JP5286178B2 - 紙葉類取扱装置、自動取引装置 - Google Patents

紙葉類取扱装置、自動取引装置 Download PDF

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Description

この発明は、利用者に紙葉類の投入及び紙葉類の取り出しを行う紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置を備えた自動取引装置に関する。
従来、金融機関などで使用される自動取引装置の一種である現金自動取引装置には、紙葉類取扱装置の一種である紙幣取扱装置が実装されている。この紙幣取扱装置には、利用者による紙幣の入出金を許容する入出金口部と、紙幣を判別する紙幣識別部と、前記紙幣識別部を通過した紙幣を搬送する紙幣搬送路を備え、さらに入金された紙幣を一旦収納する一時保管庫と、入金紙幣を収納する入金庫と、出金用の紙幣を繰り出す出金庫と、入出金兼用の紙幣を収納し繰り出すリサイクル庫と、入金庫やリサイクル庫に収納しない入金紙幣や出金庫から繰り出された紙幣のうち出金しない紙幣を収納するリジェクト庫と、リサイクル庫に対して補充する紙幣を繰り出しリサイクル庫から回収する紙幣を収納する装填・回収庫などの各ユニットが組み合わせて構成されている。特に入出金口部の構成、配置は、様々な構成のものが提案されている。
例えば、公知文献においては、紙幣は、搬送方向に対してのサイズが大きい順に入出金口部まで搬送され、入出金口部の紙幣収納空間に集積され、上ベルトと下ベルトで挟持され、出口付近に設けた検出器で紙幣の後端を検知されるまで放出される(特許文献1参照)。これにより、放出された紙幣は、サイズに関わらず全て上ベルトと下ベルトによって一定量だけを挟持されている。
特開2000−48234号公報
紙幣のサイズが金種によって長手、短手方向とも大きく異なる場合、紙幣は入出金口部の紙幣収納空間に大きく傾いて集積する可能性がある。また、紙幣の折れや破れが存在するものを集積する可能性もある。上記従来例において、紙幣の状態や紙幣収納空間の集積状態にかかわらず、紙幣放出時は常に一定距離放出しているため、紙幣放出時に十分に挟持できていない可能性がある。その場合、利用者が紙幣を抜き取るより以前に、装置外に紙幣を落下させてしまう可能性がある。
本発明の目的は、利用者に放出する紙幣等の紙葉類の抜き取り操作性等の利便性を確保しつつ、かつ紙葉類を落下させることのない安全な放出処理をするために紙幣を挟持する挟持部を制御する紙葉類取扱装置、及び紙葉類取扱装置を備えた現金自動取引装置等の自動取引装置を提供することにある。
利用者が紙葉類を投入もしくは受け取る為の開口部と、開口部よりも装置内側で装置内から利用者に放出する紙葉類を集積する紙葉類保留部と、紙葉類保留部に紙葉類を搬送する搬送手段とを設けた紙葉類取扱装置において、搬送手段により搬送される紙葉類の搬送状態又は損傷度を検知する搬送状態検知部と、紙葉類保留部に収納された紙葉類を挟持して利用者に放出する挟持部と、搬送状態検知部の取得した紙葉類の搬送状態又は損傷度に応じて、挟持部が利用者に紙葉類を放出する位置を変更する制御部とを有する。
この発明により、利用者の紙葉類の抜き取り操作性の向上と、様々なサイズ、悪い状態の紙葉類や悪状態の集積状態に対し高信頼の放出、抜き取り処理を行える紙葉類取扱装置を提供できる。
現金自動取引装置の外観を示す斜視図。 現金自動取引装置の制御関係を示すブロック図。 紙幣取扱装置の制御関係を示すブロック図。 紙幣搬送路構成の模式図。 入出金口機構の構成を示す側面図。 入出金口機構の構成を示す側面図。 後クランプの構成を示す斜視図。 利用者の抜き取り動作のフローチャート。 第一の運用形態の放出準備動作示す側面図。 第一の運用形態の放出準備動作示す側面図。 第二の運用形態の放出準備動作示す側面図。 スキュー紙幣集積時の入出金口機構の断面図 連れ出し紙幣集積時の入出金口機構の断面図 運用形態決定処理の処理フロー図 スキュー紙幣の運用形態決定処理を説明する図 スキュー紙幣の運用形態決定処理を説明する図 スキュー紙幣の運用形態決定処理を説明する図 スキュー紙幣の運用形態決定処理を説明する図 折れ紙幣の運用形態決定処理を説明する図
この発明の一実施形態として、紙幣取扱装置を備えた現金自動取引装置を用いて、以下図面と共に説明する。
図1は、現金自動取引装置101の外観を示す斜視図である。
現金自動取引装置101は、装置筐体101bを有している。該装置筐体101bの上部内部には、左部に顧客操作部105が備えられ、右部にカード・明細票処理機構102が備えられている。前記顧客操作部105は、取引の内容を表示および入力する。前記カード・明細票処理機構102は、上部正面板101aに設けられたカードスロット102aと連通して利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出する。
現金自動取引装置101の上部正面板101aには、入出金口部(紙幣スロット)20が設けられている。現金自動取引装置101の内部には、紙幣を処理する紙幣取扱装置1が備えられている。
紙幣取扱装置1の下部の紙幣収納部は、装置筐体101bとは別の数十mmの厚い鉄板で構成された金庫筐体106で囲まれている。装置筐体101bも堅固な筐体構造であるが、金庫筐体106はさらに堅固な構造で、セキュリティを高める。この現金自動取引装置101は、カード、紙幣、明細票を媒体とし、利用者の預け入れ、支払、振込等の処理を行うことができる。
図2は、現金自動取引装置101の制御関係を示すブロック図である。
現金自動取引装置101に納められたカード・明細票処理機構102、紙幣取扱装置1および顧客操作部105は、バス107aを介して本体制御部107と接続されており、本体制御部107の制御の下に必要な動作を行う。本体制御部107は、上記の他に、インターフェース部107b、係員操作部107c、外部記憶装置107dともバス107aで接続されており、必要なデータのやりとりを行う。なお、図2に示した101eは、上記各機構、構成部分に電力を供給する電源部である。
図3は、主に紙幣取扱装置1の制御関係を示すブロック図である。
