JP5289038B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、特に、車両等、走行によって放送サービスエリアが変化する移動体に用いて好適な、デジタル放送受信装置に関するものである。
例えば、車載用のデジタル放送受信装置は、走行により放送サービスエリアを移動すると、それまで視聴していた送信所からの電波が受信できなくなり、新たな放送サービスエリアの送信所の物理チャンネルを選局し直す必要がある。
このとき、車載用のデジタル放送受信装置は、視聴者に現在視聴中の番組と同じ番組を継続して視聴させるため、視聴していた番組を放送している放送局の新たな中継局(送信所)、もしくはそれまでに視聴していた番組の放送局と同じ系列の放送局を自動選局するための系列局サーチを行う。
この系列局サーチを短時間で行うために、従来、予め各放送局の放送サービスエリアに関する情報を位置情報と関連付けて保持しておき、ナビゲーションに用いられるGPS(Global Positioning System)等の位置測位システムを利用して現在地で受信可能な中継局を特定し、迅速に受信可能局を選局する方法が知られている。
しかしながら、ナビゲーション機能を持たないデジタル放送受信装置では、この目的のためにのみGPS機能を搭載すればコストアップになるため、この方法は適用することがためらわれる。
このため、従来、現在選局中の放送のBER(Bit Error Rate)が基準値を満たさなくなった場合、チャンネルテーブルに保持される、選局中の電波に含まれる地域識別番号に対応する地域、およびこの地域における選局中の放送局の物理チャンネルを読み出し、読み出されたいずれかの物理チャンネルにより選局を行い、コストを抑制したうえで受信位置が変化した場合の継続視聴のための選局にかかる処理時間を短縮した地上波デジタル放送受信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、2系統の受信装置を備え、一方の受信装置で番組を視聴している最中に、他方の受信装置で同じ系列局をサーチしておき、放送サービスエリアを移動して受信状態が悪化したら他方の受信装置に切り替えることで、継続して同じ系列局の放送を視聴する方法も知られている。例えば、各送信所の情報をデータベースに保持しておくとともに、2系統の受信装置を備え、一方の受信装置で番組視聴中に受信状態が悪化したら、他方の受信装置で隣接する送信所の物理チャンネル選局し、最も受信状態のよい送信所のエリアに移動したと判定し、その送信所の物理チャンネルを選局する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−235434号公報 特開2008−5231号公報
上記した特許文献1に開示された技術によれば、GPSを不要とするためコストが抑制され、かつ、受信位置が変化した場合にも上記により選局した電波の受信品質が基準を満たしていれば視聴者は当初選局されていた放送局の系列局の放送を継続して視聴できる。
しかしながら、車両の移動等により受信位置が変化して受信環境が悪化した場合、視聴中の番組受信を一旦停止し、チャンネルテーブルに保持された系列局をサーチすることによって放送地域を推定し、推定された地域の物理チャンネルで選局を行い、基準値以上の受信品質を確保したところで一旦受信停止した放送番組を継続再生する、それぞれの動作が唯1個の受信装置によって逐次制御されるため、番組視聴を継続するための選局にかかる処理時間は依然として短縮されない。
また、特許文献2に開示された技術によれば、2系統の受信装置を備え、一方を受信用に、他方を系列局サーチに用いることは出来ても、2系統の受信装置ともに番組視聴に使用し、例えば、RES(リアエンターテイメントシステム)のように、前席モニタと後席モニタで別々の番組を視聴するシステムに適用する場合には、この方法は使用できない。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、GPSを不要とし、放送の視聴を継続するための選局にかかる処理時間の短縮をはかるともに、2系統の受信装置で別々の番組を視聴するシステムにも適用可能な、デジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するためにこの発明のデジタル放送受信装置は、それぞれ独立してデジタル放送を受信して復調し、トランスポートストリームを出力する第1の受信手段および第2の受信手段と、放送データが予め保持されている記憶手段と、第1の受信手段で受信しているデジタル放送の受信状態が悪化した場合、第2の受信手段で受信している任意のデジタル放送の受信状態が良好であれば、第2の受信手段が出力する前記トランスポートストリームの情報から現在地に関する情報を抽出し、抽出された現在地に関する情報に基づき記憶手段を参照して、第1の受信手段で受信可能な同じ系列局のトランスポートストリームの物理チャンネル情報を取得し、第2の受信手段による任意のデジタル放送の受信を継続したまま取得した物理チャンネル情報から第1の受信手段を用いて系列局サーチを行う制御手段と、を備えたものである。
この発明によれば、GPS等の専用の現在地検出手段を不要とし、放送の視聴を継続するための選局にかかる処理時間の短縮をはかるともに、2系統の受信装置で別々の番組を視聴するシステムにも適用可能な、デジタル放送受信装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の全体構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置は、2系統の受信再生部A、Bと、制御部21と、記憶部22と、により構成される。
