JP5293148B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像密度(印字率)の低い画像形成を連続して行う場合、現像装置中の現像剤が停滞してきて画像への吸着性が悪くなり画像劣化を起こす現象を防止する画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置にあっては静電潜像を現像し、画像形成材料としての転写材上に転写する工程を有するが、この現像性や転写性が低下すると画像欠陥を生じ画質の安定性が阻害される。その原因の一つに、形成すべき画像におけるページ当たりのトナー消費量が少ない画像出力要求が連続した場合があり、その場合には、現像装置内にトナーが長時間滞留して撹拌され、そのため滞留して撹拌されたトナーは静電吸着力が変化し、像担持体との適切な吸着が得られなくなる。特に、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を有する現像方式においては、現像装置が作動している割合に対しトナーの消費量が少なくなる結果、長時間に亘って滞留したトナーが必要以上に磁性キャリアと攪拌され、予め表面に外添された物質に変化が生じる。その結果として、転写不良やカブリといった画質不良が生じてしまう。このような画質の低下に対する対策として、現像手段内に滞留しているトナーを強制的に排出させ、新しいトナーを入れ替えるトナーの強制排出の技術が種々提案されている。
それらの技術を示す資料としては、例えば下記に示す特許文献1及び2がある。
特開2006−171788号公報。 特開平6−138760号公報。
特許文献1に記載の技術は、通常の出力画像領域以外の領域にベタ画像を形成して現像装置からの現像剤を強制消費させ、その現像動作に対応して一次転写手段の出力を通常の画像形成時における出力の1/2以下にする点が記載されている。その結果として、中間転写体のクリーニング手段と感光体のクリーニング手段の両方に強制消費現像剤の回収負担を振り分けて軽減させることによって、強制消費現像剤に伴うクリーニング不良等の問題の発生を防止している。
ところが、特許文献1に記載の技術では、環境条件(特に湿度)、あるいは現像剤の特性の変動に対して、長期に渡って強制消費現像剤の量を両方のクリーニング手段にバランスよく回収させることは困難である。その結果、バランスが崩れ、総じて強制消費現像剤の回収が過多になったクリーニング手段で上記の問題が発生するという課題を残している。つまり、特許文献1に記載の技術は、強制消費現像剤に伴うクリーニング不良等の問題を十分に解決できないものである。
特許文献2に記載の技術は、感光体をクリーニングするクリーニング装置(51)とベルトをクリーニングするベルトクリーニング装置(64)との負荷分散を行うために、トナー消費モードにおいて、転写チャージャの電流を通常の作像時の電流よりも小さな値に変更している(段落0076〜0078の記載を参照)。また、感光体上に形成された画像の濃度を検知する濃度センサを転写の上流側に設け、該濃度センサの検知値に応じて、通常の作像時の転写電流よりも小さな値に変更してもよいと記載している。つまり、該濃度センサの検知結果に基づき、通常の作像時の電流値を、通常の作像時の電流よりも小さな電流値に切替るように制御するものである。
ところが、特許文献2に記載の技術も、環境条件(特に湿度)、あるいは現像剤の特性の変動によって生じる各クリーニング手段の強制消費現像剤回収バランスの崩れを防止するものでなく、上記クリーニング問題を十分に解決できないものである。
本発明の目的は、強制現像剤消費の動作において像担持体及び中間転写体の両クリーニング手段に回収される現像剤の量(濃度)を常に所定値以下に維持可能にし、クリーニング不良等の問題の発生を防止して、長期に渡って高画質な画像を安定して出力する画像形成装置を提供することである。
前記の本発明の目的は、下記の構成により達成される。
1.現像器の現像剤を用いて像担持体の回動方向における画像領域上に画像を形成する画像形成部と、
前記像担持体上の画像領域に形成された前記画像を中間転写体に転写する一次転写手段と
記中間転写体上に残留する現像剤を回収する第1クリーニング手段と、
前記二次転写手段に残留する現像剤を回収する第2クリーニング手段と、
前記現像器の現像剤を強制的に消費するためのパッチ画像を前記中間転写体上の画像領域外である非画像領域に形成させ、更に前記二次転写条件と異なる第1の非画像条件で当該パッチ画像を前記二次転写手段に転写させて、当該パッチ画像を前記第1クリーニング手段及び第2クリーニング手段に振り分けて回収させるよう、少なくとも前記画像形成部前記一次転写手段及び前記二次転写手段を制御する制御部と、
前記二次転写手段に対し前記中間転写体の移動方向の下流側で前記中間転写体上の前記パッチ画像の濃度を検知する第1検知手段と、を備え、
前記制御部は、前記第1検知手段の検知結果に基づき前記第1の非画像条件を変更することを特徴とする画像形成装置。
2.前記像担持体上に残留する現像剤を回収する第3クリーニング手段と、
前記一次転写手段に対し前記像担持体、又は前記中間転写体の移動方向の下流側に配設され、前記像担持体上、又は前記中間転写体上の前記パッチ画像の濃度を検知する第2検知手段と、を備え、
前記一次転写手段は、前記像担持体上の画像領域に形成された前記画像を一次転写条件で中間転写体に転写し、