紙幣取扱装置1に設けられた制御部35は、装置の本体制御部107とバス107aを介して接続され、本体制御部107からの指令および紙幣取扱装置1の状態検出に応じて紙幣取扱装置1の制御を行い、また、紙幣取扱装置1の状態を、必要に応じて本体制御部107に送る。紙幣取扱装置1の中では、各ユニット(紙幣収納部としての入出金口機構20、紙幣識別部30、一時保管庫40、紙幣搬送路50、入金庫60、取忘回収庫61、偽券回収庫62、リジェクト庫63、出金庫70、リサイクル庫80、装填・回収庫81)の駆動モータや電磁ソレノイドやセンサと接続され、取引に応じて、センサで状態を監視しながら、アクチュエータを駆動する。
図4は、紙幣取扱装置1の構成を示す構成図である。
紙幣取扱装置1は、利用者が紙幣の投入・取り出しを行う入出金口機構20と、紙幣の識別を行う紙幣識別部30と、入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納する一時保管庫40と、入金時取引が成立した紙幣を収納する1ヶの入金庫60と、利用者が入金時および出金時に取り忘れた紙幣を回収する1ヶの取忘回収庫61と、偽券と判別された紙幣を収納する1ヶの偽券回収庫62と、出金に不適切な紙幣を収納する1ヶのリジェクト庫63と、出金用の紙幣を収納する2ヶの出金庫70と、入出金兼用の2ヶのリサイクル庫80と、リサイクル庫80に補充する紙幣や、リサイクル庫から回収した紙幣を収納する装填・回収庫81と、紙幣識別部30を通り、入出金口機構20、一時保管庫40、入金庫60、取忘回収庫61、偽券回収庫62、リジェクト庫63、出金庫70、リサイクル庫80、装填・回収庫81に対し、紙幣を搬送する紙幣搬送路50と、図示せぬ制御部とから構成されている。
また、紙幣取扱装置1は、入出金口機構20、紙幣識別部30、一時保管庫40と、取忘回収庫61と、偽券回収庫62と、装填・回収庫81と、紙幣搬送路50から構成される上部搬送機構1aと、入金庫60、リジェクト庫63、出金庫70、リサイクル庫80および、各収納庫の上面に配する、開閉可能な搬送路50から構成される下部紙幣機構1bから構成される。さらに、下部紙幣機構1bは、約50mm程度の厚い鉄板で構成される金庫筐体106の中に実装されており、上部搬送機構1aと下部紙幣機構1bとの搬送路は、連結搬送路501hおよび501iで接続されている。
連結搬送路501hは、下部紙幣機構1bを囲う金庫筐体106上面の上部搬送機構1aの搬送路501gに連結する位置に設けられ、連結搬送路501iは下部紙幣機構1bの搬送路901aに連結する位置に設けられ、連結搬送路501hと連結搬送路501iはお互い連結する位置に設けられている。金庫筐体106の上面鉄板にあけられたスリットは、紙幣が通過するための長さと該スリットに搬送されてきた紙幣を挟持して繰り出すよう取り付けられたに搬送ローラの幅の大きさを有する。下部紙幣機構1bを金庫筐体106で囲わない構成を取る場合は下部紙幣機構1b上に直接上部搬送機構1aが載置されれば必ずしも必要はない。搬送路の駆動源(モータ)は、上部搬送機構1aの搬送路と下部紙幣機構1bの搬送路で別々に設けてもよいが、単一の駆動源を用い、駆動力を搬送路501g−501h−501i−901a間に設けられたギヤで伝達するようにしてもよい。
また、紙幣搬送路50は、紙幣識別部30を双方向に通過し、矢印501a〜501qおよび901a〜901eに示す搬送路を経由して、入出金口機構20、一時保管庫40、入金庫60、取忘回収庫61、偽券回収庫62、リジェクト庫63、出金庫70、リサイクル庫80、装填・回収庫81を接続している。各矢印のうち片方向矢印は、紙幣がその矢印方向にのみ搬送する一方向紙幣搬送路で、両方向の矢印は、紙幣が取引動作毎に双方向のいずれかに切り替えて搬送する双方向搬送路である。
これらの紙幣搬送路50は、図示せぬ駆動モータで駆動し、取引動作毎にモータの回転方向を切り替える。さらに、紙幣搬送路50の分岐点には、切り替えゲート502,503,504、505、506、507および5ヶ所の902があって、取引動作毎にそれぞれ記号a,bのように紙幣搬送方向を切り替える。
以上の構成の紙幣取扱装置1により、利用者による入出金動作、係員による装填・回収動作、利用者が取り忘れた紙幣の自動回収動作を行う。
入金動作時、紙幣取扱装置1は、入出金口機構20に投入された紙幣を、一枚ずつに分離し、紙幣識別部30で紙幣の金種、真偽を判定する。判別できた場合は、切り替えゲート503を503aに切り替え、紙幣を一時保管庫40に一旦収納する。紙幣識別部30で判別できなかった場合や、傾き異常や紙幣同士の間隔の異常となった場合については、当該紙幣を入金リジェクト紙幣として、一時保管庫40に取り込まず、切り替えゲート503を503bに切り替え、入出金口機構20に収納し、利用者に返却する。
取引が確定すると、一時保管庫40に収納された紙幣を、収納時とは逆の順に逆の方向に送出し、紙幣識別部30を通過させ、切り替えゲート502を図示502b方向に切り替え、紙幣識別部30の判定結果に応じて決められた入金庫60、リサイクル庫80、リジェクト庫90のいずれかに収納するように、当該収納庫(入金庫60、リサイクル庫80、リジェクト庫90)の切り替えゲート902を902b方向に切り替えて、903b〜eの該当経路を経由し指定の収納庫に収納し、入金動作を終了する。
出金取引時、紙幣取扱装置1は、出金庫70、リサイクル庫80の各金種毎の金庫から所定の枚数づつ紙幣を繰り出し、紙幣識別部30で紙幣の金種を判別し、切り替えゲート503で分岐させて入出金口機構20に収納し、利用者に紙幣を支払う。この支払いのとき、後述するように、装置筐体101の筐体面101aよりも利用者側に紙幣が突出した状態とすることができる。
また、紙幣取扱装置1は、装填・回収庫81とリサイクル庫80との間で、紙幣識別部30を経由して装填、回収動作を行うことができる。装填動作は、リサイクル庫80に金種毎にセットしたい紙幣を、個別にセットするのではなく装填・回収庫81に一括して係員がセットし、装置内で自動的にリサイクル庫80に収納する動作である。回収動作は、リサイクル庫80が満杯になった時等に、係員が各リサイクル庫から個別に紙幣を抜き取るのでなく、所定枚数の紙幣をリサイクル庫80から装填・回収庫81に自動的に回収収納する動作である。装填動作と逆のルートで移動する動作であり、詳細説明は省略する。
