JP3138515U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】上蓋部が陥没したり全体が型崩れしたりせず、壊れ難い包装箱を提供する。
【解決手段】内蓋フラップ21・22に外蓋フラップ24・25を折り重ねて包装箱Aを組み立てるとき、相対的に長手な第1蓋止め片30を短手な第2蓋止め片35の上に立て掛けると共に、同じく相対的に長手な第3蓋止め片45を短手な第4蓋止め片40の上に立て掛けて、外蓋フラップ24・25を山形に重ね合わせてから、第1蓋止め片30を軽く押し込むと、第1蓋止め片30が細溝の切り込みnを介して第3蓋止め片45と噛み合い、この蓋止め片30・45の噛み合いで、外蓋フラップ24・25が1つの外蓋として一体に掛け止められる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、予め所定形状に裁断加工した1枚のブランクシート材から、直方体状に組み立てて、書籍等の各種物品を収納して保管したり輸送したりする包装箱に関する。
従来、この種の包装箱は、通常、段ボール紙で作製し、縦向きの折れ目を介して連設した4面の側壁部と、各側壁部の下端にそれぞれ横向きの折れ目を介して連設した4枚の底蓋フラップと、各側壁部の上端にそれぞれ横向きの折れ目を介して連設して上蓋部を形成する各一対の内蓋フラップおよび外蓋フラップと、を備えた1枚のブランクシートから、直方体状に組み立てるが、その組み立ての最後に上蓋部を閉じるとき、内蓋フラップを向かい合せに折り曲げてから、その上に外蓋フラップを折り重ねた後に、それら外蓋フラップ間を粘着テープで止めて補強している。
しかし、粘着テープを使用する包装箱では、例えば、これを書庫用に使用し、書籍の収納後に中の書籍を何度も確認することがある場合や、引越など配送用に繰り返し使用する場合には、その都度、粘着テープを貼着・剥離する必要があるが、これでは、粘着テープで箱が傷んで強度が低下し、見栄えも悪化するし、粘着テープを使う分だけ資材コストが嵩むという問題があった。
故に、従来の包装箱の中には、粘着テープを使用しないで済むように、例えば図12〜図14に示す如く、前後に向かい合う側壁部1・2の上端にそれぞれ横向きの折り目を介して連設した上蓋部の外蓋フラップのうち、一方の外蓋フラップ3を矩形な底蓋部に合わせて大判矩形に形成し、この外蓋フラップ3の先端縁に凸状の第1蓋止め片3aを設けると共に、第1蓋止め片3aの基部に折り目に沿って横長な第1差込み穴4を切り欠いて設ける一方、他方の外蓋フラップ5を横長矩形に形成し、この外蓋フラップ5の基部に、第1蓋止め片3aに合わせて横に細長い第2差込み穴6を切り欠いて設けると共に、側壁部1の上端には、第2差込み穴6の中央部において、外蓋フラップ5と側壁部1間をコ形に切り起こして矩形舌片状の第2蓋止め片1aを設けた構造にしたものがある。第2蓋止め片1aは、第1差込み穴4に差し込み易くするために先端部をく字状に折り曲げている。
そこで、図示包装箱では、書籍など内容物を収納して上蓋部を閉じるときは、一対の内蓋フラップ7を折り曲げて倒してから、図13に示すように、他方の外蓋フラップ5を先に折り曲げて倒し、それらフラップの上に一方の外蓋フラップ3を折り重ねる。そのとき、第1蓋止め片3aを第2差込み穴6に差し込んで外蓋フラップ3を止めてから、その外蓋フラップ3側の第1差込み穴4に第2蓋止め片1aの先端部を差し込み、図14に示すように外蓋フラップ3を二重に止めている。こうして、上蓋部を閉じるときに粘着テープを使用しないで、包装箱を組み立てるようにしている。