受信再生部Aは、アンテナ1と、チューナ2と、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調部3と、デスクランブラ4と、デマルチプレクサ5と、オーディオデコーダ6と、ビデオデコーダ7と、音声出力部8と、映像出力部9と、前席モニタ10と、により構成される。
上記構成において、デジタル放送の電波は、受信再生部Aのアンテナ1で受信されチューナ2に入力される。チューナ2は、選局対象のチャンネルの周波数成分を抽出してOFDM復調部3に出力し、OFDM復調部3は、その周波数成分をデジタル信号に復調し、TS(Transport Stream)としてデスクランブラ4に出力する。
ここで、TSは、スクランブルのかかったパケットと、スクランブルのかかっていないパケットから構成されており、スクランブルのかかったパケットは、デスクランブラ4でスクランブルが解かれる。デスクランブラ4でスクランブルが解かれたTSは、デマルチプレクサ5に入力される。
デマルチプレクサ5は、スクランブルが解かれたTSを、オーディオストリーム、ビデオストリーム、SI(Service Information)他に分離し、それぞれ、オーディオデコーダ6、ビデオデコーダ7、制御部21に出力する。
オーディオストリームはオーディオデコーダ6でデコードされ、音声出力部8を介して音声出力として前席モニタ10に出力される。ビデオストリームは、ビデオデコーダ7でデコードされ、映像出力部9を介して映像出力として前席モニタ10に出力される。なお、SIは、制御部21に入力される。
一方、受信再生部Bは、アンテナ11と、チューナ12と、OFDM復調部13と、デスクランブラ14と、デマルチプレクサ15と、オーディオデコーダ16と、ビデオデコーダ17と、音声出力部18と、映像出力部19と、後席モニタ20と、により構成される。
上記構成において、デジタル放送の電波は、アンテナ11で受信されチューナ12に入力される。チューナ12は、選局対象のチャンネルの周波数成分を抽出してOFDM復調部13に出力し、OFDM復調部13は、その周波数成分をデジタル信号に復調し、TSとしてデスクランブラ14に出力する。
上記したように、TSは、スクランブルのかかったパケットと、スクランブルのかかっていないパケットから構成されており、スクランブルのかかったパケットは、デスクランブラ14でスクランブルが解かれる。デスクランブラ14でスクランブルが解かれたTSは、デマルチプレクサ15に入力される。
デマルチプレクサ15は、スクランブルが解かれたTSを、オーディオストリーム、ビデオストリーム、SI他に分離し、それぞれ、オーディオデコーダ16、ビデオデコーダ17、制御部21に出力する。
オーディオストリームはオーディオデコーダ16でデコードされ、音声出力部18を介して音声出力として後席モニタ20に出力される。ビデオストリームは、ビデオデコーダ17でデコードされ、映像出力部19を介して映像出力として後席モニタ20に出力される。なお、SIは、制御部21に入力される。
制御部21は、内蔵するか、もしくは記憶部22に記憶されるプログラムに基づき、受信再生部A、Bが有する各構成ブロックのシーケンス制御を行うとともに、各構成ブロック間のデータや制御信号の中継を行う。
ここでは、制御部21は、特に、受信再生部Aで系列局サーチが行われた場合、受信再生部Bが出力するTSの情報に基づき同じ系列局のTSの物理チャンネルを取得し、取得した物理チャンネルから選局切り替えを行う。より具体的には、受信再生部Aで系列局サーチが行われた場合、受信再生部Bが出力するTSの地域情報から現在地における県域を推定し、記憶部22を参照して同じ系列局のTSで推定された県域を対象地域とするTSを選択し、対応する物理チャンネルから選局切り替えを行う。なお、このとき参照される記憶部22には、放送局の県域単位での放送対象エリアの情報が保持される。
このため、2系統の受信再生部A、Bは、「それぞれが独立してデジタル放送を受信して復調し、トランスポートストリームを出力して復号再生する第1、第2の受信手段」として機能し、制御部21は、第1の受信手段で受信しているデジタル放送の受信状態が悪化した場合、第2の受信手段で受信しているデジタル放送の受信状態が良好であれば、第2の受信手段が出力するトランスポートストリームの情報から現在地に関する情報を抽出し、抽出された現在地に関する情報に基づき記憶手段を参照して、第1の受信手段で受信可能な同じ系列局のトランスポートストリームの物理チャンネル情報を取得し、取得した物理チャンネル情報から系列局サーチを行う制御手段として機能し、記憶部22は、放送局の県域単位での放送対象エリアの情報を含む放送データが予め保持された記憶手段として機能する。いずれも詳細は後述する。
図2は、図1に示す制御部21が系列局サーチに関連して実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。
図2に示されるように、制御部が系列局サーチに関連して実行するプログラムは、受信再生部A(B)毎に、SI入力部31(41)と、受信可否判定部32(42)と、TS識別判定部33(43)と、系列識別判定部35(45)と、地域識別判定部34(44)と、同一地域内/同一系列識別TS判定部36(46)と、選局指示部37(47)と、を含む。
図2において、受信再生部A(B)のデマルチプレクサ5(15)の出力であるTSは、SI入力部31(41)に入力され、各部に分配される。
