JP2006017987A - 画像形成装置 - Google Patents

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智朗 中居
Masamichi Akita
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Abstract

【課題】 パッチ検を行う際、パッチ濃度の検知精度を得るため、ITB等の下地を検知し補正を行っていても、クリーニング不良で下地が汚れていると、濃度検知誤差となってしまう問題がある。
【解決手段】 下地汚れ箇所を検出し、そこにパッチ形成をしないようにし、また、下地の状態が良い箇所を検出し、そこにパッチを形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真方式の複写機やプリンターなどに用いられる画像形成装置に関する。
情報化の流れにつれて文書、画像をカラーで出力するニーズが広がっており、各種方式のプリンターが上市されている。カラー画像形成方式としては、昇華型、熱転写型、インクジェット方式等が用いられているが、高速に画像を形成するためには電子写真方式が最も優れているといわれている。
電子写真方式の画像形成装置においては、使用されている温度や湿度、また、感光体、現像剤の特性のばらつき、現像器等の耐久状況により、画像濃度が大きく変動してしまう問題がある。特にカラー画像形成装置は、色味も変わってしまうという不具合が発生する。
これら問題を鑑み、予め感光体、中間転写体、転写体上に濃度検出用パターンを形成し、濃度検出センサを用いてその濃度を検出することで、帯電バイアス、現像バイアス、露光量といった画像形成プロセス条件を制御し、画像濃度を安定すること(以下「濃度制御」という)が一般的に行われている。
ここで、濃度制御で使用するセンサは、発光部と受光部からなる光学センサを用いるのが一般的である。
特開平05−296928号公報
しかしながら、上記の濃度制御を行う画像形成装置には、以下の問題があった。
濃度検出用パターンを形成する際に、下地となる感光体、中間転写体、転写体が汚れていると、濃度検知精度は悪化してしまう。また、この下地汚れは画像形成装置の使用年数とともに汚れていき、特に特定の箇所のみ汚れが悪くなる傾向にあり、結果濃度検知精度も悪化してしまう問題があった。
従って、本発明の目的は、濃度検出用パターンを形成する際に、下地となる感光体、中間転写体、転写体が汚れている箇所が発生した場合においても、濃度検知精度が悪化の防止を図ることのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するための発明は、
像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上に不具合があるか判別する手段を有し、
前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像を前期像担持体上に形成する位置を変えることで、
下地が汚れている箇所を避け、濃度制御用パッチを形成し、濃度を検知することで濃度検知精度が悪化することを防止する。
また、像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上の状態が良い箇所を判別する手段を有し、
前記像担持体上の状態が良い箇所に、前記試験用トナー画像を形成することで、
下地の状態が良い箇所に、濃度制御用パッチを形成し、濃度を検知することで濃度検知精度の向上を図る。
上記の構成を、改めて以下(1)〜(6)に整理して示す。
(1)像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上に不具合があるか判別する手段を有し、
前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像を前期像担持体上に形成する位置を変える画像形成装置。
(2)前記(1)において、前記像担持体上に不具合がある箇所を判別する手段を有し、
前記像担持体上に不具合がある箇所には、前記試験用トナー画像を形成しない画像形成装置。
(3)前記(1)又は(2)において、前記試験用トナー画像は所定数形成し、前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像形成数を変える画像形成装置。
(4)前記(1)〜(3)において、前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像形成パターンを変える画像形成装置。
