JP4671331B2 - 位相調整回路、モータ駆動制御回路、及びモータ装置 - Google Patents

位相調整回路、モータ駆動制御回路、及びモータ装置 Download PDF

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Description

本発明は、各相の間の位相差が120°である第1相、第2相、及び第3相の正弦波信号の位相を調整する位相調整回路、及びそれを備え、光ディスクを回転させるスピンドルモータなどの3相のブラシレスモータを駆動制御するモータ駆動制御回路、及びそれを備えるモータ装置に関するものである。
従来、この種のモータ装置として、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されたものが知られており、それを図4に示す。このモータ装置101は、モータの回転子の位置を検出して回転位置信号を出力するホール素子である回転位置検出素子HU、HV、HWと、回転位置信号とモータ制御指令部(図示せず)の指令に基づいてPWM信号を出力するモータ駆動制御回路102と、PWM信号に応じた駆動電流をモータの電機子コイルLU、LV、LWに流すパワードライバ103と、を備える。なお、回転位置信号は、回転位置検出素子HUが出力する差動のU相信号HU及びHUと、回転位置検出素子HVが出力する差動のV相信号HV及びHVと、回転位置検出素子HWが出力する差動のW相信号HW及びHWと、からなる3相の正弦波信号であり、各相の間の位相差は120°である。
モータ駆動制御回路102は、回転位置信号HU及びHU、HV及びHV、HW及びHWを一定増幅率で増幅して正弦波信号U、U、V、V、W、Wを出力する3個のホールアンプである回転位置信号増幅器110乃至112と、正弦波信号U、U、V、V、W、Wをそれぞれについて30°位相を進めるとともに、トルクコントロール回路118が出力する制御電圧に応じた利得で増幅して信号UHL、VHL、WHLを出力する自動利得制御(AGC)回路113と、信号UHL、VHL、WHLをそれぞれ非反転入力端子に、三角波発生器117からの三角波を共通に反転入力端子に入力してその比較結果のPWM信号を出力する3個のPWM出力比較器114、115、116と、を備える。ここで、正弦波信号U、U、V、V、W、Wの位相を30°進めるのは、モータの回転子を最も効率的よく回転させるためのタイミングで磁場を加えるためである。また、トルクコントロール回路118は、電機子コイルLU、LV、LWの駆動電流と、モータ制御指令部の指令であるモータの回転数制御用のトルクコントロール電圧TORQUEとにより自動利得制御回路113を制御する制御電圧を出力している。
特開2002−84772号公報 特開2003−111481号公報
しかしながら、回転位置検出素子HU、HV、HWが回転位置信号HU、HU、HV、HV、HW、HWを出力してから、それに対応する駆動電流がそれぞれの電機子コイルLU、LV、LWに流れるまでには、モータ装置を構成する素子や回路の動作による遅延(素子遅延又は回路遅延)や配線による遅延が有る。この遅延により位相がずれ、自動利得制御回路113が最適の位相進み角(30°)にしても、実際には最適のタイミングで回転子に磁場を加えることができなくなる。
ところで、一般に光ディスクを回転させるスピンドルモータの回転数は、光ディスクの読み出し速度や書き込み速度に応じて変わる。例えばCD―R/RW用のモータ装置の場合、読み出しは約4000乃至10000rpm程度の回転数で行い、書き込みは約1000乃至2000rpm程度の回転数で行う。一方、上記のモータ装置の遅延は回転数に係わらずほぼ一定であり、その遅延に相当する角度は回転数が上がるに従って大きくなる。例えば、1000rpmで1.5°であれば、6000rpmではほぼ9°になる。このように、回転数が上がると、最適の位相進み角(30°)から大きくずれてモータの効率は低下するのである。また、最適の位相進み角からのずれが大きいと、回転位置信号HU、HU、HV、HV、HW、HWの波形がひずみ、それに対応する電機子コイルLU、LV、LWの駆動電流の波形もひずむため、モータから生じる音が大きくなる。
係る問題を解決するために、本発明の望ましい実施形態は、3相の正弦波信号の精密な位相調整を可能とする位相調整回路、この位相調整回路を備え、広い回転数の範囲で効率を上げて静音化を図ることが可能なモータ駆動制御回路、及びそれを備えるモータ装置を提供する。
