JP2009144569A - 多重反転軸流ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】多重反転軸流ファンの消費電力および騒音値を低減し、風量および静圧の値を向上する。
【解決手段】多重反転軸流ファン1は、図1中の上側に配置される吸気側軸流ファン2、および、回転中心軸J1に沿って吸気側軸流ファン2に接続されて図1中の中段に配置される中間軸流ファン4、および、回転中心軸J1に沿って中間軸流ファン4に接続されて図1中の下側に配置される排気側軸流ファン3を備える。本実施の形態に係る多重反転軸流ファン1は、図2に示されている吸気側軸流ファン2の吸気側インペラ21と中間軸流ファン4の中間インペラ41とが、回転中心軸J1を中心として互いに異なる方向に回転する。また中間軸流ファン4の中間インペラ41と排気側軸流ファン3の排気側インペラ31とが、回転中心軸J1を中心として互いに異なる方向に回転する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多重反転軸流ファンに関する。
従来より、パーソナルコンピュータやサーバ等の電子機器では、筐体内部の電子部品を冷却するための冷却ファンが設けられており、筐体内部の電子部品の高密度実装化に伴って冷却ファンの性能向上が要求されている。特に、サーバ等の比較的大型の電子機器では、静圧が高く、かつ、風量が大きい冷却ファンが求められている。
冷却ファンの静圧を高める方法として、2つの軸流ファンを直列に配置する方法がある。また、冷却ファンの静圧を高める方法の1つとして、特許文献1では、2つのインペラが回転中心軸方向において直列に配置されている構成が開示されている。
特開2002−349476号公報
上述のような従来技術の直列式軸流ファンでは、上流側ファンによって発生される空気流によって下流側ファンに流入され、エネルギ損失を最大限に抑えながら下流側ファンから効率良くエアが排出される。上記の構成により、直列式軸流ファンは、高風量で高静圧の冷却ファンを実現することが可能である。
しかしながら、2つの軸流ファンを回転中心軸を基準にして同軸となるように直列接続した場合、静圧特性の向上には寄与するものの、静圧の格段の向上は期待できない。こういった場合には、3つ以上の軸流ファンを回転中心軸を基準にして同軸となるように直列接続する必要がある。ただし、3つ以上の軸流ファンを回転中心軸を基準にして同軸となるように直列接続しただけでは、静圧および風量ともに向上することが期待できない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、直列式軸流ファンの風量および静圧の特性を向上することを目的の一つとしている。
請求項1に記載の発明は、3の軸流ファンで構成される多重反転軸流ファンであって、吸気側軸流ファンと、該吸気側軸流ファンの回転中心軸に沿って配置される排気側軸流ファンと、前記吸気側軸流ファンと前記排気側軸流ファンの間に前記回転中心軸に沿って配置される中間軸流ファンと、を備え、前記吸気側ファンは、径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の吸気側翼を有する吸気側インペラと、前記回転中心軸を中心として前記吸気側インペラを回転させる吸気側モータ部と、前記吸気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する吸気側ハウジングと、を備え、前記排気側ファンは、径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の排気側翼を有する排気側インペラと、前記回転中心軸を中心として前記排気側インペラを回転させる排気側モータ部と、前記排気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する排気側ハウジングと、を備え、前記中間軸流ファンは、径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の中間翼を有する排気側インペラと、前記回転中心軸を中心として前記中間インペラを回転させる中間モータ部と、前記中間インペラを囲み、エアが流れる流路を構成するハウジングと、を備え、前記中間軸流ファンは、前記吸気側軸流ファンおよび前記排気側軸流ファンとは異なる方向に回転し、前記回転中心軸に沿ったエアの流れが発生されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、4以上の軸流ファンで構成される多重反転軸流ファンであって、吸気側軸流ファンと、該吸気側軸流ファンの回転中心軸に沿って配置される排気側軸流ファンと、前記吸気側軸流ファンと前記排気側軸流ファンの間に前記回転中心軸に沿って配置される複数の中間軸流ファンと、を備え、前記吸気側ファンは、径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の吸気側翼を有する吸気側インペラと、前記回転中心軸を中心として前記吸気側インペラを回転させる吸気側モータ部と、前記吸気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する吸気側ハウジングと、を備え、前記排気側ファンは、径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の排気側翼を有する排気側インペラと、前記回転中心軸を中心として前記排気側インペラを回転させる排気側モータ部と、前記排気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する排気側ハウジングと、を備え、前記中間軸流ファンのそれぞれは、径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の中間翼を有する排気側インペラと、前記回転中心軸を中心として前記中間インペラを回転させる中間モータ部と、前記中間インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する中間ハウジングと、を備え、前記中間軸流ファンは、前記回転中心軸に沿って隣り合って配置される両側の前記軸流ファンとは異なる方向に回転し、前記回転中心軸に沿ったエアの流れが発生されることを特徴とする。
本発明の多重反転軸流ファンは、多重反転軸流ファンにエアを流入してから排出するまでにエネルギ損失の低減を最大限に抑えることが可能であるため、風量および静圧を向上することが可能である。特に、静圧の値を格段に向上することができる。これにより、筐体内のシステムインピーダンス(エアの流入過程による筐体内の流路抵抗)が高い場合においても、筐体内からの空気排出や、電子部品への十分な冷却風の送風を行うことができる。また、多重反転軸流ファンにおいてインペラの回転を効率良く行うことができるため、消費電力の値を低減することが可能である。
図1は、本発明の一実施の形態に係る多重反転軸流ファン1を示す斜視図である。図2は、この多重反転軸流ファン1の回転中心軸を含む平面で切断した場合の縦断面図である。多重反転軸流ファン1は、例えば、サーバ等の電子機器を空冷するための冷却ファンとして用いられる。図1および図2に示されているように、多重反転軸流ファン1は、図1中の上側に配置される吸気側軸流ファン2、および、回転中心軸J1に沿って吸気側軸流ファン2に接続されて図1中の中段に配置される中間軸流ファン4、および、回転中心軸J1に沿って中間軸流ファン4に接続されて図1中の下側に配置される排気側軸流ファン3を備える。吸気側軸流ファン2および中間軸流ファン4、排気側軸流ファン3はビス(図示省略)等により互いに対して固定される。
