JP2013049147A - 画像形成システム、消費電力計測装置、画像形成装置、消費電力計測方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成システム、消費電力計測装置、画像形成装置、消費電力計測方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力計測器を複数の画像形成装置で共有する場合に個々の画像形成装置の稼働状況毎の消費電力値を算出すること。
【解決手段】画像形成装置21〜23では、自装置の稼働状態が変化した場合に、前記消費電力計測装置に対して自装置の稼働状態情報を送信する。スマートメータ41では、電力計部400が画像形成装置21〜23の総消費電力量を計測し、画像形成装置21〜23から稼働状態情報を受信した場合に、消費電力算出部5100が、前回稼働状態情報を受信してから今回稼働状態情報を受信するまでの期間の前記計測に基づく画像形成装置21〜23の総消費電力量と、機器ステータス保持部5210に保持される画像形成装置21〜23の稼働状態情報と、機器電力推定値保持部520に保持される画像形成装置21〜23の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における画像形成装置21〜23の個別の消費電力値を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置の消費電力量を算出する制御に関する。
近年、二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量を低減するために、プリンタや複合機等のデバイス使用時における消費電力量を低減することが求められている。このため、デバイス使用時における消費電力量をユーザが認識可能にすること(いわゆる「見える化」)が求められている。
例えば、特許文献1には、消費電力量を計測可能な複数の複写機(画像形成装置)とそれらを管理する管理装置がネットワークに接続されたシステムにおいて、管理装置の要求に応じて各複写機が計測した消費電力量に関するデータを送出する技術が開示されている。この構成により、特許文献1では、例えば1か月毎の各複写機の消費電力量の履歴を管理装置で一元把握することが可能になる。
また、特許文献2では、複数の機器で消費電力計測器を共用し、その消費電力計測器で全機器の総消費電力量を計測し、各機器の稼働時間情報を元に個別機器の消費電力量を算出する技術が開示されている。この構成により、特許文献2では、各機器に高価な計測器を備えずとも例えば1カ月毎の各機器の消費電力量を推定することが可能になる。
特開2003−335026号公報 特開2001−282910号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、各機器に高価な計測器を備える必要があった。
また、特許文献2に記載のシステムでは、各機器の消費電力量の算出は機器の稼働時間の累計から行うため、特許文献1に記載のようなプリンタ機器の稼働状況毎の消費電力値を算出することは困難であった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、消費電力計測器を複数の機器で共有する場合に、個別の機器の稼働状況毎の消費電力値を算出する仕組みを提供することである。
本発明は、複数の画像形成装置と消費電力計測装置とが通信可能な画像形成システムであって、前記各画像形成装置は、自装置の稼働状態が変化した場合に、前記消費電力計測装置に対して自装置の稼働状態情報を送信するステータス送信手段を有し、前記消費電力計測装置は、前記複数の画像形成装置の総消費電力量を計測する計測手段と、前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を保持する推定値保持手段と、前記各画像形成装置から送信される稼働状態情報を受信するステータス受信手段と、前記ステータス受信手段で受信した前記各画像形成装置の稼働状態情報を保持するステータス保持手段と、前記ステータス受信手段が稼働状態情報を受信した場合に、前記ステータス受信手段が前回稼働状態情報を受信してから今回稼働状態情報を受信するまでの期間の前記計測手段での計測に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、前記推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出手段と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、消費電力計測装置を複数の画像形成装置で共有する場合に、個々の画像形成装置の稼働状況毎の消費電力値を算出することができる。
本発明の実施例1において各画像形成装置の消費電力に関わる情報を主に管理する画像形成システム構成の一例を示す図である。 本発明の実施例1の画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例1のスマートメータの構成の一例を示すブロック図である。 本発明における機器稼働状況と消費電力量を示す図である。 本発明における機器電力推定値テーブルの一例を示す図である。 本発明における機器ステータステーブルの一例を示す図である。 実施例1における機器消費電力算出処理の一例を示すフローチャートである。 実施例2におけるスマートメータの構成を示す図である。 実施例2における機器消費電力算出処理の一例を示すフローチャートである。 実施例2における機器電力推定値テーブルの更新を説明するための図である。 本発明の実施例3において各画像形成装置の消費電力に関わる情報を主に管理するシステム構成の一例を示す図である。 本発明の実施例3の電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例3のスマートメータの構成の一例を示すブロック図である。 実施例3における機器消費電力算出処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<システム構成図>
図1は、本発明の実施例1において各画像形成装置の消費電力に関わる情報を主に管理する画像形成システム構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本システムは2つの宅内配線系統で構成される。1つ目は電源系統、2つ目はネットワーク系統であるLANである。
1つ目の電源系統は、電力線50を介して電力会社から電力供給を受け、システムが設置される宅内の電源分配機40で複数の電源系統に分配される。そして分配された各電源系統51,53は、消費電力を計測するスマートメータ41,42を経て宅内電源系統52,54として宅内の電源系統として設置される。
2つ目のネットワーク系統は、LAN30として設置される。
以下、システムに含まれる装置について説明する。
スマートメータ41,42は、電源系統の消費電力を計測し、ネットワークに接続された機器に消費電力情報を通知する。ユーザPC(15)は、画像形成装置への印刷データ送付やスキャン画像データを受信する。画像形成装置A(21),B(22),C(23)は、印刷データの印刷や原稿の読み取りを行う。消費電力管理サーバ(10)は、画像形成装置から消費電力情報を取得し管理する。これらの装置はLAN30を介して相互通信が可能な構成とする。
画像形成装置A(21),B(22),C(23)は、宅内電源系統1(52)から電源供給を受ける。ユーザPC15、消費電力管理サーバ(10)は、宅内電源系統2(54)から電源供給を受ける。この構成により、画像形成装置A(21),B(22),C(23)の総消費電力はスマートメータ41で、ユーザPC(15)と管理サーバ(10)消費電力はスマートメータ42で計測される。
<画像形成装置構成>
図2は、本発明の実施例1の画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、ここでは、代表して画像形成装置A(21)で説明を行うが、画像形成装置B,Cも同一構成である。
画像形成装置A(21)は、電源供給部110、コントローラ200、プリンタ120、スキャナ140、操作ユニット160を有する。
