JP5291997B2 - 超音波モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波モータの制御装置に関する。
圧電体を備えた固定子と、回転運動を行う移動子とを備える超音波モータが知られている。超音波モータは、超音波帯(20kHz以上)の周波数を有する制御信号を圧電体へ印加して固定子上に進行波を発生させ、固定子を励振させる。超音波モータは、励振する固定子上の各点に発生する楕円運動による機械的エネルギーを移動子へ伝達し、移動子を回転させることで動力を得る。
超音波モータは、圧電体に印加される制御信号の周波数によって移動子の回転速度を制御する。しかし、超音波モータは、個体による特性のばらつきが大きい。そのため、特定の周波数に対して得られる回転速度が、個体毎によって異なり、個別に制御を行うことが必要となる。超音波モータの制御技術として、以下の技術が開示されている。
特許文献1は、圧電体に歪の少ない交流正弦波を印加するようにして、ステータに偏磨耗が発生しにくく振動波モータの長寿命化を可能にした振動波モータ駆動制御装置を開示している。特許文献1の振動波モータ駆動制御装置は、電気−機械エネルギー変換素子に周波信号を印加することで電気−機械エネルギー変換素子を励振させて駆動力を得る振動波モータの駆動制御装置において、振動波モータの動作速度を検出するエンコーダと、エンコーダにより検出された動作速度と、振動波モータの目標速度との速度差を求め、速度差信号を出力する速度差検出部と、速度差信号を基に周波数増減量を設定する周波数設定部と、目標速度に対応した基準電圧を発生する基準電圧部と、振動波モータに印加された周波信号の電圧を検出する電圧検出部と、基準電圧部で発生された基準電圧と電圧検出部で検出された電圧とを比較し、電圧差分信号を出力する比較部と、目標速度に対応した周波数を求めるとともに、周波数を、周波数設定部で設定された周波数増減量に基づき微調整し、得られた周波数と、比較部から出力された電圧差分信号に基づき決定された振幅とをもつ正弦波信号を発信する正弦波発信部と、正弦波発信部から出力された正弦波信号に基づいて、位相の異なる複数の正弦波駆動信号を発生させる駆動信号発生器と、駆動信号発生器から出力された複数の正弦波駆動信号に基づき、前記振動波モータへ周期信号を印加するモータ駆動回路とを有することを特徴とする。
特開2003−153558号公報
特許文献1の振動波モータ駆動制御装置は、超音波モータ(振動子モータ)へ入力する周波信号の周波数と振幅とを制御することによって特性を最適化するとしている。しかし、特許文献1の振動波モータ駆動制御装置は、多数の固定した回路で構成されており、回路個々の特性のばらつきに起因して、制御の精度が低い。
本発明の目的は、より広い範囲で特性の調整を行うことが可能な超音波モータ制御装置を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の超音波モータ制御装置は、制御信号を出力するマイクロコンピュータ(1)と、制御信号の電圧を昇圧して超音波モータへ出力するトランス(2)とを備え、マイクロコンピュータ(1)は、超音波モータ(3)の目標とする目標回転速度に対応した制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを目標回転速度に対応させて記憶する記憶部(12)と、D/A変換設定値に対応する振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部(141、142)と、コンペアレジスタ値に対応する周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路(161、162)と、記憶部(12)から目標回転速度に対応するD/A変換設定値とコンペアレジスタ値とを選択して、D/A変換設定値をD/A変換部(141、142)へ設定し、コンペアレジスタ値をタイマ回路(151、152)へ設定を行う設定手段(122)と、振幅制御信号とPWM信号を入力して、振幅制御信号の振幅値とPWM信号の周波数とを有する制御信号を生成する出力回路(161、162)とを具備する。
本発明のマイクロコンピュータ(1)は、超音波モータ(3)の目標とする目標回転速度に対応した超音波モータ(3)の制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを目標回転速度に対応させて記憶する記憶部(12)と、D/A変換設定値に対応する振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部(141、142)と、コンペアレジスタ値に対応する周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路(151、152)と、記憶部(12)から目標回転速度に対応するD/A変換設定値とコンペアレジスタ値とを選択して、D/A変換設定値をD/A変換部(141,142)へ設定し、コンペアレジスタ値をタイマ回路(151、152)へ設定を行う設定手段(122)と、振幅制御信号とPWM信号を入力して、振幅制御信号の振幅値とPWM信号の周波数とを有する制御信号を生成する出力回路(161,162)とを備える。
本発明の超音波モータ制御方法は、超音波モータ(3)の目標とする目標回転速度に対応した超音波モータ(3)の制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを目標回転速度に対応させて記憶するステップと、D/A変換設定値を設定するステップと、D/A変換設定値に対応する振幅値を有した振幅制御信号を生成するステップと、コンペアレジスタ値を設定するステップと、コンペアレジスタ値に対応する周波数を有したPWM信号を生成するステップと、目標回転速度に対応するD/A変換設定値とコンペアレジスタ値とを選択するステップと、振幅制御信号とPWM信号を入力して、振幅制御信号の振幅値とPWM信号の周波数とを有する制御信号を生成するステップとを具備する。
本発明の目的は、より広い範囲で特性の調整を行うことが可能な超音波モータ制御装置を提供することである。
添付図面を参照して、本発明の実施形態による超音波モータの制御装置を以下に説明する。
(第1実施形態)
はじめに、第1実施形態の説明を行う。
[構成の説明]
まず、図1から図6を用いて、第1実施形態の構成の説明を行う。図1は、第1実施形態の超音波モータ制御装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の超音波モータ制御装置は、マイクロコンピュータ1と、トランス2と、超音波モータ3と、エンコーダ4とを備える。
まず、超音波モータ3の説明を行う。超音波モータ3は、制御信号を入力する圧電体を備えた固定子と、回転運動を行う移動子を備える。超音波モータ3は、圧電体へ入力された制御信号によって固定子を励振させ、固定子の機械エネルギーを回転体へ伝達することにより回転体を回転運動させる。超音波モータ3は、従来技術によって構成されるため詳細な説明は省略する。本実施形態において、超音波モータ3は、90°の位相差を有する2相の制御信号を用いて制御される。そのため、本実施形態の超音波モータ3は、それぞれ圧電体を備えた2つの固定子を備える。超音波モータ3は、トランス2から制御信号を入力する。なお、制御信号は2相であることに限定しない。
次に、エンコーダ4の説明を行う。エンコーダ4は、超音波モータ3の現在の回転方向(以下、現在回転方向)と、現在の回転速度(以下、現在回転速度)[rpm]とを検出する。エンコーダ4は、超音波モータ3の現在回転方向と現在回転速度を符号化する。エンコーダ4は、符号化した現在回転方向と現在回転速度を後述するマイクロコンピュータ1のアップダウンカウンタ17へ出力する。エンコーダ4は、従来の技術によって構成されるため詳細な説明は省略する。