前記制御部は、前記現像器の現像剤を強制的に消費するためのパッチ画像を前記像担持体上の画像領域外である非画像領域に形成させ、前記一次転写条件と異なる第2の非画像条件で当該パッチ画像を前記中間転写体に転写させ、更に前記二次転写条件と異なる第1の非画像条件で当該パッチ画像を前記二次転写手段に転写させて、当該パッチ画像を前記第1クリーニング手段、前記第2クリーニング手段及び前記第3クリーニング手段に振り分けて回収させるよう、少なくとも前記画像形成部と前記一次転写手段を制御し、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記第2検知手段が前記中間転写体に対向して配設され、
前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以上である場合に前記一次転写手段による転写率を低下させるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする前記に記載の画像形成装置。
4.前記第2検知手段が前記中間転写体に対向して配設され、
前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以下である場合に前記一次転写手段による転写率を高めるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする前記に記載の画像形成装置。
5.前記第2検知手段が前記像担持体に対向して配設され、
前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以上である場合に前記一次転写手段による転写率を高めるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする前記に記載の画像形成装置。
6.前記第2検知手段が前記像担持体に対向して配設され、
前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以下である場合に前記一次転写手段による転写率を低下させるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
7.前記制御部は、前記第1検知手段の検知結果が所定値以上である場合に前記二次転写手段による転写率を高めるよう、前記第1の非画像条件を変更することを特徴とする前記1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
8.前記制御部は、前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果との差分を算出し、該差分に基づき前記第1の非画像条件を変更することを特徴とする前記1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
9.前記像担持体上に形成されたパッチ画像がベタ画像であることを特徴とする前記1からまでの何れか1項に記載の画像形成装置。
10.前記二次転写手段がローラ状であることを特徴とする前記1から9までの何れか1項に記載の画像形成装置。
11.前記前記二次転写手段がベルト状であることを特徴とする前記1から9までの何れか1項に記載の画像形成装置。
本発明により、強制現像剤消費の動作において感光体のクリーニング手段と中間転写体のクリーニング手段に回収される現像剤の量を常に所定値以下に維持することを可能にし、長期に渡ってクリーニング不良等の問題もなく高画質な画像を出力できる画像形成装置の提供を可能にする。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態としてのカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
このカラー画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7と、給紙搬送手段21及び定着手段としての定着装置24とから成る。画像形成装置Aの本体の上部には、原稿画像読取装置SCが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像担持体としてのドラム状の感光体1Y、該感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像器4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、第3クリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、像担持体としてのドラム状の感光体1M、該感光体1Mの周囲に配置された帯電手段2M、露光手段3M、現像器4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5M、第3クリーニング手段6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像担持体としてのドラム状の感光体1C、該感光体1Cの周囲に配置された帯電手段2C、露光手段3C、現像器4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5C、第3クリーニング手段6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像担持体としてのドラム状の感光体1K、該感光体1Kの周囲に配置された帯電手段2K、露光手段3K、現像器4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、第3クリーニング手段6Kを有する。