(5)前記像担持体上の不具合とは、汚れである前記(1)〜(4)いずれか記載の画像形成装置。
(6)像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上の状態が良い箇所を判別する手段を有し、
前記像担持体上の状態が良い箇所に、前記試験用トナー画像を形成する画像形成装置。
本発明によれば、
像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上に不具合があるか判別する手段を有し、
前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像を前期像担持体上に形成する位置を変えることで、
下地が汚れている箇所を避け、濃度制御用パッチを形成し、濃度を検知することで濃度検知精度が悪化することを防止できた。
また、像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上の状態が良い箇所を判別する手段を有し、
前記像担持体上の状態が良い箇所に、前記試験用トナー画像を形成することで、
下地の状態が良い箇所に、濃度制御用パッチを形成し、濃度を検知することで濃度検知精度の向上を図ることができた。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略断面図である。
本画像形成装置は、像担持体としての回転ドラム型感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、帯電ローラ2、現像装置4、中間転写体である中間転写ドラム6、感光ドラムクリーニング装置7が配設されており、帯電ローラ2と現像装置4間の上方には露光装置3が配設されている。
中間転写ドラム6は、1次転写ニップ部で感光ドラム1表面に当接し、さらに2次転写ニップ部で2次転写ベルト8表面に当接している。中間転写ドラム6の外周上には中間転写ドラムクリーニングローラ10が配設されている。2次転写ベルト8の搬送方向下流側には、定着装置9が配設されている。中間転写体6に対向する位置に、濃度検知センサ11が配設されている。
感光ドラム1は、本実施の形態では、直径62mmのOPC感光ドラムであり、アルミドラムの上に下引き層、電荷注入防止層、電荷発生層、電荷輸送層を設けられており、所定の周速(例えば100mm/sec)で矢印a方向に回転駆動され、その回転過程において接触する帯電ローラ2により負帯電の一様な帯電を受ける。帯電手段としての帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に回転自在に接触し、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム1を所定の極性、電位に帯電する。
露光装置3は、不図示のレーザドライバ、レーザダイオード、ポリゴンミラーなどを有しており、レーザドライバに入力される画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して変調されたレーザ光がレーザダイオードから出力され、高速回転するポリゴンミラーで前記レーザ光を走査し、反射ミラー(不図示)を介して感光ドラム1表面を画像露光Lすることにより、画像情報に対応した静電潜像を形成する。
現像装置4は、非磁性1成分現像器としてのイエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、ブラック(Bk)現像器4dは回転体5に搭載されており、回転駆動装置(不図示)による回転体5の回転によって、イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、ブラック(Bk)現像器4dが現像過程で感光ドラム1と対向する位置に配置される。これらの現像器4a、4b、4c、4dによって感光ドラム1上に形成した静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。
イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4cに用いる各色トナーは重合法によって製造され、ワックスを内包するカプセルタイプの球形ノンマグトナーである。また、ブラック(Bk)現像器4dに用いる黒トナーは、粒径6umの粉砕トナーに球状化処理を施したものであり、ポリエステルバインダーに対してマグネタイト100部、他に荷電制御剤、滑剤等を内添したものである。
