JP2005221936A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転写条件の最適化。
【解決手段】 転写条件を変えながらパッチを形成し、転写材上のパッチをカラーセンサで検知し、その結果を基に最適な転写条件を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の複写機やプリンタなどに用いられる画像形成装置に関する。
情報化の流れにつれて文書、画像をカラーで出力するニーズが広がっており、各種方式のプリンタが上市されている。カラー画像形成方式としては、昇華型、熱転写型、インクジェット方式等が用いられているが、高速に画像を形成するためには電子写真方式が最も優れているといわれている。
この種の画像形成装置の転写制御としては、雰囲気環境や画像形成装置に使用されている転写ローラの耐久状態により最適な転写条件が変化するため、雰囲気環境と転写材の幅を検知し、予め経験的に最適となる転写条件を用いる方法がある。
また別の最適な転写条件の算出方法として、ATVC方式(Active Transfer Voltage Control )と言われる転写制御方式が提案されている。例えば、下記特許文献1では、接触転写手段としての転写ローラの吸湿状態を検知する手段として、転写部位に像担持体面の非通紙域が対応している場合には転写手段を定電流制御して、このときの電圧を検知し、転写部位に像担持体面の画像が対応している場合には前記検知した電圧で転写手段を定電圧制御することで湿度環境に対処している。
さらに別の最適な転写条件の算出方法として、そこで転写材の抵抗値や厚さを検知する手段を設け、その検知結果を転写条件にフィードバックする方式も提案せれている。
特開平2−264278号公報
しかしながら、上記の転写制御を行う画像形成装置においては、以下の問題があった。
最適な転写条件を決定する要因としては、転写材の抵抗値や、厚さ、転写ローラの抵抗値の他に、転写前のトナーの状態、具体的にはトナーの単位重量あたりの電荷量が挙げられる。ただ、トナーの単位重量あたりの電荷量は、トナー製造時のバラツキや、画像形成装置の雰囲気環境、トナーの耐久状況等により大きく左右されるため、トナーの単位重量あたりの電荷量を予測するのは困難であった。また、トナーの単位重量あたりの電荷量を検知するのは、装置が大きく、また、複雑な構成を取る必要があるため、画像形成装置の大型化、コストアップ等問題が大きい。
加えて、転写性を左右する不確定要因が多いため、転写ローラ、転写材の抵抗値の検知、転写材の厚さ検知、トナーの単位重量あたりの電荷量の検知等で常に最適な転写条件を決定するのは困難であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであって、常に使用条件下での最適な転写条件を決定することができる画像形成装置の提供を目的としている。
上記目的を達成するための発明は、以下(1)〜(7)の構成を備えることにより、常に使用条件下での最適な転写条件を決定することができる。
(1)像担持体上にトナー画像を形成する手段と、トナー画像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段の転写条件を制御する制御手段と、転写材上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段を有し、
前記試験用トナー画像を前記光学反射特性検知手段より検知した光学反射特性に応じて転写条件を制御する制御手段を有する画像形成装置。
(2)前記画像形成装置は、複数色のトナー画像を形成する手段を有し、前記試験用トナー画像は少なくとも2色以上のトナー画像である前記(1)記載の画像形成装置。
(3)像担持体上にトナー画像を形成する手段と、トナー画像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段の転写条件を制御する制御手段と、前記像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する第一の光学反射特性検知手段と、前記転写材上に転写した前記試験用トナー画像の光学反射特性を測定する第二の光学反射特性検知手段とを有し、
前記試験用トナー画像を前記第一の光学反射特性検知手段より検知した光学反射特性1と、前記試験用トナー画像を前記第二の光学反射特性検知手段より検知した光学反射特性2より転写条件を制御する制御手段を有する画像形成装置。
(4)前記転写条件は、転写バイアスである前記(1)ないし(3)のいずれか記載の画像形成装置。
(5)前記転写条件は、前記像担持体の周速度と前記転写材の搬送速度の差である前記(1)ないし(3)のいずれか記載の画像形成装置。
(6)前記光学反射特性とは、濃度である前記(1)ないし(5)のいずれか記載の画像形成装置。
(7)前記光学反射特性とは、色度であることを特徴とする前記(1)ないし(5)のいずれか記載の画像形成装置。
