JP2000342535A - 肛門用ビデオ内視鏡 - Google Patents

肛門用ビデオ内視鏡

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JP2000342535A
JP2000342535A JP11160880A JP16088099A JP2000342535A JP 2000342535 A JP2000342535 A JP 2000342535A JP 11160880 A JP11160880 A JP 11160880A JP 16088099 A JP16088099 A JP 16088099A JP 2000342535 A JP2000342535 A JP 2000342535A
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Japan
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anus
outer tube
video endoscope
insertion portion
endoscope
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JP11160880A
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English (en)
Inventor
Masanori Hamazaki
昌典 濱▲崎▼
Kan Naito
観 内藤
Takemichi Honda
武道 本多
Toshinari Maeda
俊成 前田
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Hideki Tsujitani
英樹 辻谷
Nobuaki Akui
伸章 安久井
Kunihide Kaji
国英 梶
Akira Shiga
明 志賀
Hitoshi Hiraoka
仁 平岡
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、肛門の痔等の患部を視野の中に大き
く捉えることができて、処置する操作が行い易い肛門用
ビデオ内視鏡を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、挿入部10と把持部11を有す
る肛門用ビデオ内視鏡1において、上記挿入部10は、
側孔23を有する外筒管12と、上記側孔23に位置す
る処置対象部位を観察する観察光学系17と上記処置対
象部位を照明する照明光学系18を有する観察部16
と、上記観察部16と外筒管12に設けられた側孔23
との間の空間に向けて処置具を導出するチャンネル開口
部15とを備え、上記チャンネル開口部15を、上記空
間から挿入部の軸方向に退避して設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肛門に挿入して肛
門・直腸の観察・診断及び処置を行う肛門用ビデオ内視
鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】特表平6−506855号公報に記載し
てある従来の肛門用ビデオ内視鏡は、2つの刃のうち1
つの刃に設けられたトラックに沿って動き得るようにビ
デオカメラが着脱式に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオ内視鏡は
観察光学系の視野の上方と下方に刃が設けられているの
で、前方にある病変部を観察することは可能だが、観察
光学系と病変部までの距離を充分に大きくとらなければ
ならず、その結果、処置を行う場合には、ビデオカメラ
の持つ視野の僅かな部分でしか処置対象の病変部を捉え
ることができなかった。そのため、特に細かな操作が要
求される処置作業が非常にやりにくかった。
【0004】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
で、肛門の痔等の患部を大きく視野の中に捉えることが
できて、しかも、処置する操作が行い易い肛門用ビデオ
内視鏡を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
挿入部と把持部を有する内視鏡において、上記挿入部
は、側孔を有する外筒管と、上記側孔に位置する処置対
象部位を観察する観察光学系と上記処置対象部位を照明
する照明光学系を有する観察部と、上記観察部と外筒管
に設けられた側孔との間の空間に向けて処置具を導出す
るチャンネル開口部とを備え、上記チャンネル開口部は
上記空間から挿入部の軸方向に退避して設けたことを特
徴とする肛門用ビデオ内視鏡。
【0006】請求項2に係る発明は、上記外筒管は、透
明で着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の