受信可否判定部32(42)は、TSに含まれるべき所定のデータが見つかれば受信可と判定し、一定時間内に所定のデータが見つからなければ受信不可と判定する機能を有する。受信可否判定部32(42)は、例えば、PAT(Program Association Table)があれば受信可と判定し、一定時間内にPATが見つからなければ受信不可と判定する。TS識別判定部33(43)は、TSのTS識別を判定する機能を有する。TS識別判定部33(43)は、例えば、PATに含まれるTS識別(TS-ID)を取得する。
地域識別判定部34(44)は、TSの地域識別を判定する機能を有する。地域識別判定部34(44)は、例えば、SDT(Service Description Table)に含まれるサービスID内の地域識別値を参照し、もしくはTS識別判定部33(43)で取得したTS識別と記憶部22に保持されている各放送局の情報から判定する。
系列識別判定部35(45)は、TSの系列識別を判定する機能を有する。系列識別判定部35(45)は、例えば、BIT(Broadcaster Information table)に含まれている拡張ブロードキャスタ記述子内のアフィリエーションIDを取得し、もしくはTS識別判定部33(43)で取得したTS識別と、記憶部22に保持されている各放送局の情報とから判定する。
同一地域内/同一系列識別TS判定部36(46)は、受信再生部B(A)の地域識別判定部44(34)で判定した地域識別と同一の地域を放送エリアとするTSのうち、系列識別判定部35(45)で判定した受信再生部A(B)のTSの系列識別と同一の系列識別のTSを記憶部22に保持している各方送局の情報から抽出する機能を有する。
選局指示部37(47)は、同一地域内/同一系列識別TS判定部36(46)で判定されたTSのひとつ、または複数のチャンネルを順次選局するようにチューナ2(12)を制御する機能を有する。
図3に、記憶部22に保持されている各放送局の情報(放送データ)の一例が示されている。図3において、例えば、地域識別「22」は、青森県を表しており、青森県を放送エリアとする放送局(TS名)は、NHK総合・青森を含む5個ある。例えば、NHK総合・青森の系列識別は「0」であり、「16」、「20」、「23」の3つの物理チャンネル(UHFチャンネル)で放送していることを表している。
なお、地域識別「20」は岩手県、「18」は秋田県を示し、それぞれの県域を放送サービスエリアとする放送局(TS)は複数あり、かつ、それぞれのTSに複数の物理チャンネルが割り当てられていることを示している。
図4、図5は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の制御部21による系列局サーヂ動作を示すフローチャートである。
以下、図4、図5のフローチャートを参照しながら、図1から図3に示したこの発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作について詳細に説明するが、ここでは受信再生部Aと受信再生部Bとにより別々の番組を視聴しており、例えば、前席モニタ10で「RAB青森放送」、後席モニタ20で「IBCテレビ」を視聴しているときに、前席で系列局サーチを開始した場合の動作を例示して説明する。
制御部21は、移動に伴い前席モニタ10で視聴中の放送番組の電波の受信状態が基準値より低下して受信環境が悪化した場合、またはユーザ操作により系列局サーチが指示されことを契機に、以下に説明する系列局サーチ処理を起動する。
このとき、制御部21は、まず、TS識別判定部33が、前席モニタ10で視聴中のTSの系列識別を判定する(図4のステップST401)。ここに示す例では、受信再生部Aで視聴中のTSの系列識別はRAB青森放送の「2」になる。
次に、制御部21は、後席で放送視聴中か否かを判定する(ステップST402)。ここで視聴中であると判定されれば(ステップST402“YES”)、受信再生部Bに制御が移り、受信再生部BのTS識別判定部43は後席で視聴中のTSのTS識別を判定する(ステップST403)。TS識別判定部43は、PATに含まれるTS識別を取得することにより判定が可能であり、この例によれば、後席モニタ10で視聴中のTSのTS識別はIBCテレビの「0x7EB2」になる。
続いて地域識別判定部44は、後席で視聴中のTSの地域識別を判定し、その結果を制御部21に引き渡す(ステップST404)。地域識別判定部44は、SDTに含まれるサービスID内の地域識別値を取得するか、もしくはTS識別判定部43が取得したTS識別と記憶部22に保持されている各放送局の情報とから判定することは上記したとおりであり、この例によれば、後席モニタ20で視聴中のTSの地域識別例はIBCテレビの「20」になる。
次に、制御部21は、地域識別判定部44による判定結果を、受信再生部Aの同一地域内/同一系列識別TS判定部36に引き渡す。これをうけた同一地域内/同一系列識別TS判定部36は、当該地域を放送するエリアとするTSのうち、前席で視聴中のTSの系列識別と同一の系列識別のTSを判定する(ステップST405)。
この例によれば、受信再生部Aの同一地域内/同一系列識別TS判定部36は、系列識別「2」のテレビ岩手を抽出して選局指示部37を制御する。
同一地域内/同一系列識別TS判定部36は、同一の系列識別のTSがあると判定されれば(ステップST406“YES”)、選局指示部37を制御して当該TSのチャンネルのうちいずれかひとつの物理チャンネルを順次選局する(ステップST407)。