次に、トランス2の説明を行う。トランス2は、マイクロコンピュータ1から制御信号を入力して、制御信号の電圧を昇圧する。トランス2は、電圧昇圧後の制御信号を超音波モータ3へ出力する。トランス2は、従来の技術で構成されるため詳細な説明は省略する。
次に、マイクロコンピュータ1の説明を行う。図2は、本実施形態の超音波モータ制御装置の構成においてマイクロコンピュータ1をより詳細に示したブロック図である。マイクロコンピュータ1は、超音波モータ3の制御信号を出力する。マイクロコンピュータ3は、図示されない外部からの駆動命令を入力する。マイクロコンピュータ1は、駆動命令で命令された超音波モータ3の目標とする回転方向(以下、目標回転方向)と目標とする回転速度(以下、目標回転速度)に基づいて超音波モータ3の制御信号を生成する。また、マイクロコンピュータ1は、エンコーダ4から、符号化された現在回転方向と現在回転速度を入力する。マイクロコンピュータ1は、現在回転方向と目標回転方向、および現在回転速度と目標回転速度の差分に基づいて、制御信号の特性を補正する。マイクロコンピュータ1は、制御信号をトランス2へ出力する。
マイクロコンピュータ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、フラッシュメモリ12と、RAM(Random Access Memory)13と、D/A(Digital/Analog)変換部141、142と、タイマ151、152と、出力回路161、162と、アップダウンカウンタ17と、内部バス18とを備える。CPU11と、フラッシュメモリ12と、RAM13と、D/A変換部141、142と、タイマ151、152と、出力回路161、162と、アップダウンカウンタ17は、それぞれ内部バス18と接続されており、内部バス18を使用してデータの送受信が可能である。また、各構成部位は、外部から電源(VDD)を入力して駆動する。なお、本実施形態において、マイクロコンピュータ1は、D/A変換部141と、タイマ152と、出力回路162を、2構成分備えている。これは、本実施形態において超音波モータ3が、圧電体を2構成備えており、制御信号を2入力必要とするためである。仮に、超音波モータ3が圧電体を4構成備える場合には、制御信号も4入力必要となる。その場合には、マイクロコンピュータ1は、D/A変換部141と、タイマ151と、出力回路161を4構成備え、制御信号は4出力となる。つまり、マイクロコンピュータ1は、D/A変換部141と、タイマ151と、出力回路161を、超音波モータ3の圧電体の構成数(すなわち、制御信号の入力数)と同じ数を備えることに留意されたい。
まず、CPU11は、マイクロコンピュータ1の制御を行う。CPU11は、フラッシュメモリ12に記憶された制御用のプログラムを実行することによってマイクロコンピュータ1の機能を実現する。
次に、フラッシュメモリ12は、マイクロコンピュータ1の機能を実現するための制御プログラムとデータを記憶している。なお、フラッシュメモリはROM(Read Only Memory)等、その他の不揮発性メモリで構成される場合がある。フラッシュメモリ12は、データ記憶部121と、設定手段122と、算出手段123とを備える。
データ記憶部121は、D/A変換設定値と、コンペアレジスタ値を記憶する。D/A変換設定値は、後述するD/A変換部141、142のD/A変換設定レジスタ1411、1421へ設定するためのデータである。D/A変換設定値は、D/A変換1412、1422の出力する振幅制御信号の振幅値(電圧値)を決定するために用いる。また、コンペアレジスタ値は、後述するタイマ151、152のコンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ設定するためのデータである。コンペアレジスタ値は、コンペアレジスタ1512、1522が出力するロウ・レベル信号と、コンペアレジスタ1513、1523が出力するパルス幅制御信号の出力タイミングを決定するために用いる。
D/A変換設定値とコンペアレジスタ値には、基準値(以下、基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値)と補正値(以下、補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値)とが存在する。以下、特に明示しない場合は、D/A変換設定値と表記した場合は、基準D/A変換設定値と補正D/A変換設定値とを含み、コンペアレジスタ値と表記した場合は、基準コンペアレジスタ値と補正コンペアレジスタ値とをを含む。基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値は、基準となる超音波モータ3の特性に基づいて決定した値である。基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値は、基準となる超音波モータ3においての目標回転速度、および目標回転方向に対応する制御信号の周波数と振幅値を示している。基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値は、多数の統計的なデータから求められた基準となる超音波モータ3の特性に基づいて決定される。基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値は、目標回転速度と目標回転方向と、目標回転速度と目標回転方向に対応する周波数と振幅値とに、それぞれ対応させて予めデータ記憶部121へ記憶されている。
一方、補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値は、基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値からの補正値である。補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値は、基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値によって超音波モータ3を駆動した後、超音波モータ3の特性である現在回転速度、及び現在回転方向が、目標回転速度、及び目標回転方向と一致しない場合に、算出手段123によって算出される。つまり、補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値は、実際に制御を行う超音波モータ3の目標回転速度、及び目標回転方向に対応する制御信号の特性である。補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値は、算出手段123によって算出されると、データ記憶部121へ記憶される。
設定手段122は、D/A変換設定値を、D/A変換設定レジスタ1411、1421へ設定する。設定手段122は、制御用のプログラムであり、CPU11によって実行される。また、設定手段122は、コンペアレジスタ値を、コンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ設定する。設定手段122は、目標回転方向、及び目標回転速度に対応する制御信号の特性である、設定すべき周波数(以下、設定周波数)、及び振幅値(以下、設定振幅値)を、フラッシュメモリ12のデータ記憶部121から特定する。設定手段122は、制御信号の設定振幅値に対応するD/A変換設定値をデータ記憶領域122から取得して、D/A変換設定レジスタ1411、1421へ設定する。また、設定手段122は、制御信号の設定周波数に対応するコンペアレジスタ値をデータ記憶領域122から取得して、コンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ設定する。設定手段122は、D/A変換設定値及びコンペアレジスタ値をデータ記憶部121から取得する時、データ記憶部121に、目標回転方向、及び目標回転速度に対応する補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値が記憶されている場合、補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値を取得する。