JP5998996B2 - 送風機の取付構造及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、送風機の取付構造及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、画像形成装置の機体に設けられた送風ダクトに対して送風ファンを取り付けるための技術が開示されている。この先行技術では、送風ファンのケーシングの周囲に弾性部材を巻き回すと共に、かかる弾性部材を押し潰すようにして送風ファンを送風ダクト内に嵌め込み、弾性部材が元の形状に復元しようとする弾性力を利用して送風ファンを送風ダクト内に固定するようにしている。
特許文献2には、種々の装置の筐体にファンを取り付けて固定するためのファン固定装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、ファンを装置筐体に取り付けるための筒状の固定部材をゴム等の弾性部材で一体成形する。また、固定部材の装置筐体への取り付け面側端部位置に、装置筐体への取り付け用の凸部を内側に向けて対角線上に2個所形成すると共に、他の対角線上に、ファンを固定するための凸部を装置筐体への取り付け面側端部位置から離間させて2個所形成する。そして、凸部のねじ穴にねじを通して装置筐体にねじ込み、凸部にファンをねじで固定している。
特開平11−109829号公報 特開2000−172031号公報
本発明は、送風機の振動による騒音を低減させることが課題である。
請求項1の発明は、送風機の側面に設けられた緩衝部材と、前記送風機が取り付けられる送風管に設けられ、前記緩衝部材の側面を抑える側面抑部と前記緩衝部材における前記送風機の吸気側の前面を抑える前面抑部とを有し、前記緩衝部材を保持することで前記送風管に前記送風機を取り付ける取付手段と、を備え、前記送風機は、電気を供給する電線を有し、前記緩衝部材は帯状とされ、帯状の前記緩衝部材は、前記送風機の側面に長手方向の一端部と他端部とが接触又は対向して設けられると共に、前記緩衝部材の前記一端部と前記他端部との接触面間又は対向面間に前記電線が配設されている。
請求項2の発明は、前記取付手段は、前記緩衝部材の前記送風機の吸気側と反対側の後面を抑える後面抑部を有している。
請求項3の発明は、前記側面抑部は、前記送風機の側面から離れる方向に弾性変形可能に構成されている。
請求項4の発明は、前記送風機は、前記側面抑部と前記前面抑部とに沿って、送風方向と交差する方向に移動して前記送風管に装着可能に構成されている。
請求項5の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体に前記画像を定着させる定着装置と、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の送風機の取付構造によって送風機が取り付けられ、前記定着装置に外気を導く送風管と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、取付手段が送風機を保持して送風管に取り付ける場合と比較し、送風機の振動による騒音を低減させることができる。
また、電線を配設する隙間を緩衝部材に予め形成する場合と比較し、送風機の側面に緩衝部材を容易に設けることができる。
請求項2に記載の発明によれば、取付手段が後面抑部を有しない場合と比較し、送風機を送風管に対して、より強固に取り付けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、側面抑部が弾性変形可能でない場合と比較し、送風機の振動が送風管へ伝播することをさらに低減させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、送風機を送風方向に送風管に装着する場合と比較し、送風機の送風管への取り付けが容易である。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の送風機の取付構造でない構造で送風機を送風管に取り付ける場合と比較し、定着装置を外気で冷却しつつ、送風機による騒音を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す構成図である。 図1に示す画像形成装置の外装カバーを外した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る送風機構を示す正面図である。 図4の5−5線に沿った縦断面図である。 図4の6−6線に沿った水平断面図である。 本発明の一実施形態に係る送風機構を装置斜め後方向側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る送風機構を装置斜め後方向下側から見た斜視図である示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る送風機構を装置正面側から見た側面図である。 