本実施の形態では、各現像器4a、4b、4c、4dに、−350Vの直流に、周波数2000Hz、ピーク間電圧2000Vppの矩形波を重畳したバイアスを印加して、感光ドラム1表面の露光部分を負帯電性のネガトナーで現像して、静電潜像を顕在化する。
クリーニング装置7は、中間転写体ドラム6に1次転写されないで感光ドラム1上に残った1次転写残トナーを除去し、回収する。
中間転写ドラム6は、本実施の形態では、直径186mmで最大通紙サイズの転写材としての紙(本実施の形態ではA3サイズ)に相当する画像が書き込めるような周長を有しており、矢印b方向に回転する。中間転写ドラム6には不図示の1次転写バイアス電源が接続されており、中間転写体ドラム6の芯金(不図示)に所定の1次転写バイアス(本実施の形態では+200V)が印加され、これにより感光ドラム1上トナー像は1次転写ニップにおいて感光ドラム1と中間転写ドラム6との間の電位差によって、中間転写ドラム6上に1次転写される。
中間転写ドラム6は、本実施の形態では、アルミドラムの外周面に肉厚5mmの中抵抗のゴム材からなる弾性抵抗層を形成し、更にその表面に離型性を確保するためにフッ素系の樹脂がコーティングされている。ゴム材はNBRとエチレンオキシドからなっており、エチレンオキシドによって体積抵抗値1E7Ωcmに低抵抗化されている。なお、表面にコーティングしたフッ素系の樹脂は、体積抵抗値1E14Ωcmである。中間転写ドラム6の体積抵抗値は、中間転写ドラム6の長手全面に直径62mmの金属ドラムをニップ幅7mmで当接させ、両者間に1000Vの電圧を印加して測定した電流から換算して求めた。
2次転写ベルト8は、転写ローラ12と駆動ローラ13によって伸張懸架されており、駆動ローラ13の回転駆動によってベルト上面が矢印c方向に回転する。2次転写ベルト8は中間転写ドラム6に対して当接離間自在に設置されており、転写材Pへの2次転写次に2次転写ベルト8が中間転写ドラム6に当接する。
2次転写ベルト8は転写材Pの吸着を行うため、導電のウレタンベルトの上に30umのPVDFのコーティングを行って静電容量を大きくしており、ベルト表面の10cm2の領域とベルト基体の間に1000Vの電圧を印加して測定した抵抗値は1E10Ωであった。2次転写ローラ12と駆動ローラ13は低抵抗のゴムローラであり、2次転写ベルト8のインピーダンスは実質上2次転写ベルト8の表層層の抵抗のみに依存する。また、2次転写ローラ12には2次転写バイアス電源(不図示)が接続されており、2次転写バイアス電源(不図示)から2次転写ベルト8に転写電流を流してトナー像を転写材上に転写する。
中間転写ドラムクリーニングローラ10にはバイアス電源(不図示)が接続されており、転写材Pに転写されないで中間転写ドラム6の表面に残った2次転写残トナーを除去する。なお、中間転写ドラムクリーニングローラ10は、中間転写ドラム6上の2次転写残トナーを逆極性に帯電するものであり、この逆極性に帯電された2次転写残トナーは、感光ドラム1上のトナー像の中間転写ドラム6上への1次転写と同時に、逆に中間転写ドラム6から感光ドラム1に移送されて、クリーニング装置7によって除去され回収される。
定着装置9は、定着ローラ9aと加圧ローラ9bを有しており、定着ローラ9aと加圧ローラ9b間の定着ニップ部に未定着トナー像が転写されている転写材Pを挟持搬送しながら、転写材Pを加熱、加圧してトナー像を定着する。
次に、上述した画像形成装置の画像形成動作について説明する。
帯電された感光ドラム1上に露光装置3によりレーザ光による画像露光が与えられて、目的のカラー画像の第1の色成分像(例えばイエロー成分像)に対応した静電潜像が形成される。この際、画像露光された部分の感光ドラム1上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)現像器4aにより第1色目であるイエロートナーにより現像される。
感光ドラム1上に形成担持された前記第1色目のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間転写ドラム6間の1次転写ニップ部を通過する過程で、中間転写ドラム6の外周面に1次転写されていく。
イエロートナー像が1次転写された後感光ドラム1上に残留した1次転写残トナーは、感光ドラムクリーニング装置7によって除去され次のイエロートナー像の形成に供される。
以下同様にしてマゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dに感光ドラム1上にそれぞれ形成担持された第2色目のマゼンタトナー像、第3色目のシアントナー像、第4色目のブラックトナー像が順次中間転写ドラム6上に重畳され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が形成される。