中間転写体ユニット7は、複数のローラにより巻回され回動可能に支持された、半導電性エンドレスベルトである中間転写体70を有する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kで形成された各色の画像は、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録媒体として用紙等の転写材Pは、給紙搬送手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23を経て、二次転写手段としての二次転写ローラ5Aに搬送され、二次転写ローラ5Aにより転写材P上にカラー画像が一括転写される。カラー画像の形成された転写材Pは、定着装置24で定着処理される。そして、排紙ローラ25によって機外に排出され、排紙トレイ26上に載置される。
一方、カラー画像が転写材Pに転写された中間転写体70上の残留トナーは、第1クリーニング手段6Aにより除去・回収される。
画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y、5M、5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1Cに圧接する。
二次転写ローラ5Aは、画像形成処理中には中間転写体70に常時圧接する。また、二次転写ローラ5A上の残余トナーは、第2クリーニング手段6Bにより除去される。
図2は、二次転写ローラ5Aと第2クリーニング手段6Bの構成を示す側断面図である。第2クリーニング手段6Bについて図2を用いて述べる。
本発明においては、第2クリーニング手段6Bとしてブラシローラを用いることもできるが、ここではクリーニングブレード6B1を用いている。クリーニングブレード6B1は、クリーニング保持部材6B2に保持され、その先端がバネ6B3の付勢力により該二次転写ローラ5Aの表面に当接している。クリーニング保持部材6B2は、その回動軸6B4Cに回転可能にケーシング6B5に固定されている。
以上のように、クリーニングブレード6B1は、ケーシング6B5に回転可能に固定された二次転写ローラ5Aに対し常時当接するものである。
また、画像形成装置Aから筐体8を支持レール82L、82Rを介して引き出し可能にしてある。
筐体8は、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7とから成る。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、垂直方向に縦列配置されている。感光体1Y、1M、1C、1Kの図示左側方には中間転写体ユニット7が配置されている。中間転写体ユニット7は、ローラ71、72、73、74、76を巻回して回動可能な中間転写体70、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5K及び第1クリーニング手段6Aとから成る。
筐体8の引き出し操作により、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7とは、一体となって、画像形成装置Aの本体から引き出される。
このように感光体1Y、1M、1C、1K上に帯電、露光、現像によりトナー像を形成し、中間転写体70上に各色のトナー像を一次転写して重ね合わせ、それを一括して転写材Pに二次転写し、定着装置24で加圧及び加熱により固定して定着する。トナー像を中間転写体70に転移させた後の感光体1Y、1M、1C、1Kは、第3クリーニング手段6Y、6M、6C、6Kで転写時に各感光体上に残された残留トナーを清掃された後、上記の帯電、露光、現像のサイクルに入り、次の像形成が行われる。
このプロセススピードは300mm/sであり、中間転写体としては中間転写体70を採用した、タンデム構成のフルカラー複写機である。そして、一次転写ローラは直径20mmのスポンジローラであり、その抵抗値は1×10Ωである。そして、二次転写ローラは直径30mmの弾性ローラであり、その抵抗値は1×10Ωである。
一次転写ローラには、定電流制御タイプの一次転写電源よりバイアスが印加される。同様に、二次転写ローラにも、定電流制御タイプの二次転写電源よりバイアスが印加される。
[第1検知手段及び第2検知手段]
第2検知手段91と第1検知手段92は、周回する中間転写体70の表面に対向して配設される。
第2検知手段91は、各色の一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kに対し中間転写体70の移動方向の下流側に配設し、各色の一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kで中間転写体70上に順次転写された各色のパッチ画像の濃度を検知するものである。
第1検知手段92は、二次転写ローラ5Aに対し中間転写体70の移動方向の下流側に配設し、中間転写体70に残余された各色のパッチ画像の濃度を検知するものである。
図3は、第2検知手段91と第1検知手段92の模式図であり、中間転写体70上のパッチ画像との位置関係を示す。
検知手段91、92は、図示のように、赤外線を発光する発光部911、921と、中間転写体70で拡散された二次光を受光する受光部912、922とで構成される。発光部911、921からの光線は中間転写体70表面の入射点に45°傾斜で入射する。受光部912、922は、入射点を通る中間転写体70に対する垂直線上に位置し、中間転写体70の表面及び表面上のトナーで散乱される垂直成分の反射光を検知する。
図11は、第2検知手段91と第1検知手段92の検知特性である。図11(a)は、中間転写体70上に形成されたパッチ画像の濃度(単位面積あたりのトナー質量)とその検知出力D(j=y、m、c)の関係を示すものである。図11(b)は、K色パッチ画像の同上の関係を示すものである。ここでは、検知出力Dの単位はボルトであり、K色のパッチ画像を検知する場合の検知感度は、Y色、M色、C色のパッチ画像を検知する場合より増幅している。
