JP2002046728A - 流通ボックス - Google Patents

流通ボックス

Info

Publication number
JP2002046728A
JP2002046728A JP2000236186A JP2000236186A JP2002046728A JP 2002046728 A JP2002046728 A JP 2002046728A JP 2000236186 A JP2000236186 A JP 2000236186A JP 2000236186 A JP2000236186 A JP 2000236186A JP 2002046728 A JP2002046728 A JP 2002046728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
bottom plate
extending
distribution box
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000236186A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Shikura
正勝 四倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K FOR KK
Original Assignee
K FOR KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by K FOR KK filed Critical K FOR KK
Priority to JP2000236186A priority Critical patent/JP2002046728A/ja
Publication of JP2002046728A publication Critical patent/JP2002046728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】一枚の材料をカッティングしてできる、従来の
製造設備をそのまま利用して簡易に製造できる補強用底
板付きの流通ボックスの提供。 【解決手段】第1の方向に相対向して延在し、延在方向
における中央線に沿って折り畳み可能とした第1の側壁
と、第1の方向に直交する第2の方向に相対向して延在
する第2の側壁と、第1の側壁のそれぞれの下端から延
在し、中央線の延在部において互いに分離しており、第
1の側壁の下側端から斜め方向に延在する線に沿って折
り畳み可能とした第1の底板と、第2の側壁のそれぞれ
の下端から延在し、第2の側壁の下端を中心に回動可能
な第2の底板と、第2の底板の一部を第2の側壁との連
結部分を残して第2の底板から分離させた第3の底板
と、第1の底板と第3の底板を連結させる第1の連結手
段と、第2の底板同士を第1の側壁を延伸した状態に規
制するように互いに連結する第2の連結手段とを具え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流通ボックスに関
するものであり、特に箱の底部分を強化し、また、コン
パクトに折り畳めるようにした流通ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】ダンボール材等でできた流通ボックスに
は、さまざまなものが提案されているが、近年は、環境
保護等の観点から、通い箱として何度も使用することの
できる箱の需要が高まってきている。このような箱を通
い箱として用いる場合、耐荷重性を考えると特に底の部
分の強化を図る必要がある。
【0003】例えば、本願人による特願平5−1087
77号(特許第3049530号)に記載されている、
従来の流通ボックスでは、箱本体と別に補強用の底板を
設けて、これを箱の元々の底板に重ねて使用して、箱の
耐荷重強度を強化するようにしている。この補強用底板
は箱の強度を上げると共に、箱の側壁同士を連結する連
結部を設けることによって生じる箱の変形を防ぐ役割も
担う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような流通ボック
スは、量産するに際しては、箱を展開した状態で材料を
打ち抜いて、打ち抜いた材料を組み立てて作るのが一般
的である。この製函工程に置いては、各部材を連続さ
せ、一体化した状態で打ち抜き作業を行い、打ち抜いた
材料(ダンボール材)を二つ折りにして、両端部に位置
している第1の側壁と第2の側壁を張り合わせて連結し
た後、その他の部材の必要箇所を連結させて箱を製造す
る。本発明は、この従来からある量産用の製函設備をそ
のまま用いて、1枚の材料をカッティングして展開形状
の箱として連続的かつ一体的に作ることができる補強用
の底板付きの流通ボックスを提供しようとするものであ
る。
【0005】また、流通ボックスでは、不使用時の収納
の便宜を考えると折り畳んだ際の形状がコンパクトであ
ることが要求される。更に、流通ボックスでは、折り畳
んだ際の各部材の厚さを保持するために、箱の側壁同
士、あるいは側壁と底板との間に所定の幅を持つ連結部
を設ける必要があり、このため、底の四隅や蓋側の四隅
に小さな穴ができる。この穴を塞ぐために穴塞ぎ用の小
片を底の四隅に設けているが、従来の流通ボックスで
は、折り畳み時にこの小片が外側に出てしまい、箱を収
納する時に邪魔になってしまうという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決して、
折り畳んだ際にコンパクトに纏めることができ、穴塞ぎ
用の小片が外側に飛び出さないように折り畳むことので
きる流通ボックスを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明にかかる流通ボックスは、少なくとも、第1
の方向に相対向して延在し、延在方向における中央線に
沿って折り畳み可能とした第1の側壁と、前記第1の方
向に直交する第2の方向に相対向して延在する第2の側
壁と、前記相対向する第1の側壁のそれぞれの下端付近
から延在し、前記中央線の延長ラインに沿って互いに分
離しており、前記第1の側壁の下側端から斜め方向に延
在する線に沿って折り曲げ、折り畳み可能とした第1の
底板と、前記相対向する第2の側壁のそれぞれの下端か
ら延在し、当該第2の側壁の下端を中心に回動可能に構
成されている第2の底板と、前記第2の底板の一部を前
記第2の側壁との連結部分を残して前記第2の底板から
分離させた第3の底板と、前記第1の底板と前記第3の
底板を連結させる第1の連結手段と、前記第1の側壁を
延伸した状態に規制するように第2の底板同士を連結さ
せる、または、前記第2の底板の一方とそれに対向する
前記第2の側壁の一方に抗接させる第2の連結手段とを
具えることを特徴とする。
【0008】このように、第2の底板下端から延在する
第2の底板の一部を分離して第3の底板を設け、この第
3の底板と第1の底板を連結させて箱の底部分を構成す
ると共に、第2の底板同士を連結させることによって、
箱の底板部分の強度を上げるとともに、組立時に第1の
側壁を延伸した状態に規制して、箱の変形を防ぐことが
できる。第2の底板と第3の底板は一枚の板状部材を分
離させているので、補強底板として作用する第2の底板
を別途設ける必要がなく、1枚の材料をカッティングし
