JP2003093329A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2003093329A
JP2003093329A JP2002105378A JP2002105378A JP2003093329A JP 2003093329 A JP2003093329 A JP 2003093329A JP 2002105378 A JP2002105378 A JP 2002105378A JP 2002105378 A JP2002105378 A JP 2002105378A JP 2003093329 A JP2003093329 A JP 2003093329A
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Hiroki Moriyama
宏樹 森山
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察視野領域内に出血部位等の病変部を捉え
たら、直ちに止血等の処置ができる内視鏡を提供する。 【解決手段】 内視鏡100の先端部12に、最も引っ
込めた状態では、観察視野領域26の外にあり最も前方
に突出させるとその一部が観察視野領域内26に入るよ
うに、突没自在に移動可能なフード部20を設け、その
フード部20の先端の一部に対向して複数の電極40を
設ける。この電極40は図示しない電線がフード部20
から接続部材41、ワイヤ部42を通って把持部44か
らケーブル45により制御部46と接続し、操作部9に
設けたスイッチにより通電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、挿入部の先端部
にフード部を設けた内視鏡に関する。 【0002】 【従来の技術】内視鏡先端のフード部が突没自在に構成
した内視鏡は、例えば、特開平9−215656号公報
で知られている。このように、フード部が突没自在の内
視鏡においては、挿入時、観察時だけでなく、処置時に
おいて、病変部から出血があった場合、通常は鉗子やス
ネアなどの病変部を切り取る処置具を鉗子チャンネルか
らいったん抜いて、止血用の処置具を鉗子チャンネルに
挿通し、止血作業を行う。 【0003】このような内視鏡においては、その先端部
に設けられたフード部を突出させて生体壁との距離を保
つことができても、直ちに止血などの処置を行うことが
できない。これでは、病変部を切り取ってから時間がか
かり、出血が更に広がるおそれがある。また、止血作業
は病変部と適切な距離を確保した上で、画像で止血部位
及び止血作業をしっかり確認しながら作業を行う必要が
あるが、その適切な距離を保つのが通常は容易でない。 【0004】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、観察視野領域内に出
血部位等の病変部を捉えたら、直ちに止血等の処置がで
きる内視鏡を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、内視鏡先端
部に、観察視野範囲外から観察視野範囲内で生体組織に
当接する突出物を突出させる手段と、前記突出物に通電
して生体組織を焼灼する手段とを設けた内視鏡である。 【0006】この内視鏡の構成によれば、オペレータが
内視鏡の観察視野範囲内に病変部等を視認すると、観察
視野範囲外から観察視野範囲内に突出物を生体組織の病
変部等に突出させ、その突出物に通電することにより生
体組織の病変部等を焼却できる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。 【0008】(第1の実施の形態)第1の実施の形態を
図1〜図5を参照して説明する。図1は内視鏡装置全体
の概略的な構成を示す図である。内視鏡装置は、内視鏡
1、光源装置2、映像信号処理回路や駆動回路を内蔵す
るビデオプロセッサ3、このビデオプロセッサ3に接続
されたモニター4、VTRデッキ5、ビデオプリンタ
6、ビデオディスク7などの周辺機器により構成されて
いる。 【0009】前記内視鏡1は、体腔内に挿入するための
挿入部8、この挿入部8の基端側に連接された操作部
9、この操作部9からユニバーサルコード13が延設さ
れている。この操作部9から延設されたユニバーサルコ
ード13の先端にはコネクタ14が設けられ、このコネ
クタ14は光源装置2と接続されている。また、コネク
タ14とビデオプロセッサ3とは接続コード13aによ
り接続されている。 【0010】前記挿入部8は軟性部10と、この軟性部
10に連結された湾曲部11と、さらに、この湾曲部1
1に連結された先端部12とで構成されている。 【0011】前記操作部9には、鉗子口15、送気送水
用スイッチ16、吸引スイッチ17が設けられ、さら