[画像形成装置の制御ブロック図]
図4は、画像形成装置Aの制御ブロック図であり、図4に基づき本発明の実施の形態に係る制御部について述べる。
画像形成装置Aは、プリントエンジン部101、制御部102、画像処理部103、操作表示部105、記憶部104、送受信部106、プリントコントローラ部107等により構成される。各部はバス110により接続されている。また、バス110を介して画像形成装置Aの上部の設置された原稿画像読取装置SCとも通信している。
制御部102は、CPU、ROM、RAM等により構成される。制御部102のCPUは、操作表示部105の操作により、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って画像形成装置A各部の動作を集中制御する。
操作表示部105は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部102から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。
LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルに覆われていて、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検知し、検知された位置信号を操作信号として制御部102に出力する。
また、操作表示部105は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御部102に出力する。
原稿画像読取装置SCは、原稿をR、G、Bのアナログ信号として読み取り、アナログ信号をA/D変換器でデジタル信号に変換してR、G、Bの画像データを生成する。その後に画像データをバス経由で画像形成装置Aの画像処理部103に出力する。
画像処理部103は、原稿画像読取装置SCから入力したR、G、Bの画像データをプリントエンジン部101で処理可能なY、M、C、K色の画像データに変換させる。更に、プリントエンジン部101の出力特性に合わせてγ補正処理を行い、あるいは誤拡散方法等の2値化処理を行い、Y、M、C、K色の印刷データを生成する。そして、印刷データをプリントエンジン部101に出力する。
送受信部106は、ネットワーク上のパソコンから印刷ジョブが受信されると、受信された印刷ジョブをプリントコントローラ部107に転送する。印刷ジョブは印刷処理に関する処理情報と印刷データ(ファイル)で構成されている。
プリントコントローラ部107は、印刷ジョブの内容に基づきY、M、C、K色の画像データであるところの印刷データを生成し、処理情報と対応してプリントエンジン部101へ出力する。
プリントエンジン部101は、画像処理部103及びプリントコントローラ部107から入力された画像データを画像メモリ108上に展開する。次に、画像メモリ108上に展開された画像データを順次走査して各画像形成部10Y、10M、10C、10Kで各色トナー画像を形成する。更に各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの各色トナー画像を一次転写手段5Y、5M、5C、5Kによって中間転写体70上に転写して、中間転写体70上に各色トナー画像からなるカラー画像を形成する。更に二次転写ローラ5Aによって中間転写体上のカラー画像を用紙上に転写する。そして、該用紙を定着部30で定着処理してから、画像形成装置Aから出力する。
破線内の太い線で示す部分は、本発明の「強制トナー消費動作の実行」に係る制御ブロックであり、以下に述べる。
[パッチ画像作成の制御]
パッチ画像作成部109は、制御部102より入力された情報に基づき各現像器4Y、4M、4C、4Kから強制的にトナーを消費するための各色のパッチ画像を画像メモリ108に展開・作成するものである。プリントエンジン部101は、パッチ画像作成部109で作成されたパッチ画像データと、画像メモリ108に展開されている画像データを順次走査して、各画像形成部の感光体1Y、1M、1C、1Kの画像領域Apに画像を形成し、その非画像領域Anにパッチ画像を形成する。
図5は、画像形成処理中に矢印の方向に周回する中間転写体70上の画像領域Apと、該画像領域Apの間にある非画像領域Anとの位置関係を示す。ここでは、画像領域Apに1頁から3頁までのA4サイズの画像が形成されている。また、非画像領域AnにY、M、C、K色のパッチ画像PGy、PGm、PGc、PGkが形成されている。
各色のパッチ画像の大きさは、周回方向に直交する幅方向の長さを300mmであり、周回方向の長さを15mmである。幅方向の長さは現像器の幅方向の長さに相当し、周回方向の長さは非画像領域Anの周回方向の長さを略4等分する長さ未満である。
各色のパッチ画像は、つぎに示す手順で作成される。
その1;制御部102で、画像データに基づき、所定期間に各画像形成部10K、10M、10C、10Kで処理された全ての画像の印字数を累計した累計印字数Njと、該期間に各色の現像器が作動した総走行距離Ljとを、記憶部104と協働しながら取得する。
その2;制御部102で、累計印字数Njを総走行距離Ljで除して平均印字密度Djを算出する。Dj=Nj/Lj。
その3:制御部102で、基準値Drに対する平均印字密度Djの差分Rjに算出する。Rj=Dr−Dj。そして、Rjをパッチ画像作成部109にバス110を介して転送する。
