JP5286689B2 - 冷却ファンユニット - Google Patents

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    • F04D29/522Casings; Connections of working fluid for axial pumps especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/526Details of the casing section radially opposing blade tips

Description

本発明は、直列式軸流ファンとそれを搭載する筐体とで構成された冷却ファンユニットに関する。
一般にサーバは、パーソナルコンピュータに対して情報を送信するコンピュータのことをいう。サーバには小型から大型まで多種多様のものが存在する。サーバを限られたスペースに効率よく収納するために、ラックマウント型の機器がよく使用される。このラックに、さらに効率よくサーバを収納できるようにしたものをブレードサーバという。
ブレードサーバは、1枚の基盤上にMPU(Micro Processing Unit)やメモリ、ハードディスク等のサーバを構成するため部品が搭載されているものである。ブレードは、ラックに直接収納されるのではなく、エンクロージャと呼ばれるケースに装着された状態でラックに収納される。エンクロージャには、複数枚のブレードを入れることができ、電源装置や冷却装置等を各ブレードで共有することが可能である。よって、従来のラックマウント型サーバよりも高密度にサーバを設置することが可能である。
ブレードサーバは高密度化に伴い、エンクロージャ内の冷却が大きな課題となっている。ブレードサーバに採用される冷却ファンの一つとして、特許文献1では、複数の単品冷却ファンがブレードの面板に対して流路が並行になるように配置されている構成が開示されている。特許文献1の送風ファンは、単品ファンであって、ブレードサーバ内を十分に冷却するためには、インペラを高回転で回転駆動させる必要があった。よって、冷却ファンを回転駆動させることによる騒音値が高くなるという問題もあった。
特開2004−240967号公報
ブレードサーバは、上述の通り高密度化に伴って、高冷却特性を有する冷却ファンの搭載が求められる。よって、上述の問題を考慮すると、特許文献1に開示されている冷却ファンの構成では、十分な冷却特性を得ることが困難である。また、ブレードサーバにおいては、冷却特性でも特に冷却風量と静圧が求められる。更に、ブレードサーバにおいてはラック単位の冷却が求められるため、筐体にファンが収容された冷却ファンユニットをラック近傍に配置することで、冷却特性を高める必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、冷却ファンユニットの騒音値を低減及び風量特性の向上を目的としている。
請求項1に記載の発明は、冷却ファンユニットであって、両端部の一端に吸気側開口と他端に排気側開口を有する筐体と、前記筐体内に搭載される直列式軸流ファンと、を備えており、前記直列式軸流ファンが、中心軸を中心として放射状に配置された複数の第1翼を有する第1インペラと、前記中心軸を中心として前記第1インペラを回転することにより、前記中心軸方向の空気流を発生する第1モータ部と、前記中心軸に沿って前記第1インペラに隣接して配置され、前記中心軸を中心として放射状に配置された複数の第2翼を有する第2インペラと、前記中心軸を中心として前記第2インペラを回転することにより、前記第1インペラの回転によって発生する空気流と同方向の空気流を発生する第2モータ部と、前記第1インペラ及び第2インペラの外周の少なくとも一部を囲む筒状のハウジングと、を備え、前記直列式軸流ファンは、第1インペラ側から第2インペラ側に空気流が発生するように構成され、前記第2インペラが、前記第1インペラの回転方向とは反対方向に回転し、前記第1インペラが第2インペラより前記吸気側開口に近い位置に配置され、前記ハウジングの排気側端部と、前記筐体の前記排気側開口との間に前記排気側端部と前記排気側開口とを連通するダクトが構成され、前記ダクトの空気流路の面積が、前記ハウジングの排気側から前記筐体の排気側に向けて拡大する領域を有し、前記ダクトの排気側の開口における空気流路の面積は、前記ダクトの吸気側の開口における空気流路の面積よりも大きいこと特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の冷却ファンユニットであって、前記第1インペラと前記第2インペラとの間に、前記中心軸を中心として放射状に伸びるとともに前記ハウジングに接続されて少なくとも前記第1モータ部を支持する複数の第1支持リブを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の冷却ファンユニットであって、前記複数の第1支持リブとは異なる複数の第2支持リブを更に備え、前記複数の第2支持リブが、前記第2インペラの前記第1インペラとは反対側において、前記第2モータ部から前記中心軸を中心として放射状に伸びるとともに前記ハウジングに接続されて前記第2モータ部を支持することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の冷却ファンユニットであって、前記複数の第1支持リブとは異なる複数の第2支持リブを更に備え、前記複数の第2支持リブが、前記第2インペラの前記第1インペラ側において、前記第2モータ部から前記中心軸を中心として放射状に伸びるとともに前記ハウジングに接続されて前記第2モータ部を支持することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の冷却ファンユニットであって、前記複数の第1支持リブの本数が、前記複数の第2