JP4825653B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、四辺形をなす底部と、該底部の各辺にヒンジ部を介して連結された4つの側壁とを有し、これら4つの側壁を底部から立ち上げてそれぞれの側端同士を係合して箱状に組み立て可能であり、且つ底部に側壁を重ねるようにして折り畳むことが可能な折り畳みコンテナに関し、特に、組み立て時に各側壁間の係合状態が強固になり、一方、簡単な動作で各側壁間の係合状態を解除して折り畳むことが可能な折り畳みコンテナに関する。この折り畳みコンテナは、各種の物品の保管、輸送用の容器などとして使用される。
従来、折り畳みコンテナに関しては、例えば、特許文献1,2に開示された技術が提案されている。
特許文献1には、底部と底部にヒンジ部材を介して連結された4つの側壁を有するとともに、底部に側壁を重ねるようにして折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、折り畳み状態から最初に立てられる側壁には、後から立てられる側壁が当接可能な係止弾性片を形成するとともに、後から立てられる側壁の外壁面には、前記係止弾性片を、後から立てられる側壁から外れるように押圧するロック解除部材を配設した折り畳みコンテナーが開示されている。
特許文献2には、底部と底部にヒンジ部材を介して連結された4つの側壁を有するとともに、底部に側壁を重ねるようにして折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、折り畳み状態から最初に立てられる側壁には、後から立てられる側壁が当接可能な係止弾性片を形成するとともに、後から立てられる側壁の外壁面に形成されたロック解除部材収納領域の左右領域には、それぞれ、前記係止弾性片を押圧するロック解除本体と操作部を有するロック解除操作体とからなるロック解除部材を、前記操作部が相対するように配設し、前記ロック解除部材の操作部を、互いに、接近する方向に移動させることにより、ワンタッチ動作により、最初に立てられる側壁と後から立てられる側壁とのロック状態を解除するようにした折り畳みコンテナーが開示されている。
特開2002−240822号公報 特開2003−165536号公報
しかしながら、前述した従来技術にあっては、隣接した側壁間を係合するロック機構が、ねじれ方向の力に弱く、側壁にねじれ方向の力が加わると、ロック機構が不用意に解除され、側壁が倒れてしまう可能性があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされ、組み立て時に各側壁間の係合状態が強固になり、一方、簡単な動作で各側壁間の係合状態を解除して折り畳むことが可能な折り畳みコンテナの提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、四辺形をなす底部と、該底部の各辺にヒンジ部を介して連結された4つの側壁とを有し、これら4つの側壁を底部から立ち上げてそれぞれの側端同士を係合して箱状に組み立て可能であり、且つ前記側端同士の係合を解除して底部に側壁を重ねるようにして折り畳むことが可能な折り畳みコンテナにおいて、
前記側壁のうち対向する2枚の第1側壁のそれぞれに、両端近傍にテーパ状斜面を持つくびれ部を有するスライド体が、その両端部を該第1側壁の側端から所定長さ突出させる係合解除位置と、該両端部を前記係合解除位置よりも後退させる係合位置との間を伸縮可能に取り付けられ、
前記2枚の第1側壁以外の2枚の第2側壁の側端には、前記係合位置にあるスライド体の先端に一部が当接又は近接した状態で前記第1側壁の側端と係合する第1ロック部と、前記係合位置にあるスライド体の前記くびれ部を挟持する一対の挟持突片からなる第2ロック部とが設けられ、
前記第1ロック部と第2ロック部とは、前記スライド体が前記係合位置から前記係合解除位置まで移動する際に、前記第2ロック部の挟持突片が前記くびれ部のテーパ状斜面を摺動しながら押し広げられて前記スライド体との係合が解除され、且つ前記第1ロック部は突出した前記スライド体の先端に押圧されて前記第1側壁の側端との係合が解除されるように構成されたことを特徴とする折り畳みコンテナを提供する。