その4;パッチ画像作成部109では、制御部102から転送されたRjに基づき、各色のパッチ画像データPDjを作成する。つまり、各色のパッチ画像データPDjとして画像メモリ108の所定領域に展開する。なお。展開されたパッチ画像データPDjは、疑似階調処理の施された二値データである。
その5;プリントエンジン部では、画像メモリ108上に展開された画像データとパッチ画像データPDjを順次走査して各画像形成部10Y、10M、10C、10Kで画像領域に各色のパッチ画像PGjを、そして非画像領域の各色パッチ画像を形成する。
なお、上記のjは各色に対応する番号であり、y、m、c、kの代表である。
また、パッチ画像PGjは、その濃度を一定、且つ最大にして、その大きさを、差分Rjに対応して決定することも可能である。パッチ画像PGjをその濃度とその大きさとの両方で規定し、差分Rjに対応してパッチ画像を決定することも可能である。
いずれにしても、所定期間に平均印字密度Djが基準値Drより低い画像からなる印刷ジョブが処理されると、上記の差分Rjに対応して各感光体の非画像領域に上記の差分に対応する濃度(あるいは、大きさ)のパッチ画像が形成される。
例えば、黒文字と赤文字のみ構成される書類からなる印刷ジョブの場合には、C色の画像形成部では平均印字密度Dcが零になり、C色パッチ画像データPDcは最高濃度にするベタ濃度データになる。その結果、C色パッチ画像PGcは、パッチ画像の全てが最高濃度になるベタ濃度状態で形成される。
図5に示す1頁目と2頁目との間の各色パッチ画像PGjは、大きさが一定であり、濃度の異なる形態である。そして、2頁目と3頁目との間の各色パッチ画像PGjは、濃度が最大であり、周回方向の大きさの異なる形態である。ここでは、Y色パッチ画像PGy、M色パッチ画像、C色パッチ画像PGm、K色パッチ画像PGkの順で強制トナー消費量が漸増している。また、K色パッチ画像PGkは、最大の強制トナー消費量に対応するものである。
上記のように、適量トナーでなるパッチ画像を非画像領域処理に形成する、強制トナー消費動作によって、例えば、黒文字と赤文字のみ構成される書類を多量に出力する印刷ジョブを実施した直後にフルカラー原稿を印刷した場合でも、C色画像の濃度が不足する「C色濃度低下」の画像問題の発生を未然に防止できる。
[パッチ画像転写の適正化制御]
次に、本発明の実施の形態に係る図4の破線内(太線部分)について述べる。
一次転写電源51Y、51M、51C、51Kは、制御部102から指示された一次転写条件に基づき一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kに印加するバイアス電圧を出力する。二次転写電源51Aも、制御部102から指示された二次転写条件に基づき二次転写ローラ5Aに印加するバイアス電圧を出力する。一次転写電源51Y、51M、51C、51K及び二次転写電源51Aは、出力電流が一定になる電流タイプの高圧電源である。そのために、制御部102から指示される一次、二次転写条件は出力電流値に対応する指示値である。
それぞれの転写条件は、中間転写体上の画像領域がそれぞれの転写位置を通過する時に出力する画像条件Ta1、Ta2と、その非画像領域がそれぞれの転写位置を通過する時に出力する非画像条件Tn1、Tn2と有する。非画像領域に形成される強制トナー消費のためのパッチ画像PGjは、非画像条件Tn1、Tn2の下で転写され、画像領域に形成される通常の画像は、画像条件Ta1、Ta2の下で転写される。
第2検知手段91は、各色感光体の第3クリーニング手段6Y、6M、6C、6K及び中間転写体70の第1クリーニング手段6Aの回収負荷を監視するために、一次転写後の中間転写体70上に残余する強制トナー消費用のパッチ画像PGjの濃度を検知するものである。その検知結果はD1jである。
第1検知手段92は、中間転写体70の第1クリーニング手段6A及び二次転写ローラ5Aの第2クリーニング手段6Bの回収負荷を監視するために、二次転写後の中間転写体70上に残余する強制トナー消費用のパッチ画像PGjの濃度を検知するものである。その検知結果はD2jである。
制御部102は、第2検知手段91及び第1検知手段92の検知結果D1j、D2jに基づき、強制消費現像剤が各クリーニング手段に適量範囲内で回収されるよう、パッチ画像PGjに対する転写条件を適正化する制御を実行している。具体的には、検知結果D1j、D2jに基づき、一次転写の非画像条件Tn1j及び二次転写の非画像条件Tn2の変更の要否を判断している。
[画像形成処理制御の全体フロー]
図6は、図4に示す制御部102で実行される画像形成処理のフロー図である。そして、図6を用いて「通常の画像形成処理」の動作中に実行される「パッチ画像作成の処理」と「パッチ画像転写の適正化制御」について以下に述べる。
S103行程で、上記で説明した累計印字数Njに基づき各色パッチ画像データPDjを作成する「パッチ画像作成の制御」が為される。
S105行程は、「通常の画像形成処理」を行う行程である。一次転写条件(Ta1j、Tn1j)と二次転写条件(Ta2、Tn2)の下で画像及びパッチ画像は転写される。
S105行程では、処理された画像を構成する各色画像データの印字数njを算出する。S106行程は、累計印字数を更新する行程であり、S105行程の「通常の画像形成処理」に準ずるものである。Nj=Nj+njの演算を行い、新たな累計印字数Njを記憶する処理も含まれる。
S108行程は、上記の「パッチ画像転写の適正化制御」の行程である。
S102行程は、画像形成処理が「パッチ画像作成の制御」を実行する所定時期に到達したか否かを判定する行程である。C2はカウントで、「パッチ画像作成の処理」が為されるとリセットされ、1頁の画像形成処理が終了すると1カウントが加算されるように制御されている(S104及びS107に記載)。