本実施の形態に係る多重反転軸流ファン1は、図2に示されている吸気側軸流ファン2の吸気側インペラ21と中間軸流ファン4の中間インペラ41とが、回転中心軸J1を中心として互いに異なる方向に回転する。また中間軸流ファン4の中間インペラ41と排気側軸流ファン3の排気側インペラ31とが、回転中心軸J1を中心として互いに異なる方向に回転する。本実施形態においては、図1の上側から見て、吸気側インペラ21が時計回りに回転し、中間インペラ41が反時計回りに回転し、排気側インペラ31が時計回りに回転する。このことにより、図1中の上側(すなわち吸気側軸流ファン2側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、排気側軸流ファン3側)へと送出されて回転中心軸J1方向のエアの流れが発生する。また、以下の説明において、「軸方向」とは回転中心軸に平行な方向であり、「径方向」とは回転中心軸に垂直な方向である。更に、回転中心軸J1方向において、エアが取り込まれる側である図1および図2中の上側を「上側」もしくは「吸気側」と呼び、エアが排出される側である図1および図2中の下側を「下側」もしくは「排気側」と呼ぶ。ただし、回転中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
次に、各軸流ファンの詳細について図2を用いて説明する。吸気側軸流ファン2は、吸気側インペラ21と、吸気側モータ部22と、吸気側ハウジング23と、複数の吸気側支持リブ24と、を有している。吸気側インペラ21は、回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びる複数の吸気側翼211を有している。また、複数の吸気側翼211は、回転中心軸J1を中心として周方向に等ピッチにて配置されている。本実施の形態では、吸気側翼211の枚数は7枚である。吸気側モータ部22は、回転中心軸J1を中心として吸気側インペラ21を図2中において上側から見て時計回りに回転させる。これにより、回転中心軸J1方向のエアの流れ(すなわち、図2中の上側から下側へと向かうエアの流れ)が発生される。吸気側ハウジング23は、吸気側インペラ21の径方向外側を囲むことで吸気側インペラ21が回転中心軸J1を中心に回転することで発生したエアの流れの流路を形成している。複数の吸気側支持リブ24は、吸気側インペラ21の下側(すなわち、吸気側インペラ21と中間軸流ファン4との間)において吸気側モータ部22から回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びるとともに吸気側ハウジング23に接続されて吸気側モータ部22を支持している。本実施の形態では8本であり、以下、8本の吸気側支持リブ24をまとめて「吸気側支持リブ群」と総称する場合もある。本実施形態においては、吸気側支持リブ24の形状が後述する静翼の効果を有している。
なお、図2では、図示の都合上、吸気側翼211および吸気側支持リブ24についてはそれぞれ、側方から見た概略形状を示している。また、後述する中間軸流ファン4の中間翼411および中間支持リブ44、排気側軸流ファン3の排気側インペラ311および排気側支持リブ34についても、吸気側翼211および吸気側支持リブ24と同様に、それぞれを側方から見た概略形状を示している。
図2に示すように、吸気側モータ部22は、固定組立体であるステータ部221、および、回転組立体であるロータ部222を備え、ロータ部222は、後述する軸受機構を介して回転中心軸J1を中心にステータ部221に対して回転可能に支持される。
ステータ部221は、図2中の上側から見た平面視において回転中心軸J1を中心とする略円盤状のベース部2211を備えている。ベース部2211は、複数の吸気側支持リブ24を介して吸気側ハウジング23の略円筒状の内周面に固定されてステータ部221の各部を保持する。ベース部2211は合成樹脂製であり、同じく合成樹脂製の複数の吸気側支持リブ24および吸気側ハウジング23と共に射出成形により形成される。ただし、ベース部2211、吸気側支持リブ24および吸気側ハウジング23に使用される材料および製造方法は、例えば、合成樹脂材料に限定されず、例えば、アルミニウム材料等を用いたアルミダイカストによって形成しても良い。
図2に示すように、ベース部2211の中央には、ベース部2211から上側(すなわち、吸気側)に向けて突出する略円筒状の軸受保持部2212が固定されている。軸受保持部2212の内側には、軸受機構の一部となる玉軸受2213,2214が回転中心軸J1方向の上部および下部に離間して設けられる。
ステータ部221は、また、軸受保持部2212の外側面に取り付けられる電機子2215、および、電機子2215の下側に取り付けられるとともに電機子2215に電気的に接続されてロータ部222の回転を制御する回路を有する略円環板状の回路基板2216をさらに備える。回路基板2216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して多重反転軸流ファン1の外部に設けられた外部電源に接続される。なお、図2では、リード線群および外部電源の図示は省略している。
ロータ部222は、回転中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状であって磁性を有する金属製のヨーク2221、ヨーク2221の側壁部の内側(すなわち、内側面)に固定されて電機子2215と径方向において対向する略円筒状の界磁用磁石2222、および、回転中心軸J1と同軸上でヨーク2221の蓋部の中央から下側に向けて突出するシャフト2223を備える。
シャフト2223は、軸受保持部2212に挿入されて玉軸受2213,2214によりステータ部221に対して回転可能に支持される。吸気側軸流ファン2では、シャフト2223および玉軸受2213,2214が、回転中心軸J1を中心にヨーク2221をベース部2211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
吸気側インペラ21は、吸気側モータ部22のヨーク2221の外側を覆う有蓋略円筒状のハブ212、および、ハブ212の側壁部の外側(すなわち、外側面)から径方向外方に向けて伸び、回転中心軸J1を中心として周方向に並んで配列される複数の吸気側翼211を備える。ハブ212は樹脂製であり、同じく合成樹脂製の吸気側翼211と共に射出成形により形成される。
吸気側軸流ファン2では、電機子2215に駆動電流が供給されることで、電機子2215と界磁用磁石2222との間で回転中心軸J1を中心とするトルクが発生する。さらに吸気側モータ部22の回路基板2216に構成される回路を介して電機子2215に供給される駆動電流が制御されることで、ロータ部222に取り付けられた吸気側インペラ21の複数の吸気側翼211が、回転中心軸J1を中心として図2中における上側から見て時計回りに予め設定された回転数にて回転する。これにより、図2中の上側(すなわち、吸気側)からエアが取り込まれて下側(すなわち、排気側)へと送出される。
次に、中間軸流ファン4について説明する。中間軸流ファン4は、中間インペラ41と、中間モータ部42と、中間ハウジング43と、複数の中間支持リブ44と、を有している。中間インペラ41は、回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びる複数の中間翼411を有している。また、複数の中間翼411は、回転中心軸J1を中心として周方向に等ピッチにて配置されている。本実施の形態では、中間翼411の枚数は7枚である。中間モータ部42は、回転中心軸J1を中心として中間インペラ41を図2中において上側から見て反時計回りに回転させる。これにより、回転中心軸J1方向のエアの流れ(すなわち、図2中の上側から下側へと向かうエアの流れ)が発生される。中間ハウジング43は、中間インペラ41の径方向外側を囲むことで中間インペラ41が回転中心軸J1を中心に回転することで発生したエアの流れの流路を形成している。複数の中間支持リブ44は、中間インペラ41の下側(すなわち、中間インペラ41と排気側軸流ファン3との間)において中間モータ部42から回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びるとともに中間ハウジング43に接続されて中間モータ部42を支持している。本実施の形態では8本であり、以下、8本の中間支持リブ44をまとめて「中間支持リブ群」と総称する場合もある。本実施形態においては、中間支持リブ44の形状が後述する静翼の効果を有している。
図2に示すように、中間モータ部42は、固定組立体であるステータ部421、および、回転組立体であるロータ部422を備え、ロータ部422は、後述する軸受機構を介して回転中心軸J1を中心にステータ部421に対して回転可能に支持される。
