JP3220365B2 - 超音波モータの速度制御方式 - Google Patents

超音波モータの速度制御方式

Info

Publication number
JP3220365B2
JP3220365B2 JP25975395A JP25975395A JP3220365B2 JP 3220365 B2 JP3220365 B2 JP 3220365B2 JP 25975395 A JP25975395 A JP 25975395A JP 25975395 A JP25975395 A JP 25975395A JP 3220365 B2 JP3220365 B2 JP 3220365B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic motor
capacitance
motor
frequency
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25975395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09103082A (ja
Inventor
誠司 芳川
剛 奥谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP25975395A priority Critical patent/JP3220365B2/ja
Publication of JPH09103082A publication Critical patent/JPH09103082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3220365B2 publication Critical patent/JP3220365B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,超音波モータの駆
動制御方法及び駆動回路に関し、特に静電容量補正され
た超音波モータの速度制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波モータの速度制御に関して
は、周波数制御によりモータ回転数を制御する方法が一
般的に知られていた。ここで、超音波モータの共振周波
数のばらつきや静電容量のばらつき等の要因で、個々の
モータの回転数に対する制御周波数の値も一定ではない
ため、効率のよい速度制御をおこなう為にはモニタ電極
等を設け、モータの振動状態等を検知して、モータの共
振周波数を随時測定しながら効率よく動作できるポイン
トを探しだして速度制御する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、共振周波数を検出し、モータの特性を合わせ込む
為にモータの振動状態を検出する電極やその制御ソフト
の必要性があり、また、周辺回路も複雑かつ大規模なも
のとなり、装置及びソフト処理の煩雑さも避けて通れな
いないという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑み、そのよ
うな煩雑さを不要とし、適切な周波数設定範囲を得られ
る超音波モータの調整駆動制御方法及び回路を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波モー
タの速度制御方式は、圧電素子に与える周波電圧の周波
数を変動させてモータの速度制御を行う超音波モータの
速度制御回路において、前記圧電素子自体の静電容量の
ばらつきを抑え、超音波モータ構成全体としての静電容
量が規定値になるようにするために、予め前記超音波モ
ータ単体の静電容量を測定する測定手段と、昇圧トラン
スとマッチングが取れる静電容量となるように調整した
コンデンサを超音波モータの近傍に付加して前記超音波
モータ構成全体の静電容量を前記規定値になるように補
正する補正手段を備えたことを特徴とする超音波モータ
の速度制御方式を提供する
【0006】このように静電容量が調整補正された速度
制御回路にすることにより、超音波モータの制御周波数
とモータの回転数の相関が、実用可能なレベルまで抑え
込まれるため、共振周波数を随時測定しながらモータを
駆動する必要がなくなり、制御が簡易化される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して本発明の
最も良好な実施形態を説明する。図1は、本発明による
超音波モータの実施例の外観構成図である。図におい
て、4は超音波モータ本体(USM)、41、42は静
電容量調整用の外付けコンデンサ、43はフレキシブル
電気基板(FPC)、44は圧電素子、45はステー
タ、46はスペースワッシャ、47はロータ、48は回
転軸である。
【0008】図2は、本発明による超音波モータの周波
数制御による速度制御回路の実施例を示すブロック図で
ある。図において、マイコン1は、要求する回転数でモ
ータを回転させる際、回転数に見合った電圧をD/A変
換して出力し、周波数発生回路2に供給する。周波数発
生回路2は、与えられた電圧に応じてパルス周波数を発
生し、これを90°ずつ位相をずらして4分配し増幅回
路に供給する。
【0009】増幅回路は、4個のスイッチングトランジ
スタと2組の昇圧トランスから構成されており、周波数
発生回路2で与えられたパルス周波数でスイッチングト
ランジスタを制御して昇圧トランスにより増幅されたS
inωt,Cosωtの位相が90°異なる2つの交流
電圧を出力する。超音波モータ(USM)4はこの90
°異なる交流電圧により駆動される。
【0010】ここで、圧電素子に与える周波電圧の周波
数を変動させて、モータの速度制御を行う超音波モータ
では、その圧電素子自体の静電容量のばらつきが制御上
問題となってくる。その静電容量のばらつきを抑える方
法として、超音波モータ単体の静電容量を測定し、昇圧
トランスとマッチングが取れる静電容量となるように超
音波モータの近傍にコンデンサを付加して、超音波モー
タ構成品としての静電容量が同じになるように調整し合
わせ込むことが有効な調整方法である。
【0011】すなわち、外付けコンデンサ41、42
は、外付けコンデンサ41、42の無い状態である超音
波モータ(USM)4単体の静電容量、あるいは一定制
御周波数に対する超音波モータ4の回転数を測定し、マ
ッチングトランス決定時の静電容量の差分だけを超音波
モータ4近傍に外付けする。
【0012】次に、外付けコンデンサ41、42を搭載
した状態で、静電容量あるいは一定制御周波数に対する
超音波モータの回転数を測定し、その時の消費電流値が
規格値に入っていれば、補正完了とする。
【0013】以下、フローチャートを用いて説明する。
図3は、超音波モータの静電容量調整過程を説明するた
めのフローチャートである。まず、外付けコンデンサ4
1、42がFPC43に装着され(S201)、超音波
モータ4を始動し、最高速回転(200rpm)時の消
