JP3731102B2 - 換気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内外を仕切る天井板等の仕切構造に開けた貫通穴に貫通状態に装着して室内の換気を行なう換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
戸建住宅やビル内の換気には従来から、例えば実開昭59―167348号公報や実開昭60―65540号公報に示されているような換気装置が広く採用されてきた。この種の換気装置は、図14に示すように略六面体に構成された換気装置本体80の吹出口にダクト接続口81が備えられ、ダクト接続口81と屋外とをダクト82を介して連絡させるように構成されている。このような換気装置は、天井裏等に設置されることが多く、天井面に臨ませた吸込口に装着した化粧グリルから室内の空気を吸込み、換気装置本体80の一側に設けた吹出口からダクトへ吹出させる。換気装置本体80の取付けは、天井板等の仕切構造83に設けられた角形の貫通穴84に換気装置本体80を室内側から天井裏に向って挿通させ、仕切構造83に当接させた換気装置本体80下部の取付フランジを貫通穴84の天井裏側の周囲に設けられた木枠(野縁)85に固定ネジで締め固定することにより行なわれている。また、比較的質量の大きな換気装置では、図14に破線で示すように天井裏の構造体から予め垂下させたアンカーボルト86に吊金具87を介して吊り固定させることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の換気装置においては、その取付けに当り天井板等の仕切構造83に角形の貫通穴84を開け、木材を加工して木枠85を組付けなくてはならず、施工に手間と費用がかかるといった問題点がある。即ち、貫通穴84は木枠85の内寸法に合った角形としなくてはならず、例えば、サークルカッター等の電動工具によれば簡単に開けることができる丸穴を使って取付けることには従来の換気装置では適合しにくい。例えば、換気装置本体80の投影平面形状が正方形である場合、この正方形が内接する丸穴であれば換気装置本体80の挿入は可能なものの、丸穴と換気装置本体80との間に隙間ができることになるので、換気装置本体80をその取付フランジを大きく張出させた構成としなければならず、装置が大型化してしまう。また、丸穴に対応すべく換気装置本体80を円筒状に構成することもできるが、直線的な構成の木枠85と円筒状の換気装置本体80とは面接触にならず馴染みにくく不安定な接触関係になるため、木枠85については井桁状の構成にして四辺においてネジ固定しなければならず、装置の大型化や施工の煩雑化を解消できない。
【0004】
本発明は上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、発明の課題とするところは、丸穴の貫通穴でも角穴の貫通穴でも大型化を伴うことなく対応でき、施工性の良いダクト接続により機能する換気装置を得ることであり、また、その換気装置の施工性や仕切構造に対する対応性を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために本発明は、一端が吸込口として開口し、側部の一部に吹出口を設け、この吹出口にダクトを接続するためのダクト接続枠が係脱可能に設けられた筒状の風胴を有し、この風胴の前記吸込口の周囲には仕切構造の室内側の面に取付けるための取付フランジを張出した本体外殻を備え、この本体外殻内に送風機を組込み換気装置を構成し、前記風胴の外周には向き合う二平面を設け、前記二平面の一つに前記ダクト接続枠を装着し、前記二平面以外の風胴の外周面と前記ダクト接続枠の外観形状を一つの円弧面に形成し、前記ダクト接続枠の円弧面に間隔をおいて補助フランジを設けたものである。
【0006】
また、前記補助フランジの取付フランジ側の面に除去可能なリブを突出させたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図4に示すこの実施の形態1の換気装置は、室内Aと室外Bとを仕切る天井板等の仕切構造1に開けられた貫通穴2を貫通する形態に設けられ、一端が吸込側として室内側に開口し、他端が吹出側として室外側に開口する筒状の風胴3に取付フランジ4を一体に形成してなる本体外殻5を備えている。取付フランジ4は略角型に形成され、風胴3の吸込口6を囲んで外方へ張出していて、取付フランジ4ごと風胴3の室内側を覆う化粧グリル7が着脱可能に装着される。化粧グリル7は、室内側と風胴3の吸込口6とを連通させる吸込通路を有し、換気装置の実質的な吸込構造となる。