本発明の折り畳みコンテナにおいて、前記スライド体が、前記第1側壁の両側端を結ぶ第1側壁長さの略半分の長さを持つ2本一対のスライド部品と、これらのスライド部品を同時に伸縮方向に移動させる操作レバーとを有することが好ましい。
本発明の折り畳みコンテナにおいて、前記スライド部品の前記くびれ部と反対側の端部に湾曲部が形成され、該湾曲部に係止部が設けられ、前記操作レバーは、2つの湾曲部が対向配置された領域に回動可能に取り付けられるとともに、該操作レバーに前記係止部が係止されてなることが好ましい。
本発明の折り畳みコンテナにおいて、前記第1側壁に、前記スライド部品を前記係合解除位置から前記係合位置に向けて付勢する付勢部材が設けられたことが好ましい。
本発明の折り畳みコンテナは、第1ロック部と第2ロック部とでコンテナ角部を形成する第1側壁と第2側壁の側端同士を係合する構成としたので、組み立て時に各側壁間の係合状態が強固になり、特に、ねじれに対しても強くなり、コンテナ側壁にねじれ方向の力が加わった場合でも側壁が倒れ難い折り畳みコンテナを提供することができる。
また、第1側壁に設けたスライド体を、ワンタッチ操作で伸縮させて第1ロック部と第2ロック部の係合を解除できるので、簡単な動作で各側壁間の係合状態を解除して折り畳むことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の折り畳みコンテナの一実施形態を示す斜視図である。本実施形態の折り畳みコンテナ1は、四辺形をなす底部2と、該底部2の各辺にヒンジ部3を介して連結された4つの側壁4a〜4dとを有し、これら4つの側壁4a〜4dを底部から立ち上げてそれぞれの側端同士を係合して箱状に組み立て可能であり、且つ前記側端同士の係合を解除し、底部2に側壁4a〜4dを重ねるようにして折り畳むことが可能な構造になっている。
この折り畳みコンテナ1の4つの側壁4a〜4dのうち、対向する2枚の第1側壁4a,4bのそれぞれには、両端近傍にテーパ状斜面5を持つくびれ部6を有するスライド体7が、その両端部を該第1側壁4a,4bの側端から所定長さ突出させる係合解除位置と、該両端部を前記係合解除位置よりも後退させる係合位置との間を伸縮可能に取り付けられている。
また、2枚の第1側壁4a,4b以外の2枚の第2側壁4c,4dの側端には、前記係合位置にあるスライド体7の先端に一部が当接又は近接した状態で前記第1側壁4a,4bの側端と係合する第1ロック部8と、前記係合位置にあるスライド体7の前記くびれ部6を挟持する一対の挟持突片9a,9bからなる第2ロック部10とが設けられている。
前記第1ロック部8と第2ロック部10とは、前記スライド体が前記係合位置から前記係合解除位置まで移動する際に、前記第2ロック部の挟持突片が前記くびれ部のテーパ状斜面を摺動しながら押し広げられて前記スライド体との係合が解除され、且つ前記第1ロック部は突出した前記スライド体の先端に押圧されて前記第1側壁の側端との係合が解除されるように構成されている。
本実施形態の折り畳みコンテナ1において、前記スライド体7は、第1側壁4a,4bの両側端を結ぶ第1側壁長さの略半分の長さを持つ2本一対のスライド部品11a,11bと、これらのスライド部品11a,11bを同時に伸縮方向に移動させる操作レバー12とから構成されている。
図2は、操作レバー12の一例を示す図であり、(a)は操作レバー12の平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は(a)中のA−A断面図である。本例の操作レバー12は、円形カップ状をなす基部から長方形状の操作部が突出した逆q字状をなしている。この基部の内面側には、中心部を囲んで係止突片13が突出形成され、またその外周部分には、2つの係止ピン14が対向して突出形成されている。
図3は、一方のスライド部品11aを示す図であり、(a)はスライド部品11aの正面図、(b)は平面図である。本例においてスライド部品11aは、厚板で形成され、くびれ部6と反対側の端部には湾曲部15が形成され、また湾曲部15には係止部となる係止孔16が設けられている。