ところが、従来の図示包装箱では、確かに粘着テープを使用しないで済むが、しかし、外蓋フラップ3を、片側の側壁部1に、蓋止め片1a・3aを差込み穴4・6に差し込むだけで、掛け止め連結する構造であるため、段積みしたりして外蓋フラップ3上に大きな荷重が加わったりすると、全体が片側の蓋止め片1a・3aの掛け止め側へ変形して型崩れしたり、座屈したりして壊れやすく、躯体強度に欠けるという課題があった。
そこで、上記課題を解決すべく、請求項1に記載の考案は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、縦向きの折れ目aを介して連設した第1乃至第4側壁部11〜14と、各側壁部11〜14の下端にそれぞれ横向きの折れ目bを介して連設した底蓋フラップ17〜20と、各側壁部11〜14の上端にそれぞれ横向きの折れ目dを介して連設して上蓋部15を形成するフラップであって、該上蓋部15を閉じるとき、向かい合わせに折り曲げる一対の内蓋フラップ21・22と、それら内蓋フラップ21・22に折り重ねる一対の外蓋フラップ24・25とを備えたブランクシート材Sから、直方体状に組み立てる包装箱Aにおいて、前記外蓋フラップ24・25は、それぞれ先端縁24a・25aから、前記縦向きの折れ目aに沿って平行な切れ込みm・nを設けて両切れ込みm・n間に係止片30・35を形成し、該係止片の一方30を、他方35より一段長く凸状に形成して一部が先端縁24aから突出した第1蓋止め片とし、他方35を、先端縁25aより内方に引っ込んだ一段短い第2蓋止め片とする一方、該第2蓋止め片35の左右両側の板部45を、前記第1蓋止め片30の左右両側の板部40より一段長く凸状に形成して第3蓋止め片とし、前記第1蓋止め片30の一段短い左右両側の板部40を第4蓋止め片としてなり、前記内蓋フラップ21・22上に折り重ねるとき、前記第1蓋止め片30を前記第2蓋止め片35の上に立て掛ける一方、前記第3蓋止め片45を前記第4蓋止め片40の上に立て掛けて山形に重ね合わせた状態で、前記第1蓋止め片30が押し込まれると、前記切り込みnを介して前記第3蓋止め片45と噛み合って一体的に掛け止められてなることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の包装箱Aにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記外蓋フラップ24・25は、前記第2蓋止め片35の両側の切れ込みnを、前記ブランクシート材Sの厚さより大きい溝幅の細溝で形成してなることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の包装箱Aにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記係止片30・35は、それぞれ前記外蓋フラップ24・25の先端縁24a・25aにおいて、前記横向きの折り目b・dと同じ幅方向中央部に設けてなることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1、2又は3に記載の包装箱Aにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記内蓋フラップ21・22は、それぞれ先端縁21a・22aから、前記縦向きの折れ目aに沿って平行な切れ込みm・nを設けて両切れ込みm・m、n・n間に係止片50・55を形成し、該係止片の一方50を、他方55より長く凸状に形成して一部が先端縁21aから突出した第1蓋止め片とする一方、他方55を、先端縁22aより内方に引っ込んだ長さの第2蓋止め片とすると共に、該第2蓋止め片55の左右両側の板部65を、前記第1蓋止め片50の左右両側の板部60より長く凸状に形成して第3蓋止め片とし、前記第1蓋止め片50の左右両側の板部60を第4蓋止め