JP5290482B1 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

内視鏡装置は、内視鏡の挿入部の外周部と固定部材とが周方向について全周に渡って気密に接触する基端側接触部を備え、前記基端側接触部より先端方向側で、かつ、径方向について前記挿入部と前記固定部材との間には、空洞が規定される。フードの突出状態では、前記フードの内部と前記空洞との間を連通させる第1の通路が規定され、前記空洞より前記先端方向側の先端側接触部で前記固定部材と前記フードとが前記周方向について全周に渡って気密に接触する。前記フードの収納状態では、前記空洞と前記固定部材の外部との間を連通させる第2の通路が規定される。

Description

本発明は、内視鏡と、内視鏡の挿入部の先端部に取付けられるフードと、を備える内視鏡装置に関する。
特許文献1には、内視鏡と、内視鏡の挿入部の先端部に取付けられるフードと、を備える内視鏡装置が開示されている。この内視鏡装置では、フードは内視鏡の挿入部に対して長手軸に沿って移動可能である。挿入部の内部には、線状部材であるワイヤが長手軸に沿って延設されている。ワイヤの一端は、フードに接続されている。ワイヤが長手軸に沿って移動することにより、フードが挿入部に対して移動する。フードは、挿入部の外周部に収納された収納状態と挿入部から先端方向側に突出した突出状態との間で、移動する。
特許文献2には、内視鏡の挿入部の先端部に固定される固定部材と、固定部材に取付けられるフードと、を備える内視鏡装置が開示されている。この内視鏡装置では、挿入部の外周部と固定部材との間は、気密(液密)に保たれている。固定部材は、内筒部と、外筒部とを備え、内筒部と外筒部との間に環状空間が形成されている。また、固定部材は、内筒部の基端と外筒部の基端との間で径方向に延設される中継部を備える。環状空間の基端は、中継部により外部に対して閉じられている。固定部材には、挿入部の外周部に長手軸に沿って延設されるチューブ部材が接続されている。チューブ部材の内部は、環状空間に連通している。チューブ部材の内部を介して環状空間への送気又は環状空間からの排気を行うことにより、フードが固定部材に対して長手軸に沿って移動する。フードは、環状空間に収納される収納状態と固定部材から先端方向側に突出する突出状態との間で、移動する。フードの突出状態において、環状空間の先端方向側には、シールリングが設けられている。シールリングにより、固定部材の内筒部と外筒部との間が気密に保たれている。このため、フードの突出状態において、フードの内部から環状空間への空気の流出が防止される。
特開2003−93329号公報 特許第3473935号公報
挿入部の先端部に長手軸に沿って移動可能なフードが取付けられる内視鏡装置では、フードは挿入部の外周部等に収納される収納状態と挿入部から先端方向側に突出する突出状態との間で移動可能である。そして、フードの突出状態において、粘膜等の生体組織をフードの内部に吸引し、フードの内部で吸引された生体組織の処置が行われる。また、フードの突出状態において、生体組織への生理食塩水等の液体の送液が行われる。一方、フードの収納状態において、撮像素子による被写体の観察が行われる。
前記特許文献1の内視鏡装置では、内視鏡の挿入部にフードが移動可能に取付けられている。このため、挿入部の外周部とフードとの間には隙間が形成され、挿入部の外周部とフードとの間は気密に保たれていない。したがって、フードの突出状態において生体組織のフードの内部への吸引を行う際に、挿入部の外周部とフードとの間の隙間を通して、フードの内部からフードの外部に空気が流出する。挿入部の外周部とフードとの間の隙間を通してフードの外部に空気が流出することにより、生体組織のフードの内部への吸引性能が低下してしまう。
前記特許文献2の内視鏡装置では、挿入部の外周部と固定部材との間は、気密に保たれている。また、フードの突出状態において、環状空間の先端方向側に位置するシールリングにより、固定部材の内筒部と外筒部との間が気密に保たれている。このため、フードの突出状態において、フードの内部から環状空間及び固定部材の外部への空気の流出が防止される。したがって、生体組織のフードの内部への吸引性能は、保たれる。しかし、この内視鏡では、挿入部の外周部と固定部材との間は液密(気密)に保たれているため、フードの突出状態においてフードの内部に液体が溜まり易い。確かに、吸引経路を通しての吸引及び収納状態へのフードの移動により、フードの内部からある程度の液体が排出される。しかし、フードの移動等によりフードの内部から液体が完全に排出されるわけではなく、フードの収納状態においてある程度の液体がフードの内部に残ってしまう。このため、フードの収納状態において、フードの内部に残った液体が表面張力により挿入部の先端面に付着してしまう。挿入部の先端面に液体が付着することにより、撮像素子で被写体を観察する際の視認性が低下してしまう。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、フードの突出状態においてフードの内部への生体組織の吸引性能が確保され、フードの収納状態においてフードの内部に送液された液体が溜まり難い内視鏡装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の内視鏡装置は、先端部、基端部及び外周部を有し、前記先端部から前記基端部まで延設される長手軸を有する挿入部を備える内視鏡と、先端部、基端部、外周部及び内周部を有し、前記挿入部の前記先端部に前記基端部が接触する状態で前記挿入部に固定される筒状の固定部材と、前記固定部材の前記基端部の前記内周部に設けられ、前記挿入部の前記先端部の前記外周部と気密に接触する基端側接触部と、前記挿入部の前記外周部及び前記固定部材の前記先端部の前記内周部から形成され、前記基端側接触部より先端方向側において前記挿入部の前記外周部と前記固定部材の前記先端部の前記内周部との間に空洞を規定する空洞規定部と、前記空洞に収納された収納状態と前記固定部材の前記先端部から前記先端方向側に突出する突出状態との間で前記固定部材に対して前記長手軸に沿って移動可能な筒状のフードと、前記固定部材の前記内周部に設けられ、前記フードの前記突出状態において、前記フードの外周部に前記周方向について全周に渡って気密及び液密に接触させる先端側接触部と、前記フードの内周部及び前記挿入部の前記外周部から形成され、前記フードの前記突出状態において、前記フードの内部と前記空洞との間を連通させる第1の通路を規定する第1の通路規定部と、前記固定部材の前記内周部及び前記フードの前記外周部から形成され、前記フードの収納状態において、前記空洞と前記固定部材の外部との間を連通させる第2の通路を規定する第2の通路規定部と、を備える
