JP5287551B2 - 据付脚、貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、上に設けられた機器を支持して底部でアンカーボルトとナット等の固定具材で固定される据付脚、及びその据付脚を備え、貯湯タンクを有する貯湯式給湯機に関するものである。
従来、貯湯式給湯機の底面に複数個の据付脚を備え、この据付脚を床面に固定したアンカーボルトに締結具を用いて締付け固定している。この据付脚は背面板と底板を有して構成されており、一般的に板厚の同じ材料により構成されていた。また、アンカーボルトを固定する為に強度の必要となる底板部分にあわせ、据付脚全体が、一般的に板厚の同じ厚板材料で構成されていた。(例えば、特許文献1参照)
また、貯湯式給湯機の底部と固定された据付脚は、一枚の金属板を折り曲げて上面、側面、底面を有する箱形状であり、設置面でアンカーボルトと締結される金属板1枚分の厚さの底面に補強板を設け、底面を金属板と補強板を重ねて強度を上げる構成となっている。(例えば、特許文献2参照)
特開2003−254628号(図5) 特開2006−132858号(0057、0058欄、図4)
しかしながら、上述した給湯機の据付脚では、アンカーボルトを固定する為により強度の必要となる部分には厚板材料を使用し強度を保つことが必要となり、材料の薄肉化等が困難であった。また、背面板を薄板材料とし、強度が必要とされる底板を厚板材料として2部品構成した場合、締結の必要があり加工工数がかかり、更に、その締結部には強度が要求される為、溶接により締結をしていた。1部品で構成する際は、脚全体を厚い板材料で構成しなければならず、コスト的に問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、薄肉化した経済的な材料による簡単な構成で強固な据付脚を提供することを目的とする。さらに、そのような据付脚を備えた貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明の据付脚は、上記のような課題を解決するためになされたもので、上部に設けられた機器と固定される上面板と、前記上面板の端部から折れ曲がって設けられて前記上面板を支持し、対向する2枚の側面板と、折り曲げ加工された金属板により前記側面板及び前記上面板と一体形成されるとともに複数枚重なり、設置面に固定された第1の固定具が貫通する第1の取付穴を有する底面板とを備えたことを特徴とする。
本発明の据付脚は、安価な材料、少ない部材により、強固な構成とすることができるという有利な効果を奏する。さらに、本発明の据付脚を備えた貯湯式給湯機は、安定的に設置できるとという効果を奏する。
本発明における実施の形態1の据付脚の斜視図である。 本発明における実施の形態1の据付脚の展開図である。 本発明における実施の形態1の据付脚の据付時の斜視図である。 本発明における実施の形態1の据付脚の据付時の断面図である。 本発明における実施の形態1の据付脚のフランジを形成した底面部の断面図である。 本発明における実施の形態1の据付脚の底面部の凹凸嵌合を示す斜視図である。 本発明における実施の形態2の据付脚の斜視図である。 本発明における実施の形態2の据付脚の展開図である。 本発明における実施の形態3の貯湯式給湯機の正面図である。 本発明における実施の形態3の貯湯式給湯機の側面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る据付脚の斜視図である。本実施の形態で説明する第1の据付脚1は上に載せられる機器を支持し、その底部でアンカーボルトとナット等の固定具材で設置面に据付けられるものである。