片としてなり、向かい合わせに折り曲げるとき、前記第1蓋止め片50を前記第2蓋止め片55の上に立て掛ける一方、前記第3蓋止め片65を前記第4蓋止め片60の上に立て掛けて山形に重ね合わせた状態で、前記第1蓋止め片50が押し込まれると、前記切り込みnを介して前記第3蓋止め片65と噛み合って掛け止められてなることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、第1および第3蓋止め片の噛み合いで外蓋フラップが一体に掛け止められて、上蓋部での躯体強度が上がるため、外蓋フラップ間を、わざわざ粘着テープで止めて補強しなくても済む。従って、例えば上から押されて上蓋部に大きな荷重が加わっても、その荷重は、第1および第3蓋止め片の噛み合いで一体化した外蓋フラップの外蓋を介し4面の側壁部で受け止めて支えられ、その結果、上蓋部が陥没したり全体が座屈して型崩れを起こしたりすることを防止できる。また、例えば重量物を収納した包装箱を抱えて持ち運ぶような場合でも、外蓋フラップが第1および第3蓋止め片の噛み合いで一体に掛け止められているので、重量物によって横に押されても変形しづらく、従って、折れ目に従って菱形に変形したりして型崩れなどを起こすことを防止することができる。
加えて、請求項1に記載の考案によれば、第1外蓋フラップの第1蓋止め片を、第2外蓋フラップの第2蓋止め片より一段長く凸状に形成する一方、第2外蓋フラップの第3蓋止め片を、第1外蓋フラップの第4蓋止め片より一段長く凸状に形成し、噛み合う互いの蓋止め片長さを違えた構成にすることから、上蓋部を閉じるために外蓋フラップを山形に重ね合わせるとき、噛み合わせの上下が簡単に決まり、従って、手間なく、相対的に長手な第1蓋止め片を短手な第2蓋止め片の上に立て掛け、同じく相対的に長手な第3蓋止め片を短手な第4蓋止め片上に立て掛けられ、後は、第1蓋止め片を軽く押し込むだけで、そのまま第1蓋止め片と第3蓋止め片とが噛み合って外蓋フラップが簡単に且つ確実に掛け止められ、それだけ上蓋部を閉じる作業の効率を高めることができる。
請求項2に記載の考案によれば、外蓋フラップは、第2蓋止め片の両側の切れ込みを、ブランクシート材の厚さより大きい溝幅の細溝で形成し、上蓋部を閉じるとき、第1蓋止め片の両端縁を細溝の切り込みに係合させながら、第3蓋止め片に噛み合わせて外蓋フラップを掛け止めるため、そのとき、第1および第3蓋止め片が引っ掛かることなくスムーズに噛み合い、従って、それだけ蓋止め片が傷み難く、繰り返しの使用に耐えると共に、上蓋部を閉じる作業を更に円滑にすることができる。
請求項3に記載の考案によれば、係止片を、それぞれ外蓋フラップの先端縁において、横向きの折り目と同じ幅方向中央部に設けるため、たとえ上蓋部に大きな荷重が加わるようなことがあっても、その荷重は、一体な外蓋フラップを介して周縁の側壁部でバランスよく受け止めて支えられ、いずれか一側に片寄って変形したりして型崩れを起こすようなリスクをより少なくすることができる。
請求項4に記載の考案によれば、外蓋フラップを、第1および第3蓋止め片の噛み合いで一体に掛け止めるだけでなく、内蓋フラップも、その第1および第3蓋止め片の噛み合いで一体に掛け止めることにより、それだけ上蓋部での躯体強度が高まり、たとえ大きな荷重を受けることがあっても、上蓋部が陥没したり全体が座屈して型崩れなどを起こすことを、より確実に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本考案の最良の実施形態について説明する。
図1は、本考案の一例である包装箱の特徴を示す組立斜視図、図2は、その包装箱に組み立てるブランクシート材の展開平面図である。