本発明によれば、像担持体上にトナー画像を形成する手段と、トナー画像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段の転写条件を制御する制御手段と、転写材上に形成した試験用トナー画像の色度を検知する色度検知手段を有し、前記試験用トナー画像を前記色度検知手段より検知した色度に応じて転写条件を制御する制御手段を有することで、常に使用条件下での最適な転写条件を決定することができた。
また、像担持体上にトナー画像を形成する手段と、トナー画像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段の転写条件を制御する制御手段と、前記像担持体上に形成した試験用トナー画像の色度を検知する第一の色度検知手段と、前記転写材上に転写した前記試験用トナー画像の色度を測定する第二の色度検知手段とを有し、前記試験用トナー画像を前記第一の色度検知手段より検知した色度1と、前記試験用トナー画像を前記第二の色度検知手段より検知した色度2より転写条件を制御する制御手段を有することで、同じように常に使用条件下での最適な転写条件を決定することができた。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の係る画像形成装置を示す概略断面図である。
本画像形成装置は、像担持体としての回転ドラム型感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、帯電ローラ2、現像装置4、中間転写体である中間転写ドラム6、感光ドラムクリーニング装置7が配設されており、帯電ローラ2と現像装置4間の上方には露光装置3が配設されている。
中間転写ドラム6は、1次転写ニップ部で感光ドラム1表面に当接し、さらに2次転写ニップ部で2次転写ベルト8表面に当接している。中間転写ドラム6の外周上には中間転写ドラムクリーニングローラ10が配設されている。2次転写ベルト8の搬送方向下流側には、定着装置9が配設されている。そして定着装置9の搬送方向下流側には、転写材P表面に対向するようにして2次転写制御用の色度検知センサ11が配設されている。
感光ドラム1は、本実施の形態では、直径62mmのOPC感光ドラムであり、アルミドラムの上に下引き層、電荷注入防止層、電荷発生層、電荷輸送層を設けられており、所定の周速(例えば100mm/sec)で矢印a方向に回転駆動され、その回転過程において接触する帯電ローラ2により負帯電の一様な帯電を受ける。帯電手段としての帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に回転自在に接触し、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム1を所定の極性、電位に帯電する。
露光装置3は、不図示のレーザドライバ、レーザダイオード、ポリゴンミラーなどを有しており、レーザドライバに入力される画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して変調されたレーザ光がレーザダイオードから出力され、高速回転するポリゴンミラーで前記レーザ光を走査し、反射ミラー(不図示)を介して感光ドラム1表面を画像露光Lすることにより、画像情報に対応した静電潜像を形成する。
現像装置4は、非磁性1成分現像器としてのイエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、ブラック(Bk)現像器4dは回転体5に搭載されており、回転駆動装置(不図示)による回転体5の回転によって、イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、ブラック(Bk)現像器4dが現像過程で感光ドラム1と対向する位置に配置される。これらの現像器4a、4b、4c、4dによって感光ドラム1上に形成した静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。
イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4cに用いる各色トナーは重合法によって製造され、ワックスを内包するカプセルタイプの球形ノンマグトナーである。また、ブラック(Bk)現像器4dに用いる黒トナーは、粒径6umの粉砕トナーに球状化処理を施したものであり、ポリエステルバインダーに対してマグネタイト100部、他に荷電制御剤、滑剤等を内添したものである。
本実施の形態では、各現像器4a、4b、4c、4dに、−350Vの直流に、周波数2000Hz、ピーク間電圧2000Vppの矩形波を重畳したバイアスを印加して、感光ドラム1表面の露光部分を負帯電性のネガトナーで現像して、静電潜像を顕在化する。
クリーニング装置7は、中間転写ドラム6に1次転写されないで感光ドラム1上に残った1次転写残トナーを除去し、回収する。