支持リブの本数と等しく、各第1支持リブが、前記複数の第2支持リブのいずれかと重なっていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の冷却ファンユニットであって、前記ハウジングが、前記第1インペラの少なくとも外周の一部を囲むとともに前記複数の第1支持リブが接続される第1ハウジング部材と、前記第2インペラの少なくとも外周の一部を囲むとともに前記複数の第2支持リブが接続される第2ハウジング部材と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の冷却ファンユニットであって、前記ハウジングの吸気側端部が、前記筐体の前記吸気側開口と略同一面になるように構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の冷却ファンユニットであって、前記ダクトが、前記ハウジング及び前記筐体とは異なるパーツで構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の冷却ファンユニットであって、前記ダクトの内周面に整流板が配列されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の冷却ファンユニットであって、前記ダクトの内周面に静翼が配列されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の冷却ファンユニットであって、前記ダクトと前記ハウジングとが、連続的に形成されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の冷却ファンユニットであって、前記ダクトと前記筐体とが、連続的に形成されていることを特徴とする。
本発明では、筐体内に直列式軸流ファンを配置することで、高静圧・高風量を実現することが可能である。また、直列式軸流ファンを筐体に対して吸気口側に配置することで、排気及び吸気における空気流のエネルギ損失が少ない状態で直列式軸流ファンを回転駆動させることが可能である。よって、高い冷却特性を備える冷却ファンユニットを提供することが可能である。
請求項1に記載の発明では、直列式軸流ファンの第1インペラと第2インペラとが互いに異なる方向に回転駆動するため、より高静圧・高風量の直列式軸流ファンが搭載された冷却ファンユニットを提供することが可能である。

請求項に記載の発明では、筐体の吸気側開口と直列式軸流ファンの吸気側端部とが同一面に形成されることで、直列式軸流ファンの吸気効率を最大限に引き出している。よって、高い風量特性を達成しながら低騒音の冷却ファンユニットを提供することが可能である。


請求項に記載の発明では、筐体の排気側開口と直列式軸流ファンの排気側端部との間にダクトが設けられることで、直列式軸流ファンから排出される空気流による渦の発生を低減することができる。このため、直列式軸流ファンから発生する空気流のエネルギ損失を低減することが可能である。これにより、直列式軸流ファンの効率を改善するだけでなく、高風量・高静圧・低騒音の冷却ファンユニットを提供することが可能である。
図1は、本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットを示す断面図である。図2は、本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットに固定される直列式軸流ファンを示す断面図である。図3は、本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットの直列式軸流ファンとダクトを示す斜視図である。図4は、本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットを示す斜視図である。冷却ファンユニット10は、例えば、ブレードサーバ等の電子機器を冷却するために用いられる。図1に示されているように、冷却ファンユニット10は、筐体100と、直列式軸流101と、ダクト102とで構成されている。
本実施形態にかかる直列式軸流ファン101は、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とで構成されている。本実施の形態に係る直列式軸流ファン101は、いわゆる二重反転式軸流ファンであり、図2に示す第1軸流ファン2の第1インペラ21と第2軸流ファン3の第2インペラ31とが互いに反対方向に回転することにより、図1中の上側(すなわち、第1軸流ファン2側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、第2軸流ファン3側)へと送出されて中心軸J1方向の空気流が発生する。以下の説明では、中心軸J1方向において、空気が取り込まれる側である図1中の上側を「吸気側」と呼び、エアが排出される側である図1中の下側を「排気側」と呼ぶ。直列式軸流ファン101では、図2に示す第1インペラ21の回転方向と第2インペラ31の回転方向とを反対方向とすることにより、2つのインペラが同方向に回転する直列式軸流ファンに比べて、高静圧化および大風量化を実現することができる。
第1軸流ファン2は、中心軸J1を中心として放射状に等間隔にて配置された複数の第1翼211を有する第1インペラ21、中心軸J1を中心として第1インペラ21を吸気側から見て反時計回りに回転することにより中心軸J1方向の空気流(すなわち、図2中の上側から下側へと向かう空気流)を発生する第1モータ部22、第1インペラ21の外周を囲む第1ハウジング23、及び、第1インペラ21の下側(すなわち、第1インペラ21と第2インペラ31との間)において第1モータ部22から中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第1ハウジング23に接続されて第1モータ部22を支持する複数の第1支持リブ24を備える。第1軸流ファン2では、第1ハウジング23の内側に第1インペラ21、第1モータ部22および複数の第1支持リブ24が配置される。