また、紙幣取扱装置1は、入金取引時および出金取引時に、利用者が入出金口機構20に紙幣を忘れた場合に、その取忘紙幣を自動で回収することができる。取忘回収動作は、入出金口機構20に残された紙幣を一括して取忘回収庫61に収納する動作である。
図5に本発明の主要部である入出金口機構20の構成及び動作を説明する。現金自動取引装置101の管理者は、本体制御部107からの指定を通じて、入出金口機構20は紙幣放出の際には図9、図11のいずれかの運用形態を選択することができる。
図5、図6を用いて入出金口機構20の構成を説明する。入出金口機構20は、現金自動取引装置101前面の上部正面板101aの入出金口21内側に設けられている。入出金口部20には、開口部20aが有り、入出金口機構20は、この開口部20aを通じて、利用者が紙幣を入金方向202aへ入出金出来るように構成されている。開口部20aには、アクチュエータM3によって、入出金方向202と直行する開閉方向へスライドして開閉するシャッタ201が設けられている。
なお、シャッタ201は、装置内に雨や埃、異物等の進入を防ぐためのものであるが、室内に設置するなど、環境の影響を受けにくい場合などは設けなくても良い。また、外環境の影響を著しく受けやすい場所に設置する際には、現金自動取引装置101の装置筐体101bと紙幣取扱装置1にそれぞれシャッタを設けて、2重シャッタ構造にしてもよい。
入出金口機構20内部には、押板203a、前板203b、仕切板700、底板601で構成される収納部204が設けられている。
前板203bは紙幣を受け入れる時の位置(図中実線、以下入金位置とする、図記号X1)、紙幣を繰り出すときの位置(図中破線、以下取込位置とする、図記号X2)の位置があり、通常はバネ等で位置X1にあり、後述する押板203a、仕切板700で押されると位置X2の位置まで移動する。すなわち、前板203bは、位置X1と位置X2の間を矢印216のように移動する。
後板203aは紙幣を受け入れる時の位置(図中実線、以下押板入金位置とする、図記号Y1)、装置内からの出金紙幣を集積する時の位置(図中破線、以下押板取込位置とする、図記号Y2)、利用者が取り忘れた紙幣を分離する位置(図中破線、以下押板分離位置、図記号Y3)があり、モータM7で矢印213方向に動作し、また、任意の位置で停止する。
仕切板700は、モータM8によって矢印801のように両方向に移動し、収納部内204内の仕切板700と前板203bの間に利用者が挿入した紙幣に対して、適度な押圧力を掛けるため入金位置Z1から位置Z2の間の任意の位置に停止する。さらに、仕切板700は、位置Z2とZ3との間で矢印802方向に移動する。また、仕切板700は、複数枚の紙幣が投入される入金取引において、前述の紙幣識別部30で金種が読み取れない紙幣や紙幣状態が異常と判定された紙幣は、スタックローラ207によって矢印208のように収納部204の仕切板700と押板203aの間の空間へリジェクト紙幣として搬送し、分離中の紙幣と仕切る機能も有する。
底板601はスリットが切られており、その下には異物受箱602が配置されている。開口部20aから入り込んだ異物は前板203bの実践位置での傾斜に沿って、重力によって、底板601のスリットを通り抜け異物受箱602に集積される。
ピックローラ205aは仕切板700によって適度な圧力を付与された紙幣を一枚ずつピックするものであり、分離ローラ205bは、装置内矢印206の方向に取り込むローラである。図中205cはゲートローラであり、分離ローラ205bとラップすることで重送を防止している。
次に図6、図7を用いて上記以外の構成部品について説明する。
収納部204(紙葉類保留部ともいう)の、シャッタ201付近には、前クランプ209、後クランプ210を設ける。前クランプ209には前クランプベルト400、後クランプ210には、後クランプベルト300を設け、入金時に利用者が投入した紙幣を収納部204へ挟持搬送し、かつ出金時及び紙幣返却時に収納部204に集積した紙幣を利用者に向けて開口部20aの外側に突き出すように搬送する。
以下、前後クランプ209,210の構成について説明する。
前クランプベルト400はアクチュエータM1を駆動源として、駆動ベルト401、402、403等を介して、搬送プーリ404,405と同期して駆動される。また、前クランプベルト400は装置幅方向に2本のベルトにて構成されている。前クランプベルト400を保持している前クランプ209は取り込位置(図中実線、以下入金位置とする)、退避位置(図中破線、以下退避位置とする)の間を図示しないアクチュエータM5で支点Cを中心として矢印212方向に動くことができる。
次に、後クランプ210の構成について説明する。図7は後クランプの斜視図である。後ろクランプベルト300は、前述の前クランプベルト400と同じように装置幅方向に2本のベルトで構成されている。駆動プーリ304、駆動ベルト308はフレーム603の外側に配置されている。駆動ベルト308と同期して回転する駆動プーリ302はフレーム603と平行に可動するスライドプレート305に固定されている。駆動プーリ302と後ろクランプ210とは駆動シャフト301で連結されている。駆動シャフト301はスライドプレート305に保持し、後クランプのスライド移動にあわせてフレーム603と平行に可動する構成となっている。
次に、後クランプベルト300の駆動方法について説明する。まず、アクチュエータM4が駆動し、同期して駆動プーリ304が回転すると駆動ベルト308が回転する。続いてそのベルトに巻きついている駆動プーリ302が回転し、同期して駆動シャフト301が回転する。駆動シャフト301はフレーム外側の駆動プーリ302と後クランプ210内の駆動プーリ303を連結しており、駆動シャフト301が回転すると後クランプ210内の駆動プーリ303が回転する。後クランプベルト300は駆動プーリ303に連動して回転する。
次に後クランプ210のスライド方向の移動方法について説明する。
後クランプ210は後板203aの押板取込位置Y2(図5)より外側に退避した位置(以下、退避位置とする)まで、図示しないアクチュエータM6によって、フレーム603のスライド溝604に沿って、矢印213方向に移動する。それに合わせて後クランプ210の駆動シャフト301が矢印213方向に動くので、その動きと同期して、スライドプレート302、すなわち駆動プーリ302が矢印213方向に動く。以上の動作原理により、後クランプ210がどの位置にあった場合でも、後クランプベルト300は、フレームに固定されたアクチュエータM4から駆動を得る。