中間転写ドラム6は、本実施の形態では、直径186mmで最大通紙サイズの転写材としての紙(本実施の形態ではA3サイズ)に相当する画像が書き込めるような周長を有しており、矢印b方向に回転する。中間転写ドラム6には不図示の1次転写バイアス電源が接続されており、中間転写ドラム6の芯金(不図示)に所定の1次転写バイアス(本実施の形態では+200V)が印加され、これにより感光ドラム1上トナー像は1次転写ニップにおいて感光ドラム1と中間転写ドラム6との間の電位差によって、中間転写ドラム6上に1次転写される。
中間転写ドラム6は、本実施の形態では、アルミドラムの外周面に肉厚5mmの中抵抗のゴム材からなる弾性抵抗層を形成し、更にその表面に離型性を確保するためにフッ素系の樹脂がコーティングされている。ゴム材はNBRとエチレンオキシドからなっており、エチレンオキシドによって体積抵抗値1E7Ωcmに低抵抗化されている。なお、表面にコーティングしたフッ素系の樹脂は、体積抵抗値1E14Ωcmである。中間転写ドラム6の体積抵抗値は、中間転写ドラム6の長手全面に直径62mmの金属ドラムをニップ幅7mmで当接させ、両者間に1000Vの電圧を印加して測定した電流から換算して求めた。
2次転写ベルト8は、転写ローラ12と駆動ローラ13によって伸張懸架されており、駆動ローラ13の回転駆動によってベルト上面が矢印c方向に回転する。2次転写ベルト8は中間転写ドラム6に対して当接離間自在に設置されており、転写材Pへの2次転写次に2次転写ベルト8が中間転写ドラム6に当接する。
2次転写ベルト8は転写材Pの吸着を行うため、導電のウレタンベルトの上に30umのPVDFのコーティングを行って静電容量を大きくしており、ベルト表面の10cm2の領域とベルト基体の間に1000Vの電圧を印加して測定した抵抗値は1E10Ωであった。2次転写ローラ12と駆動ローラ13は低抵抗のゴムローラであり、2次転写ベルト8のインピーダンスは実質上2次転写ベルト8の表層層の抵抗のみに依存する。また、2次転写ローラ12には2次転写バイアス電源16が接続されており、2次転写バイアス電源16から2次転写ベルト8に転写電流を流してトナー像を転写材上に転写する。
中間転写ドラムクリーニングローラ10にはバイアス電源(不図示)が接続されており、転写材Pに転写されないで中間転写ドラム6の表面に残った2次転写残トナーを除去する。なお、中間転写ドラムクリーニングローラ10は、中間転写ドラム6上の2次転写残トナーを逆極性に帯電するものであり、この逆極性に帯電された2次転写残トナーは、感光ドラム1上のトナー像の中間転写ドラム6上への1次転写と同時に、逆に中間転写ドラム6から感光ドラム1に移送されて、クリーニング装置7によって除去され回収される。
定着装置9は、定着ローラ9aと加圧ローラ9bを有しており、定着ローラ9aと加圧ローラ9b間の定着ニップ部に未定着トナー像が転写されている転写材Pを挟持搬送しながら、転写材Pを加熱、加圧してトナー像を定着する。
次に、上述した画像形成装置の画像形成動作について説明する。
帯電された感光ドラム1上に露光装置3によりレーザ光による画像露光が与えられて、目的のカラー画像の第1の色成分像(例えばイエロー成分像)に対応した静電潜像が形成される。この際、画像露光された部分の感光ドラム1上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)現像器4aにより第1色目であるイエロートナーにより現像される。
感光ドラム1上に形成担持された前記第1色目のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間転写ドラム6間の1次転写ニップ部を通過する過程で、中間転写ドラム6の外周面に1次転写されていく。
イエロートナー像が1次転写された後感光ドラム1上に残留した1次転写残トナーは、感光ドラムクリーニング装置7によって除去され次のイエロートナー像の形成に供される。
以下同様にしてマゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dに感光ドラム1上にそれぞれ形成担持された第2色目のマゼンタトナー像、第3色目のシアントナー像、第4色目のブラックトナー像が順次中間転写ドラム6上に重畳され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が形成される。
なお、感光ドラム1から中間転写ドラム6への第1〜第4色のトナー像の順次重畳転写行程において、2次転写ベルト8及び中間転写ドラムクリーニングローラ10は中間転写ドラム6から離間している。
そして、中間転写ドラム6上の合成カラートナー画像の先端に合わせて、所定のタイミングで用紙などの転写材Pが搬送される。
そして、2次転写ニップ部に至る給紙経路を転写材Pが通過するタイミングで、2次転写ベルト8が中間転写ドラム6に当接するように揺動し、2次転写バイアス電源16により所定の2次転写バイアスが転写ローラ12に印加され、転写材P上に合成カラー画像が一括で2次転写される。