ステータ部421は、図2中の上側から見た平面視において回転中心軸J1を中心とする略円盤状のベース部4211を備えている。ベース部4211は、複数の中間支持リブ44を介して中間ハウジング43の略円筒状の内周面に固定されてステータ部421の各部を保持する。ベース部4211は合成樹脂製であり、同じく合成樹脂製の複数の中間支持リブ44および中間ハウジング43と共に射出成形により形成される。ただし、ベース部4211、中間支持リブ44および中間ハウジング43に使用される材料および製造方法は、例えば、合成樹脂材料に限定されず、例えば、アルミニウム材料等を用いたアルミダイカストによって形成しても良い。
図2に示すように、ベース部4211の中央には、ベース部4211から上側(すなわち、吸気側)に向けて突出する略円筒状の軸受保持部4212が固定されている。軸受保持部4212の内側には、軸受機構の一部となる玉軸受4213,4214が回転中心軸J1方向の上部および下部に離間して設けられる。
ステータ部421は、また、軸受保持部4212の外側面に取り付けられる電機子4215、および、電機子4215の下側に取り付けられるとともに電機子4215に電気的に接続されてロータ部422の回転を制御する回路を有する略円環板状の回路基板4216をさらに備える。回路基板4216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して多重反転軸流ファン1の外部に設けられた外部電源に接続される。なお、図2では、リード線群および外部電源の図示は省略している。
ロータ部422は、回転中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状であって磁性を有する金属製のヨーク4221、ヨーク4221の側壁部の内側(すなわち、内側面)に固定されて電機子4215と径方向において対向する略円筒状の界磁用磁石4222、および、回転中心軸J1と同軸上でヨーク4221の蓋部の中央から下側に向けて突出するシャフト4223を備える。
シャフト4223は、軸受保持部4212に挿入されて玉軸受4213,4214によりステータ部421に対して回転可能に支持される。中間軸流ファン4では、シャフト4223および玉軸受4213,4214が、回転中心軸J1を中心にヨーク4221をベース部4211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
中間インペラ41は、中間モータ部42のヨーク4221の外側を覆う有蓋略円筒状のハブ412、および、ハブ412の側壁部の外側(すなわち、外側面)から径方向外方に向けて伸び、回転中心軸J1を中心として周方向に並んで配列される複数の中間翼411を備える。ハブ412は樹脂製であり、同じく合成樹脂製の中間翼411と共に射出成形により形成される。
中間軸流ファン4では、電機子4215に駆動電流が供給されることで、電機子4215と界磁用磁石4222との間で回転中心軸J1を中心とするトルクが発生する。さらに中間モータ部42の回路基板4216に構成される回路を介して電機子4215に供給される駆動電流が制御されることで、ロータ部422に取り付けられた中間インペラ41の複数の中間翼411が、回転中心軸J1を中心として図2中における上側から見て反時計回りに予め設定された回転数にて回転する。これにより、図2中の上側(すなわち、吸気側)からエアが取り込まれて下側(すなわち、排気側)へと送出される。
次に、排気側軸流ファン3について説明する。排気側軸流ファン3は、排気側インペラ31と、排気側モータ部32と、排気側ハウジング33と、複数の排気側支持リブ34と、を有している。排気側インペラ31は、回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びる複数の排気側翼311を有している。また、複数の排気側翼311は、回転中心軸J1を中心として周方向に等ピッチにて配置されている。本実施の形態では、排気側翼311の枚数は7枚である。排気側モータ部32は、回転中心軸J1を中心として排気側インペラ31を図2中において上側から見て時計回りに回転させる。これにより、回転中心軸J1方向のエアの流れ(すなわち、図2中の上側から下側へと向かうエアの流れ)が発生される。排気側ハウジング33は、排気側インペラ31の径方向外側を囲むことで排気側インペラ31が回転中心軸J1を中心に回転することで発生したエアの流れの流路を形成している。複数の排気側支持リブ34は、排気側インペラ31の下側(すなわち、排気側)において排気側モータ部32から回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びるとともに排気側ハウジング33に接続されて排気側モータ部32を支持している。本実施の形態では8本であり、以下、8本の排気側支持リブ34をまとめて「排気側支持リブ群」と総称する場合もある。本実施形態においては、排気側支持リブ34の形状が後述する静翼の効果を有している。
図2に示すように、排気側モータ部32は、固定組立体であるステータ部321、および、回転組立体であるロータ部322を備え、ロータ部322は、後述する軸受機構を介して回転中心軸J1を中心にステータ部321に対して回転可能に支持される。
ステータ部321は、図2中の上側から見た平面視において回転中心軸J1を中心とする略円盤状のベース部3211を備えている。ベース部3211は、複数の排気側支持リブ34を介して排気側ハウジング33の略円筒状の内周面に固定されてステータ部321の各部を保持する。ベース部3211は合成樹脂製であり、同じく合成樹脂製の複数の排気側支持リブ34および排気側ハウジング33と共に射出成形により形成される。ただし、ベース部3211、排気側支持リブ34および排気側ハウジング33に使用される材料および製造方法は、例えば、合成樹脂材料に限定されず、例えば、アルミニウム材料等を用いたアルミダイカストによって形成しても良い。
図2に示すように、ベース部3211の中央には、ベース部3211から上側(すなわち、吸気側)に向けて突出する略円筒状の軸受保持部3212が固定されている。軸受保持部3212の内側には、軸受機構の一部となる玉軸受3213,3214が回転中心軸J1方向の上部および下部に離間して設けられる。
ステータ部321は、また、軸受保持部3212の外側面に取り付けられる電機子3215、および、電機子3215の下側に取り付けられるとともに電機子3215に電気的に接続されてロータ部322の回転を制御する回路を有する略円環板状の回路基板3216をさらに備える。回路基板3216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して多重反転軸流ファン1の外部に設けられた外部電源に接続される。なお、図2では、リード線群および外部電源の図示は省略している。
ロータ部322は、回転中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状であって磁性を有する金属製のヨーク3221、ヨーク3221の側壁部の内側(すなわち、内側面)に固定されて電機子3215と径方向において対向する略円筒状の界磁用磁石3222、および、回転中心軸J1と同軸上でヨーク3221の蓋部の中央から下側に向けて突出するシャフト3223を備える。
シャフト3223は、軸受保持部3212に挿入されて玉軸受3213,3214によりステータ部321に対して回転可能に支持される。排気側軸流ファン3では、シャフト3223および玉軸受3213,3214が、回転中心軸J1を中心にヨーク3221をベース部3211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
排気側インペラ31は、排気側モータ部32のヨーク3221の外側を覆う有蓋略円筒状のハブ312、および、ハブ312の側壁部の外側(すなわち、外側面)から径方向外方に向けて伸び、回転中心軸J1を中心として周方向に並んで配列される複数の排気側翼311を備える。ハブ312は樹脂製であり、同じく合成樹脂製の排気側翼311と共に射出成形により形成される。