第1の据付脚1は上に載せられる機器と固定される長方形状で上面を構成する第1の上板13があり、その第1の上板13の右側の側端から延在して垂直下に設けられた長方形状第1の右側板12aと第1の上板13の左側の側端から延在して第1の右側板12aと向かい合うように設けられた長方形状の第1の左側板12bの側面を構成して第1の上板13を支持する2枚の側板があり、第1の右側板12aの下側の側端から延在して第1の上板13と向かい合うように設けられた長方形状第1の上底板11aと長方形状第1の左側板12bの下側の側端から延在して第1の上底板11aの下に重なるように設けられた第1の下底板11bとから底部が構成されている。第1の上板13と第1の右側板12aと第1の左側板12bと第1の上底板11aと第1の下底板11bはそれぞれ端部で折り曲げ加工されており屈設して繋がっている。
向かい合う2枚の側板と垂直に位置する第1の上板13の側端から第1の側面補強部14が設けられ、その両端が2枚の側板の外側から被さるように折り曲げられている。また、第1の側面補強部14は側板と直交する第1の下底板11bの側端から延在するように補強部を設けてその両端が2枚の側板の外側から被さるように折り曲げられても良い。第1の側面補強部14を設けることによって、図1において左右方向の外力に対して強度を上げることができる。
さらに、第1の上底板11aの左側の側端から上に向けて延在して第1の左側板12bと接する第1の上底板補強部15を設けることによって、第1の据付脚1が平行四辺形を畳むよう折れ曲がって屈折する変形に対して強度を上げることができ、さらに側板の左右両端部を内側に略直角に折り曲げることによって、側板がくの字に折れ曲がる変形に対して強度を上げることができる。
また第1の上底板11a及び第1の下底板11bが構成する第1の据付脚1の底部は第1の上板13と図1において左右方向では同じ幅であるが、前後方向で第1の上板13よりも長い幅となっており、第1の上板13が構成する上面よりも大きい面積となっており、第1の据付脚1を略垂直上から見ると、底板にはその面積が大きい分だけ第1の上板13から突出している突出部がある。底板が第1の上板13よりも面積が大きい構成とすると第1の据付脚1の上に載せる機器の荷重を分散してより、底部にかかる単位面積当たりの荷重が小さくなるので安定性を増すことができる。
また、第1の据付脚1の底面には設置場所で使用されるアンカーボルト等の固定具が貫通するための第1の設置用貫通穴16a及び運搬時に使用される梱包板とボルト等で固定するための第1の梱包板用貫通穴16bが開いている。これら2つの貫通穴は図1及び図2に図示するように第1の上底板11aと第1の下底板11bの重なり合う位置に配置されている。
そして、第1の据付脚1を構成する第1の上板13、第1の右側板12a、第1の左側板12b、第1の側面補強部14、第1の上底板11a及び第1の下底板11bは一枚の鉄板、鋼板又はその他金属製の板金を折り曲げて一体形成されている。
図2は第1の据付脚1の展開図を示している。図示するように第1の据付脚1は打ち抜かれた一枚の鋼板から形成されている。第1の上板13を中心として第1の上板13の対向する両側端から対称に第1の右側板12aと第1の左側板12bが配置されている。そして、第1の上底板11aと第1の下底板11bはそれぞれ第1の右側板12a及び第1の左側板12bの第1の上板13とは反対側の側端に配置されている。第1の上底板11aの右側の側端には第1の上底板補強部15が配置されている。
また、第1の上底板11a及び第1の下底板11bには第1の梱包板用貫通穴16b及び第1の設置用貫通穴16aが第1の上底板11aの右側の側端から距離と第1の下底板11bの左側の側端からの距離が等しい位置にそれぞれ設けられている。また例えば、第1の設置用貫通穴16aは底板の中央部又は重心位置に配置する構成としてもよく、据付時の第1の据付脚1の安定性を増すことができる。
また、第1の側面補強部14は側板が延在している側端と直交する側端の一方から延在して突出するように設けられ、さらに2枚の側板のそれぞれに外側から被さる部分が側板の短手方向の長さ分だけ側板と平行に配置されている。
第1の側面補強部14が第1の上板13から突出するように設けられているので、その突出している長さ分だけ、第1の上底板11a及び第1の下底板11bの面積を第1の側面補強部14が設けられている側に増やすことができ、鋼板を打ち抜いたときに生じる不用部分を削減して鋼板を有効に利用することができる。