補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値は、実際に制御を行う超音波モータ3の特性に応じて補正されたデータであるため、より正確な制御が行えるためである。また、データ記憶部121は、フラッシュメモリ12に記憶されているため、マイクロコンピュータ1の電源をOFFにした後にも補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値は保持されている。このため、設定手段122は、補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値を用いることで、より適切な設定データを設定することができる。なお、設定手段122は、D/A変換設定値及びコンペアレジスタ値をデータ記憶部121から取得する時、データ記憶部121に、目標回転方向、及び目標回転速度に対応する補正D/A変換設定値、及び補正コンペアレジスタ値が記憶されていない場合には、基準D/A変換設定値、及び基準コンペアレジスタ値を取得する。
また、設定手段122は、D/A変換設定値とコンペアレジスタ値を設定すると、目標回転速度、及び目標回転方向の値を算出手段123へ出力する。この場合に、設定手段122は、設定周波数と設定振幅値を共に算出手段123へ出力する。なお、設定手段122は、設定周波数と設定振幅値に変えて、D/A変換設定レジスタ1411、1421へ設定したD/A変換設定値と、コンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ設定したコンペアレジスタ値とを出力しても良い。
算出手段123は、補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を算出する。算出手段123は、制御用のプログラムであり、CPU11によって実行される。算出手段123は、エンコーダ4が出力して、アップダウンカウンタ17に記憶された現在回転速度、及び現在回転方向を取得する。また、算出手段123は、設定手段122から目標回転速度、及び目標回転方向を取得する。算出手段123は、現在回転速度と目標回転速度に基づいて差分回転速度を算出する。また、算出手段123は、現在回転方向と目標回転方向に基づいて差分回転方向を算出する。算出手段123は、差分回転速度と差分回転方向に基づいて、目標回転速度、及び目標回転方向を得るために必要な、補正後の周波数(以下、補正周波数)、及び補正後の振幅値(以下、補正振幅値)を算出する。さらに、算出手段123は、目標回転速度、及び目標回転方向を得るために必要な、補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を算出する。算出手段123は、算出した補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を、目標回転速度、及び目標回転方向にそれぞれ対応させて、フラッシュメモリ12のデータ記憶部121へ記憶する。なお、算出手段123による、補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値の算出方法は、これに限定しない。
算出手段123は、設定周波数と補正周波数、及び設定振幅値と補正振幅値をそれぞれ比較する。算出手段123は、設定振幅値と補正振幅値に差が無く、設定周波数と補正周波数に差が有る場合には、周波数の補正のみで調整が可能であると判定する。一方、算出手段123は、設定振幅値と補正振幅値、及び設定周波数と補正周波数の双方に差が有る場合には、周波数と振幅値の双方の調整が必要と判定する。算出手段123は、判定結果を設定手段122へ通知する。
次に、RAM13は、CPU11がフラッシュメモリ12に記憶された制御用プログラムを実行する時に、CPU11によって制御用プログラムを一時的に記憶される。
次に、D/A変換部141は、D/A変換設定値に基づいて振幅制御信号を出力する。D/A変換部141は、D/A変換設定レジスタ1411と、D/A変換1412とを備える。D/A変換設定レジスタ1411は、設定手段122によってD/A変換設定値を書き込まれる。D/A変換1412は、D/A変換設定レジスタ1411からD/A変換設定値を取得して、D/A変換設定値に対応する振幅値(電圧値)を有する振幅制御信号を算出する。D/A変換1412は、例えば、マイクロコンピュータ1が8ビットマイコンであるとすると、振幅制御信号の振幅値(電圧値)を、「出力電圧=アナログ基準電圧×m/256」で算出する。つまり、仮にアナログ基準電圧が3.0Vで、D/A変換設定レジスタ1411に設定されたD/A変換設定値が「00001111b(10進数で15)」である場合、D/A変換1412は、「3.0×15/256≒0.18」と算出する。この場合、D/A変換1412は、電圧値「0.18V」を振幅とする振幅制御信号を出力回路1161へ出力する。このように、D/A変換1412は、D/A変換設定レジスタ1411へ設定されたD/A変換設定値に基づいて、振幅制御信号の振幅値(電圧値)を変化できる。D/A変換1412が出力する振幅制御信号の振幅値(電圧値)が、出力回路161の出力する超音波モータ3の制御信号の振幅となる。なお、D/A変換1412が電圧値を算出する算出方法はこれに限定しない。
また、D/A変換部142は、D/A変換部141と同様である。すなわち、D/A変換設定レジスタ1421は、設定手段122によってD/A変換設定値を書き込まれる。D/A変換1422は、D/A変換設定レジスタ1421からD/A変換設定値を取得して振幅値(電圧値)を算出し、当該電圧値を振幅とする振幅制御信号を出力回路162へ出力する。D/A変換1422が出力する振幅制御信号の振幅値(電圧値)が、出力回路162の出力する超音波モータ3の制御信号の振幅となる。
次に、タイマ151は、コンペアレジスタ値に基づいて、PWM信号を出力する。タイマ151は、カウンタ1511と、コンペアレジスタ1512、1513と、制御回路1514とを備える。カウンタ1511は、一定周期でカウントを継続し、カウント値を出力する。コンペアレジスタ1512、1513は、設定手段122によって、それぞれコンペアレジスタ値を書き込まれる。コンペアレジスタ1512、1513は、それぞれに設定されたコンペアレジスタ値と、カウンタの出力するカウント値とを比較する。コンペアレジスタ1512、1513は、それぞれ設定されたコンペアレジスタ値と、カウンタのカウント値が一致する時に、カウンタ1511と、制御回路1514へ信号を出力する。制御回路1514は、コンペアレジスタ1512、1513からの信号に基づいて、PWM信号を出力する。コンペアレジスタ1512の出力する信号は、制御回路1514へのパルス幅制御信号(図2の出力a)となる。また、コンペアレジスタ1513の出力した信号は、制御回路1514へのロウ・レベル信号(図2の出力b)となる。カウンタ1511は、コンペアレジスタ1512の設定値とカウント値が一致するとカウント値をリセットする。カウンタ1511は、カウントリセットしてカウント値を「0」に戻した後、再びカウントを開始する。つまり、カウンタ1511は、カウント「0」から、コンペアレジスタ1512のコンペアレジスタ値の設定値と同じ値まで、カウントを繰り返す。制御回路1514は、パルス幅制御信号を入力すると、予め定めた高電圧レベル(以下、H出力)を出力する。一方、制御回路1514は、ロウ・レベル信号を入力すると、予め定められた低電圧レベル(以下、L出力)を出力する。つまり、制御回路1514は、パルス幅制御信号を入力した後、ロウ・レベル信号を入力するまで「H出力」を継続する。このように、制御回路1514は、コンペアレジスタ1512からのパルス幅制御信号と、コンペアレジスタ1513からのロウ・レベル信号によって、PWM信号の周期とパルス幅を決定する。コンペアレジスタ1512、1513は、設定されるコンペアレジスタ値によってパルス幅制御信号およびロウ・レベル信号の出力タイミングを変化させることができる。このことから理解できるとおり、コンペアレジスタ1512へ設定されるコンペアレジスタ値と、コンペアレジスタ1513へ設定されるコンペアレジスタ値は、それぞれ異なる値であり、この値の調整はそれぞれに対して行う必要がある。なお、PWM信号における「H出力」と「L出力」の実際の電圧レベルは、PWM信号を入力する出力回路の動作電圧によって定まる。そのため、本実施形態では、PWM信号の電圧レベルは特に限定しない。制御回路1514が出力するPWM信号の周期とパルス幅が、出力回路161の出力する超音波モータ3の制御信号の周波数となる。