に、図示しない、上下左右の湾曲操作用ノブが設けられ
ている。この湾曲操作用ノブの操作により、湾曲部11
を湾曲させ、先端部12の向きを操作できるようになっ
ている。 【0012】前記モニター4に表示される内視鏡1の観
察画像18は略矩形である。その観察画像18の略矩形
の対辺方向をL1、対角方向をL2とする。 【0013】図2は、前記内視鏡1の先端部12付近の
縦断面を示す図である。先端部12にはフード部20が
設けられている。このフード部20は、対物光学系ユニ
ット21の対物レンズ22の先端面よりも更に前方へ突
出した突出部23を形成している。フード部20の突出
部23の先端縁は、図中破線で示される観察視野領域2
6に殆ど入らないように形成されている。 【0014】フード部20は先端部12に対して着脱自
在となっており、先端部12に対する装着部24が設け
られ、この装着部24にフード部20が圧入されてい
る。フード部20の突出部23の外周部分の一部は、他
部に対して、d1,d2(d1>d2)に示すように、
挿入部8の軸心19からの距離が異なり、d1方向に出
っ張った外周部分33を形成している。 【0015】図3は前記内視鏡1の先端部12を先端側
正面から見た図である。先端部12には、内視鏡の先端
部の一般的な構成要素として、対物レンズ22、照明レ
ンズ27、鉗子チャンネル開口部28、送気送水ノズル
29が設けられている。 【0016】前記送気送水ノズル29の周囲には、フー
ド部20の一部として凸部30と凹部31が設けられて
いる。これは、フード部20が正しい回転方向で先端部
12に取り付けるためのもので、正しく取り付けられれ
ば、図3のように、送気送水ノズル29が凹部31に嵌
挿できるようになっている。 【0017】前記対物光学系ユニット21、つまり対物
レンズ22の光軸32は、挿入部8の軸心19と一致せ
ずにずれるようになっている。これは、対物レンズ2
2、照明レンズ27、鉗子チャンネル開口部28、送気
送水ノズルなどを配置する場合に、特に、鉗子チャンネ
ル開口部28は径サイズが大きいので、先端部12の外
径をできるだけ太くしないようにする為に、光軸32を
挿入部8の軸心19からずらして配置する必要があるか
らである。 【0018】このような光軸32の配置は、光軸32を
挿入部8の軸心19に対してほぼUP方向にずらした配
置としている。ここで、UP方向とは、オペレータが操
作部9を操作してUP方向に湾曲部11を曲げたとき
に、モニター4の観察画像18の画像が上方に移動する
方向である。 【0019】また、前記フード部20の突出部23の外
周部分33も、d1のように、UP方向に出っ張るよう
に形成されている。この外周部分33の出っ張り方向
は、挿入部8の軸心19に対して光軸32がずれている
方向と略同方向となっている。 【0020】図4は、先端部12のフード部20の突出
部23先端を生体壁34へ当接させたときを示す図であ
る。 【0021】突出部23が生体壁34に当接するため、
対物レンズ22の先端面は生体壁34に当たることはな
く、その先端面は突出部23の突出高h1の分の距離を
保つことになる。 【0022】突出部23は全周が突出高h1である必要
はないが、少なくとも2点が突出高h1を有している。
この2点が生体壁34に当接することにより、図4で示
すように対物レンズ22の先端面から生体壁34までを
突出高h1の距離を保つことができるようになってい
る。 【0023】ここで、突出高h1は観察深度範囲内であ
ることが最も望ましい。例えば、対物光学系ユニット2
1の観察深度が5mm〜100mmであれば、突出高h
1は5mm以上100mm以下であることが最も望まし
い。仮に、突出高h1が4mmだったとすると、ほぼ光
軸32上に位置する生体壁34上のポイント35は、観
察深度範囲外となる。しかし、観察視野領域26内の光
軸32上にはない生体壁34上のある部分、例えば観察
視野領域26内の端の方の生体壁34上のポイント36
が、対物レンズ22先端面から5mm以上あり、観察画
像18において焦点が合う部分があるとよい。つまり、
突出部23によって生体壁34に当接させたときに、観
察画像18の少なくとも一部は焦点が合う部分が存在す
るような突出高を突出部23の複数の部分において有し
ていればよい。 【0024】なお、上述のような十分な突出高を有する
部分は、突出部23においてできるだけ多くの部分にあ
ることが望ましく、全周が十分な突出高であることは非
常に望ましい。本実施の形態では、図2に示すように、
全周が同じ突出高ではなく、一部に凹部37が形成され
ている。 【0025】光軸32を挿入部8の軸心19からずらし
た方向と略同方向のフード部20の外周部分33を出っ
張らせ、先端部12の挿入部8の軸心19からの距離を
