JP5304353B2 - 消費電力量算出装置、消費電力量算出方法、消費電力量算出プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
前記取得手段により取得した機器情報に含まれる前記機器の出力枚数と前記機器のTEC(Typical Electricity Consumption)値とに基づき、前記機器の消費電力量を算出する算出手段と、
前記機器の消費電力量を算出するための算出用データを所定の記憶領域に格納し保持する保持手段とを有し、
前記算出手段は、
前記保持手段により保持される算出用データのうち、1週間における各曜日の消費電力割合を示す情報を参照し、
1週間あたりの消費電力量に、参照して得た各曜日の消費電力割合を乗算することにより、1日あたりの消費電力量を算出する。
前記取得手順により取得した機器情報に含まれる前記機器の出力枚数と前記機器のTEC(Typical Electricity Consumption)値とに基づき、前記機器の消費電力量を算出する算出手順と、を有し、
前記算出手順は、
前記機器の消費電力量を算出するための算出用データを所定の記憶領域に格納し保持する保持手段により保持される算出用データのうち、1週間における各曜日の消費電力割合を示す情報を参照し、
1週間あたりの消費電力量に、参照して得た各曜日の消費電力割合を乗算することにより、1日あたりの消費電力量を算出する。
<動作環境>
本実施形態に係るシステムの構成について説明する。
図1には、機器200の消費電力量を算出(推定)するシステム1(以下、「消費電力量算出システム」という。)の一例が示されている。消費電力量算出システム1において、消費電力量算出装置100は、LAN(Local Area Network)などの内部ネットワーク90(有線又は無線の別は問わない)を介して、1又は複数の機器200(機器20a、20b、及び20nなど)と接続されている。
次に、上記消費電力量算出装置100のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、消費電力量算出装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを含むハードウェアを備え、それぞれがバスで相互に接続されている。
次に、上記消費電力量算出機能について説明する。
図3は、本実施形態に係る消費電力量算出装置100が有する機能構成例を示す図である。
図4(A)に示すように、機種固有情報31は、「機種識別情報」、「TEC値」、「IPM値」の各項目を含み、機種識別情報に、TEC値及びIPM(Image per minute)値が対応付けられている。ここで、「IPM値」とは、1分間の出力枚数である。すなわち、機種の出力性能値である。
図4(B)に示すように、電力消費割合情報32は、「機器識別情報」及び「電力消費割合」の各項目を含み、電力消費割合に、機器識別情報が対応付けられている。また、機器200の動作環境(例えば「機器配置位置」)や利用用途(例えば「共有利用」か「個人利用」か)に応じて各曜日における利用頻度が異なることから、電力消費割合は、この点を考慮し、予め幾つかのパターンを用意しておく。例えば図4(B)には、週末の利用頻度が高いパターンの電力消費割合(図中のパターン1)と、各曜日平均した利用頻度のパターンの電力消費割合(図中のパターン2)とが、登録パターン例として示されている。
消費電力量算出機能は、消費電力量算出装置100に搭載(インストール)される消費電力量算出プログラム(ソフトウェア部品)が、CPU106により、格納先(例えば「ROM」)からRAM104上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
図5に示すように、消費電力量算出装置100は、機器情報取得部21により、機器200から各種識別情報(機器識別情報や機種識別情報)及び出力枚数を含む機器情報を取得する(ステップS101)。なお、機器情報取得部21は、単に出力枚数を取得するのではなく、TEC値を用いて消費電力量を算出するために、TEC値と同じ、1週間あたりの出力枚数を取得する。
TECの標準出力枚数 = 0.5*(IPM値*IPM値) ・・・ [式1]
そのため、消費電力量算出部22は、ステップS101において取得した機種識別情報を基に、算出用データ保持部23に保持される機種固有情報31を参照し、機種に対応するTEC値及びIPM値を取得する。消費電力量算出部22は、このようにして取得したIPM値を基に標準出力枚数を算出する。例えば、機種が"MFP01"の場合には、対応するIPM値が"30"となる。その結果、TECの標準出力枚数は、450(枚)と算出される。
差分枚数 = |TECの標準出力枚数―取得出力枚数| ・・・ [式2]
例えば、TECの標準出力枚数が450(枚)"で、取得出力枚数が1000(枚)の場合には、差分枚数が550(枚)となる。
1枚あたりの稼働電力値 = (1時間の稼働電力値/3600)*1枚あたりの出力時間 ・・・ [式3]
例えば、1時間の稼働電力値が1050(W)とすると、1秒あたりの稼働電力値は、0.291(W)となる。また、IPM値が"30"から1枚あたりの出力時間は、2(秒)となる。その結果、1枚あたりの稼働電力値は、0.582(w)と算出される。
1週間あたりの時間平均消費電力量 = 取得TEC値+(算出差分枚数*算出した1枚あたりの稼働電力値) ・・・ [式4]
