JP4478446B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置における画像濃度制御に関するものである。
一般に、画像形成装置において、感光体ドラム等の静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤(トナー)によって現像して可視画像(トナー像)として、この可視画像を中間転写ベルト等の中間転写体上に転写した後、記録媒体に中間転写体上の可視画像を転写して画像形成を行うようにしたものが知られており、この種の画像形成装置においては、その環境雰囲気及び耐久変動等の要因によって形成した可視画像の画像濃度が変化する。
例えば、環境雰囲気の変化に起因して現像剤の帯電特性が変化し、帯電特性が変化すると、現像バイアスを一定に保った状態では、所定量のトナーを現像器側から感光体ドラム側へ飛翔させにくくなる。さらには、感光体ドラムにおいては、画像形成回数が増加すると、クリーニングブレード及び中間転写体による研磨効果によるメカ的ストレスによって感光層厚が減少し、感光体ドラムの表面帯電電位を一定に維持することが難しくなって、表面帯電電位が徐々に上昇する傾向がある。そして、このような表面帯電電位の変化に起因して、画像濃度低下が発生し画質に悪影響が生じる。特に、タンデム構成のカラー画像形成装置においては、各色に対応した感光体ドラムの感光層厚の減少度合いに差があると、各感光体ドラムの表面帯電電位の規格値からの差異が異なって、形成画像の色味が所望するものと異なるという現象が生じる。
上述のような画像濃度低下に対処するため、感光体ドラムの表面帯電電位を露光前及び露光後で表面電位計によって測定して、この測定結果に基づいて帯電器による帯電を制御することが行われており、さらには、濃度センサーを用いて感光体ドラム又は中間転写体(以下感光体ドラム又は中間転写体を像担持体と呼ぶことがある)上に形成されたトナー像濃度を検出して、その検出結果に応じて現像バイアス電圧等のプロセス条件を制御して、画像濃度を調整することが行われており、この際には、像担持体の表面の地肌濃度(下地濃度)による影響を考慮する必要がある。
つまり、濃度センサーを用いて像担持体上に形成されたトナー像濃度を検出して、画像濃度制御を行う際には、像担持体の下地濃度を計測して、下地濃度に応じてトナー像濃度を補正する必要があり、補正後のトナー像濃度は下地濃度等下地の状態によって大きく変化する(下地の状態に大きく依存する)。画像濃度制御の際には、異なった画像濃度を有する複数のトナー像を形成して、そのトナー像の濃度を計測するのであるが、画像濃度が低いトナー像ほど像担持体表面の地肌からの反射光が多くなり、像担持体の表面の地肌濃度の影響が大きくなる。
また、感光体ドラムにおいては、その偏心及び外周径精度に起因して濃度センサーと感光体ドラム表面との距離が不可避的に変動する。さらには、クリーニングブレード等のクリーニング部材及び転写ローラ等による摺擦によって、感光体ドラム表面に汚れ又は傷等がついた場合、感光体ドラム表面(つまり、下地)の状態が変化し、これによって、濃度センサーで検出されたトナー像濃度(検出トナー像濃度)が影響を受ける。
このようなことは、中間転写ベルト等の中間転写体においても不可避的に発生することであり、画像濃度制御を行う際には、像担持体の下地状態に応じて、検出トナー像濃度を補正しないと、精度よく画像濃度制御を行うことが難しい。そして、検出トナー像濃度を補正する際に、例えば、トナー像濃度は当該トナー像が形成された直下の下地濃度の影響を受けているにもかかわらず、下地濃度の平均値で検出トナー像濃度の補正を行うと、補正結果にバラツキが生じて、精度よく画像濃度制御を行うことができない。
このため、画像濃度制御を行う際、感光体ドラムに設けられたマーキングを検出して、マーキング検出結果に基づいて感光体ドラムの同一位置をセンサー検出位置及びトナーパッチの形成位置として、濃度センサーを用いて感光体ドラムの素面(下地)の濃度を第1の検出結果として検出するとともに、像担持体に形成された可視画像の濃度を第2の検出結果として検出して、第1及び第2の検出結果の比率を求めてこの比率が所定の値となるように、画像濃度制御を行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