図示包装箱は、全体に符号Aで示し、それぞれ矩形の、底蓋部10、第1側壁部11、第2側壁部12、第3側壁部13、第4側壁部14、上蓋部15とからなる直方体に組み立てられる箱である。包装箱Aは、例えば段ボール紙製で、図2に示す形状に予め裁断加工したブラックシート材Sから組み立てられる。
ブランクシート材Sは、縦向きの折れ目aを介して第1側壁部11、第2側壁部12、第3側壁部13、第4側壁部14、糊代片16が連設されている。各側壁部11〜14の下端には、横向きの折れ目bを介して、底蓋部10を形成する4枚の底蓋フラップ17〜20が連設されている。底蓋フラップ18・20には、それぞれ先端縁の略中央部を台形状に切り欠いて係合凹部18a・20aが設けられ、係合凹部18a・20aの片側にそれぞれ斜めの折れ目cを介して貼付片18b・20bが設けられている。側壁部11〜14の上端には、それぞれ横向きの折れ目dを介して、上蓋部15を形成する内蓋フラップ21・22および外蓋フラップ24・25が連設されている。特に、側壁部11・13の上端にそれぞれ内蓋フラップ21・22を設ける一方、側壁部12・14の上端に、それぞれ内蓋フラップ21・22に折り重ねる第1外蓋フラップ24および第2外蓋フラップ25が設けられている。
外蓋フラップ24・25には、それぞれ先端縁24a・25aにおいて、横向きの折り目dと同じ幅方向の中央部に、先端縁24a・25aから縦向きの折り目aに沿って平行な切れ込みm・nを設け、切れ込みm・m、n・n間にそれぞれ係止片30・35が形成されている。第1外蓋フラップ24は、係止片30の左右両側のフラップ長さxが、隣接する各フラップ21・22・25の長さyより一段短くなるように、係止片30の左右両側の板部40の先端側を折れ目dと平行に裁断し、係止片30を、一部が凸状に先端縁24aから突出した第1蓋止め片とする。
一方、第2外蓋フラップ25は、係止片35を有した中央部での長さが、その左右両側のフラップ長さyより一段短くなるように、係止片35の先端側を折れ目dに沿って裁断し、係止片35を、左右両側の板部45の先端縁25aより内方に引っ込んだ一段短い第2蓋止め片とする。こうして第1外蓋フラップ24の第1蓋止め片30を、第2外蓋フラップ25の第2蓋止め片35より一段長く凸状に形成する。更に、第2外蓋フラップ25は、第2蓋止め片35の左右両側の板部45を、それぞれ第1外蓋フラップ24の左右両側の板部40より一段長く凸状に形成して第3蓋止め片とし、この第3蓋止め片45と第2蓋止め片35との間の切れ込みnを、ブランクシート材Sの厚さより大きい溝幅の細溝で形成してなる。他方、第1外蓋フラップ24では、係止片30の一段短い左右両側の板部40を第4蓋止め片としてなる。
そこで、包装箱Aは、それ自体を運んだり保管したりするときは、以上のような構造のブランクシート材Sを縦向きの折り目aに沿って折り曲げ、次いで、底蓋フラップ17〜20をそれぞれ横向きの折り目bに沿って折り込み、底蓋フラップ18の貼付片18bを斜めの折り目cに沿って谷折りし、底蓋フラップ20の貼付片20bを斜めの折り目cに沿って谷折り、底蓋フラップ19の表面と底蓋フラップ20の貼付片20bの裏面を貼着し、底蓋フラップ17の表面と底蓋フラップ18の貼付片18bの裏面を貼着する一方、糊代片16を第1側壁部11の端縁に貼着し、図3に示すように、扁平に折り畳んだ状態に組み立てる。
さて、包装箱Aは、書籍等の物品を収納して保管したり輸送したりする使用時に、扁平な折り畳み状態から直方体状に組み立てるときは、扁平な側壁部11〜14を縦向きの折り目aに沿って曲げ起こして底蓋部10を菱形から四角形に変形させながら、図4および図5に示すように、上蓋部15を開いた角筒状に組み上げる。すると、そのとき、底蓋部10は、底蓋フラップ18の係合凹部18aと底蓋フラップ20の係合凹部20aとが互いに係合して自動的にボトムロック状態に固定される。