次に、発明に係る「パッチ画像転写の適正化制御」の実施の形態について、以下説明する。
[第1の実施の形態]
図7は、制御部102で実行される制御フロー図であり、図7を用いて本発明に係る「パッチ画像転写の適正化制御」の第1の実施形態について述べる。
S201からS206までの行程は、各色毎に第2検知手段91の検知結果D1jに基づき二次転写の非画像条件Tn1jを順次変更する行程である。
S201行程及びS206行程に示すように、j=y、j=m、j=c、j=kの順でS201からS106までの行程が繰り返される。
S202行程は、各色毎に第2検知手段91より検知結果D1jを取得する行程である。
S203行程では、検知結果D1jが所定値Raj以上であるか否かを判定している。パッチ画像PGjの濃度が所定値Raj以上であると判定されると(Yesの場合)、S204行程に移行する。
S204行程では、一次転写の非画像条件の現行条件から所定値αを減ずる演算処理を行い、新非画像条件Tn1j(Tn1j−α)を取得する。
次に、S205行程に移行する。S205では、新非画像条件Tn1jをその後の処理における一次転写条件として変更する。具体的には記憶部104に記憶された一次転写の非画像条件を現行値から新非画像条件Tn1jに書き替える。
そして、S203行程で所定値Ra未満であると検知されると(Noの場合)、S206行程に移行し、S106行程でj=kでないと判定されると、S201に戻り、次の色のパッチ画像について、上記のS202からS206までの行程が繰り返し実行される。
そして、j=kになると、S207に移行する。
S207からS212までの行程は、第1検知手段92の検知結果D2jに基づき二次転写の非画像条件Tn2を変更する行程である。
S207行程は、S202行程と同一の処理であり、ここでの説明を省略する。
S208行程は、各色毎に第1検知手段92より検知結果D2jを取得する行程である。
S209行程では、検知結果D2jが所定値Rbj以上であるか否かを判定している。パッチ画像PGjの濃度が所定値Rbj以上であると検知されると(Yesの場合)、S210行程に移行する。
S210行程では、二次転写の非画像条件について現行条件から所定値βを加算する演算処理を行い、新条件Tn2を取得する。
次に、S211行程に移行する。S211では、新条件Tn2(=Tn2+β)をその後の処理における条件として変更する。つまり、記憶部104に記憶された二次転写の非画像条件を現行値から新条件Tn2に書き替える。
ここでは、一次転写の場合と異なり、ある色のパッチ画像における検知結果が“Yes”になると、二次転写の非画像条件が変更されて一連の「パッチ画像転写の適正化制御」を終了する。
S209行程で“No”と判定されると、S212に移行する。そして、S209行程で“No”と判定される限り、j=kとなるまで、S207からS209までの行程が繰り返される。
上記のように、第1の実施形態では、第2検知手段の検知結果D1jが所定値Raj以上である場合に、一次転写による転写率を低下させるよう、次の画像形成処理における一次転写の非画像条件Tn1jを変更する。更に、第1検知手段の検知結果D2jが所定値Rbj以上である場合に、二次転写による転写率を高めるよう、次の画像形成処理における二次転写の非画像条件Tn2を変更する。その結果、両強制現像剤消費の処理に伴うクリーニング問題の発生を未然に防止すること可能にするものである。
[第2の実施の形態]
図8は、第2の実施形態の制御フロー図であり、図8を用いて本発明に係る「パッチ画像転写の適正化制御」について述べる。
ここでは、第2検知手段91及び第1検知手段92のそれぞれの検知結果D1j及びD2jに基づき二次転写の非画像条件Tn2を制御することによって、二次転写ローラ5Aの第2クリーニング手段6Bに対して強制消費現像剤の回収負荷を所定未満に抑えること可能とするものである。
S302行程は、第2検知手段91及び第1検知手段より検知結果D1j及び検知結果D2jを取得する行程である。
S303行程は、色毎に検知結果D1jから検知結果D2jを減算して差分DDjを取得する行程である。
S304行程は、S303行程で取得された差分DDjが所定値DDr以上である否かを判定する行程である。所定値DDr以上の場合にはS305行程に移行する。
上記のS304行程で、二次転写で振り分けられ二次転写ローラ5Aに残余する強制消費現像剤が、第2クリーニング手段6Bが長期に渡って問題を発生しない限度(所定値未満)内の濃度であるか否かを判断している。限度を超える場合には、S305行程に移動する。
S305行程で、二次転写の非画像条件について現行条件Tn2より所定値βを減算する演算処理を行い、新条件Tn2(=Tn2−β)に取得する。
次のS306行程で、その後の画像形成処理における二次転写の非画像条件をS305行程で取得された新条件Tn2に変更し、制御部102内に記憶されている現行条件を新条件Tn2に書き替えている。
上記の実施形態では、第1検知手段及び第2検知手段の検知結果に基づき二次転写ローラ5A上に振り分けられた強制消費現像剤が所定値以上の濃度であるか否かを判定する。そして、所定値以上の濃度と判定された場合に、次の画像形成処理における二次転写の非画像条件Tn2を低下させて、二次転写ローラ5A側に転写される強制消費現像剤の量が減少するよう、つまり、二次転写ローラによる転写率を低下させるよう、制御している。その結果、強制現像剤消費の処理に伴うクリーニング問題の発生を未然に防止すること可能にする。
[第3の実施の形態]
図9は、第3の実施形態の制御フロー図であり、図9を用いて本発明に係る「パッチ画像転写の適正化制御」について述べる。