さらに、カラー画像形成装置において、像担持体上に各色毎の階調パッチを作成して、これらパッチ濃度を測定し、画像濃度制御を行うため、像担持体上に保持されたトナー画像に光を照射して、その反射光の内の正反射成分と拡散反射成分の各強度を得て、トナーが付着しない像担持体の地肌部分(下地)の濃度を反射光の拡散反射成分から検出し、地肌部分の濃度を反映するように、得られたトナー画像の濃度と地肌部分の濃度を比較演算して、算出されたトナー画像濃度に基づいて像形成条件を決定するようにしたものがある(特許文献2参照)。
特許第3032649号公報(第4頁〜第6頁、第4図〜第10図) 特開2003−156888公報(第7頁〜第9頁、第2図〜第7図)
ところが、特許文献1の画像濃度制御においては、感光体ドラム上に位置検出用マーキングを形成し、このマーキング検出結果に基づいて感光体ドラムの同一位置をセンサー検出位置及びトナーパッチの形成位置とし、同一位置において下地濃度及びトナー像濃度の検出を行っているものの、マーキング検出のため、濃度センサーとは別のセンサー(位置検出センサー)を備えなければならず、コスト高となってしまうという課題がある。しかも、小型の画像形成装置においては、新たにセンサーを設けるとなると、その設置スペースが極めて限られ、部品配置レイアウトを考慮すると、新たにセンサーを設置できないこともある。
また、特許文献2の画像濃度制御では、トナーが付着しない像担持体の地肌部分の濃度を少なくとも1つの反射光から検出し、地肌部分の濃度を反映するように、少なくとも2つの反射光より得られたトナー画像の濃度と地肌部分の濃度を比較演算して、像形成条件を決定するようにしているものの、トナー像と地肌部分とが一対一に対応しておらず、実際にトナー像の直下に位置する地肌濃度でトナー像濃度を補正することができず、像担持体の地肌濃度が急激に変化したりすると、トナー像濃度を精度よく補正することができない。このため、画像濃度を精度よく制御することが難しいという課題がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、新たなセンサーを取り付けることなく、しかも精度よく画像濃度制御を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、トナー像が形成される中間転写体と、前記中間転写体の地肌濃度を検出するとともに、前記中間転写体上に形成されたトナー像の濃度を検出する濃度検出手段とを有し、前記地肌濃度及び前記トナー像の濃度に応じて画像濃度制御を行うようにした画像形成装置において、
感光体ドラムが露光された後現像によって形成された基準トナー像が前記感光体ドラムから前記中間転写体に転写されて前記濃度検出手段によって前記基準トナー像が前記中間転写体上で検出されるまでの時間を第1の計測時間として計測し、且つ前記濃度検出手段によって該中間転写体上に形成された基準トナー像が検出された後再度前記濃度検出手段によって前記基準トナー像が検出されるまでの時間を第2の計測時間として計測して、
前記地肌濃度を検知した時点から、[第2の計測時間−第1の計測時間]に基づいて計算される時間が経過した後に、画像濃度検出用トナー像の露光を開始することにより、前記地肌の読み取り位置に前記画像濃度検出用トナー像を形成する制御手段を有することを特徴とする。
本発明では、前記制御手段は、環境雰囲気が変化した際又は予め規定された印字枚数となると、前記第1及び前記第2の計測時間を計測するようにしており、前記中間転写体は、例えば、中間転写ベルト又は中間転写ドラムである。
また、本発明では、前記中間転写体に当接して前記中間転写体をクリーニングするクリーニング手段を有しており、前記制御手段は前記第1及び前記第2の計測時間を計測する際、前記クリーニング手段を前記中間転写体から離間させる。
以上のように、本発明の画像形成装置は、感光体ドラムが露光された後、現像によって形成された基準トナー像が感光体ドラムから中間転写体に転写されて基準トナー像が中間転写体上で検出されるまでの時間を第1の計測時間として計測して、その後、再度基準トナー像が検出されるまでの時間を第2の計測時間として計測して、第1及び第2の計測時間に基づいて中間転写体の周長の変動を把握して、地肌濃度が検出された中間転写体の位置に画像濃度制御用トナー像を形成できる結果、新たなセンサーを追加することなく、地肌濃度及びトナー像濃度に応じて精度よく画像濃度制御を行うことができるという効果がある。