本発明の一実施形態に係る送風機構を装置斜め前方上側から見た斜視図である。 ファンを吸気口に取り付ける取付方法を説明するための図10に対応した斜視図である。 スポンジを側面に接着した状態のファンを示す斜視図である。 本発明が適用されていない送風機構を装置斜め前方上側から見た図10に対応する斜視図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。なお、以後の説明の理解を容易にするために、装置の前後方向をX軸方向、装置の幅方向(左右方向)をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zでそれぞれ示す。なお、X方向が装置前側である。また、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(全体構成)
まず、画像形成装置の全体構成について説明する。
図1及び図2に示すように、画像形成装置10の外装カバー13の前面には、開閉可能な給紙トレイ12が設けられている。給紙トレイ12は、矢印S1で示すように回転させて開くことで、図2に示すように、記録用紙やOHPシート等のシート状の記録媒体Pが収容される収容部14の前方側部分を構成するようになっている。
また、図1及び図2に示すように、画像形成装置10の外装カバー13の上面には、開閉可能な排紙トレイ16が設けられている。排紙トレイ16は、矢印S2で示すように回転させて開くことで、図2に示すように、画像が形成された記録媒体Pが排出される排出部18の一部を構成するようになっている。
図2に示すように、画像形成装置10には、前述した記録媒体Pが収容される収容部14と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部50と、画像形成部50によって記録媒体Pに形成された画像を記録媒体Pに定着する定着装置60と、収容部14から画像形成部50へ記録媒体Pを搬送する搬送部22と、画像形成装置10の各部に電気を供給すると共に各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。また、画像形成装置10の上部には、前述した定着装置60によって画像が定着された記録媒体Pが排出される排出部18が設けられている。
制御部20は、コントロールCと、コントロールCにより動作が制御される画像処理部GSと、潜像形成回路の一例としての駆動回路DLと、電源装置Eと、その他図示してない制御回路等を有している。電源装置Eは、後述する帯電ロール23、現像ロール36、転写ロール26等に電圧を印加すると共に送風機の一例としてのファン200(図3及び図12参照)等に電気を供給する。
また、画像処理部GSは、外部の情報送信装置の一例としてのコンピュータ等から入力された印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して予め設定された時期、すなわち、タイミングで駆動回路DLに出力する。駆動回路DLは、入力された画像情報に応じて駆動信号を後述する露光装置24に出力する。
画像形成部50は、画像を保持する像保持体の一例としての感光体ドラム32を有している。感光体ドラム32は、Y軸方向を回転軸方向として一方向(例えば、図1における時計回り方向)へ回転するようになっている。感光体ドラム32の周囲には、感光体ドラム32の回転方向上流側から順に、感光体ドラム32を帯電させる帯電装置の一例としての帯電ロール23と、帯電ロール23によって帯電した感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に静電潜像を形成する露光装置24と、露光装置24によって感光体ドラム32に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置30と、現像装置30によって感光体ドラム32に形成されたトナー画像を記録媒体Pに転写する転写ロール26と、転写されないで感光体ドラム32に残留する残留トナーを除去するクリーニング装置25と、を備えている。
露光装置24は装置左右方向(Y軸方向)に沿って、予め設定された間隔でLEDが線状に配置された装置、いわゆるLEDヘッドによって構成されている。また、露光装置24は制御部20(駆動回路DL)から送られた画像信号に基づき感光体ドラム32を露光し、感光体ドラム32に静電潜像を形成するようになっている。
露光装置24及びクリーニング装置25の装置前側には、トナーが収容されているトナー収容容器としてのトナーカートリッジTCが設けられている。
トナーカートリッジTCと現像装置30との間には、トナーカートリッジTCから現像装置30へ向けてトナーを搬送するトナー搬送装置29が設けられている。
現像装置30は、感光体ドラム32側に向かって開口する開口部34が形成されている。この開口部34から一部が露出するように、感光体ドラム32へ現像剤を供給する現像剤供給体の一例としての現像ロール36が現像装置30に設けられている。