そして、合成カラートナー像が転写された転写材Pは、2次転写ベルト8の搬送方向下流側で曲率分離されて定着装置9内の定着ローラ9aと加圧ローラ9b間に挟持搬送されて加熱、加圧され、表面に合成カラートナー像が熱定着されて出力される。
また、中間転写ドラム6上に2次転写されずに残った2次転写残トナーは、バイアスが印加された中間転写ドラムクリーニングローラ10によって本来とは逆極性に転換されて感光ドラム1に静電的に吸着されて、中間転写ドラム6上は清掃される。感光ドラム1上に吸着した2次転写残トナーはその後、感光ドラムクリーニング装置7によって回収される。
次に図2を用いて、本実施例で使用した色度センサについて説明する。図2はセンサの概略図で、発光部20はRed−LED、発光部21はGreen−LED、発光部22はBlue−LED、と受光部23とを備えており、転写材P表面上に形成された色度検知用パッチ24に対して発光部20〜22からスポット光を照射してその反射光を受光部23で受光する。色度を検知する際は、発光部20のRed−LED、発光部21のGreen−LED、発光部22のBlue−LEDを順次発光し、その時の受光した光量によって、各発光波長域での反射率を検知し、色度を算出するものである。尚各発光波長域の反射率から色度の算出は、予め各発光波長域の反射率と色度の関係を経験的に求め、それを基に変換テーブルを作成し、ROM(不図示)に格納しておく。色度を算出する際は、センサより検知した各発光波長域の反射率から変換テーブルを参照することで、最終的に色度を算出する。
次に、通常画像形成時に使用する際の2次転写条件の決定方法について説明する。
本体の電源投入時や、電源投入時からの所定時間経過時、あるいは印刷枚数が所定枚数に達した時点等の適当なタイミングで、本実施形態の2次転写制御がCPU17によって開始される。
転写材P上にパッチを形成し色度を検知するため、上述と同様の画像形成動作が開始される。
図3は、転写材上の試験パターンの概略図で、試験用パターンのサイズは、本実施例では幅2cm、搬送方向で2cmとし、転写材搬送方向に2cm間隔で5つ形成した。なお、サイズについては、トナー消費を少なくするために可能なだけ小さくするのが好ましく、色度センサのスポット径、転写材の搬送速度、転写バイアスの切り替え回数、転写材サイズによる制約等により決定される。
本実施例では、上記試験用パターンを転写材に転写する際の転写バイアスを、転写材が4cm搬送される毎に15μA、18μA、21μA、24μA、27μAの5段階に変化させる。すなわち、試験用パターンの1つ目が中間転写体から転写される際の2次転写バイアスは15μA、試験用パターンの2つ目の2次転写バイアスは18μA、といったように試験用パターン1つが転写される毎に2次転写バイアスを5段階に変化させる。試験用パターンが転写される際、2次転写バイアスを変化させているので、転写効率も変化する。結果、転写材上に転写された試験用パターンの色度も変化することになる。本実施例では、プリンタの色度再現範囲を最大に取ることを目的に色度の彩度(C*)に着目し、5つの試験用パターンのうち彩度が最も高かった時の転写バイアスを、通常画像形成時の転写バイアスとして使用する。
本実施例の効果を確認するため、以下の評価を行った。本体使用環境を低温低湿(温度15℃相対湿度10%で、以下「LL」という)と高温高湿下(温度30℃相対湿度80%で、以下「HH」という)で、転写材をゼッロックス製4024−75g紙とCanon製CLC−80g紙で、以下の2次転写条件でマゼンタの色度(彩度C*)を求めた。
・2次転写バイアス条件
比較例1:全て20μA
比較例2:LLは23μA、HHは23μA
Figure 2005221936
比較例1では、全て2次転写バイアスを20μAとしたため、特にHH環境下で色度(彩度C*)が低くなっている。比較例1では、環境により2次転写バイアスを変えたので、比較例1よりは色度(彩度C*)が高くなっているものの、転写材による色度(彩度C*)の差が現れている。本実施例においては、試験用パターンに転写材を転写しその色度を検知し最適な2次転写バイアスを決定しているので、全ての条件で色度(彩度C*)が高くなっている。
このように本実施例によれば、転写バイアスを変えながら試験用パターンを転写材に転写した後、転写材上の試験用パターンの色度を検知し、その色度より最適な転写バイアスを決定することができる。
尚本実施例では、色度の彩度(C*)より転写条件を決定したが、色度の明度(L*)や色度の色相(h*)でも良く、またターゲットとなる色度からの色差(ΔE)より転写条件を決定しても、同様の効果が得られるのは言うまでもない。
また、本実施例では試験用パターンにイエローのベタ画像を用いるが、もちろんマゼンタ等他の色や、2次色といった他の色で良く、また、ベタ画像以外のハーフトーン画像でも良い。
次に本発明の他の実施例について、図4を用いて説明する。図中前出と同符号のものは同部材を示す。本実施例では転写を制御する手段を、駆動ローラ13の速度を変えることにより、中間転写体の周速度と転写材の搬送速度の速度差を制御することで行うことを特徴とする。