なお、感光ドラム1から中間転写ドラム6への第1〜第4色のトナー像の順次重畳転写行程において、2次転写ベルト8及び中間転写ドラムクリーニングローラ10は中間転写ドラム6から離間している。
そして、中間転写ドラム6上の合成カラートナー画像の先端に合わせて、所定のタイミングで用紙などの転写材Pが搬送される。
そして、2次転写ニップ部に至る給紙経路を転写材Pが通過するタイミングで、2次転写ベルト8が中間転写ドラム6に当接するように揺動し、2次転写バイアス電源(不図示)により所定の2次転写バイアスが転写ローラ12に印加され、転写材P上に合成カラー画像が一括で2次転写される。
そして、合成カラートナー像が転写された転写材Pは、2次転写ベルト8の搬送方向下流側で曲率分離されて定着器9内の定着ローラ9aと加圧ローラ9b間に挟持搬送されて加熱、加圧され、表面に合成カラートナー像が熱定着されて出力される。
また、中間転写ドラム6上に2次転写されずに残った2次転写残トナーは、バイアスが印加された中間転写クリーニングローラ10によって本来とは逆極性に転換されて感光ドラム1に静電的に吸着されて、中間転写ドラム6上は清掃される。感光ドラム1上に吸着した2次転写残トナーはその後、感光ドラムクリーニング装置7によって回収される。
次に図2を用いて濃度検知センサ11について説明する。図2に示すように発光部20と受光部21とを備えており、中間転写体6表面上に形成された濃度制御用パッチ22に発光部20からスポット光を照射してその反射光を受光部21で受光し、受光した光量によって濃度を検知するものである。
図3は、Bkの濃度制御パッチ濃度と濃度検知センサの出力の関係を示した図である。なお、濃度は同条件で転写材上にトナー像を転写した時の、転写材P上での濃度である。
濃度制御パッチ濃度が0、すなわち中間転写体6上のトナー載り量が0の時は濃度検知センサ11の出力値は4Vで、トナー載り量が増すと、発光部20から照射された光はトナーにより吸収、拡散されるため、受光部21に入射される反射光量が減少し、結果、濃度検知センサ11の出力値は低下する。濃度検知センサ11の出力値からトナー濃度の変換は、実験的に求めた濃度検知センサ11の出力値−濃度変換テーブルをCPU17に格納しておき、濃度を算出する際にこのテーブルを参照すれば良い。
次に、本実施形態における濃度制御について説明する。
本体の電源投入時や、電源投入時からの所定時間経過時、あるいは印刷枚数が所定枚数に達した時点等の適当なタイミングで、本実施形態の中間調制御がCPU17によって開始される。
図4は、下地汚れ箇所判断のフローを示している。Step1では、下地が汚れているか判断するため、先ず濃度制御用パッチ形成前にトナーが中間転写体6上にない状態でセンサ出力を検出する。Step2で、センサ出力が3Vより下の場合は、下地が汚れており濃度検知パッチを形成するに適さないと判断する。なぜなら、もし下地が汚れている場合、下地部の反射率が低下するので受光部21に入射する光量が低下し、結果センサ出力は低下する。また、濃度制御用パッチを形成し、濃度検知センサで検知した際のセンサ出力も低下する。よって、下地が汚れている状態での濃度検知センサの出力値−濃度の関係は変わってくる。このため、前述の実験的に求めた濃度検知センサの出力値−濃度変換テーブルを用いて濃度を算出した場合、濃度検知誤差が生じることになる。そこで、本実施例では、センサ出力が3Vより下の場合、下地が汚れており濃度検知パッチを形成するに適さないと判断する。下地が汚れていないと判断した場合、Step3で濃度制御用パッチを形成する。次にStep4で全ての濃度制御用パッチが形成されたか判断し、全ての濃度制御用パッチが形成された場合、このフローを終了する。Step5では、次の濃度制御パッチ形成下地候補に移動する。本実施例では濃度制御用パッチサイズが8mmであるので、本実施例でのStep5での移動距離も8mmとした。
図5は、中間転写体6上に形成する本実施例での濃度制御用パッチ形成例の概略図である。濃度検知センサ11に対向する位置に濃度制御パッチK1〜Y8を配置する。K1〜K8においては、K1が最も低濃度であり、K8まで順次濃度が高くなる。もちろん、他の色成分パッチについても同様に形成される。灰色部については、下地が汚れていると判断された箇所であり、そこには濃度制御パッチが形成されていないことが分かる。