電源供給部110は、宅内電源系統から供給された電源を電圧変換・整流して装置内に電源を供給する。プリンタ120は、画像データを用紙に印刷する。スキャナ140は画像情報を読み取る。操作ユニット160は、ユーザが装置の操作を行うためのものである。コントローラ200は、画像処理や入出力処理を行う。
コントローラ200は、CPU2100、RAM2110、ROM2120、LANC2200、プリンタIF画像処理部2300、スキャナIF画像処理部2400、操作部IF2500、機器ステータス発行部2600、機器電力情報保持部2610を有し、各モジュール間はバスで接続される。
CPU2100は、ROM2120に記録されたプログラムを読み出して実行することにより機器全体の制御を行う。ROM2120は、プログラムやデータを格納する。なお、ROM2120は、フラッシュROM等で構成される書き換え可能な領域を有する。RAM2110は、ワーク領域や画像バッファとして用いられる。LANC2200は、LAN30と入出力処理を行う。
プリンタIF画像処理部2300は、プリンタ120に画像を出力する。スキャナIF画像処理部2400は、スキャナ140から画像を入力する。操作部IF2500は、操作ユニット160との入出力処理を行う。
機器電力情報保持部2610は、機器の消費電力情報を保持する。なお、機器電力情報保持部2610は、ROM2120の書き換え可能な領域に実現されていてもよい。機器ステータス発行部2600は、LAN30に接続されたスマートメータ41に機器の稼働状態を通知する。
<スマートメータ>
図3は、本発明の実施例1のスマートメータの構成の一例を示すブロック図である。
本発明のスマートメータは、LAN30でネットワークに接続された機器と通信ができる構成とする。例えば、画像形成装置A(21)が接続されている状態を図示する。なお、ここでは、代表してスマートメータ41で説明を行うが、スマートメータ41、42共に同一構成である。
スマートメータ41は、電源系統入力51から電源系統出力52に供給する消費電力を計測するものである。内部は、電力計部400、電力応答部500、電源供給部600に大別される。
電源供給部600は、電源系統出力52の電力を電圧変換・整流してスマートメータ41内部の電力計部と電力応答部に電源を供給する。なお、電力計部と電力応答部の消費電力は軽微な構成とする。
電力計部400は、CPU4100、RAM4110、ROM4120、LANC4200、入出力部4300、累積消費電力保持部4400を有し、電力応答部500は、消費電力算出部5100、消費電力情報送信部5110、機器電力推定値保持部5200、機器ステータス保持部5210、起点消費電力保持部5300、区間消費電力保持部5310を有し、各モジュール間はバスで接続される。また、電力計部400は、電圧検出部4500、A/D変換部4510、電流検出部4550、A/D変換部4560を有する。
まず、電力計部400について説明する。
電力計部400において、CPU4100は、ROM4120に記録されるプログラムを実行することによりスマートメータ41全体の制御を行う。RAM4110は、ワーク領域として使用される。ROM4120は、プログラムやデータを格納する。LANC4200は、LAN30と入出力を行う。なお、ROM4120は、フラッシュROM等で構成される書き換え可能な領域を有する。
電圧検出部4500は、電源系統51の電圧を検出する。A/D変換部4510は、電圧検出部4500で検出した電圧をデジタルデータである数値に変換する。電流検出部4550は電流を検出する。A/D変換部4560は、電流検出部4550で検出した電流をデジタルデータである数値に変換する。二つのA/D変換部のデジタルデータは入出力部4300を介してCPU4100に接続される。これにより、CPU4100が、電源系統出力52に供給される電力の電圧値と電流値を得ることを可能としている。
CPU4100は、一定間隔で入出力部4300から電圧値と電流値を入力し、2つの数値を乗算することで消費電力値を得て、消費電力値の累積値(累積消費電力量)を累積消費電力保持部4400に格納する。これにより一般的な電力計と同じような累積消費電力量をスマートメータ41内で保持することを可能にする。なお、累積消費電力保持部4400は、ROM4120の書き換え可能な領域に実現されていてもよい。
以上のような構成により、スマートメータ41の電力計部400は、複数の画像形成装置21〜23の総消費電力量を計測することができる。
次に、電力応答部500について説明する。
電力応答部500がLAN30に接続された各画像形成装置の稼働状態情報を受信すると共に、電力計部400が電源系統出力52に接続された複数の画像形成装置の総消費電力量を計測する。そして、電力応答部500は、それらの情報を元に、電源系統出力52に接続された複数の画像形成装置の個別の消費電力量を演算する。さらに、電力応答部500は、演算して得た複数の画像形成装置個別の消費電力情報を画像形成装置に送付する。
電力応答部500において、消費電力算出部5100は、機器個別の消費電力推定演算を行う。消費電力情報送信部5110は、消費電力算出部5100で算出した消費電力情報をLANC4200経由でLAN30上の機器に送付する。
機器電力推定値保持部5200は、予め定義された機器個別の稼働状態に応じた標準消費電力情報(稼働状態毎の消費電力推定値)を保持する。機器ステータス保持部5210は、消費電力算出を行う機器個別の稼働情報を保持する。起点消費電力保持部5300は、消費電力の計測開始起点の消費電力値(起点消費電力量)を保持する。区間消費電力保持部5310は、消費電力の計測期間区間内の消費電力値を保持する。
なお、スマートメータ41の電力応答部500はソフトウェアで実現されるものであってもよい。例えば、電力計部400のCPU410がROM4120に記録されたプログラムを実行することにより、電力計部400を電力応答部500の各部としても機能させる構成であってもよい。機器電力推定値保持部5200、機器ステータス保持部5210、起点消費電力保持部5300、区間消費電力保持部5310は、ROM4120の書き換え可能な領域に実現されていてもよい。
<機器の稼働状況と消費電力量の関係>
図4は、本発明における機器稼働状況と消費電力量を示す図である。
詳細には、画像形成装置とスマートメータ41間でやりとりされる機器の稼働状態情報と消費電力情報のタイミング、スマートメータ41で計測される総消費電力と個別機器の消費電力の関係を示すものである。
図4の(a),(b),(c)では、横軸に時刻変遷、及びそれぞれ画像形成装置A,B,Cの各装置の稼働状況の変遷を示し、縦軸に消費電力の状態を示している。この図で示した消費電力は、スマートメータ41で算出された計算値である。
また、(d)では、横軸に時刻変遷を示し、縦軸にスマートメータ41で計測した消費電力の実測値(画像形成装置A,B,Cの消費電力総量)を示している。
図4中の矢印「ev」は、画像形成装置の機器ステータス発行部2600が発行する機器ステータス情報を示す。また、矢印「ak」は、スマートメータ41の消費電力情報送信部5110が発行する消費電力情報を示す。これらの情報は、LAN30を介して通信される。
ここでは(a)の画像形成装置Aを例に説明する。
画像形成装置に電源を投入し、機器稼働状態が「off」から「standby」に変化すると、画像形成装置は、機器ステータス情報ev101をスマートメータ41に発行する。そのステータスは(d)で示す通りスマートメータ41が受信する。
一方、スマートメータ41は、機器のステータスが通知された時点での総消費電力と画像形成装置の稼働状態情報を元に、個別機器の消費電力を算出し、消費電力情報を送出する。例えば、ak201では、画像形成装置Aは「standby」、画像形成装置Bが「off」から「standby」への変化による送出である。その消費電力情報は(a)で示す通り画像形成装置Aが受信する。同様の処理が時間経過とともに、画像形成装置A、B、Cとスマートメータ41間で実行される。
(a)で示す通り、画像形成装置Aのステータス発行は、機器が「standby」に移行したev101,JOB実行(「JOB」)に移行したev102,再び「standby」に移行したev103の3回である。