肛門用ビデオ内視鏡である。
【0007】請求項3に係る発明は、上記挿入部が、上
記把持部に対して回動自在に取り付けられていることを
特徴とする請求項1に記載の肛門用ビデオ内視鏡であ
る。
【0008】請求項4に係る発明は、上記観察部が、上
記外筒管の内部に配置された湾曲部の先端部に設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の肛門用ビデオ
内視鏡である。
【0009】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1乃至図5
を参照して本発明の第1実施形態に係る肛門用ビデオ内
視鏡のシステムを説明する。図1はその肛門用ビデオ内
視鏡とその周辺機器のシステム全体を示す。肛門用ビデ
オ内視鏡1は内視鏡本体2とユニバーサルコード3とコ
ネクタ4からなり、コネクタ4は光源装置5に接続され
る。上記コネクタ4には電気ケーブル6を介してカメラ
コントロールユニット7が接続されている。カメラコン
トロールユニット7はケーブル9を介してモニター8と
接続される。
【0010】上記光源装置5からの光はコネクタ4から
ユニバーサルコード3を経て内視鏡本体2に至るまでそ
れらの内部に配置された図示しないファイバーを介して
伝達されて体腔内へ照射される。この肛門用ビデオ内視
鏡1で得られた画像信号はその内視鏡本体2からユニバ
ーサルコード3を経てコネクタ4に伝達され、コネクタ
4から電気ケーブル6を介してカメラコントロールユニ
ット7に伝達される。カメラコントロールユニット7
は、伝送された画像信号を処理して得た映像信号をケー
ブル9を介してモニター8に伝達し、そこで画像として
表示する。
【0011】図2は、肛門用ビデオ内視鏡1の内視鏡本
体2を示しており、この内視鏡本体2は挿入部10と把
持部(手元部)11より構成される。挿入部10は外筒
管12と内挿部13とで構成されており、内挿部13に
は前方へ突き出す突部14と、この突部14の根元側に
位置したチャンネル開口部15が設けられている。チャ
ンネル開口部15は突部14が突き出す内挿部13の前
端壁面にその突部14を避けて前方に向いて開口してい
る。突部14はチャンネル開口部15の下側に片寄って
配置され、チャンネル開口部15は突部14の上側に片
寄って配置されている。
【0012】突部14の先端部にはチャンネル開口部1
5の前方に位置する部位に向けて斜めに向いた観察部1
6が設けられている。この観察部16には図2および図
3で示すように観察光学系17と照明光学系18と送気
送水ノズル19が設けられている。
【0013】図3はその観察部16の部分を縦断した断
面図を示している。上記観察光学系17はレンズユニッ
ト20とCCDユニット21とで構成され、レンズユニ
ット20が捉えた画像をCCDユニット21に伝達し、
CCDユニット21はその画像を撮像信号に変換する。
この信号は上述したように信号ケーブル22を通じて上
記ユニバーサルコード3内を通じてコネクタ4に導かれ
る。
【0014】上記送気送水ノズル19はレンズユニット
20の外表面に向けて設けられている。そしてレンズユ
ニット20の外表面に向けて送水および必要に応じて送
気を行うことによりその表面を洗浄することができる。
【0015】上記挿入部10の外筒管12はガラス及び
プラスチック等の透明な部材で円筒形状に作られてお
り、外筒管12の先端の方の部分は砲弾型に形成されて
いる。外筒管12の側壁上方部分には側孔23が設けら
れている。そして、外筒管12は挿入部10の基端にお
いて内挿部13の基部外周に嵌合して接続される。
【0016】図4は、外筒管12が挿入部10の基端部
で内挿部13に接続された状態を模式的に示す縦断面で
ある。外筒管12の基端側部分における内周には凸部2
4が設けられ、これは内挿部13の外周に設けられた凹
部25と着脱自在に係合する。これにより、挿入部10
の軸方向において外筒管12を内挿部13に定位置で接
続する。
【0017】図5は、図4におけるA−A線に沿う部分
の横断面を示している。外筒管12の内周には回転防止
凸部26が設けられ、この回転防止凸部26は内挿部1
3の外周に設けられた回転防止用凹部27と嵌合する。
この接続状態で、上記チャンネル開口部15は、突部1
4の基端側に位置すると共に、外筒管12の側孔23と
観察部16との間の空間に向けて配置される。しかも、
上記チャンネル開口部15は上記空間から挿入部10の
軸方向に退避して設けられている。
【0018】一方、上記把持部11は図2で示すよう
に、実際に手で握られるグリップ28の部分と挿入部1
0と一体的に形成される基体部29の部分とで構成され
る。グリップ28の下端部には上記ユニバーサルコード
3が連結される。把持部11は挿入部10に対して直角
あるいは鈍角をなす方向に向けられている。ユニバーサ
ルコード3の間にはそのユニバーサルコード3の座屈を
防止する座屈防止用弾性部材30が設けられている。