現像ロール36は、現像剤中に含まれた磁性キャリアを磁力で保持し、表面に現像剤の磁気ブラシを形成し、現像剤を感光体ドラム32と対向する位置へ搬送するようになっている。そして、露光装置24によって感光体ドラム32上に形成された静電潜像が、現像ロール36上の現像剤(トナー)によってトナー画像として可視化されるようになっている。
転写ロール26は、感光体ドラム32に対向して配置され、感光体ドラム32とで記録媒体Pを挟んで記録媒体Pを上方へ搬送するようになっている。転写ロール26と感光体ドラム32との間が、感光体ドラム32に形成されたトナー画像が記録媒体Pに転写される転写位置Tとされている。
搬送部22は、収容部14に収容された記録媒体Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46によって送り出された記録媒体Pを1枚ずつに分離する分離ロール対44と、記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って配置され記録媒体Pを転写位置Tへ搬送する搬送ロール対45と、を備えている。
定着装置60は、加熱ロール62と、加圧ロール64と、を備えている。定着装置60では、加熱ロール62による加熱及び加圧ロール64による加圧により、転写ロール26によって記録媒体Pに転写されたトナー画像を、当該記録媒体Pへ定着するように構成されている。そして、この定着装置60の上方側(搬送方向下流側)には、トナー画像が定着された記録媒体Pを排出部18へ排出する排出ロール66が設けられている。
(画像形成工程)
次に、画像形成装置10における、記録媒体Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
収容部14から送り出された記録媒体Pが、搬送ロール45によって転写位置Tへ送り込まれる。
一方、画像形成部50では、感光体ドラム32が帯電ロール23によって帯電された後、露光装置24によって露光されて、感光体ドラム32に静電潜像が形成される。この静電潜像が現像装置30によって現像されることで、感光体ドラム32にトナー画像が形成される。そして、トナー画像は、転写ロール26により転写位置Tにて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置60へ搬送され、当該トナー画像が定着装置60により定着される。トナー画像が定着された記録媒体Pは排出ロール66により排出部18へ排出される。
(送風機構)
次に、定着装置60に外気を送り冷却する本実施形態の送風機の取付構造が適用された送風機構100について説明する。
画像形成装置10は、板金等で構成された図3に示す筐体11と、筐体11の外側に設けられた図1に示す外装カバー13と、を有している。そして、前述した画像形成部50や定着装置60等は、図3に示す筐体11内に設けられている。
図3に示すように、送風機構100は、画像形成装置10の筐体11のY方向側の側板11Aに取り付けられた送風管の一例としての樹脂製のダクト102と、ダクト102の吸気口110に本実施形態の送風機の取付構造によって取り付けられた送風機の一例としてのファン200と、を有している。
ダクト102は、ファン200によって吸気された外気を定着装置60の側面に導入する送風管として構成されている。なお、図1に示すように、画像形成装置10の外側を構成する外装カバー13には、吸気口110(図3参照)に対応する領域にスリット17が形成されている。
図12及び図4や図7等に示すように、本実施形態のファン200は、回転羽根202とモータ(図示略)とが一体化された軸流ファンモータとされている。また、ファン200は、外気を吸気する吸気ファンとされている。
なお、以降の説明では、ファン200の吸気側を前方とし、ファン200の排気を後方とし、ファン200の送風方向(回転羽根202の回転軸方向)と直交する方向を側方向とする。また、図3に示すように、ファン200が画像形成装置10に取り付けられた状態では、装置幅方向のY方向が前面であり、−Y方向が後面であり、装置上下方向のZ軸方向と装置前後方向のX軸方向が側面となる。
図12に示すように、ファン200は、回転羽根202の回転軸方向(吸気方向)に見た外形が略正方形の前面212と後面214との間に四つの側面210A,210B,210C,210Dを有する構造となっている(送風方向に扁平した略直方体状)。なお、四つの側面210A,210B,210C,210Dを区別する必要がない場合には、A,B、C,Dを省略して単に側面210と記載して説明する。
ファン200の側面210Aからは、制御部20(図2参照)から電気が供給されると共に回転を制御するための信号が送られる電線の一例としてのハーネス204が引き出されている。