この例によれば、選局指示部37は、チューナ2を制御することよりテレビ岩手の「17」、「18」、「27」、「29」、「32」の物理チャンネルを、いずれかが受信できるまで順次選局切り替えを行う。
ここで、受信可否判定部32は、選局指示部37による選局切り替えの都度、該当の物理チャンネルで放送が受信できたか否かを判定する(ステップST408)。受信可否判定部32は、SI入力部31に入力され各部に分配されるTSに所定のデータ(PAT)が含まれていれば受信可と判定し、一定時間内に所定のデータが見つからなければ受信不可と判定することは上記したとおりである。
受信可否判定部32により受信可と判定されると(ステップST408“YES”)、系列識別判定部35は、受信したTSの系列識別を判定する(ステップST409)。ここで、その系列識別が系列局サーチ開始前と同一の系列識別であると判定されれば(ステップST410“YES”)、同一地域内/同一系列識別TS判定部36を介して制御される選局指示部37は、そのままの状態を維持して系列局サーチを完了する。
一方、ステップST410で同一の系列識別でないと判定され場合(ステップST410“NO”)、もしくは、ステップST408で受信不可と判定された場合(ステップST408“NO”)、選局指示部37は、選局対象のTSの全チャンネルを選局済か否かを判定し(ステップST411)、選局済でなければ(ステップST411“NO”)、ステップST407の処理に戻り、上記した選局動作を繰り返す。
なお、ステップST411で全TSの全ての物理チャンネル選局済と判定された場合(ステップST411“YES”)、ステップST406で同一の系列識別のTSがないと判定された場合、もしくはステップST402で後席が番組視聴中でないと判定された場合(ステップST402“NO”)、同一地域内/同一系列識別TS判定部36は、ステップST405で判定済みのTSを除く任意のTSのうち、前席で視聴中のTSの系列識別と同一の系列識別のTSを判定して選局指示部37を制御する(ステップST412)。
この例によれば、ABS秋田放送や、図3に示されていない系列識別「2」のTSが選択され、選局指示部37を介してチューナ2の選局切り替えが実行される。
次に、図5のフローチャートにおいて、系列識別判定部35で、同一の系列識別のTSがあると判定されれば(ステップST413“YES”)、同一地域内/同一系列識別TS判定部36は、選局指示部37を制御し、選局指示部37は、当該TSのチャンネルのうちいずれかひとつの物理チャンネルを順に選局する(ステップST414)。
上記した選局操作の都度、受信可否判定部32は放送を受信できたか否かを判定し(ステップST415)、受信可と判定された場合(ステップST415“YES”)、系列識別判定部35が、受信したTSの系列識別を判定する(ステップST416)。ここで、その系列識別が、系列局サーチ開始前と同一の系列識別であると判定された場合(ステップST417“YES”)、同一地域内/同一系列識別TS判定部36により制御される選局指示部37は、そのままの状態を維持して系列局サーチを完了する。
一方、ステップST417で同一の系列識別でないと判定された場合(ステップST417“NO”)、もしくは、ステップST415で受信不可と判定された場合(ステップST415“NO”)、選局指示部37は、選局対象のTSの全チャンネルを選局済か否かを判定し(ステップST418)、選局済でなければ(ステップST418“NO”)、ステップST414の処理に戻って選局動作を繰り返す。
なお、ステップST418で全TSの全ての物理チャンネル選局済と判定された場合(ステップST418“YES”)、または、ステップST413で同一の系列識別のTSが無いと判定された場合(ステップST413“NO”)、制御部21による制御の下、前席モニタ10に受信可能なTSが無いことを表示して系列局サーチを完了する。
上記したように、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置は、例えば、図1において、それぞれ独立してデジタル放送を受信して復調し、TSを出力する第1の受信手段(受信再生部A)と、第2の受信手段(受信再生部B)と、第1の受信手段(受信再生部A)で系列局サーチが行われた場合、第2の受信手段(受信再生部B)が出力するTSの情報に基づき同じ系列局のTSの物理チャンネルを取得し、取得した物理チャンネルから選局切り替えを行う制御手段(制御部21)と、を備えたものである。
具体的に、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置は、記憶手段(記憶部22)に、放送局の県域単位での放送対象エリアの情報を保持する放送データを保持しておき、制御手段(制御部21)が、例えば、図4のフローチャートに示されるように、第1の受信手段(受信再生部A)で系列局サーチが行われた場合、第2の受信手段(受信再生部B)が出力するTSの地域情報から現在地における県域を推定し、記憶手段(記憶部22)を参照し、同じ系列局のTSで推定された県域を対象地域とするTSを選択し、対応する物理チャンネルから選局切り替えを行う(ステップST401〜ST412)。また、制御手段(制御部21)が、例えば、図5のフローチャートにおいて、同じ系列局のTSの物理チャンネルが見つからなかった場合、サーチ済みの同じ系列のTSを除く任意のTSのうち、第2の受信手段(受信再生部B)が出力するTSと同じ系列のTSの物理チャンネルから選局切り替えを行うものである(ステップST413〜ST418)。