上記問題を解決するために、本発明の望ましい実施形態に係る位相調整回路は、各相の間の位相差が120°である第1相、第2相、及び第3相の正弦波信号を入力し、それらの位相を位相調整電圧より調整して第1相、第2相、及び第3相の正弦波信号を出力する位相調整回路であって、第1相の入力の正弦波信号に、位相調整電圧に応じた比率を掛けた第2相の入力の正弦波信号を演算したものを第2相の正弦波信号として出力し、第2相の入力の正弦波信号に、前記比率を掛けた第3相の入力の正弦波信号を演算したものを第3相の正弦波信号として出力し、第3相の入力の正弦波信号に、前記比率を掛けた第1相の入力の正弦波信号を演算したものを第1相の正弦波信号として出力するものであって、第1相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第1の電流と、それと反対方向に流れ、前記比率を掛けた第2相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第2の電流と、それらのDCレベルの差を補正するDC電流と、を合成した第1の信号を第2相の正弦波信号として出力し、第2相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第3の電流と、それと反対方向に流れ、前記比率を掛けた第3相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第4の電流と、それらのDCレベルの差を補正するDC電流と、を合成した第2の信号を第3相の正弦波信号として出力し、第3相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第5の電流と、それと反対方向に流れ、前記比率を掛けた第1相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第6の電流と、それらのDCレベルの差を補正するDC電流と、を合成した第3の信号を第1相の正弦波信号として出力する
本発明の望ましい実施形態に係るモータ駆動制御回路は、U相、V相、W相の回転位置信号を入力して増幅する回転位置信号増幅器と、回転位置信号増幅器が出力するU相、V相、W相の信号を前記第1相、第2相、第3相の正弦波信号として入力する上述の位相調整回路と、位相調整回路が出力するU相、V相、W相の信号を入力し、その利得がモータの電機子コイルの駆動電流によりフィードバック制御される自動利得制御回路と、を備える。
このモータ駆動制御回路は、望ましくは、U相、V相、W相の回転位置信号の少なくともいずれかにより周期的なパルス列を生成するパルス列生成回路と、そのパルス列の周波数を対応する電圧に変換し、その電圧を位相調整電圧として出力する周波数電圧変換回路と、を更に備える。
本発明の望ましい実施形態に係るモータ装置は、上述のモータ駆動制御回路と、このモータ駆動制御回路によって制御されモータの電機子コイルを駆動するパワードライバと、モータの回転子の位置を検出して回転位置信号を出力する回転位置検出素子と、を備える。
本発明の望ましい実施形態に係る位相調整回路は、入力した各相(第1相、第2相又は第3相)の正弦波信号において、一方向に流れる電流(第1の電流、第3の電流、又は第5の電流)に、それと反対方向に流れる電流(第2の電流、第4の電流、又は第6の電流)を、位相調整電圧に応じた比率を用いて合成し、更に、それらのDCレベルの差を補正するDC電流を合成することによって各正弦波信号を生成し出力しているので、精密な位相調整に寄与できる。また、本発明の望ましい実施形態に係るモータ駆動制御回路及びモータ装置は、この位相調整回路によりU相、V相、W相の位相調整を行っているので、素子や回路の動作などによる遅延が補償されてモータを最適のタイミングで駆動することによって広い回転数の範囲でモータ装置の効率を上げ、静音化を図ることが可能になる。
以下、本願発明の望ましい実施形態に係る位相調整回路、モータ駆動制御回路、及びモータ装置を説明する。モータ装置1は、図1に示すように、モータの回転子の位置を検出して回転位置信号を出力するホール素子である回転位置検出素子HU、HV、HWと、回転位置信号とモータ制御指令部(図示せず)の指令に基づいてPWM信号を出力するモータ駆動制御回路2と、PWM信号に応じた駆動電流をモータの電機子コイルLU、LV、LWに流すパワードライバ3と、を備える。なお、回転位置信号は、回転位置検出素子HUが出力する差動のU相信号HU及びHUと、回転位置検出素子HVが出力する差動のV相信号HV及びHVと、回転位置検出素子HWが出力する差動のW相信号HW及びHWと、からなる3相の正弦波信号であり、各相の間の位相差は120°である。
モータ駆動制御回路2は、回転位置信号HU及びHU、HV及びHV、HW及びHWを一定増幅率で増幅して正弦波信号U、U、V、V、W、Wを出力する3個のホールアンプである回転位置信号増幅器10乃至12と、正弦波信号U、U、V、V、W、Wに位相調整電圧VDEG、VDEGを働かせて位相調整を行い正弦波信号AU、AU、AV、AV、AW、AWを出力する位相調整回路20と、正弦波信号AU、AU、AV、AV、AW、AWを入力し、トルクコントロール回路18が出力する制御電圧に応じた利得でこれらの信号を増幅して信号UHL、VHL、WHLを出力する自動利得制御(AGC)回路13と、信号UHL、VHL、WHL及び三角波発生器17からの三角波を入力してPWM信号を出力する3個のPWM出力比較器14、15、16と、を備える。このモータ駆動制御回路2は、更に、3相の回転位置信号HU、HU、HV、HV、HW、HWの少なくともいずれかにより周期的なパルス列を生成するパルス列生成(FG)回路21と、パルス列の周波数を対応する電圧に変換して位相調整電圧VDEG、VDEGを出力する周波数電圧(F−V)変換回路22と、を備える。
