JP2845252B2 - 二重反転式換気装置 - Google Patents

二重反転式換気装置

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JP2845252B2
JP2845252B2 JP4088349A JP8834992A JP2845252B2 JP 2845252 B2 JP2845252 B2 JP 2845252B2 JP 4088349 A JP4088349 A JP 4088349A JP 8834992 A JP8834992 A JP 8834992A JP 2845252 B2 JP2845252 B2 JP 2845252B2
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泰啓 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸流羽根とこれを回
転駆動させる駆動電動機を一対直列に配置した二重反転
式送風機を複数台並列に配置した二重反転式換気装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば特開昭61−4895号
公報に示された従来の二重反転式換気装置を示す断面図
である。即ち、この二重反転式換気装置は、両端にフラ
ンジを持つ直管形の本体(1)内の中心線上に軸流羽根車
(2)とこれを回転駆動させる駆動モータ(3)を一対直列に
軸流羽根車(2)同志が向かい合うように配置した構成と
なっている。一組の軸流羽根車(2)と駆動モータ(3)とは
一つのモータ取付脚(4)により、他の一組は軸流羽根車
(2)と駆動モータ(3)とは別のモータ取付脚(4)によりそ
れぞれ本体(1)内に取付けられている。各駆動モータ(3)
の電源リードは本体(1)に開けられた引き出し穴から外
に引き出されている。
【0003】従来の二重反転式換気装置は上記のように
構成され、それぞれの駆動モータ(3)で回転駆動される
二つの軸流羽根車(2)の回転方向は反対になるが、送風
方向は図において矢印で示すとおり一方向であり、換気
ダクト(図示せず)等に接続され換気の用に供される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の二
重反転式換気装置では、第1種換気である強制給排換気
を行う場合、換気場所に専用の排気用および給気用の本
体(1)をそれぞれ設置しなければならなく、さらに、上
記各本体(1)に専用の点検口を設けなければならないと
いう課題があった。また、図15からわかるように軸流
羽根車(2)、駆動モータ(3)等のメンテナンス時において
は、換気ダクトを全て外して本体(1)を取付箇所から取
り外さなければならないという課題があった。
【0005】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたもので、強制給排気が給排機能を有する1台の外
筐および1箇所の点検口にてでき、さらに、軸流羽根
車、駆動モータ等のメンテナンスが換気ダクト、本体を
外すことなく容易にでき、また、結露防止用の断熱材を
施工時に取り付ける必要のない二重反転式換気装置を得
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る二重反転式換気装置は、対向する側壁に給・排気口
をそれぞれ設けた外筐と、この外筐内に配設され、円筒
形のケーシング内に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆
動用電動機を一対直列に配置し、二つの軸流羽根を反対
方向に回転させる二重反転式送風機と、この二重反転式
送風機を上記外筐の各給、排気口間に連通させ、且つ送
風方向が互いに異なるよう複数台並列に配設したものに
おいて、上記外筐にて一端が回動自在に支承され、上記
ケーシングが装着される嵌合穴を有する固定板を設けた
ものである。
【0007】また、この第1の発明においてケーシング
に外形が円形よりなる側板を突設させたものである。
【0008】この発明の第2の発明に係る二重反転式換
気装置は、対向する側壁に給・排気口をそれぞれ設けた
外筐と、この外筐内に配設され、円筒形のケーシング内
に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆動用電動機を一対
直列に配置し、二つの軸流羽根を反対方向に回転させる
二重反転式送風機と、この二重反転式送風機を上記外筐
の各給、排気口間に連通させ、且つ送風方向が互いに異
なるよう複数台並列に配設したものにおいて、上記側
給・排気口と連通するケーシングの端部に着脱自在に
周設され、上記二重反転式送風機を上記外筐内に位置決
めするシール部材を、上記側壁に直交して隣設する点検
口から上記二重反転式送風機とともに上記外筐内に挿入
固定したものである。
【0009】また、この第2の発明において外筺内に二
重反転式送風機が摺動可能に載置されるとともに、シー
ル部材が摺動されるレールを設けたものである。また、
シール部材を、点検口に装着される点検口カバーに固定
され、両側2個の二重反転式送風機ケーシング端部の外