図4は、本発明に用いるスライド体の一例として、2本一対のスライド部品11a,11bと、図2に示す操作レバー12とからなるスライド体7を例示する図である。2本一対のスライド部品11a,11bは、それぞれの湾曲部15を側壁中央に向けて対向配置し、くびれ部6を側端に向けて配置されている。操作レバー12は、2つの湾曲部115が対向配置された領域に回動可能に取り付けられるとともに、操作レバー12の係止ピン14が湾曲部15の係止孔16に嵌入されている。
図5は、側壁4aの中央に操作レバー12を取り付けた状態を示し、(a)は操作レバー12取り付け前の状態を示す断面図、(b)は操作レバー12取り付け状態を示す断面図である。第1側壁4aのコンテナ外面側中央には、操作レバー12取り付け用の係止爪17が突出形成されている。この操作レバー12は、係止ピン14をスライド部品11a,11bの係止孔16に嵌入した状態で、第1側壁4aの係止爪17に係止突片13を圧入することにより取り付ける。図5(b)に示す取り付け状態にあっては、操作レバー12の操作部を上下動させることで、基部が係止爪17を軸として回動可能に取り付けられている。なお、図示していないが、各スライド部品11a,11bは、第1側壁4aの外面側に設けられた複数の支持枠等によって側壁長さ方向に沿って摺動可能に取り付けられている。
図6は、本例によるスライド体7の動作を説明する図である。前述したように、操作レバー12は、係止ピン14をスライド部品11a,11bの係止孔16に嵌入した状態で、側壁4aの係止爪17に回動可能に取り付けられている。この状態で、操作レバー12の操作部を下げると、操作レバー12の基部が反時計方向に回り、これに伴ってスライド部品11a,11bは、先端部が第1側壁4aの側端から突出する方向に摺動する。スライド部品11a,11bの摺動範囲は、先端部が第1側壁4aの側端から所定長さ突出した係合解除位置と、該両端部を前記係合解除位置よりも後退させる係合位置との間になっている。
本発明の折り畳みコンテナ1において、第1側壁4a,4bには、前記スライド部品11a,11bを係合解除位置から係合位置に向けて付勢する付勢部材を設けることが好ましい。この付勢部材は前記機能を有していれば、その種類や配置位置は特に限定されず、周知のバネ等を用いることができる。
なお、本実施形態の折り畳みコンテナ1の構成材料は特に限定されないが、前述した各構成要素の全部又は主要部を合成樹脂によって形成することが好ましい。この合成樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ABS樹脂、AS樹脂などの熱可塑性樹脂が好ましい。
図7は、第2側壁4cの要部の構造を示す図であり、(a)は第2側壁4cの側端部の平面図、(b)は側面図である。本実施形態の折り畳みコンテナ1において、第2側壁4cの側端には、係合位置にあるスライド体7の先端に一部が当接又は近接した状態で前記第1側壁4aの側端と係合する第1ロック部8と、係合位置にあるスライド部品11aのくびれ部6を挟持する一対の挟持突片9a,9bからなる第2ロック部10とが設けられている。
図7(a)に示す例において、第1ロック部8は、第2側壁4cの側端から略直角方向に延出した複数の第2側壁側係合部を備えている。一方、第1側壁4aの側端には、前記第2側壁側係合部と係合する第1側壁側係合部が対応する位置に設けられている。これらの第2側壁側係合部と第1側壁側係合部との係合構造は、係合位置において第1ロック部8に当接又は接近しているスライド部品11aの先端が、係合解除位置に移動して第1ロック部8を押圧した時に、係合状態が解除される構造を有していればよく、従来より当該分野などで周知の各種係合構造の中から適宜選択して採用することができる。例えば、第2側壁側係合部を凹部又は凸部とし、第1側壁側係合部を前記凹部又は凸部と嵌合可能な凸部又は凹部とする係合構造、第2側壁側係合部を穴又は貫通孔とし、第1側壁側係合部を該穴又は貫通孔に嵌入可能な複数の突片とする係合構造などが挙げられる。