図4は、本実施例における画像形成装置で、通常画像形成においては、実施例1で説明した画像形成装置と同じであるので説明を省略する。
次に、通常画像形成時に使用する際の2次転写条件の決定方法について説明する。
試験パターン、濃度検知方法については、実施例1と同じなので省略する。
本体の電源投入時や、電源投入時からの所定時間経過時、あるいは印刷枚数が所定枚数に達した時点等の適当なタイミングで、本実施形態の2次転写制御がCPU17によって開始される。
転写材P上に試験パターンを形成し色度を検知するため、上述と同様の画像形成動作が開始される。本実施例では、試験パッチを転写材Pに転写する際に転写バイアスを24μAとし、駆動ローラ13を駆動するモータの回転速度を0.2sec毎に、2次転写ベルト表面の周速が98、99、100、101、102mm/secとなるよう5段階に変化させる。すなわち、試験用パターンの1つ目が中間転写体から転写される際の2次転写ベルト表面の周速は98mm/sec、試験用パターンの2つ目の2次転写ベルト表面の周速は99mm/sec、といったように試験用パターン1つが転写される毎に2次転写ベルト表面の周速を5段階に変化させる。試験用パターンが転写される際、中間転写体と2次転写ベルト表面の周速、すなわち転写材Pの搬送速度の差を変化させているので、転写効率も変化する。結果、転写材上に転写された試験用パターンの色度も変化することになる。本実施例では実施例1と同様に、プリンタの色度再現範囲を最大に取ることを目的に色度の彩度(C*)に着目し、5つの試験パッチのうち彩度が最も高かった時の2次転写ベルト表面の周速を、通常画像形成時の転写バイアスとして使用する。
本実施例の効果を確認するため、実施例1と同様な以下の評価を行った。転写材をゼッロックス製4024−75g紙とCanon製CLC−80g紙で、以下の2次転写条件でマゼンタの色度(彩度C*)を求めた。
・2次転写バイアス条件
比較例1:全て2次転写ベルト表面の周速を100%
Figure 2005221936
比較例1では、全て2次転写ベルト表面の周速を100%としたため、転写材による色度(彩度C*)の差が現れている。本実施例においては、試験用パターンに転写材を転写しその色度を検知し最適な2次転写ベルト表面の周速を決定しているので、転写材を変えても色度(彩度C*)が高くなっている。
このように本実施例によれば、中間転写体の周速度と転写材の搬送速度の速度差を変えながら試験用パターンを転写材に転写した後、転写材上の試験用パターンの色度を検知し、その色度より最適な中間転写体の周速度と転写材の搬送速度の速度差を決定することができる。
尚本実施例では、色度の彩度(C*)より転写条件を決定したが、色度の明度(L*)や色度の色相(h*)でも良く、またターゲットとなる色度からの色差(ΔE)より転写条件を決定しても、同様の効果が得られるのは言うまでもない。
次に本発明の他の実施例について、図5を用いて説明する。図中前出と同符号のものは同部材を示す。本実施例では、中間転写体上の試験パターンの色度を検知した後、転写条件を変えながら試験パターンを転写材上に転写し、その後転写材上に転写された試験パターンの色度を検知し、中間転写体上と転写材上の試験パターンの色度より転写バイアスを制御することを特徴とする。図5は、本実施例における画像形成装置で、実施例1で説明した画像形成装置と同じ箇所については説明を省略する。中間転写体に対向する位置に色度センサ14を配置し、中間転写体上の試験パターンの色度を検知する。この色度センサについては、実施例1で使用したセンサと同じであるので、説明を省略する。
次に、通常画像形成時に使用する際の2次転写条件の決定方法について説明する。
試験パターン、濃度検知方法については、実施例1と同じなので省略する。
本体の電源投入時や、電源投入時からの所定時間経過時、あるいは印刷枚数が所定枚数に達した時点等の適当なタイミングで、本実施形態の2次転写制御がCPU17によって開始される。先ず、中間転写体上に試験パターンを形成し、センサ14でその色度を検知する。次に中間転写体上に形成したパッチを転写材P上に転写する。この際、転写材が4cm搬送される毎に15μA、18μA、21μA、24μA、27μAの5段階に変化させる。すなわち、試験用パターンの1つ目が中間転写体から転写される際の2次転写バイアスは15μA、試験用パターンの2つ目の2次転写バイアスは18μA、といったように試験用パターン1つが転写される毎に2次転写バイアスを5段階に変化させる。次に、転写材上に転写された試験パターンの色度を検知する。
次に、中間転写体上の試験パターンの色度と、転写体上の試験パターンの色度より、最適な2次転写バイアスの決定方法について説明する。