側半円筒面にそれぞれ当接する側部シール部材と、複数
の二重反転式送風機ケーシング端部の相対向する半円筒
面に当接する中央シール部材との複数分割構成とし、さ
らに、上記側部シール部材と点検口カバーとを一体成形
としたものである。 また、シール部材を複数の二重反転
式送風機の各ケーシング端部と一体化したものである。
さらに、外筺を二重反転式送風機ケーシングの両端部の
みに設けたものである。
【0010】この発明の第3の発明に係る二重反転式換
気装置は、対向する側壁に給・排気口をそれぞれ設けた
外筐と、この外筐内に配設され、円筒形のケーシング内
に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆動用電動機を一対
直列に配置し、二つの軸流羽根を反対方向に回転させる
二重反転式送風機と、この二重反転式送風機を上記外筐
の各給、排気口間に連通させ、且つ送風方向が互いに異
なるよう複数台並列に配設したものにおいて、上記ケー
シングを上記駆動用電動機単位に第1のケーシングと第
2のケーシングとに分割し、これらの第1、第2のケー
シングの接続部分に伸縮部材を設けたものである。
【0011】この発明の第4の発明に係る二重反転式換
気装置は、対向する側壁に給・排気口をそれぞれ設けた
外筐と、この外筐内に配設され、円筒形のケーシング内
に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆動用電動機を一対
直列に配置し、二つの軸流羽根を反対方向に回転させる
二重反転式送風機と、この二重反転式送風機を上記外筐
の各給、排気口間に連通させ、且つ送風方向が互いに異
なるよう複数台並列に配設したものにおいて、上記二重
反転式送機風と上記外筺の各給・排気口との間に伸縮自
在な部材から形成された風路部を設けたものである。
【0012】
【作用】この発明の第1の発明においては、対向する側
壁に給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐内に
配設され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれを回
転駆動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二つの
軸流羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機と、
この二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間に連
通させ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並列に
配設したものにおいて、上記外筐内にて一端が回動自在
に支承され、上記ケーシングが挿着される嵌合穴を有す
る固定板を設けたことより、並列に配設された二重反転
式送風機が固定板の回動にて嵌合穴に挿着される。
【0013】また、ケーシングに外形が円形よりなる側
板を突設させたことより、ケーシングが外筐内にて回転
される。
【0014】この発明の第2の発明においては、対向す
る側壁に給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐
内に配設され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれ
を回転駆動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二
つの軸流羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機
と、この二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間
に連通させ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並
列に配設したものにおいて、上記側壁の給・排気口と連
通するケーシングの端部に着脱自在に周設され、上記二
重反転式送風機を上記外筐内に位置決めするシール部材
を、上記側壁に直交して隣設する点検口から上記二重反
転式送風機とともに上記外筐内に挿入固定したことによ
り、側壁およびケーシング端部の部分がシール部材にて
密封されるとともに、二重反転式送風機の位置決め及び
これとシール部材との装着が容易となる
【0015】また、外筺内に二重反転式送風機が摺動可
能に載置されるとともに、シール部材が摺動されるレー
ルを設けたことより、二重反転式送風機およびシール部
材がレールを介して摺動される。また、シール部材を、
点検口に装着される点検口カバーに固定され、両側2個
の二重反転式送風機ケーシング端部の外側半円筒面にそ
れぞれ当接する側部シール部材と、複数の二重反転式送
風機ケーシング端部の相対向する半円筒面に当接する中
央シール部材との複数分割構成としたことにより、二重
反転式送風機とシール部材とを交互に外筐内に挿入装着
され、さらに、上記側部シール部材と点検口カバーとを
一体成形としたので各送風機の配置装着作業が簡単とな