排気側軸流ファン3では、電機子3215に駆動電流が供給されることで、電機子3215と界磁用磁石3222との間で回転中心軸J1を中心とするトルクが発生する。さらに排気側モータ部32の回路基板3216に構成される回路を介して電機子3215に供給される駆動電流が制御されることで、ロータ部322に取り付けられた排気側インペラ31の複数の排気側翼311が、回転中心軸J1を中心として図2中における上側から見て時計回りに予め設定された回転数にて回転する。これにより、図2中の上側(すなわち、吸気側)からエアが取り込まれて下側(すなわち、排気側)へと送出される。
多重反転軸流ファン1全体として見た場合、連続する吸気側ハウジング23、中間側ハウジング43、排気側ハウジング33の内側において空気流の流路には、図2中の上側(すなわち、吸気側)から順に、吸気側インペラ21、吸気側支持リブ群、中間インペラ41、中間支持リブ群、排気側インペラ31、排気側支持リブ群が配置される。上述のとおり吸気側インペラ21は7枚の吸気側翼211を有しており、吸気側支持リブ群は8本の吸気側支持リブ24を有している。また、上述のとおり、中間インペラ41は7枚の中間翼411を有している。ここで、吸気側支持リブ群に着目すると、吸気側支持リブ群の吸気側支持リブ24の本数と、回転中心軸J1方向において隣り合うインペラ(吸気側インペラ21および中間インペラ41)の翼の枚数とが異なるように構成されている。例えば、中間インペラ21に着目すると、中間インペラ21の中間翼411の枚数と、回転中心軸J1方向において隣り合う支持リブ(吸気側支持リブ群および中間支持リブ群)の支持リブの本数とが異なるように構成されている。つまり、多重反転軸流ファン1は、回転中心軸J1方向において隣り合うインペラおよび支持リブ群の枚数および本数が互いに異なるように構成されている。この構成により、多重反転軸流ファン1の騒音値を低減することが可能である。
吸気側ハウジング23の下端面と中間ハウジング43の上端面とは、図2に示されているように一致している。また、中間ハウジング43の下端面と排気側ハウジング33の上端面とは、図2に示されているように一致している。よって、これらのハウジングが互いに接続されることで、回転軸J1方向において上側から下側にかけて吸気側ハウジング23、中間ハウジング43、排気側ハウジング33のそれぞれの内周面は連続した一つ面が構成される。これらの構成により、吸気側軸流ファン2から流入されたエアが、各ハウジングの内周面に沿って排気側軸流ファン3から外部に排出される。
図3は、図2における回転中心軸J1を中心とする任意の半径を有する円筒面で切断した際の吸気側翼211と、吸気側支持リブ24と、中間翼411と、中間支持リブ44と、排気側翼311と、排気側支持リブ34の断面を展開した状態を示す断面図である。尚、図3においては、説明を容易にするために、複数の吸気側翼211のうちの1つと、複数の吸気側翼211のうちの1つと、複数の吸気側支持リブ24うちの1つと、複数の中間翼411のうちの1つと、複数の中間支持リブ44のうちの1つと、複数の排気側翼311のうちの1つと、複数の排気側支持リブ34うちの1つを図示している。
吸気側支持リブ24は、吸気側翼211側に位置する上側エッジ241と中間軸流ファン4側に位置する下側エッジ242を有している。上側エッジ241は、下側エッジ242よりも回転方向R2において上流側に位置するように構成されている。これにより、吸気側翼211が回転することによって発生するエアの流れを受ける受風面243が回転中心軸J1に対して排気側に向くように傾斜する。
吸気側インペラ21が回転中心軸J1を中心に回転することによって発生するエアの流れを方向成分に分解すると、径方向外方に向かう遠心成分、回転中心軸と平行な方向である回転中心軸方向成分、インペラの回転に対する接線方向である旋回方向成分がある。上記の構成により、吸気側翼211が回転することによって発生するエアの流れが有する回転方向R2とほぼ同一の方向の旋回方向速度成分は、吸気側支持リブ24に干渉することによって、旋回方向速度成分の一部が回転中心軸J1方向の速度成分に変換される。
吸気側支持リブ24の受風面243を通過したエアは、中間翼411に流入される。中間翼411は、図3に示されているように回転中心軸J1に対して吸気側支持リブ24と同一の方向に傾斜している。このため、吸気側支持リブ24によって速度成分が変換されたエアの流れがスムーズに中間翼411に流入され、エネルギ損失の発生が抑制される。
中間支持リブ44は、中間翼411側に位置する上側エッジ441と排気側軸流ファン3側に位置する下側エッジ442を有している。上側エッジ441は、下側エッジ442よりも回転方向R4において上流側に位置するように構成されている。これにより、中間翼411が回転することによって発生するエアの流れを受ける受風面443が回転中心軸J1に対して排気側に向くように傾斜する。
上記の構成により、中間翼411が回転することによって発生するエアの流れが有する回転方向R4とほぼ同一の方向の旋回方向速度成分は、中間支持リブ44に干渉することによって、旋回方向速度成分の一部が回転中心軸J1方向の速度成分に変換される。
中間支持リブ44の受風面443を通過したエアは、排気側翼311に流入される。排気側翼311は、図3に示されているように回転中心軸J1に対して中間支持リブ44と同一の方向に傾斜している。このため、中間支持リブ44によって速度成分が変換されたエアの流れがスムーズに排気側翼311に流入され、エネルギ損失の発生が抑制される。
排気側支持リブ34は、排気側翼311側に位置する上側エッジ341と排気側に位置する下側エッジ342を有している。上側エッジ341は、下側エッジ342よりも回転方向R3において上流側に位置するように構成されている。これにより、排気側翼311が回転することによって発生するエアの流れを受ける受風面343が回転中心軸J1に対して排気側に向くように傾斜する。
上記の構成により、排気側翼311が回転することによって発生するエアの流れが有する回転方向R3とほぼ同一の方向の旋回方向速度成分は、排気側支持リブ34に干渉することによって、旋回方向速度成分の一部が回転中心軸J1方向の速度成分に変換される。
排気側支持リブ34の受風面343を通過したエアは、多重反転軸流ファン1から送出される。
以上の構成により、多重反転軸流ファン1は、エアが翼および支持リブを通過する際のエネルギ損失が小さいため、消費電力の増加を抑制することができる。また、多重反転軸流ファン1内をエアがスムーズに流れるため、エアが逆流入し難く静圧を増加させることができる。
また、各翼が回転中心軸J1を中心に回転することにより発生したエアの流れが、回転中心軸J1に沿って隣接する各支持リブに干渉し、騒音が発生する。しかし、上述したとおり、回転中心軸J1方向において隣り合うインペラおよび支持リブ群の枚数および本数が互いに異なるように構成されているため、インペラが回転することで発生する風切音の周波数と、エアが支持リブに干渉して発生する干渉音の周波数とが一致しない。このため、風切音と干渉音との共振による、騒音値の増大を防止することができる。
図4は、本発明の一実施形態のその他の例に係る多重反転軸流ファン1aを示す斜視図である。一実施形態のその他の例においては、各軸流ファンが互いに対して固定されているが、図4に示されているように、回転中心軸J1方向において各軸流ファンが互いに間隙を有して配置されていても良い。
具体的には、吸気側ハウジング23と中間ハウジング43とが、回転中心軸J1方向において間隙を有して配置される。また、中間ハウジング43と排気側ハウジング33とが、回転中心軸J1方向において間隙を有して配置される。これらの各軸流ファンのそれぞれは、多重反転軸流ファン1が搭載される電子機器等の筐体に直接取り付けられる。その際に、上記で示した各ハウジング間の間隙が構成される。また、各軸流ファン同士をスペーサ等で接続して、各ハウジング間に間隙を構成しても良い。
この構成により、間隙からエアを流入することができ風量の値を増加することができる。また、筐体のサイズに合わせて多重反転軸流ファン1aを配置することができるため、様々なサイズに適用することが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態に係る多重反転軸流ファンについて説明する。第2の実施形態に係る多重反転軸流ファンは、中間軸流ファンが1つ追加される点を除き、図1および図2に示す多重反転軸流ファン1と同様の構成を有するため、以下の説明では、中間軸流ファン以外の他の構成に同符号を付す。