一方、消費電力情報は、(a)で示したak201,ak301の様に、画像形成装置Aの稼働状態遷移に加えて画像形成装置B、Cの稼働状態遷移に伴い、スマートメータ41が算出したタイミングでも受信する。
<電力応答部が備える電力推定情報>
図5は、本発明における機器電力推定値テーブルの一例を示す図である。
図5に示す機器電力推定値テーブルは、スマートメータ41の電力応答部500が備える電力推定情報であり、予めシステムを構成する画像形成装置に対応した値が設定されているものとする。なお、機器電力推定値テーブルは、機器電力推定値保持部5200に格納されるものとする。
図5に示した通り、機器電力推定値テーブルは、画像形成装置の機器名称と、機器の稼働状態(例えば、スタンバイ状態、ジョブ実行状態)毎の消費電力値を含む。
図5に示した例では、機器電力推定値テーブルは、機器名が画像形成装置Aの画像形成装置は、スタンバイ電力が1〔W/h〕、ジョブ実行電力が1000〔W/h〕であることを示している。以下、画像形成装置Bはスタンバイ電力が3〔W/h〕、ジョブ実行電力が1500〔W/h〕、画像形成装置Cはスタンバイ電力が5〔W/h〕、ジョブ実行電力が1500〔W/h〕であることを示している。
<機器稼働状態の管理>
図6は、本発明における機器ステータステーブルの一例を示す図である。
図6に示す機器ステータステーブルは、スマートメータ41の電力応答部が、機器稼働状態を管理するためのものであり、機器毎に稼働状態を保持する。機器ステータステーブルは、機器ステータス保持部5210に格納されるものとする。
図6に示したとおり、機器ステータステーブルは、画像形成装置の機器名称と、機器のステータスを含む。
図6に示した例では、機器ステータステーブルは、機器名が画像形成装置A、B、Cの全ての画像形成装置は「standby」であることを示している。例えば、画像形成装置Aがジョブ実行状態に移行すると、機器ステータステーブルの画像形成装置Aに対応するステータス欄に「JOB」というステータスを保持することになる。
<処理フロー>
図7は、実施例1における機器消費電力算出処理の一例を示すフローチャートである。
図7(a),(b)は画像形成装置で実行する処理に対応する。また、図7(c)はスマートメータ41の電力応答部で実行する処理に対応する。また、図7は画像形成装置と電力応答部の処理関係も示している。以下、具体的な処理をフローチャートに従い説明する。
<ステータスの発行>
図7(a)は画像形成装置が実行する電力応答部にステータスを送信するフローチャートである。本フローチャート処理は、画像形成装置の稼働状態が変化した時点で画像形成装置のCPU2100がROM2120に記録されたプログラムに基づいて実行するものである。
画像形成装置のCPU2100は、ステップst1100において、機器ステータス発行部2600により、画像形成装置のステータスを電力応答部に向けて送信し、本フローチャートの処理を終了する。
図7(a)のステップst1100のステータス送信は、前述の図4の機器の稼働状況と消費電力量の関係と対比させると、例えば、以下の通りのタイミングに相当する。ステップst1100のステータス送信は、図4(a)のステータスが「off」から「standby」に変化した時点で発行する「ev101」に対応する。また、「standby」から「JOB」に変化した時点で発行する「ev102」に対応する。また、「JOB」から「standby」に変化した時点で発行する「ev103」に対応する。
<消費電力情報の受信>
図7(b)は画像形成装置が実行する電力応答部から消費電力情報を受信するフローチャートである。本フローチャートの処理は、スマートメータ41の電力応答部500から消費電力情報を受信した時点で、画像形成装置のCPU2100がROM2120に記録されたプログラムに基づいて実行するものである。スマートメータ41の電力応答部から消費電力情報を受信し、機器内に保持して消費電力管理サーバに送信するまでの処理を示す。
画像形成装置のCPU2100は、ステップst1200で、スマートメータ41の電力応答部500から消費電力値を受信し(消費電力値受信ステップ)、ステップst1201に処理を進める。
ステップst1201では、画像形成装置のCPU2100は、上記ステップst1200で受信した消費電力値を機器電力情報保持部2610に格納し、ステップst1202に処理を進める。
ステップst1202では、画像形成装置のCPU2100は、機器電力情報保持部2610に保持されている消費電力値を、消費電力管理サーバ10に送信して、本フローチャートの処理を終了する。
<消費電力情報の算出>
図7(c)はスマートメータ41の電力応答部が実行する各画像形成装置の消費電力量を算出し当該機器へ送信するまでの処理を示すフローチャートである。なお、本フローチャートの処理は、図7(a)のst1100で説明した画像形成装置が電力応答部向けに送信したステータスを、スマートメータ41が受信した時点でスマートメータ41の電力応答部500が実行するものである。
スマートメータ41の電力応答部500は、ステップst1000において、LAN30上に接続された画像形成装置から送信されたステータスを受信し(ステータス受信ステップ)、ステップst1001に処理を進める。
ステップst1001では、電力応答部500は、累積消費電力保持部4400に格納された累積消費電力情報と、起点消費電力保持部5300に格納された起点消費電力情報の差分をとり、同一ステータス間の消費電力である区間消費電力値を算出する。具体的一例としては、図4(d)の「ev201」を受信した場合に、「ev101」と「ev201」の間の消費電力値が、区間消費電力として算出される。なお、累積消費電力保持部4400に格納には、一定間隔でCPU4100により、消費電力の累積値が格納されている。また、起点消費電力保持部5300には、後述するステップst1002に示すように、前回、画像形成装置から送信されたステータスを受信した際の累積消費電力値が格納されている。
次に、ステップst1002において、電力応答部500は、上記ステップst1001で算出した区間消費電力値を区間消費電力保持部5310に格納し、ステップst1003に処理を進める。
ステップst1003では、電力応答部500は、累積消費電力保持部4400に格納された累積消費電力情報を、新たな起点消費電力情報として起点消費電力保持部5300に格納し、ステップst1004へ処理を進める。これにより、次の区間消費電力量の算出起点情報を保持することが可能になる。
ステップst1004では、電力応答部500は、消費電力算出部5100により、機器電力推定値保持部5200の機器電力推定値テーブル(図5)の情報と、機器ステータス保持部5210の機器ステータステーブル(図6)の情報と、区間消費電力保持部5310に格納された区間消費電力値から、各機器の消費電力値を算出する。即ち、消費電力算出部5100は、ステップst1000で稼働状態情報を受信した場合に、前回稼働状態情報を受信してから今回稼働状態情報を受信するまでの期間の複数の画像形成装置21〜23の総消費電力量(ステップst1001で算出)と、機器ステータス保持部5210に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、機器電力推定値保持部5200に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する。なお、具体的な算出方法は後述する。
次に、ステップst1005において、電力応答部500は、上記ステップst1004で算出した各画像形成装置の消費電力値を各画像形成装置に送信し(消費電力値送信ステップ)、ステップst1006へ処理を進める。具体的には、図6で示した機器ステータステーブルに登録された機器名の画像形成装置でステータスが「off」以外の画像形成装置に送信する。一例を図4(d)に即して示すと、「ak201」では画像形成装置Aに対して「ev101」と「ev201」間の消費電力値が「ak201」として送信される。画像形成装置B,Cはその時点でのステータスは「off」であるため消費電力値は送信されない。また、他の例を図4(d)に即して示すと、「ak301」では画像形成装置Aと画像形成装置Bに対して「ev201」と「ev301」間の消費電力値が「ak301」として送信される。画像形成装置Cはその時点でのステータスは「off」であるため消費電力値は送信されない。