本発明によれば、フードの突出状態においてフードの内部への生体組織の吸引性能が確保され、フードの収納状態においてフードの内部に送液された液体が溜まり難い内視鏡装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置を示す概略図。 第1の実施形態に係るフードが収納状態の際の内視鏡の挿入部の先端部及び装着ユニットを概略的に示す斜視図。 第1の実施形態に係るフードが収納状態の際の内視鏡の挿入部の先端部及び装着ユニットを概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係るフードが突出状態の際の内視鏡の挿入部の先端部及び装着ユニットを概略的に示す斜視図。 第1の実施形態に係るフードが突出状態の際の内視鏡の挿入部の先端部及び装着ユニットを概略的に示す断面図。 図3のVI−VI線断面図。 第1の実施形態に係る内視鏡の挿入部の先端部を概略的に示す斜視図。 第1の実施形態に係るフードが突出状態の際の内視鏡の挿入部への装着ユニットの装着構成を概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係るフードが収納状態の際の内視鏡の挿入部への装着ユニットの装着構成を概略的に示す断面図。 図8のX−X線断面図。 図9のXI−XI線断面図。 第1の実施形態の第1の変形例に係るフードが収納状態の際の内視鏡装置を示す概略図。 第1の実施形態の第1の変形例に係るフードが突出状態の際の内視鏡装置を示す概略図。 本発明の第2の実施形態に係るフードが突出状態の際の内視鏡の挿入部への装着ユニットの装着構成を概略的に示す断面図。 第2の実施形態に係るフードが収納状態の際の内視鏡の挿入部への装着ユニットの装着構成を概略的に示す断面図。 第2の実施形態の第1の変形例に係るフードが突出状態の際の内視鏡の挿入部への装着ユニットの装着構成を概略的に示す断面図。 第2の実施形態の第2の変形例に係るフードが突出状態の際の内視鏡の挿入部への装着ユニットの装着構成を概略的に示す断面図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。
図1は、本実施形態の内視鏡装置1を示す図である。図1に示すように、内視鏡装置1は、長手軸Cを有する。長手軸Cに平行な方向の一方が先端方向(図1の矢印A1の方向)であり、長手軸Cに平行な方向の他方が基端方向(図1の矢印A2の方向)である。内視鏡装置1は、内視鏡10を備える。内視鏡10は、長手軸Cに沿って延設され、体腔内に挿入される挿入部11と、挿入部11の基端方向側に設けられる操作部12と、を備える。操作部12には、ユニバーサルコード13の一端が接続されている。ユニバーサルコード13の他端は、画像処理ユニット、光源ユニット、送液ユニット、吸引ユニット(いずれも図示しない)等の周辺ユニットに接続されている。
挿入部11は、先端部に設けられる先端硬質部15と、先端硬質部15の基端方向側に設けられる湾曲可能な湾曲部16と、湾曲部16の基端方向側に設けられ、可撓性を有する可撓管部17と、を備える。また、挿入部11の先端部には、装着ユニット30が取付けられている。操作部12には、湾曲部16を湾曲させる湾曲操作を行う湾曲操作ノブ21が設けられている。また、操作部12には、送液スイッチ22、吸引スイッチ23が設けられている。さらに、操作部12には、鉗子等の処置具が挿入される処置具挿入口25、及び、ワイヤ挿入口26が設けられている。
図2乃至図5は、挿入部11の先端部及び装着ユニット30の構成を示す図である。図2乃至図5に示すように、装着ユニット30は、挿入部11の先端部に固定される筒状の固定部材31と、挿入部11及び固定部材31に対して長手軸Cに沿って移動可能な筒状のフード32と、を備える。固定部材31は、エラストマー等の軟らかい材料から形成される軟性材料部33と、樹脂、金属等の強度の高い材料から形成される高強度部34と、を備える。
また、湾曲部16は、金属製の湾曲管35と、湾曲管35の外周方向側に設けられる樹脂製の外皮チューブ36と、を備える。外皮チューブ36により、挿入部11の外周部の一部が形成されている。また、先端硬質部15は、金属等の硬質な材料から形成される柱状の硬質部本体37を備える。外皮チューブ36の先端は、接着剤39を介して、硬質部本体37の外周部に固定されている。
固定部材31の軟性材料部33は、周方向について全周に渡って挿入部11の外周部(外皮チューブ36)と気密及び液密に接触する基端側接触部41を備える。すなわち、基端側接触部41では、周方向について全周に渡って、挿入部11の外周部と固定部材31との間が気密及び液密に保たれている。これにより、基端側接触部41を通しての固定部材31の内部及びフード32の内部からの固定部材31の外部への空気(液体)の流出が、有効に防止される。
基端側接触部41より先端方向側には、空洞42が設けられている。空洞42は、径方向について挿入部11と固定部材31との間に、空洞規定部43により規定されている。すなわち、挿入部11の外周部の一部及び固定部材31の内周部の一部が、空洞42を規定する空洞規定部43となっている。フード32は、空洞に収納された収納状態(図2,図3に示す状態)と固定部材31から先端方向側に突出する突出状態(図4,図5に示す状態)との間で、固定部材31に対して長手軸Cに沿って移動可能である。
図3及び図5に示すように、硬質部本体37の内部には、CCD等の撮像素子45が内蔵されている。撮像素子45は、挿入部11の先端部の素子収納空間46に配置されている。素子収納空間46の先端には、観察窓47が設けられている。観察窓47は、挿入部11の先端部(硬質部本体37の先端面)に位置している。撮像素子45は、観察窓47を通して被写体を撮像する。撮像素子45には、撮像ケーブル48の一端が接続されている。撮像ケーブル48は、挿入部11の内部に長手軸Cに沿って延設されている。そして、操作部12の内部、ユニバーサルコード13の内部を通って、撮像ケーブル48の他端は、周辺ユニットの1つである画像処理ユニット(図示しない)に接続されている。