図2に示されているように、第1モータ部22は、第1ステータ部221、及び、第1ロータ部222を備えている。第1ロータ部222は、後述する軸受機構を介して中心軸J1を中心に第1ステータ部221に対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部222側を上側、ステータ部221側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
第1ステータ部221は、平面視において中心軸J1を中心とする略有底円筒状の第1ベース部2211を備え、第1ベース部2211は、図2に示されているように、複数の第1支持リブ24を介して第1ハウジング23の略円筒状の内周面231に固定されて第1ステータ部221の各部を保持する。第1ベース部2211は樹脂製であり、同じく樹脂製の複数の第1支持リブ24および第1ハウジング23と共に連続的に射出成形により形成される。
図2に示されているように、第1ベース部2211の中央の開口には、第1ベース部2211から上側(すなわち、第1ロータ部222側)に突出する略円筒状の第1軸受保持部2212が固定されている。第1軸受保持部2212の内側には、軸受機構の一部となる玉軸受2213,2214が中心軸J1方向の上部および下部に設けられる。
第1ステータ部221は、また、第1軸受保持部2212の外周に取り付けられる(すなわち、第1軸受保持部2212の周囲にて第1ベース部2211に取り付けられる)第1電機子2215、および、第1電機子2215の下側に取り付けられるとともに第1電機子2215に巻回されている第1コイル2217に電気的に接続されて第1電機子2215を制御する略円環板状の第1回路基板2216をさらに備える。第1回路基板2216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して直列式軸流ファン101の外部に設けられた外部電源に接続される。なお、図2では、リード線群および外部電源の図示は省略している。
第1ロータ部222は、中心軸J1を中心とする略有蓋円筒状であって磁性を有する金属製の第1ヨーク2221、第1ヨーク2221の側壁部の内側(すなわち、内側面)に固定されて第1電機子2215と対向する略円筒状の第1界磁用磁石2222、および、第1ヨーク2221の蓋部から下向きに突出する第1シャフト2223を備える。
第1シャフト2223は、第1軸受保持部2212に挿入されて玉軸受2213,2214により回転可能に支持される。第1軸流ファン2では、第1シャフト2223および玉軸受2213,2214が、中心軸J1を中心に第1ヨーク2221を第1ベース部2211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
第1インペラ21は、第1モータ部22の第1ヨーク2221の外側を覆う略有蓋円筒状の第1ハブ212、および、第1ハブ212の側壁部の外側(すなわち、外側面)から径方向外方に向けて放射状に伸びる複数の第1翼211を備える。第1ハブ212は樹脂製であり、同じく樹脂製の第1翼211と共に連続的に射出成形により形成される。
第1軸流ファン2では、第1モータ部22の第1回路基板2216を介して第1電機子2215に供給される駆動電流が制御されて第1電機子2215と界磁用磁石2222との間で中心軸J1を中心とするトルクが発生することにより、第1ロータ部222に取り付けられた第1インペラ21の複数の第1翼211が、中心軸J1を中心として吸気側から見て反時計回りに回転駆動する。これにより、図2中の上側(すなわち、第1モータ部22の第1ロータ部222側)から空気が取り込まれて下側(すなわち、第2軸流ファン3側)へと送出される。
図2に示されているように、第2軸流ファン3は、中心軸J1に沿って第1インペラ21に隣接して配置される第2インペラ31を備え、第2インペラ31は、中心軸J1を中心として放射状に等ピッチにて配置された複数の第2翼311を有する。
第2軸流ファン3は、また、中心軸J1を中心として第2インペラ31を第1インペラ21とは反対方向(すなわち、吸気側から見て時計回り)に回転することにより第1インペラ21による空気流と同方向の空気流(すなわち、図2中の上側から下側へと向かう中心軸J1方向の空気流)を発生する第2モータ部32、第2インペラ31の外周を囲む第2ハウジング33、および、第2インペラ31の上側(すなわち、第2インペラ31の第1インペラ21側)において第2モータ部32から中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第2ハウジング33に接続されて第2モータ部32を支持する複数の第2支持リブ34を備える。
第2軸流ファン3の複数の第2支持リブ34は複数の第1支持リブ24と同一の本数備えられている。また、複数の第2支持リブ34と第1支持リブ24のそれぞれは全長に亘って重ね合わされている。このことより、複数の第1支持リブ24と複数の第2支持リブ34とは仮想的に一組の支持リブを構成することになる。よって、第1軸流ファン2、第2軸流ファン3が回転駆動することにより発生する空気流との騒音を低減することができる。
第2軸流ファン3では、第2ハウジング33の内側に第2インペラ31、第2モータ部32および複数の第2支持リブ34が配置される。また、直列式軸流ファン101全体として見た場合、連続する第1ハウジング23および第2ハウジング33の内側においてエアが流れる流路には、図2中の上側(すなわち、吸気側)から順に、第1インペラ21、第1支持リブ24、第2支持リブ34、第2インペラ31が配置される。