以下、具体的にモータ駆動制御回路2の各部を説明する。回転位置信号増幅器10は、回転位置検出素子HUの回転位置信号HU、HUを非反転入力端子、反転入力端子にそれぞれ入力して一定増幅率で増幅するU相用の差動増幅器である。回転位置信号増幅器11は、回転位置検出素子HVの回転位置信号HV、HVを非反転入力端子、反転入力端子にそれぞれ入力して一定増幅率で増幅するV相用の差動増幅器である。回転位置信号増幅器12は、回転位置検出素子HWの回転位置信号HW、HWを非反転入力端子、反転入力端子にそれぞれ入力して一定増幅率で増幅して出力するW相用の差動増幅器である。
位相調整回路20は、回転位置信号増幅器10乃至12が出力する正弦波信号、すなわち差動のU相(第1相)信号U及びUと、差動のV相(第2相)信号V及びVと、差動のW相(第3相)信号W及びWと、を入力し、それぞれの信号について比率α(後述される)を用いて位相を任意に進ませるよう調整し、U相(第1相)信号AU及びAUと、V相(第2相)信号AV及びAVと、W相(第3相)信号AW及びAWと、を出力する。なお、後述のように、位相の進み角はα=0ならば60°、α=1ならば30°、α=2ならば約19.1°となる。また、位相の進み角と共に振幅も拡大され、α=0ならば1倍、α=1ならば約1.73倍、α=2ならば約2.65倍となる。ここで、比率αは位相調整電圧VDEG、VDEGに応じて変わり、その差がゼロならばα=1である。この30°の進み角が基準の角度となる。その差が負ならばα>1であり、最大のαは2となる。その差が正ならばα<1であり、最小のαは0となる。
ここで、回転位置検出素子HU、HV、HWが回転位置信号HU、HU、HV、HV、HW、HWを出力してから、それに対応する駆動電流がそれぞれの電機子コイルLU、LV、LWに流れるまでの全体の遅延を補償して、最適の位相進み角である30°にするためには、α<1の範囲で調整する。ただし、回転位置検出素子HU、HV、HWの電機子コイルLU、LV、LWに対する相対的な設置ずれを補償する場合などには、α<2の範囲で調整する必要がある。
自動利得制御回路13は、位相調整回路20が出力する正弦波信号AU、AU、AV、AV、AW、AWを入力し、トルクコントロール回路18が出力する制御電圧に応じた利得で増幅して信号UHL、VHL、WHLを出力する。その利得は、電機子コイルLU、LV、LWの駆動電流により、トルクコントロール回路18を介してフィードバック制御される。
この自動利得制御回路13の作用により、前述の位相調整回路20において位相の進み角と共に起きる振幅の拡大は補償される。すなわち、自動利得制御回路13が出力する正弦波信号UHL、VHL、WHLの振幅は、上記のフィードバック制御が行われるので、入力する正弦波信号AU、AU、AV、AV、AW、AWの振幅が比率αによって拡大しても、それには影響されないのである。
PWM出力比較器14乃至16は、自動利得制御回路13が出力する信号UHL、VHL、WHLをそれぞれ非反転入力端子に、三角波発生器17からの三角波を共通に反転入力端子に入力してその比較結果のPWM信号を出力することによりパワードライバ3を制御する。信号UHL、VHL、WHLのそれぞれについて、三角波よりも電圧が高い期間がハイレベルのオン期間となるU相、V相、W相のPWM信号が出力される。
トルクコントロール回路18は、電機子コイルLU、LV、LWの駆動電流とモータの回転数制御用のトルクコントロール電圧TORQUEを入力して自動利得制御回路13を制御する制御電圧を出力する。トルクコントロール電圧TORQUEはCPU又はその他適当なコントローラよりなるモータ制御指令部(図示せず)により制御される。電機子コイルLU、LV、LWの駆動電流は、U相、V相、W相のPWM信号のそれぞれのオン期間に流れ、それぞれの実際の位相によって変化する。トルクコントロール回路18は、この駆動電流を検出抵抗で電圧に変換し、そのピーク電圧あるいは平均電圧をトルクコントロール電圧TORQUEと比較して自動利得制御回路13に出力するのである。
パルス列生成回路21は、前述したように、3相の回転位置信号HU、HU、HV、HV、HW、HWの少なくともいずれかにより周期的なパルス列を生成するものであり、例えば、U相非反転信号HUのみを用いれば、その周波数と等しいパルス列が生成される。また、3相の非反転信号HU、HV、HUを用いれば、その3倍の周波数のパルス列が生成される。