【0008】
風胴3の室外側の開口部側には当該部の風胴3内をなだらかな曲面をもって絞るベルマウス8が一体に構成され、ベルマウス8の室外側の周縁により風胴3の吹出側の開口部が囲まれた形態となっている。ベルマウス8の口縁で囲まれる風胴3の吹出側の開口部には、この開口部より平面積の大きい円盤状のガイドプレート9が当該開口部から離反する対向位置に円柱状の四本の取付脚により保持されている。各取付脚はガイドプレート9に一体に形成され、その各自由端側に設けられた取付穴においてベルマウス8の口縁にそれぞれねじ付けされる。
【0009】
ガイドプレート9の室内側の面とこれに対向するベルマウス8の吹出側の口縁との間は、風胴3の開口部に半径方向に連絡する全周にわたって外部に開放する遠心ディフューザー風路が構成されている。ガイドプレート9の周縁には室外側に立上がる補強のための周側壁が形成され、この周側壁とガイドプレート9の周端とによる出隅部はR形状に仕上げられ、ベルマウス8の口縁部分とにより遠心ディフューザー風路の外部への開放端である吹出口10が、半径方向に全周にわたって構成されている。
【0010】
ガイドプレート9の中央部にはモーター取付穴が開けられていて、このモーター取付穴に室外側から、風胴3内の中心線上に回転軸が突入するようにモーター11が挿入され、モーター外殻のフランジにおいてガイドプレート9上にネジにより固定されている。モーター11の回転軸には風胴3のベルマウス8に囲まれた位置で回転し、風胴3の吸込口6から吹出口10に向う空気流を形成する羽根車12が着脱可能に装着されている。ガイドプレート9の室外側には、モーター11の突出部を除く周側壁に囲まれた広い面積が確保できるため、コンデンサ等、動作に必要な電気部品が収容されている。
【0011】
ガイドプレート9の室外側はスライドシャッター13として機能するカップ状のカバーにより被覆されている。スライドシャッター13は軸方向にスライド可能に構成され、一括して吹出口10全体を開閉することができる。スライドシャッター13のスライドによる開閉動作は、吹出口10を閉止する方向に常時付勢するコイルバネ14と、羽根車12を回転させるモーター11への通電により起動してスライドシャッター13をコイルバネ14の付勢に抗してスライドさせ、吹出口10を開放させる電動式のシャッター駆動手段15により行なわれる。
【0012】
この換気装置は、モーター11への通電により羽根車12が回転しスライドシャッター13が開いて、吸込口6から周方向に開口した吹出口10に向う空気流が形成され換気機能を果たすが、その特徴は換気機能にあるものではなく、図2,3,4に示すように本体外殻5の外殻形状にある。即ち、本体外殻5の風胴3は、向き合う平行な二平面16が少なくとも一組外周面にあり、他の外周面が円弧面17をなす変形円筒体に構成されている。図示のものでは向き合う二平面16が二組構成され、周方向に等間隔に円弧面17が四面構成されていて、風胴3の平面形状は八角形に近い変形形状の円形になっている。また、取付フランジ4の風胴3の平面16に沿う外周位置には、それぞれ複数個(二〜四個でよい)の取付孔18がそれぞれ平面に沿って設けられている。この取付孔18は、固定ネジ19を挿通して仕切構造1側の木枠20や軽量鉄骨21に本体外殻5をねじ固定するための取付構造であり、軽量鉄骨21にも対応できるように風胴3の平面16から軽量鉄骨21の幅寸法である25mmの略1/2の離反距離をもって開けられている。ただし、軽量鉄骨21を固定対称にしなければ、必ずしもこの離反距離を厳密に設定する必要はない。
【0013】
上記構成の換気装置は天井板等の仕切構造1に開けた貫通穴2に挿通させて取付けることができる。貫通穴2は角穴であっても、例えば、サークルカッター等の電動工具によれば簡単に開けることができる丸穴であっても可能である。また、貫通穴2の裏側に設けられる固定相手は、従来と同様の木枠20であっても、石膏ボードで仕切構造1が構成されている場合に石膏ボードの固定に多く使われている軽量鉄骨21であっても構わない。