図2に示されているように、第2モータ部32の構成は第1モータ部22の構成と同様であり、第2ステータ部321、および、第2ステータ部321の下側(すなわち、排気側)に配置されて第2ステータ部321に対して回転可能に支持される第2ロータ部322を備える。
第2ステータ部321は、複数の第2支持リブ34を介して第2ハウジング33の略円筒状の内周面331に固定されて第2ステータ部321の各部を保持する第2ベース部3211、玉軸受3213,3214が内側に設けられる略円筒状の第2軸受保持部3212、第2軸受保持部3212の外周に取り付けられる第2電機子3215、および、第2電機子3215の上側に取り付けられるとともに第2電機子3215に電気的に接続されて第2電機子3215を制御する略円環板状の第2回路基板3216を備える。
第2ベース部3211は樹脂製であり、同じく樹脂製の複数の第2支持リブ34および第2ハウジング33と共に射出成形により形成される。第2回路基板3216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して直列式軸流ファン101の外部に設けられた外部電源に接続される。
第2ロータ部322は、金属製の第2ヨーク3221、第2ヨーク3221の内側面に固定される第2界磁用磁石3222、および、第2ヨーク3221から上向きに突出する第2シャフト3223を備える。第2シャフト3223は、第2軸受保持部3212内において玉軸受3213,3214により回転可能に支持される。第2軸流ファン3では、第2シャフト3223および玉軸受3213,3214が、中心軸J1を中心に第2ヨーク3221を第2ベース部3211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
第2インペラ31は、第2モータ部32の第2ヨーク3221の外側を覆う略有底円筒状の第2ハブ312、および、第2ハブ312の外側面から放射状に伸びる複数の第2翼311を備える。第2ハブ312は樹脂製であり、同じく樹脂製の第2翼311と共に射出成形により形成される。
第2軸流ファン3では、第2モータ部32が駆動されることにより、第2インペラ31の複数の第2翼311が中心軸J1を中心として吸気側から見て時計回りに回転する。これにより、図1中の上側(すなわち、第1軸流ファン2側)から空気が取り込まれて下側へと送出される。
上記に示される直列式軸流ファン101は、図1又は図4に示されているように筐体100に対して取り付けられる。筐体100は中心軸J1と垂直な断面の形状が、略四角形状で薄肉の枠体である。筐体100は、この断面形状が中心軸J1方向に伸びた略四角形状の筒状である。本実施形態の筐体100は、薄肉の金属材料をプレス加工に形成したプレス成形品である。ただし、筐体100に使用される材料や加工方法は上記に限定されるものではなく、樹脂射出成形等で形成しても良い。中心軸J1方向から見た場合の筐体100の内周面の形状と直列式軸流ファン101の外形の形状はほぼ同一である。よって、筐体100と直列式軸流ファン101とはほぼ隙間無く固定されているため、筐体100と直列式軸流ファン101との間からは空気流が逆流するようなことはない。筐体100の中心軸J1方向の長さは、直列式軸流ファン101の中心軸J1方向の長さよりも長く、直列式軸流ファン101が筐体100内に完全に収容される。ここで、直列式軸流ファン101は、筐体100に対して、直列式軸流ファンの吸気側端面200と筐体100の吸気側開口1000とがほぼ一致するように配置されている。
一般的に軸流ファンにおいては、吸気口に近い位置にインペラが配置されることで、インペラが回転駆動した際の吸気量を増加させることができる。よって、吸気口から軸方向において排気口側にインペラを移動させて配置した場合には、吸気量が低減することになる。上記の構成を採用することにより、軸流ファン101と筐体100を組み合わせた際の直列式軸流ファン101作動時の吸気量の低減を最小限に留めることができる。
図9は、冷却ファンユニットにおける直列式軸流ファンの配置を変えた状態を示す断面図である。図10は、図9における冷却ファンユニットそれぞれの風量特性を示す図である。冷却ファンユニットにおける直列式軸流ファンの配置が異なる場合の特性変化について説明する。図9について説明する。NO.1は、直列式軸流ファン101の吸気側端面200と筐体100の吸気側開口1000とが一致した状態を示す。NO.2は、直列式軸流ファン101がNO.1の状態から筐体100の排気口側開口1001側に向けて20mm移動させた状態を示す。NO.3は、直列式軸流ファン101がNO.1の状態から筐体100の排気口側開口1001側に向けて50mm移動させた状態を示す。NO.4は、直列式軸流ファン101の排気側端部201と筐体100の排気側開口1001とを一致させた状態を示す。本実施形態の冷却ファンユニット10における筐体100と直列式軸流ファン101の位置関係は図9に示されているNO.1である。
図10は、NO.1〜NO.4の冷却ファンユニットの風量(C.F.M)と静圧(inch−HO)の関係を示した図である。図10においては、横軸を風量とし、縦軸を静圧としている。本図において風量特性の比較をする場合、グラフの位置が右上にあるものの方が風量特性が高いと言える。何故なら、右上にグラフが位置する方が、風量が高く且つ静圧も高いからである。図10を見てみると、高静圧域においてはNO.2がNO.1よりも高い風量特性を示しているが、それ以外のほぼ全静圧域においてNO.1が最も高い風量特性を示している。よって、図10より、冷却ファンユニットを提供する場合、最も風量特性が高いものは、直列式軸流ファン101の吸気側端面200と筐体100の吸気側開口1000とが一致した状態であるということが分かる。