後クランプ210を構成し、紙幣を搬送するローラのうち、下側の搬送プーリ306は上側の搬送プーリ307の軸を支点として矢印215a,215b方向に動くことができる。紙幣と接触していない時は、図示しないバネで矢印215a方向に押し出されており、また、紙幣と接触している時、即ち、投入された時、もしくは放出する時は、その紙幣の厚さや状態に応じて、矢印215b方向に動き、紙幣束に対して圧力を付与する。
同じく収納部204には、利用者が投入する入金紙幣を受け止めるストッパ211を設ける。シャッタ201とストッパ211との距離は、取り扱う紙幣の入出金方向202の長さと同程度となるように構成することにより、利用者が入金紙幣を投入する際に、入出金口機構20に手指を差し入れる不安を排除することが出来る。ストッパ211はアクチュエータM2によって、矢印214方向に移動可能なように構成し、使用しないときには収納部204の外側に退避する事が可能で有る。以下、入金紙幣を受け止める位置を入金位置、収納部204の外側に退避した位置を退避位置とする。また、収納部204に各々複数対で構成される光学式センサS1〜S3を設け、紙幣の位置、即ち、センサ光軸をさえぎったかどうかで紙幣位置を検出する。
次に、出金取引時の利用者の抜き取り動作を図8のフローチャートで説明し、その際の入出金口機構20の動作について図9、図10、図11を用い説明する。
利用者は顧客操作部105に対し出金取引の内容を指示することにより、紙幣取扱装置1は指定された指示内容に従い、出金庫70またはリサイクル庫80から入出金口部20へ紙幣を搬送する出金搬送処理(ステップS101)を行う。出金搬送処理にて入出金口部20に搬送された紙幣の状態、現金自動取引装置101の外部環境、運用形態、又は利用者によって第一の運用形態の放出を行うか否か(ステップS102)の判断等(運用形態決定処理)を行う。第一の運用形態の放出を行う場合(ステップS102:Y)、後述する第一の運用形態の放出準備(ステップS103)にて、入出金口部20に搬送された紙幣を前クランプ209、後クランプ210を用いて挟持する。第一の運用形態の放出準備完了後、シャッタ開処理(ステップS104)を行い、後述する第一の運用形態の放出処理(ステップS105)で前側挟持搬送ベルト400、後ろ側挟持搬送ベルト300を用いて放出し利用者の抜き取りを待つ(ステップS107)。また、後述する第一の運用形態の放出を行わない(ステップS102:N)場合、後述する第二の運用形態の放出準備(ステップS106)にて、前板203b、押板203a、仕切板700を抜き取り位置にした後、シャッタ開処理(ステップS104)を行い、利用者の抜き取りを待つ(ステップS107)。紙幣抜き取りを検知できた場合(ステップS107:Y)、シャッタ閉処理(ステップS108)を行い出金取引は終了する。紙幣抜き取りを検知できなかった場合(ステップS107:N)、紙幣抜取タイムアウト監視を行い、タイムアウトでなければ(ステップS109:Y)、再度利用者の抜き取りを待つ(ステップS107)。タイムアウトになれば(ステップS109:N)、放出している紙幣の取り忘れ回収処理(ステップS110)を行い、出金取引を終了する。
前記図8のフローチャートで示した第一の運用形態の放出準備動作を図9に示す。
利用者に紙幣を入出金口部から放出する際には、まず、前クランプ209、後クランプ210、及び紙幣ストッパ211を収納部204の外に退避した状態で、装置内から矢印208方向に出金用紙幣が収納部204に集積される。その後、仕切板700が位置Z2まで移動する。同時に、前クランプ209、後クランプ210がそれぞれ矢印212b及び矢印213bに移動して紙幣218を挟持する(図9)。
次に第一の運用形態の放出動作の動作詳細を図10に示す。
シャッタ開処理(ステップS104)でシャッタ201を矢印217a方向に開いた後、挟持した紙幣を前側挟持搬送ベルト400、後ろ側挟持搬送ベルト300で矢印219b方向に駆動する事により、紙幣218を矢印202b方向に移動、紙幣がシャッタ201よりも利用者側にはみ出す位置まで搬送する。前側挟持搬送ベルト400、後ろ側挟持搬送ベルト300からなる挟持部(クランプ209、210を含む)は、紙幣を放出するため所定の位置まで紙幣を搬送すると、紙幣を挟持した状態で停止し、利用者が紙幣を抜取るまで待つ。利用者に紙幣を抜取られると処理を完了する。
次に、前記図8のフローチャートで示した第二の運用形態の放出準備動作を図11に示す。前クランプ209、後クランプ210、及び紙幣ストッパ211を収納部204の外に退避した状態で、装置内から矢印208方向に搬送された出金用紙幣を収納部204内部の押板203aと仕切板700の空間に集積する。その後、仕切板700が位置Z2まで、押板203aを第二の運用形態の放出位置Y4まで移動する。
集積終了後、前クランプ209、後クランプ210で紙幣218を挟持することなく、シャッタ201を矢印217a方向に開く事により、収納部204から 利用者が紙幣218を収納部204から直接取り出す。これにより、利用者は収納部204を直接視認できるため収納部への集積状態が悪い場合でも、紙幣218の取り忘れを防止できる。
続いて、上述のステップS102の運用形態決定処理について説明する。
運用形態決定処理は、外部環境の情報、運用形態の情報、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報(紙幣の搬送状態、紙幣の金種、厚み、損傷度)を用いて、紙幣取扱装置1の制御部35にて実施される。ここで、紙幣の搬送状態には、スキュー角度、表裏、搬送方向に対する順方向を向いているか逆方向を向いているか、紙幣の折れ、重なり、などが含まれる。
運用形態決定処理は、外部環境の情報、運用形態の情報、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報、特に紙幣218の搬送状態の情報に基づき、第一の運用形態で放出動作を実施するか、第二の運用形態で放出動作を行うか、また、第一の運用形態で利用者に紙幣218を放出する場合には、紙幣放出時の紙幣放出位置を決定する。制御部35は、運用形態決定処理の結果に基づき、挟持搬送ベルト300、400を制御し、各運用形態にて紙幣218を放出する。