次いで、上蓋部15の内蓋フラップ21・22を、折り曲げて向かい合わせに倒してから、外蓋フラップ24・25を曲げ倒して内蓋フラップ21・22上に折り重ねて、上蓋部15を閉じる。そのとき、本考案では、図6に示すように、相対的に長手な第1蓋止め片30を短手な第2蓋止め片35の上に立て掛けると共に、同じく相対的に長手な第3蓋止め片45を短手な第4蓋止め片40の上に立て掛けて外蓋フラップ24・25を山形に重ね合わせる。すると、図7に示すように、例えば指先で第1蓋止め片30を軽く押し込むだけで、第1蓋止め片30が細溝の切り込みnを介して第3蓋止め片45と噛み合い、この蓋止め片30・45の噛み合いによって、図8に示すように、外蓋フラップ24・25が1つの外蓋として一体的に掛け止められる。
故に、本考案の包装箱Aによれば、蓋止め片30・45の噛み合いで外蓋フラップ24・25が一体に掛け止められて上蓋部15での躯体強度が上がるため、外蓋フラップ24・25間を、わざわざ粘着テープで止めて補強しなくても済む。従って、包装箱Aでは、例えば上から押されて上蓋部15に大きな荷重が加わっても、その荷重は、蓋止め片30・45の噛み合いで一体化した外蓋フラップ24・25の外蓋を介して側壁部11〜14で受け止めて支えられ、その結果、上蓋部15が陥没したり全体が座屈して型崩れなどを起こすことが防止される。また、例えば重量物を収納した包装箱Aを抱えて持ち運ぶような場合でも、外蓋フラップ24・25が蓋止め片30・45の噛み合いで一体に掛け止められているので、重量物によって横に押されても変形しづらく、従って、折れ目に従って菱形に変形したりして型崩れを起こすようなことが防止される。しかも、包装箱Aは、噛み合った蓋止め片30・45を、外蓋フラップ24・25の先端縁24a・25aにおいて、それぞれ幅方向中央部に設けるため、上蓋部15に大きな荷重が加わるようなことがあっても、その荷重は、一体な外蓋フラップ24・25を介して周縁の側壁部12・14でバランスよく受け止めて支えられ、いずれか一側に片寄って変形したりして型崩れを起こすようなリスクをより少なくする。
他方、図示包装箱Aによれば、第1外蓋フラップ24の第1蓋止め片30を、第2外蓋フラップ25の第2蓋止め片35より一段長く凸状に形成する一方、第2外蓋フラップ25の第3蓋止め片45を、第1外蓋フラップ24の第4蓋止め片40より一段長く凸状に形成し、噛み合う互いの蓋止め片長さを違えた構成にすることから、上蓋部15を閉じるために外蓋フラップ24・25を山形に重ね合わせるとき、噛み合わせの上下が簡単に決まり、従って、手間なく、長手な第1蓋止め片30を短手な第2蓋止め片35の上に立て掛け、長手な第3蓋止め片45を短手な第4蓋止め片40の上に立て掛けられ、後は、第1蓋止め片30を軽く押し込むだけで、そのまま第1蓋止め片30と第3蓋止め片45とが噛み合って外蓋フラップ24・25が簡単に且つ確実に掛け止められ、それだけ上蓋部15を閉じる作業の効率を高めることができる。
また、図示包装箱Aでは、第2外蓋フラップ25において、第2蓋止め片35の切れ込みnを、ブランクシート材Sの厚さより大きい溝幅の細溝で形成し、上蓋部15を閉じるとき、第1蓋止め片30の両端縁を細溝の切り込みnに係合させながら第3蓋止め片45に噛み合わせて外蓋フラップ24・25を掛け止めるため、蓋止め片30・45が引っ掛かることなくスムーズに噛み合って、それだけ蓋止め片が傷み難く、繰り返しの使用に耐えると共に、上蓋部15を閉じる作業を更に円滑にすることができる。