次に、直列式軸流ファン101の排気側端部201と筐体100の排気口1001との間には、図1および図3に示されているように、直列式軸流ファン101の排気側端部201と筐体100の排気口1001とを連通する空気流路を有するダクト102が固定されている。第1の実施形態におけるダクト102の吸気側の開口1021は、第2軸流ファン3の排気口2011とほぼ同形状に形成されている。よって、ダクト102の吸気側の開口1021と、第2軸流ファン3の排気口2011とは筐体100内に固定された際に一致する。ダクト102の吸気側の開口1021と、第2軸流ファン3の排気口2011とが一致しない場合には、直列式軸流ファン101とダクト102の継ぎ目の空気流路側面に段差部が生じ、空気流が通過する際に騒音が発生する。しかし、ダクト102の吸気側の開口1021と、第2軸流ファン3の排気口2011とを一致させることで、空気流路側面を滑らかに形成することができ、騒音の発生を抑制することができる。
中心軸J1方向から見た場合の筐体100の内周面の形状と、ダクト102の外形形状はほぼ同一である。よって、筐体100とダクト102とはほぼ隙間無く固定されているため、筐体100とダクト102の間から空気流が逆流するようなことはない。本実施形態においては、直列式軸流ファン101とダクト102の中心軸J1方向の長さの和は、筐体100の中心軸J1方向の長さとほぼ等しくなるように構成されているが、ダクト102は筐体100からはみ出しても良く、また、ダクト102の排気側の開口1022が、筐体100の排気口1001よりも吸気側に位置しても良い。つまり、ダクト102の軸方向の長さは限定されるものではない。
本実施形態においては、ダクト102の中心軸J1に垂直な断面の内周面形状(つまり、空気流路形状)は、ダクト102の吸気側の開口1021から排気側の開口1022にかけてほぼ同一形状に形成される。ダクト102が構成されていない場合、直列式軸流ファン101から排出された空気流は、インペラ31の回転による遠心力に伴い径方向外方に向かう成分によって、筐体100の内周面(ダクト102が構成されていないため、内周面の形状は略四角形となる。)に衝突する。このため、空気流は直列式軸流ファン101から排出されてまもなくエネルギが損失し、筐体100の排気口1001から排出されるまでに流速が減速することになり、冷却ファンユニット10そのものの風量特性が低減する。
しかし、上記に示すダクト102を構成することによって、直列式軸流ファン101から排出された空気流は、ダクト102によって外方に拡がらずに筐体100の排気口1001に案内される。よって、直列式軸流ファン101から排出される空気流のエネルギ損失は最小限に抑えられる。
図5は、第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す断面図である。図6は、第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す斜視図である。第1の実施形態においては、上述の通り、ダクト102の中心軸J1に垂直な断面の空気流路が、ダクト102の吸気側の開口1021から排気側の開口1022にかけてほぼ同一形状に形成されている。例えば、図5に示されているように、ダクト102Aの中心軸J1に垂直な断面の空気流路の面積が、ダクト102の吸気側の開口1021から排気側の開口1022に向けて徐々に大きくなるように形成されている。
例えば、図6に示されているように、ダクト102Aの吸気側の開口1021Aは、第2軸流ファン3の排気口2011とほぼ同一の形状(円形)で形成されている。ダクト102Aの排気側の開口1022Aは、筐体100の内周面からダクト102Aの肉厚分小さくした四角形状に形成されている。ダクト102Aの吸気側の開口1021Aは、排気側に向けて徐々に空気流路形状が変形し、排気側の開口1022Aの形状になる。これにより、第2軸流ファン3の排気口2011からダクト102Aの排気口側の開口1022Aにかけて急激な空気流路面積の変化が無いため、直列式軸流ファン101から排出された空気流が滑らかに筐体100の排気口1001に案内される。
図7は、第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す斜視図である。図8は、第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す斜視図である。第1の実施形態のダクト102の内周面(つまり、空気流路)は、フラットに形成されている。ダクト102の変形例として、例えば、図7に示されているように、ダクト102Bの内周面には複数枚の整流板103Bが環状に配列されている。整流板103Bによりダクト102B内部を通過してきた空気流の気流が整えられ、安定した空気流が筐体100から排出される。つまり、ダクト102Bの内周面に整流板103Bを形成したことで、騒音値が低減され、風量値の向上化を図ることができる。整流板103Bの具体的形状は、中心軸J1方向に伸びる板状部材であって、できる限り板状部材は薄肉で形成されているのが望ましい。また、整流板103Bはダクト102Bの排気口付近に配置されるのが望ましい。整流板103Bの形状及び配置される位置等は上記に限定されない。