図6は図3のVI−VI線断面図であり、図7は挿入部11の先端部の構成を示す図である。図6及び図7に示すように、挿入部11の内部には導光部51が設けられている。導光部51は、硬質部本体37の内周部の一部及びライトガイド52により、長手軸Cに沿って規定されている。導光部51の先端には、照明窓53が設けられている。照明窓53は、挿入部11の先端面(硬質部本体37の先端面)に位置している。ライトガイド52は、挿入部11の内部、操作部12の内部、ユニバーサルコード13の内部を通って、周辺ユニットの1つである光源ユニット(図示しない)に接続されている。光源ユニットから出射した光は、導光部51によって導光され、照明窓53から被写体に照射される。
また、挿入部11の内部には、送液経路55が長手軸Cに沿って設けられている。送液経路55は、硬質部本体37の内周部の一部及び送液チューブ56により、規定されている。すなわち、硬質部本体37の内周部の一部及び送液チューブ56が、送液経路55を規定する送液経路規定部57となっている。送液経路55の先端には、送液ノズル58が設けられている。送液ノズル58は、挿入部11の先端面(挿入部11の先端部)に位置している。また、送液チューブ56は、挿入部11の内部、操作部12の内部、ユニバーサルコード13の内部を通って、周辺ユニットの1つである送液ユニット(図示しない)に接続されている。フード32の突出状態において、送液経路55はフード32の内部と連通している。フード32の突出状態において生体組織へ生理食塩水等の液体の送液を行う際には、送液スイッチ22での操作により送液ユニットが駆動される。これにより、送液経路55を通って、送液ノズル58からフード32の内部の生体組織に送液が行われる。すなわち、送液経路55を通った後に、挿入部11の先端部の送液ノズル58からフード32の内部に、液体が送液される。
また、挿入部11の内部には、吸引経路61が長手軸Cに沿って設けられている。吸引経路61は、硬質部本体37の内周部の一部及び吸引チューブ62により、規定されている。すなわち、硬質部本体37の内周部の一部及び吸引チューブ62が、吸引経路61を規定する吸引経路規定部63となっている。吸引経路61の先端は、挿入部11の先端面(挿入部11の先端部)に位置している。また、吸引経路61は、挿入部11の内部を通って、操作部12の内部へ延設されている。そして、操作部12の内部の分岐部(図示しない)で、吸引経路61は2つの経路に分岐される。分岐された経路の一方は、ユニバーサルコード13の内部を通って、周辺ユニットの1つである吸引ユニット(図示しない)に接続されている。分岐された経路の他方は、処置具挿入口25に接続されている。したがって、分岐部より先端方向側では、吸引経路61は、鉗子等の処置具が挿通される処置具チャンネルとしても用いられる。フード32の突出状態において、吸引経路61はフード32の内部と連通している。フード32の突出状態において粘膜等の生体組織をフード32の内部に吸引する際には、吸引スイッチ23での操作によって吸引ユニットを駆動する。これにより、フード32の内部に、生体組織が吸引される。そして、処置具挿入口25から吸引経路61に挿通された処置具を用いて、フード32の内部で生体組織の処置が行われる。
図3及び図5乃至図7に示すように、挿入部11の内部には、ワイヤチャンネル64が長手軸Cに沿って設けられている。ワイヤチャンネル64は、硬質部本体37の内周部の一部、チャンネルパイプ65及びチャンネルチューブ66により、規定されている。チャンネルチューブ66は、チャンネルパイプ65を介して、硬質部本体37に連結されている。ワイヤチャンネル64は、挿入部11の内部及び操作部12の内部を通って、ワイヤ挿入口26に接続されている。
ワイヤチャンネル64には、ワイヤ挿入口26から線状部材であるワイヤ71が挿通されている。このため、ワイヤ71は、挿入部11の内部に長手軸Cに沿って設けられている。ワイヤ71の一端は、操作部12の外部で、駆動部72に接続されている。駆動部72は、フード32を移動させる移動操作により駆動される。駆動部72は、手動により駆動されてもよく、移動操作の電気信号が伝達されることにより自動的に駆動されてもよい。ワイヤ71の他端は、接続部73を介して、フード32に接続されている。移動操作によって駆動部72が駆動されることより、ワイヤ71は長手軸Cに沿って移動する。ワイヤ71が移動することにより、固定部材31に対してフード32が長手軸Cに沿って移動する。なお、ワイヤ71の外周部には保護層75がコーティングされ、ワイヤ71の表面強度が確保されている。
図8及び図9は、挿入部11への装着ユニット30の装着構成を示す図である。図8ではフード32は突出状態であり、図9ではフード32は収納状態である。図8に示すように、フード32の突出状態では、フード32の内部と空洞42との間を連通させる第1の通路77が形成される。第1の通路77は、硬質部本体37の外周部とフード32の内周部との間に規定されている。すなわち、硬質部本体37の外周部の一部及びフード32の内周部の一部が、第1の通路77を規定する第1の通路規定部78となっている。フード32の突出状態において送液経路55を通ってフード32の内部に送液された液体は、第1の通路77を通って、空洞42に流入する(図8の矢印B1)。
図10は図8のX−X線断面図であり、図11は図9のXI−XI線断面図である。図10及び図11に示すように、固定部材31には、内周部が外周方向側に向かって凹んだ(本実施形態では3つの)凹部81A〜81Cが設けられている。それぞれの凹部81A〜81Cは、周方向について一部の範囲に渡って設けられている。凹部81A〜81Cは、周方向について互いに対して離間した状態で設けられている。フード32の突出状態において、空洞42に流入した液体は、凹部81A〜81Cに溜められる。すなわち、凹部81A〜81Cは、フード32の突出状態において空洞42に流入した液体を溜める液溜め部となっている。
図8及び図9に示すように、フード32には、先端方向側に向かうにつれて長手軸Cから外周部までの寸法が小さくなるテーパ部82が設けられている。また、固定部材31には、周方向について凹部81A〜81Cが設けられていない範囲全体に渡って、内周テーパ部83が設けられている。内周テーパ部83では、先端方向側に向かうにつれて長手軸Cから固定部材31の内周部までの寸法が小さくなる。フード32の収納状態では、フード32のテーパ部82と固定部材31の凹部81A〜81C及び内周テーパ部83との間に、径方向について隙間を有する。