ところで、以上の図示包装箱Aでは、上蓋部15の外蓋フラップ24・25に蓋止め片30・35・40・45を設け、第1蓋止め片30を第3蓋止め片45に噛み合わせて外蓋フラップ24・25を一体に掛け止める構成にするが、本考案では、図9〜図11に示すように、上蓋部15の内蓋フラップ21・22に蓋止め片50・55・60・65を設け、第1蓋止め片50を第3蓋止め片65に噛み合わせて、内蓋フラップ21・22も一体に掛け止める構成にすることもできる。
そのため、他の図示包装箱A´は、内蓋フラップ21・22において、それぞれ先端縁21a・22aの折り目dと同じ幅方向中央部に、先端縁21a・22aから縦向きの折り目aに沿って平行な切れ込みm・nを設け、切れ込みm・m、n・n間に係止片50・55を形成する。第1内蓋フラップ21は、係止片50の左右両側でのフラップ長さが一段短くなるように、係止片50の左右両側の板部60の先端側を折れ目dと平行に裁断し、係止片50を、一部が凸状に先端縁21aから突出した第1蓋止め片として形成する。
他方、第2内蓋フラップ22は、係止片55を有した中央部での長さが、その左右両側板部65でのフラップ長さより一段短くなるように、係止片55の先端側を折れ目dに沿って裁断し、係止片55を、左右両側の板部65の先端縁22aより内方に引っ込んだ一段短い第2蓋止め片とする。こうして第1内蓋フラップ21の第1蓋止め片50を、第2内蓋フラップ22の第2蓋止め片55より一段長く凸状に形成する。更に、第2内蓋フラップ22は、第2蓋止め片55の左右両側の板部65を、それぞれ第1内蓋フラップ21の左右両側の板部60より一段長く凸状に形成して第3蓋止め片とし、この第3蓋止め片65と第2蓋止め片55との間の切れ込みnを、ブランクシート材Sの厚さより大きい溝幅の細溝で形成する。他方、第1内蓋フラップ21では、係止片50の一段短い左右両側の板部60を第4蓋止め片としてなる。
そこで、上述した他の包装箱A´では、内蓋フラップ21・22を折り曲げて向かい合わせに倒して上蓋部15を閉じるとき、図10に示すように、長手な第1蓋止め片50を短手な第2蓋止め片55の上に立て掛け、長手な第3蓋止め片65を短手な第4蓋止め片60の上に立て掛けて、内蓋フラップ21・22を山形に重ね合わせる。すると、第1蓋止め片50を軽く押し込めば、第1蓋止め片50が細溝の切り込みnを介して第3蓋止め片65と噛み合い、この蓋止め片50・65の噛み合いで、図11に示すように、内蓋フラップ21・22が1つの内蓋として一体に掛け止められる。よって、包装箱A´では、外蓋フラップ24・25を、蓋止め片30・45の噛み合いで一体に掛け止めるだけでなく、内蓋フラップ21・22も、蓋止め片50・65の噛み合いで一体に掛け止めることにより、それだけ上蓋部15での躯体強度が高まり、たとえ大きな荷重を受けることがあっても、上蓋部15が陥没したり全体が座屈して型崩れなどを起こすことを、より確実に防止することができる。
以上の包装箱A・A´では、ブランクシート材Sが段ボール紙製であったが、各種の板紙等の他、プラスチック段ボール等であってもよいのは、勿論である。
本考案の一例である包装箱の組立斜視図である。 図1の包装箱に組み立てるブランクシート材の展開平面図である。 ブランクシート材から扁平な折り畳み状態に組み立てた包装箱を示す斜視図である。 包装箱を上蓋部の開放状態で示す斜視図である。 図4の包装箱を、見る角度を変えて示す斜視図である。 包装箱を、外蓋フラップを山形に重なり合わせた状態で示す斜視図である。 包装箱を、指で外蓋フラップの第1蓋止め片を押して第3蓋止め片と噛み合わせる段階を示す斜視図である。 包装箱を、第1蓋止め片と第3蓋止め片を噛み合わせて組み立て終えた状態を示す斜視図である。 本考案の他例である包装箱を上蓋部の開放状態で示す斜視図である。 他例の包装箱を、内蓋フラップを山形に重なり合わせた状態で示す斜視図である。 他例の包装箱を、第1蓋止め片と第3蓋止め片を噛み合わせて内蓋フラップを掛け止めた状態で示す斜視図である。 従来の包装箱を、上蓋部の開放状態で示す斜視図である。 従来の包装箱を、上蓋部を閉じる直前の状態で示す斜視図である。 従来の包装箱を、上蓋部を閉じて組み立て終えた状態を示す斜視図である。