周波数電圧変換回路22は、パルス列生成回路21が出力するパルス列の周波数を対応する電圧に変換し、その電圧を位相調整電圧VDEG、VDEGとして出力する。上記のように、回転位置検出素子HU、HV、HWが回転位置信号HU、HU、HV、HV、HW、HWを出力してから、それに対応する駆動電流がそれぞれの電機子コイルLU、LV、LWに流れるまでの全体の遅延は、回転数に係わらずほぼ一定であり、その遅延に相当する角度は回転数が上がるに従って大きくなる。従って、周波数電圧変換回路22では、入力するパルス列の周波数が高くなる程、比率αを下げるよう差動電圧VDEG、VDEGの差を正方向に上げて位相調整回路20の進み角を大きくする。こうして、モータの回転数に自動的に応答してモータを最適のタイミングで駆動することができ、広い回転数の範囲でモータ装置の効率を上げ、静音化を図ることが可能になる。
なお、例えばCD―R用のモータ装置などで回転数の変化が比較的小さい場合は、パルス列生成回路21と周波数電圧変換回路22を省略して位相調整電圧VDEG、VDEGを固定電圧にしておくことも可能である。この場合、固定電圧は、回転位置検出素子HU、HV、HWが回転位置信号HU、HU、HV、HV、HW、HWを出力してから、それに対応する駆動電流がそれぞれの電機子コイルLU、LV、LWに流れるまでの全体の遅延を考慮して決められる。
次に、モータ装置1の回転数の制御動作について説明する。トルクコントロール回路18におけるピーク電圧あるいは平均電圧がトルクコントロール電圧TORQUEよりも低い場合、トルクコントロール回路18は、自動利得制御回路13が出力する正弦波信号UHL、VHL、WHLの振幅を大きくするよう制御電圧が出力される。それに従って、PWM出力比較器14乃至16では、オン期間の長いPWM信号が生成されてパワードライバ3に出力される。その結果、パワードライバ3が電機子コイルLU、LV、LWに流す駆動電流が増加し、モータの回転数は高くなる。この駆動電流はトルクコントロール回路18内で電圧に変換され、そのピーク電圧あるいは平均電圧が再度トルクコントロール電圧TORQUEと比較される。この動作のループを繰り返し、ピーク電圧あるいは平均電圧がトルクコントロール電圧TORQUEと一致すると安定する。逆に、トルクコントロール回路18におけるピーク電圧あるいは平均電圧がトルクコントロール電圧TORQUEよりも高い場合は、自動利得制御回路13が出力する正弦波信号UHL、VHL、WHLの振幅を小さくするよう制御電圧が出力される。それに従って、PWM出力比較器14乃至16では、オン期間の短いPWM信号が生成されてパワードライバ3に出力される。その結果、パワードライバ3が電機子コイルLU、LV、LWに流す駆動電流が減少し、モータの回転数は低くなる。この駆動電流はトルクコントロール回路18内で電圧に変換され、そのピーク電圧あるいは平均電圧が再度トルクコントロール電圧TORQUEと比較される。この動作のループを繰り返し、ピーク電圧あるいは平均電圧がトルクコントロール電圧TORQUEと一致すると安定する。
次に、位相調整回路20の動作原理を図2に基づいて説明する。同図において、位相が進む方向は時計回りとする。U相非反転信号Uに対してV相非反転信号Vは120°進み、V相非反転信号Vに対してW相非反転信号Wは120°進み、そしてW相非反転信号Wに対してU相非反転信号Uは120°進んでいる。また、U相反転信号Uはその非反転信号Uから180°の位置にあり、V相反転信号Vはその非反転信号Vから180°の位置に、W相反転信号Wはその非反転信号Wから180°の位置にある。
例えば、U相非反転信号Uを30°進ませるよう調整するには、W相反転信号WからU相反転信号Uを増幅又は減衰させずに(比率α=1を掛けて)減算する。なお、U相反転信号Uを減算するとは、U相非反転信号Uを加算することと同値である。U相非反転信号Uを30°よりも多く進ませるには、W相反転信号WからU相反転信号Uを減衰させた上で(比率α<1を掛けて)減算する。よって、U相非反転信号Uを60°まで(W相反転信号Wまで)進ませる場合は、U相反転信号Uをゼロにまで減衰させた上で減算することになる。逆に、U相非反転信号Uを30°よりも少なく進ませるには、W相反転信号WからU相反転信号Uを増幅させた上で(比率α>1を掛けて)減算する。位相調整回路20では、このU相反転信号Uの増幅を最大2倍に設定しているので、進み角の最小は約19.1°である。従って、位相調整回路20におけるU相非反転信号Uの調整範囲は、約19.1°から約60°となる。U相反転信号U、V相及びW相の非反転・反転信号の進み角の調整についても同様である(ただし図2ではU、V、Wの調整は示さず)。なお、位相の進み角と共に振幅も拡大される。