先ず、中間転写体上の試験パターンを検知した際の色度のうち彩度(C*)と、転写材上の試験パターンを検知した際の色度のうち彩度(C*)の差を、5つの試験パターン各々について算出する。中間転写体上の試験パターンの彩度(C*)と転写材上の試験パターンの彩度(C*)の差をとることで、中間転写体上の5つの試験パターンの載り量が不均一だった場合の影響が小さくなり、結果最適な2次転写バイアスの算出精度の向上が図れる。尚、この彩度(C*)差が小さい程、転写効率が良かったことを示す。よって、彩度(C*)の差が最も小さかった転写バイアスを、通常画像形成時の転写バイアスとして採用する。
本実施例の効果を確認するため、以下の評価を行った。本体使用環境を低温低湿(温度15℃相対湿度10%で、以下「LL」という)と高温高湿下(温度30℃相対湿度80%で、以下「HH」という)で、転写材をゼッロックス製4024−75g紙とCanon製CLC−80g紙で、以下の2次転写条件でマゼンタの色度(彩度C*)を求めた。
・2次転写バイアス条件
比較例1:全て20μA
比較例2:LLは23μA、HHは23μA
Figure 2005221936
比較例1では、全て2次転写バイアスを20μAとしたため、特にHH環境下で色度(彩度C*)が低くなっている。比較例1では、環境により2次転写バイアスを変えたので、比較例1よりは色度(彩度C*)が高くなっているものの、転写材による色度(彩度C*)の差が現れている。本実施例においては、試験用パターンに転写材を転写しその色度を検知し最適な2次転写バイアスを決定しているので、全ての条件で色度(彩度C*)が高くなっている。
このように本実施例によれば、中間転写体上に形成した試験用パターンの色度を検知した後、転写バイアスを変えながら試験用パターンを転写材に転写し色度を検知し、両者の色度を比較することで最適な転写バイアスを決定することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図 色度検知センサの構成を示す図 試験用パターンの概略図 本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を示す概略構成図 本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示す概略構成図
符号の説明
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ
3 露光装置
4 現像装置
6 中間転写ドラム(中間転写体)
9 定着装置
11 色度検知センサ(色度検知手段)
14 色度検知センサ(色度検知手段)
17 制御装置(制御手段)

Claims (7)

  1. 像担持体上にトナー画像を形成する手段と、トナー画像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段の転写条件を制御する制御手段と、転写材上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段を有し、
    前記試験用トナー画像を前記光学反射特性検知手段より検知した光学反射特性に応じて転写条件を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、複数色のトナー画像を形成する手段を有し、前記試験用トナー画像は少なくとも2色以上のトナー画像であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 像担持体上にトナー画像を形成する手段と、トナー画像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段の転写条件を制御する制御手段と、前記像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する第一の光学反射特性検知手段と、前記転写材上に転写した前記試験用トナー画像の光学反射特性を測定する第二の光学反射特性検知手段とを有し、
    前記試験用トナー画像を前記第一の光学反射特性検知手段より検知した光学反射特性1と、前記試験用トナー画像を前記第二の光学反射特性検知手段より検知した光学反射特性2より転写条件を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記転写条件は、転写バイアスであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記転写条件は、前記像担持体の周速度と前記転写材の搬送速度の差であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の画像形成装置。
  6. 前記光学反射特性とは、濃度であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の画像形成装置。
  7. 前記光学反射特性とは、色度であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の画像形成装置。
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