一方、フード32の突出状態では、内周テーパ部83の先端で、かつ、凹部81A〜81Cの先端方向側に、テーパ部82が周方向について全周に渡って接触する内周接触部84が設けられている。内周接触部84では、フード32のテーパ部82が固定部材31の内周部に気密及び液密に接触している。内周接触部84を設けることにより、空洞42より先端方向側に、固定部材31とフード32とが周方向について全周に渡って気密及び液密に接触する先端側接触部85が形成される。
先端側接触部85が設けられることにより、フード32の突出状態において、空洞42に流入した液体の先端側接触部85を通しての流出が防止される。同様に、先端側接触部85を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。また、前述のように、基端側接触部41では、周方向について全周に渡って、挿入部11の外周部と固定部材31との間が気密及び液密に保たれている。このため、空洞42に流入した液体の基端側接触部41を通しての流出が防止される。同様に、基端側接触部41を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。
図9に示すように、フード32の収納状態では、先端側接触部85は形成されない。このため、空洞42の先端方向側に、空洞42と固定部材31の外部との間を連通させる第2の通路87が形成される。第2の通路87は、フード32の外周部と固定部材31の内周部との間に規定されている。すなわち、フード32の外周部の一部及び固定部材31の内周部の一部が、第2の通路87を規定する第2の通路規定部88となっている。フード32が突出状態から収納状態に移動することにより、凹部(液溜め部)81A〜81Cに溜められた液体が、第2の通路87を通って、固定部材31の外部に流出する(図9の矢印B2)。
また、図11に示すように、フード32には、外周部が外周方向に向かって突出した(本実施形態では3つの)凸部91A〜91Cが設けられている。凸部91A〜91Cは、凹部81A〜81Cと同一の数だけ設けられ、周方向について互いに対して離間している。フード32の移動に対応して、それぞれの凸部91A〜91Cは対応する凹部81A〜81Cの内部を長手軸Cに沿って移動する。それぞれの凸部91A〜91Cが対応する凹部81A〜81Cの先端に当接することにより、それぞれの凸部91A〜91Cの先端方向への移動が規制される。同様に、それぞれの凸部91A〜91Cが対応する凹部81A〜81Cの基端に当接することにより、それぞれの凸部91A〜91Cの基端方向への移動が規制される。それぞれの凸部91A〜91Cの移動が規制されることにより、フード32の長手軸Cに沿った移動範囲が調整される。以上のように、凹部81A〜81C及び凸部91A〜91Cが、フード32の長手軸Cに沿った移動範囲を調整する移動範囲調整部90となっている。
次に、本実施形態の内視鏡装置1の作用について説明する。フード32を突出状態まで移動する際には、移動操作によって駆動部72を駆動させることにより、ワイヤ71を先端方向に移動させる。ワイヤ71の移動に対応して、フード32が固定部材31に対して先端方向に移動する。そして、フード32が突出状態まで移動すると、フード32のそれぞれの凸部91A〜91Cが、固定部材31の対応する凹部81A〜81Cの先端に当接する。これにより、フード32の移動範囲が調整される。
フード32の突出状態では、粘膜等の生体組織をフード32の内部に吸引して、フード32の内部で吸引された生体組織の処置が行われる。フード32の突出状態では、吸引経路61はフード32の内部と連通している。このため、吸引スイッチ23での操作によって吸引ユニットが駆動されることにより、吸引経路61を通って空気が吸引される。これにより、フード32の内部に、生体組織が吸引される。そして、処置具挿入口25から吸引経路61に挿通される処置具を用いて、フード32の内部で吸引された生体組織の処置が行われる。
ここで、空洞42の基端方向側に設けられる基端側接触部41では、周方向について全周に渡って、挿入部11の外周部と固定部材31との間が気密に保たれている。このため、基端側接触部41を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。また、フード32の突出状態において、空洞42より先端方向側に、固定部材31とフード32とが周方向について全周に渡って気密及び液密に接触する先端側接触部85が形成される。このため、フード32の突出状態において、先端側接触部85を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。以上のように、フード32の突出状態では、基端側接触部41及び先端側接触部85により、フード32の内部及び空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が有効に防止される。したがって、フード32の突出状態においてフード32の内部への生体組織の吸引性能が確保される。
また、フード32の突出状態では、フード32の内部へ吸引された生体組織への送液が行われる。送液スイッチ22での操作によって送液ユニットが駆動されることにより、送液経路55を通って、送液ノズル58からフード32の内部の生体組織に送液が行われる。ここで、フード32の突出状態では、フード32の内部と空洞42との間を連通させる第1の通路77が形成される。フード32の突出状態において送液経路55を通ってフード32の内部に送液された液体は、第1の通路77を通って、空洞42に流入する(図8の矢印B1)。
また、固定部材31には、内周部が外周方向側に向かって凹んだ凹部81A〜81Cが設けられている。フード32の突出状態において、空洞42に流入した液体は、凹部81A〜81Cに溜められる。以上のように、フード32の突出状態では、フード32の内部に送液された液体は、第1の通路77を通って空洞42に流入し、凹部81A〜81Cに溜まり易くなっている。なお、フード32の突出状態では、基端側接触部41及び先端側接触部85により、凹部81A〜81Cに溜まった液体の固定部材31の外部への流出が防止されている。
そして、フード32を収納状態まで移動する際には、移動操作によって駆動部72を駆動させることにより、ワイヤ71を基端方向に移動させる。ワイヤ71の移動に対応して、フード32が固定部材31に対して基端方向に移動する。そして、フード32が収納状態まで移動すると、フード32のそれぞれの凸部91A〜91Cが、固定部材31の対応する凹部81A〜81Cの基端に当接する。これにより、フード32の移動範囲が調整される。