次に、この原理を実現している位相調整回路20の具体的な回路を図3に基づいて説明する。位相調整回路20は、位相調整電圧入力回路24と、U相処理回路25と、V相処理回路26と、W相処理回路27と、DCレベル補正回路28と、電圧変換回路29と、から構成される。これらの処理回路25、26、27では、それぞれの差動信号U、U又はV、V又はW、Wの差に応じた電流を生成し、そして、その電流の値に1及び比率αを掛けた電流(1倍の電流及びα倍の電流)を生成する。1倍の電流は供給する方向の電流、すなわちソース電流となり、α倍の電流は引き抜く方向の電流、すなわちシンク電流となる。それらは所定の結線の組み合わせにより合成されることで減算が行われる。例えば、W相処理回路27で生成された反転信号Wに対応する1倍の電流はAU端子に結合する配線に供給され、U相処理回路25で生成された反転信号Uに対応するα倍の電流はその配線から引き抜かれる。その合成された結果の電流は、DCレベル補正回路28によりDCレベルが補正され、電圧変換回路29により基準電位VREFを基準とした電圧に変換される。以下、詳しく回路構成及びその動作を説明する。
位相調整電圧入力回路24は、位相調整電圧の反転電圧VDEGをベースに入力するNPN型のトランジスタ30と、位相調整電圧の非反転電圧VDEGをベースに入力するNPN型のトランジスタ31と、トランジスタ30、31のエミッタ間に接続された抵抗34と、トランジスタ30、31のそれぞれのエミッタと接地電位との間に設けられた定電流源32、33と、トランジスタ30、31のそれぞれのコレクタにそれぞれのコレクタとベースが接続されるPNP型のトランジスタ35、36と、トランジスタ35、36の互いに接続されたエミッタにエミッタが接続され、ベースとコレクタが電源VCCに接続されたNPN型のトランジスタ37と、から構成される。トランジスタ30のコレクタとトランジスタ35のコレクタとの接続点と、トランジスタ31のコレクタとトランジスタ36のコレクタとの接続点と、から、それぞれ反転電圧Vdegと非反転電圧Vdegが出力される。この位相調整電圧入力回路24により、位相調整電圧VDEG、VDEGは次段の回路25乃至28が動作する入力レベルの電圧Vdeg、Vdegに変換される。
U相処理回路25は、U相非反転信号Uをベースに入力するNPN型のトランジスタ40uと、U相反転信号Uをベースに入力するNPN型のトランジスタ41uと、トランジスタ40u、41uのエミッタ間に接続された抵抗44uと、トランジスタ40u、41uのそれぞれのエミッタと接地電位との間に設けられた電流値がIaの定電流源42u、43uと、トランジスタ40u、41uのそれぞれのコレクタにそれぞれのコレクタとベースが接続され、電源VCCにエミッタが接続されたPNP型のトランジスタ45u、55uと、トランジスタ45uとカレントミラー回路を構成するPNP型のトランジスタ46uと、トランジスタ45uとカレントミラー回路を構成し、コレクタが互いに接続されたPNP型のトランジスタ47u及び48uと、反転電圧Vdegをベースに入力し、トランジスタ47u及び48uのコレクタにエミッタが接続されたPNP型のトランジスタ50uと、非反転電圧Vdegをベースに入力し、トランジスタ47u及び48uのコレクタにエミッタが接続され、コレクタが接地されたPNP型のトランジスタ51uと、トランジスタ50uのコレクタにコレクタとベースが接続され、エミッタが接地されたNPN型のトランジスタ52uと、トランジスタ52uとカレントミラー回路を構成するNPN型のトランジスタ53uと、トランジスタ55uとカレントミラー回路を構成するPNP型のトランジスタ56uと、トランジスタ55uとカレントミラー回路を構成し、コレクタが互いに接続されたPNP型のトランジスタ57u及び58uと、反転電圧Vdegをベースに入力し、トランジスタ57u及び58uのコレクタにエミッタが接続されたPNP型のトランジスタ60uと、非反転電圧Vdegをベースに入力し、トランジスタ57u及び58uのコレクタにエミッタが接続され、コレクタが接地されたPNP型のトランジスタ61uと、トランジスタ60uのコレクタにコレクタとベースが接続され、エミッタが接地されたNPN型のトランジスタ62uと、トランジスタ62uとカレントミラー回路を構成するNPN型のトランジスタ63uと、から構成される。トランジスタ46uのコレクタはAV出力端子に、トランジスタ56uのコレクタはAV出力端子に、それぞれ接続される。また、トランジスタ53uのコレクタはAU出力端子に、トランジスタ63uのコレクタはAU出力端子に、それぞれ接続される。V相処理回路26、W相処理回路27は、U相処理回路25と実質的に同じ回路要素から構成され、その内部構成の記述は省略する。