る。 また、シール部材を複数の二重反転式送風機の各ケ
ーシング端部と一体化したので、部品数が減り作業性が
向上、かつ保守・点検時のメンテナンス性も向上する。
さらに、外筺を二重反転式送風機ケーシングの両端部の
みに設けたので、本体を軽量化し、低コスト・低価格に
製造できる。
【0016】この発明の第3の発明においては、対向す
る側壁に給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐
内に配設され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれ
を回転駆動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二
つの軸流羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機
と、この二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間
に連通させ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並
列に配設したものにおいて、上記ケーシングを上記駆動
用電動機単位に第1のケーシングと第2のケーシングと
に分割し、これらの第1、第2のケーシングの接続部分
に伸縮部材を設けたことより、伸縮部材にてケーシング
の全長が調整でき、ケーシング着脱用点検口よりケーシ
ングを取り出すことができる。
【0017】この発明の第4の発明においては、対向す
る側壁に給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐
内に配設され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれ
を回転駆動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二
つの軸流羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機
と、この二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間
に連通させ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並
列に配設したものにおいて、上記二重反転式送風機と上
記外筺の各給・排気口との間に伸縮自在な部材から形成
された風路部を設けたことより、各二重反転式送風機が
給気口から排気口へと送風作用を行い同時給排作用がな
され、さらに風路部を押圧することにて二重反転式送風
機が移動できる。
【0018】
【実施例】実施例1. 図1〜図3はこの発明の一実施例を示す図であり、図に
おいて(5)は外筐で、箱体よりなり対向する側壁(6)とこ
の側壁に直交して隣設され対向する二重反転式送風機着
脱用として用いられるケーシング着脱用点検口(7)を設
けている。(8)は点検口カバーで、上記ケーシング着脱
用点検口(7)にねじ(9)にて装着されている。(10)(11)は
排気用送風機用給気口および給気用送風機用排気口で、
上記外筺(5)の一方の側壁(6)に設けられている。(12)(1
3)は上記側壁(6)の他方に設けられた排気用送風機用排
気口および給気用送風機用給気口で、この排気用送風機
用排気口と上記排気用送風機用給気口(10)および給気用
送風機用給気口(13)と給気用送風機用排気口(11)はそれ
ぞれ連通し対向するように配設されている。(14)は排気
用送風機で、円筒形のケーシング(15)内に軸流羽根(16)
とこれを回転駆動させる駆動用電動機(17)を電動機取付
足(18)を介して一対直列に配置してなり、一段目羽根車
(19)、一段目電動機(20)、二段目羽根車(21)および二段
目電動機(22)とから構成され、上記ケーシング(15)の両
端部には円形からなる側板(23)が突設されている。(24)
は給気用送風機で、上記排気用送風機(14)と同一構造か
らなるが、上記外筺(5)への組み込み時には排気用送風
機(14)とは送風方向が異なるよう軸流羽根(16)および駆
動用電動機(17)が逆向きに配設される。
【0019】(25)は空間で、上記外筺(5)における給気
用送風機用給気口(13)と給気用送風機(24)のケーシング
端との間および排気用送風機用排気口(12)と排気用送風
機(14)のケーシング(15)端との間に形成されている。(2
6)はこの空間に形成された風路部、(27)は仕切板で、こ
の風路部において排気用送風機(14)と給気用送風機(24)
との通風路を排気用送風機用給気口(12)および給気用送
風機用給気口(13)側にて形成する。(28)は固定板で、上
記外筺(5)の給気用送風機用給気口(13)と隣設する側壁
A(29)に一端が蝶番(30)を介して回動自在に支承され、
上記各送風機(14)(24)のケーシング(15)が挿着される嵌
合穴(31)を穿設し、他端が上記点検口カバー(8)と当接
される。(32)はこの固定板の嵌合穴(31)間に突設された
連結板で、上記仕切板(27)と先端が重合され、上記風路