その他、第1の実施形態のダクト形状の変形例として、例えば、図8に示されているように、ダクト102Cの内周面には複数枚の静翼103Cが環状に配列されている。直列式軸流ファン101から排出される空気流には、第2インペラ31の回転に伴う旋廻成分が含まれている。本来、効率良く空気流を排出するためには、軸方向成分が最も強い方が良い。よって、静翼103Cにより空気流が持つ旋廻成分を回収し、空気流の旋廻成分を軸方向成分に変換することが可能である。このため、空気流は効率よく筐体100から排出され、風量及び静圧の向上化を図ることができる。静翼103Cの具体的形状は、中心軸J1に対して傾斜して伸びる板状部材であって、できる限り板状部材は薄肉で形成されているのが望ましい。また、図8に記載のダクト102Cには、静翼103Cが排気側端部に形成されているが、静翼103Cが形成される中心軸J1方向の位置はこれに限定しない。空気流の旋廻成分は、第2インペラ31の回転方向と同一の方向である。このため、静翼103Cの吸気側端部1031Cは、周方向において排気側端部1032Cよりも第2インペラ31の回転方向反対側に位置するように形成されている。つまり、静翼103Cは、第2インペラ31の回転方向反対側に向けて傾斜している。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる冷却ファンユニットについて説明する。第2の実施形態にかかる冷却ファンユニットは、支持リブの直列式軸流ファンの構成が異なる点を除き、図1及び図2に示す冷却ファンユニットと同様の構成を有するため、以下の説明では、直列式軸流ファン以外の他の構成に同符号を付す。
図11は、第2の実施形態にかかる冷却ファンユニットに固定される直列式軸流ファンを示す断面図である。冷却ファンユニット(図略)に固定される直列式軸流ファン101Aは、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3Aとで構成される。第1軸流ファン2は、中心軸J1を中心として放射状に等間隔にて配置された複数の第1翼211を有する第1インペラ21、中心軸J1を中心として第1インペラ21を吸気側から見て反時計回りに回転することにより中心軸J1方向の空気流(すなわち、図11中の上側から下側へと向かう空気流)を発生する第1モータ部22、第1インペラ21の外周を囲む第1ハウジング23、及び、第1インペラ21の下側(すなわち、第1インペラ21と第2インペラ31Aとの間)において第1モータ部22から中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第1ハウジング23に接続されて第1モータ部22を支持する複数の第1支持リブ24を備える。第1軸流ファン2では、第1ハウジング23の内側に第1インペラ21、第1モータ部22および複数の第1支持リブ24が配置される。
図11に示されているように、第1モータ部22は、第1ステータ部221、及び、第1ロータ部222を備えている。第1ロータ部222は、後述する軸受機構を介して中心軸J1を中心に第1ステータ部221に対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿って第1ロータ部222側を上側、第1ステータ部221側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
第1ステータ部221は、平面視において中心軸J1を中心とする略有底円筒状の第1ベース部2211を備え、第1ベース部2211は、図11に示されているように、複数の第1支持リブ24を介して第1ハウジング23の略円筒状の内周面231に固定されて第1ステータ部221の各部を保持する。第1ベース部2211は樹脂製であり、同じく樹脂製の複数の第1支持リブ24および第1ハウジング23と共に連続的に射出成形により形成される。第1軸流ファン2の構成は第1の実施形態と同様である。
次に、第2軸流ファン3Aの構成について説明する。図11に示されているように、第2軸流ファン3Aは、中心軸J1に沿って第1インペラ21に隣接して配置される第2インペラ31Aを備え、第2インペラ31Aは、中心軸J1を中心として放射状に等ピッチにて配置された複数の第2翼311Aを有する。
第2軸流ファン3Aは、また、中心軸J1を中心として第2インペラ31Aを第1インペラ21とは反対方向(すなわち、吸気側から見て時計回り)に回転することにより第1インペラ21による空気流と同方向の空気流(すなわち、図11中の上側から下側へと向かう中心軸J1方向の空気流)を発生する第2モータ部32A、第2インペラ31Aの外周を囲む第2ハウジング33A、および、第2インペラ31Aの下側(すなわち、第2インペラ31Aの第1インペラ21とは反対側)において第2モータ部32Aから中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第2ハウジング33Aに接続されて第2モータ部32Aを支持する複数の第2支持リブ34Aを備える。
第2軸流ファン3Aの複数の第2支持リブ34Aは複数の第1支持リブ24と同一の本数備えられている。ただし、第1支持リブ24及び第2支持リブ34Aの本数が第2翼311Aと同じ本数にならないように構成されていれば、複数の第2支持リブ34Aと複数の第1支持リブ24の本数は、同一でなく異なる本数でも良い。
第2軸流ファン3Aでは、第2ハウジング33Aの内側に第2インペラ31A、第2モータ部32Aおよび複数の第2支持リブ34Aが配置される。また、直列式軸流ファン101A全体として見た場合、連続する第1ハウジング23および第2ハウジング33Aの内側においてエアが流れる流路には、図11中の上側(すなわち、吸気側)から順に、第1インペラ21、第1支持リブ24、第2インペラ31A、第2支持リブ34Aが配置される。
第2の実施形態においては、第1の実施形態とは第1支持リブ24、第2支持リブ34Aの配置が異なるものの、二重反転式軸流ファンを構成することができ、高静圧、高風量の冷却ファンユニットを提供することが可能である。また、第2の実施形態の冷却ファンユニット101Aにおいては、従来品の軸流ファンをそのまま採用することができるため、専用の軸流ファンの設計工数を削減することが可能である。
次に、本発明の第3の実施形態にかかる冷却ファンユニットについて説明する。第3の実施形態にかかる冷却ファンユニットは、支持リブの直列式軸流ファンの構成が異なる点を除き、図1及び図2に示す冷却ファンユニットと同様の構成を有するため、以下の説明では、直列式軸流ファン以外の他の構成に同符号を付す。