ここでは、各色感光体の非画像領域Anに形成されるパッチ画像の形態がベタ濃度である場合に最も適している、本発明に係る実施の形態である。
第1検出手段によるベタ濃度のパッチ画像PGの検知結果に基づき、中間転写体70に転写されたパッチ画像PGの濃度を直接的に取得できると共に、各感光体に転写されずに残余するパッチ画像PGの濃度も間接的に取得できる。パッチ画像PGjに対する第1検出手段の検知結果D1jが低い場合には、jに対応する感光体に残余するパッチ画像の濃度が高いことを意味する。この関係を用いて、パッチ画像PGjに対する検知結果D1jが所定値Rcj以下である場合に一次転写の非画像条件Tn1jを所定値αだけ低下させるものである。
S406行程は、パッチ画像PGjに対する検知結果D1jが所定値Rcj以下であるか否かを判定する行程である。「Yes」の場合に、S407行程に移行する。
S407行程では、一次転写の非画像条件を現行条件に所定値αを加算する演算処理を行い、新条件Tn1j(=Tn1+α)を取得する。
次のS405行程は、その後の画像形成処理における二次転写の非画像条件をS407行程で取得された新条件Tn1jに変更し、制御部102内に記憶されている現行条件を新条件Tn1jに書き替えている。
S401からS405までの行程は、第1の実施の形態におけるS201からS205までの行程と同一である。この間の行程では検知結果D1jが所定値Raj以上であるか否かを判定し、検知結果D1jが所定値Raj以上である場合に、一次転写の非画像条件を現行条件から所定値αを減ずる演算処理を行い、新条件Tn1j(=Tnj1−α)を取得する。そして、S407行程に移行する。
上記のように、第3の実施形態では、第2検知手段の検知結果D1jが所定値Rajと所定値Rcjとの間から外れた場合に、次の画像形成処理における一次転写の非画像条件Tn1jを変更する。その結果、強制現像剤消費の処理に伴うクリーニング問題の発生を未然に防止すること可能にするものである。
[第4の実施の形態]
図10は、第4の実施形態の制御フロー図であり、図10を用いて本発明に係る「パッチ画像転写の適正化制御」について述べる。
この実施形態の画像形成装置では、一次転写で転写されずに感光体上に残余するパッチ画像PGjを検知する第2検知手段91が各感光体1Y、1M、1C、1Kに対向して配設されている。なお、上記のパッチ画像PGjはベタ濃度である。
第4の実施形態の制御部は、第2検知手段91の検知結果に基づき各感光体上に残余するパッチ画像PGjの濃度を直接的に取得すると共に、中間転写体70に転写されずに残余するパッチ画像PGjの濃度も間接的に取得するものである。
第1検出手段の検知結果D1jが所定値Rdj以上である場合に一次転写の非画像条件Tn1jを所定値αだけ増加させ、検知結果D1jが所定値Rej以下である場合に一次転写の非画像条件Tn1jを所定値αだけ減少させるものである。
S502からS505までの行程は、第2検知手段91の検知結果D1jがRdj以上である場合に、一次転写の非画像条件Tn1jを現行条件よりαだけ加算された新条件に変更するものである。
S502からS503、S506、S507を経由してS505に至る行程は、第2検知手段91の検知結果D1jがRdj未満であり、Rej以上である場合に、一次転写の非画像条件Tn1jを現行条件よりαだけ減算された新条件に変更するものである。
上記のように、第4の実施形態では、第2検知手段の検知結果D1jが所定値Rdjと所定値Rejとの間から外れた場合に、次の画像形成処理における一次転写の非画像条件Tn1jを変更する。その結果、強制現像剤消費の処理に伴うクリーニング問題の発生を未然に防止すること可能にするものである。
一次及び二次転写条件の代表値は以下のように、一次転写の画像条件は30μAであり、その非画像条件は10μAを基準にして所定の範囲で変更可能である。二次転写の画像条件は60μAであり、その非画像条件は15μAを基準にして所定の範囲で変更可能である。
なお、上記の実施の形態では、強制消費現像剤の回収における各色感光体の第2クリーニング手段の能力差に応じて、所定値Rajが適宜設定可能になっているが、所定値Rajを全色とも同一にしもよい。
上記の所定値Raj、Rbj、Rcj、Rdj、あるいは所定値DDrは、関連するクリーニング手段のタイプを含めた諸仕様によって定まるものであり、クリーニング不良等の問題を発生させないための制限値である。そして、画像形成装置が市場で稼働している状況によっても適宜設定可能なものである。
更に、上記の実施の形態では、強制現像剤消費のためのパッチ画像PGjを通常の画像形成処理における非画像領域に形成しているが、本発明は、通常の画像形成処理を中断して、像担持体上の非画像領域に形成する強制現像剤消費モードを実行する場合にも有効であり、適用可能である。
本発明に係る実施の形態としての画像形成装置の概略構成図である。 二次転写ローラ5Aと第2クリーニング手段6Bの構成を示す側断面図である。 第2検知手段91と第1検知手段92の模式図である。 画像形成装置Aの制御部の構成を示すブロック図である。 中間転写体70上の画像領域Apと、該画像領域Apの間にある非画像領域Anとの位置関係を示す模式図である。 本発明に係る制御部102で実行される画像形成処理を示すフロー図である。 第1の実施形態に係る「パッチ画像転写の適正化制御」を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る「パッチ画像転写の適正化制御」を示すフロー図である。 第3の実施形態に係る「パッチ画像転写の適正化制御」を示すフロー図である。 第4の実施形態に係る「パッチ画像転写の適正化制御」を示すフロー図である。 第2検知手段91及び第1検知手段92の検知特性を示す特性図である。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K 感光体