上記したこの発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置によれば、2系統以上の受信再生部A、Bを備え、それぞれで別々の放送を視聴するデジタル放送受信装置において、放送サービスエリアを移動して受信環境が悪化した場合、もしくはユーザ操作により系列局サーチが指示された場合に、ナビゲーション装置やGPSを持つことなく、系列局サーチにかかる時間を短縮することができる。
具体的には、各放送局の県域単位の放送対象エリアの情報を記憶部22に予め保持しておき、制御部21は、例えば、受信再生部Aで系列局サーチを行う場合、受信再生部Bで視聴中の放送局の放送対象エリアと同じエリアを放送対象エリアとする系列局から同じ系列局のサーチを行うことにより、視聴を継続するための選局にかかる処理時間の短縮をはかるともに、受信再生部A、Bで、別々の番組を視聴するシステムにも適用可能なデジタル放送受信装置を提供することができる。また、受信再生部Bが出力するTSの地域情報から現在地における県域が推定できるため、GPS等の専用の現在地検出手段が不要となり、コストを抑制できる。
実施の形態2.
上記したこの発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置では、それぞれが独立に番組の受信再生を行っている受信再生部A、Bを備え、同時並行で系列局サーチが実行できない状況において、一方の受信再生部A(B)で系列局サーチが開始されたときに他方の受信再生部B(A)で視聴しているTSの地域情報から現在地の県域を推定し、記憶部22を参照して、同一系列のTSで推定された県域を対象地域とするTSを選択し、対応する物理チャネルから系列局をサーチする構成とした。
このため、例えば、図3に示されるように、選択されたTSに対応する物理チャンネルは比較的多数あり、この中から受信可能であって、かつ、系列局サーチ開始前と同じ系列識別の物理チャンネルを特定するまでには一定の時間を要する。したがって、同じ状況において、記憶部22に、送信所毎に各TSの物理チャンネル情報を予め保持しておくことで、他方の受信再生部B(A)で視聴しているTSの物理チャンネルから受信している送信所を推定し、記憶部22を参照して同一系列のTSで推定された物理チャネルから系列局をサーチする構成とすれば、選局切り替えの対象となる物理チャンネル数によっては選局処理にかかる時間が一層短縮されるはずである。
この場合、デジタル放送受信装置としての全体構成は図1に示す実施の形態1と同じとするが、制御部21が実行するプログラムの構造、およびその処理手順、ならびに上記したように記憶部22に保持されるデータが異なる。これを実施の形態2として以下に詳細に説明する。
図6は、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の制御部が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。
図6に示されるように、図2に示した地域識別判定部34および44が、送信所識別判定部38および48に、同一地域内/同一系列識別TS判定部36および46が同一送信所/同一系列識別TS判定部39および49に変更されたことを除けば、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の制御部21が実行するプログラムの構造は、図2に示した実施の形態1と同様である。
図6において、送信所識別判定部38および48は、受信したTSの物理チャンネルと記憶部22に保持された情報から、当該TSを当該チャンネルで送信している少なくとも一つの送信所の送信所識別を判定する機能を有する。
受信再生部Aの同一送信所/同一系列識別TS判定部39は、送信所識別判定部48で判定した受信再生部Bの送信所識別と同一の送信所識別のTSのうち、系列識別判定部35で判定した受信再生部AのTSの系列識別と同一の系列識別のTSを記憶部22に保持している各放送局の情報から抽出する機能を有する。
このとき、選局指示部37は、同一送信所/同一系列識別TS判定部39で判定された少なくとも一つのTS、または複数の物理チャンネルを順次選局するようにチューナ2を制御する。
一方、受信再生部Bの同一送信所/同一系列識別TS判定部49は、送信所識別判定部38で判定した受信差再生部Aの送信所識別と同一の送信所識別のTSのうち、系列識別判定部45で判定した受信再生部BのTSの系列識別と同一の系列識別のTSを記憶部22に保持している各放送局の情報から抽出する機能を有する。
このとき、選局指示部47は、同一送信所/同一系列識別TS判定部49で判定された少なくとも一つのTS、または複数の物理チャンネルを順次選局するようにチューナ12を制御する。
図7に、記憶部22に保持されている各放送局の情報(放送データ)の一例が示されている。図7において、例えば、NHK総合・青森の系列識別は「0」であり、送信所識別「608007」の送信所から「16」チャンネルで、送信所識別「608025」の送信所から「23」チャンネルで、送信所識別「608530」の送信所から「20」チャンネルでそれぞれ放送していることを表している。
なお、NHK教育・青森、RAB青森放送、ATV青森テレビ、青森朝日放送、ならびに岩手県の各TS名においても同様に、相当の系列識別、送信所識別、UHFチャンネル(物理チャンネル)情報がそれぞれ割り付けられ記憶されていることを示している。
図8、図9は、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の制御部21による系列局サーチ動作を示すフローチャートである。