次に、ステップst1006において、電力応答部500は、上記ステップst1000で受信した機器ステータス情報を、機器ステータス保持部5210の機器ステータステーブル(図6)上の情報として更新し、本フローチャートの処理を終了する。具体的には、図4(d)において、画像形成装置Aから「ev101」を受信した場合には、図6の機器ステータステーブルに格納される画像形成装置Aのステータスを「off」から「standby」に更新する。これにより、電力応答部500は、次にLAN30上のいずれかの画像形成装置からステータスを受信するまでの区間は画像形成装置Aは「standby」、画像形成装置Bと画像形成装置Cは「off」であると認識することとなる。
<個別機器の消費電力値算出>
以下、図7(c)のフローチャート中、ステップst1004で行う各画像形成装置の消費電力値算出方法を説明する。
上記ステップst1004の説明で記載したように、各画像形成装置の消費電力値は、以下の通り算出する。
スマートメータ41の電力応答部500は、機器電力推定値保持部5200の機器電力推定値テーブル(図5)の情報と、機器ステータス保持部5210の機器ステータステーブル(図6)の情報と、区間消費電力保持部5310に格納された区間消費電力値から各機器の消費電力値を算出する。具体的には、区間消費電力値を画像形成装置の稼働状況に応じた機器電力推定値の比で算出する。
一例として画像形成装置A、B、Cが全て「standby」の例を説明する。この状態は、図4で対比させると「ev301」と「ev102」の区間に対応する。
この区間では、図5の機器電力推定値テーブルから、画像形成装置A、B、Cの区間消費電力値を「1:3:5」の比率で算出するので、
画像形成装置Aの消費電力は「(区間消費電力値)×1/9」、
画像形成装置Bの消費電力は「(区間消費電力値)×3/9」、
画像形成装置Cの消費電力は「(区間消費電力値)×5/9」とそれぞれ算出される。そして、この算出値は「ak102」として各画像形成装置に送信される。
別の一例として、画像形成装置Aが「JOB」実行、画像形成装置Bと画像形成装置Cは「standby」の例を説明する。この状態は図4で対比させると「ev102」と「ev202」の区間に対応する。
この区間では、図5の機器電力推定値テーブルから、画像形成装置A、B、Cの区間消費電力値を「1000:3:5」の比率で算出するので、
画像形成装置Aの消費電力は「(区間消費電力値)×1000/1008」、
画像形成装置Bの消費電力は「(区間消費電力値)×3/1008」、
画像形成装置Cの消費電力は「(区間消費電力値)×5/1008」とそれぞれ算出される。そして、この算出値は「ak202」として各画像形成装置に送信される。
更に別の一例として、画像形成装置Aが「standby」実行、画像形成装置Bと画像形成装置Cは「off」の例を説明する。この状態は図4で対比させると「ev101」と「ev201」の区間に対応する。
この区間では、算出対象は画像形成装置Aのみであるため、画像形成装置Aの消費電力は(区間消費電力値)そのものであり、「画像形成装置Aの消費電力=(区間消費電力値)」と算出される。そして、この算出値は「ak201」として画像形成装置Aに送信される。
以上示したように、実施例1によれば、スマートメータが計測対象の全機器の稼働状態を把握し、個別機器の稼働状態が変化した時点で消費電力値を算出する構成を有する。このような構成により、消費電力計測器(スマートメータ)を複数の機器で共有するシステムであっても、全個別機器の稼働状況毎の消費電力値を算出することが可能になる。
以下、本発明の実施例2について説明する。実施例2では、スマートメータの電力応答部500が測定した画像形成装置が1つであった場合に、機器電力推定値テーブルを実測値で更新する構成について説明する。このような構成をとることで、機器電力推定値保持部5200が保持する消費電力推定値の精度を高め、より正確に個別機器の稼働状況毎の消費電力値を算出することが可能になる。
なお、実施例2では、実施例1と比べて、スマートメータ41の構成と処理フローが一部異なる。以下、実施例1との差分を中心に説明し、実施例1と共通の構成については説明を省略する。
<スマートメータ構成>
図8は、実施例2におけるスマートメータの構成を示す図である。実施例1のスマートメータと異なる点は以下の通りである。
実施例2のスマートメータは、電力計部400に時計4450を有する。また、実施例2のスマートメータは、電力応答部500に、起点時刻保持部5320、区間時間保持部5340を有する。
時計4450は、時刻情報を得るものであり、経過時間が測定できるものであれば特に構成にはこだわらない。起点時刻保持部5320は、消費電力を測定する起点の時刻を保持するものである。区間時間保持部5340は、消費電力を計測した区間の時間情報を保持するものであり、時計4450の時刻と起点時刻保持部5320の差分を保持する。なお、起点時刻保持部5320、区間時間保持部5340は、ROM4120の書き換え可能な領域に実現されていてもよい。
<処理フロー>
図9は、実施例2における機器消費電力算出処理の一例を示すフローチャートであり、図7(c)のフローチャートに対応する。このフローチャートは、実施例2の特徴的な部分である電力応答部500の処理のみ記載し説明するものであり、画像形成装置の処理は実施例1で説明した図7の(a),(b)と同一である。具体的には、このフローチャートでは、スマートメータ41の電力応答部が実行する各画像形成装置の消費電力量を算出し当該機器へ送信し、そして算出対象が1台であった場合には機器電力推定値テーブルを実測値で更新するまでの処理を示す。なお、本フローチャートの処理は、図7(a)のst1100で説明した画像形成装置が電力応答部向けに送信したステータスを、スマートメータ41が受信した時点でスマートメータ41の電力応答部500が実行するものである。以下、具体的な処理につて、フローチャートに従って説明する。
スマートメータ41の電力応答部500は、ステップst2000において、LAN30上に接続された画像形成装置から送信されたステータスを受信し、ステップst2001に処理を進める。
ステップst2001では、電力応答部500は、累積消費電力保持部4400に格納された累積消費電力情報と、起点消費電力保持部5300に格納された起点消費電力情報の差分をとり、同一ステータス間の消費電力である区間消費電力値を算出する。なお、具体的一例としては、図4(d)の「ev201」を受信した場合に、「ev101」と「ev201」の間の消費電力値が、区間消費電力として算出される。
次に、ステップst2002において、電力応答部500は、上記ステップst2001で算出した区間消費電力値を区間消費電力保持部5310に格納し、ステップst2003に処理を進める。
ステップst2003では、電力応答部500は、累積消費電力保持部4400に格納された累積消費電力情報を、新たな起点消費電力情報として起点消費電力保持部5300に格納し、ステップst2004へ処理を進める。これにより、次の区間消費電力量の算出起点情報を保持することが可能になる。
ステップst2004では、電力応答部500は、時計4450から得た現在時刻と、起点時刻保持部5320から得た起点時刻の時間差分を算出し、その時間情報を区間時間保持部5340に格納し、ステップst2005に処理を進める。
ステップst2005では、電力応答部500は、上記ステップst2004で得た現在時刻を、新たな起点時刻情報として起点時刻保持部5320に格納しステップst2006に進む。
ステップst2006では、電力応答部500は、機器電力推定値保持部5200の機器電力推定値テーブル(図5)の情報と、機器ステータス保持部5210の機器ステータステーブル(図6)の情報と、区間消費電力保持部5310に格納された区間消費電力値から、各機器の消費電力値を算出する。なお、具体的な算出方法は実施例1で説明した手法と同一である。