フード32の収納状態では、先端側接触部85は形成されない。このため、空洞42の先端方向側に、空洞42と固定部材31の外部との間を連通させる第2の通路87が形成される。フード32が突出状態から収納状態に移動することにより、凹部(液溜め部)81A〜81Cに溜められた液体が、第2の通路87を通って、固定部材31の外部に流出する(図9の矢印B2)。
以上の、内視鏡装置1では、フード32の突出状態において、フード32の内部から空洞42に送液された液体を第1の通路77を通して流入させ、空洞42の凹部81A〜81Cに流入した液体を溜める。そして、フード32を収納状態まで移動することにより、第2の通路87を通して、空洞42から固定部材31の外部に溜めた液体を流出する。このため、フード32の収納状態において、フード32の内部にほとんど液体が残らない。したがって、フード32の収納状態において、挿入部11の先端面に液体がほとんど付着しない。フード32の収納状態では、観察窓47を通して撮像素子45により被写体の撮像が行われる。挿入部11の先端面に液体がほとんど付着しない構成にすることにより、フード32の収納状態において撮像素子45で被写体を観察する際に、視認性が向上する。
そこで、前記構成の内視鏡装置1では、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態の内視鏡装置1では、空洞42の基端方向側に設けられる基端側接触部41で、周方向について全周に渡って、挿入部11の外周部と固定部材31との間が気密に保たれている。このため、基端側接触部41を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。また、フード32の突出状態において、空洞42より先端方向側に、固定部材31とフード32とが周方向について全周に渡って気密及び液密に接触する先端側接触部85が形成される。このため、フード32の突出状態において、先端側接触部85を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。以上のように、フード32の突出状態では、基端側接触部41及び先端側接触部85により、フード32の内部及び空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が有効に防止される。したがって、フード32の突出状態においてフード32の内部への生体組織の吸引性能を確保することができる。
また、内視鏡装置1では、フード32の突出状態において、フード32の内部から空洞42に送液された液体を第1の通路77を通して流入させ、空洞42の凹部81A〜81Cに流入した液体を溜める。そして、フード32を収納状態まで移動することにより、第2の通路87を通して、空洞42から固定部材31の外部に溜めた液体を流出する。このため、フード32の収納状態において、フード32の内部にほとんど液体が残らない。したがって、フード32の収納状態において、挿入部11の先端面に液体がほとんど付着しない。挿入部11の先端面に液体がほとんど付着しないため、フード32の収納状態において撮像素子45で被写体を観察する際に、視認性を向上させることができる。
(第1の実施形態の変形例)
なお、第1の実施形態では、凹部81A〜81C及び凸部91A〜91C(移動範囲調整部90)により、フード32の移動範囲が調整されているが、これに限るものではない。例えば、第1の実施形態の第1の変形例として図12及び図13に示すように、移動範囲調整部95が設けられてもよい。本変形例の移動範囲調整部95は、内視鏡10の操作部12に、又は、操作部12に固定された状態で設けられる規制部96を備える。また、駆動部72は、駆動されることによりワイヤ71と一体に移動する。図12に示す収納状態から図13に示す突出状態にフード32を移動した際には、駆動部72が規制部96に当接する。これにより、駆動部72の先端方向への移動が規制される。すなわち、規制部96により駆動部72の移動範囲が規制されている。駆動部72の移動範囲が規制されることにより、フード32の移動範囲が調整される。
本変形例では、操作部12にフード32の移動範囲を調整する移動範囲調整部95が設けられているため、第1の実施形態とは異なり、フード32に凸部91A〜91Cを設ける必要はない。このため、フード32が小径化される。フード32が小径化されることにより、内視鏡装置1の先端部が小径化される。
また、第1の実施形態では、3つの凹部81A〜81Cが設けられているがこれに限るものではない。固定部材31の内周部が外周方向側に向かって凹んだ少なくとも1つの凹部(81A〜81C)が、周方向について一部の範囲に渡って設けられていればよい。そして、フード32の突出状態において送液された液体をフード32の内部から第1の通路77を通して空洞42に流入させ、流入した液体が空洞42の凹部(81A〜81C)に溜められればよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図14及び図15を示す図である。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図14及び図15は、挿入部11への装着ユニット30の装着構成を示す図である。図14ではフード32は突出状態であり、図15ではフード32は収納状態である。図14及び図15に示すように、本実施形態の内視鏡装置1では、第1の実施形態と同様に、径方向について挿入部11と固定部材31との間に空洞42が設けられている。また、空洞42の基端方向側には、基端側接触部41が設けられている。基端側接触部41では、挿入部11の外周部と固定部材31とが周方向について全周に渡って気密(液密)に接触している。このため、第1の実施形態と同様に、基端側接触部41を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が防止される。
また、図14に示すように、フード32の突出状態では、第1の実施形態と同様に、フード32の内部と空洞42との間を連通させる第1の通路77が形成される。第1の通路77は、硬質部本体37の外周部とフード32の内周部との間に規定されている。フード32の突出状態において送液経路55を通ってフード32の内部に送液された液体は、第1の通路77を通って、空洞42に流入する(図14の矢印B3)。
