10のCPU回路部150は、本処理を開始するとフィニッシャ制御部501との通信により、補正代替モードが設定されているか否かを判定する(ステップS3002)。補正代替モードが設定されていないと判定した場合、CPU回路部150は、ユーザによるジョブの設定後に指定されたシート排出先が「スタッカ」であるか「フィニッシャ」であるかを判定する(ステップS3003)。
指定されたシート排出先が「スタッカ」と判定された場合、CPU回路部150は、スタッカ制御部801に次の処理を実行させるよう指示する(ステップS3004)。すなわち、CPU回路部150は、シフトを伴う後処理が設定されている場合に、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850にてシートの横レジストレーションずれ補正及びシフトを行うよう指示する。この指示によりスタッカ800は、シートの横レジストレーションずれ補正及びシフトを行い、切換フラッパ815によりシートを搬送パス813に導きスタックトレイ821にシートを積載する。
指定されたシート排出先が「フィニッシャ」と判定され、整合処理を行う或いはシフトを伴う後処理が設定されている場合、CPU回路部150は、フィニッシャ制御部501に次の処理を実行させるよう指示する(ステップS3005)。すなわち、CPU回路部150は、シフトを伴う後処理が設定されている場合に、フィニッシャ500の横レジストレーション補正ユニット550にてシートの横レジストレーションずれ補正或いはシフトを行うよう指示する。この場合、CPU回路部150は、スタッカ制御部801に対して、横レジストレーション補正ユニット850による幅方向へのシートの移動を指示しない。
他方、補正代替モードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、入力されたジョブに指定されたシート排出先が「スタッカ」であるか「フィニッシャ」であるかを判定する(ステップS3006)。
指定されたシート排出先が「スタッカ」と判定された場合、CPU回路部150は、スタッカ制御部801に次の処理を実行させるよう指示する(ステップS3007)。CPU回路部150は、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850にてシートの横レジストレーションずれ補正及びシフトを行うようスタッカ制御部801に指示する。この指示により、スタッカ800はシートの横レジストレーションずれ補正及びシフトを行い、切換フラッパ815によりシートを搬送パス813に導きスタックトレイ821にシートを積載する。
指定されたシート排出先が「フィニッシャ」と判定された場合、CPU回路部150は、ユーザにより指定された排紙モードが搬送パス521経由の「シフトソート」であるか、処理トレイ630経由の「シフトソート」あるいは「ステイプルソート」であるかを判定する(ステップS3008)。
排紙モードが搬送パス521経由の「シフトソート」と判定された場合、CPU回路部150は、スタッカ制御部801とフィニッシャ制御部501に次の処理を実行させるよう指示する(ステップS3009)。指定されたシート排出先が「フィニッシャ」であっても、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850がシートの横レジストレーションずれ補正・シフトを行う。この指示により、スタッカ800は横レジストレーションずれ補正・シフトを行い、その後、フィニッシャ500にシートを受け渡す。フィニッシャ500は切換フラッパ511によりシートを搬送パス521に導きスタックトレイ701にシートを積載する。
排紙モードが処理トレイ630経由と判定された場合、CPU回路部150は、フィニッシャ制御部501に次の処理を実行させるよう指示する(ステップS3010)。第1の整合ユニット641(整合部材641a、641b)の待機位置を変更し、画像形成装置から排紙するシートの排紙間隔を拡大する。ステップS3010に関する説明は下記で詳述する。
更に、CPU回路部150は、スタッカ制御部801とフィニッシャ制御部501に次の処理を実行させる。すなわち、CPU回路部150は、搬送パス521経由の「シフトソート」指定時と同様に、スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850にてシートの横レジストレーションずれ補正及びシフトを行うよう指示する。その後、スタッカ800からフィニッシャ500へシートを受け渡し、フィニッシャ500において切換フラッパ511によりシートを搬送パス522に導き処理トレイ630にシートを積載する。
ステップS3004またはステップS3005またはステップS3007またはステップS3009での横レジストレーションずれ補正が終了すると、本処理を終了する。