次に、ステップst2007において、電力応答部500は、上記ステップst2006で算出した各画像形成装置の消費電力値を各画像形成装置に送信し、ステップst2008へ処理を進める。なお、送信の方法は実施例1で説明した手法と同一である。
ステップst2008では、電力応答部500は、消費電力を測定した画像形成装置が1台か否かを判定する。なお、消費電力を測定した画像形成装置の台数は、機器ステータス保持部5210に保持する機器ステータステーブルの状態にて判断する。具体的には、図10(a)に示す機器ステータステーブルの例を用いて説明する。
図10(a)は、画像形成装置Aが「standby」、画像形成装置Bと画像形成装置Cは「off」の稼働状態が保持された状態を示す。この様に1台の画像形成装置のステータスが「standby」又は「JOB」であり、他の画像形成装置のステータスが全て「off」の場合、電力応答部500は、消費電力を測定した画像形成装置が1台であると判定する。
そして、消費電力を測定した画像形成装置が1台でないと判定した場合(st2008でNo)、電力応答部500は、そのままステップst2011に処理を進める。
一方、消費電力を測定した画像形成装置が1台であると判定した場合(st2008でYes)、電力応答部500は、ステップst2009に処理を進める。
ステップst2009では、電力応答部500は、区間消費電力保持部5310に格納されている区間消費電力値と区間時間保持部5340に格納されている区間時間情報から、画像形成装置の単位時間消費電力値を算出し、ステップst2010へ処理を進める。なお、具体的な単位時間消費電力値の算出方法は後述する。
ステップst2010では、電力応答部500は、上記ステップst2009にて算出した単位時間消費電力値を、機器電力推定値保持部5200に格納される機器電力推定値テーブルの該当箇所に格納・更新し、ステップst2011に処理を進める。
具体的には図10(b)に示すように、消費電力を測定したのが画像形成装置Aの「standby」状態であった場合には、画像形成装置Aのスタンバイ電力の値を更新する。図10は、実施例2における機器電力推定値テーブルの更新を説明するための図である。
図10(b)では、元の値である「1」から「0.9」に更新する様子を示している。
次に、ステップst2011において、電力応答部500は、上記ステップst2000で受信した機器ステータス情報を、機器ステータス保持部5210の機器ステータステーブル上の情報として更新し、本フローチャートの処理を終了する。
<単位時間消費電力値の算出>
以下、実施例2において、図9のフローチャート中のステップst2009で行う単一機器の単位時間消費電力値の算出方法を説明する。図4を用いて具体的に説明する。
まず、画像形成装置Aが「standby」、画像形成装置Bと画像形成装置Cは「off」の例を説明する。この状態は、図4(d)で対比させると「ev101」と「ev201」の区間に対応する。この場合、算出対象は画像形成装置Aのみであるため、画像形成装置Aの消費電力は(区間消費電力値)そのものであり、「画像形成装置Aの消費電力=(区間消費電力値)」と算出される。そして、画像形成装置Aの単位時間消費電力値は「(区間消費電力値)/(区間時間)」で算出される。
具体的には、区間消費電力値が0.9〔W〕、区間時間が60分(1〔h〕)の場合、単位時間消費電力値は0.9〔W/h〕と算出される。本実施例では、この算出した値を、図9で示したフローチャートのステップst2010において、機器電力推定値テーブルの該当箇所に格納・更新する。
以上示したように、実施例2によれば、実施例1の効果に加えて、機器電力推定値保持部5200が保持する消費電力推定値の精度を高め、より正確に個別機器の稼働状況毎の消費電力値を算出することが可能になる。
以下、本発明の実施例3ついて説明する。実施例3では、電力応答部自体が画像形成装置に組み込まれた場合の例を示す。この様な構成をとることで、消費電力を測定するだけの簡易な構成のスマートメータを用いたシステムであっても、本発明の個別機器の稼働状況毎の消費電力値の算出を実現することが可能になる。
なお、実施例3では、実施例1と比べて、スマートメータ41の構成と処理フローが一部異なる。以下、実施例1との差分を中心に説明し、実施例1と共通の構成については説明を省略する。
<システム構成図>
図11は、本発明の実施例3において各画像形成装置の消費電力に関わる情報を主に管理するシステム構成の一例を示す図である。
実施例3と実施例1との差分は、スマートメータが簡易な構成になることと、画像形成装置のうち1台が電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)に変更される2点のみである。システムの接続構成は実施例1と同様である。
本構成において、スマートメータ41は、宅内電源系統1の総消費電力値を測定する。電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)は、LAN30を経由してスマートメータから総消費電力値情報を取得する。また、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)(第1画像形成装置)は、自機器を含め、画像形成装置B(22)と画像形成装置C(23)(複数の第2画像形成装置)の合計3台の画像形成装置の機器稼働状態情報を取得する。そして、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)は、該機器稼働状態情報とスマートメータ41から取得した総消費電力値情報とを用いて各画像形成装置個別の消費電力値を算出する。さらに、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)は、算出して得た複数の画像形成装置の個別の消費電力情報を他の画像形成装置に送信する。なお、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)自身の個別の消費電力情報については、機器電力情報保持部2610に格納する。
<画像形成装置構成>
図12は、本発明の実施例3の電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の構成の一例を示すブロック図である。
実施例3の電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の実施例1との差分は、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の装置内に電力応答部180が追加された点である。
電力応答部180の構成は、実施例1で説明した図3に記載したスマートメータ41の電力応答部500と同一である。即ち、電力応答部180内の消費電力算出部1810、消費電力情報送信部1820、機器電力推定値保持部1830、機器ステータス保持部1840、起点消費電力保持部1850、区間消費電力保持部1860はそれぞれ、電力応答部500内の消費電力算出部5100、消費電力情報送信部5110、機器電力推定値保持部5200、機器ステータス保持部5210、起点消費電力保持部5300、区間消費電力保持部5310と同一の構成とする。なお、電力応答部180は、内部バスでコントローラ200と接続する構成とする。
また、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の電力応答部180はソフトウェアで実現されるものであってもよい。例えば、画像形成装置A(24)のコントローラ200のCPU210がROM2120に記録されたプログラムを実行することにより、コントローラ200を電力応答部180の各部としても機能させる構成であってもよい。機器電力推定値保持部1830、機器ステータス保持部1840、起点消費電力保持部1850、区間消費電力保持部1860は、ROM2120の書き換え可能な領域に実現されていてもよい。
<スマートメータ41>
図13は、本発明の実施例3のスマートメータの構成の一例を示すブロック図である。
実施例3のスマートメータ41の実施例1との差分は装置内に電力応答部が存在しない点である。具体的には、図3に記載したスマートメータ41の電力応答部500が存在しない点である。
<処理フロー>