図2に基づいて、第1の据付脚1の組立手順について説明する。展開された第1の据付脚1が水平面に置かれているとする。まず、第1の上板13の右側端から延在している第1の上底板補強部15と第1の上底板11aが略直交するように第1の上底板補強部15を垂直下に略直角に折り曲げる、次に第1の上底板11aと第1の右側板12aが略直交するように第1の上底板11aを垂直下に略直角に折り曲げる。そして、第1の右側板12aと第1の上板13が略直交するように第1の右側板12aを垂直下に略直角に折り曲げる。
続いて、第1の下底板11bと第1の左側板12bが略直交するように第1の下底板11bを垂直下に略直角に折り曲げる。そして、第1の左側板12bと第1の上板13が直交するように第1の左側板12bを垂直下に略直角に折り曲げる。このとき、第1の上底板11a及び第1の下底板11bのそれぞれに設けられた第1の設置用貫通穴16a及び第1の梱包板用貫通穴16bが重なって貫通穴を形成するように第1の左側板12bを折り曲げる。
その後、第1の側面補強部14と第1の上板13が直交するように第1の側面補強部14を垂直下に略直角に折り曲げて、第1の側面補強部14の両側を外側から側板に接するように内側に略直角に折り曲げる。
第1の据付脚1の側面のうち前面及び背面には側板が設けられておらず、前面及び側面が開口している構成となっている。第1の設置用貫通穴16aにアンカーボルト、第1の梱包板用貫通穴16bにボルト等の固定具を取付けて第1の据付脚1の内側からナット等の締結具の取付け及び取外しを行う際は、開口を形成している前面又は側面からドライバー、レンチ等の工具を挿入して作業を行う。尚、工具を挿入するための開口は第1の右側板12a又は第1の左側板12bに設けてもよい。
また、第1の上板13にボルト等の固定具が貫通して機器を取付けるため貫通穴が設けられている場合、この貫通穴の垂直下に第1の設置用貫通穴16a又は第1の梱包板用貫通穴16bを配置すれば第1の据付脚1を機器に取付ける際に、ドライバー等の工具を底部から真っ直ぐ挿入することができ作業性が向上する。また、第1の設置用貫通穴16aを前後方向に直線形状にしておくと、アンカーボルトを差し込む際に第1の据付脚1を斜めにして差し込んで直立させることができるので据付時の作業性が向上する。尚、第1の設置用貫通穴16aと第1の梱包板用貫通穴16bは別々に設けることなく、一つの貫通穴で共用することもできる。
また、第1の設置用貫通穴16aと側面の開口面又は側板に設けられた開口とを繋げて一つの開口とすると、前後左右方向の動きで第1の設置用貫通穴16aにアンカーボルト4を挿入でき、上下方向に第1の据付脚1を動かさなくてもよいので、据付時の作業性が向上する。
尚、2枚の側板と第1の側面補強部14及び第1の上底板11aと第1の下底板11bの重なり合う部分を均等配置された数箇所の締結部17でカシメ加工やスポット溶接等で接着又は固定したり、第1の上底板11a、第1の下底板11bの側板とは反対側の側端からある程度の長さで第1の左側板12b、第1の右側板12aと重なり合うように上方に折り曲げたりすると第1の据付脚1が平行四辺形を畳むように屈折する変形に対する強度を上げることができる。
第1の据付脚1は、例えば沸き上げた湯を貯める貯湯式給湯機や大型の加工装置、空調装置の室外機ような重量物に使用され、第1の上板とこれら機器の下部や底面に溶接やボルト等で取付け固定される。尚、第1の上板13に上向きに突出した突出部を設けて上板をT字形状又はL字形状として、これら機器の重量を第1の上板13で支えて、その突出部と機器とを固定しても良い。
図3は実施の形態1の据付脚の据付け状態を示す斜視図であり、図4は図3の据付脚のBB断面図である。図3及び図4に示すように、第1の据付脚1が取付けられる機器の使用場所で据付ける設置面3に固定したアンカーボルト4を第1の据付脚1の第1の設置用貫通穴16aに通して第1の上底板11a及び第1の下底板11bを貫通させ、重なった2枚の底板の上側から締結具5を取付けて設置面3と挟持させて2枚重なった底板を締付けて第1の据付脚1を固定する。このような構成により、第1の据付脚1の強度の必要な底部は第1の上底板11aと第1の下底板11bとで板が2重になるように構成して底部が第1の上板13若しくは側面の最も薄い部分に対して2倍の厚板とすることができる。