【0014】
図3,4によって、この換気装置の施工例を説明する。貫通穴2を丸穴とする場合には、風胴3の円弧面17をつないで出来る円より僅かに大きめの丸穴を仕切構造1にサークルカッター等の電動工具により開ける。仕切構造1の裏側に木枠20又は軽量鉄骨21を配置する。その位置は貫通穴2を風胴3の向い合う二平面16の間隔寸法ぶんの間隔をおいて貫通穴2を跨ぐように平行に二本設ける。軽量鉄骨21の場合、軽量鉄骨21を動かしてその位置を上記のように調整すればよい。この後、換気装置をその取付フランジ4を室内側に向けて風胴3を室内側から、取付フランジ4が貫通穴2の口縁部に当接するまで貫通穴2に挿通させ、室内側から固定ネジ19を取付フランジ4の各取付孔18から木枠20や軽量鉄骨21にねじ締めして固定する。最後に化粧グリル7を室内側に装着して換気装置の取付けが完了する。固定相手が軽量鉄骨21の場合には、取付フランジ4の取付孔18の位置が軽量鉄骨21の幅寸法の略半分の離反距離にあるため、固定ネジ19を極簡単に軽量鉄骨21の中央部に対してねじ締めすることができ、簡単な作業で確実に換気装置を取付けることができる。
【0015】
このように固定相手となる木枠20又は軽量鉄骨21は二本あれば済む。そして木枠20や軽量鉄骨21の側面と風胴3の二平面16とが安定な面接触の関係になるため、固定ネジ19も対向する側の複数箇所の固定で十分にしっかりした取付状態を確保できる。風胴3に向い合う二平面16を二組構成したものでは、貫通穴2への適合性が向上し従来の井桁状に組んだ木枠20に対しても取付けることができ、取付け方向も90度向きを変えることもできる。また、風胴3の平面16を延長してつないで出来る四角形より僅かに大きい角穴の貫通穴2に対しても、上述の仕方で施工することが可能である。即ち、この換気装置においては、貫通穴2と換気装置との間の隙間が小さくなるので、取付フランジ4の張出しを大きくすることなく、丸穴の貫通穴2でも角穴の貫通穴2でも対応でき、施工性が頗る良好になる。そして、固定相手も木枠20でも軽量鉄骨21でも対応でき、取付けに関する自由度も増す。
【0016】
実施の形態2.
図5〜図8に示すこの実施の形態2の換気装置は、実施の形態1で示したものと同様に、その特徴は図5に示すように本体外殻5にある。図5に示すように本体外殻5の形状は、風胴3の一部がダクト接続可能のダクト接続枠22により構成される点を除けば、基本的には実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用いそれらについての説明は省略する。なお、換気機能に直接かかわる羽根車やシャッター並びに風路の構成については、実施の形態1のものと多少異なるが、この発明の要旨を左右しないので詳述しない。
【0017】
この実施の形態2の換気装置は、実施の形態1で示した風胴3が、単体構成でなく、側部の一部にダクト23を接続するための係脱可能で吹出口10を構成するダクト接続枠22の装着により構成されている。ダクト接続枠22を装着した状態ではその本体外殻5の外観形状は、ダクト接続枠22のシャッター機構部24及び吹出口10となるダクト接続筒部25が風胴3から外方へ突出していることを除き、実施の形態1のものとほぼ同じである。ダクト接続枠22は、風胴3の向き合う二平面16のうちの、その一平面16とこの一平面16の両側の円弧面17とを形成して、風胴3を向き合う二平面16が二組外周面にあり、他の外周面が円弧面17をなす変形円筒体に構成する。
【0018】
ダクト接続枠22の一端側には本体外殻5の基体26側に設けた掛止構造27に嵌め装着する嵌合構造28が設けられ、他端側には本体外殻5の取付フランジ4の背面に接合する接合フランジ29が設けられている。接合フランジ28は、取付フランジ4の端縁の背面側に形成された立上部30に収まるように構成され、取付フランジ4に接合された接合フランジ29は、立上部30の立ち寸法内に収まっている(図5参照)。ダクト接続枠22の平面16の両側に形成された各円弧面17には取付フランジ4に間隔をおいて対向する補助フランジ31が突出している。この補助フランジ31は、仕切構造1の貫通穴2より外側へ張出し、かつ風胴3の各平面16を延長して出来る多角形の中に収まる張出量に設定され、かつ取付フランジ4に対する間隔が仕切構造1の厚みより若干広くなる位置に形成されている。