図12〜17を用いて、前述の運用形態決定処理の詳細について説明する。
図12は、搬送方向に傾いた紙幣218であるスキュー紙幣218が、収納部204に集積されたときの図9の点線における断面を矢印Aの方向にみた図である。図13は、複数の紙幣218がずれた状態で重なった連鎖紙幣が、収納部204に集積されたときの図9の点線における断面を矢印Aの方向にみたときの図である。
図12のスキュー紙幣218a又は図13の連鎖紙幣218b、cは、通常の紙幣218と同様に、収納部204内の仕切り板700および前板203bの手前に矢印208方向から搬送・集積される。スキュー紙幣218aを第一の運用形態で放出をする場合、スキューしていないときと比較し、片側の前側挟持搬送ベルト400、図示されていない後ろ側挟持搬送ベルト300が十分に紙幣218を挟持できない可能性がある。また、連鎖紙幣218b、cを第一の運用形態で放出をする場合、紙幣218cを利用者が抜き取れるように、挟持搬送ベルト400、300が紙幣218cを利用者側に搬送すると、紙幣218bについては、十分に挟持できない可能性があり、紙幣218の自重や放出時の風などの外的要因による落下の発生を生じ易くする。
図14〜19では、通常の紙幣218の他に、図12、13のようなスキュー紙幣218a、図13の連鎖紙幣218b、c、又は図19に示す折れ紙幣218が搬送されることも考慮し、以下、スキュー紙幣218を例に運用形態を決定する運用形態決定処理の処理フローを示す。
現金自動取引装置101の備える図示しない外部センサにより取得した風速情報、雨量情報等、又は現金自動取引装置101の設置環境情報に基づき、紙幣取扱装置は、第一の運用形態を採用するか、第二の運用形態を採用するかを決定する(S1001)。
S1001において、第一の運用形態を採用する場合(S1001:Y)、現金自動取引装置101の備える図示しない外部センサにより取得した利用者情報、又は現金自動取引装置101が図示しない上位ホストから取得した利用者情報に基づき、紙幣取扱装置は、第一の運用形態を採用するか、第二の運用形態を採用するかを決定する(S1002)。
S1002において、第一の運用形態を採用する場合(S1002:Y)、紙幣取扱装置は、紙幣識別部30又は入出金口部20のセンサ(搬送状態検知部ともいう)により、収納部204内に集積される又は集積された紙幣の情報を検知する(S1003)。なお、入出金口部20のセンサとしては、画像センサを用いてもよい。
また、S1001〜S1003の処理の順番は本実施形態に限らない。
続いて、ステップ1003の検知の結果に基づき、紙幣取扱装置は、第一の運用形態にて紙幣218を所定状態での挟持可否を判断する(S1004)。ここで、紙幣218を所定状態で挟持可能とは、例えば、紙幣放出位置において、挟持搬送ベルト300、400が紙幣218下端からの所定距離を挟持できる状態、紙幣218の所定面積を挟持できる状態、又はその他放出する紙幣218の種類(金種、材質、サイズを含む)、紙幣218の損傷度も考慮し、前側挟持搬送ベルト400、後ろ側挟持搬送ベルト300が紙幣218を安定して挟持できる状態を含む。
具体的な、紙幣放出位置における紙幣218の所定距離や所定面積を挟持できるか否かの決定方法については、後述する。
S1004において、紙幣取扱装置1が、紙幣218を所定状態で挟持不可と判断した場合(S1004:N)には、紙幣取扱装置1は、紙幣放出位置の変更可否を判断する(S1009)。
具体的な、紙幣放出位置の変更可否の判断については、後述する。
一方、S1004において、紙幣取扱装置1が、紙幣218を所定状態で挟持可能と判断した場合(S1004:Y)、又はS1009において紙幣放出位置の変更可能と判断した場合(S1009:Y)には、紙幣放出位置の変更要否を判断する(S1005)。具体的な、紙幣放出位置の変更要否の判断については、後述する。
紙幣取扱装置1は、S1005において紙幣放出位置の変更不要(S1005:N)と判断した場合は、第一の放出位置を紙幣放出位置として決定し(S1008)、紙幣放出の方法として、第一の運用形態を用いることを決定する(S1007)。
紙幣取扱装置1は、S1005において紙幣放出位置の変更要と判断した場合(S1005:Y)には、第一の放出位置とは異なる紙幣放出位置(第二の放出位置)を算出し(S1006)、紙幣放出の方法として、第一の運用形態を用いることを決定する(S1007)。
一方、S1009において、紙幣取扱装置1が、紙幣放出位置の変更が不可と判断した場合(S1009:N)、紙幣取扱装置1は、補正動作(S1010)を行う。補正動作では、シャッタ201を閉じたまま、収納部204内に集積された紙幣218を、前側挟持搬送ベルト400、後ろ側挟持搬送ベルト300で挟持し、持ち上げ、前側挟持搬送ベルト400、後ろ側挟持搬送ベルト300の挟持を解除し、落下させることにより紙幣の下端を揃える動作を行う。
紙幣取扱装置1は、補正動作(S1010)を所定回数繰り返したか否かを判断する(S1011)。紙幣取扱装置1は、補正動作を所定回数繰り返していない場合(S1011:N)、補正動作後において、紙幣を所定状態で挟持可能か否かを判断する(S1004)。
一方、補正動作を所定回数繰り返していた場合(S1011:Y)、紙幣取扱装置1は、第一の運用形態では放出できないと判断し、紙幣放出の方法として、第二の運用形態を用いることを決定する(S1012)。
続いて、S1004において述べた紙幣放出位置における紙幣218の所定状態での挟持可否の決定方法について、具体的に述べる。
紙幣取扱装置1は、紙幣識別部30により取得した紙幣の搬送状態のイメージ画像に基づき、当該紙幣が収納部204に紙幣識別部30を通過した状態で紙幣放出位置に紙幣が搬送されたと仮定し、この仮定条件のもと、挟持搬送ベルト300、400が紙幣を挟持する紙幣下端からの距離又は面積を算出し、図示しない記憶部に記憶された所定距離又は所定面積と比較する。算出された紙幣下端からの距離又は面積が、所定距離又は所定面積以上ならば、所定状態で挟持できると判断する方法を用いる。また、紙幣収納部204のセンサにより、紙幣の集積状態を検知して、挟持搬送ベルト300、400が紙幣を挟持する紙幣下端からの距離又は面積を算出し、図示しない記憶部に記憶された所定距離又は所定面積と比較し、算出された紙幣下端からの距離又は面積が、所定距離又は所定面積以上ならば、所定状態で挟持できると判断してもよい。