たものを組み立てて、補強用底板を有する流通ボックス
を作ることができる。
【0009】また、本発明の流通ボックスは、少なくと
も、第1の方向に相対向して延在し、延在方向における
中央線に沿って折り畳み可能とした第1の側壁と、前記
第1の方向に直交する第2の方向に相対向して延在する
第2の側壁と、前記相対向する第1の側壁のそれぞれの
下端付近から延在し、前記中央線の延在部において互い
に分離しており、前記第1の側壁の下側端から斜め方向
に延在する線に沿って折り曲げ、折り畳み可能とした第
1の底板と、前記相対向する第2の側壁のそれぞれの下
端から延在し、当該第2の側壁の下端を中心に回動可能
に構成されている第2の底板とを具え、前記第2の底板
とこれらの第2の底板に対応する側に位置する第1の底
板をそれぞれ連結させる第1の連結手段と、第2の底板
同士を連結させる第2の連結手段を具えることを特徴と
する。
【0010】このような構成によっても、上記課題を解
決することができる。ここで、第2の底板は2枚共に台
形形状としてその短辺同士を連結するようにしても良
く、一方を台形形状として、他方は対向する第2の側壁
に抗接する長さとするようにしても良い。
【0011】なお、前記相対向する第2の側壁下端から
延在する第2の底板は互いに連結した後は前記第1の方
向においてその延在方向内に納まる長さとなり、前記第
2の連結手段が、それぞれの第2の底板の先端に設けた
凸部と凹部で構成されており、組立時にこの2枚の第2
の底板を互いに噛み合わせることによって、前記第1の
側壁を延伸した状態に規制することが好ましい。このよ
うに構成することによって、流通ボックスの底板を好適
に補強するとともに、箱の変形を防ぐことができる。な
お、第2の連結手段は、一方の第2の底板の一部を切り
欠いて当該切り欠き部分を上下に回動可能とした切片
と、他方の第2の底板の前記切片に対応する位置に設け
た、前記切片に対応する形状を有する孔または窪みで構
成しても良い。
【0012】また、本発明にかかる流通ボックスは、少
なくとも、第1の方向に相対向して延在し、延在方向に
おける中央線に沿って折り畳み可能とした第1の側壁
と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して
延在する第2の側壁と、前記相対向する第1の側壁のそ
れぞれの下端付近から延在し、前記中央線の延在部にお
いて互いに分離しており、前記第1の側壁の下側端から
斜め方向に延在する線に沿って折り曲げ、折り畳み可能
とした第1の底板と、前記相対向する第2の側壁のそれ
ぞれの下端から延在し、当該第2の側壁の下端を中心に
回動可能に構成されている第2の底板とを具え、前記第
2の底板の一方に、一部を前記第2の側壁との連結部分
を残して前記第2の底板から分離させて第3の底板を設
け、前記一方の第2の底板に対応する側に存在する第1
の底板と前記第3の底板を連結させる第1の連結手段
と、前記第2の底板の他方と当該他方の第2の底板に対
応する側に存在する第1の底板を連結させる第2の連結
手段とを具え、前記一方の第2の底板が前記第1の底板
の前記第1の方向における幅とほぼ同じ長さを有し、組
立時に前記一方の第2の底板を、蓋底板の先端に対向す
る第2の側壁に係止させてほぼ水平に保つことによって
前記第1の側壁を延伸した状態に規制することを特徴と
する。
【0013】このように、一方の第2の底板を前記第1
の底板の前記第1の方向における幅とほぼ同じ長さと
し、この一方の底板で前記第1の側壁を延伸した状態に
規制するようにしてもよい。この場合、他方の第2の底
板は、例えば台形形状として、第1の底板の折り畳み状
態を妨害しないようにした上で、第1の底板と連結させ
るようにする。
【0014】更に、前記第2の底板の一方が、組立時に
おいて他方の第2の底板を切り離して設けた第3の底板
と付き合わせとなる長さを有し、組立時に前記第2の底
板同士を係合することによる前記第1の側壁の規制、ま
たは、前記第2の底板と第2の側壁を抗接させることに
よる前記第1の側壁の規制に加えて、前記一方の第2の
底板と前記他方の第2の底板を切り離して設けた第3の
底板を突き合わせることによっても前記第1の側壁を延
伸した状態に規制し、または、前記第1の側壁を延伸し
た状態に規制するとともに前記一方の第2の底板と前記
第3の底板とを前記第2の方向にずれにくい状態に規制
することが好ましい。
【0015】このように構成することによって、底板の
補強をより強固に行いうると共に、菱形の変形が一層生
じにくくなる。
【0016】なお、前記一方の第2の底板は、前記第2
の側壁と連結している側に所定の連結部を残して前記第
2の方向に延在する切断面を設け、この切断面と前記第
2の底板の自由端側の切断面とを前記相対向する第2の
側壁に抗接させて、これらの切断面と第2の側壁との間
で生じる摩擦によって、前記第1の側壁の延伸した状態
の規制を確実にすることが好ましい。
【0017】このように構成することによって、相対向
する第2の側壁に対して第2の底板が切断面で接するこ
とになり、摩擦抵抗が大きくなる部分ができるため、第
1の側壁の延伸状態、および、箱を構成する部材を連結
する連結部材を設けることによって生じる箱のゆがみ
(ずれ)の規制をより強化することができる。
【0018】箱を構成する側壁の高さが、他方の第2の
底板の長さより低い場合には、この第2の底板の自由端
を折り曲げ可能として、折り畳み時に箱内部に収納でき
るようにすることが好ましい。ここで、第2の底板の自
由端の折り曲げ方向は、上下どちらでも良いが、上側に
折り曲がるようにしておくと、第2の底板を広げて第1
の側壁を延伸させて規制する際に、第2の底板の下に位
置する底部分(第1の底板、一方の第2の底板で構成さ
れる)の存在によって第2の底板の折れ曲がりが阻止さ
れるので、第1の方向における箱の延伸状態をより強固
に規制して、かつ箱の変形を防ぐことができる。
【0019】なお、第2の底板同士を係合させる場合、
相対向して延在する第2の底板同士を係合する係合部
を、交互に設けた舌部と切れ込みとで構成して、前記舌
部の横幅が先端または根本側より広く、かつ、前記切れ
込みが前記舌部の最大幅より狭い位置まで切れ込んでい
ることが好ましい。このように構成することにより、か
み合わせ箇所が無理嵌め状態になるので、組立後、この
かみ合わせが容易に外れることがなくなり、縦横にずれ
が生じることを防止できる。
【0020】更に、この構成に加えて、前記第2の底板
の一方の自由端先端を、他方の第2の底板を切り離して
設けた第3の底板先端部まで延在させ、当該自由端先端
にフック部を設けて、前記第2の底板の他方に当該フッ
ク部に係合するフック受けを設けるようにしてもよい。
このように構成することによって、箱に内容物を収納し
た場合に、底部分が伸びて強度が低下することを防ぐこ
とができる。
【0021】また、本発明にかかる流通ボックスは、少
なくとも、第1の方向に相対向して延在し、延在方向に
おける中央線に沿って折り畳み可能とした第1の側壁
と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して
延在する第2の側壁と、前記中央線の延長ラインに沿っ
て切り離すとともに、前記第1の側壁または第2の側壁
の下側端から斜め方向に延在する線に沿って折り畳み可
能とした底部とを具え、前記第1の側壁と前記第2の側
壁間、前記第1の側壁と底部間、および前記第2の側壁