図14は、実施例3における機器消費電力算出処理の一例を示すフローチャートであり、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の電力応答部180で実行する処理に対応する。実施例1との差分は図7(c)の処理部分であり、図7(a),(b)で示した各画像形成装置が実行するステータス送信処理と消費電力受信処理は同一である。よって、ここでは説明を割愛する。
実施例3の特徴的な部分は、ステップst3001のスマートメータ41から累積消費電力値を取り出す部分である。実施例1においては、スマートメータ41内の処理であったものが、電力応答部内蔵の画像形成装置がスマートメータ41から値を取得するように変更した点である。
本処理は、図7(a)で説明した画像形成装置が電力応答部向けに送信し、図12で説明した電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)がステータスを受けた時点で電力応答部180が実行するものである。
電力応答部180は、ステップst3000において、LAN30上に接続された画像形成装置からステータスを受信し(ステータス取得ステップ)、ステップst3001に処理を進める。なお、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の場合には、内部バスを経由して直接電力応答部180がステータスを受信する。
ステップst3001では、電力応答部180は、LAN30上に接続されたスマートメータ41の電力計部400に内蔵された累積消費電力保持部4400に格納された累積消費電力情報を取得する(総消費電力取得ステップ)。例えば、次のような手順で実行される。電力応答部180が、スマートメータ41の電力計部400に要求する。この要求に応じてスマートメータ41の電力計部400のCPU4100が、累積消費電力保持部4400に保持されている累積消費電力情報を、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)に送信する。そして、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の電力応答部180は、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)から送信される累積消費電力情報を受信し、取得する。
次に、ステップst3002において、電力応答部180は、上記ステップst3001で取得した累積消費電力情報と、起点消費電力保持部1850に格納された起点消費電力情報の差分をとり、同一ステータス間の消費電力である区間消費電力値を算出する。具体的一例としては、図4(d)の「ev201」を受信した場合に、「ev101」と「ev201」の間の消費電力値が、区間消費電力として算出される。
次に、ステップst3003において、電力応答部180は、上記ステップst3002で算出した区間消費電力値を区間消費電力保持部1860に格納し、ステップst3004に処理を進める。
ステップst3004では、電力応答部180は、上記ステップst3001で取得した累積消費電力情報を、新たな起点消費電力情報として起点消費電力保持部1850に格納し、ステップst3005へ処理を進める。これにより、次の区間消費電力量の算出起点情報を保持することが可能になる。
ステップst3005では、電力応答部180は、機器電力推定値保持部1830の機器電力推定値テーブルの情報と、機器ステータス保持部1840の機器ステータステーブルの情報と、区間消費電力保持部1860に格納された区間消費電力値から各機器の消費電力値を算出する。具体的な算出方法は、実施例1の手法と同一であるため説明を割愛する。
次に、ステップst3006において、電力応答部180は、上記ステップst3005で算出した各画像形成装置の消費電力値を各機器に送信する。なお、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)の場合には、内部バスを経由して直接、電力応答部180からコントローラ200に消費電力値を送信する。
具体的には、図6で示した機器ステータステーブルに登録された機器名の装置でステータスが「off」以外の画像形成装置に送信する。一例を図4(d)に即して示すと、「ak201」では画像形成装置Aに対して「ev101」と「ev201」間の消費電力値が「ak201」として送信される。画像形成装置B,Cはその時点でのステータスは「off」であるため消費電力値は送信されない。また、他の例を図4(d)に即して示すと、「ak301」では画像形成装置Aと画像形成装置Bに対して「ev201」と「ev301」間の消費電力値が「ak301」として送信される。画像形成装置Cはその時点でのステータスは「off」であるため消費電力値は送信されない。
次に、ステップst3007において、電力応答部180は、上記ステップst3000で受信した機器ステータス情報を、機器ステータス保持部1840の機器ステータステーブル上の情報として更新し、本フローチャートの処理を終了する。具体的には、図4(d)において、画像形成装置Aから「ev101」を受信した場合には、図6の機器ステータステーブルに格納される画像形成装置Aのステータスを「off」から「standby」に更新する。これにより、電力応答部500は、次にLAN30上のいずれかの画像形成装置からステータスを受信するまでの区間は画像形成装置Aは「standby」、画像形成装置Bと画像形成装置Cは「off」であると認識することとなる。
以上示したように、実施例3によれば、実施例1の効果に加えて、消費電力を測定するだけの簡易な構成のスマートメータを用いたシステムであっても、個別機器の稼働状況毎の消費電力値の算出を実現することが可能になる。
本発明は、実施例3と実施例2を合わせた構成も含むものとする。即ち、電力応答部内蔵の画像形成装置A(24)のコントローラ200内に、図8に示した時計4450と同様の時計を設け、電力応答部180内に、図8に示した起点時刻保持部5320、区間時間保持部5340と同様の起点時刻保持部、区間時間保持部を設け、電力応答部180に図9に示したような機器消費電力算出処理を実行させる構成であってもよい。
以上示したように、実施例4によれば、実施例1の効果に加えて、消費電力を測定するだけの簡易な構成のスマートメータを用いたシステムであっても、より正確に個別機器の稼働状況毎の消費電力値を算出することが可能になる。
上記各実施例では、個別の画像形成装置の稼働状況毎の消費電力値を算出する例を用いて本発明を説明したが、消費電力の計測対象は画像形成装置に限られるものではなく、スマートメータと通信可能な機器であればどのような電子機器であってもよい。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
21 画像形成装置A
41 スマートメータ41
400 電力計部
500 電力応答部
5100 消費電力算出部
5110 消費電力情報送信部
5200 機器電力推定値保持部
5210 機器ステータス保持部
5300 起点消費電力保持部
5310 区間消費電力保持部

Claims (20)

  1. 複数の画像形成装置と消費電力計測装置とが通信可能な画像形成システムであって、
    前記各画像形成装置は、
    自装置の稼働状態が変化した場合に、前記消費電力計測装置に対して自装置の稼働状態情報を送信するステータス送信手段を有し、
    前記消費電力計測装置は、
    前記複数の画像形成装置の総消費電力量を計測する計測手段と、
    前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を保持する推定値保持手段と、
    前記各画像形成装置から送信される稼働状態情報を受信するステータス受信手段と、
    前記ステータス受信手段で受信した前記各画像形成装置の稼働状態情報を保持するステータス保持手段と、