また、本発明では、第1及び第2の計測時間を計測する際、中間転写体をクリーニングするクリーニング手段を中間転写体から離間させるようにしたので、中間転写体に形成された基準トナー像が除去されてしまうことがなく、中間転写体の周長変動計測に支障をきたすことがない。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1を参照して、図1は本発明による画像形成装置の一例を示すタンデム型カラー画像形成装置を概略的に示す図であり、図示の画像形成装置11は各色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)毎の画像形成ユニット12〜15を備えており、各画像形成ユニット12〜15にはそれぞれ感光体ドラム12a〜15aが備えられている。図示はしないが、画像形成ユニット12〜15ではそれぞれ感光体ドラム12a〜15aの周囲に帯電器、露光ユニット、現像器、及びクリーニング装置などが備えられている。
図2も参照して、中間転写体である中間転写ベルト16に沿って、中間転写ベルト16の回転方向上流側から順次画像形成ユニット12〜15が配置され、この中間転写ベルト16は駆動ローラ17、従動ローラ18、バックアップローラ19に張架されて、駆動ローラ17の回転によって実線矢印で示す方向に回転駆動される。また、駆動ローラ17よりも中間転写ベルト16の回転方向下流側には押圧ローラ体20(図2には示さず)が配置され、この押圧ローラ体20によって中間転写ベルト16は外側に押圧されている。そして、押圧ローラ体20と反対側には中間転写ベルト16と対面して濃度センサー21が配置され、この濃度センサー21によって、後述するようにして、中間転写ベルト16の素面(地肌:下地)の状態(濃度)が検出されるとともに、中間転写ベルト16上に形成されたトナー像(パッチ)の濃度が検出されて、画像濃度制御が行われる。
画像形成を行う際には、各感光体ドラム12a〜15aの表面が一様に帯電され、原稿画像データに応じて感光体ドラム12a〜15aが露光されて静電潜像が形成される。そして、現像器(図示せず)によって静電潜像が現像されて、感光体ドラム12a〜15a上に各色トナー像が形成される。感光体ドラム12a〜15aにはそれぞれ中間転写ベルト16を挟んで1次転写ローラ22a〜22d(図1には示さず)が対向しており、感光体ドラム12a〜15a上の各色トナー像は1次転写ローラ22a〜22dによって中間転写ベルト16に順次転写されて、中間転写ベルト16上にカラートナー像が形成される。なお、各感光体ドラム12a〜15aに残留する残留トナーはクリーニング装置でクリーニングされる。
給紙装置23から用紙搬送路24を介してレジストローラ対25に記録用紙(以下単に用紙と呼ぶ)が搬送され、レジストローラ対25の上流側に配置されたレジストセンサー(図示せず)で用紙が検知されると、中間転写ベルト16上のカラートナー像とタイミングを合わせて、レジストローラ対25が駆動され、2次転写位置に用紙が搬送される。2次転写位置には2次転写ローラ26が配置され、この2次転写ローラ26はバックアップローラ19と中間転写ベルト16を挟んで対向している。
2次転写位置において中間転写ベルト16上のカラートナー像が用紙に転写された後(2次転写)、用紙は加熱ローラ27a及び加圧ローラ27bを備える定着器27に送られて、ここで、用紙上のカラートナー像が定着されて、排紙経路28を介して排紙トレイ29に排紙される。なお、2次転写後、中間転写ベルト16は転写ベルト清掃手段61によってクリーニングされる。この転写ベルト清掃手段61は、例えば、従動ローラ18上で中間転写ベルト16に当接したファーブラシ又はブレード60である。(符号61は図面に記載はないが、図1に符号60を示している)
図示の例では、各感光体ドラム12a〜15aは感光体材料として、耐久性の高い単層正帯電有機感光体(正OPC)を用い、現像方式として、二成分現像剤を用いた所謂ハイブリッド現像方式が採用されている。なお、ここでは、図1に示す画像形成ユニット12について説明するが、他の画像形成ユニット13〜15においても画像形成ユニット12と同様である。