濃度制御パッチのパターンについては、ROM(不図示)に予め格納されているBk成分の濃度制御パッチK1〜K8に対応する画像データK1〜K8を読み出し、該データを露光装置3内のレーザドライバ(不図示)に送出し、中間転写体6上に形成されたBkの濃度制御パッチK1〜K8を濃度検知センサ11によって適切なタイミングで測定する。次にセンサ出力sK1〜sK8をRAM(不図示)に保存する。そして、得られた濃度制御パッチ濃度DK1〜DK8に基づいて、Bk成分における階調補正用のルックアップテーブル(以下「LUT」という)を作成する。
以上でBk成分のLUTが作成される。同様にY,M,C成分に対してもこの処理を施すことにより、各色成分毎に適切なLUTを作成し、トナー画像の階調補正を行う。尚、LUTを生成するための色成分の順序は任意で良い。
このように本実施例によれば、下地の状態が良いかを判断し、その箇所に濃度検出パターンを形成し、濃度検知を行うので、検知精度の向上が図れる。
次に本発明の他の実施例について、図6を用いて説明する。図中前出と同符号のものは同部材を示す。本実施例では、中間転写体6上の汚れ状況を全周にわたり検知し、最も汚れ状態が良い箇所を用いて、試験パターンを形成することで、検知精度向上を図ることを特徴とする。
本実施例における画像形成装置で、通常画像形成、中間調制御においては、実施例1で説明した画像形成装置と同じであるので説明を省略する。
図6は、下地汚れ箇所判断のフローを示している。Step1では、nに1をセットする。Step2では、下地を測定し、そのときのセンサ出力をS(n)に格納する。Step3ではnに1を加える。Step4ではnが74か判断する。中間転写ドラムの直径は186mmであり、外周は584.04mmである。濃度制御用パッチは8mmであるので、中間転写ドラム1周内で形成可能な濃度制御パッチ数は、584.04/8=73個となる。すなわちn=74のとき、中間転写ドラム1周全ての下地を測定したことを意味する。中間転写ドラム1周全ての下地を測定してない場合は、Step5で、次の下地測定箇所に移動する。Step6では、中間転写ドラム1周全て下地を測定した73箇所のうち、下地の状態が良くセンサ出力の高い順から32番目の測定箇所のセンサ出力をAにセットする。Step7ではnに1をセットする。Step8では、n番目の下地出力がAより大きいか判断する。もしAより大きい場合は、その下地測定箇所は汚れの状態が良いと判断し、Step9で濃度制御用パッチを形成する。Step10でnに1を加える。Step11では、nが74か判断し、nが74の場合、中間転写ドラム1周全てにおいて下地汚れ判断が終了したことになるので、本フローを終了する。Step12では次の濃度制御パッチ形成箇所に移動する。
このように本実施例では、本実施例では、中間転写体上の汚れ状況を全周にわたり検知し、最も汚れ状態が良い箇所を用いて、試験パターンを形成することで、検知精度向上を図ることができた。
次に本発明の他の実施例について、図7を用いて説明する。図中前出と同符号のものは同部材を示す。本実施例では、中間転写体上の汚れ状況を全周にわたり検知し、汚れ箇所が多く濃度制御パッチが所定数形成できないと判断した場合は、濃度制御パッチ数を少なくし、また試験パターンを変更することで、検知精度向上を図ることを特徴とする。
本実施例における画像形成装置で、通常画像形成、中間調制御においては、実施例1で説明した画像形成装置と同じであるので説明を省略する。
図7は、本実施例の下地汚れ箇所判断のフローを示している。Step1では、nに1を、mに0をセットする。Step2では、下地を測定しS(n)にセンサ出力を格納する。Step3では、S(n)が3Vより大きいか判断し、大きい場合Step4でmに1を加え、ITB下地の汚れがない箇所の数をカウントしていく。Step5ではnに1を加える。Step6ではnが74か判断し、74の場合はITB1周全ての箇所の測定が終了したと判断しStep8に移る。Step7では次の下地測定箇所に移動する。Step8では、ITB下地の汚れがない箇所の数によって濃度制御用パッチの形成数を決定する。例えば、mが32以上の場合、1色あたりの濃度制御用パッチの数は8、4色あるので総数は8×4=32となる。また、mが22の場合、1色あたりの濃度制御用パッチの数は5、4色あるので総数は5×4=20となる。また、mが15以下の場合、ITB下地汚れ箇所が多いため必要な濃度制御用パッチの形成数に満たないと判断し、本制御を終了する。本フローでは便宜上mに1をセットしている。Step9ではnに0をセットし、Step10では、S(n)が3V以上、すなわちITB下地汚れがなく状態が良いか判断し、良ければStep11でその下地箇所に濃度制御用パッチを形成する。Step12ではnに1を加え、Step13でnがmと等しいか判断し、等しい場合は全ての濃度制御用パッチが形成されたと判断し本フローを終了する。Step14では次の濃度制御用パッチ形成箇所に移動する。