十分にとることにより、外周部分33の前方突出高を十
分出すとともに、フード部20が観察視野領域26に入
りにくくしている。 【0026】また、フード部20の外周部分33は先端
部12の外径の大きさに影響するが、全周を挿入部8の
軸心19に対して太くしているのは一部だけなのでその
影響は極力小さくできる。 【0027】図5は、観察視野領域26を正面から見た
ときの図である。まず、図中破線で示すように、観察視
野領域26aは対物レンズ22の先端面上のモニター4
で見られる観察画像18に近い形状である。しかし、対
物レンズ22の先端面からある程度離れた位置になる
と、図中26bで示すように、対角方向L2の領域が広
がった形状となる。これは対物光学系ユニット21の収
差によって、中心より遠い位置ほど、像が圧縮される度
合いが大きいためである。このことから、観察画像18
が円でない場合、図2や図4で示す観察視野領域26の
角度(視野角)は、対辺方向L1より対角方向L2がよ
り広くなる。 【0028】図2、図4では観察視野領域26はUP方
向とDOWN方向を示しているので、対辺方向L1を示
している。しかし、この図2及び図4に示されていない
対角方向L2の観察視野領域26は対辺方向L1より更
に広いため、図2の凹部37のように、その観察視野領
域26の対角方向L2に対応したフード部20の突出高
を少し下げることで、観察画像18内にフード部20が
極力入らないようにしている。 【0029】また、挿入部8の軸心19に対して光軸3
2をずらす方向は、対辺方向L1(本実施の形態ではU
P方向)としたのも、対角方向L2に比べて、外周部分
33をできるだけ外周方向に出っ張らせずに、十分な突
出高を確保し、観察視野領域26内にフード部20を極
力入らないようにできるからである。 【0030】したがって、例えば、図4のように、フー
ド部20の少なくとも2点が生体壁34に接したとき
に、観察画像18の少なくとも一部が観察深度内、つま
り、焦点があっていれば、その部分では画像は真っ赤に
ならず生体壁34の生体粘膜が見えるので、オペレータ
にとって混乱をきたしにくく、挿入時であれば次に進む
べき管腔方向を判断しやすくなり、病変観察時であれば
病変部が見やすくなる。 【0031】また、フード部20が先端部12に対して
着脱自在であるので、内視鏡外径をより細い状態で使い
たいオペレータや症例においては、フード部20を先端
部12から外して使うことができる。 【0032】この第1の実施の形態によれば、フード部
20が全体として、観察に邪魔にならない、つまり、観
察視野範囲を大きく妨げない範囲で、前方突出高を極力
高くできるので、視野範囲のケラレを少なくできフード
部20として性能を十分発揮できる。 【0033】なお、この第1の実施の形態において、フ
ード部20は先端部12に対して着脱自在となっている
構成としたが、フード部20は先端部12に対して外せ
ないように固定された構成してもよい。このように、フ
ード部が先端部12に対して外せないように固定する構
成の場合は、突出部23が樹脂カバー25に一体となる
ように成形する。このように、フード部20が固定され
ていることによりフード部20の着脱の手間がないの
で、外径が多少太くなること以上にフード部20の効果
を重視するユーザーにとっては非常に便利な構成の内視
鏡となる。 【0034】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
ついて図6及び図7を参照して述べる。なお、前述した
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説
明は省略する。なお、前述した第1の実施の形態と同一
の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。図
6は内視鏡装置全体の概略的な構成を示す図、図7は内
視鏡で観察した観察画像を示す図である。 【0035】内視鏡100の先端部12においてフード
部20は突没自在に移動可能となるように取り付けられ
ている。 【0036】フード部20先端の一部には、複数の電極
40が設けられている。フード部20は接続部材41を
介してワイヤ部42に接続されている。ワイヤ部42は
挿入部8内の管路43を通って、操作部9の一部から外
部に出て、把持部44に接続されている。把持部44及
びワイヤ部42は管路43に沿うように前後に移動可能
となっている。電極40からは図示しない電線がフード
部20から接続部材41、ワイヤ部42を通って把持部
44からケーブル45として外部に出て制御装置46に
接続されている。また、操作部9の一部に設けたスイッ
チ47の電線48も制御装置46に接続されている。 【0037】フード部20は、最も引っ込めた状態で
は、観察視野領域26の外にあり、観察画像18に映ら