以下、図8、図9のフローチャートを参照しながら、図6、図7に示したこの発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の動作について詳細に説明するが、ここでは受信再生部Aと受信再生部Bとにより別々の番組を視聴しており、例えば、受信再生部A(前席モニタ10)でRAB青森放送を22チャンネルで、受信再生部B(後席モニタ20)でIBCテレビを15チャンネルで視聴しているときに、前席で系列局サーチを開始した場合の動作を例示して説明する。
制御部21は、移動に伴い前席モニタ10で視聴中の放送番組の電波の受信環境が悪化した場合、またはユーザ操作により系列局サーチが指示されことを契機に、以下に説明する系列局サーチ処理を起動する。
制御部21は、まず、受信再生部AのTS識別判定部33が、前席モニタ10で視聴中のTSの系列識別を判定する(ステップST801)。この例では、系列識別は、RAB青森放送の「2」になる。
次に、制御部21は、受信再生部Bの後席モニタ20で放送を視聴中か否かを判定し(ステップST802)、視聴中であれば(ステップST802“YES”)、TS識別判定部43が、後席で視聴中のTSのTS識別を判定する(ステップST803)。この例によれば、TS識別判定部43で判定されるTS識別は、IBCテレビの「0x7EB2」になる。
続いて、送信所識別判定部48に制御が移り、送信所識別判定部48は、後席モニタ20で視聴中のTSの物理チャンネルから送信所識別を判定する(ステップST804)。この例によれば、送信所識別判定部48により判定される送信所識別はIBCテレビの「15」チャンネルであり、図7から明らかなように、「15」チャンネルを放送している送信所識別は、「604022」、「604027」、「604040」、「604066」の4個あることがわかる。
次に、受信再生部Aの同一送信所/同一系列識別TS判定部39に制御が移り、同一送信所/同一系列識別TS判定部39は、送信所識別判定部48で判定された同一の送信所識別のTSのうち、前席モニタ10で視聴中のTSの系列識別と同一の系列識別のTSチャンネルを判定する(ステップST805)。
この例によれば、図7から明らかなように、送信所識別「604022」のうち、前席モニタ10で視聴中のRAB青森放送の系列識別「2」と同じ系列識別のTSはテレビ岩手になり、その物理チャンネルは「17」になる。同様に、送信所識別「604027」に対応する物理チャンネルは「27」、送信所識別「604040」に対応する物理チャンネルは「17」、送信所識別「604066」に対応する物理チャンネルは「27」になり、このため、同一送信所/同一系列識別TS判定部39は、物理チャンネル「17」と「27」を抽出する。
上記により、同一送信所/同一系列識別TS判定部39は、同一の系列識別のTSのチャンネル有りと判定するため(ステップST806“YES”)、選局指示部37は、受信再生部Aにおいてチューナ2を制御し、同一送信所/同一系列識別TS判定部39により抽出された物理チャンネルにより順次選局切り替えを行う(ステップST807)。
この例によれば、選局指示部37は、テレビ岩手の「17」、「27」チャンネルを、いずれかが受信できるまで順に選局する。
受信可否判定部32は、選局指示部37による選局切り替えの都度、該当の物理チャンネルで放送が受信できたか否かを判定する(ステップST808)。受信可否判定部32は、SI入力部31に入力され各部に分配されるTSに所定のデータ(PAT)が含まれていれば受信可と判定し、一定時間内に所定のデータが見つからなければ受信不可と判定することは上記したとおりである。
受信可否判定部32により放送が受信可と判定されると(ステップST808“YES”)、系列識別判定部35が受信したTSの系列識別を判定する(ステップST809)。ここで、その系列識別が系列局サーチ開始前と同一の系列識別であれば(ステップST810“YES”)、同一送信所/同一系列識別TS判定部39を介して制御される選局指示部37は、そのままの状態を維持して系列局サーチを完了する。
一方、ステップST810で同一の系列識別でないと判定された場合(ステップST810“NO”)、もしくは、ステップST808で受信不可であると判定された場合(ステップST808“NO”)、選局指示部37は、選局対象のTSの全チャンネルを選局済か否かを判定し(ステップST811)、選局済でなければ(ステップST811“NO”)、ステップST807の順次選局処理に戻り、選局動作を繰り返す。
なお、ステップST811で各TSの全てのチャンネル選局済と判定された場合(ステップST811“YES”)、ステップST806で同一の系列識別のTSがないと判定された場合、もしくはステップST802で後席が番組視聴中でないと判定された場合(ステップST802“NO”)、同一送信所/同一系列識別TS判定部39は、ステップST805で判定済みのTSを除く任意のTSのうち、前席で視聴中のTSの系列識別と同一の系列識別のTSを抽出して選局指示部37を制御する(ステップST812)。
この例では、ABS秋田放送や、図7に示されていない列識別「2」のTSが選択され、選局指示部37を介してチューナ2の選局切り替えが実行される。
次に、図9のフローチャートのステップST813において、系列識別判定部35で同一の系列識別のTSがあると判定されれば(図9のステップST813“YES”)、同一送信所/同一系列識別TS判定部39は、選局指示部37を制御し、選局指示部37は、当該TSのチャンネルのうちいずれかひとつの物理チャンネルを順に選局する(ステップST814)。