部(26)を二分する。(33)は上記点検口カバー(8)に突設
されたストッパーで、上記固定板(28)の他端が係合され
るものである。
【0020】上記のように構成された二重反転式換気装
置においては、図3に示すように固定板(28)を排気用送
風機用排気口(12)側へ傾け着脱用点検口(7)より排気用
送風機(14)および給気用送風機(24)をそれぞれ各給・排
気口(10)〜(13)に対し側板(23)を介しケーシング(15)を
回転させ、送風方向を位置決めしながら、外筺(5)内へ
収納した後、固定板(28)を元の位置に戻して点検カバ
ー(8)にて上記点検口(7)を覆う。次に、天井等の取付場
所へ外筺(5)を取り付け固定するとともに、各給・排気
口(10)〜(13)にダクト(図示せず)配管をする。そし
て、駆動用電動機(17)に電源が投入されることにて一段
目羽根車(19)と二段目羽根車(21)とが反対方向に回るよ
うにして各送風機(14)(24)が運転されることにて、室内
側空気が排気用送風機用給気口(10)から排気用送風機用
排気口(12)へ、室外側空気が給気用送風機用給気口(13)
から給気用送風機用排気口(11)へと流れ同時給排作用が
なされる。このように、この発明では排気用送風機(14)
および給気用送風機(24)の外筺(5)への着脱は固定板(2
8)の回動にて開き、ケーシング(15)を側板(23)を介し回
転させることにて可能となり、さらに、点検口カバー
(8)の着脱にて上記固定板(28)のロックおよび解除がス
トッパー(33)を介してでき、ダクト工事がなされた状態
にてもメンテナンスができ、より取り扱い性が向上され
る。
【0021】実施例2. 図4〜図6はこの発明の第2の発明の一実施例を示す図
であり、図において、(34)はレールで、上記外筺(5)内
にて上記排・給送風機(14)、(24)を挟持するよう上・下
部の壁面(35)に所定間隔にて各一対配設されており、特
に下部においてはこのレール上をケーシング(15)が摺動
されるようになっている。(36)はシール部材で、例えば
発泡材よりなり、図に示すように上記レール(34)と上
記側壁(6)との間に配設され、レール(34)の側面を介し
て着脱自在に摺動するように配設されている。なお、こ
のシール部材は点検口カバー(8)にねじ等で固着され、
上記排・給送風機(14)、(24)のケーシング端部の外側半
円筒面にそれぞれ当接する側部シール部材(37)と、両側
がこれらケーシング端部の相対向する内側半円筒面にそ
れぞれ当接する中央シール部材(38)との三分割より構成
されているものである。
【0022】上記のように構成された二重反転式換気装
置においては二重反転式送風機着脱用点検口(7)より排
気用送風機(14)および給気用送風機(24)を、それぞれ各
給・排気口(10)〜(13)に対し送風方向を位置決めかつ風
路をシールするように、シール部材(36)といっしょに、
レール(34)上を摺動させ、外筺(5)内へ収納し点検
バー(8)にて上記点検口(7)を覆う。そして、配線後駆動
用電動機(17)に電源が投入されることにて一段目羽根車
(19)とこの二段目羽根車(21)とが反対方向に回転するよ
うにして各送風機(14)(24)が運転されることにて、排気
空気が排気送風機用吸込口(10)から排気送風機用吐出口
(12)へ、給気空気が給気送風機用吸込口(13)から給気送
風機用吐出口へと流れ同時給排作用がなされる。
【0023】実施例3. なお、上記実施例ではシール部材(36)と点検カバー
(8)は別々のピースとしていたが、図7に示すように点
カバー(8)と側部シール部材(37)を一体成形とした
側板部(39)と構成してもよく、これにより、各送風機(1
4)(24)を配置する作業が簡単になる。またメンテナンス
性を向上させることができ、上記実施例をより高めるこ
とができる。
【0024】実施例4.また図8に示すように、各送風
機(14)(24)とシール部材(36)とが一体成形されたシール
付排気用送風機(40)およびシール付給気用送風機(41)を
形成することにて各送風機を配置する作業において部品
数が減り作業性が向上、且つ保守・点検時のメンテナン
ス性も向上し、上記実施例をさらに高めることができ
る。
【0025】実施例5.さらに、図9、図10に示すよ
うに外筺(5)をケーシング(15)の両端部のみに設けた室
内側外筺(42)、室外側外筺(43)を形成し、この各外筺(4
1)(42)に一体にレール部(44)を備えた構成をとることに
より、本体を軽量化し、且つ低コスト・低価格に製造で
きる。
【0026】実施例6.図11、図12はこの発明の第
3の発明の一実施例を示す図であり、図において、(45)
は第1のケーシングで、ケーシング(15)を一段目電動機
(20)および一段目羽根車(19)を有する単位にて分割をし
たものであり、各排気口(11)、(12)と反対側に位置する
端部には接合突部A(46)が周設されている。(47)は第2
のケーシングで、同じく分割されたケーシング(15)の他
方であり二段目羽根車(21)および二段目電動機(22)を有
し、上記接合突部A(46)に対向する接合突部B(48)が周
設されている。(49)は伸縮部材で、円筒形にて外周に例