【0019】
この換気装置も実施の形態1のものと同様に、天井板等の仕切構造1に開けた貫通穴2に取付けることができる。貫通穴2は角穴であっても、丸穴であっても可能である。また、貫通穴2の裏側に設けられる固定相手も、従来と同様の木枠20であっても、軽量鉄骨21であっても構わない。ただし、その施工は実施の形態1のものとは若干異なり、図8に示すように最初にダクト接続枠22を単独に取付けてから本体外殻5の基体26を取付けることになる。
【0020】
図6,7,8によって、この換気装置の施工例を説明する。貫通穴2が丸穴である場合には、実施の形態1と同様に風胴3の円弧面17をつないで出来る円より僅かに大きめの丸穴を仕切構造1に開ける。仕切構造1の裏側に木枠20又は軽量鉄骨21を実施の形態1で説明したように設ける。この後、ダクト接続枠22を単独に貫通穴2から挿通し、ダクト23をそのダクト接続筒部25に接続して、接合フランジ29と各補助フランジ31との間に仕切構造1の貫通穴2の口縁部分を挿入する。これによりダクト接続枠22はネジ等を使うことなく仕切構造1に仮固定される。この後、ダクト接続枠22と位置を合わせて本体外殻5の基体26側を実施の形態1の風胴3の操作と同様にして貫通穴2から挿通し、ダクト接続枠22の嵌合構造28に基体26側の掛止構造27を嵌合させて両者を連結する。この後は実施の形態1と同様の操作で、取付フランジ4の取付孔18から固定ネジ19を木枠20や軽量鉄骨21にねじ締め固定すれば、換気装置の取付けは完了する。
【0021】
このように、ダクト接続枠22を備えた換気装置についても本体外殻5の形状により、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。特に、ダクト接続枠22に補助フランジ31を設けることにより、仕切構造1に対してダクト接続枠22を容易に仮固定状態におくことができ、しかも、その間隔を仕切構造1の厚さに適合するように設定することにより、よりしっかりした仮固定状態が得られ、施工性が頗る良好になる。そして、補助フランジ31を風胴3の各平面16を延長して出来る多角形の中に収まる張出量に設定することにより、固定側の木枠20や軽量鉄骨21に補助フランジ31が干渉することがなく、効果的な仮固定機能を果たさせることができる。補助フランジ31はダクト接続枠22に一体成形により構成でき、寸法も小さなものであるのでコストアップもほとんど招かずに済む。
【0022】
実施の形態3.
図9と図10に示すこの実施の形態3の換気装置は、実施の形態2で示したダクト接続枠22の補助フランジ31に仕切構造1の厚さの違いに対応するための工夫を講じたもので、これに係る構成以外は実施の形態2のものと同じである。従って、実施の形態2のものと同じ部分については、実施の形態2のものと同じ符号を用いそれらについての説明は省略する。
【0023】
この実施の形態3の換気装置の補助フランジ31には、その取付フランジ4側の面に除去可能な調整用のリブ32が突出している。仕切構造1が石膏ボードで構成されている場合には、石膏ボードの規格により厚さ9mmと12mmの二種の仕切構造1ができる。この厚さの異なる二種の仕切構造1にも対応できるように、接合フランジ29(取付フランジ4の立上部30)と、補助フランジ31との間隔をリブ32の有り無しにより調整できるように構成されている。リブ32は、容易に排除できる構成を備え、除去した状態では12mmの厚さの仕切構造1に、そのまま付いた状態では厚さ9mmの仕切構造1に適合できるようになっている。これにより、仕切構造1が石膏ボードの場合のダクト接続枠22の対応性が増し、施工もし易くなる。これ以外の機能や利点は実施の形態2のものと同じである。なお、リブ32は図9に示すように仕切構造1への差込み方向に細長く構成した方が差込み操作がし易い。それは、石膏ボードに張られたクロスへの引っ掛かりを少なくできるからであるが、差込み方向に広く構成しても特に不都合は生じない。
【0024】
実施の形態4.