図14及び図15に示すように、固定部材31には、内周部が外周方向側に向かって凹んだ凹部101が設けられている。凹部101は、周方向について全周に渡って設けられている。フード32の突出状態において、空洞42に流入した液体は、凹部101に溜められる。すなわち、凹部101は、フード32の突出状態において空洞42に流入した液体を溜める液溜め部となっている。
また、フード32には、外周部が外周方向側に向かって突出した凸部102が設けられている。凸部102は、周方向について全周に渡って設けられている。フード32の移動に対応して、凸部102は凹部101の内部を長手軸Cに沿って移動する。フード32の凸部102と固定部材31の凹部101との間には、径方向について隙間が設けられている。
凸部102の先端には、長手軸Cに垂直な当接面105が設けられている。また、凹部101の先端には、長手軸Cに垂直な受け面106が設けられている。フード32の突出状態では、当接面105が受け面106に当接する。これにより、フード32の突出状態では、凹部101の先端に、凸部102が周方向について全周に渡って接触する内周接触部108が設けられている。内周接触部108では、フード32の凸部102の当接面105が凹部101の受け面106に気密及び液密に接触している。内周接触部108を設けることにより、空洞42より先端方向側に、固定部材31とフード32とが周方向について全周に渡って気密及び液密に接触する先端側接触部110が形成される。
先端側接触部110が設けられることにより、フード32の突出状態において、空洞42に流入した液体の先端側接触部85を通しての流出が防止される。同様に、先端側接触部110を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。また、前述のように、基端側接触部41では、周方向について全周に渡って、挿入部11の外周部と固定部材31との間が気密及び液密に保たれている。このため、空洞42に流入した液体の基端側接触部41を通しての流出が防止される。同様に、基端側接触部41を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。
図15に示すように、フード32の収納状態では、先端側接触部110は形成されない。このため、第1の実施形態と同様に、空洞42の先端方向側に、空洞42と固定部材31の外部との間を連通させる第2の通路87が形成される。第2の通路87は、フード32の外周部と固定部材31の内周部との間に規定されている。フード32が突出状態から収納状態に移動することにより、凹部(液溜め部)101に溜められた液体が、第2の通路87を通って、固定部材31の外部に流出する(図15の矢印B4)。
また、前述のように、フード32の移動に対応して、凸部102は凹部101の内部を長手軸Cに沿って移動する。凸部102が凹部101の先端に当接することにより、凸部102の先端方向への移動が規制される。同様に、凸部102が凹部101の基端に当接することにより、凸部102の基端方向への移動が規制される。凸部102の移動が規制されることにより、フード32の長手軸Cに沿った移動範囲が調整される。以上のように、凹部101及び凸部102が、フード32の長手軸Cに沿った移動範囲を調整する移動範囲調整部111となっている。
次に、本実施形態の内視鏡装置1の作用について説明する。フード32を突出状態まで移動する際には、移動操作によって駆動部72を駆動させることにより、ワイヤ71を先端方向に移動させる。ワイヤ71の移動に対応して、フード32が固定部材31に対して先端方向に移動する。そして、フード32が突出状態まで移動すると、フード32の凸部102が、固定部材31の凹部101の先端に当接する。これにより、フード32の移動範囲が調整される。
フード32の突出状態では、粘膜等の生体組織をフード32の内部に吸引して、フード32の内部で吸引された生体組織の処置が行われる。フード32の突出状態では、吸引経路61はフード32の内部と連通している。このため、吸引スイッチ23での操作によって吸引ユニットが駆動されることにより、吸引経路61を通って空気が吸引される。これにより、フード32の内部に、生体組織が吸引される。そして、処置具挿入口25から吸引経路61に挿通される処置具を用いて、フード32の内部で吸引された生体組織の処置が行われる。
ここで、空洞42の基端方向側に設けられる基端側接触部41では、周方向について全周に渡って、挿入部11の外周部と固定部材31との間が気密に保たれている。このため、基端側接触部41を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。また、フード32の突出状態において、空洞42より先端方向側に、固定部材31とフード32とが周方向について全周に渡って気密及び液密に接触する先端側接触部110が形成される。このため、フード32の突出状態において、先端側接触部110を通しての空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が、防止される。以上のように、フード32の突出状態では、基端側接触部41及び先端側接触部110により、フード32の内部及び空洞42から固定部材31の外部への空気の流出が有効に防止される。したがって、フード32の突出状態においてフード32の内部への生体組織の吸引性能が確保される。
また、フード32の突出状態において、先端側接触部110では、凸部102の当接面105と凹部101の受け面106とが当接する。当接面105は長手軸Cに垂直であり、受け面106は長手軸Cに垂直である。ここで、収縮状態から突出状態にフード32を移動する際には、ワイヤ71が先端方向に移動する。このため、ワイヤ71から接続部73を介して、長手軸Cに平行な先端方向への力がフード32に印加される。したがって、長手軸Cに垂直な当接面105と長手軸Cに垂直な受け面106とが当接する先端側接触部110では、フード32に印加される先端方向への力により、当接面105と受け面106とが強固に密着する。このため、先端側接触部110では、さらに確実に気密が保たれる。したがって、フード32の内部及び空洞42から固定部材31の外部への空気の流出がさらに有効に防止される。