    前記ステータス受信手段が稼働状態情報を受信した場合に、前記ステータス受信手段が前回稼働状態情報を受信してから今回稼働状態情報を受信するまでの期間の前記計測手段での計測に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、前記推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出手段と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記各画像形成装置は、前記消費電力計測装置から送信される消費電力値を受信する消費電力値受信手段を有し、
    前記消費電力計測装置は、前記算出手段で算出した前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を前記各画像形成装置に送信する消費電力値送信手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記消費電力計測装置は、
    前記計測手段で計測した前記複数の画像形成装置の総消費電力量の累積値を保持する累積消費電力保持手段と、
    前記ステータス受信手段が前回稼働状態情報を受信した時点で前記累積消費電力保持手段に保持されていた累積消費電力量を起点消費電力量として保持する起点消費電力保持手段とを有し、
    前記算出手段は、前記累積消費電力保持手段に保持されている累積消費電力量と前記起点消費電力保持手段に保持されている累積消費電力量との差分から前記期間における前記複数の画像形成装置の総消費電力量を算出する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記消費電力計測装置は、
    前記ステータス受信手段が稼働状態情報を受信した場合に、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報から、前記期間に稼働している画像形成装置が1台であると判定した場合には、前記期間における前記総消費電力量と前記期間の長さを用いて、前記期間に稼働している画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を更新する更新手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 第1画像形成装置と複数の第2画像形成装置と消費電力計測装置とが通信可能な画像形成システムであって、
    前記消費電力計測装置は、
    前記第1画像形成装置及び前記複数の第2画像形成装置の総消費電力量を計測する計測手段を有し、
    前記各第2画像形成装置は、
    自装置の稼働状態が変化した場合に、前記第1画像形成装置に対して自装置の稼働状態情報を送信するステータス送信手段を有し、
    前記第1画像形成装置は、
    自装置及び前記各第2画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を保持する推定値保持手段と、
    前記消費電力計測装置で計測された前記第1画像形成装置及び前記複数の第2画像形成装置の総消費電力量を取得する総消費電力取得手段と、
    自装置の稼働状態が変化した場合の自装置の稼働状態情報及び前記各第2画像形成装置から送信される稼働状態情報を取得するステータス取得手段と、
    前記ステータス取得手段で取得した自装置及び前記各第2画像形成装置の稼働状態情報を保持するステータス保持手段と、
    前記ステータス取得手段が稼働状態情報を取得した場合に、前記ステータス取得手段が前回稼働状態情報を取得してから今回稼働状態情報を取得するまでの期間の前記総消費電力取得手段での取得に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、前記推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出手段と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記消費電力計測装置は、
    前記計測手段で計測した前記複数の画像形成装置の総消費電力量の累積値を保持する累積消費電力保持手段を有し、
    前記総消費電力取得手段は、前記消費電力計測装置から前記複数の画像形成装置の総消費電力量の累積値を取得するものであり、
    前記第1画像形成装置は、前記ステータス取得手段が前回稼働状態情報を取得した場合に、前記総消費電力取得手段で取得した累積消費電力を起点消費電力として保持する起点消費電力保持手段を有し、
    前記算出手段は、前記総消費電力取得手段が取得した累積消費電力値と前記起点消費電力保持手段に保持されている累積消費電力値との差分から前記期間における前記複数の画像形成装置の総消費電力量を算出する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1画像形成装置は、
    前記ステータス取得手段が稼働状態情報を取得した場合に、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報から、前記期間に稼働している画像形成装置が1台であると判定した場合には、前記期間の前記複数の画像形成装置の総消費電力量の値で、前記期間に稼働している画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を更新する更新手段を有する、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成システム。
  8. 複数の画像形成装置と通信可能な消費電力計測装置であって、
    前記複数の画像形成装置の総消費電力量を計測する計測手段と、
    前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を保持する推定値保持手段と、
    前記各画像形成装置から装置の稼働状態が変化した場合に送信される稼働状態情報を受信するステータス受信手段と、
    前記ステータス受信手段で受信した前記各画像形成装置の稼働状態情報を保持するステータス保持手段と、
    前記ステータス受信手段が稼働状態情報を受信した場合に、前記ステータス受信手段が前回稼働状態情報を受信してから今回稼働状態情報を受信するまでの期間の前記計測手段での計測に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、前記推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出手段と、
    を有することを特徴とする消費電力計測装置。
  9. 前記算出手段で算出した前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を前記各画像形成装置に送信する消費電力値送信手段を有する、ことを特徴とする請求項8に記載の消費電力計測装置。
  10. 前記計測手段で計測した前記複数の画像形成装置の総消費電力量の累積値を保持する累積消費電力保持手段と、
    前記ステータス受信手段が前回稼働状態情報を受信した時点で前記累積消費電力保持手段に保持されていた累積消費電力量を起点消費電力量として保持する起点消費電力保持手段とを有し、
    前記算出手段は、前記累積消費電力保持手段に保持されている累積消費電力量と前記起点消費電力保持手段に保持されている累積消費電力量との差分から前記期間における前記複数の画像形成装置の総消費電力量を算出する、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の消費電力計測装置。
  11. 前記ステータス受信手段が稼働状態情報を受信した場合に、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報から、前記期間に稼働している画像形成装置が1台であると判定した場合には、前記期間における前記総消費電力量と前記期間の長さを用いて、前記期間に稼働している画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を更新する更新手段を有する、ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の消費電力計測装置。
  12. 消費電力計測装置及び他の複数の画像形成装置と通信可能な画像形成装置であって、