と底部間に所定の幅の連結部材が設けられている流通ボ
ックスにおいて、前記底部の四隅に、組立時に生じる隅
穴を塞ぐ小片を設け、当該小片が前記第2の底板または
前記第1の底板に連結していることを特徴とする。
【0022】このように、流通ボックスの底の隅穴を塞
ぐ小片を第2の底板または第1の底板に連結させること
によって、折り畳み時に、この小片が第2の底板または
第1の底板の動きに連動して持ち上げられ、箱の内側に
収納されることになる。したがって、折り畳み時にこの
小片が箱の外側に飛び出すことがなくなり、折り畳み時
に小片が邪魔にならない。
【0023】また、本発明にかかる流通ボックスは、少
なくとも、第1の方向に相対向して延在し、延在方向に
おける中央線に沿って折り畳み可能とした第1の側壁
と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して
延在する第2の側壁と、底部と、前記第2の側壁の各々
の上端部から延在する蓋板と、前記第1の側壁各々の上
端部から延在する補助板とを具え、前記第1の側壁と前
記第2の側壁間に所定の幅の連結部材が設けられている
流通ボックスにおいて、前記補助板を、当該補助板の前
記第1方向における幅が、組立時の前記第1方向におけ
る前記第2の側壁同士間の距離とほぼ同じとなるように
構成し、組立時に前記箱の上側四隅において、前記補助
板を前記所定の幅の連結部材を越えて延在させることを
特徴とする。
【0024】このように構成することによって、組立時
に箱の上側四隅に生じる隅穴が塞がれることになり、箱
内にゴミや埃が侵入するのを防ぐことができる。
【0025】更に、本発明にかかる流通ボックスは、少
なくとも、第1の方向に相対向して延在し、延在方向に
おける中央線に沿って折り畳み可能とした第1の側壁
と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して
延在する第2の側壁と、底部と、前記第2の側壁の各々
の上端部から延在する蓋板と、前記第1の側壁各々の上
端部から延在する補助板とを具え、前記補助板の一部に
切り込みを設け、前記蓋板を、組立時に前記補助板に設
けた切り込み位置付近でオーバーラップする長さに構成
するとともに、当該オーバーラップ部分の前記第2方向
における両端部に、前記補助板に設けた切り込みの長さ
とほぼ同じ幅を有する係合片を設け、当該係合片を前記
切り込みに差し込んで、残りのオーバーラップ部分は水
平な状態で重ね合わせて閉蓋することを特徴とする。
【0026】このような構成によれば、閉蓋時に箱の両
側においてのみ係合片が箱内に突出することになるの
で、収納物を傷つけずに済む。
【0027】更に、本発明にかかる流通ボックスは、少
なくとも、第1の方向に相対向して延在し、延在方向に
おける中央線に沿って折り畳み可能とした第1の側壁
と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して
延在する第2の側壁と、前記中央線の延長ラインに沿っ
て切り離すとともに、前記第1の側壁または第2の側壁
の下側端から斜め方向に延在する線に沿って折り畳み可
能とした底部と、前記第2の側壁の一方から延在する蓋
板と、前記第1の側壁各々の上端部から延在する補助板
とを具え、前記蓋板がその自由端側に所定の厚さの連結
部を介して差し込みフラップを具え、前記蓋板の延在方
向において前記第2の側壁との連結部から前記補助板の
幅分だけ離れた第1の位置と、当該第1の位置からさら
に所定の幅だけ離れた第2の位置とにおいて折り曲げ可
能とし、折り畳み時に、前記蓋を前記第1の位置、第2
の位置、および前記連結部において折り曲げて、前記差
込フラップを前記底部が折り畳まれることによって生じ
る空隙内に外側から差し込んで折り畳むようにしたこと
を特徴とする。
【0028】このように構成することによって、箱をコ
ンパクトに折り畳むことができると共に、折り畳んだ後
に箱の材質の弾性によって箱が中途半端に開くようなこ
とがなくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施形態を詳細に説明する。図1ないし図4は、本発明
の第1実施形態の構成を示す図であり、図1は、本発明
の流通ボックス(以下、単に箱という)を、半折り畳み
状態としたときの斜視図、図2は図1に示す箱を上から
見た図、図3は、図1に示す箱を組み立てて、補強底板
(第2の底板)の係合を解除した状態を示す図、図4は
図1に示す箱を組み立てて、補強底板(第2の底板)を
係合させた状態を示す図である。
【0030】図1を参照すると、長方形の箱1は、短手
方向において相対向して延在する第1の側壁10と、長
手方向において相対向して延在する第2の側壁20と、
第2の側壁20の上端からそれぞれ延在する蓋板30
と、第1の側壁10の上端からそれぞれ延在する補助板
40と、第1の側壁10の下端からそれぞれ延在する第
1の底板50と、第2の側壁20の下端からそれぞれ延
在する第2の底板60と、当該第2の底板60の一部を
第2の側壁20との連結部を残して切り離して設けた第
3の底板70とを具える。なお、第1及び第2の側壁
間、第1の側壁10と第1の底板50間、および第2の
側壁20と第2の底板60(第3の底板70)間には箱
1を完全に折り畳んだときの各部材の厚みをカバーする
幅を有する連結部80が設けられている。
【0031】第1の側壁10および補助板40は、短手
方向における中心線Cに沿って箱1の内側に折り曲げ可
能に構成されている。また、第1の底板50は、この中
心線Cの延長線に沿って分離しており、相対向する側壁
10からそれぞれ延びる第1の底板50同士をつき合わ
せた時の長さが箱の長手方向における長さ以内に納まる
ように構成されている。なお、第1の底板のそれぞれに
は、箱1の底の4隅から斜めに延びる線Dに沿って折り
曲げ可能に構成されており、折り畳み時に箱1の内側へ
向けて折り畳まれる。
【0032】第1の底板50の各々の先端には、係合片
52を設けるとともに、第2の底板60の第3の底板7
0のほぼ中央にこれに係合する係合穴72を設けてい
る。係合片52をこの係合穴72に差し込んで折り返
し、相対向する第1の底板50同士、および第1の底板
50と第3の底板70を互いに連結させて、箱1の底板
を構成する。なお、係合片52の先端に凹部54を設け
ると共に、第3の底板70のこれに対応する部分を切り
欠いて係合突片74を設け、これらの凹部54と係合突
片74とを係合させることにより、係合片52を第3の
底板70に止め付けている。
【0033】図4に示すように、本実施形態では第2の
底板60が箱1を組み立てたときに互いに重なり合う長
さを有しており、重ね合わせ部分に互いに逆方向に凸片
62a、62bと切れ込み64a、64bを設けて、相
対向する第2の底板同士を噛み合わせて連結している。
【0034】このように、本実施形態の流通ボックスに
おいては、第1の底板50と第3の底板70を連結する
ことで箱1の底部分のほぼ全面に底板が存在することに
なり、更に、第2の底板60を互いに連結して水平に保
持することによって底部分を補強している。なお、第2
の底板60は、互いに連結して水平にした状態で、第1
方向における長さが第1の側壁10の長さとほぼ同じに
なるように構成されており、第2の底板60を連結して
水平に保持することによって、第1の側壁10のを延伸
させた状態を規制している。
【0035】図3に示すように、第2の底板60を上側
に跳ね上げて、第1の側壁10の規制を解除し、図2に
示すように、線C、線D、および第1の側壁下端と第1
の底板との連結部Eに沿って第1の側壁10と第1の底
板50を折り曲げて、箱1を折り畳む。
【0036】図5ないし図7は、上述した本願第2の実
施形態の構成を示す図である。図5に示す流通ボックス
2では、第1の底板50および第3の底板70に係合片
および係合穴を設けることなく、これらの部材の組立時
に互いに接触する部分、すなわち、第3の底板70の内
側面と、第1の底板50の内側面のうちの第3の底板7
0と接触する部分を接着剤(図示せず)を用いて連結す
るようにした。
【0037】また、第2の実施形態では、第2の底板6
0同士の連結部を、一方の第2の底板60aの一部を切
り欠いて設けた係合片66と、この係合片66に対応し
て他方の第2の底板60bに設けた係合孔68とで構成
した。図6は、この係合片66と係合穴68の係合状態
を示す拡大図である。図6に示すように、係合片66は
一方の第2の底板の一部をU字形状に切り欠いて、切り
欠き部分を上下に回動可能としたものであり、係合穴6
8は係合片66のU字形状に一致した形状を有する楕円
形の穴である。、図6(a)に示すように、箱2の係合
片66と係合孔68の位置を合わせて、図6(b)に示
すように、係合片66を係合穴68内に圧入させて第2
の底板60aと60bを互いに係止させる。
【0038】なお、図7(a)は、第2の底板60aと
60bを開いた途中の状態を示す図であり、図7(b)
は、第2の底板60aと60bを水平にして重ね合わせ
た状態を示す図である。
【0039】図8は、本発明にかかる流通ボックスの第
3実施形態の構成を示す図である。第3の実施形態で
は、第2の底板60a、60bにそれぞれ設けた第3の
底板70のうちの一方70aを、箱3を組み立てたとき
に、対向する側の第2の底板60bの自由端先端と突き
合わせになる長さとした。この構成によれば、箱3の組
立時に、一方の第3の底板70aと他方の第2の底板6
0bの先端が突き合せとなって第1の側壁10を、その
延在方向において延伸させた状態状態で規制する。な
お、この突き合わせ部分は、互いに凹凸として、第2の
方向においてもずれが生じないようにするのが好まし
い。図8に示す第3実施形態では、一方の第3の底板7
0aの先端を山型71とし、この形状に対応する谷型6
2を他方の底板60bの自由端先端に設けるようにし
た。
【0040】このように構成することによって、相対向
する第2の底板60a、60b同士を連結させたことに
よる係止に加えて、一方の第2の底板70aと、これに
対向する他方の第2の底板の一方60aとが互いに係止
するので、箱の第1の方向(短手方向)における底板の
係止状態がより強固なものになると共に、第2方向(長
手方向)におけるずれの発生も防ぐことができる。
【0041】図9は、本発明の流通ボックスの第4実施
形態の構成を示す図である。第4実施形態では、一方の
第2の底板60cを台形形状とした。なお、この底板6
0cは一枚板であり、第3の底板が形成されていない。
ここでは他方の第2の底板60dが、第1の方向におい
て、第1の側壁10とほぼ同じ長さを有しており、箱4
を組み立てたときに、この他方の第2の底板60dを第
2の底板20に係止させて第1の側壁を伸延させた状態
に規制するようにしている。他方の第2の側壁60dに
は第3の底板70が設けられている。この第3の底板7
0は第1、第2の実施形態と同様に第1の底板50に連
結されている。なお、第2の側壁60cと60dは、他
方の第2の底板60dの一部をU字型に切り欠いて設け
た係合片61と、一方の第2の側壁60cに設けた係合
穴63を係合させて互いに連結するように構成されてい
る。
【0042】図10ないし図12は、本発明の第5実施
形態の構成を示す図であり、図10は第5実施形態の箱
5を組み立て、他方の底板60fを垂直に上げた状態を
上から見た図、図11は、他方の底板60fを水平にお
ろした状態を上から見た図、図12(a)は、他方の底
板60fの折り返し部分の構成を示す断面斜視図、図1
2(b)はその端面図である。
【0043】第5実施形態では、上述した第4実施形態
と同様に、一方の第2の底板60eを台形形状として、
他方の第2の底板60fに第1方向における第1の側壁
10とほぼ同じ長さを持たせて、これを対向する側の第
2の側壁に係止させて、第1の側壁を伸延させた状態に
規制するようにしている。他方の第2の底板60fは、
一部を切り欠いて第3の底板70が設けられている。図
10に示すように、他方の第2の底板60fは第1の方
向において所定の長さだけ第3の底板70と一体的に構
成されており、中間部において折り返し部90が設けら
れている。図12(b)に示すように、組立時に第2の
底板60fを折り返し部90で折り返して、第1の底板
10の下側端部および第2の底板20の下側端部と同じ
レベルにおいて水平に位置させて、第1の側壁10を延
伸させた状態に規制するようにしている。すなわち、図
12(a)に示すように、第2の底板60fを第2方向
において第3の底板70の側辺から所定の長さを残して
切り離すと共に、この所定の長さを残した位置で更に第
1の方向に切り込み92を設けて、折り返し部90を折
り返し可能としている。図11は、この折り返し部90
を折り返して、第2の底板60fを第1及び第2の側壁
の下端レベル水平に係止して、第1の底板10を延伸し
た状態に規定した状態を示す図である。
【0044】このように構成することによって、図12
(b)に示すように、組立時に第2の底板60fを、第
1の側壁10及び第2の側壁20の下端レベルで水平に
保ち、更に第2の底板60fの、相対する第2の側壁2
0、20の内側面に接する端面を、両側共に切断面とす
ることができ、この切断面と第2の側壁の内側面との摩
擦力によって第1の側壁10の延伸状態の規制が強化さ
れる。従って、第1の側壁10を延伸状態に規制するに
際して、1枚の部材を板状のまま嵌め込んで規制したの
と同様の効果をなすことができる。なお、図13(a)
および図13(b)は、第2の側壁60fに折り返し部
90を設けることなく第2の側壁20から延在させた状
態を示す図である。図13(b)に明らかなとおり、第
2の側壁20と第2の底板60e、60fとの間に連結
部材80が存在するため、折り返し部90を設けない場
合は第2の底板60fが第1の側壁10及び第2の側壁
20の下端レベルに対して斜めになった状態で係止する
ことになるが、この場合、図12に示す構造に比べて延
伸状態の規制は弱くなるが、構造が簡単で製函し易いと
いう利点がある。
【0045】なお、箱全体の高さが低い場合は、図14
及び図15に示す第6実施形態のように、他方の側の第
2の底板60gの自由端先端部を折り曲げ可能として、
折り畳み時に第2の底板60gを第2の側壁20と第1
の側壁10との間に収納できるようにする。ここで、第
2の底板60gの折り曲げ方向は上下どちらでも良い
が、後述する理由によって折り曲げ時に自由端が上に曲
がるように、すなわち底板160aを垂直に持ち上げた
際に、折り曲げた自由端が底板160aと第2の側壁2
0との間に位置するように折り曲げるようにするのが好
ましい。図15に、第2の底板60gの補強の状態を示
す。
【0046】図15(a)は、底板60gを垂直に持ち
上げて、自由端を折り畳んだ状態を示す図であり、図1
5(b)は折り曲げ時に自由端が上になるように構成し
た場合の図、また、図15(c)は折り曲げ時に自由端
が下になるように構成した場合を示す図である。図15
(c)に示すように自由端が下になるようにしても、第
1の側壁10を延伸させた状態に規制するには十分であ
るが、箱に収納する内容物の重量等によってはこの規制
がゆるんでしまうことが考えられる。図15(b)に示
すように自由端が上になるように構成することによっ
て、第2の底板60gの規制がゆるんだ場合でも、第2
の底板60gの動きがその下の底部(第1の底板、一方
の第2の底板で構成されている)の存在によって規制さ
れるので、第1の方向における箱の延伸状態の規制がゆ
るむことがない。
【0047】図16は、本発明の第7実施形態の構成を
示す図である。第7実施形態は、先に述べた第1実施形
態と同様に、第2の底板60hと60iを突き合わせて
連結し、第1の側壁を延伸させた状態に規定している。
ここで、第2の底板同士の係合部分を交互に設けた舌部
65とその側部の切り込み67とで構成し、前記舌部の
先端が根本側より狭く、かつ、切り込み67が前記舌部
63の幅が狭くなっている箇所まで入り込んでいる。こ
のように構成することによって、第2の底板同士のかみ
合わせが容易になるとともに、噛み合わせた後には無理
嵌め状態となる。従って、組立後にかみ合わせが容易に
外れなくなり、かつ、縦横のずれを防止することができ
る。
【0048】図17は、本発明の第8実施形態の構成を
示す図である。第8実施形態では、一方の側の第2の底
板60kの自由端中央部を、その先端が他方の側の第2
の底板60mの第3の底板70の切り離し部分まで延在
させると共に、その先端にフック部100を設け、他方
の第2の底板60mの切り取り部分側にフック受け10
2を設けるようにした。このようにフック部100とフ
ック受け102とを設けることによって、第1の側壁1
0が延伸して規制された長さより、底部が伸びてしまっ
て底部の強度が低下することを防止することができる。
【0049】図18は、フック部100とフック受け1
02との係合状態を示す図である。フック部100は第
2の底板60mの下側に折り込まれているため、第2の
底板同士が容易に離れることがない。また、フック受け
102が設けられているため、横方向においてずれが生
じるのを防止することができる。
【0050】図19に、第1実施形態の箱1の展開図、
図20に、第3実施形態の展開図、図21に第5実施形
態の展開図を示す。これらの展開図に示すように、本発
明にかかる流通ボックスは1枚のダンボール材をカット
することによって製造することができるため、材料に無
駄が生じることがなく、補強底板(第2の底板60)を
別付けする必要がないため、製造工程の簡略化を図るこ
とができる。なお、ここでは、代表例として第1、第
3、第5実施形態の展開図を挙げたが、他の実施形態も
同様であることは言うまでもない。
【0051】図22および図23は、本発明の流通ボッ
クスの底側隅部分の構成を示す図である。流通ボックス
では、上述したとおり折り畳み時に各部材の厚みをカバ
ーするために、第1の側壁10と第2の側壁20との
間、及び第2の側壁20と第2の底壁60との間に所定
の幅を有する連結部材80が設けられている。従って、
箱を組み立てた際に、必然的に箱の底の四隅に小孔が生
じてしまうため、連結部材の下端にこの小孔を塞ぐ爪1
10を設けるようにしている。
【0052】本発明にかかる流通ボックスでは、この爪
110の先端を第1の底板50又は第2の底板60に連
結させて、折り畳み時に爪110が外側に飛び出さない
ようにした。図22は、爪110の先端を第2の底板6
0に連結させた例を示す図であり、(a)は箱を折り畳
むに際して第2の底板60を上に跳ね上げた時の状態を
示す図、(b)および(c)は、組立時に、第2の底板
60を水平にした状態を示す図である。図22(a)に
示すように、爪110を第2の底板60に連結させるこ
とによって、折り畳み時に、第2の底板60の移動に伴
って爪110が上に上がり、外側に飛び出すことがなく
なる。なお、組立時には、図22(b)に示すように、
爪110を第1の底板50と第2の底板60との間に位
置させてもいいし、図22(c)に示すように第2の底
板60の上に位置させるようにしても良い。
【0053】図23は、爪110の先端を第1の底板5
0に連結させた例を示す図であり、(a)は、箱を転回
した状態を示し、(b)は組み立てた状態を示す。
【0054】図24は、本発明の流通ボックスの蓋の構
成を示す図である。上述したとおり、蓋部分には、第2
の側壁20上端から延在する蓋30と、第1の側壁10
上端から延在する補助板40とが設けられている。ま
た、第1の側壁10と第2の側壁20との間には連結部
材80が介在する。したがって、補助板40の第1方向
における幅を第1の側壁10の幅と同じにすると、箱の
上四隅に三角形の小孔ができてしまう。本発明では、こ
の小孔を塞ぐべく、補助板40の第1方向における幅
を、組立時における第2の側壁20間の距離とほぼ同じ
に構成した。図24(a)は、蓋30と補助板40を開
けた状態を示す図であり、図24(b)は補助板40を
閉じた状態を、図24(c)は、蓋30と補助板40を
閉じた状態を示す。なお、この構成では、図24(c)
に明らかなとおり、補助板40の隅が、連結部材80の
位置から三角形にはみ出すので、この三角形のはみ出し
部分を切除するようにしても良い。図25は、図24に
示す蓋部分を有する流通ボックスの全体の様子を示す図
である。
【0055】図26は、本発明の流通ボックスの蓋の他
の特徴を説明するための図である。図26に示す箱は、
蓋部分が、第1の側壁10の上端から延在する補助板4
0と、第2の側壁20の上端からそれぞれ延在する蓋板
30aと、蓋板30bでなり、蓋板30aと30bを突
き合わせて閉蓋するように構成されている。蓋板30
a、30bには自由端側にフラップ32aと32bがそ
れぞれ設けられており、これらのフラップは延伸させた
状態で閉蓋すると、互いにオーバーラップする。フラッ
プ32a、32bには、切り込み34を両端に設けて、
差込片36を形成している。一方補助板40には、蓋板
30aと30bの突き合わせ位置に切り込み42が設け
られており、閉蓋時に、図26(b)に示すように、差
込片36を補助板40の切り込み42に差し込むことが
できる。なお、図26(c)に示すように、フラップ3
2a、32bの中央部分38は、水平に維持して互いに
オーバーラップさせておき、箱の収納物にダメージを与
えないようにする。
【0056】なお、この蓋板30a、30bの構成によ
れば、図27または図28に示すように、フラップ32
a、32bの中央部部38をオーバーラップさせずに、
下側に向けるか、あるいは、差込片36、中央部部38
共にオーバーラップさせた状態で閉蓋することもでき
る。
【0057】図29は、本発明の流通ボックスの蓋の他
の特徴と説明するための図である。図29(a)を参照
すると、蓋板30cは、一方の第2の側壁20の上端か
ら延在する一枚の部材でできており、自由端先端に折り
込み部分31が設けられている。また、第1の側壁10
の上端からは、上述した例と同様に補助板40が延在し
ている。蓋板30cは、その第2の方向方向において、
第2の側壁20との連結部分から補助板40の幅とほぼ
同じ長さをとった位置E、および位置Eからさらに所定
の幅を取った位置Fで折り曲げ可能に構成されている。
ここで、所定の幅とは、箱を折り畳んだときに2枚の第
2の側壁20、折り畳んだ第1の側壁10をカバーでき
る幅である。
【0058】図29(b)に示すように、折り畳み時
に、蓋板30cで第1及び第2の側壁を外側から覆うよ
うにして折り畳み、図29(c)に示すように、底板が
内側に入り込むことによって底の裏側に生じる空隙内
に、蓋板30cの自由端先端に設けた折り込み部31を
差し込むようにする。このように構成することによっ
て、箱をコンパクトに折り畳むことが可能となり、折り
畳んだ後も、各部材の弾性によって、箱が開くことがな
い。
【0059】
【発明の効果】上述したように、第2の底板の一部を分
離して第3の底板を設け、この第3の底板と第1の底板
を連結させて箱の底部分を構成すると共に、第2の底板
同士を連結させることによって、箱の底板部分の強度を
上げるとともに、組立時に第1の側壁を延伸した状態に
規制して、箱の変形を防ぐことができる。第2の底板と
第3の底板は一枚の板状部材を分離させているので、補
強底板として作用する第2の底板を別途設ける必要がな
く、1枚の材料をカッティングしたものを組み立てて、
補強用底板を有する流通ボックスを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の流通ボックスの第1実施形
態の構成を示す図である。
【図2】 図2は、図1に示す流通ボックスを上から見
た状態を示す図である。
【図3】 図3は、図1に示す流通ボックスの第2の底
板を上げた状態を示す図である。
【図4】 図4は、図1に示す流通ボックスの組み立て
た状態を示す図である。
【図5】 図5は、本発明の流通ボックスの第2実施形
態の構成を示す図である。
【図6】 図6は、図5に示す流通ボックスの第2の底
板の連結部の構成を示す図である。
【図7】 図7は、図5に示す流通ボックスの第2の底
板を連結した状態を示す図である。
【図8】 図8は、本発明の流通ボックスの第3実施形
態の構成を示す図である。
【図9】 図9は、本発明の流通ボックスの第4実施形
態の構成を示す図である。
【図10】 図10は、本発明の流通ボックスの第5実
施形態の構成を示す図である。
【図11】 図11は、図10に示す流通ボックスの組
み立てた状態を示す図である。
【図12】 図12は、図10に示す流通ボックスの第
2の底板の構成を示す図である。
【図13】 図13は、図10に示す流通ボックスと、
保持部材を設けていない箱とを比較説明するための図で
ある。
【図14】 図14は、本発明の流通ボックスの第6実
施形態の構成を示す図である。
【図15】 図15は、図14に示す流通ボックスの第
2の底板の構成を示す図である。
【図16】 図16は、本発明の流通ボックスの第7実
施形態の構成を示す図である。
【図17】 図17は、本発明の流通ボックスの第8実
施形態の構成を示す図である。
【図18】 図18は、図17に示す流通ボックスの第
2の底板同士の係合部の構成を示す図である。
【図19】 図19は、本発明の第1の実施形態に係る
流通ボックスの展開図である。
【図20】 図20は、本発明の第3実施形態に係る流
通ボックスの展開図である。
【図21】 図21は、本発明の第5実施形態に係る流
通ボックスの展開図である。
【図22】 図22は、本発明の流通ボックスの底側の
隅の構成を示す図である。
【図23】 図23は、本発明の流通ボックスの底側の
隅の構成の他の例を示す図である。
【図24】 図24は、本発明の流通ボックスの蓋側の
隅の構成を示す図である。
【図25】 図25は、図24に示す流通ボックスを組
み立てた状態を示す図である。
【図26】 図26は、本発明の流通ボックスの蓋側の
構成を示す図である。
【図27】 図27は、図26に示す流通ボックスの他
の閉蓋方法を説明するための図である。
【図28】 図28は、図26に示す流通ボックスの他
の閉蓋方法を説明するための図である。
【図29】 図29は、本発明の流通ボックスの他の蓋
側の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8 流通ボックス 10 第1の側壁 20 第2の側壁 30 蓋板 36 差込片 38 オーバーラップ部 40 補助板 42 切り込み 50 第1の底板 60 第2の底板 70 第3の底板 80 連結部材 52 係合片 72 係合穴 74 係合突片 62a、62b 凸片 64a、64b 切れ込み 61、66 係合片 63、68 係合孔 65 舌部 67 切り込み 71 山型 61 谷型 90 折り返し部 100 フック部 102 フック受け C、D、E、F 折り曲げ線

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、第1の方向に相対向して延
    在し、延在方向における中央線に沿って折り畳み可能と
    した第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の方
    向に相対向して延在する第2の側壁と、前記相対向する
    第1の側壁のそれぞれの下端付近から延在し、前記中央
    線の延長ラインに沿って互いに分離しており、前記第1
    の側壁の下側端から斜め方向に延在する線に沿って折り
    曲げ、折り畳み可能とした第1の底板と、前記相対向す
    る第2の側壁のそれぞれの下端から延在し、当該第2の
    側壁の下端を中心に回動可能に構成されている第2の底
    板と、前記第2の底板の一部を前記第2の側壁との連結
    部分を残して前記第2の底板から分離させた第3の底板
    と、前記第1の底板と前記第3の底板を連結させる第1
    の連結手段と、前記第1の側壁を延伸した状態に規制す
    るように第2の底板同士を連結させる、または、前記第
    2の底板の一方とそれに対向する前記第2の側壁に抗接
    させる第2の連結手段とを具えることを特徴とする流通
    ボックス。
  2. 【請求項2】 少なくとも、第1の方向に相対向して延
    在し、延在方向における中央線に沿って折り畳み可能と
    した第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の方
    向に相対向して延在する第2の側壁と、前記相対向する
    第1の側壁のそれぞれの下端付近から延在し、前記中央
    線の延在部において互いに分離しており、前記第1の側
    壁の下側端から斜め方向に延在する線に沿って折り曲
    げ、折り畳み可能とした第1の底板と、前記相対向する
    第2の側壁のそれぞれの下端から延在し、当該第2の側
    壁の下端を中心に回動可能に構成されている第2の底板
    とを具え、前記第2の底板とこれらの第2の底板に対応
    する側に位置する第1の底板をそれぞれ連結させる連結
    手段を第1の連結手段と、前記第2の底板同士を連結さ
    せる第2の連結手段を具えることを特徴とする流通ボッ
    クス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の流通ボックス
    において、前記相対向する第2の側壁下端から延在する
    第2の底板が前記第1の方向においてその延在方向内に
    納まる長さを有し、前記第2の連結手段が、それぞれの
    第2の底板の先端に設けた凸部と凹部で構成されてお
    り、組立時にこの2枚の第2の底板を互いに噛み合わせ
    ることによって、前記第1の側壁を延伸した状態に規制
    し、または前記第1の側壁を延伸した状態に規制すると
    共に前記第1の底板の位置を第2の方向においてずれに
    くい状態に規制することを特徴とする流通ボックス。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の流通ボックス
    において、前記第2の連結手段が、一方の第2の底板の
    一部を切り欠いて当該切り欠き部分を上下に回動可能と
    した切片と、他方の第2の底板の前記切片に対応する位
    置に設けた、前記切片に対応する形状を有する孔または
    窪みであることを特徴とする流通ボックス。
  5. 【請求項5】 少なくとも、第1の方向に相対向して延
    在し、延在方向における中央線に沿って折り畳み可能と
    した第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の方
    向に相対向して延在する第2の側壁と、前記相対向する
    第1の側壁のそれぞれの下端付近から延在し、前記中央
    線の延在部において互いに分離しており、前記第1の側
    壁の下側端から斜め方向に延在する線に沿って折り曲
    げ、折り畳み可能とした第1の底板と、前記相対向する
    第2の側壁のそれぞれの下端から延在し、当該第2の側
    壁の下端を中心に回動可能に構成されている第2の底板
    とを具え、前記第2の底板の一方に、一部を前記第2の
    側壁との連結部分を残して前記第2の底板から分離させ
    て第3の底板を設け、前記一方の第2の底板に対応する
    側に位置する第1の底板と前記第3の底板を連結させる
    第1の連結手段と、前記第2の底板の他方と当該他方の
    第2の底板に対応する側に位置する第1の底板を連結さ
    せる第2の連結手段とを具え、前記一方の第2の底板が
    前記第1の底板の前記第1の方向における幅とほぼ同じ
    長さを有し、組立時に前記一方の第2の底板を、当該底
    板の先端に対向する第2の側壁に抗接させてほぼ水平に
    保つことによって前記第1の側壁を延伸した状態に規制
    することを特徴とする流通ボックス。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の流
    通ボックスにおいて、前記第2の底板の一方が、組立時
    において他方の第2の底板を切り離して設けた第3の底
    板と付き合わせとなる長さを有し、組立時に前記第2の
    底板同士を係合することによる前記第1の側壁の規制、
    または、前記第2の底板と第2の側壁を抗接させること
    による前記第1の側壁の規制に加えて、前記一方の第2
    の底板と前記他方の第2の底板を切り離して設けた第3
    の底板を突き合わせることによっても前記第1の側壁を
    延伸した状態に規制し、または、前記第1の側壁を延伸
    した状態に規制するとともに前記一方の第2の底板と前
    記第3の底板とを前記第2の方向にずれにくい状態に規
    制することを特徴とする流通ボックス。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の流通ボックス
    において、前記一方の第2の底板の前記第2の側壁と連
    結している側に所定の連結部を残して前記第2の方向に
    延在する切断面を設け、この切断面と前記第2の底板の
    自由端側の切断面とを前記相対向する第2の側壁に抗接
    させて、これらの切断面と第2の側壁との間で生じる摩
    擦によって、前記第1の側壁の延伸した状態の規制を確
    実にしたことを特徴とする流通ボックス。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかに記載の流
    通ボックスにおいて、前記一方の第2の底板が、その自
    由端側において下側または上側に折り曲げ可能に構成さ
    れており、折り畳み時にこの自由端を折り曲げることに
    よって前記一方の第2の底板の前記第1の方向における
    長さを短くして箱内部に収納できることを特徴とする流
    通ボックス。
  9. 【請求項9】 請求項2または4に記載の流通ボックス
    において、前記相対向して延在する第2の底板同士を係
    合する係合部が、交互に設けた舌部と切れ込みとから構
    成されており、前記舌部の横幅が先端または根本側より
    広く、かつ、前記切れ込みが前記舌部の最大幅より狭い
    位置まで切れ込んでいることを特徴とする流通ボック
    ス。
  10. 【請求項10】 請求項2又は9に記載の流通ボックス
    において、前記第2の底板の一方の自由端先端を他方の
    第2の底板を切り離して設けた第3の底板先端部まで延
    在させ、当該自由端先端にフック部を設けると共に、前
    記第2の底板の他方に当該フック部に係合するフック受
    けを設けたことを特徴とする流通ボックス。
  11. 【請求項11】 少なくとも、第1の方向に相対向して
    延在し、延在方向における中央線に沿って折り畳み可能
    とした第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の
    方向に相対向して延在する第2の側壁と、前記中央線の
    延長ラインに沿って切り離すとともに、前記第1の側壁
    または第2の側壁の下側端から斜め方向に延在する線に
    沿って折り畳み可能とした底部とを具え、前記第1の側
    壁と前記第2の側壁間、前記第1の側壁と底部間、およ
    び前記第2の側壁と底部間に所定の幅の連結部材が設け
    られている流通ボックスにおいて、前記底部の四隅に、
    組立時に生じる隅穴を塞ぐ小片を設け、当該小片が前記
    第2の底板または前記第1の底板に連結していることを
    特徴とする流通ボックス。
  12. 【請求項12】 少なくとも、第1の方向に相対向して
    延在し、延在方向における中央線に沿って折り畳み可能
    とした第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の
    方向に相対向して延在する第2の側壁と、底部と、前記
    第2の側壁の各々の上端部から延在する蓋板と、前記第
    1の側壁各々の上端部から延在する補助板とを具え、前
    記第1の側壁と前記第2の側壁間に所定の幅の連結部材
    が設けられている流通ボックスにおいて、前記補助板
    を、当該補助板の前記第1方向における幅が、組立時の
    前記第1方向における前記第2の側壁同士間の距離とほ
    ぼ同じとなるように構成し、組立時に前記箱の上側四隅
    において、前記補助板を前記所定の幅の連結部材の内側
    を越えて延在させることを特徴とする流通ボックス。
  13. 【請求項13】 少なくとも、第1の方向に相対向して
    延在し、延在方向における中央線に沿って折り畳み可能