また、フード32の突出状態では、フード32の内部へ吸引された生体組織への送液が行われる。送液スイッチ22での操作によって送液ユニットが駆動されることにより、送液経路55を通って、送液ノズル58からフード32の内部の生体組織に送液が行われる。ここで、フード32の突出状態では、フード32の内部と空洞42との間を連通させる第1の通路77が形成される。フード32の突出状態において送液経路55を通ってフード32の内部に送液された液体は、第1の通路77を通って、空洞42に流入する(図14の矢印B3)。
また、固定部材31には、内周部が外周方向側に向かって凹んだ凹部101が設けられている。フード32の突出状態において、空洞42に流入した液体は、凹部101に溜められる。以上のように、フード32の突出状態では、フード32の内部に送液された液体は、第1の通路77を通って空洞42に流入し、凹部101に溜まり易くなっている。なお、フード32の突出状態では、基端側接触部41及び先端側接触部110により、凹部101に溜まった液体の固定部材31の外部への流出が防止されている。
そして、フード32を収納状態まで移動する際には、移動操作によって駆動部72を駆動させることにより、ワイヤ71を基端方向に移動させる。ワイヤ71の移動に対応して、フード32が固定部材31に対して基端方向に移動する。そして、フード32が収納状態まで移動すると、フード32の凸部102が、固定部材31の凹部101の基端に当接する。これにより、フード32の移動範囲が調整される。
フード32の収納状態では、先端側接触部110は形成されない。このため、空洞42の先端方向側に、空洞42と固定部材31の外部との間を連通させる第2の通路87が形成される。フード32が突出状態から収納状態に移動することにより、凹部(液溜め部)101に溜められた液体が、第2の通路87を通って、固定部材31の外部に流出する(図15の矢印B4)。
以上の、内視鏡装置1では、フード32の突出状態において、フード32の内部から空洞42に送液された液体を第1の通路77を通して流入させ、空洞42の凹部101に流入した液体を溜める。そして、フード32を収納状態まで移動することにより、第2の通路87を通して、空洞42から固定部材31の外部に溜めた液体を流出する。このため、フード32の収納状態において、フード32の内部にほとんど液体が残らない。したがって、フード32の収納状態において、挿入部11の先端面に液体がほとんど付着しない。フード32の収納状態では、観察窓47を通して撮像素子45により被写体の撮像が行われる。挿入部11の先端面に液体がほとんど付着しない構成にすることにより、フード32の収納状態において撮像素子45で被写体を観察する際に、視認性が向上する。
そこで、前記構成の内視鏡装置1では、第1の実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態の内視鏡装置1では、フード32の凸部102に長手軸Cに垂直な当接面105が設けられ、固定部材31の凹部101に長手軸Cに垂直な受け面106が設けられる。そして、フード32の突出状態において、先端側接触部110では、凸部102の当接面105と凹部101の受け面106とが当接する。ここで、収縮状態から突出状態にフード32を移動する際には、ワイヤ71が先端方向に移動する。このため、ワイヤ71から接続部73を介して、長手軸Cに平行な先端方向への力がフード32に印加される。したがって、長手軸Cに垂直な当接面105と長手軸Cに垂直な受け面106とが当接する先端側接触部110では、フード32に印加される先端方向への力により、当接面105と受け面106とが強固に密着する。このため、先端側接触部110では、さらに確実に気密が保たれる。したがって、フード32の内部及び空洞42から固定部材31の外部への空気の流出をさらに有効に防止することができる。
(第2の実施形態の変形例)
なお、第2の実施形態の第1の変形例として、図16に示すように、フード32の凸部102が、ゴム等の弾性材料から形成される弾性部113を備えてもよい。本変形例では、弾性部113により、当接面105が形成される。そして、フード32の突出状態では、弾性部113の当接面105が、固定部材31の凹部101の受け面106に当接する。すなわち、フード32の突出状態において、凸部102の弾性部113が固定部材31の内周接触部108に弾性的に接触している。
弾性部113が内周接触部108に弾性的に接触するため、フード32の突出状態での先端側接触部110では、弾性部113の当接面105と受け面106とが強固に密着する。このため、先端側接触部110では、さらに確実に気密が保たれる。したがって、フード32の内部及び空洞42から固定部材31の外部への空気の流出がさらに有効に防止される。
また、第2の実施形態の第2の変形例として、図17に示すように、固定部材31が、ゴム等の弾性材料から形成される弾性部115を備えてもよい。本変形例では、凹部101の一部が、弾性部115から形成されている。また、凹部101の先端の受け面106は、弾性部115から形成されている。そして、フード32の突出状態では、フード32の凸部102の当接面105が弾性部115の受け面106に当接する。すなわち、フード32の突出状態において、内周接触部108の弾性部115がフード32の凸部102に弾性的に接触している。
弾性部115が凸部102に弾性的に接触するため、フード32の突出状態での先端側接触部110では、弾性部115の受け面106と当接面105とが強固に密着する。このため、先端側接触部110では、さらに確実に気密が保たれる。したがって、フード32の内部及び空洞42から固定部材31の外部への空気の流出がさらに有効に防止される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
以下、本発明の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する

(付記項1)
長手軸に沿って延設される挿入部を備える内視鏡と
前記内視鏡の前記挿入部の先端部に固定される固定部材と
前記挿入部の外周部と前記固定部材とが周方向について全周に渡って気密に接触する基端側接触部と
前記基端側接触部より先端方向側で、かつ、径方向について前記挿入部と前記固定部材との間に空洞を規定する空洞規定部と
前記空洞に収納された収納状態と前記固定部材から前記先端方向側に突出する突出状態との間で前記固定部材に対して前記長手軸に沿って移動可能なフードと
前記フードの前記突出状態において、前記フードの内部と前記空洞との間を連通させる第1の通路を規定する第1の通路規定部と