図1及び図3を参照して、まず、帯電器によって感光体ドラム12aの表面を400Vに帯電する。その後、例えば、770nmの波長のLEDによって露光を行うと、露光後表面電位は70Vとなる。画像形成ユニット12に備えられた現像器31には、トナー32に含まれるキャリア33による磁気ブラシ34を発生させる磁気ロール35、磁気ブラシ34から供給されたトナー32によるトナー薄層36を担持して感光体ドラム12a上の静電潜像を現像する現像ロール37を有しており、磁気ロール35上に磁気ブラシ34を形成して、トナー32を攪拌によって帯電し、磁気ロール35上の磁気ブラシ34は規制ブレード38によって層規制されて、磁気ロール35と現像ロール37間の電位差によって現像ロール37にトナー薄層36を形成する。
ここでは、感光体ドラム12aは現像ロール37に対して約250μmのギャップをもって配置される。直流電圧(DC:Vdc1)39a及び交流電圧(AC)39bからなる現像バイアス電圧が現像ロール37のシャフト(図示せず)に印加されて、これによって、感光体ドラム12a上の静電潜像を現像する。なお、磁気ロール35には直流電圧(DC:Vdc2)40が印加される。また、現像ロール37上のトナー薄層36を入れ替える際には、現像終了時に交流電圧39bを印加した状態で直流電圧39aを変化させて、現像スリーブのトナー薄層(トナー)36を磁気ブラシ34によって回収する。
図5は濃度センサー21の一例を説明するための図であり、濃度センサー21では、LED51から照射された光がBS(ビームスプリッター)52を通過した際分岐されて一方の光はトナー面(トナーパッチ)53に照射され、他方の光はPD(フォトダイオード)54に与えられて、フォトダイオード54からの出力電圧に応じて、常に光量が一定となるようにLED51が制御される。
トナー面53から反射した光は散乱光となって、BS55によって分岐されてそれぞれPD56及び57に入射する。そして、PD56及び57からの出力電圧の比率に基づいてコントローラ43はトナー濃度を検知する。なお、下地濃度を検知する際にも同様にして下地濃度検知が行われることになる。
図6は印字率と濃度センサーの出力電圧との関係を示す図であり、ここでは、説明の便宜上、黒トナーを用いてトナーパッチを形成した場合を示す。濃度センサー21は中間転写ベルト16からの反射光に応じた電圧値を出力し、中間転写ベルト16上にトナーパッチが存在しない状態(つまり、下地からの反射)で出力電圧値が最大となる。そして、中間転写ベルト上のトナーパッチの量が増えるにつれて光が吸収される結果、反射光の光量が低下して出力電圧値も低下する。
図6に示すように、出力電圧値が急激に変化する範囲、つまり、印字率が10〜40%の範囲でトナーパッチ濃度の検出を行うことが望ましく、印字率が0〜10%及び40〜100%の範囲では出力電圧値の変化量が少なく印字率を正確に検出することが困難である。
図2及び図4を参照して、前述の駆動ローラ17は、ステッピングモータ41によって駆動されており(つまり、中間転写ベルト16はステッピングモータ41によって回転駆動させていることになる)、ステッピングモータ41はギア列42を介して駆動ローラ17に連結され、このステッピングモータ41はコントローラ43によって駆動制御される。つまり、コントローラ43はステッピングモータ41にパルス信号を与え、ステッピングモータ41はパルス信号に応じて回転駆動する。
ところで、中間転写ベルト16の周長は経時的に若干変化することがある。つまり、中間転写ベルト16の長さは、駆動ローラ17、従動ローラ18、及びバックアップローラ19等に張架されている関係上伸びることがあり、しかも印字枚数に応じてその長さが僅かながら変化することがある。さらに、環境雰囲気(例えば、温度)によっても中間転写ベルト16の長さが変化する。また、中間転写ベルト16の周長さは、製造過程においてバラツキが生じることがある。このため、ここでは、定期的に中間転写ベルト16の周長を計測する。
中間転写ベルト16の周長を計測する際には、各感光体ドラム12a〜15aに対して同時に露光の開始を行い、周長検知用のトナー像を中間転写ベルト16に転写する。この際には、トナー像の先端を捉えるためベタ画像が用いられる。また、画像濃度を高くして、濃度センサー21からの出力電圧が急峻に立ちあがるようにして検知精度を高くする。