設置面3に固定したアンカーボルト4にワッシャー、ナット等の締結具5を用いて締付け固定する為の据付脚の底部は強度が必要であるが、底部を構成する第1の上底板11a及び第1の下底板11bの一側端がそれぞれ側板から延在して配置された一体構成となっているため底部を補強する別部材を設けるよりも強度が高く、さらに重なり合う2枚の底板を締結部17でカシメ加工、電気スポット溶接加工等の簡易な締結を施せば十分な強度を得ることができる。また、締結部17を設けなくても、締結具5により底部を構成する11a、11bは一体的に設置面3に固定されるため、その分、低コストにて対応することも可能である。
図5は第1の設置用貫通穴16aの開口周囲にフランジ18を形成した据付脚の断面図である。図5に示すように、重ねるように配置され第1の上底板11a及び第1の下底板11bに開けられた第1の設置用貫通穴16aの一方の底板にバーリング加工等によりフランジ18を施すと、底板を折り曲げて重ねる他方の底板の第1の設置用貫通穴16aの位置合わせを容易にするとともに、第1の設置用貫通穴16aの強度を上げることができる。
尚、図5では第1の上底板11aの第1の設置用貫通穴16aの開口周囲から下向きにフランジを形成しているが、第1の下底板11bの第1の設置用貫通穴16aの開口周囲から上向きにフランジを形成する構成としても良い。尚、フランジ18の高さはフランジ18に嵌合する底板の枚数分の厚さと同じであることが望ましい。
図6は2枚の底板に設けられた凹部と凸部が嵌合する様子を示した斜視図である。図6に示すように、第1の上底板11aに設けられた複数の凹部19bと第1の下底板11bに設けられた複数の凸部19aがそれぞれ嵌合する。凹部19bと凸部19aが嵌合することにより第1の上底板11aと第1の下底板11bを重ねるように鋼板を折り曲げる際に、二枚に鋼板の位置合わせを容易にすることができる。尚、凹部19bと凸部19aはそれぞれの底板と一体に形成されており、底板を外側から内側に向けて窪ませることによって形成される。
実施の形態2.
図7は実施の形態2に係る据付脚の斜視図である。第2の据付脚2は上に載せられる機器と固定される長方形状の第2の上板23があり、その第2の上板23の背面の側端から延在して垂直下に設けられた背面板22cとこの背面板22cの右側の側端から延在して背面板22cの下で第2の右側板22aと背面板22cの左側の側端から延在して第2の右側板22aと向かい合うように配置された第2の左側板22bが設けられている。また、背面板22cの下側の側端から延在して第2の上板23と向かい合うように配置された第2の下底板21bとこの第2の下底板21bから延在して第2の下底板21bの上に重なるように設けられた第2の上底板21aとから構成されている。
さらに、第2の右側板22a及び第2の左側板22bに被さるように第2の上板23の左右両側端から垂直下に延在した第2の側面補強部24と、第2の下底板21bの左右両側端から延在して第2の右側板22a及び第2の左側板22bに外側から被さるように設けられた第3の側面補強部25と、第2の上底板21aの左右両側端から延在して第2の右側板22a及び第2の左側板22bに内側から押さえるように第4の側面補強部26とが設けられている。
第2の据付脚2を構成する第2の上板23、第2の右側板22a、第2の左側板22b、背面板22c、第2の側面補強部24、第3の側面補強部25、第4の側面補強部26、第2の上底板21a及び第2の下底板21bは、第1の据付脚1と同様に一枚の鋼板若しくはその他金属製の板金を折り曲げて一体形成されている。