費電流(IHI)を測定し(S202)、次いで最低速回
転(30rpm)時の消費電流(ILO)を測定する
(S203)。それぞれの測定値が規格値内かどうか判
断し(S204、205)、IHIとILO共に規格値内
であれば補正終了となる(S206)。IHIが規格値を
超えている場合には、外付けコンデンサ41、42の静
電容量を所定量上げて(S207)、再度S202に戻
る。また、ILOが規格値を超えている場合には、外付け
コンデンサ41、42の静電容量を所定量下げて(S2
08)、再度S202に戻り、IHIとILO共に規格値内
になるまで繰り返し、規格値内になれば補正終了とな
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、予め静電
容量のばらつきを抑え込むことにより、超音波モータの
特性のばらつきを抑え込め、その都度モータの共振周波
数を求めたり、数々の要因をソフト演算等で処理する必
要が無く、簡易な制御システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波モータの実施例の外観構成
図である。
【図2】本発明による超音波モータの周波数制御による
速度制御回路の実施例を示すブロック図である。
【図3】実施例の超音波モータの静電容量調整過程を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイコン 2 周波数発生回路 4 超音波モータ(USM) 41、42 静電容量調整用の外付けコンデンサ 43 フレキシブル電気基板(FPC) 44 圧電素子 45 ステータ 46 スペースワッシャ 47 ロータ 48 回転軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子に与える周波電圧の周波数を変動
    させてモータの速度制御を行う超音波モータの速度制御
    回路において、前記圧電素子自体の静電容量のばらつき
    を抑え、超音波モータ構成全体としての静電容量が規定
    値になるようにするために、予め 前記超音波モータ単体の静電容量を測定する測定手
    段と、 昇圧トランスとマッチングが取れる静電容量となるよう
    に調整したコンデンサを超音波モータの近傍に付加して
    前記超音波モータ構成全体の静電容量を前記規定値にな
    るように補正する補正手段を備えたことを特徴とする超
    音波モータの速度制御方式
JP25975395A 1995-10-06 1995-10-06 超音波モータの速度制御方式 Expired - Fee Related JP3220365B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25975395A JP3220365B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 超音波モータの速度制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25975395A JP3220365B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 超音波モータの速度制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09103082A JPH09103082A (ja) 1997-04-15
JP3220365B2 true JP3220365B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=17338480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25975395A Expired - Fee Related JP3220365B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 超音波モータの速度制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3220365B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5343322B2 (ja) 2007-03-30 2013-11-13 株式会社ニコン 振動アクチュエータの駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09103082A (ja) 1997-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6828752B2 (en) Driving equipment and semiconductor equipment for alternating-current motor
KR960006234A (ko) 초음파 모터를 구동하는 방법
JPH08116685A (ja) 振動波モータ
JP5291997B2 (ja) 超音波モータ制御装置
JP2737420B2 (ja) 超音波モータの駆動方式
JP3220365B2 (ja) 超音波モータの速度制御方式
US20060071621A1 (en) Motor driving device, motor to be driven by the same device, and apparatus using the same motor
JPH0340599B2 (ja)
JP2010136527A (ja) 超音波モータの速度制御装置、方法及びプログラム
JP4671331B2 (ja) 位相調整回路、モータ駆動制御回路、及びモータ装置
JPH0670594A (ja) 空気調和機のファンモータ制御装置
JP3215785B2 (ja) 超音波モータの周波数制御およびパルス幅制御による速度制御回路
JP2004147466A (ja) 超音波モータの速度制御回路
JP4011796B2 (ja) ブラシレスモータの制御装置
JP4108203B2 (ja) レーダアンテナのモータ回転数制御回路
JPH04281375A (ja) 振動モータの駆動装置
JP3495810B2 (ja) 振動波モーター装置
JP2001045787A (ja) ブラシレスモータの制御装置
JPH06284776A (ja) 電子整流式モーター用電流制御装置及びその装置を使用した電気機械装置
JPH06133568A (ja) 超音波モータの駆動回路
JPH07322651A (ja) 振動駆動装置の駆動制御装置
JP2819437B2 (ja) 超音波モータの駆動制御装置
JP2024013355A (ja) モータ制御装置
JP3262185B2 (ja) 超音波モータ制御装置
JPH09163764A (ja) 超音波モータの駆動方法およびその駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees