JP2006151431A - 組立式ファイルボックスの底部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファイルボックス本体の底部形成片が互いに組み合わされ係止されるだけで、貼着や接着工程を経ることなく、底部が形成されることにより製造コストが低減されると共に、その底部が折り畳み可能に形成されて搬送や保管の利便性を有し、さらに、載置安定性にすぐれた組立ファイルボックスの底部構造を提供する。
【解決手段】 底部形成片が互いに接合されることにより底部が折畳み可能に形成されているファイルボックスの底部構造において、上記底部形成片は、スリットを有する2つの第一の底部形成片と、上記スリットに係合しうる係止片を有する他の2つの第二の底部形成片とにより構成され、上記スリット及び係止片は、それぞれ互いに直交する方向において配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、組立式ファイルボックスの底部構造に係り、特に、ファイルボックス本体を形成する4つの側面部の下端に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに接合されて底部が構成される組立式ファイルボックスの底部構造に関する。
従来、容器本体の4つの側面部の下端に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに接合されて底部が構成される組立式箱型容器の底部構造として、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4及び特許文献5に記載されたものが公知である。
実用新案登録公報第2538201号 特開平7−172092号公報 特許公報第2729597号公報 実用新案公報 平2−35502号 実開平7−13713号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された書類整理箱は、四面の周壁下端部に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに組み合わされて貼着されることにより底部が構成されていることから、上記底部形成片を貼着して底部を形成する工程が煩雑で、製造コストが嵩む、という不具合がある。
また、上記特許文献2に記載されたボックスファイルも、四面の周壁下端部に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに組み合わされて糊付けされることにより底部が構成されていることから、上記底部形成片を糊付けして底部を形成する工程が煩雑で、製造コストが嵩む、という不具合がある。
また、上記特許文献3に記載されたボックスファイルは、四面の周壁下端部に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに組み合わされて一部が接着されると共に、他部に設けられた切欠部と切込部とが掛止されることにより底部が構成されていることから、上記底部形成片の接着と、上記切欠部と切込部との掛止により底部を形成する工程が煩雑で、製造コストが嵩む、という不具合がある。
また、上記特許文献4に記載された書類などの収納ケースは、四面の周壁下端部に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに組み合わされ、挿込片と係止片が切込みに挿入・係止されることにより底部が構成されることから、上記特許文献1乃至3に記載されたもののように、貼着や接着の煩雑さが解消されるが、その底部を折り畳むことができないので、搬送や保管に不便である、という不具合がある。
また、上記特許文献5に記載された書類整理箱は、四面の周壁下端部に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに組み合わされ、係合溝に係止片が差し込まれて係止されることにより底部が構成されることから、上記特許文献4に記載されたものと同様に、貼着や接着の煩雑さが解消されるが、その底部を折り畳むことができないので、搬送や保管に不便である、という不具合がある。
また、上記係合溝に係止片が差し込まれた場合に生ずる歪みにより底部が下方へ膨出するので、机上等に載置した場合に不安定になる、という不具合もある。
そこで本発明の課題は、ファイルボックス本体の4つの側面部の下端に夫々垂直に折曲可能に延設された底部形成片が互いに組み合わされ係止されるだけで、貼着や接着工程を経ることなく、底部が形成されることにより製造コストが低減されると共に、その底部が折り畳み可能に形成されて搬送や保管の利便性を有し、さらに、載置安定性にすぐれた組立ファイルボックスの底部構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、ファイルボックス本体を形成する4つの側面部の下端には、夫々、折曲可能な底部形成片が延設され、それら底部形成片が互いに接合されることにより底部が折畳み可能に形成されているファイルボックスの底部構造において、上記底部形成片は、スリットを有する2つの第一の底部形成片と、上記スリットに係合しうる係止片を有する他の2つの第二の底部形成片とにより構成され、上記スリット及び係止片は、それぞれ互いに直交する方向において配置されていることを特徴とする。
即ち、請求項1記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造にあっては、第一の底部形成片に設けられたスリットに、第二の底部形成片に設けられた係止片を係合させることにより、第一の底部形成片と第二の底部形成片とが接合されて底部が構成されるものであり、上記スリット及び係止片は、それぞれ同一方向において配置されないようにしている。
また、請求項2記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記スリットを有する第一の底部形成片と、上記係止片を有する第二の底部形成片は互いに隣接して配置されていることを特徴とする。
即ち、請求項2記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造にあっては、互いに係合させる上記スリットと上記係止片が離間して配置されないように、上記第一の底部形成片と、上記第二の底部形成片とが隣接するように配置されている。
また、請求項3記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記第二の底部形成片の側端には、ファイルボックス本体の長さ方向に対して45度傾斜した折曲線を有する接合片部が形成されると共に、その接合片部の端縁部には上記係止片が突設されていると共に、上記第一の底部形成片にはファイルボックス本体の幅方向及び長さ方向に沿って上記スリットが開設されていることを特徴とする。
即ち、請求項3記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造にあっては、ファイルボックス本体の長さ方向に対して45度傾斜した折曲線を有する接合片部が上記第二の底部形成片の側端に形成されることにより、上記第二の底部形成片を上記折曲線の位置で折り畳み可能としている。
また、請求項4記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記第二の底部形成片は、上記折曲線の延長線上に位置する隅角部に切欠部が形成されていることを特徴とする。
即ち、請求項4記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造にあっては、上記第二の底部形成片に設けられた上記折曲線がファイルボックス本体の周壁まで達しないように、上記隅角部に切欠部が形成されている。
また、請求項5記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記第一の底部形成片の内、最も内側に重ね合わされる底部形成片は、ファイルボックス本体の底部の全体形状と略同形であって、かつ略同一の大きさに形成され、上記第一の底部形成片の先端には突片部が設けられると共に、当該底部形成片と対向するように配置されている他の第二の底部形成片と側面部との境に位置する折曲部には上記突片部が差し込まれて係合可能で、かつ容易に抜脱可能な係止孔部が設けられていることを特徴とする。
即ち、請求項5記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造にあっては、ファイルボックス本体の内底面に生じる段差を少なくするために、最も内側に重ね合わされる底部形成片は、ファイルボックス本体の底部の全体形状と略同形であって、かつ略同一の大きさに形成されている。また、上記底部形成片を係止すると共に、底部を折り畳む場合にその係止を容易に解消できるように、上記突片部と、その突片部が容易に抜脱可能な係止孔部が設けられている。
請求項1記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、ファイルボックス本体を形成する4つの側面部の下端には、夫々、折曲可能な底部形成片が延設され、それら底部形成片が互いに接合されることにより底部が折畳み可能に形成されているファイルボックスの底部構造において、上記底部形成片は、スリットを有する2つの第一の底部形成片と、上記スリットに係合しうる係止片を有する他の2つの第二の底部形成片とにより構成され、上記スリット及び係止片は、それぞれ互いに直交する方向において配置されていることから、4つの側面部の下端に夫々垂直に折曲可能に延設された上記底部形成片が、互いに上記スリットと上記係止片を係合させるだけで、貼着や接着工程を経ることなく、底部が形成されることにより製造コストが低減される。
また、その底部が折り畳み可能に形成されていることから、搬送や保管に極めて便利である。
また、上記スリット及び係止片はそれぞれ互いに直交する方向において配置されていることから、上記スリットに上記係止片が係合される場合に生ずる変形に基づく歪みが一方向に集中せず、互いに直交する2方向へ歪みを逃がすことができるため、底部が下方へ膨出するようなことがなく、机上等に載置した場合の安定性が良好である。
また、請求項2記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記スリットを有する第一の底部形成片と、上記係止片を有する第二の底部形成片は互いに隣接して配置されていることから、上記スリットと上記係止片を容易に係合させることができて低部18の組み立てが容易であり、又、隣接している底部形成片同士が固定されることにより底部全体が堅固になる。
また、請求項3記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記第二の底部形成片の側端には、ファイルボックス本体の長さ方向に対して45度傾斜した折曲線を有する接合片部が形成されると共に、その接合片部の端縁部には上記係止片が突設されていると共に、上記第一の底部形成片にはファイルボックス本体の幅方向及び長さ方向に沿って上記スリットが開設されていることから、上記接合片部の上記係止片を上記スリットに挿入して係合することにより上記第一の底部形成片と上記第二の底部形成片とを容易に接合することができ、又、上記第二の底部形成片における上記接合片部を上記折曲線位置で折り曲げることにより底部を容易に折り畳むことができるので、底部の組み立て、及び折り畳み構造の複雑化を回避して、製造コストを低減することができる。
また、請求項4記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記第二の底部形成片は、上記折曲線の延長線上に位置する隅角部に切欠部が形成されていることから、上記第二の底部形成片の上記接合片部を上記折曲線で折り曲げて底部を折り畳む場合に、上記切欠部により上記第二の底部形成片の隅角部が周壁部に接触して擦れるようなことがないため、底部をスムースに折り畳むことができ、使い勝手が良好になる。
また、請求項5記載の本発明に係る組立式ファイルボックスの底部構造は、上記第一の底部形成片の内、最も内側に重ね合わされる底部形成片は、ファイルボックス本体の底部の全体形状と略同形であって、かつ略同一の大きさに形成され、上記第一の底部形成片の先端には突片部が設けられると共に、当該底部形成片と対向するように配置されている他の第二の底部形成片と側面部との境に位置する折曲部には上記突片部が差し込まれて係合可能で、かつ容易に抜脱可能な係止孔部が設けられていることから、組み立てられたファイルボックス本体の内底面は底部の全体形状と略同形に形成された上記第一の底部形成片により形成されるため、その内底面に段差が少なくなり、物を収納した場合に安定性が良好である。
また、ファイルボックス本体が組み立てられた状態で、上記突片部が上記係止孔部に差し込まれて係合することにより、底部の組み立て状態が固定され安定する。
また、上記突片部は、底部を折り畳むときに、上記係止孔部から容易に抜脱することができるため、底部の折り畳みをスムースに行うことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る組立式ファイルボックス11の底部構造は、図2〜図4に示すように、ファイルボックス本体12を形成する4つの側面部13,14,15,16の下端には、夫々、折曲可能な底部形成片30,32,34,36が延設され、それら底部形成片30,32,34,36が互いに接合されることにより底部18が折畳み可能に形成されているファイルボックス11の底部構造であって、上記底部形成片30,32,34,36は、スリット43,44を有する2つの第一の底部形成片30,32と、上記スリット43,44に係合しうる係止片39,42を有する他の2つの第二の底部形成片34,36とにより構成され、上記スリット43,44及び係止片39,42は、それぞれ互いに直交する方向において配置されている。
また、図3に示すように、上記スリット43,44を有する第一の底部形成片30,32と、上記係止片39,42を有する第二の底部形成片34,36は互いに隣接して配置されている。
また、図3に示すように、上記第二の底部形成片34,36の側端には、ファイルボックス本体12の長さ方向に対して45度傾斜した折曲線37,40を有する接合片部38,41が形成されると共に、その接合片部38,41の端縁部には上記係止片39,42が突設されていると共に、上記第一の底部形成片30,32にはファイルボックス本体12の幅方向及び長さ方向に沿って上記スリット43,44が開設されている。
また、図3に示すように、上記第二の底部形成片34,36は、上記折曲線37,40の延長線上に位置する隅角部に切欠部45,46が形成されている。
また、図3に示すように、上記第一の底部形成片30,32の内、最も内側に重ね合わされる底部形成片32は、ファイルボックス本体12の底部18の全体形状と略同形であって、かつ略同一の大きさに形成され、上記第一の底部形成片32の先端には突片部47が設けられると共に、当該底部形成片32と対向するように配置されている他の第二の底部形成片36と側面部15との境に位置する折曲部には上記突片部47が差し込まれて係合可能で、かつ容易に抜脱可能な係止孔部48が設けられている。
図示した本実施例に係る組立式ファイルボックス11は、図1に示すように、書類等を収納して保管するために用いられるもので、ファイルボックス本体12は4つの側面部、即ち、前方側面部13と、左方側面部14,右方側面部15と、後方側面部16とにより周壁17が構成されると共に、上記周壁17に底面部18が連設されて、上方が開放された構造を有している。
なお、上記前方側面部13の高さ寸法は、上記後方側面部16の高さ寸法より小さく、又、左方側面部14と右方側面部15は同形で、それらの前辺部と上辺部が交差する角部は斜めに切欠されている。
上記ファイルボックス本体12は、硬質の薄いプラスチック板19を素材として形成され、図2に示すように展開することができる。即ち、1枚のプラスチック板19を図2に示すような展開形状に裁断し、これを立体的に組み立てることにより形成されている。
図2に示す展開図において、前方側面部13の左側方には折曲線20を介して左方側面部14が連設され、その左方側面部14の左側方には折曲線21を介して後方側面部16が連設され、その後方側面部16の左側方には折曲線22を介して右方側面部15が連設され、さらに、その右方側面部15の左側方には折曲線23を介して重合片24が連設されている。
また、図2に示す展開図において、上記前方側面部13のフリーな右側辺部には舌状片25,26が突設されると共に、上記右方側面部15と重合片24との間に位置する上記折曲線23上には上記舌状片25,26が挿入して係止可能な線状の切込み27,28が形成されている。
上記前方側面部13、左方側面部14、後方側面部16、右方側面部15及び重合片24を、上記折曲線20,21,22,23の位置で夫々直角に折り曲げると共に、上記舌状片25,26を上記切込み27,28に挿入して係止固定することにより、図1に示すような立体的な周壁16が形成されている。
また、図2に示す展開図において、上記前方側面部13の下方には折曲線29を介して逆台形状の第一の底部形成片30が連設され、上記左方側面部14の下方には折曲線31を介して上記底面部18の全体形状と略同形で略同一の大きさを有する第一の底部形成片32が連設されている。
また、上記後方側面部16の下方には折曲線33を介して第二の底部形成片34が連設され、さらに、上記右方側面部15の下方には折曲線35を介して第二の底部形成片36がそれぞれ連設されている。
また、図2に示す展開図において、上記後方側面部16の下方に連設された上記第二の底部形成片34の右方の側端部には、上記折曲線33に対し45度傾斜した折曲線37が設けられると共に、その折曲線37の外側に接合片部38が形成され、さらに、上記接合片部38の下方先端縁部に係止片39が突設されている。
また、図2に示す展開図において、上記右方側面部15の下方に連設された上記第二の底部形成片36の左方の側端部には、上記折曲線35に対し45度傾斜した折曲線40が設けられると共に、その折曲線40の外側に接合片部41が形成され、さらに、上記接合片部41の下方先端縁部に係止片42が突設されている。
また、図2に示す展開図において、上記左方側面部14の下方に連設された上記第一の底部形成片32には、底面部18を組み立てる時に、上記接合片部38に突設された上記係止片39が挿入して係止可能な縦向きのスリット43が形成され、同じく、上記前方側面部13の下方に連設された上記第一の底部形成片30には、底面部18を組み立てる時に、上記接合片部41に突設された上記係止片42が挿入して係止可能な縦向きのスリット44が形成されている。
また、図2に示す展開図において、上記第二の底部形成片34に設けられた上記折曲線33の延長線上に位置する右上の隅角部には略正方形の切欠部45が形成され、同じく、上記第二の底部形成片36に設けられた上記折曲線40の延長線上に位置する左上の隅角部にも略正方形の切欠部46が形成されている。
さらに、図2に示す展開図において、上記左方側面部14の下方に連設された上記第一の底部形成片32には、その下端縁部の略中央部に突片部47が設けられ、また、上記右方側面部15と上記第二の底部形成片36の境に設けられた上記折曲線35上には、底面部18を組み立てる時に、上記突片部47が挿入して係止可能で、かつ、上記底面部18を折り畳むときは上記突片部47が容易に抜脱可能な線状の係止孔部48が形成されている。
上記底面部18を組み立てるときは、図3に示すように、まず、上記左方側面部14の下方に連設された上記第一の底部形成片32が、上記左方側面部14に対し直角に折り曲げられて、最も内側に配置される。
次に、図3に示すように、上記前方側面部13の下方に連設された上記第一の底部形成片30が、上記前方側面部13に対し直角に折り曲げられて、上記第一の底部形成片32の外側に重ね合わされると共に、上記後方側面部16の下方に連設された上記第二の底部形成片34が、上記後方側面部16に対し直角に折り曲げられて、同じく上記第一の底部形成片32の外側に重ね合わされ、上記接合片部38に設けられた上記係止片39が、上記第一の底部形成片32に形成された上記スリット43に挿入されて係止される。
次に、図3に示すように、上記右方側面部15の下方に連設された上記第二の底部形成片36が、上記右方側面部15に対し直角に折り曲げられて最も外側に重ね合わされ、上記接合片部41に設けられた上記係止片42が、上記第一の底部形成片30に設けられた上記スリット44に挿入されて係止される。
また、上記第一の底部形成片32に設けられた上記突片部47が、上記右方側面部15と上記第二の底部形成片36の境に設けられた上記折曲線35上に形成された上記係止孔部48に挿入されて係止される。
以上の組立工程を経て、図3に示すように、上記底面部18は組み立てられている。
そして、上記底面部18が組み立てられた状態では、図3に示すように、2箇所の上記スリット43,44にそれぞれ係合された2つの上記係止片39,42は互いに直交する向きに配置されている。
上記ファイルボックス本体12は、図4に示すように、扁平となるように折り畳み可能であり、上記周壁17は、上記前方側面部13と左方側面部14を面一になし、同じく上記後方側面部16と右方側面部15も面一になして、それらを重ね合わせるように折り畳むことができる。
また、上記周壁17が折り畳まれるときに、上記底面部18も一緒に折り畳まれることになるが、その場合、図4に示すように、上記折曲線37,40の位置で折り畳むことができる。
本実施例の作用について説明する。
本実施例に係る組立式ファイルボックス11は、2枚の上記第一の底面形成片30,32と、2枚の上記第二の底部形成片34,36とを重ね合わせて上記低面部18を組み立てた状態では、図3に示すように、2箇所に設けられた上記係止片39,42は互いに直交する向きに配置されることになることから、上記係止片39,40を上記スリット43,44に挿入して係止する場合に生じる変形に基づく歪みが、同一方向に重ならず、直交する2方向に分散されるので、歪み量が小さくなり、上記底面部18が下方へ膨出することがない。従って、机上等に載置した場合に頗る安定性が良好になる。
また、図3に示すように、上記第二の底部形成片34,36の側端に、ファイルボックス本体12の長さ方向に対して45度傾斜した折曲線37,40を有する接合片部38,41が形成され、その接合片部38,41に設けられた上記係止片39,42が、隣接して配置された上記第一の底部形成片30,32に設けられた上記スリット43,44に係合されて底部18が構成されているので、上記係止片39,42が上記スリット43,44に係合されているままの状態で底部18を上記折曲線37,40の位置で容易に折り畳むことができる。
また、図3に示すように、上記折曲線37,40の延長線上に位置する上記第二の底部形成片34,36の隅角部に上記切欠部45,46が形成されていることにより、底部18を折り畳むときに、上記隅角部がファイルボックス本体12の周壁17に接することがないので、底部18をスムースに折り畳むことができる。
また、図3に示すように、上記第一の底部形成片30,32の内、最も内側に重ね合わされる底部形成片32が、ファイルボックス本体12の底部18の全体形状と略同形であって、かつ略同一の大きさに形成されていることから、上記底部18の内底面には段差が
少なくなり、収納物を載せた場合に安定性が良い。
また、上記突片部47が、上記係止孔部48から容易に抜脱可能なので、底部18を折り畳むときに、上記係止孔部48から上記突片部47が簡単に抜け外れて、上記底部形成片32の係止状態が解消されるので、底部18をスムースに折り畳むことができる。
本発明の組立式ファイルボックスの底部構造は、組立式で、ボックス型の容器に適用可能である。
本発明の実施例に係るファイルボックスの斜視図である。 本発明の実施例に係るファイルボックスの展開図である。 本発明の実施例に係るファイルボックスの底面図である。 本発明の実施例に係るファイルボックスを折り畳む場合の中間過程を示す底面図である。
符号の説明
11 ファイルボックス
12 ファイルボックス本体
13 前方側面部
14 左方側面部
15 右方側面部
16 後方側面部
17 周壁
18 底面部
19 プラスチック板
20 折曲線
21 折曲線
22 折曲線
23 折曲線
24 重合片
25 係止片
26 係止片
27 切込み
28 切込み
29 折曲線
30 第一の底部形成片
31 折曲線
32 第一の底部形成片
33 折曲線
34 第二の底部形成片
35 折曲線
36 第二の底部形成片
37 折曲線
38 接合片部
39 係止片
40 折曲線
41 接合片部
42 係止片
43 スリット
44 スリット
45 切欠部
46 切欠部
47 突片部
48 係止孔部

Claims (5)

  1. ファイルボックス本体を形成する4つの側面部の下端には、夫々、折曲可能な底部形成片が延設され、それら底部形成片が互いに接合されることにより底部が折畳み可能に形成されているファイルボックスの底部構造において、
    上記底部形成片は、スリットを有する2つの第一の底部形成片と、上記スリットに係合しうる係止片を有する他の2つの第二の底部形成片とにより構成され、上記スリット及び係止片は、それぞれ互いに直交する方向において配置されていることを特徴とする組立式ファイルボックスの底部構造。
  2. 上記スリットを有する第一の底部形成片と、上記係止片を有する第二の底部形成片は互いに隣接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の組立式ファイルボックスの底部構造。
  3. 上記第二の底部形成片の側端には、ファイルボックス本体の長さ方向に対して45度傾斜した折曲線を有する接合片部が形成されると共に、その接合片部の端縁部には上記係止片が突設されていると共に、上記第一の底部形成片にはファイルボックス本体の幅方向及び長さ方向に沿って上記スリットが開設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の組立式ファイルボックスの底部構造。
  4. 上記第二の底部形成片は、上記折曲線の延長線上に位置する隅角部に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3記載の組立式ファイルボックスの底部構造。
  5. 上記第一の底部形成片の内、最も内側に重ね合わされる底部形成片は、ファイルボックス本体の底部の全体形状と略同形であって、かつ略同一の大きさに形成され、
    上記第一の底部形成片の先端には突片部が設けられると共に、当該底部形成片と対向するように配置されている他の第二の底部形成片と側面部との境に位置する折曲部には上記突片部が差し込まれて係合可能で、かつ容易に抜脱可能な係止孔部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4記載の組立式ファイルボックスの底部構造。

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