図8は第2の据付脚2の展開図である。図示するように第2の上板23の一側端から延在して背面板22cが配置され、その一側端と直交する左右両側端から第2の側面補強部24が設けられている。背面板22cの左右両側端からそれぞれ延在して第2の右側板22a及び第2の左側板22bが配置され、第2の上板23とは反対側の背面板22cの側端から延在して第2の下底板21bが配置され、第2の下底板21bの左右両側端から第3の側面補強部25が設けられ、背面板22cとは反対側の第2の下底板21bの側端から延在して第2の上底板21aが設けられ、第2の上底板21aの左右両側端から第4の側面補強部26が設けられている。
底部を構成する第2の下底板21bは一側端が背面板22cと繋がっており、第2の上底板21aは一側端が第2の下底板21bと繋がって鋼板を折り曲げて一体形成されているので、底部を補強する別部材を設けるよりも強度が高い第2の据付脚とすることができる。
図8に基づいて第2の据付脚2の組立手順について説明する。展開された第2の据付脚2が垂直平面上にあるとする。まず、第2の上板23を背面板22cと略直交するように水平方向前方に略直角に折り曲げる。次に、第2の右側板22a及び第2の左側板22bを背面板22cと略直交するように前方に略直角に折り曲げる。次に、第4の側面補強部26を第2の上底板21aと略直交するように後方に略直角に折り曲げた後、第2の上底板21aを前方で第2の下底板21bと重なるように前方から180度回転させて折り曲げる。次に、第2の下底板21bを背面板22cと略直交するように水平方向前方に略直角に折り曲げる。最後に、第2の右側板22a及び第2の左側板22bに対して外側から被さるように第2の側面補強部24及び第3の側面補強部25を略直角に折り曲げる。
重なり合う側板と側面補強部をカシメ加工やスポット溶接等で接着又は固定すると第2の据付脚2の強度を上げることができる。
第2の据付脚2の側面のうち背面には背面板22cが設けられているが、前面が開口している構成となっている。第2の設置用貫通穴27にアンカーボルトを取付けて第2の据付脚2の内側からナット等の締結具の取付け及び取外しを行う際は、開口を形成している前面からドライバー、レンチ等の工具を挿入して作業を行う。尚、工具を挿入するための開口を第2の右側板22a又は第2の左側板22bに設けてもよい。第2の据付脚2は背面板22cを設ける構成となっているので、図7における左右方向の外力に対して強度を上げることができる。
本実施の形態2では図8に示すように底板が背面板22cから延在している構成となっており、底板の面積を図中の上下方向に増やし、第2の上板23より面積が大きくすることができので、第2の据付脚2の安定性を増すことができる。また、第2の右側板22aの右側端と第2の左側板22bの左側端の間からは突出することなく前面方向に底板の面積を増やすことができるので、不用部分を増やすことなく打ち抜かれる鋼板を有効に利用することができる。
また第2の上底板21a及び第2の下底板21bが構成する第2の据付脚2の底部は第2の上板23と図7において左右方向では同じ幅であるが、前後方向で第2の上板23よりも長い幅となっており、第2の上板23が構成する上面よりも大きい面積となっており、第2の据付脚2を略垂直上から見ると、底板にはその面積が大きい分だけ第2の上板23から突出している突出部がある。底板が第2の上板23よりも面積が大きい構成とすると第2の据付脚2の上に載せる機器の荷重を分散してより、底部にかかる単位面積当たりの荷重が小さくなるので安定性を増すことができる。
以上のように、実施の形態1及び実施の形態2で説明した据付脚は据付け時に設置面3に固定したアンカーボルト4に締結具5を用いて締付け固定する為に強度の必要となる底部を構成する底板を折り曲げ加工により複数枚重ねているので、上面と側面の板厚に対して底部の板厚を2倍以上にすることができるので、据付脚の作製に用いる鋼板の薄肉化及び据付脚の軽量化が可能であり、さらに底部を補強する別部材を用いる必要がない。
また、底部を構成する複数の底板のそれぞれの少なくとも一側端が側面又は底面を構成するその他の板と接合されている構成であるので、底部を構成する底板同士又は補強部材に接着、溶接等の施工を行っていなくとも強度の高い据付脚とすることができる。