符号の説明
A・A´ 包装箱
S ブランクシート材
a〜d 折れ目
m・n 切れ込み
10 底蓋部
11〜14 側壁部
15 上蓋部
17〜20 底蓋フラップ
21・22 内蓋フラップ
24・25 外蓋フラップ
24a・25a 先端縁
30・50 第1蓋止め片
35・55 第2蓋止め片
40・60 第4蓋止め片
45・65 第3蓋止め片

Claims (4)

  1. 縦向きの折れ目を介して連設した第1乃至第4側壁部と、各側壁部の下端にそれぞれ横向きの折れ目を介して連設した底蓋フラップと、各側壁部の上端にそれぞれ横向きの折れ目を介して連設して上蓋部を形成するフラップであって、該上蓋部を閉じるとき、向かい合わせに折り曲げる一対の内蓋フラップと、それら内蓋フラップに折り重ねる一対の外蓋フラップとを備えたブランクシート材から、直方体状に組み立てる包装箱において、
    前記外蓋フラップは、
    それぞれ先端縁から、前記縦向きの折れ目に沿って平行な切れ込みを設けて両切れ込み間に係止片を形成し、該係止片の一方を、他方より一段長く凸状に形成して一部が先端縁から突出した第1蓋止め片とし、他方を、先端縁より内方に引っ込んだ一段短い第2蓋止め片とする一方、該第2蓋止め片の左右両側の板部を、前記第1蓋止め片の左右両側の板部より一段長く凸状に形成して第3蓋止め片とし、前記第1蓋止め片の一段短い左右両側の板部を第4蓋止め片としてなり、
    前記内蓋フラップ上に折り重ねるとき、前記第1蓋止め片を前記第2蓋止め片の上に立て掛ける一方、前記第3蓋止め片を前記第4蓋止め片の上に立て掛けて山形に重ね合わせた状態で、前記第1蓋止め片が押し込まれると、前記切り込みを介して前記第3蓋止め片と噛み合って一体的に掛け止められてなることを特徴とする、包装箱。
  2. 前記外蓋フラップは、前記第2蓋止め片の両側の切れ込みを、前記ブランクシート材の厚さより大きい溝幅の細溝で形成してなることを特徴とする、請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記係止片は、それぞれ前記外蓋フラップの先端縁において、前記横向きの折り目と同じ幅方向中央部に設けてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 前記内蓋フラップは、
    それぞれ先端縁から、前記縦向きの折れ目に沿って平行な切れ込みを設けて両切れ込み間に係止片を形成し、該係止片の一方を、他方より長く凸状に形成して一部が先端縁から突出した第1蓋止め片とする一方、他方を、先端縁より内方に引っ込んだ長さの第2蓋止め片とすると共に、該第2蓋止め片の左右両側の板部を、前記第1蓋止め片の左右両側の板部より長く凸状に形成して第3蓋止め片とし、前記第1蓋止め片の左右両側の板部を第4蓋止め片としてなり、
    向かい合わせに折り曲げるとき、前記第1蓋止め片を前記第2蓋止め片の上に立て掛ける一方、前記第3蓋止め片を前記第4蓋止め片の上に立て掛けて山形に重ね合わせた状態で、前記第1蓋止め片が押し込まれると、前記切り込みを介して前記第3蓋止め片と噛み合って掛け止められてなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の包装箱。
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