図7(a)に示す例において、第2ロック部10は、係合位置にあるスライド部品11aのくびれ部6に対応した位置にある第1ロック部8の先端部から、第2側壁4cの長さ方向に向けて突出した2つの挟持突片9a,9bとからなっている。これらの挟持突片9a,9bは、スライド部品11aのくびれ部6の幅と略等しい間隔を隔てて立設され、且つスライド部品11aのテーパ状斜面5がそれらの間を摺動する際に先端部が広がるように弾性変形するような強度に設計されている。また、これらの挟持突片9a,9bの先端部には、スライド部品11aのくびれ部6と係合する突起18が設けられている。
図8は、第1側壁4aの概略構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。この第1側壁4aの側端には、スライド部品11aの先端部が設けられるスライド部品支持部19が設けられている。また、第1側壁4aの前記第1ロック部8及び第2ロック部10の係合位置と対応する位置には、長さ方向に沿ってスライド部品11aが挿入される挿通孔21が設けられている。さらに、第2ロック部10の挟持突片9a,9bに対応する領域には、これらの挟持突片9a,9bを挿入してスライド部品11aのくびれ部6と係合させるための切欠20が設けられている。
図9は、第1側壁4aと第2側壁4cとのそれぞれの側端を合わせ、前記第1ロック部8及び第2ロック部10によって各側壁同士を係合させた状態を示す図であり、(a)はコンテナ角部の平面図、(b)は側面図である。図9(a)に示す係合状態において、スライド部品11aは係合位置にあり、その先端は第2側壁4cの第1ロック部8の一部に当接又は接近した位置にある。また第2ロック部10の挟持突片9a,9bは、スライド部品11aのくびれ部6を挟持している。
図9に示す係合状態にあっては、第1ロック部8によって第1側壁4aと第2側壁4cとの側端部に設けられたそれぞれの係合部同士が係合している。この第1ロック部8による係合構造は、従来周知の折り畳みコンテナにおける係合構造と同様であり、側壁にねじれ方向の力が加わった際に外れて側壁が倒れる可能性がある。本実施形態の折り畳みコンテナ1は、前記第1ロック部8による係合構造に加え、第2ロック部10による係合を行うことによって、側壁にねじれ方向の力が加わった場合でも、側壁同士の係合が外れ難くなっている。
すなわち、この第2ロック部10は、第1側壁4aの外面側から第2側壁4cに設けた2つの挟持突片9a,9bを第1側壁4aの内側に挿入し、これらの挟持突片9a,9bによってスライド部品11aのくびれ部6を挟持する係合構造になっている。このような係合構造を採用することで、第1側壁4aと第2側壁4cとの側端同士の係合において、側壁にねじれが加わった場合でも、挟持突片9a,9bによってスライド部品11aのくびれ部6を挟持していることで、側壁のねじれ変形が抑制される。その結果、4つの側壁を立ててその側端同士を係合した組み立て状態の本実施形態のコンテナは、側壁にねじれ方向の力が加わった場合でも、側壁同士の係合が外れ難くなり、物品の搬送時などで側壁が外れて倒れてしまう不具合を防止することができる。なお、図9においては第1側壁4aの一方の側端のみを示しているが、これらのロック部による係合は、第1側壁4aの両側で同時に行われる。
図10は、スライド体7を作動させ、第1ロック部8と第2ロック部10との係合を一度に解除する状態を説明する図であり、(a)はスライド部品11a及び各ロック部の動きを示す概略図、(b)はコンテナ角部の平面図、(c)は側面図である。本実施形態の折り畳みコンテナ1において、第1ロック部8及び第2ロック部10の係合を解除し、各側壁4a〜4dを折り畳む場合、図6に示すように、第1側壁4a,4bに取り付けられた操作レバー12の操作部を押し下げる簡単な動作によって、それぞれの第1側壁4a,4bの両側端の係合を解除することができる。なお、図10においては第1側壁4aの一方の側端のみを示しているが、これらのロック部の係合解除は、第1側壁4aの両側で同時に行われる。