また、タイマ152は、タイマ151と同様である。すなわち、コンペアレジスタ1522は、設定手段122によってコンペアレジスタ値を書き込まれる。コンペアレジスタ1522は、コンペアレジスタ値とカウンタ1521のカウント値が一致するとパルス幅制御信号(図2の出力c)を制御回路1524へ出力する。また、コンペアレジスタ1523は、設定手段122によってコンペアレジスタ値を書き込まれる。コンペアレジスタ1523は、コンペアレジスタ値とカウンタ1521のカウント値が一致するとロウ・レベル信号(図2の出力d)を制御回路1524へ出力する。制御回路1524は、ロウ・レベル信号とパルス幅制御信号とに基づいてPWM信号を出力回路162へ出力する。制御回路1524が出力するPWM信号の周期とパルス幅が、出力回路162の出力する超音波モータ3の制御信号の周波数となる。
次に、出力回路161は、制御回路1514が出力するPWM信号と、D/A変換1412が出力する振幅制御信号に基づいて、超音波モータ3の制御信号を出力する。図3は、出力回路161の一構成例を示している。図3は、出力回路161が、Nchオープンドレインによって構成される場合の一例を示している。図3の出力回路において、制御回路1514の出力はNchオープンドレインのゲート電極へ接続されている。D/A変換1412の出力は、プルアップ抵抗R100を介してNchオープンドレインのドレイン電極と接続されており、トランス2への出力となっている。ソース電極は、グランド(以下、GND)が取られている。つまり、制御回路1514の出力するPWM信号が、D/A変換1412からの振幅制御信号をトランス2へ出力するためのスイッチの役割を果たす構成となっている。出力回路161は、制御回路1514からのPWM信号が「H出力」である場合、スイッチはON状態となってGNDと接続され、トランス2への出力は低電圧レベル出力(以下、Lo出力)となる。一方、出力回路161は、制御回路1514からのPWM出力が「L出力」である場合、スイッチはOFF状態となり、D/A変換1412の振幅制御信号の振幅値(電圧値)がトランス2への出力となる。このように構成することで、出力回路161は、PWM信号の周波数と、振幅制御信号の電圧値を振幅として有する制御信号を出力することができる。なお、図3は、出力回路161の一構成例であり、出力回路161は、PWM信号が「H出力」の場合に振幅制御信号の電圧値を制御信号の振幅とし、PWM信号が「L出力」の場合に「Lo出力」を制御信号の振幅となるように構成してもよい。この場合にも、コンペアレジスタ1512、1513へ設定するコンペアレジスタ値との調整によって、対応することが可能である。
また、出力回路162は、出力回路161と同様である。すなわち、出力回路162は、制御回路1524が出力するPWM信号と、D/A変換1422が出力する振幅制御信号に基づいて、超音波モータ3の制御信号を出力する。
出力回路161と出力回路162の出力する制御信号は、90°の位相差を有する。出力回路161と出力回路162との制御信号の位相差の調整は、コンペアレジスタ1512、1513、1522、1523にそれぞれ設定されるコンペアレジスタ値を調整することによって行う。
図4は、D/A変換部141と、タイマ151と、出力回路161における、それぞれの信号出力関係の一例を示している。縦軸は各信号の出力状態を示しており、横軸は時刻の経過を示している。カウンタ1511は、「000」から「FFF」の間でカウントを行う。コンペアレジスタ1512、1513は、コンペアレジスタ値として「000」から「FFF」の間の値が設定されている。コンペアレジスタ1512、1513は、それぞれ設定されたコンペアレジスタ値とカウンタ151のカウントが一致するかを比較している。
まず、時刻aにおいて、カウンタ1511は、コンペアレジスタ1512の設定値とカウント値が一致するとカウント値を「0」へリセットする。コンペアレジスタ1512は、設定されたコンペアレジスタ値とカウンタ1511のカウント値が一致すると、制御回路1514へのパルス制御信号を出力する。制御回路1514は、コンペアレジスタ1512からパルス幅制御信号を入力すると、PWM信号を「H出力」で出力する。出力回路161は、PWM信号の「H出力」を入力すると「Lo出力」を制御信号としてトランス2へ出力する。
次に、時刻aから時刻bにおいて、この間、制御回路1514は、PWM信号の「H出力」を継続する。そのため、出力回路161は、制御信号として「Lo出力」をトランス2へ出力し続ける。
次に、時刻bにおいて、コンペアレジスタ1513は、設定されたコンペアレジスタ値とカウンタ1511のカウントが一致すると、ロウ・レベル信号を出力する。制御回路1514は、ロウ・レベル信号を入力すると、PWM信号を「L出力」とする。出力回路151は、PWM信号を「L出力」を入力すると、D/A変換1412からの振幅制御信号の振幅値(図4では電圧α)を制御信号としてトランス2へ出力する。
次に、時刻bから時刻cにおいて、制御回路1514は、PWM信号の「L出力」を継続する。そのため、出力回路161は、制御信号としてD/A変換1412からの振幅制御信号の振幅値(図4では電圧α)をトランス2へ出力し続ける。
次に、時刻cにおいて、カウンタ1511は、コンペアレジスタ1512の設定値とカウント値が一致するとカウント値を「0」へリセットする。コンペアレジスタ1512は、設定されたコンペアレジスタ値とカウンタ1511のカウント値が一致すると、制御回路1514へのパルス制御信号を出力する。制御回路1514は、コンペアレジスタ1512からパルス幅制御信号を入力すると、PWM信号を「H出力」で出力する。出力回路161は、PWM信号の「H出力」を入力すると「Lo出力」をトランス2へ出力する。
このようにして、出力回路161は、時刻aから時刻cまでを一周期として、D/A変換1412の振幅制御信号の振幅を有する制御信号を出力することができる。同様に、時刻cから時刻eまでが、一周期となる。
また、D/A変換部142と、タイマ152と、出力回路162におけるそれぞれの信号出力関係は、上記説明と同様となる。なお、出力回路161と出力回路162の制御信号は、90°の位相差を有して出力される。そのため、タイマ151のコンペアレジスタ1512、1513と、タイマ152のコンペアレジスタ1522、1523は、設定されるコンペアレジスタ値によって、位相差を実現する。
次に、アップダウンカウンタ17は、エンコーダ4から符号化された超音波モータ3の現在回転方向と現在回転速度を入力して記憶する。
ここで、図5、図6を使用して、超音波モータ3の制御信号特性と制御信号特性の補正について説明を行う。図5、図6は、いずれも超音波モータ3の制御信号特性の補正を説明するための図である。図5、図6のグラフは、いずれも横軸は周波数、縦軸は振幅である。
超音波モータ3は、制御信号の周波数を変更すると回転速度が変化する。具体的には、超音波モータ3は、周波数を下げると回転速度が上がり、周波数を上げると回転速度が下がる。また、超音波モータ3は、制御信号の振幅を変更すると、回転トルクが変化する。具体的には、超音波モータ3は、制御信号の振幅が上がると回転トルクが上がり回転速度が上がる。一方、超音波モータ3は、制御信号の振幅が下がると回転トルクが下がり回転速度が下がる。