図11,12,13に示すこの実施の形態4の換気装置は、実施の形態1,2,3で示した換気装置の取付けに関する多様化を推進する工夫を講じたものであり、これに係る構成以外は実施の形態1,2,3のものと同じである。従って、実施の形態1,2,3のものと同じ部分については、それらのものと同じ符号を用いそれらについての説明は省略する。
【0025】
この実施の形態4の換気装置は、天井裏の構造体から予め垂下させたアンカーボルト33に吊り固定もできるように本体外殻5に吊金具34を設けたものである。吊金具34は、図11に示すように風胴3に固定する固定部35の一端にボルト挿通孔36を有する吊り支持部37を曲げ形成した金具であり、風胴3の対向する二平面16の外表に、吊り支持部37が風胴3の室外側において外方へ張出すように固定部35においてそれぞれ一つずつ風胴3の内側からの固定ネジのねじ締めにより固定されている。吊り支持部37は風胴3の各円弧面17をつないで出来る円内に収まる張出し寸法に構成されている。従って、仕切構造1に開けた貫通穴2に、吊り支持部37も固定ネジの先端の突出部38もともに干渉することなく挿通させることができる。
【0026】
吊り固定は吊り支持部37のボルト挿通孔36にアンカーボルト33を挿通させ、吊り支持部37をアンカーボルト33にねじ嵌めしたナット39で挟み付けることにより実施する。取付フランジ4による固定は実施する場合も、図13に示すように実施しない場合もある。ここで、例えば風胴3が円筒形の場合ではこのような吊金具34を設ければ、貫通穴2を風胴3より大きい丸穴としなければならない。即ち、この換気装置では貫通穴2が丸穴の場合に、大きな貫通穴2にすることなくアンカーボルト33による吊り固定もでき、取付けに関する多様化を推進できる。勿論、吊金具34を取外せば実施の形態1,2,3のものと同じものとなり、同じ機能を果たし得る。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば丸穴の貫通穴でも角穴の貫通穴でも大型化を伴うことなく対応でき、施工性の良い換気装置が得られる。
【0028】
また、厚さの異なる仕切構造に対する対応性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の換気装置を示す縦断面図である。
【図2】 実施の形態1の換気装置を示す斜視図である。
【図3】 実施の形態1の換気装置を取付状態で示す平面図である。
【図4】 実施の形態1の換気装置を取付状態で示す側面図である。
【図5】 実施の形態2の換気装置を示す斜視図である。
【図6】 実施の形態2の換気装置を取付状態で示す平面図である。
【図7】 実施の形態2の換気装置を取付状態で示す側面図である。
【図8】 実施の形態2のダクト接続枠の取付け操作を示す説明図である。
【図9】 実施の形態3のダクト接続枠の断面図である。
【図10】 実施の形態3のダクト接続枠の他の形態の断面図である。
【図11】 実施の形態4の換気装置を示す斜視図である。
【図12】 実施の形態4の換気装置を取付姿勢で示す平面図である。
【図13】 実施の形態4の換気装置を取付状態で示す側面図である。
【図14】 従来の換気装置を取付状態で示す側面図である。
【符号の説明】
1 仕切構造、 2 貫通穴、 3 風胴、 4 取付フランジ、 5 本体外殻、 6 吸込口、 10 吹出口、 12 羽根車、 16 平面、 17 円弧面、 18 取付孔、 19 固定ネジ、 20 木枠、 21 軽量鉄骨、 22 ダクト接続枠、 27 掛止構造、 28 嵌合構造、 31 補助フランジ、 32 リブ、 34 吊金具。
Claims (2)
- 一端が吸込口として開口し、側部の一部に吹出口を設け、この吹出口にダクトを接続するためのダクト接続枠が係脱可能に設けられた筒状の風胴を有し、この風胴の前記吸込口の周囲には仕切構造の室内側の面に取付けるための取付フランジを張出した本体外殻を備え、この本体外殻内に送風機を組込み換気装置を構成し、前記風胴の外周には向き合う二平面を設け、前記二平面の一つに前記ダクト接続枠を装着し、前記二平面以外の風胴の外周面と前記ダクト接続枠の外観形状を一つの円弧面に形成し、前記ダクト接続枠の円弧面に間隔をおいて補助フランジを設けた換気装置。
- 請求項1に記載の換気装置であって、補助フランジの取付フランジ側の面に除去可能なリブを突出させた換気装置。
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