4Y、4M、4C、4K 現像器
5Y、5C、5M、5K 一次転写ローラ
5A 二次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K 第3クリーニング手段
6A 第1クリーニング手段
6B 第2クリーニング手段
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
70 中間転写体
91 第2検知手段
92 第1検知手段
102 制御部

Claims (11)

  1. 現像器の現像剤を用いて像担持体の回動方向における画像領域上に画像を形成する画像形成部と、
    前記像担持体上の画像領域に形成された前記画像を中間転写体に転写する一次転写手段と、
    前記中間転写体上に転写された前記画像を二次転写条件で転写材に転写する二次転写手段と、
    前記中間転写体上に残留する現像剤を回収する第1クリーニング手段と、
    前記二次転写手段に残留する現像剤を回収する第2クリーニング手段と、
    前記現像器の現像剤を強制的に消費するためのパッチ画像を前記中間転写体上の画像領域外である非画像領域に形成させ、更に前記二次転写条件と異なる第1の非画像条件で当該パッチ画像を前記二次転写手段に転写させて、当該パッチ画像を前記第1クリーニング手段及び第2クリーニング手段に振り分けて回収させるよう、少なくとも前記画像形成部前記一次転写手段及び前記二次転写手段を制御する制御部と
    前記二次転写手段に対し前記中間転写体の移動方向の下流側で前記中間転写体上の前記パッチ画像の濃度を検知する第1検知手段と、を備え、
    前記制御部は、前記第1検知手段の検知結果に基づき前記第1の非画像条件を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体上に残留する現像剤を回収する第3クリーニング手段と、
    前記一次転写手段に対し前記像担持体、又は前記中間転写体の移動方向の下流側に配設され、前記像担持体上、又は前記中間転写体上の前記パッチ画像の濃度を検知する第2検知手段と、を備え、
    前記一次転写手段は、前記像担持体上の画像領域に形成された前記画像を一次転写条件で中間転写体に転写し、
    前記制御部は、前記現像器の現像剤を強制的に消費するためのパッチ画像を前記像担持体上の画像領域外である非画像領域に形成させ、前記一次転写条件と異なる第2の非画像条件で当該パッチ画像を前記中間転写体に転写させ、更に前記二次転写条件と異なる第2の非画像条件で当該パッチ画像を前記二次転写手段に転写させて、当該パッチ画像を前記第1クリーニング手段、前記第2クリーニング手段及び前記第3クリーニング手段に振り分けて回収させるよう、少なくとも前記画像形成部と前記一次転写手段を制御し、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2検知手段が前記中間転写体に対向して配設され、
    前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以上である場合に前記一次転写手段による転写率を低下させるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2検知手段が前記中間転写体に対向して配設され、
    前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以下である場合に前記一次転写手段による転写率を高めるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2検知手段が前記像担持体に対向して配設され、
    前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以上である場合に前記一次転写手段による転写率を高めるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2検知手段が前記像担持体に対向して配設され、
    前記制御部は、前記第2検知手段の検知結果が所定値以下である場合に前記一次転写手段による転写率を低下させるよう、前記第2の非画像条件を変更することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第1検知手段の検知結果が所定値以上である場合に前記二次転写手段による転写率を高めるよう、前記第1の非画像条件を変更することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果との差分を算出し、該差分に基づき前記第1の非画像条件を変更することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体上に形成されたパッチ画像がベタ画像であることを特徴とする請求項1からまでの何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記二次転写手段がローラ状であることを特徴とする請求項1から9までの何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記前記二次転写手段がベルト状であることを特徴とする請求項1から9までの何れか1項に記載の画像形成装置。
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