図12は、第3の実施形態にかかる冷却ファンユニットに固定される直列式軸流ファンを示す断面図である。冷却ファンユニット(図略)に固定される直列式軸流ファン101Bは、第1軸流ファン2Bと第2軸流ファン3とで構成される。第1軸流ファン2Bは、中心軸J1を中心として放射状に等間隔にて配置された複数の第1翼211Bを有する第1インペラ21B、中心軸J1を中心として第1インペラ21Bを吸気側から見て反時計回りに回転することにより中心軸J1方向の空気流(すなわち、図12中の上側から下側へと向かう空気流)を発生する第1モータ部22B、第1インペラ21Bの外周を囲む第1ハウジング23B、及び、第1インペラ21Bの上側(すなわち、第1インペラ21Bの第2インペラ31とは反対側。つまり吸気側)において第1モータ部22Bから中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第1ハウジング23Bに接続されて第1モータ部22Bを支持する複数の第1支持リブ24Bを備える。第1軸流ファン2Bでは、第1ハウジング23Bの内側に第1インペラ21B、第1モータ部22Bおよび複数の第1支持リブ24Bが配置される。
図12に示されているように、第1モータ部22Bは、第1ステータ部221B、及び、第1ロータ部222Bを備えている。第1ロータ部222Bは、後述する軸受機構を介して中心軸J1を中心に第1ステータ部221Bに対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿って第1ロータ部222B側を下側、第1ステータ部221B側を上側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
第1ステータ部221Bは、平面視において中心軸J1を中心とする略有底円筒状の第1ベース部2211Bを備え、第1ベース部2211Bは、図12に示されているように、複数の第1支持リブ24Bを介して第1ハウジング23Bの略円筒状の内周面231Bに固定されて第1ステータ部221Bの各部を保持する。第1ベース部2211Bは樹脂製であり、同じく樹脂製の複数の第1支持リブ24Bおよび第1ハウジング23Bと共に連続的に射出成形により形成される。
次に、第2軸流ファン3の構成について説明する。図12に示されているように、第2軸流ファン3は、中心軸J1に沿って第1インペラ21Bに隣接して配置される第2インペラ31を備え、第2インペラ31は、中心軸J1を中心として放射状に等ピッチにて配置された複数の第2翼311を有する。
第2軸流ファン3は、また、中心軸J1を中心として第2インペラ31を第1インペラ21Bとは反対方向(すなわち、吸気側から見て時計回り)に回転することにより第1インペラ21Bによる空気流と同方向の空気流(すなわち、図12中の上側から下側へと向かう中心軸J1方向の空気流)を発生する第2モータ部32、第2インペラ31の外周を囲む第2ハウジング33、および、第2インペラ31の上側(すなわち、第2インペラ31と第1インペラ21Bの間)において第2モータ部32から中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第2ハウジング33に接続されて第2モータ部32を支持する複数の第2支持リブ34を備える。第2軸流ファン3の構成は第1の実施形態と同様である。
第2軸流ファン3の複数の第2支持リブ34は複数の第1支持リブ24Bと同一の本数備えられている。ただし、第1支持リブ24B及び第2支持リブ34の本数が第2翼311と同じ本数にならないように構成されていれば、複数の第2支持リブ34と複数の第1支持リブ24Bとは、同一ではなく異なる本数でも良い。
第2軸流ファン3では、第2ハウジング33の内側に第2インペラ31、第2モータ部32および複数の第2支持リブ34が配置される。また、直列式軸流ファン101B全体として見た場合、連続する第1ハウジング23Bおよび第2ハウジング33の内側においてエアが流れる流路には、図12中の上側(すなわち、吸気側)から順に、第1支持リブ24B、第1インペラ21B、第2支持リブ34、第2インペラ31が配置される。
第3の実施形態においては、第1、第2の実施形態とは第1支持リブ24B、第2支持リブ34の配置が異なるものの、二重反転式軸流ファンを構成することができ、高静圧、高風量の冷却ファンユニットを提供することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、第1の実施形態にかかる冷却ファンユニット10では、第1ハウジング23、第2ハウジング33、第1ベース部2211、第2ベース部3211、第1支持リブ24、第2支持リブ34とを樹脂材料によって連続的に一体成型しても良い。
また、いずれの実施形態においても、例えば、ダクト102と筐体100、ダクト102と第2ハウジング33、筐体100とハウジング、をそれぞれ単一材料で連続的に形成しても良い。つまり、筐体100、直列式軸流ファン101、ダクト102は、それぞれ別パーツでも良く、連続的に形成された一体形状で構成されても良い。
本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットを示す断面図である。 本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットに固定される直列式軸流ファンを示す断面図である。 本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットの直列式軸流ファンとダクトを示す斜視図である。 本発明にかかる第1の実施形態の冷却ファンユニットを示す斜視図である。 第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す断面図である。 第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す斜視図である。 第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す斜視図である。 第1の実施形態のダクト形状の他の変形例を示す斜視図である。 冷却ファンユニットにおける直列式軸流ファンの配置を変えた状態を示す断面図である。 図9における冷却ファンユニットそれぞれの風量特性を示す図である。 第2の実施形態にかかる冷却ファンユニットに固定される直列式軸流ファンを示す断面図である。 第3の実施形態にかかる冷却ファンユニットに固定される直列式軸流ファンを示す断面図である。