図5は、本発明の第2の一実施の形態に係る多重反転軸流ファン1Aを示す斜視図である。図6は、第2の一実施の形態に係る多重反転軸流ファン1Aの回転中心軸を含む平面で切断した場合の縦断面図である。図5および図6に示されているように、多重反転軸流ファン1Aは、図5中の上側に配置される吸気側軸流ファン2、および、回転中心軸J1に沿って吸気側軸流ファン2に接続されて図5中の中段に配置される第1中間軸流ファン4、および、回転中心軸J1に沿って第1中間軸流ファン4に接続されて図5中の中段に配置される第2中間軸流ファン5、および、回転中心軸J1に沿って第2中間軸流ファン5に接続されて図1中の下側に配置される排気側軸流ファン3を備える。吸気側軸流ファン2および中間軸流ファン4、排気側軸流ファン3はビス(図示省略)等により互いに対して固定される。
本実施の形態に係る多重反転軸流ファン1Aは、図5に示されている吸気側軸流ファン2の吸気側インペラ21と第1中間軸流ファン4の中間インペラ41とが、回転中心軸J1を中心として互いに異なる方向に回転する。また、第1中間軸流ファン4の第1中間インペラ41と第2中間軸流ファン5の第2中間インペラ51とが、回転中心軸J1を中心として互いに異なる方向に回転する。また、第2中間軸流ファン5の第2中間インペラ51と排気側軸流ファン3aの排気側インペラ31aとが、回転中心軸J1を中心として互いに異なる方向に回転する。本実施形態においては、図5の上側から見て、吸気側インペラ21が時計回りに回転し、第1中間インペラ41が反時計回りに回転し、第2中間インペラ51が時計回りに回転し、排気側インペラ31aが反時計回りに回転する。このことにより、図5中の上側(すなわち吸気側軸流ファン2側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、排気側軸流ファン3a側)へと送出されて回転中心軸J1方向のエアの流れが発生する。
第2の実施形態における多重反転軸流ファン1Aは、第1の実施形態における多重反転軸流ファン1に対して第2中間軸流ファン5が追加され、それに伴い、排気側軸流ファン3のインペラ形状および回転方向が異なっている。よって、吸気側軸流ファン2は、第1の実施形態と形状および構成が同じであり、第1中間軸流ファン4は、説明する上で便宜上名称を変更しているが、第1実施形態の中間軸流ファン4と形状および構成が同じである。よって、吸気側軸流ファン2と第1中間軸流ファン4に関しての説明は省略する。また、第1中間軸流ファン4に付す符号に関しては第1実施形態の中間軸流ファン4と同様である。
第2中間軸流ファン5について説明する。第2中間軸流ファン5は、第2中間インペラ51と、第2中間モータ部52と、第2中間ハウジング53と、複数の第2中間支持リブ54と、を有している。第2中間インペラ51は、回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びる複数の第2中間翼511を有している。また、複数の第2中間翼511は、回転中心軸J1を中心として周方向に等ピッチにて配置されている。本実施の形態では、第2中間翼511の枚数は7枚である。第2中間モータ部52は、回転中心軸J1を中心として第2中間インペラ51を図6中において上側から見て時計回りに回転させる。これにより、回転中心軸J1方向のエアの流れ(すなわち、図6中の上側から下側へと向かうエアの流れ)が発生される。第2中間ハウジング53は、第2中間インペラ51の径方向外側を囲むことで第2中間インペラ51が回転中心軸J1を中心に回転することで発生したエアの流れの流路を形成している。複数の第2中間支持リブ54は、第2中間インペラ51の下側(すなわち、第2中間インペラ51と排気側軸流ファン3との間)において第2中間モータ部52から回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びるとともに第2中間ハウジング53に接続されて第2中間モータ部52を支持している。本実施の形態では8本であり、以下、8本の第2中間支持リブ54をまとめて「第2中間支持リブ群」と総称する場合もある。本実施形態においては、第2中間支持リブ54の形状が後述する静翼の効果を有している。
図6に示すように、第2中間モータ部52は、固定組立体であるステータ部521、および、回転組立体であるロータ部522を備え、ロータ部522は、後述する軸受機構を介して回転中心軸J1を中心にステータ部521に対して回転可能に支持される。
ステータ部521は、図6中の上側から見た平面視において回転中心軸J1を中心とする略円盤状のベース部5211を備えている。ベース部5211は、複数の第2中間支持リブ54を介して第2中間ハウジング53の略円筒状の内周面に固定されてステータ部521の各部を保持する。ベース部5211は合成樹脂製であり、同じく合成樹脂製の複数の第2中間支持リブ54および第2中間ハウジング53と共に射出成形により形成される。ただし、ベース部5211、第2中間支持リブ54および第2中間ハウジング53に使用される材料および製造方法は、例えば、合成樹脂材料に限定されず、例えば、アルミニウム材料等を用いたアルミダイカストによって形成しても良い。
図6に示すように、ベース部5211の中央には、ベース部5211から上側(すなわち、吸気側)に向けて突出する略円筒状の軸受保持部5212が固定されている。軸受保持部5212の内側には、軸受機構の一部となる玉軸受5213,5214が回転中心軸J1方向の上部および下部に離間して設けられる。
ステータ部521は、また、軸受保持部5212の外側面に取り付けられる電機子5215、および、電機子5215の下側に取り付けられるとともに電機子5215に電気的に接続されてロータ部522の回転を制御する回路を有する略円環板状の回路基板5216をさらに備える。回路基板5216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して多重反転軸流ファン1Aの外部に設けられた外部電源に接続される。なお、図6では、リード線群および外部電源の図示は省略している。
ロータ部522は、回転中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状であって磁性を有する金属製のヨーク5221、ヨーク5221の側壁部の内側(すなわち、内側面)に固定されて電機子5215と径方向において対向する略円筒状の界磁用磁石5222、および、回転中心軸J1と同軸上でヨーク5221の蓋部の中央から下側に向けて突出するシャフト5223を備える。
シャフト5223は、軸受保持部5212に挿入されて玉軸受5213,5214によりステータ部521に対して回転可能に支持される。第2中間軸流ファン5では、シャフト5223および玉軸受5213,5214が、回転中心軸J1を中心にヨーク5221をベース部5211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
第2中間インペラ51は、第2中間モータ部52のヨーク5221の外側を覆う有蓋略円筒状のハブ512、および、ハブ512の側壁部の外側(すなわち、外側面)から径方向外方に向けて伸び、回転中心軸J1を中心として周方向に並んで配列される複数の中間翼511を備える。ハブ512は樹脂製であり、同じく合成樹脂製の第2中間翼511と共に射出成形により形成される。
第2中間軸流ファン5では、電機子5215に駆動電流が供給されることで、電機子5215と界磁用磁石5222との間で回転中心軸J1を中心とするトルクが発生する。さらに第2中間モータ部52の回路基板5216に構成される回路を介して電機子5215に供給される駆動電流が制御されることで、ロータ部522に取り付けられた第2中間インペラ51の複数の第2中間翼511が、回転中心軸J1を中心として図6中における上側から見て時計回りに予め設定された回転数にて回転する。これにより、図6中の上側(すなわち、吸気側)からエアが取り込まれて下側(すなわち、排気側)へと送出される。