例えば、機種が"MFP01"の場合には、取得TEC値が"10.1(kWh)"となり、かつ算出差分枚数550(枚)となる。その結果、算出した1枚あたりの稼働電力値が0.582(w)の場合、1週間あたりの時間平均消費電力量は、約10.420(kWh)と算出される。
1日あたりの時間平均消費電力量(推定値) = 算出した1週間あたりの時間平均消費電力量*曜日の電力消費割合 ・・・ [式5]
そのため、消費電力量算出部22は、ステップS101において取得した機器識別情報を基に、算出用データ保持部23に保持される電力消費割合情報32を参照し、電力消費割合の登録パターンを特定する。続いて、特定した登録パターンのうち、曜日に対応する電力消費割合の値を取得する。消費電力量算出部22は、このようにして取得した電力消費割合とステップS103において算出した1週間あたりの時間平均消費電力量とを基に、1日あたりの時間平均消費電力量を算出する。
上記推定値の利用を考えると、図1を用いて説明を行った動作環境の他に、例えば図6に示すような動作環境も想定される。
以上のように、本実施形態に係る消費電力量算出装置100によれば、機器情報取得部21により、機器200の機器情報を取得する。また、消費電力量算出装置100は、消費電力算出部22が、機器200のTEC値(1週間あたりの時間平均消費電力量)と取得した機器情報に含まれる機器200における1週間あたりの印刷枚数とに基づき、機器200における1日あたりの消費電力量を算出する。
本実施形態では、機器のTEC値をも推定する構成について説明する。
本実施形態に係る消費電力量算出装置100が有する機能で、第1の実施形態と異なる点は、消費電力量算出部22である。
図7は、本実施形態に係る消費電力量算出部22の機能構成例を示す図である。
消費電力量算出機能は、消費電力量算出装置100に搭載(インストール)される消費電力量算出プログラム(ソフトウェア部品)が、CPU106により、格納先(例えば「ROM105」など)からRAM104上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
図8に示すように、消費電力量算出装置100は、機器情報取得部21により、機器200から各種識別情報(機器識別情報や機種識別情報)及び出力枚数を含む機器情報を取得する(ステップS201)。なお、機器情報取得部21は、単に出力枚数を取得するのではなく、TEC値を用いて消費電力量を算出するために、TEC値と同じ、1週間あたりの出力枚数を取得する。
TECの標準出力枚数 = 0.5*(IPM値*IPM値) ・・・ [式1]
そのため、消費電力量算出部22は、ステップS101において取得した機種識別情報を基に、算出用データ保持部23に保持される機種固有情報31を参照し、機種に対応するTEC値及びIPM値を取得する。消費電力量算出部22は、このようにして取得したIPM値を基に、標準出力枚数を算出する。例えば、機種が"MFP01"の場合には、対応するIPM値が"30"となるので、TECの標準出力枚数は、450(枚)と算出される。
差分枚数 = |TECの標準出力枚数―取得出力枚数| ・・・ [式2]
例えば、TECの標準出力枚数が450(枚)"で、取得出力枚数が1000(枚)の場合には、差分枚数が550(枚)となる。
1枚あたりの稼働電力値 = (1時間の稼働電力値/3600)*1枚あたりの出力時間 ・・・ [式3]
例えば、1時間の稼働電力値が1050(W)とすると、1秒あたりの稼働電力値は、0.291(W)となる。また、IPM値が"30"から1枚あたりの出力時間は、2(秒)となる。その結果、1枚あたりの稼働電力値は、0.582(w)と算出される。
1週間あたりの時間平均消費電力量 =取得TEC値+(算出差分枚数*算出した1枚あたりの稼働電力値) ・・・ [式4]
例えば、機種が"MFP01"の場合には、取得TEC値が"10.1(kWh)"となり、かつ算出差分枚数550(枚)となる。その結果、算出した1枚あたりの稼働電力値が0.582(w)の場合、1週間あたりの時間平均消費電力量は、約10.420(kWh)と算出される。
1日あたりの時間平均消費電力量(推定値) = 算出した1週間あたりの時間平均消費電力量*曜日の電力消費割合 ・・・ [式5]
そのため、消費電力量算出部22は、ステップS201において取得した機器識別情報を基に、算出用データ保持部23に保持される電力消費割合情報32を参照し、電力消費割合の登録パターンを特定する。続いて、特定した登録パターンのうち、曜日に対応する電力消費割合の値を取得する。消費電力量算出部22は、このようにして取得した電力消費割合とステップS205において算出した1週間あたりの時間平均消費電力量とを基に、1日あたりの時間平均消費電力量を算出する。
製造年度に対応するTEC値 = 最新製造年度のTEC値*(1+(N*0.067)) ・・・ [式6]
なお、上記最新製造年度のTEC値は、最新のエネルギースター登録値である。また、上記Nは、製造年度判定部221により判定したN年前の製造年度である。
以上のように、本実施形態に係る消費電力量算出装置100によれば、機器情報取得部21により、機器200の機器情報を取得する。続いて、消費電力量算出装置100は、消費電力算出部22が製造年度判定部221により、機器200の製造年度を特定し、機器200の製造年度が最新製造年度であるか否かを判定する。消費電力量算出装置100は、機器200の製造年度が最新製造年度でなかった場合に、TEC値算出部222により、判定した製造年度から製造年度に応じたTEC値(推定値)を算出する。
10 遠隔監視システム
21 機器情報取得部
22 消費電力量算出部
23 算出用データ保持部
24 算出データ保持部
221 製造年度判定部