例えば、紙幣取扱装置が取得した画像等の情報がスキューも折れも検知されたい情報であった場合、当該紙幣は、図15のように、第一の放出位置2001にて紙幣218の下端から所定距離又は所定面積を挟持できる。しかし、紙幣取扱装置1が取得した画像等の情報がスキューしている場合、図16のように、第一の放出位置2001を紙幣放出位置とすると、紙幣218の下端から所定距離又は所定面積を挟持できないこととなる。図13の連鎖紙幣218b、cや図19の折れ紙幣も同様となる。
次に、S1009において述べた紙幣放出位置の変更可否の判断について述べる。
紙幣取扱装置1は、S1004同様、前述の仮定条件のもと、通常の紙幣放出位置において挟持搬送ベルト300、400が紙幣を挟持する紙幣下端からの距離又は面積を算出し、図示しない記憶部に記憶された所定距離又は所定面積と比較し、算出された紙幣下端からの距離又は面積が、所定距離又は所定面積に満たず、所定状態で挟持できないと判断し場合、紙幣放出位置を変更する。すなわち、制御部35が、紙幣の搬送状態に基づき、放出時に挟持搬送ベルト300、400が紙幣を所定距離又は所定面積で挟持できる位置を算出し、紙幣放出位置を、通常の紙幣放出位置(第一の放出位置)から、放出時に挟持搬送ベルト300、400が紙幣を所定距離又は所定面積で挟持できる位置(第二の放出位置)に変更する。
例えば、図16のように、紙幣218がスキューしている場合、第一の放出位置2001を紙幣放出位置とすると、紙幣218の下端から所定距離又は所定面積を挟持できないが、図17に示すように、紙幣放出位置を、第一の放出位置2001から第二の放出位置2002に変更した場合、紙幣218の下端から所定距離又は所定面積を挟持できる。この場合、制御部35は、紙幣放出位置の変更可能と判断する。図13の連鎖紙幣218b、cや図19の折れ紙幣も同様の処理が可能である。
次に、S1005において述べた紙幣放出位置の変更要否の判断方法について述べる。
紙幣取扱装置1は、前述の仮定条件のもと、紙幣218の搬送状態に基づき、放出時に挟持搬送ベルト300、400が紙幣218を所定距離以上又は所定面積以上で挟持できる位置のうち、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置1が紙幣から取得した紙幣の情報に基づき、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報を考慮した場合に適した紙幣放出位置がある場合は、通常の紙幣放出位置(第一の放出位置)から、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報を考慮した場合に適した紙幣放出位置(第三の放出位置)へ変更要と判断する。
一方、紙幣218の搬送状態に基づき、放出時に挟持搬送ベルト300、400が紙幣を所定距離以上又は所定面積以上で挟持できる位置のうち、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置1が紙幣から取得した紙幣の情報に基づき、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報を考慮した場合に適した紙幣放出位置がない場合は、通常の紙幣放出位置(第一の放出位置)から、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報を考慮した場合に適した紙幣の放出位置(第三の放出位置)へ変更不要と判断する。
例えば、図16のように、紙幣218がスキューしている場合、第一の放出位置2001を紙幣放出位置とすると、紙幣218の下端から所定距離又は所定面積を挟持できないが、図17に示すように、紙幣放出位置を、第一の放出位置2001から第二の放出位置2002に変更した場合、紙幣218の下端から所定距離又は所定面積を挟持できる。この場合でも、制御部35が外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置1が紙幣から取得した紙幣の情報に基づき、紙幣218の下端から所定距離又は所定面積以上を挟持できる範囲で、更に異なる紙幣の放出位置2003(第三の放出位置)に変更した方が良いと判断した場合は、紙幣放出位置の変更要と判断する。図13の連鎖紙幣218b、cや図19の折れ紙幣も同様の処理が可能となる。
続いて、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が取得した紙幣の情報を考慮した場合に適した紙幣放出位置について説明する。
外部環境に基づき第一の運用形態と第二の運用形態を切り替える(S1001)、又は第一の運用形態の紙幣放出位置を変更する方法(S1005)としては、例えば、室外に設置された現金自動取引装置が、所定値以上の風速情報、雨量情報等を取得した場合、制御部35が、第一の運用形態は用いず、第二の運用形態を用いるように制御することで、紙幣が風により不安定になったり、雨に濡れることを抑止することが可能となる。また、所定値以上の風速情報、雨量情報等を取得した場合、制御部35が、第一の放出位置よりも、挟持搬送ベルト300、400が紙幣を挟持できる距離が長く又は面積が大きくなる位置(第三の放出位置)に、紙幣放出位置を変更する。これにより、第一の放出位置のときよりも、安定して紙幣を保持可能となるとともに、収納部204の外部に紙幣が出ている量、面積を少なくすることが可能となり、風により紙幣が不安定になることや、雨に濡れることを防止できる。
なお、外部環境に基づき第一の運用形態と第二の運用形態を切り替える(S1001)、又は第一の運用形態の紙幣放出位置を変更する方法(S1005)のいずれを採用するかについては、図示しない記憶部にそれぞれの外部環境情報ごとに第一の外部環境所定値と第二の外部環境所定値を有し、例えば、風速が、第一の外部環境所定値以上(例えば、強風)の場合、第二の運用形態を採用し、第一の外部環境所定値未満、第二の外部環境所定値以上(例えば、弱風)の場合、第一の運用形態で第三の放出位置を採用し、第二の外部環境所定値未満の場合、第一の運用形態で第一の放出位置を採用する。雨量等についても同様である。