しかし、前述したように、超音波モータ3は、個体によって特性のばらつきがある。そのため、同じ振幅で、同じ周波数の制御信号を用いて超音波モータ3を駆動しても回転速度が同じになるとは限らない。そのため、実際に超音波モータ3を駆動した時に、現在回転速度と現在回転方向が、目標回転速度と目標回転方向とそれぞれ一致しない場合には、制御信号の特性を補正する必要がある。
図5に示す特性を有する超音波モータ3において、目標回転速度βに対する設定周波数aと設定振幅値V0が定められているとする。つまり、超音波モータ3は、周波数aと振幅V0を有する制御信号によって駆動すれば、目標回転速度βを得られることを意味する。図5を参照すると、目標回転速度βは、点cの特性を有する制御信号によって得られるはずである。しかし、実際には、超音波モータ3の個体毎における特性の違いによって、目標回転速度βを得られない。
例えば、この時、算出手段133は、差分回転速度と差分回転方向から補正周波数bと補正振幅値V0算出したする。つまり、目標回転速度βは、d点の特性を有する制御信号によって得られることを意味する。この場合、制御信号の特性は、制御信号の周波数を、周波数aから補正周波数bへ変更すればよい。
一方、周波数の補正のみでは対応できない場合がある。図6に示す特性を有する超音波モータ3において、算出手段133は、差分回転速度と差分回転方向から、補正周波数b’と補正振幅値V1を算出したとする。つまり、目標回転速度βは、d’点の特性を有する制御信号によって得られることを意味する。この場合、制御信号の特性は、制御信号の周波数を周波数a’から周波数b’へ変更するに加えて、振幅値V0’から振幅値V1への変更も必要となる。
本実施形態では、出力回路161、162が出力する制御信号において、コンペアレジスタ1512、1513、1522、1523に設定するコンペアレジスタ値を調整することで周波数を変更し、D/A変換レジスタ1411、1421に設定するD/A変換設定値を調整することで振幅を変更することができる。そのため、制御信号の周波数のみで超音波モータ3の特性を調整する場合に比べて、より広い範囲で超音波モータ3の特性を調整することが可能となる。
以上が、本実施形態における超音波モータ制御装置の構成の説明である。このように構成を行うことによって、本実施形態の超音波モータ制御装置は、設定手段122により設定されたD/A変換設定値に基づいてD/A変換部141、142から出力される振幅制御信号と、設定手段122によって設定されたコンペアレジスタ値に基づいてタイマー151、152から出力されるPWM信号に基づいて、出力回路161、162が制御信号の振幅値と周波数を調整することが可能となる。また、算出手段123は、アップダウンカウンタ17が記憶する超音波モータ3の現在回転速度と現在回転方向を取得して、目標回転速度と目標回転方向との差分を算出して、制御信号の特性を補正するために、補正周波数と補正振幅値を算出する。さらに、算出手段123は、補正周波数を生成するための補正コンペアレジスタ値と、補正振幅値を生成するための補正D/A変換設定値を算出してデータ記憶部121へ保存する。設定手段122は、補正コンペアレジスタ値をコンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ設定し、補正D/A変換設定値をD/A変換設定レジスタ1411と1421へ設定する。出力回路161と162は、補正周波数と補正振幅値を有する制御信号を出力することができるため、超音波モータ3は、目標回転速度と目標回転方向を得ることができる。よって、制御対象である超音波モータ3が交換等によって、特性が異なる超音波モータ3となったとしても、マイクロコンピュータ1が制御信号の特性を調整することで、目標回転速度と目標回転方向を得ることができる。
また、D/A変換設定値、及びコンペアレジスタ値は、フラッシュメモリ12へ保存されているため、マイクロコンピュータ1が電源OFF状態となっても、補正コンペアレジスタ値及び補正D/A変換設定値は消失することが無い。そのため、再度、マイクロコンピュータ1の電源が投入された場合には、マイクロコンピュータ1は、補正コンペアレジスタ値及び補正D/A変換設定値を使用して超音波モータ3を使用できる。
さらに、マイクロコンピュータ1が備える各構成部位は、マイクロコンピュータ1の周辺回路として構成されるため、固定された制御回路を用いて構成する場合に比べ、消費電力を抑えることが可能となる。
[動作方法の説明]
次に図7を使用して本実施形態の超音波モータ制御装置における動作方法の説明を行う。図7は、本実施形態の超音波モータ制御装置の動作フローを示している。
(ステップS10)
設定手段122は、外部からの超音波モータ3の駆動命令を受ける。設定手段122は、駆動命令に含まれた目標回転速度と目標回転方向に対応する設定周波数と設定振幅値を、フラッシュメモリ12のデータ記憶部121において特定する。設定手段122は、設定周波数と設定振幅値に対応する基準コンペアレジスタ値と基準D/A変換設定値を、フラッシュメモリ12のデータ記憶部121から取得する。設定手段122は、基準コンペアレジスタ値を、コンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ書き込む。また、設定手段122は、基準D/A変換設定値を、D/A変換設定レジスタへ書き込む。タイマ151、152は、基準コンペアレジスタ値に基づいてPWM信号を出力する。また、D/A変換部141、142は、基準D/A変換設定値に基づいて振幅制御信号を出力する。出力回路161、162は、PWM信号および振幅制御信号に基づいて制御信号を出力する。
(ステップS20)
トランス2は、制御信号の電圧を昇圧して超音波モータ3へ出力する。超音波モータ3は、制御信号を入力して駆動する。
(ステップS30)
エンコーダ4は、超音波モータ3の現在回転速度と現在回転方向を取得する。エンコーダ4は、現在回転速度と現在回転方向を符号化して、アップダウンカウンタ17へ出力する。アップダウンカウンタ17は、符号化された現在回転速度と現在回転方向を記憶する。
(ステップS40)
算出手段123は、アップダウンカウンタ17に記憶された現在回転速度と現在回転方向を取得する。また、算出手段123は、設定手段122から目標回転速度と目標回転方向を取得する。算出手段123は、目標回転速度と現在回転速度、及び目標回転方向と現在回転方向が一致しているかを判定する。判定結果が一致している場合は、ステップS80へ進む。一方、判定結果が一致していない場合は、ステップS50へ進む。
(ステップS50)
判定結果が一致していない場合、算出手段123は、差分回転速度と差分回転方向を算出する。算出手段123は、差分回転速度と差分回転方向に基づいて、目標回転速度と目標回転方向を得るための制御信号の補正周波数と補正振幅値を算出する。さらに、算出手段123は、補正周波数に対応する補正コンペアレジスタ値と、補正振幅値に対応する補正D/A変換設定値を算出する。算出手段123は、目標回転速度と目標回転方向に、補正周波数と補正振幅値を対応させて、さらに、補正周波数に補正コンペアレジスタ値を、また、補正振幅値補正に補正D/A変換設定値をそれぞれ対応させてフラッシュメモリ12のデータ記憶部121へ保存する。なお、算出手段123による補正コンペアレジスタ値と補正D/A変換設定値との算出方法は、これに限定しない。
算出手段123は、目標回転速度及び目標回転方向を得るための補正が、周波数の補正のみで対応可能であるかを判定する。制御信号の周波数の補正のみで対応可能である場合、ステップS60進む。一方、制御信号の周波数及び振幅値の補正が必要な場合は、ステップS70へ進む。
(ステップS60)