    とした第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の
    方向に相対向して延在する第2の側壁と、底部と、前記
    第2の側壁の各々の上端部から延在する蓋板と、前記第
    1の側壁各々の上端部から延在する補助板とを具え、前
    記補助板の一部に切り込みを設け、前記蓋板を、組立時
    に前記補助板に設けた切り込み位置付近でオーバーラッ
    プする長さに構成するとともに、当該オーバーラップ部
    分の前記第2方向における両端部に、前記補助板に設け
    た切り込みの長さとほぼ同じ幅を有する係合片を設け、
    当該係合片を前記切り込みに差し込んで、残りのオーバ
    ーラップ部分は水平な状態で重ね合わせて閉蓋すること
    を特徴とする流通ボックス。
  14. 【請求項14】 少なくとも、第1の方向に相対向して
    延在し、延在方向における中央線に沿って折り畳み可能
    とした第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の
    方向に相対向して延在する第2の側壁と、前記中央線の
    延長ラインに沿って切り離すとともに、前記第1の側壁
    または第2の側壁の下側端から斜め方向に延在する線に
    沿って折り畳み可能とした底部と、前記第2の側壁の一
    方から延在する蓋板と、前記第1の側壁各々の上端部か
    ら延在する補助板とを具え、前記蓋板がその自由端に所
    定の厚さの連結部を介して差し込みフラップを具え、前
    記蓋板の延在方向において前記第2の側壁との連結部か
    ら前記補助板の幅分だけ離れた位置と、当該第1の位置
    からさらに所定の幅分だけ離れた第2の位置とで折り曲
    げ可能とし、折り畳み時に、前記蓋を前記第1の位置、
    第2の位置、および前記連結部において折り曲げて、前
    記差込フラップを前記底部が折り畳まれることによって
    生じる空隙内に外側から差し込んで折り畳みむようにし
    たことを特徴とする流通ボックス。
JP2000236186A 2000-08-03 2000-08-03 流通ボックス Pending JP2002046728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000236186A JP2002046728A (ja) 2000-08-03 2000-08-03 流通ボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000236186A JP2002046728A (ja) 2000-08-03 2000-08-03 流通ボックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002046728A true JP2002046728A (ja) 2002-02-12

Family

ID=18728277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000236186A Pending JP2002046728A (ja) 2000-08-03 2000-08-03 流通ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002046728A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7481354B2 (en) * 2003-01-28 2009-01-27 Sharp Kabushiki Kaisha Packaging container and method for folding up the same
JP2011012896A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Mitsubishi Electric Corp 据付脚、貯湯式給湯機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10501504A (ja) * 1995-04-06 1998-02-10 リヴァーウッド インターナショナル コーポレーション ロッキング手段を改良したラップアラウンドカートン

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10501504A (ja) * 1995-04-06 1998-02-10 リヴァーウッド インターナショナル コーポレーション ロッキング手段を改良したラップアラウンドカートン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7481354B2 (en) * 2003-01-28 2009-01-27 Sharp Kabushiki Kaisha Packaging container and method for folding up the same
JP2011012896A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Mitsubishi Electric Corp 据付脚、貯湯式給湯機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3985268B2 (ja) 電子機器の梱包箱
US5474230A (en) Folding box
CA2127075A1 (en) Closable box
JPH082524A (ja) 折り畳み可能な箱
JP2002046728A (ja) 流通ボックス
JP3049530B2 (ja) 折りたたみ可能な箱
JP3044678B2 (ja) 折りたたみ可能な箱
JP3113202U (ja) 包装箱における係止板の固定構造
JP3333151B2 (ja) 折畳コンテナ
JP6564485B2 (ja) 組立箱
JP2523562Y2 (ja) 段部付ワンタッチ組凾
JPH06321233A (ja) 折りたたみ可能な箱
JP3470815B2 (ja) 折畳コンテナ
JP3073648U (ja) 包装箱
JP3213726B2 (ja)
JP5164690B2 (ja) 輸送用箱
JP4462489B2 (ja) ケース
JP3939181B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4681368B2 (ja) 合成樹脂製の折り畳み箱
JPH0858766A (ja) 折りたたみ可能な容器
JP3102426U (ja) 包装箱の蓋係止構造
JP2529940Y2 (ja) 段部付ワンタッチ蓋凾
JP2537114Y2 (ja) 梱包用箱体
JP3040472U (ja) 把手付き箱
JP2006151431A (ja) 組立式ファイルボックスの底部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070802

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20070802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101116