上記選局操作の都度、受信可否判定部32は、放送を受信できたか否かを判定し(ステップST815)、受信できたら(ステップST815“YES”)、系列識別判定部35が受信したTSの系列識別を判定する(ステップST816)。ここで、その系列識別が系列局サーチ開始前と同一の系列識別であれば(ステップST817“YES”)、同一送信所/同一系列識別TS判定部39を介して制御される選局指示部37は、そのままの状態を維持して系列局サーチを完了する。
一方、ステップST817で同一の系列識別でないと判定された場合(ステップST817“NO”)、もしくは、ステップST815で受信不可と判定された場合(ステップST815“NO”)、選局指示部37は、選局対象のTSの全チャンネルを選局済か否かを判定し(ステップST818)、選局済でなければ(ステップST818“NO”)、ステップST814の処理に戻り、選局動作を繰り返す。
また、ステップST818で全チャンネル選局済と判定された場合(ステップST818“YES”)、または、上記したステップST813で同一の系列識別のTSが無いと判定された場合(ステップST813“NO”)、制御部21は、前席モニタ10に受信可能なTSが無いことを表示して系列局サーチを完了する。
上記したように、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置は、送信所毎にTSの物理チャンネル番号を含む放送データが予め保持された記憶手段(記憶部22)を備え、制御手段(制御部21)は、例えば、図8に示されるように、第1の受信手段(受信再生部A)で系列局サーチが行われた場合、第2の受信手段(受信再生部B)が出力するTSの物理チャンネル情報から受信している送信所を推定し、記憶手段(記憶部22)を参照し、同じ系列局のTSで推定された送信所の物理チャンネルから選局切り替えを行うものである(ステップST801〜ST812)。
また、制御手段(制御部21)は、例えば、図9に示されるように、同じ系列局のTSの物理チャンネルが見つからなかった場合、サーチ済みの同じ系列のTSを除く任意のTSのうち、第2の受信手段(受信再生部B)が出力するTSと同じ系列のTSの物理チャンネルから選局切り替えを行う(ステップST813〜ST818)。
上記したこの発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置によれば、例えば、2系統の受信再生部A、Bを備え、この受信再生部A、Bで別々の番組を視聴している状況において、放送サービスエリアの移動により受信環境が悪化した場合、もしくはユーザ操作により系列局サーチが指示されたことを契機に実行される継続視聴のための系列局サーチを、ナビゲーション装置やGPSを持たずに実現でき、かつ、そのために要する時間短縮が可能である。
具体的に、各放送局の送信所毎の物理チャンネル情報を予め記憶部22に保持しておき、制御部21は、例えば、受信再生部Aで系列局サーチを行う場合、系列局のうち、受信再生部Bで視聴中の放送局の物理チャンネルの送信所と同じ送信所の物理チャンネルからサーチすることにより、放送の視聴を継続するための選局にかかる処理時間の短縮をはかるともに、2系統の受信再生部A、Bで、別々の番組を視聴するシステムにも適用可能なデジタル放送受信装置を提供することができる。
また、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置によれば、県域を推定して物理チャンネルの選局切り替えを行う実施の形態1に比較して、送信所を推定して物理チャンネルの選曲切り替えを行うことから絞り込まれる物理チャンネル数は激減し、このため選局処理にかかる時間が一層短縮できる。
なお、上記したこの発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置によれば、視聴中のTSと同一の系列識別のTSを選局する場合について説明したが、同一のTSを送信所毎に異なる複数のチャンネルで放送している場合にその系列識別は同一であり、これらの物理チャンネルも選局対象になることはいうまでもない。
また、この発明の実施の形態1、2に係るデジタル放送受信装置によれば、いずれも受信再生部Aで系列局サーチを行う場合を例示して説明したが、受信再生部Bで系列局サーチを行う場合も同様、受信再生部Aで視聴中のTSの情報に基づき同じ系列局のTSの物理チャンネルを取得し、当該取得した物理チャンネルから選局切り替えを行うことで同じ効果が得られる。
更に、この発明の実施の形態1、2に係るデジタル放送受信装置によれば、第1と第2の2系統の受信再生部A、Bを有するデジタル放送受信装置についてのみ説明したが、受信再生部Cを更に有する等、3系等以上の受信再生部がある場合、系列局サーチを行う系統以外の複数の系統で視聴しているTSの情報を利用すれば同様の効果が得られる。
なお、この発明の実施の形態1、2に係るデジタル放送受信装置において、図2、図6に示す制御部21が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