制御信号の周波数のみの補正で対応可能である場合、算出手段123は、設定手段122へ周波数の補正のみで対応可能である旨の判定結果を通知する。設定手段122は、データ記憶部121から、目標回転速度と目標回転方向に対応する補正コンペアレジスタ値を取得する。設定手段122は、補正コンペアレジスタ値をコンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ書き込む。タイマ151、152は、補正コンペアレジスタ値に基づいてPWM信号を出力する。また、D/A変換部141、142は、現在設定されているD/A変換設定値に基づいて振幅制御信号を出力する。出力回路161、162は、PWM信号および振幅制御信号に基づいて制御信号を出力する。この後、ステップS20へ戻る。
(ステップS70)
制御信号の周波数及び振幅値の補正が必要な場合、算出手段123は、設定手段122へ周波数及び振幅値の補正が必要である旨の判定結果を通知する。設定手段122は、データ記憶部121から、目標回転速度と目標回転方向に対応する補正コンペアレジスタ値と、補正D/A変換設定値とを取得する。設定手段122は、補正コンペアレジスタ値をコンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ書き込む。また、設定手段122は、補正D/A変換設定値をD/A変換設定レジスタ1411、1421へ書き込む。タイマ151、152は、補正コンペアレジスタ値に基づいてPWM信号を出力する。また、D/A変換部141、142は、補正D/A変換設定値に基づいて振幅制御信号を出力する。出力回路161、162は、PWM信号および振幅制御信号に基づいて制御信号を出力する。この後、ステップS20へ戻る。
(ステップS80)
目標回転速度と現在回転速度、及び目標回転方向と現在回転方向が、それぞれ一致すると判定した場合、算出手段123は、基準コンペアレジスタ値と基準D/A変換設定値を、補正コンペアレジスタ値と、補正D/A変換設定値として、フラッシュメモリ12のデータ記憶部121へ保存する。なお、算出手段123は、すでにステップS60、あるいはステップS70で、補正コンペアレジスタ値と、補正D/A変換設定値をデータ記憶部121へ保存している場合、保存処理を行わない。この後、設定手段122は、補正コンペアレジスタ値と補正D/A変換設定値を用いて設定を行う。
以上が、本実施形態における超音波モータ制御装置の動作方法の説明である。
このように、算出手段123は、アップダウンカウンタ17が記憶する超音波モータ3の現在回転速度と現在回転方向を取得して、目標回転速度と目標回転方向との差分を算出して、制御信号の特性を補正するために、補正周波数と補正振幅値を算出する。さらに、算出手段123は、補正周波数を生成するための補正コンペアレジスタ値と、補正振幅値を生成するための補正D/A変換設定値を算出してデータ記憶部121へ保存する。設定手段122は、補正コンペアレジスタ値をコンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ設定し、補正D/A変換設定値をD/A変換設定レジスタ1411と1421へ設定する。出力回路161と162は、補正周波数と補正振幅値を有する制御信号を出力することができるため、超音波モータ3は、目標回転速度と目標回転方向を得ることができる。よって、制御対象である超音波モータ3が交換等によって、特性が異なる超音波モータ3となったとしても、マイクロコンピュータ1が制御信号の特性を調整することで、目標回転速度と目標回転方向を得ることができる。
また、D/A変換設定値、及びコンペアレジスタ値は、フラッシュメモリ12へ保存されているため、マイクロコンピュータ1が電源OFF状態となっても、補正コンペアレジスタ値及び補正D/A変換設定値は消失することが無い。そのため、再度、マイクロコンピュータ1の電源が投入された場合には、マイクロコンピュータ1は、補正コンペアレジスタ値及び補正D/A変換設定値を使用して超音波モータ3を使用できる。
以上が、第1実施形態の説明である。
(第2実施形態)
次に、図8を使用して本発明の第2実施形態の説明を行う。図8は、第2実施形態の超音波モータ制御装置の構成を示すブロック図である。第2実施形態の超音波モータ制御装置は、第1実施形態における超音波モータ制御装置とほぼ同様の構成である。そのため、第1実施形態と同様の部分については説明を省略し、違いを有する部分を中心に説明を行う。
本実施形態の超音波モータ制御装置は、マイクロコンピュータ1のD/A変換部143が、第1実施形態と異なる。第1実施形態において、マイクロコンピュータ1は、出力回路161へ振幅制御信号を出力するD/A変換部141と、出力回路162へ振幅制御信号を出力するD/A変換部142とを備えていた。本実施形態において、マイクロコンピュータ1は、出力回路161及び出力回路162の両方へ振幅制御信号を出力するD/A変換部142のみを備える。D/A変換部143は、D/A変換設定レジスタ1431と、D/A変換1432とを備える。D/A変換設定レジスタ1431は、D/A変換設定レジスタ1411、1422と同様である。また、D/A変換1432は、D/A変換1412、1422と同様である。そのため、D/A変換設定レジスタ1431と、D/A変換1432の機能の説明は省略する。
出力回路161、162が出力する制御信号の振幅値は、通常、同じ電圧レベルを有している。この点に着目して、本実施形態において、D/A変換1432は、振幅制御信号を、出力回路161と出力回路162の双方へ出力する。そのため、出力回路161、162が出力する制御信号の振幅値は、双方とも同じ値となる。
これによって、マイクロコンピュータ1の消費電力とを抑えることができ、また、発熱を抑える効果を得ることができる。
以上が、第2実施形態における超音波モータ制御装置の説明である。
ここまで、本発明の説明を行ってきた。本発明によれば、マイクロコンピュータ1は、D/A変換設定レジスタ1411、1421,1431へ設定するD/A変換設定値と、コンペアレジスタ1512、1513、1522、1523へ設定するコンペアレジスタ値とを調整することによって、超音波モータ3の制御信号の周波数と振幅とを調整することができる。そのため、超音波モータ3特性の調整幅を広くとることが可能であり、超音波モータ3の交換や、経年劣化等による特性の変化を吸収して制御を行うことができる。
また、制御信号の調整に必要となるD/A変換設定値、及びコンペアレジスタ値は、フラッシュメモリ12へ保存されているため、マイクロコンピュータ1が電源OFF状態となっても、補正コンペアレジスタ値及び補正D/A変換設定値は消失することが無い。そのため、再度、マイクロコンピュータ1の電源が投入された場合には、マイクロコンピュータ1は、補正コンペアレジスタ値及び補正D/A変換設定値を使用して超音波モータ3を使用できる。
さらに、マイクロコンピュータ1が備える各構成部位は、マイクロコンピュータ1の周辺回路として構成されるため、固定された制御回路を用いて構成する場合に比べ、消費電力を抑えることが可能となる。
実施の形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
第1実施形態の超音波モータ制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の超音波モータ制御装置の構成においてマイクロコンピュータ1をより詳細に示したブロック図である。 出力回路161の一構成例を示す図である。 D/A変換部141と、タイマ151と、出力回路161における、それぞれの信号出力関係の一例を示す図である。 超音波モータ3の制御信号特性の補正を説明するための図である。 超音波モータ3の制御信号特性の補正を説明するための図である。 本実施形態の超音波モータ制御装置の動作フローである。 第2実施形態の超音波モータ制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 マイクロコンピュータ
2 トランス
3 超音波モータ
4 エンコーダ
11 CPU
12 フラッシュメモリ
13 RAM
17 アップダウンカウンタ
18 内部バス
100 プルアップ抵抗R
121 データ記憶領域
122 設定手段
123 算出手段
141 D/A変換部
142 D/A変換部
143 D/A変換部