ファン200の側面210には、緩衝部材の一例としての帯状のスポンジ250が巻かれ両面テープ等によって側面210に接着されている。また、スポンジ250の長手方向の一端部256と他端部258とが対向するように(近接するように)巻かれて接着されている。そして、スポンジ250の一端部256と他端部258との対向面間(隙間)257にハーネス204が配設されている。
なお、本実施形態では、帯状のスポンジ250の一端部256と他端部258とが対向し隙間があいていたが、一端部256と他端部258とが接触していてもよい。そして、一端部256と他端部258との接触面間にハーネス204が配設された構成であってもよい。
また、スポンジ250におけるファン200の四つの側面210A,210B,210C,210Dに対応する側面を、スポンジ側面250A,250B,250C,250Dとする。また、スポンジ250の前面をスポンジ前面252とし、後面をスポンジ後面254とする。また、スポンジ前面252の側面250A側の部分をスポンジ前面252Aとし、側面250C側の部分をスポンジ前面252Cとする。
図4、図10に示すように、ダクト102の上部は蓋部140で構成されている。蓋部140は、蓋部140に設けられた係合部144、146が、ダクト102側の被係合突起145、147に係合することで、ダクト102に固定されている。
図4、図7、図10等に示すように、吸気口110には、ファン200を吸気口110に取り付ける取付手段の一例としての取付部120が設けられている。
図4に示すように、取付部120は、下側の側面210D側に配置された下側面抑部124(図8も参照)と、−X方向の側面210C側に配置された横側面抑部132、134(図7、図8も参照)と、X方向の側面200A側に配置された横側面抑部136(図9、図10も参照)と、上側の側面200B側に配置された上側面抑部142(図7、図10も参照)と、図5、図6、図9に示すファン200の後面214側に配置された後面抑部122と、で構成されている。
図5、図6、図9に示すように、ファン200の後面214側に配置された後面抑部122(図11も参照)は、中央部分にファン200よりも大きくスポンジ250よりも小さな開口が形成された枠状とされている。また、後面抑部122のX方向側と−X方向側のそれぞれ端部にはリブ122Aが形成されている。リブ122Aは、Z軸方向に沿って形成されていると共に、Y方向に突出し、スポンジ250のスポンジ後面254に当たっている。
図4、図5、図8、図9等に示すように、ファン200の下側の側面210D側に配置された下側面抑部124は板状とされ、後面抑部122の下端部から前方側(Y方向)に延出し、スポンジ250の下面250Dに当たっている。
図4、図7、図8等に示すように、ファン200の−X方向の側面210C側に配置された横側面抑部132、134は、板状とされ、上下方向に間隔をあけて配置されている。
上側の横側面抑部132は、後面抑部122の側端部から前方側(Y方向)に延出している。下側の横側面部134は、ダクト102の流路壁の端部105から下側(−Z方向)に延出している。そして、横側面抑部132、134の前端部には、ファン200側(X方向)に屈曲することで、スポンジ250のスポンジ前面252の−X方向側のスポンジ前面252Cに当たり抑える前面抑部133、135が形成されている。
図4、図9、図10に示すように、ファン200のX方向の側面210A側に配置された横側面抑部136は板状とされ、後面抑部122の側端部から前方側(Y方向)に延出している。横側面抑部136の前端部には、ファン200側(−X方向)に屈曲することで、スポンジ250のスポンジ前面252のX方向側の前面252Aに当たり抑える前面抑部137が形成されている。
図9、図10に示すように、横側面抑部136の−Y方向の後端部(根元部)には、上から下に向かって(−Z方向に)切込部138が形成されている。
よって、図9に示すように、側面視においてL字形状となっている。そして、この切込部138にハーネス204が配設されることで、横側面抑部136とハーネス204とが干渉しないようになっている。
図4、図5、図7、図9、図10に示すように、ファン200の上側の側面210B側に配置された上側面抑部142は、板状とされ、ダクト102の上部を構成する蓋部140から前方側(Y方向)に延出し、スポンジ250の上面250Bに当たっている。
なお、図4、図10に示すように、上側面抑部142は、ダクト102の上部を構成する蓋部140と一体となって構成されている。
また、下側面抑部124、横側面抑部132、横側面抑部134、横側面抑部136、上側面抑部142は、それぞれ前側(Y方向)又は下側(−Z方向)に延出する板状の片持ち構造であるので、側方(−Z方向、−X方向、X方向、Z方向)に弾性変形可能である。
ここで、取付部120を構成する後面抑部122のリブ122A、下側面抑部124、横側面抑部132及び前面抑部133、横側面抑部134及び前面抑部135、横側面抑部136及び前面抑部137、上側面抑部142は、それぞれスポンジ250にのみ接触し、ファン200には接触していない。そして、これらの部材で構成された取付部120がスポンジ250を保持することで、ダクト102の吸気口110にファン200が取り付けられている。