えばコイルスプリングからなる弾性部材(50)が等間隔に
巻回されてなり、上記第1のケーシング(45)、第2のケ
ーシング(47)の接合突部A(46)、B(48)間に内設され、
両端部がケーシング(45)、(46)と重合されることにて上
記ケーシング(45)、(47)と接続され、弾性部材(50)が上
記接合突部A(46)、B(48)間に露出されている。なお、
この伸縮部材は、上記各ケーシング(45)、(47)が弾性部
材(50)を挟んで上記伸縮部材(49)上を摺動自在になるよ
う各ケーシング(45)、(47)に内設されている。(51)は連
結ピースで、弾性機能を有するプラスチックよりなり、
上記接合突部A(46)と接合突部B(48)間に張架されてい
るものである。
【0027】この実施例の二重反転式換気装置において
は、排気用送風機(14)および給気用送風機(24)の外筺
(5)への着脱は各ケーシング(15)の第1のケーシング(4
5)および第2のケーシング(47)を互いに伸縮部材(49)方
向へ押圧することにてケーシング(15)自体が収縮される
ことにて点検口(7)に対し容易に移動ができ、押圧を止
めることにて弾性部材(50)にて元の長さに戻る。これに
より、外筺(5)設置後においてもダクトを外すことなく
ケーシング(15)が簡単に外せるので、メンテナンスが楽
になる。
【0028】実施例7.図13、図14はこの発明の第
4の発明の一実施例を示す図であり、図において、(52)
は、外筺(5)における給気用送風機用給気口(13)と給気
用送風機(24)のケーシング端との間および排気用送風機
用排気口(12)と排気用送風機(14)のケーシング(15)端と
の間に形成された空間(25)に形成された風路部で、例え
ば合成樹脂よりなる伸縮自有な部材にて形成され、中央
に上記ケーシング(15)と同一内径にて上記給気用送風機
用給気口(13)、排気用送風機用排気口(12)と連通する風
路(53)を形成しているものである。
【0029】この実施例の二重反転式換気装置において
は、排気用送風機(14)および給気用送風機(24)の外筺
(5)への着脱は、各ケーシング(15)にて風路部(52)を押
圧することにて風路部(52)が縮まりケーシング(15)がス
ライドされる。これにより、ケーシング(15)の着脱に用
する移動空間が得られ、点検口(7)に対し容易に移動が
でき、さらに、風路部(52)への押圧を止めることにてケ
ーシング(15)が風路部(52)の戻りにより保持される。こ
れにより、外筺(5)設置後においてもダクトを外すこと
なくケーシング(15)が簡単に外せるので、メンテナンス
性がよくなる。
【0030】
【発明の効果】この発明の第1の発明は、対向する側壁
に給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐内に配
設され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれを回転
駆動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二つの軸
流羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機と、こ
の二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間に連通
させ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並列に配
設したものにおいて、上記外筐内にて一端が回動自在に
支承され、上記ケーシングが挿着される嵌合穴を有する
固定板を設けたことより、固定板の回動にて二重反転式
送風機の固定、取り出しができ、施工後においても上記
作業を可能とし、組立性およびメンテナンス性が向上さ
れる。
【0031】また、ケーシングに外形が円形よりなる側
板を突設させたことより、ケーシングが回転でき、外筐
への二重反転式送風機の着脱がより簡単、容易になる。
【0032】この発明の第2の発明は、対向する側壁に
給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐内に配設
され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれを回転駆
動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二つの軸流
羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機と、この
二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間に連通さ
せ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並列に配設
したものにおいて、上記側壁の給・排気口と連通するケ
ーシングの端部に着脱自在に周設され、上記二重反転式
送風機を上記外筐内に位置決めするシール部材を、上記
側壁に直交して隣設する点検口から上記二重反転式送風
機とともに上記外筐内に挿入固定したことにより、ケー