次に、出力端子AUの出力電圧について説明する。W相処理回路27においては、W相信号W、Wに応じてトランジスタ55wに流れる電流は変わる。具体的には、W相信号W、Wの差がゼロならばトランジスタ55wには電流Iaが流れ、W相信号W、Wの差が正ならばトランジスタ55wに流れる電流は減少し、逆にW相信号W、Wの差が負ならばトランジスタ55wに流れる電流は増加する。すなわち、トランジスタ55wには、正弦波であるW相信号W、Wに対応してDCレベルをIaとした正弦波の電流が流れる。この正弦波の電流の振幅は最大Iaが可能である。このトランジスタ55wと同じ値の電流がトランジスタ56wに流れ、その電流は出力端子AUに接続される配線に供給する方向に流れる。
一方、U相処理回路25においても、トランジスタ55uには、正弦波であるU相信号U、Uに対応してDCレベルをIaとした正弦波の電流が流れる。このトランジスタ55uと同じ値の電流がトランジスタ57u、58uに流れる。そして、トランジスタ62uには、非反転電圧Vdegと反転電圧Vdegの差がゼロならばトランジスタ58uに流れる電流分がそのまま流れる。非反転電圧Vdegと反転電圧Vdegの差が負ならば、トランジスタ58uに流れる電流分の一部はトランジスタ61uを通って接地電位に流れるためトランジスタ62uに流れる電流は減少する。逆に、非反転電圧Vdegと反転電圧Vdegの差が正ならば、トランジスタ58uに流れる電流分にトランジスタ57uに流れる電流分の一部が加わるためトランジスタ62uに流れる電流は増加する。すなわち、トランジスタ62uには、トランジスタ55uに流れる電流に、非反転電圧Vdegと反転電圧Vdegの差に応じた比率αを掛けた電流が流れる。このトランジスタ62uと同じ値の電流がトランジスタ63uに流れ、その電流は出力端子AUに接続される配線から引き抜く方向に流れる。
従って、出力端子AUに接続される配線に供給される電流が引き抜かれる電流の電流値よりも多ければ、出力端子AUには電圧変換回路29により基準電位VREFを基準として正の電圧が出力される。逆に、出力端子AUに接続される配線に供給される電流が引き抜かれる電流の電流値よりも少なければ、出力端子AUには電圧変換回路29により基準電位VREFを基準として負の電圧が出力される。こうして、出力端子AUからは基準電位VREFを基準としてW−αUの電圧が出力される。例えば、α=0の場合はW相反転信号Wと位相が同じで1倍の振幅の信号が出力される。α=1の場合はW相反転信号WとU相非反転信号U(U相反転信号Uの負方向の信号)の中央の角度、すなわちU相非反転信号Uから30°進んだ角度で約1.73倍の振幅の信号が出力される。また、α=2の場合はU相非反転信号Uから約19.1°進んだ角度で約2.65倍の振幅の信号が出力される。
なお、トランジスタ56wには、正弦波であるW相信号W、Wに対応してDCレベルをIaとした正弦波の電流が流れるのに対して、トランジスタ63uには、正弦波であるU相信号U、Uに対応してDCレベルをα×Iaとした正弦波の電流が流れる。従って、出力端子AUに接続される配線の電流は(1−α)×IaのDCレベルを有することになる。このDCレベルを補正するDCレベル補正回路28について以下説明する。
DCレベル補正回路28は、一端が接地された電流値がIaの定電流源70と、定電流源70の他端にコレクタとベースが接続され、電源VCCにエミッタが接続されたPNP型のトランジスタ71と、トランジスタ71とカレントミラー回路を構成し、コレクタが互いに接続されたPNP型のトランジスタ72及び73と、トランジスタ71とカレントミラー回路を構成するPNP型のトランジスタ74乃至79と、反転電圧Vdegをベースに入力し、トランジスタ72及び73のコレクタにエミッタが接続され、コレクタが接地されたPNP型のトランジスタ81と、非反転電圧Vdegをベースに入力し、トランジスタ72及び73のコレクタにエミッタが接続されたPNP型のトランジスタ82と、トランジスタ82のコレクタにコレクタとベースが接続され、エミッタが接地されたNPN型のトランジスタ83と、トランジスタ83とカレントミラー回路を構成し、それぞれトランジスタ74乃至79のコレクタにコレクタが接続されたNPN型のトランジスタ84乃至89と、から構成される。トランジスタ74乃至79とトランジスタ84乃至89のそれぞれの接続点は出力端子AU等の6個の出力端子に接続される。
このDCレベル補正回路28において、トランジスタ71乃至79には電流Iaが流れる。そして、トランジスタ83に流れる電流は、非反転電圧Vdeg、反転電圧Vdegの差に応じて変わり、(2−α)×Iaとなる。このトランジスタ83と同じ値の電流がトランジスタ84乃至89に流れる。この電流がトランジスタ71乃至79の電流Iaと合成されるので、DCレベル補正回路28は、(α−1)×IaのDC電流を出力することになる。このDC電流が前述した(1−α)×IaのDCレベルを有する電流と合成されることにより、DCレベルがゼロの電流となる。このようにして、DCレベル補正回路28によりDCレベルは補正される。
次に、電圧変換回路29を説明する。電圧変換回路29は、それぞれ一端が出力端子AU等の6個の出力端子に接続され、他端が共通に基準電位VREFに接続される抵抗90乃至95から構成される。電圧変換回路29に入力された電流に抵抗90乃至95の抵抗値を掛けた電圧が出力される。