(取付方法)
つぎに、本実施形態の送風機構100におけるファン200のダクト102の吸気口110への取付方法について説明する。
まず、図12に示すように、接着面に両面テープが貼られた状態の帯状のスポンジ250の一端部256をハーネス204の近傍の側面210Aに接着したのち、スポンジ250を側面210B、側面210C、側面250Dの順番で巻き付けて接着し、他端部258をハーネス204の近傍に一端部256と対向(又は接触)するようにして接着する。
そして、図11に示す上側面抑部142を含む蓋部140(図10等を参照)が装着される前の状態(非装着状態)の吸気口110に、側面210にスポンジ250を接着したファン200を、矢印S3で示すように上方から、横側面抑部132及び前面抑部133、横側面抑部134及び前面抑部135、横側面抑部136及び前面抑部137に沿ってスライド(移動)させて挿入する。
このとき図9に示すように、ハーネス204は、横側面抑部136の切込部138をスライドして挿入される。
そして、前述したように、図4、図10に示すように、蓋部140を上側から装着し、蓋部140に設けられた係合部144、146が被係合突起145、147に係合することで、蓋部140がダクト102に固定されると共に、ファン200がダクト102の吸気口110に取り付けられる。
(作用)
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
前述したように、取付部120を構成する後面抑部122のリブ122A、下側面抑部124、横側面抑部132及び前面抑部133、横側面抑部134及び前面抑部135、横側面抑部136及び前面抑部137、上側面抑部142は、それぞれスポンジ250にのみ接触し、ファン200には接触していない。そして、取付部120がスポンジ250を保持することで、ダクト102の吸気口110にファン200が取り付けられている。
ここで、図13に示す本実施形態が適用されていない比較例の送風機構500について説明する。
比較例の送風機構500の樹脂製のダクト502の吸気口510に形成された、後面抑部512、上側面抑部520、横側面抑部514及び前面抑部515、横下側面抑部516及び前面抑部517によって、ファン200が保持され吸気口510に取り付けられている。
よって、動作時のファン200の振動が、後面抑部512、上側面抑部520、横側面抑部514及び前面抑部515、横下側面抑部516及び前面抑部517に伝播し、更にダクト502(吸気口510)に伝播し、この結果、ダクト502(吸気口510)にびびり音等の騒音が発生する。
これに対して、本実施形態の送風機構100では、図4〜図11に示すように、ダクト102の吸気口110の取付部120はスポンジ250にのみに接触して保持し、ファン200には直接接触していない。よって、ファン200の振動はスポンジ250を介してのみダクト102(吸気口110)に伝播する。そして、スポンジ250はファン200の振動を吸収し減衰させるので、ダクト102(吸気口110)に伝播する振動は低減する。よって、比較例の送風機構500と比較し、ファン200による騒音が低減する。
また、下側面抑部124、横側面抑部132、横側面抑部136、上側面抑部142は、それぞれ前側に延出する板状の片持ち構造である。また、横側面抑部134は下側に延出する片持ち構造であり、弾性変形可能となっている。よって、側面抑部124、横側面抑部132、横側面抑部134、横側面抑部136、上側面抑部142が、それぞれ側方(−Z方向、−X方向、X方向、Z方向)に弾性変形することで、振動の伝播が抑制される。よって、これらの側面抑部124、横側面抑部132、横側面抑部134、横側面抑部136、上側面抑部142が弾性変形可能でない場合と比較し、ファン200による騒音を更に低減させることができる。
なお、ファン200は吸気方向(Y方向)に付勢される。よって、少なくとも吸気側の前面抑部133、135、137がスポンジ250を抑える構成になっていればよく、後面抑部122はスポンジ250と接触しない構成であってもよい。
また、図12に示すように、ファン200の側面210に帯状のスポンジ250の一端部256と他端部258との対向面間257(又は接触面間)にハーネス204が配設されている。よって、側面210からハーネス204が引き出された構成であっても、ファン200の側面210にスポンジ250を容易に接着することができる。
また、図11に示すように、側面210にスポンジ250を接着したファン200を、矢印S3(送風方向と交差する方向)に示すように上方から、横側面抑部132及び前面抑部133、横側面抑部134及び前面抑部135、横側面抑部136及び前面抑部137に沿ってスライドさせて挿入することで、送風方向(−Y方向)に吸気口にファンを挿入する場合と比較し、(例えばスポンジ250が取付部120に引っ掛りにくいので)、ファン200を吸気口110に容易に取り付けることができる。