一方、利用者の情報に基づき第一の運用形態と第二の運用形態を切り替える(S1002)、又は第一の運用形態の紙幣放出位置を変更する方法(S1005)としては、例えば、現金自動取引装置の有する顧客検知センサが、利用者の高さを検知し、検知した高さに応じて、制御部35が、高さが利用者所定値以上の利用者の場合は、第二の運用形態を用い、利用者所定値未満の場合は、第一の運用形態を用いるように制御する。
上述の実施形態の一部を以下のように変更することで、他の実施形態も可能となる。
例えば、運用形態処理で使用する紙幣取扱装置が取得した紙幣の情報として、前述した紙幣の搬送状態の他に紙幣の種類(金種、材質、サイズを含む)、紙幣の損傷度を用いる。例えば、紙幣取扱装置が紙幣識別部30又は入出金口部20のセンサにより取得した紙幣の種類又はサイズに応じて、紙幣放出位置を決定、変更する(S1004、S1005、S1006、S1008、S1009)。小さなサイズの紙幣は、大きなサイズの紙幣より挟持する紙幣下端からの距離又は面積を、短く又は小さくなる位置を紙幣放出位置とすることにより、利用者が紙幣を抜き取る際の抜き取り代を確保することが可能となる。
また、紙幣取扱装置が紙幣識別部30又は入出金口部20のセンサにより取得した紙幣の損傷度により、紙幣放出位置を決定、変更する(S1004、S1005、S1006、S1008、S1009)。損傷度の大きい紙幣は、損傷度の少ない紙幣より挟持する紙幣下端からの距離又は面積を、長く又は大きくなる位置を紙幣放出位置とすることにより、損傷によりコシがなくなった紙幣や、一部が切れた紙幣でも安定して挟持し、利用者に確実に渡すことが可能となる。
続いて、前述した所定状態で挟持可能か否かの判断(S1004)について他の実施形態について説明する。所定状態で挟持可能か否かの判断をする方法としては、紙幣下端からの距離又は面積を算出する方法の他に、スキュー角に基づき判断する方法がある。例えば、紙幣識別部30により取得した紙幣の搬送状態のイメージ画像、又は収納部204のセンサにより、紙幣のスキュー角を算出し、所定のスキュー角以内の紙幣は、所定状態で挟持可能として、第一の運用形態を用いて利用者に放出し、所定のスキュー角を越えている紙幣は、所定状態で挟持不可として、第二の運用形態を用いて利用者に放出してもよい。
また、上述の実施形態では、挟持搬送ベルト300、400が挟持する紙幣下端からの距離又は面積の観点から紙幣放出位置を変更する形態とした(S1004、S1005、S1006、S1008、S1009)が、別の方法として、挟持搬送ベルト300、400が紙幣を挟持する際の、挟持力又は挟持距離を算出、決定、変更する方法を用いる方法もある。
例えば、ポリマー紙幣など紙幣の材質、紙幣固有の特性に基づき挟持力又は挟持距離を算出、決定する方法や、紙幣識別部30、収納部204のセンサにより検知した結果による紙幣の搬送状態、損傷度、劣化の程度などに基づき挟持力又は挟持距離を算出、決定する。具体的な挟持力の大きさは又は挟持距離は、紙幣の種類(材質を含む)、紙幣の損傷度や劣化、枚数などから実験等により算出され、図示しない記憶部に記憶された所定の挟持力又は挟持距離を基準として、収納部204に搬送された紙幣の種類(材質を含む)、紙幣の損傷度や劣化の程度、枚数に応じて、紙幣放出時に紙幣を挟持する力を算出、決定する。
また、挟持搬送ベルト300、400が挟持する紙幣下端からの距離又は面積の観点同様に、外部環境、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が取得した紙幣の情報を考慮して、挟持搬送ベルト300、400が紙幣を挟持する際の、挟持力又は挟持距離を算出、決定、変更してもよい。
また、上述の実施形態では、紙幣取扱装置1は、紙幣放出位置変更不可の場合(S1009:N)に、補正動作(S1010)を実施するとしたが、紙幣識別部30、又は収納部204のセンサにより、紙幣の傾きを検知した場合に実施してもよい。これにより、紙幣の下端を整列することが可能となり、整った紙幣を利用者に放出することが可能となる。また、紙幣サイズの異なる紙幣が出金される場合には、簡易なセンサでは、小さな紙幣の傾きが検知できない場合があるため、収納部204に集積されたら必ず補正動作を実施しても良い。これにより、収納部204のセンサで十分に紙幣の搬送状態を検知できない場合でも、紙幣の下端を整列させることが可能となる。
また、上述の実施形態では、補正動作(S1010)として、挟持搬送ベルト300、400で挟持し、持ち上げ、挟持搬送ベルト300、400の挟持を解除し、落下させることにより紙幣の下端を揃える動作を説明したが、搬送ベルト300、400の挟持をせずに、搬送ベルト300、400を回転させることにより、集積された紙幣に振動を与えることで、紙幣を揃えても良い。
また、紙幣識別部30や収納部204のセンサに基づき紙幣の搬送状態を取得するとしたが、どこのセンサであっても、紙幣の搬送状態がわかれば紙幣識別部30や収納部204のセンサに限らない。
以上のように、外部環境の情報、運用形態の情報、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報に基づき、2種類の運用形態を変更する運用形態決定処理を有することにより、利用者の利便性を確保しつつ、安全な放出処理が可能な紙幣取扱装置又は現金自動取引装置の提供が可能となる。
また、外部環境の情報、運用形態の情報、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報に基づき、紙幣の紙幣放出位置、紙幣の放出量を変更する運用形態決定処理を有することにより、利用者の利便性を確保しつつ、安全な放出処理が可能な紙幣取扱装置又は現金自動取引装置の提供が可能となる。
また、運用形態決定処理は、外部環境の情報、運用形態の情報、利用者の情報、又は紙幣取扱装置が紙幣から取得した紙幣の情報に基づき、紙幣の挟持力又は挟持距離、保持力を変更する運用形態決定処理を有することにより、利用者の利便性を確保しつつ、安全な放出処理が可能な紙幣取扱装置又は現金自動取引装置の提供が可能となる。