次に、排気側軸流ファン3aについて説明する。排気側軸流ファン3aは、排気側インペラ31aと、排気側モータ部32と、排気側ハウジング33と、複数の排気側支持リブ34aと、を有している。排気側インペラ31aは、回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びる複数の排気側翼311aを有している。また、複数の排気側翼311aは、回転中心軸J1を中心として周方向に等ピッチにて配置されている。本実施の形態では、排気側翼311aの枚数は7枚である。排気側モータ部32は、回転中心軸J1を中心として排気側インペラ31aを図6中において上側から見て反時計回りに回転させる。これにより、回転中心軸J1方向のエアの流れ(すなわち、図6中の上側から下側へと向かうエアの流れ)が発生される。排気側ハウジング33は、排気側インペラ31aの径方向外側を囲むことで排気側インペラ31aが回転中心軸J1を中心に回転することで発生したエアの流れの流路を形成している。複数の排気側支持リブ34aは、排気側インペラ31aの下側(すなわち、排気側)において排気側モータ部32から回転中心軸J1を中心として径方向外方に向けて伸びるとともに排気側ハウジング33に接続されて排気側モータ部32を支持している。本実施の形態では8本であり、以下、8本の排気側支持リブ34aをまとめて「排気側支持リブ群」と総称する場合もある。本実施形態においては、排気側支持リブ34aの形状が後述する静翼の効果を有している。
図6に示すように、排気側モータ部32は、固定組立体であるステータ部321、および、回転組立体であるロータ部322を備え、ロータ部322は、後述する軸受機構を介して回転中心軸J1を中心にステータ部321に対して回転可能に支持される。
ステータ部321は、図6中の上側から見た平面視において回転中心軸J1を中心とする略円盤状のベース部3211を備えている。ベース部3211は、複数の排気側支持リブ34aを介して排気側ハウジング33の略円筒状の内周面に固定されてステータ部321の各部を保持する。ベース部3211は合成樹脂製であり、同じく合成樹脂製の複数の排気側支持リブ34および排気側ハウジング33と共に射出成形により形成される。ただし、ベース部3211、排気側支持リブ34および排気側ハウジング33に使用される材料および製造方法は、例えば、合成樹脂材料に限定されず、例えば、アルミニウム材料等を用いたアルミダイカストによって形成しても良い。
図6に示すように、ベース部3211の中央には、ベース部3211から上側(すなわち、吸気側)に向けて突出する略円筒状の軸受保持部3212が固定されている。軸受保持部3212の内側には、軸受機構の一部となる玉軸受3213,3214が回転中心軸J1方向の上部および下部に離間して設けられる。
ステータ部321は、また、軸受保持部3212の外側面に取り付けられる電機子3215、および、電機子3215の下側に取り付けられるとともに電機子3215に電気的に接続されてロータ部322の回転を制御する回路を有する略円環板状の回路基板3216をさらに備える。回路基板3216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して多重反転軸流ファン1Aの外部に設けられた外部電源に接続される。なお、図6では、リード線群および外部電源の図示は省略している。
ロータ部322は、回転中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状であって磁性を有する金属製のヨーク3221、ヨーク3221の側壁部の内側(すなわち、内側面)に固定されて電機子3215と径方向において対向する略円筒状の界磁用磁石3222、および、回転中心軸J1と同軸上でヨーク3221の蓋部の中央から下側に向けて突出するシャフト3223を備える。
シャフト3223は、軸受保持部3212に挿入されて玉軸受3213,3214によりステータ部321に対して回転可能に支持される。排気側軸流ファン3aでは、シャフト3223および玉軸受3213,3214が、回転中心軸J1を中心にヨーク3221をベース部3211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
排気側インペラ31aは、排気側モータ部32のヨーク3221の外側を覆う有蓋略円筒状のハブ312、および、ハブ312の側壁部の外側(すなわち、外側面)から径方向外方に向けて伸び、回転中心軸J1を中心として周方向に並んで配列される複数の排気側翼311aを備える。ハブ312は樹脂製であり、同じく合成樹脂製の排気側翼311aと共に射出成形により形成される。
排気側軸流ファン3aでは、電機子3215に駆動電流が供給されることで、電機子3215と界磁用磁石3222との間で回転中心軸J1を中心とするトルクが発生する。さらに排気側モータ部32の回路基板3216に構成される回路を介して電機子3215に供給される駆動電流が制御されることで、ロータ部322に取り付けられた排気側インペラ31aの複数の排気側翼311が、回転中心軸J1を中心として図6中における上側から見て反時計回りに予め設定された回転数にて回転する。これにより、図6中の上側(すなわち、吸気側)からエアが取り込まれて下側(すなわち、排気側)へと送出される。
多重反転軸流ファン1A全体として見た場合、連続する吸気側ハウジング23、第1中間側ハウジング43、第2中間ハウジング53、排気側ハウジング33の内側において空気流の流路には、図6中の上側(すなわち、吸気側)から順に、吸気側インペラ21、吸気側支持リブ群、第1中間インペラ41、第1中間支持リブ群、第2中間インペラ51、第2中間支持リブ群、排気側インペラ31、排気側支持リブ群が配置される。上述のとおり吸気側インペラ21は7枚の吸気側翼211を有しており、吸気側支持リブ群は8本の吸気側支持リブ24を有している。また、上述のとおり、第1中間インペラ41は7枚の第1中間翼411を有している。ここで、吸気側支持リブ群に着目すると、吸気側支持リブ群の吸気側支持リブ24の本数と、回転中心軸J1方向において隣り合うインペラ(吸気側インペラ21および第1中間インペラ41)の翼の枚数とが異なるように構成されている。例えば、第1中間インペラ21に着目すると、第1中間インペラ21の第1中間翼411の枚数と、回転中心軸J1方向において隣り合う支持リブ(吸気側支持リブ群および第1中間支持リブ群)の支持リブの本数とが異なるように構成されている。つまり、多重反転軸流ファン1Aは、回転中心軸J1方向において隣り合うインペラおよび支持リブ群の枚数および本数が互いに異なるように構成されている。この構成により、多重反転軸流ファン1Aの騒音値を低減することが可能である。
吸気側ハウジング23の下端面と第1中間ハウジング43の上端面とは、図6に示されているように一致している。また、第1中間ハウジング43の下端面と第2中間ハウジング53の上端面とは、図6に示されているように一致している。また、第2痛感ハウジング53の下端面と排気側ハウジング33の上端面とは、図6に示されているように一致している。よって、これらのハウジングが互いに接続されることで、回転軸J1方向において上側から下側にかけて吸気側ハウジング23、中間ハウジング43、排気側ハウジング33のそれぞれの内周面は連続した一つ面が構成される。これらの構成により、吸気側軸流ファン2から流入されたエアが、各ハウジングの内周面に沿って排気側軸流ファン3から外部に排出される。
図7は、図6における回転中心軸J1を中心とする任意の半径を有する円筒面で切断した際の吸気側翼211と、吸気側支持リブ24と、第1中間翼411と、第1中間支持リブ44と、第2中間翼511と、第2中間支持リブ54と、排気側翼311と、排気側支持リブ34の断面を展開した状態を示す断面図である。尚、図7においては、説明を容易にするために、複数の吸気側翼211のうちの1つと、複数の吸気側翼211のうちの1つと、複数の吸気側支持リブ24うちの1つと、複数の第1中間翼411のうちの1つと、複数の第1中間支持リブ44のうちの1つと、複数の第2中間翼511のうちの1つと、複数の第2中間支持リブ54のうちの1つと、複数の排気側翼311のうちの1つと、複数の排気側支持リブ34うちの1つを図示している。
吸気側支持リブ24は、吸気側翼211側に位置する上側エッジ241と中間軸流ファン4側に位置する下側エッジ242を有している。上側エッジ241は、下側エッジ242よりも回転方向R2において上流側に位置するように構成されている。これにより、吸気側翼211が回転することによって発生するエアの流れを受ける受風面243が回転中心軸J1に対して排気側に向くように傾斜する。