また、別の観点から説明すると、横側面抑部132及び前面抑部133、横側面抑部134及び前面抑部135、横側面抑部136及び前面抑部137が、ファン200をガイドするガイド部材を兼ねている。
(その他)
尚、本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、スポンジ250はファン200の側面210の略全周に亘って(正確には隙間257を除いて)、設けられているが、これに限定されない。例えば、側面抑部や前面抑部が抑える部位のみに部分的に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、上側面抑部124、横側面抑部132、横側面抑部134、横側面抑部136、上側面抑部142が、側方(側面210から離れる方向)に弾性変形可能であったたが、これに限定されない。上側面抑部124、横側面抑部132、横側面抑部134、横側面抑部136、上側面抑部142の少なくとも一つが側方(側面210から離れる方向)に弾性変形可能であればよい。要はファンの側面を抑える側面抑部の少なくとも一つが側方(側面から離れる方向)に弾性変形可能な構成であればよい。更に、いずれも弾性変形可能でない構成であってもよい。
例えば、上記実施形態では、ファンの側面に設けられた緩衝部材はスポンジ250であったが、これに限定されない。例えば、ゴムであってもよい。
また、上記実施形態では、送風機構100(ダクト102)は、記録媒体Pに画像を定着させる定着装置60に外気を導いたが、これに限定されない。定着装置以外の装置や部材に外気を導く送風機構(ダクト)であってもよい。
また、上記実施形態ではファン200は、外気を吸気する吸気ファンであったがこれに限定されない。装置内の空気を装置外に排気する排気ファンであってもよい。なお、排気ファンの場合も、吸気側を前方とし排気側を後方とする。また、ファン(送風機)の種類も問わない。例えば、シロッコファンにも適用することができる。
また、画像形成装置の構成としては、上記実施形態の構成に限られず種々の構成とすることが可能である。また、画像形成装置以外の送風機構にも本発明を適用することができる。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 画像形成装置
50 画像形成部
60 定着装置
102 ダクト(送風管の一例)
120 取付部(取付手段の一例)
122 後面抑部
124 下側面抑部(側面抑部の一例)
132 横側面抑部(側面抑部の一例)
133 前面抑部
134 横側面抑部(側面抑部の一例)
135 前面抑部
136 横側面抑部(側面抑部の一例)
137 前面抑部
142 上側面抑部(側面抑部の一例)
200 ファン(送風機の一例)
204 ハーネス(電線の一例)
210 側面
250 スポンジ(緩衝部材の一例)
256 一端部
258 他端部

Claims (5)

  1. 送風機の側面に設けられた緩衝部材と、
    前記送風機が取り付けられる送風管に設けられ、前記緩衝部材の側面を抑える側面抑部と前記緩衝部材における前記送風機の吸気側の前面を抑える前面抑部とを有し、前記緩衝部材を保持することで前記送風管に前記送風機を取り付ける取付手段と、
    を備え
    前記送風機は、電気を供給する電線を有し、
    前記緩衝部材は帯状とされ、
    帯状の前記緩衝部材は、前記送風機の側面に長手方向の一端部と他端部とが接触又は対向して設けられると共に、前記緩衝部材の前記一端部と前記他端部との接触面間又は対向面間に前記電線が配設されている、送風機の取付構造。
  2. 前記取付手段は、前記緩衝部材の前記送風機の吸気側と反対側の後面を抑える後面抑部を有している、
    請求項1に記載の送風機の取付構造。
  3. 前記側面抑部は、前記送風機の側面から離れる方向に弾性変形可能に構成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の送風機の取付構造。
  4. 前記送風機は、前記側面抑部と前記前面抑部とに沿って、送風方向と交差する方向に移動して前記送風管に装着可能に構成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の送風機の取付構造。
  5. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に前記画像を定着させる定着装置と、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の送風機の取付構造によって送風機が取り付けられ、前記定着装置に外気を導く送風管と、
    を備える画像形成装置。
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