コントローラ43では、露光開始時から濃度センサー21で周長検知用トナー像(基準トナー像)の先端が検知されるまでの時間を内蔵する第1のカウンターで計時して、第1の計測時間とする。さらに、コントローラ43では、周長検知用トナー像の先端が検知されると、内蔵する第2のカウンターで計時を開始して、再度周長検知用トナー像の先端が検知されるまでの時間を第2の計測時間とする。つまり、コントローラ43は濃度センサー21を起点として周長検知用トナー像が転写ベルト上を一周するまでの時間を第2の計測時間として計時することになる。なお、第1及び第2の計測時間を計測する際には(つまり、周長検知用トナー像が中間転写ベルト16上を一周する時だけ)、コントローラ43は、転写ベルト清掃手段61を中間転写ベルト16から離間させる。そして、計時が終了すると、コントローラ43は転写ベルト清掃手段61を中間転写ベルト16に当接させて、中間転写ベルト16上の周長検知用トナー像を中間転写ベルト16から除去する。
画像濃度制御を行う際には、コントローラ43は中間転写ベルト16にトナー像が転写されていない状態で、濃度センサー21によって、予め定められた長さ(例えば、数cm程度)で、中間転写ベルト16の下地濃度(地肌濃度)を読み取る。そして、地肌濃度を検知した時点から、下記の数式1で示す時間が経過した後、コントローラ43は各感光体ドラム12a〜15aに対してトナーパッチ列を形成するための露光を開始し、前述したようにして、各色トナーパッチが中間転写ベルト16に転写される。この結果、地肌濃度を検知した中間転写ベルト16上の位置に各色トナーパッチが転写されることになる。
[数式1]
第2の計測時間−第1の計測時間+トナーパッチ列においてその先頭から当該色のトナーパッチの形成を開始する位置まで中間転写ベルト16が移動するのに要する時間
その後、コントローラ43では、濃度センサー21で検出されたトナーパッチ濃度に応じて画像濃度制御を行う。画像濃度制御に当っては、所望の出力濃度を得るためには、感光体ドラムの帯電電位、露光強度、及び現像バイアス条件等の画像形成条件を制御しており、例えば、コントローラ43では、濃度検知センサー21から得られた下地濃度でトナーパッチ濃度を補正し、この補正されたトナーパッチ濃度に応じて画像濃度を正確に再現するために必要な画像データの補正値を演算して、画像形成の際、この補正値を用いて画像データを補正する。
このようにして、濃度センサー21によって基準トナー像(周長検知用トナー像)が中間転写ベルト16上で検出されるまでの時間を第1の計測時間として計測して、さらに、濃度センサー21によって基準トナー像が検出されると、再度濃度センサー21によって基準トナー像が検出されるまでの時間を第2の計測時間として計測して、地肌濃度検出後に第1及び第2の計測時間に基づいて画像濃度検出用トナー像を形成するようにしたから、中間転写ベルト16の周長が変化しても、濃度センサーの他に新たなセンサーを用いることなく、画像濃度制御の際、精度よく下地の読み取り位置(地肌読み取り位置)に画像濃度検出用トナー像を形成することができる。
中間転写ベルト16の周長計測は、環境雰囲気又は印字枚数に応じて(例えば、一万枚の印字枚数毎又は画像形成装置内の中間転写ベルト付近の温度が大きく変化(10度以上)した際)行われる。そして、定期的に、中間転写ベルト16の周長を検出すれば、個々の画像形成装置において中間転写ベルト16の周長にバラツキが存在しても、画像形成装置毎に中間転写ベルト16の周長がコントローラ43によって把握され、このようにして検知された中間転写ベルト16の周長は記憶装置(図示せず)に保存されて、以後この周長が画像濃度制御の際用いられることになる。
上述の例では、中間転写ベルト16の下地濃度を考慮して画像濃度制御を行う例について説明したが、中間転写体として中間転写ドラムを用いた画像形成装置において、中間転写ドラムの下地濃度を検出して、画像濃度制御を行う場合にも適用でき、この際には、中間転写ドラムをステッピングモータで駆動するようにすればよい。また、感光体ドラムの下地濃度を検出して、画像濃度制御を行う場合にも適用でき、この際には、感光体ドラムをステッピングモータ41で駆動するようにすればよい。いずれにしても、中間転写ベルト、中間転写ドラム、又は感光体ドラム等の像担持体をステッピングモータ41で駆動して、像担持体の下地濃度を考慮して画像濃度制御を行う場合に用いることができる。
なお、中間転写ベルト16は、基体上に弾性層が形成され、弾性層上に、例えば、弗素層が形成されているが、弗素層の膜厚が4μm以下となると、中間転写ベルト16に形成された濃度補正用トナー像(トナーパッチ)を濃度センサー21で読み取って、中間転写ベルト16一周分のトナーパッチの濃度データを平均し、この平均値に応じて画像濃度制御を行うと、誤差が極めて大きくなって、画像濃度ムラが顕著になることが確認できた。そして、発明者の実験によれば、各トナーパッチに対する濃度データ(電圧値)が濃度データの平均値(電圧値)±0.25V以上となった際に上述のようにして、画像濃度制御を行えば、特に有効であることが確認できた。