濃度制御パッチのパターンについては、前述のStep8より決定した濃度制御パッチ数に対応した、ROM(不図示)に予め格納されているBk成分の画像データを読み出し、該データを露光装置3内のレーザドライバ(不図示)に送出し、中間転写体6上に形成されたBkの濃度制御パッチを濃度センサ11によって適切なタイミングで測定する。次にセンサ出力をRAM(不図示)に保存する。そして、得られた濃度制御パッチ濃度に基づいて、Bk成分における階調補正用のルックアップテーブル(以下「LUT」という)を作成する。
以上でBk成分のLUTが作成さる。同様にY,M,C成分に対してもこの処理を施すことにより、各色成分毎に適切なLUTを作成し、トナー画像の階調補正を行う。尚、LUTを生成するための色成分の順序は任意で良い。
このように本実施例によれば中間転写体上の汚れ状況を全周にわたり検知し、汚れ箇所が多く試験パターンがすべて形成できない場合、試験パターン数を少なくし、また試験パターンを変更することで、検知精度向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図 本発明で使用した濃度検知センサの概略構成図 本発明で使用した濃度検知センサの濃度制御パッチ濃度と濃度検知センサの出力値を示す図 本発明の実施の形態1に係る制御フローチャート 本発明の実施の形態1に係る濃度制御パッチ概略配置図 本発明の実施の形態2に係る制御フローチャート 本発明の実施の形態3に係る制御フローチャート
符号の説明
P 転写材
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ
3 露光装置
4 現像装置
6 中間転写ドラム(中間転写体)
7 観光ドラムクリーニング装置
8 2次転写ベルト
9 定着装置
10 中間転写ドラムクリーニングローラ
11 濃度検知センサ(濃度検知手段)
12 転写ローラ(2次転写ローラ)
13 駆動ローラ
17 CPU(制御手段)
20 発光部
21 受光部
22 濃度検知用パッチ

Claims (6)

  1. 像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上に不具合があるか判別する手段を有し、
    前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像を前期像担持体上に形成する位置を変えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、前記像担持体上に不具合がある箇所を判別する手段を有し、
    前記像担持体上に不具合がある箇所には、前記試験用トナー画像を形成しないことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2において、前記試験用トナー画像は所定数形成し、前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像形成数を変えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3において、前記像担持体上に不具合がある場合は、前記試験用トナー画像形成パターンを変えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記像担持体上の不具合とは、汚れであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の画像形成装置。
  6. 像担持体上にトナー画像を形成する手段と、該像担持体上に形成した試験用トナー画像の光学反射特性を検知する光学反射特性検知手段と、前記像担持体上の状態が良い箇所を判別する手段を有し、
    前記像担持体上の状態が良い箇所に、前記試験用トナー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
JP2004195403A 2004-07-01 2004-07-01 画像形成装置 Withdrawn JP2006017987A (ja)

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