第1の整合ユニット641の待機位置を変更する場合、図21に示すように、処理トレイ630の整合部材641a、641bの待機位置を通常よりも広げた状態で待機させる。図21において、整合部材641a、641bの通常の退避量Yに対して拡大した退避量をZとする(Z>Y)。そして、整合部材641a、641bの待機位置を通常よりも(Z−Y)分だけ広げた状態で待機させる。なお、退避量Zは、図18のステップS1007での第1の整合ユニット641の退避量Wよりも少ない。ステップS3010は、一対の整合部材641a,641bの間隔を第1の間隔よりも狭い第2の間隔に変更する第2の整合部材制御ステップに相当する。
図21で、退避量Yの場合は、整合部材641a、641bは第1の待機位置(処理トレイ630に対するシートの積載位置に対して整合部材を待機させる通常の位置)となる。また、退避量Zの場合は、整合部材641a、641bは第2の待機位置(第1の待機位置よりもシートの幅方向に対してそれぞれ外側に待機させる位置(第2の間隔))となる。退避量Wの場合は、整合部材641a、641bは第3の待機位置(第2の待機位置よりもシートの幅方向に対してそれぞれ外側に待機させる位置(第1の間隔))となる。
これにより、図22、図23に示すように、整合動作時における整合部材641a、整合部材641bの移動量が増加し、それに伴い、処理トレイ630に対するシートの進入時に要する整合処理時間も増加する。そのため、上記の図20のステップS3010では、整合部材641a、641bの退避量を増加させた場合は、画像形成装置10からスタッカ800に排紙するシートの排紙間隔(排出間隔)も、増加した整合処理時間分だけ拡大する。
即ち、整合部材641a、641bにおける第1の待機位置からの整合動作の所要時間(整合処理時間)と、第2の待機位置からの整合動作の所要時間(整合処理時間)との差分だけ、画像形成装置から排紙するシートの排紙間隔を広げる。このときの排紙間隔は、退避量がWの場合の排紙間隔よりも短い。
以上説明したように本実施の形態によれば、画像形成装置に複数台のシート処理装置(スタッカ800、フィニッシャ500)を連結した画像形成システムにおいて以下の効果を奏する。画像形成装置10のCPU回路部150は、画像形成装置から排出したシートをフィニッシャ500に搬送しシートの幅方向の位置を変更して積載する際に、フィニッシャ500の横レジストレーション補正ユニット550の異常を検出した場合は、次の制御を行う。スタッカ800の横レジストレーション補正ユニット850によりシートの搬送方向に直交する幅方向の位置を変更し、フィニッシャ500にシートを搬送するよう制御する。これにより、横レジストレーション補正ユニット550に異常が発生した場合でも画像形成システムとしてのダウンタイムの短縮を図ることが可能となる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、画像形成装置にシート処理装置(スタッカ、フィニッシャ)を2台連結した画像形成システムを例に挙げたが、本発明は、これに限定されるものではない。画像形成装置に連結するシート処理装置はシステムの仕様に応じた台数とすることが可能である。
10 画像形成装置
150 CPU回路部
500 フィニッシャ
550 横レジ補正ユニット
572 横レジシフト制御部
630 処理トレイ
641a,641b 整合部材
700、701 スタックトレイ
800 スタッカ
821 スタックトレイ
850 横レジ補正ユニット
872 横レジシフト制御部

Claims (11)

  1. シートに像形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により像形成されたシートを受け取り、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第1の移動手段と、前記第1の移動手段により幅方向に移動されたシートを積載する積載手段とを有する第1のシート処理装置と、シート搬送方向で前記第1のシート処理装置よりも上流側に配置され、前記幅方向におけるシートの位置を移動する第2の移動手段を有する第2のシート処理装置とを含む画像形成システムの制御方法において、
    前記第1の移動ユニットの異常の有無を検出する検出ステップと、
    前記画像形成装置から排出されたシートを前記積載手段へ積載する場合に、前記検出ステップで異常が検出されていれば、前記第2の移動手段によりシートを移動させるよう制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成システムの制御方法。
  2. 前記制御ステップにおいては、シートを前記積載手段へ積載する場合に、前記検出ステップで異常が検出されていなければ、前記第2の移動手段によるシートの移動をさせないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システムの制御方法。
  3. 前記第2のシート処理装置がシートを積載する第2の積載手段を有しており、
    前記第2の積載手段にシートが積載される場合、前記第2の移動手段によりシートの位置が変更された後に前記第2の積載手段に積載されるよう制御する第2の制御ステップを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システムの制御方法。