スライド体7は、操作レバー12の押し下げ動作により、2本一対のスライド部品11a,11bが同時に側端方向に移動し、それぞれのスライド部品11a,11bの先端が側端から係合解除位置まで突出する。図10(a)に示すように、スライド部品11aの先端が係合解除位置に移動すると、スライド部品11aの先端が第2側壁4cの第1ロック部8を押圧し、且つ第2ロック部10の2つの挟持突片9a,9b間に、くびれ部6から幅寸法が漸次増加するテーパ状斜面5が圧入し、挟持突片9a,9bが広げられ、図10(c)に示すように、第2ロック部10の係合が解除される。
スライド部品11aの先端が第2側壁4cの第1ロック部8を押圧すると、図10(b)に示すように、第1ロック部8による係合が解除され、第1側壁4aの側端と第2側壁4cの側端とが分離可能になる。
このように、本実施形態の折り畳みコンテナ1は、第1ロック部8と第2ロック部10とでコンテナ角部を形成する第1側壁4a,4bと第2側壁4c,4dの側端同士を係合する構成としたので、組み立て時に各側壁間の係合状態が強固になり、特に、ねじれに対しても強くなり、コンテナ側壁にねじれ方向の力が加わった場合でも側壁4a〜4dが倒れ難い折り畳みコンテナ1を提供することができる。
また、第1側壁4a,4bに設けたスライド体7を、ワンタッチ操作で伸縮させて第1ロック部8と第2ロック部10の係合を解除できるので、簡単な動作で各側壁間の係合状態を解除して折り畳むことが可能となる。
図11は、本実施形態の折り畳みコンテナ1において、底部2の各辺と4つの側壁4a〜4dとを連結するヒンジ部3の一例を示す図であり、(a)は側壁4a〜4dの下端に設けたヒンジ凸部22を示す正面図、(b)は同部の側面図、(c)は底部2側のヒンジ穴23を示す正面図、(d)は同部のB−B断面図、(e)はヒンジ穴23にヒンジ凸部22を装着したヒンジ部3の正面図、(f)は同部の側面図、(g)はヒンジ部3の動きを示す側面図である。本例示によるヒンジ部3は、図11(a),(b)に示すように、側壁4a〜4dの下端に一対の突片からなるヒンジ凸部22を1つ以上設け、底部2の各辺には、これらのヒンジ凸部22と対応する位置に、このヒンジ凸部22が回動可能に嵌合されるヒンジ穴23を1つ以上設け、それぞれのヒンジ穴23に側壁4a〜4dのヒンジ凸部22を嵌合させた構造になっている。
図12は、本実施形態の折り畳みコンテナ1を折り畳んだ状態を示す図である。本例示では、第1ロック部8と第2ロック部10の係合を解除した側壁4a〜4dのうち、第1側壁4a,4bを折り畳んで底部2上に重ね、次に第2側壁4c,4dを重ねる折り畳み構造になっている。
なお、前述した実施形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、種々の修正又は変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の折り畳みコンテナの一実施形態を示す斜視図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナに用いた操作レバーの一例を示し、(a)は操作レバー12の平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は(a)中のA−A断面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナに用いたスライド部品の一例を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナに用いたスライド体の一例を示す正面図である。 側壁の中央に操作レバーを取り付けた状態を示し、(a)は操作レバー取り付け前の状態を示す断面図、(b)は操作レバー取り付け状態を示す断面図である。 