ないようになっている。また、フード部20は最も前方
に突出させると、図中破線で示すように、その一部が観
察視野領域26内に入るので、観察画像18内にフード
部20が映るようになる。 【0038】この第2の実施の形態においても、内視鏡
100の外径を極力細くするように対物レンズ22など
の各内蔵物を配置するので、光軸32は挿入部8の軸心
19に対してずれており、そのずれている方向と略同じ
方向においてフード部20の突出部23の一部の外周を
外周部分33として出っ張らせている。 【0039】次に、作用を説明する。フード部20、外
周部分33の作用、効果は第1の実施の形態と同様であ
る。 【0040】オペレータは処置時などにおいて、内視鏡
100を操作して病変部から出血があった場合に、病変
部などを切り取るための処置具と止血のための処置具と
を鉗子チャンネルで入れ換えずに、電極40を図7で示
す観察画像18で確認できる程度にフード部20を前方
に押し出し、そこで操作部9のスイッチ47を操作す
る。この操作により制御装置46は2つの電極40に通
電することで、2つの電極40間に電流を流し、その電
流が流れた場所の生体粘膜表面組織を変質させて直ちに
止血を行うことができる。つまり、オペレータは、病変
部を切り取る処置を行った直後に、その処置具を抜かず
して、ただちに止血作業を行うことができる。 【0041】また、フード部20が突没自在なので、止
血部位と適切な距離が保て、しかも、外周部分33のよ
うな第1実施の形態と同様に観察画像18を遮る部分を
極力少なくしているので、観察や処置の邪魔にならな
い。 【0042】さらに、フード部20が観察画像18内に
入っても、フード部20が透明な部材で構成されている
と、オペレータはフード部20ごしに止血部位などの処
置部の観察を行うことができる。 【0043】この第2の実施の形態によると、オペレー
タは処置時などにおいて、観察視野領域26内に止血部
位を捉えたら、直ちに止血できる。 【0044】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について図8を参照して述べる。なお、前述した第
1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細
な説明は省略する。図8は内視鏡装置全体の概略的な構
成を示す図である。 【0045】内視鏡101の先端部12において、フー
ド部20は樹脂カバー25と同一部材で固着された構成
となっている。 【0046】樹脂カバー25には流体を噴出させるため
の流体開口部50が設けられ、流体開口部50のすぐ内
側には金属パイプ51が設けられ、金属パイプ51の開
口部50の反対側にはチューブ52が接続されている。
金属パイプ51と金属製の先端部12の先端部本体53
との間には電気を通さない絶縁パイプ54が介在してい
る。また、金属パイプ51と接続されたチューブ52は
内視鏡101の一部から内視鏡101外部に延出し、弁
を有する流体駆動装置55に接続されている。この流体
駆動装置55は、チューブ56を介してアルゴンガス供
給器57と接続され、チューブ58を介して水供給器5
9と接続されている。 【0047】金属パイプ51に電線60の一端が接続さ
れ、電線60の他端は制御装置46に接続されている。
また、操作部9に設けられた例えば、スイッチ47a,
47b,47cからの信号を伝える電線48も制御装置
46に接続されている。また、生体壁34の一部に貼り
付けるための電極板61のケーブル62も制御装置46
に接続されている。この制御装置46は、操作部9のス
イッチ47a,47b,47cなどにより流体駆動装置
55を制御するようになっている。また、生体壁34に
は、出血部位63がある。 【0048】この第3の実施の形態においても、内視鏡
100の外径を極力細くするように対物レンズ22など
の各内蔵物を配置するので、光軸32は挿入部8の軸心
19に対してずれており、そのずれている方向と略同じ
方向においてフード部20の突出部23の一部の外周を
外周部分33として出っ張らせている。 【0049】次に、作用を説明する。フード部20、外
周部分33の作用、効果は第1の実施の形態と同様であ
る。 【0050】オペレータは処置時などにおいて、出血部
位63を観察画像18内に確認すると、出血がある程度
広がっている場合、まずスイッチ47aを操作して、流
体駆動装置55を駆動させて水供給器59からの水を流
体開口部50から噴射し、出血部を洗い、出血源を明確
にする。そして、オペレータは、スイッチ47bを操作
して、流体駆動装置55を駆動させてアルゴンガスを流
体開口部50から出血源に向けて噴射する。続いて、オ
ペレータはスイッチ47cを操作して金属パイプ51と