151 タイマ
152 タイマ
161 出力回路
162 出力回路
1411 D/A変換設定レジスタ
1412 D/A変換
1421 D/A変換設定レジスタ
1422 D/A変換
1431 D/A変換設定レジスタ
1432 D/A変換
1512 コンペアレジスタ
1513 コンペアレジスタ
1514 制御回路
1521 カウンタ
1522 コンペアレジスタ
1523 コンペアレジスタ
1524 制御回路

Claims (10)

  1. 制御信号を出力するマイクロコンピュータと、
    前記制御信号の電圧を昇圧して超音波モータへ出力するトランス
    を備え、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と
    を具備し、
    前記タイマ回路は、カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値が設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定する
    超音波モータ制御装置。
  2. 制御信号を出力するマイクロコンピュータと、
    前記制御信号の電圧を昇圧して超音波モータへ出力するトランスと、
    前記超音波モータの現在回転速度を検出するエンコーダ
    を備え、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と、
    前記マイクロコンピュータは、前記現在回転速度と前記目標回転速度の差分に基づいて、前記目標回転速度を得るために必要となる補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を算出し、補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を前記目標回転速度に対応させて前記記憶部へ保存する算出手段
    を具備し、
    前記タイマ回路は、カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値が設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定し、
    前記設定手段は、前記目標回転速度に対応する前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値が前記記憶部に保存されている場合には、前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値を選択して、前記補正D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記補正コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う
    超音波モータ制御装置。
  3. 制御信号を出力するマイクロコンピュータと、
    前記制御信号の電圧を昇圧して超音波モータへ出力するトランスと
    を備え、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と
    を具備し、
    前記タイマ回路は、カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値が設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定し、
    前記マイクロコンピュータは、前記超音波モータが備える圧電体の数と同数の前記D/A変換部と、前記タイマ回路と、前記出力回路を具備する
    超音波モータ制御装置。
  4. 制御信号を出力するマイクロコンピュータと、
    前記制御信号の電圧を昇圧して超音波モータへ出力するトランスと、
    前記超音波モータの現在回転速度を検出するエンコーダと
    を備え、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と、
    前記マイクロコンピュータは、前記現在回転速度と前記目標回転速度の差分に基づいて、前記目標回転速度を得るために必要となる補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を算出し、補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を前記目標回転速度に対応させて前記記憶部へ保存する算出手段と
    を具備し、
    前記設定手段は、前記目標回転速度に対応する前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値が前記記憶部に保存されている場合には、前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値を選択して、前記補正D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記補正コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行い
    前記マイクロコンピュータは、前記超音波モータが備える圧電体の数と同数の前記D/A変換部と、前記タイマ回路と、前記出力回路を具備し、
    前記タイマ回路は、
    カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値を設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定する
    超音波モータ制御装置。
  5. 前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した超音波モータの前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と
    を備え
    前記タイマ回路は、カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値を設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定する
    マイクロコンピュータ。
  6. 前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した超音波モータの前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と、
    前記現在回転速度と前記目標回転速度の差分に基づいて、前記目標回転速度を得るために必要となる補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を算出し、補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を前記目標回転速度に対応させて前記記憶部へ保存する算出手段
    を具備し、
    前記タイマ回路は、カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値を設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定し、
    前記設定手段は、前記目標回転速度に対応する前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値が前記記憶部に保存されている場合には、前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値を選択して、前記補正D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記補正コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う
    マイクロコンピュータ。