シングを含む外筺内がシール部材にて密封され、給・排
気流の混流が阻止されるとともに、二重反転式送風機よ
り発生される振動がシール部材に吸収されることによ
り、送風性能の確保と低騒音化が図れる。さらに、二重
反転式送風機の位置決め及びこれとシール部材との装着
が容易となり、製品重量を軽減することができる。
【0033】また、外筺内に二重反転式送風機が摺動可
能に載置されるとともに、シール部材が摺動されるレー
ルを設けたことより、二重反転式送風機およびシール部
材の着脱がレールとの摺動作用にて可能となり、より着
脱作業を簡単、容易にできる。また、シール部材を、点
検口に装着される点検口カバーに固定され、両側2個の
二重反転式送風機ケーシング端部の外側半円筒面にそれ
ぞれ当接する側部シール部材と、複数の二重反転式送風
機ケーシング端部の相対向する半円筒面に当接する中央
シール部材との複数分割構成としたことにより、二重反
転式送風機とシール部材とを交互に外筐内に挿入装着さ
れ、さらに、上記側部シール部材と点検口カバーとを一
体成形としたので各送風機の配置装着作業が簡単とな
る。 また、シール部材を複数の二重反転式送風機の各ケ
ーシング端部と一体化したので、部品数が減り作業性が
向上、かつ保守・点検時のメンテナンス性も向上する。
さらに、外筺を二重反転式送風機ケーシングの両端部の
みに設けたので、本体を軽量化し、低コスト・低価格に
製造できる。
【0034】この発明の第3の発明は、対向する側壁に
給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐内に配設
され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれを回転駆
動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二つの軸流
羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機と、この
二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間に連通さ
せ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並列に配設
したものにおいて、上記ケーシングを上記駆動用電動機
単位に第1のケーシングと第2のケーシングとに分割
し、これらの第1、第2のケーシングの接続部分に伸縮
部材を設けたことより、伸縮部材にてケーシングが伸縮
され、ケーシング着脱用点検口より容易、且つ簡単に着
脱ができ、より施工性およびメンテナンス性がよくな
る。
【0035】この発明の第4の発明は、対向する側壁に
給・排気口をそれぞれ設けた外筐と、この外筐内に配設
され、円筒形のケーシング内に軸流羽根とこれを回転駆
動させる駆動用電動機を一対直列に配置し、二つの軸流
羽根を反対方向に回転させる二重反転式送風機と、この
二重反転式送風機を上記外筐の各給、排気口間に連通さ
せ、且つ送風方向が互いに異なるよう複数台並列に配設
したものにおいて、上記二重反転式送風機と上記外筺の
各給・排気口との間に伸縮自在な部材から形成された風
路部を設けたことより、二重反転式送風機のケーシング
にて風路部を押圧することにて風路部が縮み、ケーシン
グの移動が容易になり、簡単に二重反転式送風機の着脱
ができ、メンテナンス性および施工性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示し、aは平面図、bは
側面図およびcは正面図である。
【図2】この実施例1を示し、aは平断面図、bは正断
面図である。
【図3】この実施例1を示す分解斜視図。
【図4】この発明の実施例2を示す全体斜視図。
【図5】この実施例2を示す側断面図。
【図6】この実施例2を示す正断面図。
【図7】この発明の実施例3を示す側断面図。
【図8】この発明の実施例4を示す側断面図。
【図9】この発明の実施例5を示す全体斜視図。
【図10】この発明の実施例5を示す正断面図。
【図11】この発明の実施例6を示す正断面図。
【図12】この発明の実施例6を示す部分断面図。
【図13】この実施例7を示し、aは平断面図、bは正
断面図である。
【図14】この実施例7を示す分解斜視図。
【図15】従来の二重反転式換気装置を示す半断面図。
【符号の説明】
5 外筐6 側壁7 ケーシング着脱用点検口、8
点検口カバー、10 排気用送風機用給気口11
給気用送風機用排気口12 排気用送風機用排気口
13 給気用送風機用給気口15 ケーシング16
軸流羽根17 駆動用電動機23 側板28
固定板31 嵌合穴34 レール36 シール部
、37 側部シール部材、38 中央シール部材、4
2 室内側外筺、43 室外側外筺、45 第1のケー
シング47 第2のケーシング49 伸縮部材
2 風路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−137606 (32)優先日 平3(1991)6月10日 (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 25/16 F04D 29/08 F04D 29/66 F24F 7/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する側壁に給・排気口をそれぞれ設