特に、第一の運用形態において紙幣放出位置、紙幣の放出量、紙幣の挟持力又は挟持距離、保持力を変更することで、利用者が抜き取り前に紙幣を落下させることのない高信頼性及び、利用者が紙幣を容易に授受できるだけの十分な掴み代を確保できる利用しやすさを両立できる装置が提供できる。
1…紙幣取扱装置、1a…上部搬送機構、1b…下部紙幣機構、20…入出金口部、20a…開口部、30…紙幣識別部、35…制御部、40…一時保管庫、50…紙幣搬送路、60…入金庫、61…取忘回収庫、62…偽券回収庫、63…リジェクト庫、70…出金庫、80…リサイクル庫、81…装填・回収庫、101…現金自動取引装置、101a…上部正面板、101b…装置筐体、101e…電源部、102…カード・明細票処理機構、102a…カードスロット、105…顧客操作部、106…金庫筐体、107…本体制御部、107a…バス、107b…インターフェース部、107c…係員操作部、107d…外部記憶装置、201…シャッタ、202…入出金方向、202…矢印、203a…押板、203b…前板、204…収納部、205a…ピックローラ、205b…分離ローラ、205c…ゲートローラ、206…矢印、207…スタックローラ、208…矢印、209…前クランプ、210…後クランプ、211…ストッパ、212…矢印、213…矢印、214…矢印、215a…矢印、215b…矢印、216…矢印、217…矢印、218,218a,218b…紙幣、219a〜219b…矢印、300…後クランプベルト、301…後クランプ駆動シャフト、302,303,304…後クランプ駆動プーリ、305…スライドプレート、306,307…後クランプ搬送プーリ、308…後クランプ駆動ベルト、400…前クランプベルト、401,402,403…前クランプ駆動ベルト、404,405…前クランプ搬送プーリ、501…搬送路、502,503,504,505,506,507…切り替えゲート、501a〜501qおよび901a〜901eおよび903a〜903e…矢印、601…底板、602…異物受箱、603…フレーム、604…スライド溝、700…仕切板、701…上仕切板、702…下仕切板、703…支点シャフト、704…仕切板突起部、705…矢印、705a,705b…仕切板の位置、801、802…矢印、901…搬送路、902…切り替えゲート、M1…アクチュエータ(前クランプベルト)、M2…アクチュエータ(ストッパ)、M3…アクチュエータ(シャッタ)、M4…アクチュエータ(後クランプベルト)、M5…アクチュエータ(前クランプ)、M6…アクチュエータ(後クランプ)、M7…アクチュエータ(押板)、M8…アクチュエータ(仕切板)、S1,S2,S3…センサ、X1,X2…前板位置、Y1,Y2,Y3,Y4…押板位置、Z1,Z2,Z3…仕切板位置、A…断面,C…支点

Claims (6)

  1. 利用者が紙葉類を投入もしくは受け取る為の開口部と、前記開口部よりも装置内側で装置内から利用者に放出する紙葉類を集積する紙葉類保留部と、前記紙葉類保留部に紙葉類を搬送する搬送手段とを設けた紙葉類取扱装置において、
    前記搬送手段により搬送される紙葉類の搬送状態又は損傷度を検知する搬送状態検知部と、
    前記紙葉類保留部に収納された紙葉類を挟持して利用者に放出する挟持部と、
    前記搬送状態検知部の取得した紙葉類の搬送状態又は損傷度に応じて、前記挟持部が利用者に紙葉類を放出する位置を変更する制御部とを有する紙葉類取扱装置。
  2. 請求項1に記載の紙葉類取扱装置であって、
    前記制御部が、前記搬送状態検知部の取得した紙葉類の搬送状態又は損傷度に基づき、利用者に紙葉類を放出する位置である第一の紙葉類放出位置において、前記挟持部により紙葉類を所定状態で挟持できると判断した場合、
    前記挟持部は、前記紙葉類保留部に集積された紙葉類を利用者に放出する第一の紙葉類放出位置に搬送し、紙葉類を放出することを特徴とする請求項1記載の紙葉類取扱装置。
  3. 請求項1に記載の紙葉類取扱装置であって、
    前記制御部は、紙葉類を利用者に放出する第一の紙葉類放出位置において、前記挟持部により紙葉類を所定状態で挟持できないと判断し、前記第一の紙葉類放出位置と異なる第二の紙葉類放出位置において、前記挟持部により紙葉類を所定状態で挟持できると判断した場合、
    前記挟持部は、前記紙葉類保留部に集積された紙葉類を利用者に放出する第二の紙葉類放出位置に搬送し、紙葉類を放出することを特徴とする請求項2記載の紙葉類取扱装置。
  4. 請求項1に記載の紙葉類取扱装置であって、
    前記挟持部は、紙葉類を挟持する位置と、紙葉類を挟持せず前記紙葉類保留部の外側の位置との間を移動し、
    前記制御部が、前記紙葉類の搬送状態又は損傷度に基づき前記挟持部により紙葉類を所定状態で挟持でないと判断した場合、
    前記挟持部は、前記紙葉類保留部の外側に位置し、前記紙葉類保留部に紙葉類を集積した状態で利用者に紙葉類を放出することを特徴とする請求項1記載の紙葉類取扱装置。
  5. 利用者が紙葉類を投入もしくは受け取る為の開口部と、前記開口部よりも装置内側で装置内から利用者に放出する紙葉類を集積する紙葉類保留部と、前記紙葉類保留部に紙葉類を搬送する搬送手段とを設けた紙葉類取扱装置において、
    前記搬送手段により搬送される紙葉類の搬送状態又は損傷度を検知する搬送状態検知部と、
    前記紙葉類保留部に収納された紙葉類を挟持して利用者に放出する挟持部と、
    前記搬送状態検知部の取得した紙葉類の搬送状態又は損傷度に基づき、前記挟持部が利用者に紙葉類を放出するか、前記紙葉類保留部に紙葉類を集積した状態で利用者に紙葉類を放出するかを決定する制御部とを有する紙葉類取扱装置。
  6. 利用者が紙葉類を投入もしくは受け取る為の開口部と、前記開口部よりも装置内側で装置内から利用者に放出する紙葉類を集積する紙葉類保留部と、前記紙葉類保留部に紙葉類を搬送する搬送手段とを設けた紙葉類取扱装置において、
    前記搬送手段により搬送される紙葉類の搬送状態又は損傷度を検知する搬送状態検知部と、
    前記紙葉類保留部に収納された紙葉類を挟持して利用者に放出する挟持部と、
    前記搬送状態検知部の取得した紙葉類の搬送状態又は損傷度に応じて、前記挟持部の紙葉類を挟持する力を変更する制御部とを有する紙葉類取扱装置。
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