  7. 前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した超音波モータの前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と
    を備え、
    前記タイマ回路は、カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値を設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定し、
    前記マイクロコンピュータは、前記超音波モータが備える圧電体の数と同数の前記D/A変換部と、前記タイマ回路と、前記出力回路を具備する
    マイクロコンピュータ。
  8. 前記超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した超音波モータの前記制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶する記憶部と、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するD/A変換部と、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するタイマ回路と、
    前記記憶部から前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択して、前記D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行う設定手段と、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成する出力回路と、
    前記現在回転速度と前記目標回転速度の差分に基づいて、前記目標回転速度を得るために必要となる補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を算出し、補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を前記目標回転速度に対応させて前記記憶部へ保存する算出手段と
    を備え、
    前記設定手段は、前記目標回転速度に対応する前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値が前記記憶部に保存されている場合には、前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値を選択して、前記補正D/A変換設定値を前記D/A変換部へ設定し、前記補正コンペアレジスタ値を前記タイマ回路へ設定を行い、
    前記タイマ回路は、カウントを行ってカウント値を出力するカウンタと、第一コンペアレジスタと、第二コンペアレジスタと、制御回路を備え、
    前記第一コンペアレジスタと、前記第二コンペアレジスタは、それぞれ異なる値の前記コンペアレジスタ値を設定され、
    前記第一コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力し、
    前記第二コンペアレジスタは、設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力し、
    前記制御回路は、前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定し、
    前記マイクロコンピュータは、前記超音波モータが備える圧電体の数と同数の前記D/A変換部と、前記タイマ回路と、前記出力回路を具備する
    マイクロコンピュータ。
  9. 超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した前記超音波モータの制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶するステップと、
    前記D/A変換設定値を設定するステップと、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するステップと、
    前記コンペアレジスタ値を設定するステップと、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するステップと、
    前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択するステップと、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成するステップと
    を具備し、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するステップは、
    カウントを行ってカウント値を出力するステップと、
    設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力するステップと、
    設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力するステップと、
    前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定するステップと
    を含む
    超音波モータ制御方法。
  10. 超音波モータの目標とする目標回転速度に対応した前記超音波モータの制御信号の周波数を決定するためのコンペアレジスタ値と、振幅値を決定するためのD/A変換設定値とを前記目標回転速度に対応させて記憶するステップと、
    前記D/A変換設定値を設定するステップと、
    前記D/A変換設定値に対応する前記振幅値を有した振幅制御信号を生成するステップと、
    前記コンペアレジスタ値を設定するステップと、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するステップと、
    前記目標回転速度に対応する前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択するステップと、
    前記振幅制御信号と前記PWM信号を入力して、前記振幅制御信号の振幅値と前記PWM信号の周波数とを有する前記制御信号を生成するステップと、
    前記現在回転速度と前記目標回転速度の差分に基づいて、前記目標回転速度を得るために必要となる補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を算出するステップと、
    補正D/A変換設定値と補正コンペアレジスタ値を前記目標回転速度に対応させて保存するステップと
    を備え、
    前記コンペアレジスタ値に対応する前記周波数を有したPWM信号を生成するステップは、
    カウントを行ってカウント値を出力するステップと、
    設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにロウ・レベル信号を出力するステップと、
    設定された前記コンペアレジスタ値と前記カウント値が一致するときにパルス幅制御信号を出力するステップと、
    前記ロウ・レベル信号と前記パルス幅制御信号を入力するタイミングに基づいて、前記PWM信号の周波数を決定するステップと
    を含み、
    前記D/A変換設定値と前記コンペアレジスタ値とを選択するステップは、
    前記目標回転速度に対応する前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値が保存されている場合には、前記補正D/A変換設定値と前記補正コンペアレジスタ値を選択するステップ
    を含む
    超音波モータ制御方法。
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