    けた外筐と、この外筐内に配設され、円筒形のケーシン
    グ内に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆動用電動機を
    一対直列に配置し、二つの軸流羽根を反対方向に回転さ
    せる二重反転式送風機と、この二重反転式送風機を上記
    外筐の各給・排気口間に連通させ、且つ送風方向が互い
    に異なるよう複数台並列に配設したものにおいて、上記
    外筐内にて一端が回動自在に支承され、上記ケーシング
    が挿着される嵌合穴を有する固定板を設けたことを特徴
    とする二重反転式換気装置。
  2. 【請求項2】 ケーシングに外形が円形よりなる側板を
    突設させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の二重反転式換気装置。
  3. 【請求項3】 対向する側壁に給・排気口をそれぞれ設
    けた外筐と、この外筐内に配設され、円筒形のケーシン
    グ内に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆動用電動機を
    一対直列に配置し、二つの軸流羽根を反対方向に回転さ
    せる二重反転式送風機と、この二重反転式送風機を上記
    外筐の各給・排気口間に連通させ、且つ送風方向が互い
    に異なるよう複数台並列に配設したものにおいて、上記
    壁の給・排気口と連通するケーシングの端部に着脱自
    在に周設され、上記二重反転式送風機を上記外筐内に位
    置決めするシール部材を、上記側壁に直交して隣設する
    点検口から上記二重反転式送風機とともに上記外筐内に
    挿入固定したことを特徴とする二重反転式換気装置。
  4. 【請求項4】 外筺内に二重反転式送風機が摺動可能に
    載置されるとともに、シール部材が摺動されるレールを
    設けたことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の二
    重反転式換気装置。
  5. 【請求項5】 シール部材を、点検口に装着される点検
    口カバーに固定され、両側2個の二重反転式送風機ケー
    シング端部の外側半円筒面にそれぞれ当接する側部シー
    ル部材と、複数の二重反転式送風機ケーシング端部の相
    対向する半円筒面に当接する中央シール部材との複数分
    割構成としたことを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の二重反転式換気装置。
  6. 【請求項6】 側部シール部材と点検口カバーとを一体
    成形としたことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    の二重反転式換気装置。
  7. 【請求項7】 シール部材を複数の二重反転式送風機の
    各ケーシング端部と一体化したことを特徴とする特許請
    求の範囲第3項記載の二重反転式換気装置。
  8. 【請求項8】 外筺を二重反転式送風機ケーシングの両
    端部のみに設けたことを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の二重反転式換気装置。
  9. 【請求項9】 対向する側壁に給・排気口をそれぞれ設
    けた外筐と、この外筐内に配設され、円筒形のケーシン
    グ内に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆動用電動機を
    一対直列に配置し、二つの軸流羽根を反対方向に回転さ
    せる二重反転式送風機と、この二重反転式送風機を上記
    外筐の各給・排気口間に連通させ、且つ送風方向が互い
    に異なるよう複数台並列に配設したものにおいて、上記
    ケーシングを上記駆動用電動機単位に第1のケーシング
    と第2のケーシングとに分割し、これらの第1、第2の
    ケーシングの接続部分に伸縮部材を設けたことを特徴と
    する二重反転式換気装置。
  10. 【請求項10】 対向する側壁に給・排気口をそれぞれ
    設けた外筐と、この外筐内に配設され、円筒形のケーシ
    ング内に軸流羽根とこれを回転駆動させる駆動用電動機
    を一対直列に配置し、二つの軸流羽根を反対方向に回転
    させる二重反転式送風機と、この二重反転式送風機を上
    記外筐の各給・排気口間に連通させ、且つ送風方向が互
    いに異なるよう複数台並列に配設したものにおいて、上
    記二重反転式送風機と上記外筺の各給・排気口との間に
    伸縮自在な部材から形成された風路部を設けたことを特
    徴とする二重反転式換気装置。
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