以上のように、位相調整回路20は、位相調整電圧入力回路24と、U相処理回路25と、V相処理回路26と、W相処理回路27と、DCレベル補正回路28と、電圧変換回路29と、を備えることにより、位相調整電圧VDEG、VDEGにより比率αを調整し、それから、U相非反転信号AUとして、W相非反転信号Wの反転信号(すなわちW)から比率αを掛けたU相非反転信号Uの反転信号(すなわちU)を減算したものを出力し、V相非反転信号AVとして、U相非反転信号Uの反転信号(すなわちU)から比率αを掛けたV相非反転信号Vの反転信号(すなわちV)を減算したものを出力し、W相非反転信号AWとして、V相非反転信号Vの反転信号(すなわちV)から比率αを掛けたW相非反転信号Wの反転信号(すなわちW)を減算したものを出力する。また、U相反転信号AUとして、W相反転信号Wの反転信号(すなわちW)から比率αを掛けたU相反転信号Uの反転信号(すなわちU)を減算したものを出力し、V相反転信号AVとして、U相反転信号Uの反転信号(すなわちU)から比率αを掛けたV相反転信号Vの反転信号(すなわちV)を減算したものを出力し、W相反転信号AWとして、V相反転信号Vの反転信号(すなわちV)から比率αを掛けたW相反転信号Wの反転信号(すなわちW)を減算したものを出力する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、実施形態で説明した位相調整回路20は、3相の差動信号と位相調整用の差動電圧を入力し、それら3相の位相を調整して3相の差動信号AU、AU、AV、AV、AW、AWを出力するものであるが、3相の非反転信号AU、AV、AWのみを出力する回路も可能である。この場合、差動信号出力に比べて、次段の回路、すなわち自動利得制御回路13の入力オフセット等によりそれが処理する正弦波の精度が落ちることも有り得るが、位相調整回路20の回路規模を小さくすることができる。また、DCレベル補正回路28は、自動利得制御回路13の入力段の構成を簡単にするように設けられたものであるが、自動利得制御回路13の入力段に同様の回路を設けるか又は容量が大きいカップリングコンデンサを介してAC入力にした回路を設けるなどをすることにより、位相調整回路20のDCレベル補正回路28を省略することも可能である。また、電圧変換回路29は、自動利得制御回路13の入力段に同様の回路を設けるか又は直接に電流を入力する回路を設けるなどをすることにより、省略することも可能である。
また、上記の位相調整回路20の原理は、前述の通りの比較的簡単な回路により実現できるが、他の複雑な演算、例えばU相の非反転信号UとV相の非反転信号Vを演算して出力信号AUを生成するなどの他の原理を用いることもできる。
本発明の望ましい実施形態に係るモータ装置の全体構成図である。 同上の位相調整回路の動作原理図である。 同上の位相調整回路の回路図である。 従来のモータ装置の全体構成図である。
1 モータ装置
2 モータ駆動制御回路
3 パワードライバ
10、11、12 回転位置信号増幅器(ホールアンプ)
13 自動利得制御(AGC)回路
14、15、16 PWM出力比較器
17 三角波発生器
18 トルクコントロール回路
20 位相調整回路
21 パルス列生成(FG)回路
22 周波数電圧(F−V)変換回路
HU、HV、HW 回転位置検出素子(ホール素子)
LU、LV、LW 電機子コイル
VDEG、VDEG 位相調整電圧
24 位相調整電圧入力回路
25 U相処理回路
26 V相処理回路
27 W相処理回路
28 DCレベル補正回路
29 電圧変換回路

Claims (17)

  1. 各相の間の位相差が120°である第1相、第2相、及び第3相の正弦波信号を入力し、それらの位相を位相調整電圧より調整して第1相、第2相、及び第3相の正弦波信号を出力する位相調整回路であって、
    第1相の入力の正弦波信号に、位相調整電圧に応じた比率を掛けた第2相の入力の正弦波信号を演算したものを第2相の正弦波信号として出力し、
    第2相の入力の正弦波信号に、前記比率を掛けた第3相の入力の正弦波信号を演算したものを第3相の正弦波信号として出力し、
    第3相の入力の正弦波信号に、前記比率を掛けた第1相の入力の正弦波信号を演算したものを第1相の正弦波信号として出力するものであって、
    第1相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第1の電流と、それと反対方向に流れ、前記比率を掛けた第2相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第2の電流と、それらのDCレベルの差を補正するDC電流と、を合成した第1の信号を第2相の正弦波信号として出力し、