電極板61間を通電(放電)することで、生体壁34表
面の出血源付近の組織を変質させ、直ちに出血部位63
の止血を行うことができる。 【0051】この第3の実施の形態によれば、オペレー
タは処置時などにおいて、観察視野18内に出血部位6
3を捉えたら、ただちに止血処置を行うことができ、こ
の止血処置を内視鏡101に設けた電極を汚さずに行う
ことができ、出血部位63の速やかな洗浄も行うことが
できる。 【0052】また、アルゴンガスで非接触的に生体粘膜
に通電できるので、金属パイプ51と電極板61との電
極部に止血時の変質した組織がこびりつくようなことが
なく、検査後の内視鏡100の先端部の洗浄を容易なも
のにすることができる。 【0053】さらに、出血部位63を速やかに洗うと共
に速やかな止血を金属パイプ51、チューブ52などの
同一の管路を介して行えるので、太径化せずに、安価な
構造で、高い止血性能を発揮できる内視鏡101とする
ことができる。 【0054】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されなるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施できることは勿論である。また、上記
各実施の形態によれば、次のような構成が得られる。 【0055】(付記1)対物光学系ユニットの光軸が、
内視鏡の挿入部の軸心とずれて配置されているときに、
内視鏡の先端部に対物レンズ面より前方に突出するフー
ド部を有する内視鏡において、前記光軸が前記挿入部の
軸心に対してずれている方向と略同方向に、フード部外
周を突出させたことを特徴とする内視鏡。 【0056】(付記2)付記1において、フード部の少
なくとも一部は、対物光学系ユニットの観察深度内に入
るような前方突出高を有することを特徴とする内視鏡。 【0057】(付記3)付記1において、フード部は内
視鏡先端に対して着脱自在であることを特徴とする内視
鏡。 【0058】(付記4)付記1において、フード部は内
視鏡先端に対して一体的に固定されていることを特徴と
する内視鏡。 【0059】(付記5)付記1において、モニターに略
矩形で観察画像表示を行うものにおいて、前記光軸がず
れている方向及びフード部外周が突出している方向は、
前記モニターの略矩形画像における対辺方向であること
を特徴とする内視鏡。 【0060】(付記6)内視鏡先端部に、観察視野範囲
外から観察視野範囲内で生体組織に当接する突出物を突
出させる手段と、前記突出物に通電して生体組織を焼灼
する手段とを設けた内視鏡。 【0061】(付記7)付記6において、突出物はアル
ゴンガスで、内視鏡先端部のアルゴンガス排出孔に一方
の電極を設け、生体側にもう一方の電極を設けたことを
特徴とする内視鏡。 【0062】(付記8)付記6において、突出物は突没
自在のフード部で、フード部先端縁に電極を設けたこと
を特徴とする内視鏡。 【0063】(付記9)付記6において、内視鏡先端部
に対物レンズより前方に突出するフード部を有すること
を特徴とする内視鏡。 【0064】 【発明の効果】この発明によれば、観察視野領域内に出
血部位等の病変部を捉えたら、直ちに止血等の処置がで
きる内視鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1の実施の形態における内視鏡装置全体の概
略的な構成を示す図。 【図2】同実施の形態における内視鏡の先端部の縦断面
図。 【図3】同実施の形態における内視鏡の先端部の正面
図。 【図4】同実施の形態における内視鏡の先端部の生体壁
への当接を示す図。 【図5】同実施の形態における内視鏡の観察視野領域を
正面から見た図。 【図6】第2の実施の形態における内視鏡全体の概略的
な構成を示す図。 【図7】同実施の形態における観察画像を示す図。 【図8】第3の実施の形態における内視鏡装置全体の概
略的な構成を示す図 【符号の説明】 1,100,101…内視鏡 8…挿入部 12…先端部 19…挿入部8の軸心 20…フード部 21…対物光学系ユニット 22…対物レンズ 23…突出部(突出するフード部) 26…観察視野領域 32…光軸 33…外周部分(フード部外周) 40…電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内視鏡先端部に、観察視野範囲外から観
    察視野範囲内で生体組織に当接する突出物を突出させる
    手段と、前記突出物に通電して生体組織を焼灼する手段
    とを設けた内視鏡。
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Cited By (2)

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