尚、第1の据付脚1及び第2の据付脚2は底面を構成する底板が2枚重なった構成を説明したが、図2、図8の展開図で示すように底板の側端に連続して底板を設けて隣接する底板と重なるように折り曲げて据付脚を組み立てると、底部は2枚以上の複数枚の底板から構成することができ強度をさらに上げることができる。ただし、折り曲げ加工工程数、使用する鋼板の量、強度を考慮すると底部は2枚から3枚の底板が重なった構成にすることが望ましい。
尚、第1の据付脚1及び第2の据付脚2は側板が垂直に配置している形態を説明したが、側板が上板と鈍角に交わり底面に向かうにつれて広がるような形状にしてもよい。底板の面積を増やすことができ、さらに一方向にかかる外力を角度のついた側板で分散して底板に伝えることができるので、平行四辺形を畳むよう折れ曲がって屈折する変形を防止することができる。
実施の形態3.
図9は本発明の実施の形態3における貯湯式給湯機の正面図であり、図10は貯湯式給湯機の側面図である。この貯湯式給湯機10は、外部の給湯装置である燃焼装置若しくはヒートポンプ式熱交換機又は内部の電熱線等で沸き上げられたお湯を貯める貯湯タンク12を有し、この貯湯タンク12の外周は断熱材や保温材を介して外装を前面ケース10a、右側面ケース10b、左側面ケース10c、背面ケース10d、上面ケース10e、底面ケース10fで被覆している。複数個の第1の据付脚1が底面ケース10fにボルトで又は溶接されて取付けられている。尚、第2の据付脚2を取付けても良い。
外部の給湯装置から貯湯タンク12にお湯を給水する配管、また貯湯タンク12からシャワーや浴槽に供給する配管は貯湯タンク12の上部に接続されている。また、水道管から貯湯タンク12に水を供給し排水する配管や貯湯タンク12から外部の給湯装置に水を配水する配管は貯湯タンク12の下部と接続されている。そして、前面ケース10aの下部にはこれらの配管と外部の給湯装置、浴室、水道管等とを繋ぐ配管を接続するための複数の配管接続口11が設けられている。
配管接続口11の下にはこれら配管を設置するための空間が必要となるが、第1の据付脚1を貯湯式給湯機10の下部に取付けることによってその高さ分その空間を広げることができる。
運搬時の貯湯式給湯機10には梱包板を貫通するボルトが第1の梱包板用貫通穴16bに取付けられており、第1の据付脚1も貯湯式給湯機10に取付けられて運搬されるので、薄肉化され鋼板から作製された軽量な第1の据付脚1であると運搬時の作業性も良い。
第1の据付脚1及び第2の据付脚2は前面に側板が設けられておらず前面が開口した構成となっているので、第1の据付脚1の前面が貯湯式給湯機10の前面を向くように据付足を取付ける使用する場所の設置面に固定されたアンカーボルト4を締結具5で固定する際に、前面から工具の挿入可能であり、さらに前面ケース10aの下には配管を配置するための空間があるので作業性が良い。
貯湯式給湯機10を設置する場合、貯湯式給湯機10の背面や側面が建物の壁に対向するように設置する場合が多く、底板が長方形形状で第1の上板13の面積よりも大きく、底板の長手方向が対向する建物の壁と直交するように第1の据付脚1を配置すると設置時の貯湯式給湯機10の安定性を増すことができる。尚、底板のうち、上から見て第1の上板13から突出している部分が第1の上板13よりも建物の壁から離れるように据付脚を配置すると貯湯式給湯機10の安定性が向上する。特に貯湯式給湯機10の前面に配管接続口11を設けているので、配管を配管接続口11に取付けた際に前面に外力が掛かり易いので、底板のうち、上から見て第1の上板13から突出している部分が貯湯式給湯機10の前方を向くように第1の据付脚1を配置すると、貯湯式給湯機10の前方への転倒を防止することができる。或いは、底板の長手方向が貯湯式給湯機10の配管接続口11が設けられている前面と略直交するように設けても良い。この配置は第2の据付脚2にも適用することができる。
また、上板より底板の面積が大きい構成となっている据付脚を底面ケース10fに取付けると、貯湯式給湯機10を安定に据付可能になるだけでなく、配管接続口11に配管を取付ける際に据付脚の上部周囲に配管を配置するための空間を確保することができるので配管取付けの作業性が向上し、また底板の面積が大きいのでアンカーボルト4と締結具5の固定作業の作業性も向上する。