222 TEC値算出部
31 機種固有情報
32 電力消費割合情報
41 消費電力量(推定値)
80 外部ネットワーク(インターネット)
90 内部ネットワーク(LAN)
100 消費電力量算出装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 機器(画像形成装置)
300 クライアントPC(情報処理装置)
400 機器管理装置(機器管理サーバ)
1000 機器分析システム
2000 機器管理システム
Claims (11)
- 所定のデータ伝送路を介して接続される機器から機器情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した機器情報に含まれる前記機器の出力枚数と前記機器のTEC(Typical Electricity Consumption)値とに基づき、前記機器の消費電力量を算出する算出手段と、
前記機器の消費電力量を算出するための算出用データを所定の記憶領域に格納し保持する保持手段とを有し、
前記算出手段は、
前記保持手段により保持される算出用データのうち、1週間における各曜日の消費電力割合を示す情報を参照し、
1週間あたりの消費電力量に、参照して得た各曜日の消費電力割合を乗算することにより、1日あたりの消費電力量を算出することを特徴とする消費電力量算出装置。 - 前記算出手段は、
前記機器情報に基づく前記機器における1週間あたりの出力枚数と前記機器のTEC値とに基づき、前記機器の消費電力を算出することを特徴とする請求項1に記載の消費電力量算出装置。 - 前記算出手段は、
前記機器情報に基づく前記機器における1週間あたりの出力枚数とTECの標準出力枚数との差分枚数を算出し、
算出した差分枚数と前記機器のTEC値とに基づき、1週間あたりの消費電力量を算出することを特徴とする請求項1に記載の消費電力量算出装置。 - 前記算出手段は、
前記保持手段により保持される算出用データのうち、前記機器における機種ごとのTEC値を示す情報を参照し、
前記機器の出力枚数と参照して得たTEC値とに基づき、前記機器の消費電力量を算出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の消費電力量算出装置。 - 当該消費電力量算出装置が、
前記機器情報に基づき前記機器の製造年度を特定し、特定した製造年度が最新の製造年度と一致するか否かを判定する判定手段を有し、
前記判定手段は、
判定結果に基づき、前記特定した製造年度に対応するTEC値の算出を要求することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の消費電力量算出装置。 - 当該消費電力量算出装置が、
年平均の消費効果率に基づき、製造年度に対応するTEC値を算出するTEC値算出手段を有し、
前記TEC値算出手段は、
前記判定手段からの算出要求を受け付けると、
前記年平均の消費効果率と前記特定した製造年度とに基づき算出した増加係数を、最新の製造年度に対応するTEC値に乗算し、前記特定した製造年度に対応するTEC値を算出することを特徴とする請求項5に記載の消費電力量算出装置。 - 所定のデータ伝送路を介して接続される機器から機器情報を取得する取得手順と、
前記取得手順により取得した機器情報に含まれる前記機器の出力枚数と前記機器のTEC(Typical Electricity Consumption)値とに基づき、前記機器の消費電力量を算出する算出手順と、を有し、
前記算出手順は、
前記機器の消費電力量を算出するための算出用データを所定の記憶領域に格納し保持する保持手段により保持される算出用データのうち、1週間における各曜日の消費電力割合を示す情報を参照し、
1週間あたりの消費電力量に、参照して得た各曜日の消費電力割合を乗算することにより、1日あたりの消費電力量を算出することを特徴とする消費電力量算出方法。 - 前記算出手順は、
前記機器情報に基づく前記機器における1週間あたりの出力枚数とTECの標準出力枚数との差分枚数を算出し、
算出した差分枚数と前記機器のTEC値とに基づき、1週間あたりの消費電力量を算出することを特徴とする請求項7に記載の消費電力量算出方法。 - コンピュータを、
所定のデータ伝送路を介して接続される機器から機器情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した機器情報に含まれる前記機器の出力枚数と前記機器のTEC(Typical Electricity Consumption)値とに基づき、前記機器の消費電力量を算出する算出手段として機能させ、
前記算出手段は、
前記機器の消費電力量を算出するための算出用データを所定の記憶領域に格納し保持する保持手段により保持される算出用データのうち、1週間における各曜日の消費電力割合を示す情報を参照し、
1週間あたりの消費電力量に、参照して得た各曜日の消費電力割合を乗算することにより、1日あたりの消費電力量を算出する消費電力量算出プログラム。 - 前記算出手段は、
前記機器情報に基づく前記機器における1週間あたりの出力枚数とTECの標準出力枚数との差分枚数を算出し、
算出した差分枚数と前記機器のTEC値とに基づき、1週間あたりの消費電力量を算出することを特徴とする請求項9に記載の消費電力量算出プログラム。 - 請求項9又は10に記載のプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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