    第2相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第3の電流と、それと反対方向に流れ、前記比率を掛けた第3相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第4の電流と、それらのDCレベルの差を補正するDC電流と、を合成した第2の信号を第3相の正弦波信号として出力し、
    第3相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第5の電流と、それと反対方向に流れ、前記比率を掛けた第1相の入力の正弦波信号の反転信号に対応する第6の電流と、それらのDCレベルの差を補正するDC電流と、を合成した第3の信号を第1相の正弦波信号として出力する、
    ことを特徴とする位相調整回路。
  2. 請求項1に記載された位相調整回路において、
    前記位相調整電圧は固定値であることを特徴とする位相調整回路。
  3. 請求項1に記載された位相調整回路において、
    前記位相調整電圧は可変であることを特徴とする位相調整回路。
  4. 請求項1に記載された位相調整回路において、
    第1相、第2相、及び第3相の入力の正弦波信号の位相は前記比率に基づいて決定する位相の進み角だけ任意に進ませられ、かつ、前記位相の進み角は約19.1°から約60°の範囲にあることを特徴とする位相調整回路。
  5. 請求項に記載された位相調整回路において、
    前記位相の進み角は、前記比率が0ならば約60°、前記比率が1ならば約30°、前記比率が2ならば約19.1°であることを特徴とする位相調整回路。
  6. 請求項に記載された位相調整回路において、
    第1相、第2相、及び第3相の入力の正弦波信号の振幅は位相の進み角と共に増加することを特徴とする位相調整回路。
  7. 請求項に記載された位相調整回路において、
    振幅の増加は、前記比率が0ならば1倍、前記比率が1ならば約1.73倍、前記比率が2ならば約2.65倍であることを特徴とする位相調整回路。
  8. 請求項1に記載された位相調整回路において、
    位相調整電圧入力回路と、U相処理回路と、V相処理回路と、W相処理回路と、を備えることを特徴とする位相調整回路。
  9. 請求項に記載された位相調整回路において、
    DCレベル補正回路と、電圧変換回路と、を更に備えることを特徴とする位相調整回路。
  10. 請求項に記載された位相調整回路において、
    位相調整電圧入力回路は、複数のNPN型のトランジスタ、複数のPNP型のトランジスタ、及び少なくとも1個の抵抗を含むことを特徴とする位相調整回路。
  11. 請求項に記載された位相調整回路において、
    U相処理回路、V相処理回路、W相処理回路のそれぞれは、複数のNPN型のトランジスタ、複数のPNP型のトランジスタ、及び少なくとも1個の抵抗を含むことを特徴とする位相調整回路。
  12. 請求項に記載された位相調整回路において、
    DCレベル補正回路は、定電流源、複数のPNP型のトランジスタ、及び複数のNPN型のトランジスタを含むことを特徴とする位相調整回路。
  13. 請求項に記載された位相調整回路において、
    電圧変換回路は複数の抵抗を含むことを特徴とする位相調整回路。
  14. 請求項1に記載された位相調整回路において、
    前記比率は少なくとも2個の位相調整電圧により調整されることを特徴とする位相調整回路。
  15. U相、V相、W相の回転位置信号を入力して増幅する回転位置信号増幅器と、
    回転位置信号増幅器が出力するU相、V相、W相の信号を前記第1相、第2相、第3相の正弦波信号として入力する請求項1に記載された位相調整回路と、
    位相調整回路が出力するU相、V相、W相の信号を入力し、その利得がモータの電機子コイルの駆動電流によりフィードバック制御される自動利得制御回路と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動制御回路。
  16. 請求項15に記載されたモータ駆動制御回路において、
    U相、V相、W相の回転位置信号の少なくともいずれかにより周期的なパルス列を生成するパルス列生成回路と、
    そのパルス列の周波数を対応する電圧に変換し、その電圧を位相調整電圧として出力する周波数電圧変換回路と、
    を更に備えることを特徴とするモータ駆動制御回路。
  17. 請求項15又は16に記載されたモータ駆動制御回路と、
    このモータ駆動制御回路によって制御されモータの電機子コイルを駆動するパワードライバと、
    モータの回転子の位置を検出して回転位置信号を出力する回転位置検出素子と、
    を備えることを特徴とするモータ装置。
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