吸気側インペラ21が回転中心軸J1を中心に回転することによって発生するエアの流れを方向成分に分解すると、径方向外方に向かう遠心成分、回転中心軸と平行な方向である回転中心軸方向成分、インペラの回転に対する接線方向である旋回方向成分がある。上記の構成により、吸気側翼211が回転することによって発生するエアの流れが有する回転方向R2とほぼ同一の方向の旋回方向速度成分は、吸気側支持リブ24に干渉することによって、旋回方向速度成分の一部が回転中心軸J1方向の速度成分に変換される。
吸気側支持リブ24の受風面243を通過したエアは、中間翼411に流入される。中間翼411は、図3に示されているように回転中心軸J1に対して吸気側支持リブ24と同一の方向に傾斜している。このため、吸気側支持リブ24によって速度成分が変換されたエアの流れがスムーズに第1中間翼411に流入され、エネルギ損失の発生が抑制される。
第1中間支持リブ44は、第1中間翼411側に位置する上側エッジ441と第2中間軸流ファン5側に位置する下側エッジ442を有している。上側エッジ441は、下側エッジ442よりも回転方向R4において上流側に位置するように構成されている。これにより、第1中間翼411が回転することによって発生するエアの流れを受ける受風面443が回転中心軸J1に対して排気側に向くように傾斜する。
上記の構成により、第1中間翼411が回転することによって発生するエアの流れが有する回転方向R4とほぼ同一の方向の旋回方向速度成分は、第1中間支持リブ44に干渉することによって、旋回方向速度成分の一部が回転中心軸J1方向の速度成分に変換される。
第1中間支持リブ44の受風面443を通過したエアは、第2中間翼511に流入される。第2中間翼511は、図7に示されているように回転中心軸J1に対して第1中間支持リブ44と同一の方向に傾斜している。このため、第1中間支持リブ44によって速度成分が変換されたエアの流れがスムーズに第2中間翼511に流入され、エネルギ損失の発生が抑制される。
第2中間支持リブ54は、第2中間翼511側に位置する上側エッジ541と排気側軸流ファン3側に位置する下側エッジ542を有している。上側エッジ541は、下側エッジ542よりも回転方向R5において上流側に位置するように構成されている。これにより、第2中間翼511が回転することによって発生するエアの流れを受ける受風面543が回転中心軸J1に対して排気側に向くように傾斜する。
上記の構成により、第2中間翼511が回転することによって発生するエアの流れが有する回転方向R5とほぼ同一の方向の旋回方向速度成分は、第2中間支持リブ54に干渉することによって、旋回方向速度成分の一部が回転中心軸J1方向の速度成分に変換される。
第2中間支持リブ54の受風面543を通過したエアは、排気側翼311に流入される。排気側翼311は、図7に示されているように回転中心軸J1に対して第2中間支持リ544と同一の方向に傾斜している。このため、第2中間支持リブ54によって速度成分が変換されたエアの流れがスムーズに排気側翼311に流入され、エネルギ損失の発生が抑制される。
第2中間支持リブ54の受風面543を通過したエアは、排気側翼311に流入される。排気側翼311は、図7に示されているように回転中心軸J1に対して第2中間支持リブ54と同一の方向に傾斜している。このため、第2中間支持リブ54によって速度成分が変換されたエアの流れがスムーズに排気側翼311に流入され、エネルギ損失の発生が抑制される。
排気側支持リブ34は、排気側翼311側に位置する上側エッジ341と排気側に位置する下側エッジ342を有している。上側エッジ341は、下側エッジ342よりも回転方向R3において上流側に位置するように構成されている。これにより、排気側翼311が回転することによって発生するエアの流れを受ける受風面343が回転中心軸J1に対して排気側に向くように傾斜する。
上記の構成により、排気側翼311が回転することによって発生するエアの流れが有する回転方向R3とほぼ同一の方向の旋回方向速度成分は、排気側支持リブ34に干渉することによって、旋回方向速度成分の一部が回転中心軸J1方向の速度成分に変換される。
排気側支持リブ34の受風面343を通過したエアは、多重反転軸流ファン1Aから送出される。
以上の構成により、多重反転軸流ファン1Aは、エアが翼および支持リブを通過する際のエネルギ損失が小さいため、消費電力の増加を抑制することができる。また、多重反転軸流ファン1A内をエアがスムーズに流れるため、エアが逆流入し難く静圧を増加させることができる。
また、各翼が回転中心軸J1を中心に回転することにより発生したエアの流れが、回転中心軸J1に沿って隣接する各支持リブに干渉し、騒音が発生する。しかし、上述したとおり、回転中心軸J1方向において隣り合うインペラおよび支持リブ群の枚数および本数が互いに異なるように構成されているため、インペラが回転することで発生する風切音の周波数と、エアが支持リブに干渉して発生する干渉音の周波数とが一致しない。このため、風切音と干渉音との共振による、騒音値の増大を防止することができる。
第2の実施形態においても、各軸流ファンが互いに対して固定されているが、図4に示されているように、回転中心軸J1方向において各軸流ファンが互いに間隙を有して配置されていても良い。
以上、多重反転軸流ファン1について説明したが、上記の構成はあくまでも一例であり、隣り合う軸流ファン同士の回転方向が異なるように構成されていれば、上記の形状および構成には限定されない。
尚、上記で説明した実施形態においては、多重反転軸流ファンの例として3重反転軸流ファンと4重反転軸流ファンについて説明したが、回転中心軸J1に沿って隣接される各軸流ファン同士が互いに異なる方向に回転されていれば、多重反転軸流ファンに使用される軸流ファンの数量は限定されず、例えば5つ、6つの軸流ファンを使用しても良い。
本発明の一実施の形態に係る多重反転軸流ファン1を分解して示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る多重反転軸流ファン1の回転中心軸を含む平面で切断した場合の縦断面図である。 図2における回転中心軸J1を中心とする任意の半径を有する円筒面で切断した際の吸気側翼211と、吸気側支持リブ24と、中間翼411と、中間支持リブ44と、排気側翼311と、排気側支持リブ34の断面を展開した状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態のその他の例に係る多重反転軸流ファン1aを示す斜視図である。 本発明の第2の一実施の形態に係る多重反転軸流ファン1Aを示す斜視図である。 本発明の第2の一実施の形態に係る多重反転軸流ファン1Aの回転中心軸J1を含む平面で切断した場合の縦断面図である。 図6における回転中心軸J1を中心とする任意の半径を有する円筒面で切断した際の吸気側翼211と、吸気側支持リブ24と、第1中間翼411と、第1中間支持リブ44と、第2中間翼511と、第2中間支持リブ54と、排気側翼311aと、排気側支持リブ34の断面を展開した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 多重反転軸流ファン
2 吸気側軸流ファン
3 排気側軸流ファン
4 中間軸流ファン(第1中間軸流ファン)
5 第2中間軸流ファン
21 吸気側インペラ
22,32 モータ部
31 排気側インペラ
41 中間インペラ(第1中間軸流インペラ)
51 第2中間インペラ
211 吸気側翼
212,312 ハブ
221,321 ステータ部
222,322,422,522 ロータ部
311 排気側翼
411 中間翼(第1中間翼)
511 第2中間翼
2211,3211,4211,5211 ベース部
2212,3212,4212,5212 軸受保持部
2213,2214 玉軸受
2215,3215,4215,5215 電機子
2216,3216,4216,5216 回路基板
2221,3221,4221,5221 ヨーク
2222,3222,4222,5222 界磁用磁石
J1 回転中心軸

Claims (12)

  1. 3の軸流ファンで構成される多重反転軸流ファンであって、
    吸気側軸流ファンと、
    該吸気側軸流ファンの回転中心軸に沿って配置される排気側軸流ファンと、
    前記吸気側軸流ファンと前記排気側軸流ファンの間に前記回転中心軸に沿って配置される中間軸流ファンと、