【0019】グリップ28の上部の挿入方向に位置する
側壁部分には上記チャンネル開口部15から汚物等の吸
引を行う際、その操作を行う吸引ボタン31が設けら
れ、その吸引ボタン31の下側には上記送気送水ノズル
19から送気や送水の操作を行う際、それらの操作を行
う送気送水ボタン32が設けられている。基体部29に
おいて挿入部10の反対側に位置する部位は上記チャン
ネル開口部15に直線的に連通する鉗子挿入口33が設
けられている。鉗子挿入口33には気密を確保するため
の鉗子栓34が着脱自在に接続されている。
【0020】さらに図2は肛門用ビデオ内視鏡1を使用
して痔を高周波で切除するところを示したものである。
すなわち、内挿部13に外筒管12を装着した挿入部1
0を肛門50内に挿入し、鉗子栓34より差し込んだ高
周波スネア35をチャンネル開口部15から外筒管12
内に突き出し、外筒管12の側孔23から外筒管12内
に入り込んだ痔51の部分に掛けて緊縛し、高周波で切
除する。
【0021】この第1実施形態によれば、次のような種
々の効果が得られる。チャンネル開口部15の前方部位
から離れて突部14に観察光学系17を形成したので、
外筒管12に設けられた側孔23から外筒管12内に突
き出した患部(痔)に対して、観察光学系17を接近さ
せて向けることができ、かつ、患部(痔)に対して観察
光学系17が密着することもないので、一般的に狭い外
筒管12内において、十分な視野を確保しながら患部を
観察することができる。
【0022】患部と観察光学系17との間の領域に向け
て処置具用チャンネル開口部15が設けられているの
で、患部と処置具を同時に観察することができ、処置を
行い易い。外筒管12の側孔23に患部を入れて患部の
処置を行うので、患部以外の健康な部分への影響は全く
無く、安全であり、迅速に作業を行うことができる。患
部が挿入部10の外筒管12内に突き出すので、スネア
リングしやすい。内視鏡本体2から外筒管12が着脱自
在なので、それらの洗滌・消毒を行い易く、衛生的な管
理が容易である。
【0023】[第2実施形態]図6を参照して本発明の
第2実施形態に係る肛門用ビデオ内視鏡を説明する。こ
の肛門用ビデオ内視鏡の基本構成は、前述した第1実施
形態と略同じなので、ここでは、第1実施形態と異なる
点を主に示す。
【0024】すなわち、本実施形態は、第1実施形態の
把持部11に相当する部分が異なり、そのグリップ36
には、挿入部10を回転体37として回動自在に保持す
る回転軸受け体36aが設けられている。この回転体3
7の基端には前述の座屈防止用弾性部材30を用いてユ
ニバーサルコード3が接続されている。また、観察部1
6は突部14の挿入方向に対して90゜の側面方向に向
いており、その方向に外筒管12の側孔23が設けられ
ている。
【0025】この第2実施形態によれば、さらに次のよ
うな効果が得られる。すなわち、肛門は円筒状の管腔と
なっているが、その円筒形状のどの位置に患部(痔)が
あっても、挿入部10が回動自在であるため、側孔23
を任意の方向に向けられ、処置を行い易い。また、内視
鏡本体2に対してグリップ36が回転自在であるため、
把持部11も常に把持しやすい方向で把持することがで
きるために処置し易い位置にすることができると共に術
者の疲労を軽減することができる。
【0026】[第3実施形態]図7を参照して本発明の
第3実施形態に係る肛門用ビデオ内視鏡を説明する。こ
の肛門用ビデオ内視鏡の基本構成は前述した第1実施形
態と略同じなので、ここではその第1実施形態と異なる
点を主に示す。
【0027】本実施形態では第1実施形態で示した突部
14がなく、内挿部13にはチャンネル開口部15の下
に位置する端面部分に観察光学系17と照明光学系18
が設けられ、さらにその下の位置には第2チャンネル開
口部39が設けられている。この第2チャンネル開口部
39内には把持鉗子40等の処置具類が着脱可能であ
り、処置具類は外筒管12を外した際、内挿部13の下
の面から第2チャンネル開口部39に嵌め込んで取り付
けられる。把持鉗子40はその先端に開閉部43が設け
られている。把持鉗子40はピボット部41を回転軸と
してレバー42によって上下にスイングが可能であり、
開閉部43は鉗子レバー44によって操作できるように
なっている。
【0028】この第3実施形態によれば、さらに次のよ
うな効果が得られる。すなわち、把持鉗子40は、ピボ
ット部41を軸としてスイング可能であるため、患部
(痔)を把持して外筒管12内に引っ張り込むことがで
き、高周波スネア35と組み合わせての患部の粘膜切除
が容易である。また。視野の上方から高周波スネア35
が出て、視野の下方から把持鉗子40が出るので、処置
具類による患部の視野ケラレを少なくすることができ
る。
【0029】[第4実施形態]図8を参照して本発明の
第4実施形態に係る肛門用ビデオ内視鏡を説明する。こ
の肛門用ビデオ内視鏡の基本構成は、前述した第2実施