  4. 前記第1のシート処理装置が、前記第1の移動ユニットよりも下流側に設けられ、前記幅方向におけるシートの両端を整合する一対の整合部材を有しており、
    前記検出ステップで異常が検出されていなければ、前記一対の整合部材へのシートの到達を待機している状態での前記一対の整合部材の間隔を第1の間隔に設定し、前記検出ステップで異常が検出されていれば、前記一対の整合部材へのシートの到達を待機している状態での前記一対の整合部材の間隔を前記第1の間隔よりも広い第2の間隔に設定する整合部材制御ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システムの制御方法。
  5. 画像形成装置から排出されたシートを複数のシート処理装置の間で受け渡し可能な画像形成システムにおいて、
    シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第1の移動手段と、前記第1の移動手段による処理が行われたシートが積載される積載手段と、前記第1の移動手段の異常の有無を検出する検出手段とを有する第1のシート処理装置と、
    シート搬送方向で前記第1のシート処理装置の上流側に接続され、シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第2の移動手段を有する第2のシート処理装置と、
    前記画像形成装置から排出されたシートを前記積載手段に積載する場合に、前記検出手段により前記第1の移動手段の異常が検出されていれば、前記第2の移動手段により前記幅方向にシートを移動させるよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  6. シートを前記積載手段へ積載する場合に、前記検出手段で異常が検出されていなければ、前記制御手段は前記第2の移動手段によるシートの移動をさせないことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1のシート処理装置は、前記幅方向へ移動可能に設けられ前記幅方向におけるシートの両側に当接してシートの整合を行う一対の整合部材を有する整合手段を備え、
    記検出手段により前記第1の移動手段の異常が検出されていなければ、前記整合手段はシートの到達を待機している状態での前記一対の整合部材の間隔を第1の間隔に設定し、前記検出手段により異常が検出されていれば、前記整合手段は、シートの到達を待機している状態での前記一対の整合部材の間隔を前記第1の間隔よりも広い第2の間隔に設定することを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御手段は、前記検出手段により前記第1の移動手段の異常が検出されていれば、前記整合部材が前記第1の間隔に設定されている場合の整合動作の所要時間と、前記第2の間隔に設定されている場合の整合動作の所要時間との差分だけ、前記画像形成装置から排出するシートの排出間隔を広げるよう制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. シートの搬送方向に直交する幅方向におけるシートの位置を移動する第1の移動手段と第2の移動手段による処理が行われたシートが積載される積載手段とを有する第1のシート処理装置と、前記第1のシート処理装置よりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記幅方向におけるシートの位置を移動する第2の移動手段を有する第2のシート処理装置とが接続される画像形成装置において、
    シートに像形成する像形成手段と、
    前記第1の移動手段の異常の有無を検出する検出手段と、
    前記第1のシート処理装置にシートを搬送し前記第1の移動手段により前記幅方向におけるシートの位置を変更して前記積載手段へ積載する場合に、前記検出手段により異常が検出されていれば、前記第2のシート処理装置に対して前記第2の移動手段により前記幅方向におけるシートの移動を行わせるように前記第2のシート処理装置へ指示する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1のシート処理装置にシートを搬送し前記第1の移動手段により前記幅方向におけるシートの位置を変更して前記積載手段へ積載する場合に、前記検出手段で異常が検出されていなければ、前記第2のシート処理装置に対して前記第2の移動手段によるシートの移動を指示しないことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2のシート処置装置がシートを積載する第2の積載手段を有しており、前記制御手段は、前記第2の積載手段にシートが積載される場合に、前記第2のシート処理装置に対して前記第2の移動手段によりシートの移動を指示することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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