    自装置及び前記各他の画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を保持する推定値保持手段と、
    前記消費電力計測装置で計測された自装置及び前記複数の他の画像形成装置の総消費電力量を取得する総消費電力取得手段と、
    自装置の稼働状態が変化した場合の自装置の稼働状態情報及び前記各他の画像形成装置から送信される稼働状態情報を取得するステータス取得手段と、
    前記ステータス取得手段で取得した自装置及び前記各他の画像形成装置の稼働状態情報を保持するステータス保持手段と、
    前記ステータス取得手段が稼働状態情報を取得した場合に、前記ステータス取得手段が前回稼働状態情報を取得してから今回稼働状態情報を取得するまでの期間の前記総消費電力取得手段での取得に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、前記推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記総消費電力取得手段は、前記消費電力計測装置から前記複数の画像形成装置の総消費電力量の累積値を取得するものであり、
    前記ステータス取得手段が前回稼働状態情報を取得した場合に、前記総消費電力取得手段で取得した累積消費電力を起点消費電力として保持する起点消費電力保持手段を有し、
    前記算出手段は、前記総消費電力取得手段が取得した累積消費電力値と前記起点消費電力保持手段に保持されている累積消費電力値との差分から前記期間における前記複数の画像形成装置の総消費電力量を算出する、ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記ステータス取得手段が稼働状態情報を取得した場合に、前記ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報から、前記期間に稼働している画像形成装置が1台であると判定した場合には、前記期間の前記複数の画像形成装置の総消費電力量の値で、前記期間に稼働している画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値を更新する更新手段を有する、ことを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 複数の画像形成装置と消費電力計測装置とが通信可能な画像形成システムにおける消費電力算出方法であって、
    前記各画像形成装置のステータス送信手段が、自装置の稼働状態が変化した場合に、前記消費電力計測装置に対して自装置の稼働状態情報を送信するステータス送信ステップと、
    前記消費電力計測装置の計測手段が、前記複数の画像形成装置の総消費電力量を計測する計測ステップと、
    前記消費電力計測装置のステータス受信手段が、前記各画像形成装置から送信される稼働状態情報を受信するステータス受信ステップと、
    前記消費電力計測装置の算出手段が、前記ステータス受信ステップで稼働状態情報を受信した場合に、前記ステータス受信ステップで前回稼働状態情報を受信してから今回稼働状態情報を受信するまでの期間の前記計測ステップでの計測に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出ステップと、
    前記消費電力計測装置の格納手段が、前記ステータス受信ステップで受信した前記各画像形成装置の稼働状態情報を前記ステータス保持手段に格納する格納ステップと、
    を有することを特徴とする消費電力算出方法。
  16. 第1画像形成装置と複数の第2画像形成装置と消費電力計測装置とが通信可能な画像形成システムにおける消費電力算出方法であって、
    前記消費電力計測装置の計測手段が、前記第1画像形成装置及び前記複数の第2画像形成装置の総消費電力量を計測する計測ステップと、
    前記各第2画像形成装置のステータス送信手段が、自装置の稼働状態が変化した場合に、前記第1画像形成装置に対して自装置の稼働状態情報を送信するステータス送信ステップと、
    前記第1画像形成装置のステータス取得手段が、自装置の稼働状態が変化した場合の自装置の稼働状態情報及び前記各第2画像形成装置から送信される稼働状態情報を取得するステータス取得ステップと、
    前記第1画像形成装置の総消費電力取得手段が、前記消費電力計測装置で計測された前記第1画像形成装置及び前記複数の第2画像形成装置の総消費電力量を取得する総消費電力取得ステップと、
    前記第1画像形成装置の算出手段が、前記ステータス取得ステップで稼働状態情報を取得した場合に、前記ステータス取得ステップで前回稼働状態情報を取得してから今回稼働状態情報を取得するまでの期間の前記総消費電力取得ステップでの取得に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出ステップと、
    前記第1画像形成装置の格納手段が、前記ステータス取得ステップで取得した自装置及び前記各第2画像形成装置の稼働状態情報を前記ステータス保持手段に格納する格納ステップと、
    を有することを特徴とする消費電力算出方法。
  17. 複数の画像形成装置と通信可能な消費電力計測装置における消費電力算出方法であって、
    計測手段が、前記複数の画像形成装置の総消費電力量を計測する計測ステップと、
    ステータス受信手段が、前記各画像形成装置から装置の稼働状態が変化した場合に送信される稼働状態情報を受信するステータス受信ステップと、
    算出手段が、前記ステータス受信ステップで稼働状態情報を受信した場合に、前記ステータス受信ステップで前回稼働状態情報を受信してから今回稼働状態情報を受信するまでの期間の前記計測ステップでの計測に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出ステップと、
    格納手段が、前記ステータス受信ステップで受信した前記各画像形成装置の稼働状態情報を前記ステータス保持手段に格納する格納ステップと、
    を有することを特徴とする消費電力算出方法。
  18. 消費電力計測装置及び他の複数の画像形成装置と通信可能な画像形成装置における消費電力算出方法であって、
    ステータス取得手段が、自装置の稼働状態が変化した場合の自装置の稼働状態情報及び前記各他の画像形成装置から送信される稼働状態情報を取得するステータス取得ステップと、
    総消費電力取得手段が、前記消費電力計測装置で計測された自装置及び前記複数の他の画像形成装置の総消費電力量を取得する総消費電力取得ステップと、
    算出手段が、前記ステータス取得ステップが稼働状態情報を取得した場合に、前記ステータス取得ステップで前回稼働状態情報を取得してから今回稼働状態情報を取得するまでの期間の前記総消費電力取得ステップでの取得に基づく前記複数の画像形成装置の総消費電力量と、ステータス保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態情報と、推定値保持手段に保持される前記各画像形成装置の稼働状態毎の消費電力推定値とから、前記期間における前記各画像形成装置の個別の消費電力値を算出する算出ステップと、
    ステータス保持手段が、前記ステータス取得ステップで取得した自装置及び前記各他の画像形成装置の稼働状態情報を前記ステータス保持手段に格納する格納ステップと、
    を有することを特徴とする消費電力算出方法。
  19. コンピュータを、請求項8乃至11のいずれか1項に記載された消費電力計測装置の手段として機能させるためのプログラム。
  20. コンピュータを、請求項12乃至14のいずれか1項に記載された画像形成装置の手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017058270A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 住友電気工業株式会社 電力消費管理装置、電力消費管理方法および電力消費管理プログラム

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