形態と略同じなので、ここでは、第2実施形態と異なる
点を主に示す。
【0030】第2実施形態とは、特に内挿部13の部分
が異なる。第4実施形態での内挿部13はチャンネル開
口部15と、突起部としての湾曲部45を有し、湾曲部
45の先端面部分には前方を向いた観察光学系17と照
明光学系18と送気送水ノズル19が設けられている。
チャンネル開口部15は湾曲部45の基端側に位置して
内挿部13の端面に設けられている。
【0031】また、外筒管12の側周面部には、上記同
様の側孔23を有し、外筒管12の先端部には正面中央
に位置して正面開口部46が設けられている。回転体3
7の基端部側には上記湾曲部45を湾曲操作するための
湾曲レバー47が設けられている。湾曲レバー47を操
作することにより観察光学系17、照明光学系18を、
側孔23あるいは正面開口部46に向くようにその向き
を変えることができる。
【0032】この第4実施形態によれば、さらに次のよ
うな効果が得られる。すなわち、湾曲部45を湾曲する
ことができるので、観察光学系17および照明光学系1
8を、正面方向に向けることができる。従って、挿入操
作性が良く、また、外筒管12の側孔23から突き出し
た患部に対しても湾曲操作により正面視することが可能
なので、観察し易く、処置も行い易い。また、挿入部1
0が回転可能なので、直腸のどの位置の患部(痔)に対
しても観察、治療が可能であり、操作し易い。
【0033】[第5実施形態]図9を参照して本発明の
第5実施形態に係る肛門用ビデオ内視鏡を説明する。こ
の肛門用ビデオ内視鏡の基本構成は、前述した第4実施
形態と基本的な構成が同じなので、ここでは、第4実施
形態と異なる点を主に示す。
【0034】本実施形態は、外筒管12が設けられてい
ない点で、上述した第4実施形態のものと異なる。従っ
て、内挿部13としていた部分は外筒管12が無いの
で、直接に体腔内に挿入される挿入体48となってい
る。挿入体48の外周は体腔内に直接挿入されるので、
エッジとなる部分が無いように各稜部は丸く面取りされ
ている。
【0035】この第5実施形態のものでは、外筒管12
が無い分、挿入部10の外径を細くすることができるの
で患者に対する侵襲が少ない。さらに湾曲部45が湾曲
するので、観察光学系17および照明光学系18を正面
方向に向けることができる。湾曲部45に対して挿入部
10の基端側部分が太い構成となっているため、肛門を
広げた状態で患部を観察できるので、処置を行い易い。
また、挿入部10が回転可能なので直腸のどの位置の患
部(痔)に対しても観察、治療が可能なので操作しやす
い。
【0036】本発明は前述した実施形態のものに限定さ
れるものではない。上記実施形態の説明によれば、少な
くとも以下に列記する事項及びそれらを任意に組み合わ
せた事項のものが得られる。
【0037】<付記> 1−1.挿入部と把持部を有する内視鏡において、上記
挿入部は側孔を有する外筒管と、上記側孔に位置する処
置対象部位を観察する観察光学系と上記処置対象部位を
照明する照明光学系を有する観察部と、上記観察部と外
筒管に設けられた側孔との間の空間に向けて処置具を導
出するチャンネル開口部とを備え、上記チャンネル開口
部は上記空間から挿入部の軸方向に退避して設けたこと
を特徴とする肛門用ビデオ内視鏡。 1−2.上記把持部は、挿入部に対して直角あるいは鈍
角をなす方向に向けて設けられたことを特徴とする肛門
用ビデオ内視鏡。 1−3.上記外筒管は、円筒形状で先端が砲弾型で閉塞
されていることを特徴とする肛門用ビデオ内視鏡。
【0038】2.上記外筒管は、透明で着脱自在である
ことを特徴とする第1項に記載の肛門用ビデオ内視鏡。 3.上記観察部は、上記外筒管の内部に設けられた湾曲
部の先端部に設けられ、上記挿入部は、上記把持部に対
して回動自在に取り付けられていることを特徴とする第
1、2項に記載の肛門用ビデオ内視鏡。
【0039】4.挿入部に対して直角あるいは鈍角をな
す方向に向けられた把持部を有し、挿入部は硬質部と湾
曲部を有し、湾曲部の先端部に観察光学系及び照明光学
系を有する観察部を有する内視鏡において、上記挿入部
は把持部に対して回動自在に取り付けられている肛門用
ビデオスコープ。
【0040】(第4項の発明についての技術)従来、屈
曲不能の硬質の部分と湾曲部を有する挿入部を有する内
視鏡としては、特表平6−506855号公報に記載し
てあるものが知られている。この機種は挿入部に対して
把持部が固定されており、湾曲部はフードによって湾曲
する方向が規制されている。
【0041】(第4項の発明についての目的)肛門の観
察を行う場合、肛門の管腔の上下左右に痔が存在し得る
ので、従来の機種のように挿入部に対して把持部が固定
されていて、湾曲部はフードによって下方向に湾曲する
ような構成では、管腔の上方に痔がある場合、把持部も
上方に回転させて観察しなければならず、観察、処置操
作を行う上での操作性が非常に悪かった。第4項の発明
は上記問題点を鑑みてなされたもので、操作性の良い肛