本例によるスライド体の動作を説明する正面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナにおける第2側壁の要部の構造を示し、(a)は第2側壁の側端部の平面図、(b)は側面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナにおける第1側壁の要部の構造を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナの角部を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナにおいてスライド体を作動させ、第1ロック部と第2ロック部との係合を一度に解除する状態を説明する図であり、(a)はスライド部品及び各ロック部の動きを示す概略図、(b)はコンテナ角部の平面図、(c)は側面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナに用いたヒンジ部の一例を示し、(a)は側壁の下端に設けたヒンジ凸部を示す正面図、(b)は同部の側面図、(c)は底部側のヒンジ穴を示す正面図、(d)は同部のB−B断面図、(e)はヒンジ穴にヒンジ凸部を装着したヒンジ部の正面図、(f)は同部の側面図、(g)はヒンジ部の動きを示す側面図である。 同じ実施形態の折り畳みコンテナを折り畳んだ状態を示す側面図である。
符号の説明
1…折り畳みコンテナ、2…底部、3…ヒンジ部、4a,4b…第1側壁、4c,4d…第2側壁、5…テーパ状斜面、6…くびれ部、7…スライド体、8…第1ロック部、9a,9b…挟持突片、10…第2ロック部、11a,11b…スライド部品、12…操作レバー、13…係止突片、14…係止ピン、15…湾曲部、16…係止孔(係止部)、17…係止爪、18…突起、19…スライド部品支持部、20…切欠、21…挿通孔、22…ヒンジ凸部、23…ヒンジ穴。

Claims (4)

  1. 四辺形をなす底部と、該底部の各辺にヒンジ部を介して連結された4つの側壁とを有し、これら4つの側壁を底部から立ち上げてそれぞれの側端同士を係合して箱状に組み立て可能であり、且つ前記側端同士の係合を解除して底部に側壁を重ねるようにして折り畳むことが可能な折り畳みコンテナにおいて、
    前記側壁のうち対向する2枚の第1側壁のそれぞれに、両端近傍にテーパ状斜面を持つくびれ部を有するスライド体が、その両端部を該第1側壁の側端から所定長さ突出させる係合解除位置と、該両端部を前記係合解除位置よりも後退させる係合位置との間を伸縮可能に取り付けられ、
    前記2枚の第1側壁以外の2枚の第2側壁の側端には、前記係合位置にあるスライド体の先端に一部が当接又は近接した状態で前記第1側壁の側端と係合する第1ロック部と、前記係合位置にあるスライド体の前記くびれ部を挟持する一対の挟持突片からなる第2ロック部とが設けられ、
    前記第1ロック部と第2ロック部とは、前記スライド体が前記係合位置から前記係合解除位置まで移動する際に、前記第2ロック部の挟持突片が前記くびれ部のテーパ状斜面を摺動しながら押し広げられて前記スライド体との係合が解除され、且つ前記第1ロック部は突出した前記スライド体の先端に押圧されて前記第1側壁の側端との係合が解除されるように構成されたことを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 前記スライド体が、前記第1側壁の両側端を結ぶ第1側壁長さの略半分の長さを持つ2本一対のスライド部品と、これらのスライド部品を同時に伸縮方向に移動させる操作レバーとを有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナ。
  3. 前記スライド部品の前記くびれ部と反対側の端部に湾曲部が形成され、該湾曲部に係止部が設けられ、前記操作レバーは、2つの湾曲部が対向配置された領域に回動可能に取り付けられるとともに、該操作レバーに前記係止部が係止されてなることを特徴とする請求項2に記載の折り畳みコンテナ。
  4. 前記第1側壁に、前記スライド部品を前記係合解除位置から前記係合位置に向けて付勢する付勢部材が設けられたことを特徴とする請求項2又は3に記載の折り畳みコンテナ。
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