符号の説明
10 冷却ファンユニット
100 筐体
101 直列式軸流ファン
1000 吸気側開口
1001 排気側開口
2 第1軸流ファン
21 第1インペラ
22 第1モータ部
23 第1ハウジング
24 第1支持リブ
200 吸気側端面
201 排気側端面
3 第2軸流ファン
31 第2インペラ
32 第2モータ部
33 第2ハウジング
34 第2支持リブ
211 第1翼
311 第2翼
J1 中心軸

Claims (12)

  1. 冷却ファンユニットであって、
    両端部の一端に吸気側開口と他端に排気側開口を有する筐体と、
    前記筐体内に搭載される直列式軸流ファンと、
    を備えており、
    前記直列式軸流ファンが、
    中心軸を中心として放射状に配置された複数の第1翼を有する第1インペラと、
    前記中心軸を中心として前記第1インペラを回転することにより、前記中心軸方向の空気流を発生する第1モータ部と、
    前記中心軸に沿って前記第1インペラに隣接して配置され、前記中心軸を中心として放射状に配置された複数の第2翼を有する第2インペラと、
    前記中心軸を中心として前記第2インペラを回転することにより、前記第1インペラの回転によって発生する空気流と同方向の空気流を発生する第2モータ部と、
    前記第1インペラ及び第2インペラの外周の少なくとも一部を囲む筒状のハウジングと、
    を備え、
    前記直列式軸流ファンは、第1インペラ側から第2インペラ側に空気流が発生するように構成され、
    前記第2インペラが、前記第1インペラの回転方向とは反対方向に回転し、
    前記第1インペラが第2インペラより前記吸気側開口に近い位置に配置され、
    前記ハウジングの排気側端部と、前記筐体の前記排気側開口との間に前記排気側端部と前記排気側開口とを連通するダクトが構成され、
    前記ダクトの空気流路の面積が、前記ハウジングの排気側から前記筐体の排気側に向けて拡大する領域を有し、
    前記ダクトの排気側の開口における空気流路の面積は、前記ダクトの吸気側の開口における空気流路の面積よりも大きいことを特徴とする冷却ファンユニット。
  2. 前記第1インペラと前記第2インペラとの間に、前記中心軸を中心として放射状に伸びるとともに前記ハウジングに接続されて少なくとも前記第1モータ部を支持する複数の第1支持リブを備えていることを特徴とする請求項1に記載の冷却ファンユニット。
  3. 前記複数の第1支持リブとは異なる複数の第2支持リブを更に備え、
    前記複数の第2支持リブが、前記第2インペラの前記第1インペラとは反対側において、
    前記第2モータ部から前記中心軸を中心として放射状に伸びるとともに前記ハウジングに接続されて前記第2モータ部を支持することを特徴とする請求項2に記載の冷却ファンユニット。
  4. 前記複数の第1支持リブとは異なる複数の第2支持リブを更に備え、
    前記複数の第2支持リブが、前記第2インペラの前記第1インペラ側において、前記第2モータ部から前記中心軸を中心として放射状に伸びるとともに前記ハウジングに接続されて前記第2モータ部を支持することを特徴とする請求項2に記載の冷却ファンユニット。
  5. 前記複数の第1支持リブの本数が、前記複数の第2支持リブの本数と等しく、
    各第1支持リブが、前記複数の第2支持リブのいずれかと重なっていることを特徴とする請求項4に記載の冷却ファンユニット。
  6. 前記ハウジングが、
    前記第1インペラの少なくとも外周の一部を囲むとともに前記複数の第1支持リブが接続される第1ハウジング部材と、
    前記第2インペラの少なくとも外周の一部を囲むとともに前記複数の第2支持リブが接続される第2ハウジング部材と、
    を備えることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の冷却ファンユニット。
  7. 前記ハウジングの吸気側端部が、前記筐体の前記吸気側開口と略同一面になるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の冷却ファンユニット。
  8. 前記ダクトが、前記ハウジング及び前記筐体とは異なるパーツで構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の冷却ファンユニット。
  9. 前記ダクトの内周面に整流板が配列されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の冷却ファンユニット。
  10. 前記ダクトの内周面に静翼が配列されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の冷却ファンユニット。
  11. 前記ダクトと前記ハウジングとが、連続的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の冷却ファンユニット。
  12. 前記ダクトと前記筐体とが、連続的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の冷却ファンユニット。
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