    を備え、
    前記吸気側ファンは、
    径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の吸気側翼を有する吸気側インペラと、
    前記回転中心軸を中心として前記吸気側インペラを回転させる吸気側モータ部と、
    前記吸気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する吸気側ハウジングと、
    を備え、
    前記排気側ファンは、
    径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の排気側翼を有する排気側インペラと、
    前記回転中心軸を中心として前記排気側インペラを回転させる排気側モータ部と、
    前記排気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する排気側ハウジングと、
    を備え、
    前記中間軸流ファンは、
    径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の中間翼を有する排気側インペラと、
    前記回転中心軸を中心として前記中間インペラを回転させる中間モータ部と、
    前記中間インペラを囲み、エアが流れる流路を構成するハウジングと、
    を備え、
    前記中間軸流ファンは、前記吸気側軸流ファンおよび前記排気側軸流ファンとは異なる方向に回転し、前記回転中心軸に沿ったエアの流れが発生されることを特徴とする多重反転軸流ファン。
  2. 前記吸気側モータ部から径方向外方に向けて伸び、前記吸気側ハウジングと径方向外方において接続する複数の吸気側支持リブが構成されており、
    前記排気側モータ部から径方向外方に向けて伸び、前記排気側ハウジングと径方向外方において接続する複数の排気側支持リブが構成されており、
    前記中間モータ部から径方向外方に向けて伸び、前記中間ハウジングと径方向外方において接続する複数の中間支持リブが構成されていることを特徴とする請求項1に記載の多重反転軸流ファン。
  3. 前記複数の吸気側支持リブが前記吸気側インペラと前記中間インペラの間に配置され、
    前記複数の中間支持リブが前記中間インペラと前記排気側インペラの間に配置され、
    前記複数の排気側支持リブが、前記排気側インペラの前記中間インペラとは反対側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の多重反転軸流ファン。
  4. 前記回転中心軸方向において隣接して配置される複数の翼と複数の支持リブとの数が異なるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の多重反転軸流ファン。
  5. 前記吸気側ハウジングと前記中間ハウジングとが前記回転中心軸方向において当接した状態で互いに固定されており、
    前記中間ハウジングと前記排気側ハウジングとが前記回転中心軸方向において当接した状態で互いに固定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の多重反転軸流ファン。
  6. 前記吸気側ハウジングと前記中間ハウジングとが前記回転中心軸方向において間隙を有して配置されており、
    前記中間ハウジングと前記排気側ハウジングとが前記回転中心軸方向において間隙を有して配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の多重反転軸流ファン。
  7. 4以上の軸流ファンで構成される多重反転軸流ファンであって、
    吸気側軸流ファンと、
    該吸気側軸流ファンの回転中心軸に沿って配置される排気側軸流ファンと、
    前記吸気側軸流ファンと前記排気側軸流ファンの間に前記回転中心軸に沿って配置される複数の中間軸流ファンと、
    を備え、
    前記吸気側ファンは、
    径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の吸気側翼を有する吸気側インペラと、
    前記回転中心軸を中心として前記吸気側インペラを回転させる吸気側モータ部と、
    前記吸気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する吸気側ハウジングと、
    を備え、
    前記排気側ファンは、
    径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の排気側翼を有する排気側インペラと、
    前記回転中心軸を中心として前記排気側インペラを回転させる排気側モータ部と、
    前記排気側インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する排気側ハウジングと、
    を備え、
    前記中間軸流ファンのそれぞれは、
    径方向外方に向けて伸び、前記回転中心軸を中心として周方向に並んで配置された複数の中間翼を有する排気側インペラと、
    前記回転中心軸を中心として前記中間インペラを回転させる中間モータ部と、
    前記中間インペラを囲み、エアが流れる流路を構成する中間ハウジングと、
    を備え、
    前記中間軸流ファンは、前記回転中心軸に沿って隣り合って配置される両側の前記軸流ファンとは異なる方向に回転し、前記回転中心軸に沿ったエアの流れが発生されることを特徴とする多重反転軸流ファン。
  8. 前記吸気側モータ部から径方向外方に向けて伸び、前記吸気側ハウジングと径方向外方において接続する複数の吸気側支持リブが構成されており、
    前記排気側モータ部から径方向外方に向けて伸び、前記排気側ハウジングと径方向外方において接続する複数の排気側支持リブが構成されており、
    前記複数の中間モータ部のそれぞれから径方向外方に向けて伸び、前記中間ハウジングと径方向外方において接続する複数の中間支持リブが構成されていることを特徴とする請求項7に記載の多重反転軸流ファン。
  9. 前記複数の吸気側支持リブが前記吸気側インペラと前記中間インペラの間に配置され、
    前記複数の中間インペラのそれぞれに対応する前記中間支持リブが、前記中間支持リブに対応する前記中間インペラよりも前記排気側インペラ側に配置され、
    前記複数の排気側支持リブが、前記排気側インペラの前記中間インペラとは反対側に配置されることを特徴とする請求項8に記載の多重反転軸流ファン。
  10. 前記回転中心軸方向において隣接して配置される複数の翼と複数の支持リブとの数が異なるように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の多重反転軸流ファン。
  11. 前記吸気側ハウジングと前記複数の中間ハウジングのうち最も前記吸気側ハウジング側に配置される前記中間ハウジングとが前記回転中心軸方向において当接した状態で互いに固定されており、
    前記中間ハウジングは前記回転中心軸方向に沿って隣り合って配置される他の前記中間ハウジングと前記回転中心軸方向において当接した状態で互いに固定されており、
    前記中間ハウジングのうち最も前記排気側ハウジング側に配置される前記中間ハウジングと前記排気側ハウジングとが前記回転中心軸方向において当接した状態で互いに固定されていることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の多重反転軸流ファン。
  12. 前記吸気側ハウジングと前記中間ハウジングとが前記回転中心軸方向において間隙を有して配置されており、
    前記中間ハウジングは前記回転中心軸方向に沿って隣り合って配置される他の前記中間ハウジングと前記回転中心軸方向において間隙を有して配置されており、
    前記中間ハウジングと前記排気側ハウジングとが前記回転中心軸方向において間隙を有して配置されていることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の多重反転軸流ファン。
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