門用ビデオ内視鏡を提供することを目的とする。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、観察部と
外筒管に設けられた側孔との間の空間に向けて処置具を
導出するチャンネル開口部を上記空間から挿入部の軸方
向に退避して設けたから、肛門の痔等の患部を視野の中
に大きく捉えることができる。従って、処置する操作が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡とその周辺機器のシステム全体を示す説明図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡の内視鏡本体の使用状態の側面図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡の観察部の縦断面図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡において外筒管を装着した挿入部の縦断面図。
【図5】図4中、A−A線に沿う部分の横断面図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡の内視鏡本体の使用状態の側面図。
【図7】本発明の第3実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡の内視鏡本体の使用状態の側面図。
【図8】本発明の第4実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡の内視鏡本体の使用状態の側面図。
【図9】本発明の第5実施形態に係る肛門用ビデオ内視
鏡の内視鏡本体の使用状態の側面図。
【符号の説明】
1…肛門用ビデオ内視鏡、2…内視鏡本体、10…挿入
部、11…把持部、12…外筒管、13…内挿部、14
…突部、15…チャンネル開口部、16…観察部、17
…観察光学系、18…照明光学系、20…レンズユニッ
ト、21…CCDユニット、23…側孔、33…鉗子挿
入口、34…鉗子栓。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 (72)発明者 本多 武道 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 前田 俊成 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 辻谷 英樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安久井 伸章 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 梶 国英 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 志賀 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 平岡 仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 BB04 CC06 FF37 FF40 HH21 JJ01 5C054 AA01 CC07 HA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部と把持部を有する内視鏡において、
    上記挿入部は、側孔を有する外筒管と、上記側孔に位置
    する処置対象部位を観察する観察光学系と上記処置対象
    部位付近を照明する照明光学系を有する観察部と、上記
    観察部と外筒管に設けられた側孔との間の空間に向けて
    処置具を導出するチャンネル開口部とを備え、上記チャ
    ンネル開口部は上記空間から挿入部の軸方向に退避して
    設けたことを特徴とする肛門用ビデオ内視鏡。
  2. 【請求項2】上記外筒管は、透明で、かつ上記把持部に
    着脱自在であることを特徴とする第1項に記載の肛門用
    ビデオ内視鏡。
  3. 【請求項3】上記挿入部は、上記把持部に対して回動自
    在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の肛門用ビデオ内視鏡。
  4. 【請求項4】上記観察部は、上記外筒管の内部に配置さ
    れた湾曲部の先端部に設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の肛門用ビデオ内視鏡。
JP11160880A 1999-06-08 1999-06-08 肛門用ビデオ内視鏡 Pending JP2000342535A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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