前記フードの前記突出状態において、前記空洞より前記先端方向側で前記固定部材と前記フードとを前記周方向について全周に渡って気密及び液密に接触させる先端側接触部と
前記フードの収納状態において、前記空洞と前記固定部材の外部との間を連通させる第2の通路を前記径方向について前記固定部材と前記フードとの間に規定する第2の通路規定部と
を具備する内視鏡装置

Claims (14)

  1. 先端部、基端部及び外周部を有し、前記先端部から前記基端部まで延設される長手軸を有する挿入部を備える内視鏡と、
    先端部、基端部、外周部及び内周部を有し、前記挿入部の前記先端部に前記基端部が接触する状態で前記挿入部に固定される筒状の固定部材と、
    前記固定部材の前記基端部の前記内周部に設けられ、前記挿入部の前記先端部の前記外周部と気密に接触する基端側接触部と、
    前記挿入部の前記外周部及び前記固定部材の前記先端部の前記内周部から形成され、前記基端側接触部より先端方向側において前記挿入部の前記外周部と前記固定部材の前記先端部の前記内周部との間に空洞を規定する空洞規定部と、
    前記空洞に収納された収納状態と前記固定部材の前記先端部から前記先端方向側に突出する突出状態との間で前記固定部材に対して前記長手軸に沿って移動可能な筒状のフードと、
    前記固定部材の前記内周部に設けられ、前記フードの前記突出状態において、前記フードの外周部に前記周方向について全周に渡って気密及び液密に接触させる先端側接触部と
    前記フードの内周部及び前記挿入部の前記外周部から形成され、前記フードの前記突出状態において、前記フードの内部と前記空洞との間を連通させる第1の通路を規定する第1の通路規定部と、
    前記固定部材の前記内周部及び前記フードの前記外周部から形成され、前記フードの収納状態において、前記空洞と前記固定部材の外部との間を連通させる第2の通路を規定する第2の通路規定部と、
    を具備する内視鏡装置。
  2. 前記挿入部の前記先端部から前記フードの前記内部に送液される液体が通る送液経路を前記挿入部の内部に前記長手軸に沿って規定する送液経路規定部をさらに具備する、請求項1の内視鏡装置。
  3. 前記空洞規定部は、前記フードの前記突出状態において送液された前記液体を前記フードの前記内部から前記第1の通路を通して前記空洞に流入させ、流入した前記液体を溜める液溜め部であって、前記突出状態から前記収納状態に前記フードが移動することにより、溜められた前記液体を前記第2の通路を通して前記固定部材の前記外部に流出する液溜め部を備える、請求項2の内視鏡装置。
  4. 前記液溜め部は、前記周方向について一部の範囲に渡って設けられ、前記固定部材の前記内周部が外周方向側に向かって凹んだ凹部を備え、
    前記フードは、前記先端方向側に向かうにつれて前記長手軸から前記フードの前記外周部までの寸法が小さくなるテーパ部を備え、
    前記先端側接触部は、前記固定部材の前記内周部に設けられ、前記フードの前記突出状態において前記テーパ部が気密及び液密に接触する内周接触部を備える、
    請求項3の内視鏡装置。
  5. 前記凹部は、前記周方向について互いに対して離間した状態で設けられる複数の前記凹部である、請求項4の内視鏡装置。
  6. 前記液溜め部は、前記周方向について全周に渡って設けられ、前記固定部材の前記内周部が外周方向側に向かって凹んだ凹部を備え、
    前記フードは、前記周方向について全周に渡って設けられ、前記フードの前記外周部が前記外周方向側に向かって突出した凸部であって、前記フードの移動に対応して前記凹部の内部を前記長手軸に沿って移動する凸部を備え、
    前記先端側接触部は、前記凹部の先端に設けられ、前記フードの前記突出状態において前記凸部が気密及び液密に接触する内周接触部を備える、
    請求項3の内視鏡装置。
  7. 前記挿入部の前記内部に前記長手軸に沿って設けられ、前記長手軸に沿って移動することにより、前記フードを移動させる線状部材と、
    前記線状部材と前記フードとの間を接続する接続部と、
    をさらに具備し、
    前記凸部は、前記長手軸に対して垂直な当接面を備え、
    前記内周接触部は、前記長手軸に対して垂直で、前記フードの前記突出状態において前記当接面が当接する受け面を備える、
    請求項6の内視鏡装置。
  8. 前記凸部は、前記フードの前記突出状態において前記内周接触部に弾性的に接触する弾性部を備える、請求項6の内視鏡装置。
  9. 前記内周接触部は、前記凹部の一部を形成し、前記フードの前記突出状態において前記凸部に弾性的に接触する弾性部を備える、請求項6の内視鏡装置。
  10. 前記フードの前記突出状態において前記フードの内部と連通する吸引経路を前記挿入部の内部に前記長手軸に沿って規定する吸引経路規定部をさらに具備する、請求項1の内視鏡装置。
  11. 前記内視鏡の前記挿入部の前記先端部に設けられる観察窓と、
    前記挿入部の前記先端部に内蔵され、前記観察窓を通して被写体を撮像する撮像素子と、
    をさらに具備する、請求項1の内視鏡装置。
  12. 前記フードの前記長手軸に沿った移動範囲を調整する移動範囲調整部をさらに具備する、請求項1の内視鏡装置。
  13. 前記移動範囲調整部は、
    前記固定部材の前記内周部が外周方向側に向かって凹んだ凹部と、
    前記フードの前記外周部が前記外周方向側に向かって突出し、前記フードの移動に対応して前記凹部の内部を前記長手軸に沿って移動する凸部であって、前記凹部に当接することにより移動が規制される凸部と、
    を備える請求項12の内視鏡装置。
  14. 前記挿入部の内部に前記長手軸に沿って設けられ、前記長手軸に沿って移動することにより、前記フードを移動させる線状部材と、
    前記線状部材の一端と前記フードとの間を接続する接続部と、
    前記線状部材の他端が接続され、前記フードを移動させる移動操作が入力されることにより駆動される駆動部であって、駆動されることにより前記線状部材と一体に移動する駆動部と、
    をさらに具備し、
    前記内視鏡は、前記挿入部の基端方向側に設けられる操作部を備え、
    前記移動範囲調整部は、前記内視鏡の前記操作部又は前記操作部に固定された状態で設けられ、前記駆動部の移動範囲を規制する規制部を備える、
    請求項12の内視鏡装置。
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