感光体ドラムが露光された後、現像によって形成された基準トナー像が感光体ドラムから中間転写体に転写されて基準トナー像が中間転写体上で検出されるまでの時間を第1の計測時間として計測して、その後、再度基準トナー像が検出されるまでの時間を第2の計測時間として計測して、第1及び第2の計測時転写体の周長の変動を把握して、地肌濃度が検出された中間転写体の位置に画像濃度制御用トナー像を形成できる結果、新たなセンサーを追加することなく、地肌濃度及びトナー像濃度に応じて精度よく画像濃度制御を行うことができ、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置における画像濃度制御に適用できる。
本発明による画像形成装置の実施例1を概略的に示す図である。 図1に示す画像形成装置において中間転写ベルト及び感光体ドラムを示す図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる現像装置の一例を感光体ドラムとともに示す図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる中間転写ベルトの駆動制御系を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる濃度センサーの一例を示す図である。 印字率と濃度センサー出力との関係を示す図である。
符号の説明
11 画像形成装置
12〜15 画像形成ユニット
12a〜15a 感光体ドラム
16 中間転写ベルト
17 駆動ローラ
18 従動ローラ
19 バックアップローラ
20 押圧ローラ体
21 濃度センサー
22a〜22d 1次転写ローラ
23 給紙装置
26 2次転写ローラ
27 定着器
31 現像器
32 トナー
33 キャリア
34 磁気ブラシ
35 磁気ロール
36 トナー薄層
37 現像ロール
38 規制ブレード
41 ステッピングモータ
42 ギア列
43 コントローラ
61 転写ベルト清掃手段

Claims (4)

  1. トナー像が形成される中間転写体と、前記中間転写体の地肌濃度を検出するとともに、前記中間転写体上に形成されたトナー像の濃度を検出する濃度検出手段とを有し、前記地肌濃度及び前記トナー像の濃度に応じて画像濃度制御を行うようにした画像形成装置において、
    感光体ドラムが露光された後現像によって形成された基準トナー像が前記感光体ドラムから前記中間転写体に転写されて前記濃度検出手段によって前記基準トナー像が前記中間転写体上で検出されるまでの時間を第1の計測時間として計測し、且つ前記濃度検出手段によって該中間転写体上に形成された基準トナー像が検出された後再度前記濃度検出手段によって前記基準トナー像が検出されるまでの時間を第2の計測時間として計測して、
    前記地肌濃度を検知した時点から、[第2の計測時間−第1の計測時間]に基づいて計算される時間が経過した後に、画像濃度検出用トナー像の露光を開始することにより、前記地肌の読み取り位置に前記画像濃度検出用トナー像を形成する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、環境雰囲気が変化した際又は予め規定された印字枚数となると前記第1及び前記第2の計測時間を計測するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写体は、中間転写ベルト又は中間転写ドラムであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体に当接して前記中間転写体をクリーニングするクリーニング手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1及び前記第2の計測時間を計測する際前記クリーニング手段を前記中間転写体から離間させるようにしたことを特徴とする特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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