以上のように本発明に係る据付脚は、アンカーボルトと締結具で固定される底部を鋼板を折り曲げて形成された多重構造にして強度を高めることにより、コストと加工工程数の課題を解決するものである。そして、沸き上げた湯を貯める貯湯式給湯機や大型の加工装置、空調装置の室外機ような重量物に利用することができる。
1 第1の据付脚
11a 第1の上底板
11b 第1の下底板
12a 第1の右側板
12b 第1の左側板
13 第1の上板
14 第1の側面補強部
15 第1の上底板補強部
16a 第1の設置用貫通穴
16b 第1の梱包板用貫通穴
17 締結部
18 フランジ
19a 凸部
19b 凹部
2 第2の据付脚
21a 第2の上底板
21b 第2の下底板
22a 第2の右側板
22b 第2の左側板
22c 背面板
23 第2の上板
24 第2の側面補強部
25 第3の側面補強部
26 第4の側面補強部
27 第2の設置用貫通穴
3 設置面
4 アンカーボルト
5 締結具
10 貯湯式給湯機
10a 前面ケース
10b 右側面ケース
10c 左側面ケース
10d 背面ケース
10e 上面ケース
10f 底面ケース
11 配管接続口
12 貯湯タンク

Claims (9)

  1. 上部に設けられた機器と固定される上面板と、
    前記上面板の端部から折れ曲がって設けられて前記上面板を支持し、対向する2枚の側面板と、
    折り曲げ加工された金属板により前記側面板及び前記上面板と一体形成されるとともに複数枚重なり、設置面に固定された第1の固定具が貫通する第1の取付穴を有する底面板とを
    備えたことを特徴とする貯湯式給湯機の据付脚。
  2. 前記底面板の最上面の前記取付穴の周囲から下向き又は最下面の前記取付穴の周囲から上向きのいずれかにフランジを形成し、
    前記フランジは、前記フランジを形成した最上面又は最下面を除く前記底面板の面の前記取付穴と嵌合したことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機の据付脚。
  3. 前記複数枚重なって形成された底面板の対向する一方の面に凹部を設け、他方の面に凸部を設けて、前記凹部と前記凸部で嵌合することを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯式給湯機の据付脚。
  4. 前記底面板は折り曲げ加工により2枚重なって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貯湯式給湯機の据付脚。
  5. 前記上面板又は底面板と一体形成され、折り曲げ加工により外側から前記側面板に重なって形成された側面補強板を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の貯湯式給湯機の据付脚。
  6. 前記側面板が形成する側面に開口を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の貯湯式給湯機の据付脚。
  7. 前記取付穴と前記開口が連続して繋がっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の貯湯式給湯機の据付脚。
  8. 前記上面と機器を固定するための第2の固定具を取付けるための第2の取付穴を前記上面板に設け、前記第2の取付穴の略垂直下の前記底面に前記第1の取付穴があること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の貯湯式給湯機の据付脚。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の貯湯式給湯機の据付脚の前記上面板と沸き上げた水を貯める貯湯タンクを収納するケースの下部が固定されたことを特徴とする貯湯式給湯機。
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