例えば、制御部21が、第1の受信手段(受信再生部A)で受信しているデジタル放送の受信状態が悪化した場合、第2の受信手段(受信再生部B)で受信しているデジタル放送の受信状態が良好であれば、第2の受信手段(受信再生部B)が出力するTSの情報から現在地に関する情報を抽出し、抽出された現在地に関する情報に基づき記憶手段(記憶部22)を参照して第1の受信手段で受信可能な同じ系列局のTSの物理チャンネル情報を取得し、取得した物理チャンネル情報から系列局サーチを行うデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の制御部が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロッック図である。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の記憶部が有する放送データの一例を示した図である。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の制御部による系列局サーチ動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の制御部による系列局サーチ動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の制御部が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロッック図である。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の記憶部が有する放送データの一例を示した図である。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の制御部による系列局サーチの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の制御部による系列局サーチの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
受信再生部A(第1の受信手段)1 アンテナ、2 チューナ、3 OFDM復調部、4 デスクランブラ、5 デマルチプレクサ、6 オーディオデコーダ、7 ビデオデコーダ、8 音声出力部、9 映像出力部、10 前席モニタ
受信再生部B(第2の受信手段)11 アンテナ、12 チューナ、13 OFDM復調部、14 デスクランブラ、15 デマルチプレクサ、16 オーディオデコーダ、17 ビデオデコーダ、18 音声出力部、19 映像出力部、20 前席モニタ
21 制御部(制御手段)、31,41 SI入力部、32,42 受信可否判定部、33,43 TS識別判定部、34,44 地域識別判定部、35,45 系列識別判定部、36,46 同一地域内/同一系列識別TS判定部、37,47 選局指示部、38,48 送信所識別判定部、39,49 同一送信所/同一系列識別TS判定部、22 記憶部(記憶手段)。

Claims (5)

  1. それぞれが独立してデジタル放送を受信して復調し、トランスポートストリームを出力する第1の受信手段、および第2の受信手段と、
    放送データが予め保持されている記憶手段と、
    前記第1の受信手段で受信しているデジタル放送の受信状態が悪化した場合、前記第2の受信手段で受信している任意のデジタル放送の受信状態が良好であれば、前記第2の受信手段が出力する前記トランスポートストリームの情報から現在地に関する情報を抽出し、前記抽出された現在地に関する情報に基づき前記記憶手段を参照して、前記第1の受信手段で受信可能な同じ系列局のトランスポートストリームの物理チャンネル情報を取得し、前記第2の受信手段による前記任意のデジタル放送の受信を継続したまま前記取得した物理チャンネル情報から前記第1の受信手段を用いて系列局サーチを行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記放送データは、放送局の県域単位での放送対象エリアの情報を含み、
    前記制御手段は、前記第1の受信手段で系列局サーチが行われた場合、前記第2の受信手段が出力するトランスポートストリームの地域情報から現在地における県域を推定し、前記記憶手段を参照して前記第1の受信手段で受信可能な同じ系列局のトランスポートストリームで前記推定された県域を対象地域とするトランスポートストリームを選択し、対応する物理チャンネルから選局切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記放送データは、送信所毎に前記トランスポートストリームの物理チャンネル情報を含み、
    前記制御手段は、前記第1の受信手段で系列局サーチが行われた場合、前記第2の受信手段が出力するトランスポートストリームの物理チャンネル情報から受信している送信所を推定し、前記記憶手段を参照して前記第1の受信手段で受信可能な同じ系列局のトランスポートストリームで前記推定された送信所の物理チャンネルから選局切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の受信手段の同じ系列局のトランスポートストリームの物理チャンネルが見つからなかった場合、前記系列局サーチ済みの同じ系列のトランスポートストリームを除く任意のトランスポートストリームのうち、前記第2の受信手段が出力するトランスポートストリームと同じ系列のトランスポートストリームの物理チャンネルから選局切り替えを行うことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の受信手段の受信状態が許容値以下になった場合、もしくはユーザ操作により同じ系列局のサーチが指示された場合に前記選局切り替えを行うことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
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